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2023年3月30日 (木)

高速道路の地下化 新しい日本橋の「まち」へ 首都高速道路日本橋区間地下化事業 2023年3月下旬の建設状況

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-首都高速道路日本橋区間地下化事業-

 日本橋川上空を走る首都高 都心環状線は、1964年の東京オリンピックを翌年に控えた1963年12月21日に開通しました。既に建物が密集した東京都心部においては、モータリゼーションの急拡大による交通需要の増加に早急に対応するために、川や道路などの公用地の上空を使用して建設を行いました。

 開通から半世紀以上が経過した、日本橋川上空の首都高。構造物の高齢化に加え、この区間は1日あたり約10万台の自動車が走行する過酷な使用状況にあり、支承部の疲労き裂やコンクリート床版のひび割れなど多数の損傷が発生しています。きめ細やかな点検と補修により、お客様の安全・安心を追求していますが、長期的な安全性の確保のために抜本的な対策が必要となっています。

 きめ細やかな点検と適切な補修により、日々の安全・安心を確保していますが、構造物の長期的な安全性を確保するため、長期の耐久性と維持管理性を備えたより優れた構造へリニューアルを進めています。また、建物の地下にトンネルを整備することで、日本橋のまちづくりと一体となって、地域の魅力のさらなる向上に貢献します。

 引用資料 首都高速道路
 新しい道へ!日本橋へ! 首都高速道路日本橋区間地下化事業

 「首都高日本橋地下化検討会」が設置され、日本橋周辺のまちづくりと連携し、首都高の地下化に向けて、検討が行われました。その後、2019年に神田橋JCT~江戸橋JCT間を地下ルートで整備することが決定しました。


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「首都高速道路日本橋区間地下化事業」の事業区間」です。


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「日本橋川」上空の「首都高速道路」の2023年3月下旬の状況です(写真提供SOCIO34050氏)。


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「日本橋」です(写真提供SOCIO34050氏)。


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MBG 24(CSM掘削機)

 ドイツ「バウアー社(BAUER Maschinen GmbH)」の「MBG 24」です。「クアトロサイドカッター」もしくは「タンデムサイドカッター」です。下のカッターの部分しか見えないので判断出来ません(写真提供SOCIO34050氏)。

 カッターが上下4つあれば「クアトロサイドカッター」、カッターが下のみの2つなら「タンデムサイドカッター」となります。「CSM工法」により鋼製地中連続壁の「土留め壁」を構築しています

● CSM工法
 「CSM工法」とは、「水平多軸回転カッター」を用いて「土」と「セメントミルク」を原位置で攪拌(かくはん)混合し、等壁厚の「ソイルセメント壁体(土留め壁、山留め壁、遮水壁等)」を構築する工法です。


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「高速道路出入口の撤去工事」を行っています(写真提供SOCIO34050氏)。



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