歴史的建造物の「横浜郵船ビル」を全面的に保存 地上21階、高さ約99mの「(仮称)横浜市中区海岸通計画」 2022年12月6日の状況
-(仮称)横浜市中区海岸通計画-
「神奈川県警察本部」の西側に歴史的建造物の「横浜郵船ビル」があります。「日本郵船」と「三菱地所」は、歴史的建造物の「横浜郵船ビル」の大部分を、保全・活用して建て替えます。
再開発予定地は、西側の「横浜郵船ビル」と東側「横濱ビル」です。2棟共に「日本郵船」が100%出資する「郵船不動産」が所有しています。「三菱地所」はもちろんですが、「日本郵船」も「三菱金曜会」の有力企業です。
計画名は「(仮称)横浜市中区海岸通計画」で、地上22階、塔屋2階、地下2階、高さ約112m(正確には111,100m)、延床面積約88,600㎡の超高層ビルを建設します。
横浜市は2021年10月11日に、(仮称)横浜市中区海岸通計画に係る第2分類事業判定届出書添付資料の閲覧を行いました。全面的とも言える計画の大幅な見直しが行われました。
当初は西側の歴史的建造物の「横浜郵船ビル」の大部分を、保全・活用して建て替えを計画していましたが、「横浜郵船ビル」を全面的に保存する事になりました。東側の「横濱ビル」のみの建て替えとなり、それに伴い概要も大幅に変更になりました。
引用資料 横浜市・公式HP(2021/10/29)
第64回横浜市都市美対策審議会景観審査部会議事録(令和3年9月6日開催)
(仮称)横浜市中区海岸通計画の概要
◆ 所在地-横浜市中区海岸通三丁目9番
◆ 交通-横浜高速鉄道みなとみらい線「馬車道」駅徒歩3分、JR「桜木町」駅徒歩10分、JR「関内」駅徒歩10分
◆ 階数-(A-1地区)地上21階、塔屋1階、地下1階、(A-2地区)地上7階、地下1階、(A-3地区)地上2階、塔屋1階、地下0階
◆ 高さ-(A-1地区)最高部約99m、建築物約99m、(A-2地区)約26m、(A-3地区)約18m
◆ 敷地面積-(施設全体)約10,550㎡、(A-1地区)約5,000㎡
◆ 建築面積-(施設全体)約6,500㎡、(A-1地区)約3,500㎡
◆ 延床面積-(施設全体)約81,400㎡ 、(A-1地区)約72,800㎡
◆ 用途-オフィス、商業等
◆ 建築主-日本郵船、三菱地所
◆ 設計者-三菱地所設計
◆ 施工者-(未定)
◆ 解体工事-2022年02月15日~2023年06月30日予定
◆ 着工-2024年予定
◆ 竣工-2027年予定
◆ 供用開始-2027年予定
「歴史的な街並み、商住エリアからの景観に配慮した高層デザインの考え方」です。
「歴史的建造物の意匠を尊重した景観形成の考え方」です。
「施設断面図(東西)」です。東側の「横濱ビル」のみの建て替えとなり、最高高さが約99mに変更になりました。
「施設断面図(南北)」です。
「施設配置図」です。
「地区計画の区域(案)」です。
「位置図」です。
「(仮称)横浜市中区海岸通計画」の2022年12月6日の状況です。
東側「横濱ビル」です。解体工事が行われています。解体工事の工期は、2022年2月15日~2023年6月30日(予定)となっています。
東側「横濱ビル」と西側の「横浜郵船ビル」の境目です。
西側の歴史的建造物「横浜郵船ビル」です。
「横浜郵船ビル」を全面的に保存する事になりました。
| 固定リンク
« 横浜みなとみらい21地区 国土交通省の15官署が入居する「横浜地方合同庁舎(仮称)整備等事業」 2022年12月6日の建設状況 | トップページ | JR中野駅南口 オフィス棟と住宅棟の超高層ツインタワー「中野二丁目地区第一種市街地再開発事業」 2022年12月中旬の建設状況 »
「201 神奈川県・横浜市」カテゴリの記事
- 川崎市 「JFEホールディングス」の敷地 マテリアル(素材)から世界を変える産業拠点 「(仮称)南渡田北地区北側開発計画」に係る条例環境影響評価審査書(2025.01.12)
- 横浜市 高さ約195m・約180m・約165mのトリプルタワー「(仮称)東高島駅北地区 C地区棟計画」 2024年10月~2025年3月の作業工程(2024.12.22)
- 「ホンダ(本田技研工業)」と「日産自動車」が経営統合へ協議 実現すれば世界販売台数で3位の自動車グループが誕生!(2024.12.19)
- みなとみらい21中央地区53街区 竣工した高さ約158mと高さ約90mの「横浜シンフォステージ(YOKOHAMA SYMPHOSTAGE)」(2024.12.23)
- 地上32階、高さ約170m「関内駅前港町地区第一種市街地再開発事業」 & 地上21階、高さ約120m「関内駅前北口地区第一種市街地再開発事業」 環境影響評価書の縦覧!(2024.12.02)