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2023年2月 4日 (土)

国家戦略特区 地上43階、高さ約230mの「(仮称)八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」変更届の縦覧 規模が拡大!

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-(仮称)八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業-

 東京駅の八重洲口では、北側の「(仮称)東京駅前八重洲一丁目東地区第一種市街地再開発事業」、中央の「(仮称)八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業」、南側の「(仮称)八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」が計画されています。

 その中で、最も進んでいるのが「(仮称)八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業」です。地上45階、塔屋2階、地下4階、高さ約240mの巨大な超高層複合ビルが建設されます。2018年12月3日に起工式が執り行われました。「東京ミッドタウン八重洲」として2022年9月17日に先行オープンしました。

 3地区で最大規模なのが「(仮称)八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」です。当初計画では、2020年4月着工~2023年5月末竣工の予定でしたが、2022年度着工~2025年度竣工の予定に延期、更に延期されて、2024年度着工~2028年度竣工を想定しています。

 「東京都」は、都市再開発法第11条第1項の規定に基づき、八重洲二丁目中地区市街地再開発組合の設立を2021年10月19日に認可しました。市街地再開発事業の施行により、土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新を図り、国際都市東京の玄関口として高次な機能集積と都市基盤の強化を実現します。

 概要は、地上43階、塔屋3階、地下3階、高さ約226m、建築面積約388,330㎡です。当初計画の、地上46階、塔屋1階、地下4階、高さ約240m、延床面積約418,000㎡から規模が縮小されました。

● 変更届の縦覧!
 東京都環境局は、「八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」変更届の縦覧を行っています。2021年10月18日に公開された「イメージパース」と比べると少しデザインが変更になっています。

 引用資料 東京都環境局(2023/01/31)
 「八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」変更届

 概要は、2度目の変更ですが、階数が、地上43階、塔屋1階、地下3階、高さ約230m、延床面積約400,000㎡に変更されています。高さや延床面積が拡大されいます。

(仮称)八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-東京都中央区八重洲二丁目4番、5番、6番、7番
◆ 交通-JR「東京」駅、東京メトロ丸の内線「東京」駅、東京メトロ銀座線「京橋」駅、東京メトロ東西線・銀座線・都営浅草線「日本橋」駅
◆ 階数-地上43階、塔屋1階、地下3階(地上43階、塔屋3階、地下3階から変更)
◆ 高さ-最高部約230m(約226mから変更)
◆ 施行面積-約22,000㎡
◆ 敷地面積-約19,500㎡
◆ 建築面積-約15,700㎡
◆ 延床面積-約400,000㎡(約388,330㎡から変更)
◆ 構造-鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 用途-オフィス、店舗、劇場、居住・滞在施設(サービスアパートメント)、インターナショナルスクール、バスターミナル、駐車場 等車場
◆ 基礎工法-直接基礎(東京礫層を支持地盤とする)
◆ 建築主-八重洲二丁目中地区市街地再開発組合(参加組合員 三井不動産、鹿島建設、住友不動産、阪急阪神不動産、ヒューリック、UR都市機構)
◆ 基本設計-日建設計
◆ 施工者-(未定)
◆ 着工-2023年度予定
◆ 竣工-2028年度予定
◆ 開業-2028年度予定
◆ 総事業費-約3,172億円(調査設計計画費約84億円、土地整備費約123億円、補償費約723億円、工事費約2,062億円、事務費等約180億)


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変更前のイメージパース
 2021年10月18日に公開された「イメージパース」です。一番上の最新のイメージパースは、「東京ミッドタウン八重洲」に似せたデザインに変更になっています。「(仮称)八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」の名称は、「東京ミッドタウン八重洲 サウスタワー」になるかも?

 引用資料 東京都・報道発表資料(2021/10/18)
 八重洲二丁目中地区市街地再開発組合の設立を認可します


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「断面図(南北断面)」です。


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「断面図(東西断面)」です。


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「1階平面図」です(引用:東京都)。


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「地下1階平面図」です(引用:東京都)。


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「配置計画図」です。


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「位置図」です。


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「全体工事工程」です。

● 逆打ち工法+順打ち工法の複合工法!
 地下外周部を「逆打ち工法」、地下中央部を「順打ち工法」で行います。外周部は、1階先行床を構築し、「逆打ち工法」にて順次躯体を構築します。地下中央部は、最下層の基礎部を構築後、地下部の鉄骨建方を行い、1階先行床を構築し、地下3階より順次上階へ構築する「順打ち工法」を採用します。

 基礎工法は「直接基礎」です。全体工事工程に「杭工事」とありますが、逆打ち工法で「構真柱(こうしんちゅう)」を建込むための「場所打ちコンクリート杭」です。そのため基礎工法は、東京礫層を支持地盤とするとする「直接基礎」です。


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「(仮称)八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」の予定地を南西側から見た様子です。


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南東側から見た様子です。


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北東側から見た様子です。



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