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2023年4月

2023年4月30日 (日)

ソニーグループ 2023年3月期の連結業績 売上高11兆5398億円、営業利益1兆2082億円 売上高、営業利益共に過去最高を更新!

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-ソニーグループ-

 東京都港区港南一丁目7-1にあるソニーグループの本社である「ソニーシティ」です。地上20階、塔屋2階、地下2階、高さ99.400m、延床面積 162,887.57㎡です。2006年9月に竣工しました。

 「ソニーグループ」は、今は完全復活を遂げていますが、一時期はリストラに聖域を設けず、資産売却を加速していました。日本の電機メーカーの中でも「負け組」の烙印を押されていました。2010年代前半がまるでウソのような復活ぶりです。

 「ソニーグループ」は、2023年4月28日に「2023年3月期(2022年4月1日~2023年3月31日)」の連結決算を発表しました。売上高11,539,837百万円(前期比16.3%増)、営業利益1,208,206百万円(前期比0.5%増)といずれも過去最高を記録しました。


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2022年3月期の連結業績
 「ソニーグループ」は、2023年4月28日に「2023年3月期(2022年4月1日~2023年3月31日)」の連結決算を発表しました。売上高11,539,837百万円(前期比16.3%増)、営業利益1,208,206百万円(前期比0.5%増)といずれも過去最高を記録しました。

 ソニーグループ(PDF:2023/04/28)
 2023年3月期 決算短信〔IFRS〕(連結)

● 2024年3月期の連結業績予想
 2024年3月期の連結業績予想(2023年4月1日~2024年3月31日)は、売上高11,500,000百万円(前年同期比0.3%減)、営業利益1,170,000百万円(前年同期比3.2%減)の業績予想をしています。

ソニーグループの連結決算(売上高/営業利益)
-----------------------------------------
1998年3月     6,755,490百万円    520,210百万円
1999年3月     6,794,619百万円    338,649百万円
2000年3月     6,686,661百万円    223,204百万円
-----------------------------------------
2001年3月     7,314,824百万円    225,346百万円
2002年3月     7,578,300百万円    134,600百万円
2003年3月     7,473,600百万円    185,400百万円
2004年3月     7,496,400百万円      89,900百万円
2005年3月     7,159,600百万円     113,900百万円
2006年3月     7,510,600百万円     226,400百万円
2007年3月     8,295,700百万円      71,800百万円
2008年3月     8,871,400百万円     457,300百万円
2009年3月     7,730,000百万円  △227,800百万円
2010年3月     7,213,998百万円      31,772百万円
-----------------------------------------
2011年3月     7,181,273百万円     199,821百万円
2012年3月     6,492,312百万円    △67,275百万円
2013年3月     6,800,851百万円     230,100百万円
2014年3月     7,767,266百万円       26,495百万円
2015年3月     8,215,800百万円       68,548百万円
2016年3月     8,105,712百万円     294,197百万円
2017年3月     7,603,250百万円     288,702百万円
2018年3月     8,543,982百万円     734,860百万円
2019年3月     8,665,687百万円     894,235百万円
2020年3月     8,259,885百万円     845,459百万円
-----------------------------------------
2021年3月     8,999,360百万円     971,865百万円
2022年3月     9,921,513百万円   1,202,339百万円
2023年3月   11,539,837百万円   1,208,206百万円

2024年3月期予想
2024年3月   11,500,000百万円   1,170,000百万円(会)
2024年3月   11,876,084百万円   1,253,727百万円(コ)

(備考) (会)は会社予想、(コ)はアナリスト予想(コンセンサス)です。コンセンサスは頻繁に変更されます。上記のコンセンサスは2023年4月30日時点の数値です。


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分野別の2022年度の業績概況及び2023年度の見通し

 「ゲーム&ネットワークサービス(G&NS)、音楽、映画、イメージング&センシング・ソリューション(I&SS)」で、2022年度と比較して2023年度の見通しが増加しているのに、トータルで減収を予想しているのは、「金融」が大幅に減収になるためです。これは「金融」の業績が大幅に悪化するのではなく、「2023年度は、IFRS第17号の適用に伴い、生命保険事業において、従来は保険料収入に含まれていた解約返戻金相当額が収入から控除される」という会計上変更の理由です。

● 2022年度のイメージ、センサーの市場シェアは51%!
 「ソニーグループ」と「サムスン電子」は、イメージセンサーの市場で激しいシェア争いを繰り広げています。2021年度における市場シェアは、金額ベースでソニーグループが45%、サムスン電子が26%でした。

 2022年度のソニーグループの市場シェアは51%に達しています。ソニーグループは、モバイルセンサーの大判化や高画質、高性能のトレンドを牽引しています。スマホ需要減で逆風下のイメージセンサー市場ですが、大判化でソニーグループが独り勝ち状態となりました。



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2023年4月29日 (土)

京葉線から武蔵野線が分岐する鉄道の要衝「南船橋駅」 ライフスタイル型商業施設「(仮称)南船橋駅前商業施設計画」 2023年4月下旬の建設状況

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-JR南船橋駅南口市有地活用事業-

 「南船橋駅南口地区」は、JR京葉線南船橋駅南口の駅前に位置し、官民連携事業等の実施によって、臨海部における賑わいの創出と回遊性の向上に寄与する魅力的なまちづくりを進めていく地区です。

 緑豊かな広場空間を駅前に配置することにより憩いと賑わいを提供し、周辺環境と調和を図りつつ、新たな回遊拠点を創出することをテーマにまちづくりを進めていきます。広場を中心としたまちづくりを行うことにより、地域が一体となる臨海部の玄関口を形成していきます。

 「船橋市」は、JR南船橋駅南口市有地活用事業の事業者募集で、「三井不動産グループ」を優先交渉権者に選定しています。大規模な広場空間を中心に商業施設、居住施設等を配置することで憩いと賑わいを提供し、新たな回遊拠点を創出することを提案しています。住む人、働く人、訪れる人が自分の居場所(庭)と思える広場、「まちの庭」を開発コンセプトとしています。

● (仮称)南船橋駅前商業施設計画
 「三井不動産」は、千葉県船橋市にてライフスタイル型商業施設「(仮称)南船橋駅前商業施設計画」を建築着工した。開業は2023年冬を予定しています。

 引用資料 三井不動産(2022/11/17)
 「(仮称)南船橋駅前商業施設計画」建築着工 2023年冬開業予定 ~賑わいを生む、南船橋エリアの玄関口となるライフスタイル型商業施設が誕生~

 「(仮称)南船橋駅前商業施設計画」は、船橋市が実施した「JR南船橋駅南口市有地活用事業」の事業者公募において「三井不動産」が選定されたものです。駅前市有地の高いポテンシャルを活用し、官民連携による開発を推進することにより、臨海部の玄関口としてふさわしい拠点形成を含めた魅力的なまちづくりを実現するとともに、賑わいの創出や回遊性の向上を図ります。

 計画地はJR京葉線・武蔵野線「南船橋」駅前の利便性の高い立地で、JR京葉線、武蔵野線、京成電鉄(船橋競馬場駅)の2駅3路線が利用可能です。また三井不動産グループが管理・運営する「三井ショッピングパーク ららぽーとTOKYO-BAY」や現在建設中の「LaLa arena TOKYO-BAY」にも近接しており、南船橋エリア全体での回遊や連携を図ることにより、エリア全体の魅力を高めます。

(仮称)南船橋駅前商業施設計画の概要
◆ 所在地-千葉県船橋市若松二丁目1番4他
◆ 交通-JR京葉線・武蔵野線「南船橋」駅
◆ 階数-地上2階、地下0階
◆ 敷地面積-約16,740㎡
◆ 延床面積-約11,200㎡
◆ 店舗面積-約8,200㎡
◆ 構造-鉄骨造
◆ 用途-店舗
◆ 店舗数-約40店舗
◆ 駐車台数-約10台
◆ 建築主-三井不動産
◆ 設計者-(基本設計)東急設計コンサルタント、(実施設計)三井住友建設
◆ 環境デザイン-ノンスケール、E-DESIGN
◆ 監理者-三井住友建設
◆ 施工者-三井住友建設
◆ 着工-2022年11月
◆ 竣工-2023年冬予定
◆ 開業-2023年冬予定


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「外観イメージ(西側より)」です。


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「外観イメージ(北西側より)」です。


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「広場 鳥瞰イメージ(東側より)」です。


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「建物配置図」です。


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「狭域図」です。


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「広域図」です。


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「JR南船橋駅南口市有地活用事業」の2023年4月下旬の建設状況です(写真提供読者さん)。


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「B街区」です(写真提供読者さん)。


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「鉄骨建方」を行っています(写真提供読者さん)。


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地上から見た様子です。写真左側は「南口駅前広場」です(写真提供読者さん)。


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西側方向を見た様子です。写真右側は「南口駅前広場」です(写真提供読者さん)。


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「B街区」と「Ⅾ街区」は、歩行者デッキで結ばれます(写真提供読者さん)。


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「歩行者デッキ」を東側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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「Ⅾ街区」です(写真提供読者さん)。


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「Ⅾ街区」のアップです(写真提供読者さん)。


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「Ⅾ街区」とJR京葉線「南船橋」駅は、歩行者デッキで直結します(写真提供読者さん)。

   
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「JR南船橋駅南口市有地活用事業(B街区北棟)」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。


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「JR南船橋駅南口市有地活用事業(Ð街区)」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。



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2023年4月28日 (金)

超優良企業の「信越化学工業」 2023年3月期の連結業績 売上高2兆8088億円、営業利益9982億円 営業利益約1兆円の驚異的な好決算!

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-信越化学工業-

 超優良企業でも最終製品(消費者に販売可能な製品)を販売していない会社は意外と一般に知られていない会社が多いです。取引の形態が、BtoB(Business to Business)主体の「信越化学工業」もその一つです。 

 「信越化学工業(Shin-Etsu Chemical Co., Ltd.)」は、東京都千代田区丸の内一丁目4番1号の「丸の内永楽ビルディング」に本社を置く日本の大手化学メーカーです。東証プライムに上場、日本国内において最大の時価総額および営業利益を誇る化学メーカーです。

 「信越化学工業」は超優良企業ですが、業績は長期に渡って停滞していました。しかし、2022年3月期に売上高が2兆円を突破、2023年3月 月期には、売上高2兆8088億円、営業利益9982億円、営業利益約1兆円の驚異的な好決算となりました。


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信越化学工業の連結決算

 「信越化学工業」は、2023年4月27日に2023年3月期(2022年4月1日~2023年3月31日)の連結決算を発表しました。売上高2,808,824百万円(前年同期比35.4%増)、営業利益998,202百万円(前年同期比47.6%増)となりました。

 信越化学工業 決算短信(PDF:2023/04/27)
 2023年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)

● 2024年3月期の連結業績予想
 「2024年3月期の連結業績予想(2023年4月1日~2024年3月31日)2024年3月期の連結業績及び配当予想につきましては、開示が可能となった時点で速やかに開示します。」となっています。ちなみにアナリスト予想(コンセンサス)では、売上高2,455,600百万円(前年同期比12.6%減)、営業利益800,000百万円(前年同期比19.9%減)と、大幅な減収・減益を予想しています。

信越化学工業の連結決算
-----------------------------------------
1998年3月      693,274百万円     82,079百万円
1999年3月      642,795百万円     86,322百万円
2000年3月      678,858百万円     87,465百万円
-----------------------------------------
2001年3月      807,484百万円   112.677百万円
2002年3月      775.096百万円   114,723百万円
2003年3月      797,532百万円   122,149百万円
2004年3月      832,804百万円   125,625百万円
2005年3月      967,486百万円   151,734百万円
2006年3月   1,127,915百万円   185,320百万円
2007年3月   1,304,695百万円   241,028百万円
2008年3月   1,376,364百万円   287,145百万円
2009年3月   1,200,813百万円   232,927百万円
2010年3月      916,837百万円   117,215百万円
-----------------------------------------
2011年3月   1,058,257百万円   149,221百万円
2012年3月   1,047,731百万円   149,632百万円
2013年3月   1,025,409百万円   157,403百万円
2014年3月   1,165,819百万円   173,809百万円
2015年3月   1,255,543百万円   185,329百万円
2016年3月   1,279,807百万円   208,525百万円
2017年3月   1,237,405百万円   238,617百万円
2018年3月   1,441,432百万円   336,822百万円
2019年3月   1,594,036百万円   403,705百万円
2020年3月   1,543,525百万円   406,041百万円
-----------------------------------------
2021年3月   1,496,906百万円   392,213百万円
2022年3月   2,074,428百万円   676,322百万円
2023年3月   2,808,824百万円   998,202百万円

2024年3月期予想
2024年3月   (信越化学工業は、現時点では非開示)
2024年3月   2,455,600百万円   800,000百万円(コ)

 
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マーケットシェア

 「信越化学工業」は創立以来、時代が求める様々な素材を開発・提供してきました。その優れた特性や機能性から、どの製品も高いマーケットシェアを確保しています。中でもインフラ整備の必需品となっている「塩化ビニル樹脂」、デジタル製品の基本素材である「半導体シリコン」は、他を圧倒する支持を得て、世界トップシェアを誇ります。

 引用資料 信越化学
 数字でひもとく、信越化学 

 また、高機能樹脂として多彩な用途で幅広く利用されている「シリコーン」は、国内1位となっています。それぞれの製品づくりにおいて技術革新を繰り返し、そのパフォーマンスを極めながら、絶えず世界No.1を目指すこと、それが信越化学の変わらぬ挑戦姿勢です。

● シリコーンとは?
 「シリコーン」は、「半導体シリコン」とは全く別のもので、シリコーン(Silicone)は、ケイ素と酸素からなるシロキサン結合(≡Si-O-Si≡)を骨格とし、そのケイ素(Si)にメチル基(-CH3)を主体とする有機基が結合したポリマーの総称です。



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2023年4月27日 (木)

UR都市機構 地上35階、高さ約180mの「(仮称)虎ノ門一丁目中央地区第一種市街地再開発事業」 概要を公表!

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-(仮称)虎ノ門一丁目中央地区第一種市街地再開発事業-
 「独立行政法人都市再生機構」は、都市再開発法に基づき、東京都港区虎ノ門一丁目の一部において、「(仮称)虎ノ門一丁目中央地区第一種市街地再開発事業」の施行を検討しています(Googleマップの衛星写真を引用)。

 引用資料 UR都市機構(PDF:2023/04/26)
 (仮称)虎ノ門一丁目中央地区第一種市街地再開発事業 事業パートナーの募集について〔東京都港区〕

 虎ノ門エリアは、特定都市再生緊急整備地域「東京都心・臨海地域」内に位置し、生活環境を備えた国際的なビジネス・交流拠点の整備、交通結節機能の強化を行うこととされています。

 港区の「新橋・虎ノ門地区まちづくりガイドライン」においては、国際的なビジネス・交流拠点の形成を目指し、周辺の新橋西エリアや新橋駅周辺エリアとともに、立地・資源を生かして多様な個性を持つ各エリアが補完し合い、連携することで、イノベーションが生まれ続けるビジネス交流の場を形成していくとされています。

 「(仮称)虎ノ門一丁目中央地区第一種市街地再開発事業」は、新橋から虎ノ門に至る地域全体の拠点性の強化の端緒となって、広域の基盤整備を推進し、回遊性の向上や公的空間の活用を目指します。併せて、当地区における都市環境の向上や、賑わい創出、周辺街区との連携による相乗効果により、虎ノ門エリア・新橋西エリア・新橋駅周辺エリアを含めた地域全体の魅力向上を目指します。

(仮称)虎ノ門一丁目中央地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-東京都港区虎ノ門一丁目内
◆ 交通-東京メトロ銀座線「虎ノ門」駅、東京メトロ日比谷線「虎ノ門ヒルズ」駅
◆ 階数-地上35階、地下3階
◆ 高さ-最高部約180m
◆ 事業検討区域面積-約10,000㎡
◆ 敷地面積-約6,500㎡
◆ 建築面積-(法定建蔽率80%)
◆ 延床面積-約112,000㎡
◆ 容積対象面積-(法定容積率700%)
◆ 用途-オフィス、その他(商業、業務支援、共同住宅)
◆ 建築主-UR都市機構(独立行政法人都市再生機構)


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「位置図」です。竣工済みの「虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー」と計画中の「虎ノ門一丁目東地区第一種市街地再開発事業」の間です。


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 「仮囲い」の左側が「(仮称)虎ノ門一丁目中央地区第一種市街地再開発事業」の予定地です。「仮囲い」の右側が「虎ノ門一丁目東地区第一種市街地再開発事業」の予定地です。


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虎ノ門一丁目東地区第一種市街地再開発事業

 「虎ノ門一丁目東地区第一種市街地再開発事業」は、竣工した「東京虎ノ門グローバルスクエア」の東側、東京メトロ銀座線虎ノ門駅の直上部に当たる「虎ノ門一丁目東地区」を対象に、地権者らが再開発準備組合を設立し、事業化を目指しています。ブロック内を東西に2本の道路が走る三つの街区を対象とします。

 中央日本土地建物グループの子会社である「日本土地建物」が、「独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)」および「住友不動産」ともに事業推進パートナーとして参画しています。

 「東京都」は、都市再開発法第11条第1項の規定に基づき、虎ノ門一丁目東地区市街地再開発組合の設立を2022年6月24日に認可しました。土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新を図り、銀座線虎ノ門駅と一体となった広場や歩行者通路の整備、産学官連携のビジネス創出・交流機能の整備等により、交通結節機能の拡充と災害時支援機能の強化、国際ビジネス交流拠点の形成を図ります。

 東京都・都市整備局 報道発表資料(2022/06/23)
 虎ノ門一丁目東地区市街地再開発組合の設立を認可します

虎ノ門一丁目東地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-東京都港区虎ノ門一丁目 4番、5番、8番
◆ 交通-東京メトロ銀座線「虎ノ門」駅直結
◆ 階数-地上29階、地下4階
◆ 高さ-最高部約180m
◆ 敷地面積-約6,400㎡
◆ 建築面積-約5,250㎡
◆ 延床面積-約120,700㎡
◆ 構造-鉄骨造、鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 用途-オフィス、店舗、ビジネス支援施設、駐車場 等
◆ 建築主-虎ノ門一丁目東地区市街地再開発準備組合
◆ 事業推進パートナー-日本土地建物(中央日本土地建物グループ)、独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)、住友不動産
◆ 着工-2023年07月予定
◆ 竣工-2026年10月予定
◆ 総事業費-約1,084億円


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「計画建築物配置計画図」です。



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2023年4月26日 (水)

JR田町駅近く (仮称)TTMプロジェクト 地上29階、高さ約156mの「田町タワー」 2023年4月上旬の建設状況

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-田町タワー-
 「三菱重工業」と子会社の「田町ビル」、不動産業などの「徳栄商事」は、JR田町駅近くに、地上29階、高さ156.00m、延床面積112,178.97㎡の「(仮称)TTMプロジェクト」を建設しています。

 「第一田町ビル」や「徳栄ビル本館、徳栄ビル新館」など複数ビルの敷地を一体開発し、オフィスを中心として商業施設なども入る複合ビルを建設します。低層部に店舗などの商業施設を配置し、中高層部にオフィスが入ります。

 「第一田町ビル」には、「三菱自動車工業」の本社が入っていましたが、「三菱自動車」は、「第一田町ビル」の建て替えに伴い、JR田町駅芝浦口にある「msb Tamachi田町ステーションタワーS」の24階~30階(総合受付は3階、オフィスは24階~30階)に移転し、2019年1月7日から新本社での業務を開始しています。

 
「(仮称)TTMプロジェクト」は、2021年2月24日にビル本体新築工事に着手しました。2021年10月13日にビル名称が「田町タワー」に決定し、公式ホームページがオープンしました。

 引用資料 公式ホームページ
 田町タワー

田町タワーの概要
◆ 計画名-(仮称)TTMプロジェクト
◆ 所在地-東京都港区芝五丁目315番1他(地番)
◆ 交通-JR山手線・京浜東北線「田町」駅徒歩2分(ペデストリアンデッキで接続)、都営地下鉄三田線・浅草線「三田」駅直結
◆ 階数-地上29階、塔屋1階、地下2階
◆ 高さ-最高部156.00m
◆ 敷地面積-8,617.93㎡
◆ 建築面積-5,949.77㎡
◆ 延床面積-112,178.97㎡
◆ 構造-(地上)鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造、(地下)鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 地震対策-芯棒型制震システム(免震+制振のハイブリッド構造)
◆ 用途-オフィス、飲食物販店舗、診療所、運動施設、保育所、駐車場
◆ 建築主-田町ビル、徳栄商事、三菱重工業
◆ 設計者・監理者-三菱地所設計
◆ 施工-清水建設
◆ 着工-2021年02月24日(着工)
◆ 竣工-2023年04月末日予定


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「田町タワー」の完成イメージです。


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「田町タワー」の完成イメージです。


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「フロア構成図」です。


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「28F平面図」です。


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「基準階平面図(中層階)」です。


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芯棒型制震システム
 「(1)芯棒RCコア、(2)制振ブレース、(3)免震層」です。地震対策として「機能性+経済性の両立を実現する日本初の免震+制振のハイブリッド構造システム」を採用しています。

 低層部の剛強なRCコアで芯棒を構築し、芯棒周りにダンパーを集中することで事務所階に要していたダンパー設置用スペースを削減し、高い耐震性能と事務所空間の拡充を実現しています。免震構造と制振構造それぞれの長所を活かした新しい制振構造です。


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「位置図」です。


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「田町タワー」の2023年4月上旬の建設状況の建設状況です(写真提供SOCIO34050氏)。


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下層階の様子です(写真提供SOCIO34050氏)。


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この部分は吹抜けになるのでしょうか?(写真提供SOCIO34050氏)。


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南西隣は「森永プラザビル」ですが、「森永プラザビル」も建替えが決定しています(写真提供SOCIO34050氏)。

● 森永プラザビル建替え
 「森永製菓」と「森永乳業」とは兄弟会社の関係で、「モリナガグループ」を形成しています。森永製菓と森永乳業は、共に「森永プラザビル」に本社を構えています。

 「森永乳業」は、2022年5月13日開催の取締役会において、「森永乳業」の本社が入居する「森永プラザビル(東京都港区芝五丁目33番1号)」の建替えについて、決定しました。

 森永乳業 ニュースリリース(2022/05/13)
 森永プラザビル建替えに関するお知らせ

 現在、「森永乳業」の本社が入居する森永プラザビル(1974年竣工)は、築後48年を経過しており、従前より老朽化に伴う建替えを検討していましたが、現在の所在地(敷地面積6,135.55㎡)にて、ビルを建て替えることを決議しました。

 建替え後のビルの仕様、投資金額、時期(着工および完成時期)等は未定です。建替えにあたり、都市計画提案制度の活用により資産価値の向上を図るとともに、持続可能な社会の実現に向けた環境性能および地域との共生に十分配慮して取り組んでいきます。

森永プラザビル本館の概要
◆ 所在地-東京都港区芝五丁目33番1号
◆ 交通-JR山手線・京浜東北線「田町」駅徒歩1分、都営地下鉄三田線・浅草線「三田」駅徒歩1分
◆ 階数-地上24階、塔屋2階、地下2階
◆ 高さ-最高部100.30m
◆ 敷地面積-6,135.55㎡(別館も含めた敷地面積)
◆ 延床面積-40,367.97㎡
◆ 構造-鉄骨造、鉄筋コンクリート造
◆ 用途-オフィス、店舗
◆ 建築主-森永開発
◆ 設計者-森永エンゼルプラザ共同企業体1級建築士事務所
◆ 施工-鹿島建設、大成建設
◆ 竣工-1974年01月(リニューアル2014年03月)
◆ 本社移転-2024年春予定(森永乳業)



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2023年4月25日 (火)

船橋市 収容1万人規模の大型多目的アリーナ「(仮称)LaLa arena TOKYO-BAY(ららアリーナ 東京ベイ) 」 2023年4月下旬の建設状況

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-(仮称)LaLa arena TOKYO-BAY-
 千葉県船橋市をホームタウンとする国内男子プロバスケットボールリーグBリーグの「千葉ジェッツふなばし」は、「ミクシィ」と戦略的業務資本提携を締結し、「ミクシィ」は株式の過半数を取得し、連結子会社化しています。

 「三井不動産」は、「船橋オートレース場」跡地に、大規模物流施設「三井不動産ロジスティクスパーク船橋」を整備しましたが、北側のJR京葉線沿いに「ららぽーとTOKYO-BAY第10駐車場」があります。「三井不動産」と「ミクシィ」は、ららぽーとTOKYO-BAY第10駐車場に新アリーナを建設します。

 「三井不動産」および「ミクシィ」は、今般、千葉県船橋市において収容客数1万人規模の大型多目的アリーナ「(仮称)LaLa arena TOKYO-BAY(ららアリーナ 東京ベイ)」を建築着工しました。

 引用資料 三井不動産(2022/02/02)
 三井不動産 × ミクシィ 収容1万人規模の大型多目的アリーナ 「(仮称)LaLa arena TOKYO-BAY(ららアリーナ 東京ベイ) 」建築に着手 千葉県船橋市に2024年春開業予定

 「(仮称)LaLa arena TOKYO-BAY」は、B.LEAGUE1部に所属し、2020年~2021年シーズンチャンピオンの「千葉ジェッツふなばし」がホームアリーナとして利用するほか、音楽コンサート、スポーツイベント、企業の展示会など様々なイベントに対応可能な施設を目指しています。

 「ららぽーとTOKYO-BAY第10駐車場」のすべてが収容客数1万人規模の大型多目的アリーナになる訳ではありません。一部に駐車台数1,007台の「(仮称)ららぽーとTOKYO-BAY P10駐車場立体化工事計画」が建設されます。

(仮称)LaLa arena TOKYO-BAYの概要
◆ 計画名-船橋市浜町2丁目計画
◆ 所在地-千葉県船橋市浜町二丁目5
◆ 交通-JR京葉線・武蔵野線「南船橋」駅徒歩約6分
◆ 階数-地上4階、地下0階
◆ 高さ-30.95m
◆ 敷地面積-19,978.52㎡
◆ 建築面積-13,368.05㎡
◆ 延床面積-29,409.08㎡(建築物全体30,947.96㎡)
◆ 構造-鉄骨造
◆ 用途-観覧場
◆ 収容客数-約10,000人
◆ 建築主-三井不動産、ミクシィ
◆ 設計者-清水建設
◆ 施工者-清水建設
◆ 外装コンセプトデザイン-HKS
◆ ランドスケープデザイン-SWA Group
◆ 着工-2022年02月
◆ 竣工-2024年03月予定
◆ 開業-2024年春予定

立体駐車場の概要
◆ 計画名-(仮称)ららぽーとTOKYO-BAY P10駐車場立体化工事計画
◆ 所在地-千葉県船橋市浜町二丁目1番2の一部(地番)
◆ 交通-JR京葉線「南船橋」駅
◆ 階数-地上6階、地下0階
◆ 高さ-20.71m
◆ 敷地面積-14,189.18㎡
◆ 建築面積-3,686.72㎡
◆ 延床面積-16,459.35㎡(建築物全体20,701.33㎡)
◆ 構造-鉄骨造
◆ 用途-駐車場
◆ 駐車台数-1,007台
◆ 建築主-三井不動産
◆ 設計者-清水建設
◆ 施工者-清水建設
◆ 着工-2022年02月
◆ 竣工-2023年02月予定


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(仮称)LaLa arena TOKYO-BAY(ららアリーナ 東京ベイ)の「鳥瞰 CG」です。


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「バスケットボール試合開催時 CG」です。


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「音楽コンサート開催時 CG」です。


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「位置図(狭域図)」です。西側には「(仮称)ららぽーとTOKYO-BAY P10駐車場立体化工事計画」が整備されます。


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東側から見た「(仮称)LaLa arena TOKYO-BAY(ららアリーナ 東京ベイ)」の2023年4月下旬の建設状況です(写真提供読者さん)。


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かなり工事が進んでいます(写真提供読者さん)。


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南東側から見た「(仮称)LaLa arena TOKYO-BAY(ららアリーナ 東京ベイ)」です(写真提供読者さん)。


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アップです(写真提供読者さん)。


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西側から見た「(仮称)LaLa arena TOKYO-BAY(ららアリーナ 東京ベイ)」です(写真提供読者さん)。


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「クローラークレーン」が稼働しています(写真提供読者さん)。


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「PC板」が並べられています(写真提供読者さん)。


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北西側から見た「(仮称)LaLa arena TOKYO-BAY(ららアリーナ 東京ベイ)」です(写真提供読者さん)。


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「ららぽーとTOKYO-BAY第10駐車場」の2023年4月下旬の建設状況です(写真提供読者さん)。


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角度を変えて見た様子です(写真提供読者さん)。


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内部の様子です(写真提供読者さん)。


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南側から見た「ららぽーとTOKYO-BAY第10駐車場」です(写真提供読者さん)。


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「船橋市浜町2丁目計画」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。


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「(仮称)ららぽーとTOKYO-BAY P10駐車場立体化工事計画」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。



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2023年4月24日 (月)

「船橋競馬場」がテーマパークへと進化中! 船橋競馬場大規模改修工事 2023年4下旬の建設状況

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-船橋競馬場大規模改修工事-
 1950年8月21日に開場した「船橋競馬場」は、千葉県船橋市に所在する地方競馬の競馬場です。競馬の主催者は「千葉県競馬組合」で、土地・施設は「よみうりランド」から賃借しています。

 「船橋競馬場」は、築50年以上が経過し躯体や設備が老朽化したため、「よみうりランド」は、成長戦略「飛躍」に基づき、船橋競馬場において観覧スタンドの全面的な建て替えや入場口新設などの改修計画を策定しました。

 「船橋競馬場大規模改修工事」では、観覧スタンドを全面的に建て替え、耐震を強化することにより快適かつ安心して観戦できるようにします。大型集客施設の正面に入場口を新設すると共に、場内には子供たちが馬と触れ合えるエリアを新規につくることで新たな客層を取り込み、地域にとっても賑わいのある施設へと生まれ変わります。万が一の災害時には防災拠点として地域へ貢献します。

 引用資料 よみうりランド(PDF:2019/03/27)
 船橋競馬場 大規模改修について

 現在は、競馬の開催を続けながらスタンドを全面的に建て替える工事が進んでいます。レース開催中は工事を止めていますが、それ以外は時間を決めて工事を行っています。「競走馬」に配慮して振動や騒音を最大限抑制して工事を行っています。

船橋競馬場大規模改修工事の概要
◆ 所在地-千葉県船橋市若松一丁目2890-1の一部、他4筆(地番)
◆ 交通-京成電鉄「船橋競馬場」駅から徒歩約5分、JR「南船橋」駅から徒歩約10分
◆ 階数-地上5階、塔屋1階、地下1階
◆ 高さ-25.900m
◆ 敷地面積-332,044.59㎡
◆ 建築面積-31,690.45㎡
◆ 延床面積-43,341.29㎡(建築全体43,527.27㎡)
◆ 構造-鉄骨造
◆ 用途-観覧場
◆ 建築主-よみうりランド
◆ 設計者・監理者-大成建設
◆ 施工者-大成建設
◆ 着工-2020年12月01日
◆ 竣工-2024年03月31日予定
◆ オープン-2024年春予定


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「新スタンド イメージ(夕景)」です。


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「新入場口 イメージ」です。


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「商業施設側から見た完成イメージ」です。


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「周辺地図」です。


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大規模改修工事前の「船橋競馬場」です。


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「船橋競馬場」です(写真提供読者さん)。


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「船橋競馬場大規模改修工事」の2023年4下旬の建設状況です(写真提供読者さん)。


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新スタンドA棟

 既存のスタンドの西側部分約3分の1を解体して、「新スタンドA棟」が建設されました。「新スタンドA棟」は、2022年2月14日にオープンしました(写真提供読者さん)。


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新スタンドB棟の建設現場
 東側に既存のスタンドが約3分の2残っていましたが、解体されました。この部分に「新スタンドB棟」と「運営エリア(千葉県競馬組合事務所や騎手ルームなど)」が建設されます(写真提供読者さん)。


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重機がが稼働しています(写真提供読者さん)。


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北東側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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角度を変えて見た様子です(写真提供読者さん)。


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ゲートの内部です(写真提供読者さん)。


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「船橋競馬場大規模改修工事」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。



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2023年4月23日 (日)

神奈川県伊勢原市 小田急電鉄総合車両所移転計画に係る環境影響予測評価実施計画書の提出及び縦覧!

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-小田急電鉄総合車両所移転計画-

 「スラムダンク」や「すずめの戸締まり」が中国で大ヒットしています。さらに、日米合作の「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」が世界的に大ヒットしています。

 日本の市場はそこそこ大きいので、日本だけでなんとか食べていけますが、世界市場はとてつもなく巨大である事を改めて実感します。日本のアニメも韓国の「Kポップ」のように最初から世界を目指すように徐々に変わりつつあります。

 日本では「推しの子」というアニメが今話題になっています。主題歌YOASOBIの「アイドル」MVが投稿10日で3,000万再生を突破しています。YouTubeのコメント欄を見ると多くが外国語です。渋谷で「推しの子」のLEDビジョンジャックが行われましたが、YouTubeのコメント欄を見ると多くが外国語です。海外でも非常に人気がある事が分かります。日本人としてうれしいですね!

 YouTube
 YOASOBI「アイドル」 Official Music Video

 YouTube
 渋谷(Shibuya)、『推しの子』

 本題に戻って、現在の「大野総合車両所」は、施設開設から約60年が経過し、施設及び検査用設備機械の老朽化が深刻な状況ですが、施設を稼働させながら更新工事を行うことができない状況です。

 そこで、近年の10両編成の設備に対応するための必要面積が確保でき、大型車両の通行が可能な伊勢原市串橋地区へ総合車両所の移転を行うことにより、輸送の安全確保を図るとともに、持続可能な運営体制の構築に向けて作業の適正化を実現します。

● 環境影響予測評価実施計画書の提出及び縦覧!
 「小田急電鉄」から、神奈川県環境影響評価条例第7条第1項の規定に基づき、2023年3月17日に、標記事業に係る環境影響予測評価実施計画書の提出がありました。

 引用資料 神奈川県・公式HP(2023/04/19)
 小田急電鉄総合車両所移転計画に係る環境影響予測評価実施計画書の提出及び縦覧について


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「実施区域位置(近傍)」です。


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「実施区域位置(広域)」です。


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「神奈川県における実施区域の位置」です。



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2023年4月22日 (土)

「川崎フロンターレ」の本拠地 「等々力陸上競技場」を球技専用スタジアムに改修 「等々力緑地再編整備・運営等事業に係る環境配慮計画書」の縦覧!

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-等々力緑地再編整備・運営事業-

 川崎市は2021年5月27日に、サッカーJ1「川崎フロンターレ」の本拠地となっている「等々力陸上競技場」を球技専用スタジアムに改修し、補助競技場を第2種の陸上競技場に改修する骨子案を公表しました。

 陸上競技場は陸上トラックを廃止し、球技専用に改修します。「川崎フロンターレ」が人気クラブに成長し、チケットが取りにくくなっていることに対応します。陸上競技については既存の補助競技場を改修し、各種大会を開催する予定です。

 「川崎市」は2022年11月8日に、「等々力緑地再編整備・運営事業」を576億9700万円(税抜き)で東急を代表とするグループが落札したと発表しました。事業期間は、2023年4月(予定)からの30年間です。

 引用資料 川崎市・公式HP(2022/11/08)
 等々力緑地再編整備・運営等事業の落札者を決定しました

 落札者は「 Todoroki Park and Link 」です。代表企業は「東急」、構成企業は「富士通、丸紅、オリックス、川崎フロンターレ、グローバル・インフラ・マネジメント、大成建設、フジタ、東急建設」の8者、協力企業は「梓設計、東急設計コンサルタント、オオバ、東急コミュニティー、東急スポーツシステム、DeNA川崎ブレイブサンダース」の6者が参画しています。

 敷地面積は43.5haです。公共施設の整備は、公園および植栽等の基盤工事、等々力陸上競技場の球技専用スタジアムへの改修工事、とどろきアリーナの解体および新築工事、補助陸上競技場の陸上競技場への改修工事などを行います。

● 環境配慮計画書の縦覧!
 川崎市は、「等々力緑地再編整備・運営等事業に係る環境配慮計画書」の縦覧を行っています。縦覧期間は、2023年4月21日(金)~5月22日(月)までです。

 引用資料 川崎市・公式HP(2023/04/21)
 等々力緑地再編整備・運営等事業に係る環境配慮計画書


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「球技専用スタジアム」です。


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「芝生広場」です。


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「アクティビティループ(園路) 」です。


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「(新)アリーナ・スポーツセンター・(新)陸上競技場」です。


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「緑化計画図」です。


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「計画地位置図(広域) 」です。



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2023年4月21日 (金)

国家戦略特区 街区の範囲が大幅に縮小 地上39階、高さ約230mの「八重洲二丁目南特定街区」 「イメージパース」などの詳細な資料が公開!

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-八重洲二丁目南特定街区-

 八重洲二丁目地区では、一番北側の「北地区」で、地上45階、塔屋2階、地下4階、高さ約240m、延床面積283,896.06㎡の「東京ミッドタウン八重洲」が建設され、2022年9月17日に先行オープンしました。

 中央の「中地区」では、地上43階、塔屋3階、地下3階、高さ227m、延床面積388,650㎡㎡の「(仮称)八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」が計画中で、2029年1月31日に竣工予定です。

 一番南側の「南地区」では、住友不動産が「八重洲富士屋ホテル」跡地の街区を中心とした大規模開発プロジェクト「八重洲二丁目南地区」を計画しています。「八重洲二丁目南地区」は、国家戦略特区に指定されています。

 2023年2月14日に「建設通信新聞」が、 八重洲二丁目南地区は、地上39階、地下3階、高さ約230m、延床面積約135,000㎡の超高層複合ビルになると報じました。

 私的には、高さ約230mは予想通でしたがり、延床面積約135,000㎡?? どうしてこんなに小さいのか? と不思議でした。内閣府から詳細が公表されて理由が分かりました。

八重洲二丁目南特定街区の詳細な資料が公開!
 2023年4月14日に「東京圏国家戦略特別区域会議東京都都市再生分科会」で、「八重洲二丁目南特定街区」の詳細な資料が公開されました。延床面積約135,200㎡と小さい理由が判明しました。以前公開されていた資料と比べて街区の範囲が大幅に縮小していました。

 引用資料 内閣府(PDF:2023/04/14)
 八重洲二丁目南特定街区 都市計画(素案)の概要

 以前公開されていた資料と比べて、「商工組合中央金庫本店」を中心とする南側の区画が再開発に不参加、北側も東端のビル群が不参加となっています。じっくり時間をかけて用地を集約化する「住友不動産」にしては、見切り発車のようで珍しいですね。

 いずいれにしても外堀通り沿いの東側に北側から、高さ約217mの「八重洲一丁目北地区」、高さ約250mの「八重洲一丁目東B地区」、高さ約240mの「東京ミッドタウン八重洲」、高さ約227mの「八重洲二丁目中地区」、高さ約230mの「八重洲二丁目南地区」と高さ200㎡超の超高層ビルが5棟並び立つ壮観な眺めになります。

八重洲二丁目南特定街区の概要
◆ 所在地-東京都中央区八重洲二丁目8番の一部、9番
◆ 階数-地上39階、地下3階
◆ 高さ-最高部約230m
◆ 敷地面積-約8,830㎡
◆ 延床面積-約135,200㎡
◆ 容積対象面積-約114,800㎡(計画容積率1,300%)
◆ 用途-オフィス、店舗、多目的スペース、ホテル
◆ 建築主-住友不動産
◆ 着工-2024年度予定
◆ 開業-2028年度予定


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「断面イメージ」です。


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「配置図」です。


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街区の範囲が大幅に縮小

 下記の以前公開されていた「位置図」と比べると街区の範囲が大幅に縮小されています。「商工組合中央金庫本店」を中心とする南側の区画が再開発に不参加、北側も東端のビル群が不参加となっています。


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「位置図」です。



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以前公開されていた「位置図」です。街区の範囲が3区画となっています。


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「日東紡ビルディング」を中心とする北側の区画です。一番手前(西側)の「日東紡ビルディング」は、現在解体工事中です。東端のビル群が再開発に不参加となりました。


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「八重洲富士屋ホテル」があった中央の区画は、すべての建物が解体されています。奥に見える超高層ビルは「東京スクエアガーデン」です。


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南側の区画が再開発に不参加
 「商工組合中央金庫本店」を中心とする南側の区画です。以前公開されていた資料では再開発される区画に含まれていましたが、残念ですが再開発に不参加となったようです。



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2023年4月20日 (木)

JR東日本 海浜幕張駅の南東側に新改札口を設置 「京葉線海浜幕張駅新改札口(仮称)」の工事に着手、2025年春に開業予定!

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-JR海浜幕張駅-

 千葉市では、「JR東日本、幕張新都心若葉住宅地区街づくりグループ(三井不動産レジデンシャル、野村不動産、三菱地所レジデンス、伊藤忠都市開発、東方地所、富士見地所、袖ヶ浦興業)」とともに、京葉線海浜幕張駅の蘇我方への改札口増設について、交通結節機能の強化や利用者の利便性向上が期待できることから設置に向けた検討を進めてきました。三者で協力して改札口を増設することとなり、基本協定を締結しました。

 新改札口の設計及び工事は「JR東日本」が行い、それに要する費用は「千葉市、JR東日本、幕張新都心若葉住宅地区街づくりグループ」の各者が3分の1を負担することを基本とします。

 「三井不動産レジデンシャル、野村不動産、三菱地所レジデンス、伊藤忠都市開発、東方地所、富士見地所、袖ヶ浦興業」は、「幕張ベイパーク 」を建設していますが、 JR海浜幕張駅には、東京方面にしか改札口が無いので遠回りする必要があります。

● 京葉線海浜幕張駅新改札口(仮称)の工事に着手!
 「千葉市」と「JR東日本」は、京葉線海浜幕張駅における新改札口設置に関する基本協定(2021年1月締結)に基づき、海浜幕張駅の交通結節機能強化や利便性向上を目的として駅の蘇我方に新たな改札口の検討を進めてきました。このたび準備が整ったことから工事に着手します。

 引用資料 JR東日本(PDF:2023/04/18)
 京葉線海浜幕張駅新改札口(仮称)の工事に着手します

京葉線海浜幕張駅新改札口(仮称)の概要
◆ 所在地-千葉県千葉市美浜区ひび野二丁目108,109
◆ 施設面積-新改札口約550㎡
◆ 改札設備-(改札内)階段2箇所、エレベーター2基、改札口1箇所、(改札外)階段2箇所、エレベーター1基、スロープ1箇所
◆ 着工-2023年04月
◆ 竣工-2025年03月予定
◆ 開業-2025年春予定


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「平面図」です。


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「位置図」です。南東側の蘇我方面に改札口を増設します。


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「JR海浜幕張駅」の空撮です。


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「既存改札口」です。東京方面にしか改札口が無いので、「幕張ベイパーク 」方面には向かうには遠回りする必要があります。



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2023年4月19日 (水)

JR東日本 既存の鉄道ネットワークを活用して「羽田空港」へのダイレクトアクセス 「羽田空港アクセス線(仮称)」の本格的な工事に着手!

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-羽田空港アクセス線(仮称)整備事業-

 JR東日本は、羽田空港と東京駅、新宿駅、新木場駅の3つの駅を結ぶ「羽田空港アクセス線構想」を発表しています。実現すれば、東京駅まで最短18分(現在は最短28分)、新宿駅まで最短23分(現在は最短41分)、臨海部の新木場駅まで最短20分(現在は最短41分)でいずれも乗り換えなしで結ばれ、空港へのアクセス時間が大幅に短縮されます。

(1) 東山手ルート(東京駅ルート)
 
最短18分(現在は最短28分):羽田空港(新設)→羽田空港新線(新設)→東京貨物ターミナル→大汐線(改修)→大汐短絡線(新設)→田町駅付近で東海道本線に合流→東海道本線→東京駅

(2) 西山手ルート(新宿駅ルート)
 
最短23分(現在は最短41分):羽田空港(新設)→羽田空港新線(新設)→東京貨物ターミナル→東品川短絡線(新設)→大井町駅~品川シーサイド駅間でりんかい線に合流→りんかい線→埼京線→新宿駅

(3) 臨海部ルート(新木場駅ルート)
 
最短20分(現在は最短41分):羽田空港(新設)→羽田空港新線(新設)→東京貨物ターミナル→りんかい線の引込線(複線化)→品川埠頭分岐部信号場→りんかい線→新木場駅

● 羽田空港アクセス線(仮称)の本格的な工事に着手!
 「JR東日本」は、既存の鉄道ネットワークを活用し、多方面からの羽田空港へのダイレクトアクセスを実現する「羽田空港アクセス線(仮称)」の計画を推進しています。

 計画ルートのうち「東山手ルート」における鉄道施設変更認可を2023年1月3日付、「アクセス新線」における工事施行認可を2023年3月24 日付で国土交通省より受けました。 「東山手ルート」および「アクセス新線」を整備することにより、宇都宮線・高崎線・常磐線方面から羽田空港へのダイレクトアクセスが実現し、東京駅からは約18分で到着することが可能となります。

  「東山手ルート」および「アクセス新線」における工事の起工式を2023年6月に行い、本格的な工事に着手し、2031年度の開業を目指します。

 引用資料 JR東日本(PDF:2023/04/04)
 羽田空港アクセス線(仮称)の本格的な工事に着手します


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「工事区間位置図」と「運行概要」です。


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「東山手ルート」および「アクセス新線」の工事概要

 「平面図」と「断面図」です。事業区間は12.4kmです。JR田町駅付近から東京貨物ターミナルまでを既存線路の「改良区間」、東京貨物ターミナルから羽田空港までを「新線建設」として整備します。延長は「改良区間」が約7.4km、「アクセス新線」が約5.0kmとなります。


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東海道線接続区間

 田町駅の東京方にある山手線引上げ線を撤去し、山手線外回り、京浜東北線南行、東海道線上りを順次移設して、東海道線上下間にスペースを確保します。そのスペースを用いて、開削トンネルやシールドトンネルを構築することで、東海道線と大汐線(現在休止中)が接続する線路を敷設します。


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大汐線改修区間

 1998年より鉄道事業を休止している大汐線の橋りょうや高架橋などの既存ストックを有効活用し、土木・軌道・電気の各設備について健全度を調査した上で、必要な改修や改良を実施します。


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羽田空港新駅(仮称)

 「羽田空港新駅(仮称) 位置図、断面図」です。第1旅客ターミナルと第2旅客ターミナルの間の空港構内道路下に、最大幅員約12m、延長約310mの島式1面2線のホームを有する地下駅を設置します。

 ホームは地下1階の高さであり、第2旅客ターミナルへ高低差なく、移動することが可能となります。なお、空港島内のシールドトンネル、開削トンネルは国土交通省が空港整備事業で整備する予定です。



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2023年4月18日 (火)

横浜市 「みなとみらい21地区」で最後の大規模市有地 「みなとみらい21中央地区60・61街区」の公募手続きを開始!

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-みなとみらい21中央地区60・61街区-
 「
横浜市」は2023年4月17日に、「みなとみらい21中央地区60・61街区」を対象に開発事業者の公募手続きを開始しました。応募者は登録後に処分価格を含む事業提案を行います。登録期間は10月2日まで、2024年2月に事業予定者を決定する予定です。

 引用資料 みなとみらいエリアマネジメント(2023/04/17)
 みなとみらい21中央地区60・61街区 開発事業者募集情報

 日刊建設工業新聞(2023/04/18)
 横浜市/MM21地区60・61街区(西区)の事業者公募、10月2日まで登録受付

 「みなとみらい21地区」で最後の大規模市有地であり、横浜市は地区全体の開発の総仕上げとなる重要な街区と位置付けています。公募事務は横浜みなとみらい21が担当します。

 横浜市西区みなとみらい六丁目2番1ほか19筆の全体敷地面積は23,131.72㎡(東区画20,034.93㎡+西区画3,096.79㎡)です。東西2区画に分け、一体または2分割での提案を求めます。建ぺい率80%、容積率600%が上限です。建物高さの最高限度は100mです。

 「みなとみらい21中央地区60・61街区」は、林文子前市長が、世界トップレベルのオペラやバレエを上演できる新たな劇場の建設が計画していましたが、市長選で市長が交代したため白紙撤回されました。


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横浜ランドマークタワーの69階展望フロア「スカイガーデン」から見た「みなとみらい21中央地区60・61街区」です。


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「街区図」です。全体敷地面積は23,131.72㎡(東区画20,034.93㎡+西区画3,096.79㎡)です。


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「60・61街区 開発イメージ」です。


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「位置図」です。



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2023年4月17日 (月)

川崎市 ⽇本最⾼層のマルチテナント型物流施設 地上9階、延床面積約35万㎡の「ESR東扇島ディストリビューションセンター」が竣工!

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-ESR東扇島ディストリービューションセンター-
 私の大好きなYouTuberに「Kevin's English Room / 掛山ケビ志郎」があります。アメリカの食べ物は物凄くサイズが大きいイメージがありますが、意外と大きさが変わらないことにちょっと驚きました(笑)。

 YouTube Kevin's English Room / 掛山ケビ志郎
 アメリカと日本の食べ物のサイズを比較!アメリカ現地で計測してみた!

 本題に戻って、「ESR(旧レッドウッドグループ・ジャパン)」は、2020年12月4日に、神奈川県川崎市川崎区東扇島でマルチテナント型物流施設「ESR東扇島ディストリービューションセンター(仮称)」を着工しました。

 「ESR東扇島ディストリービューションセンター(仮称)」は、日本でもトップクラスの延床面積を持つ上に、地上9階という国内最高の高層構造を持つ物流施設となります。これは容積率が400%と高かったことから実現しました。

● 2023年3⽉31⽇に竣⼯!
 「ESR」は、神奈川県川崎市川崎区東扇島の敷地⾯積77,725㎡、延床⾯積349,003㎡のマルチテナント型物流施設「ESR 東扇島ディストリビューションセンター」が2023年3⽉31⽇に竣⼯しました。「東扇島 DC」はESRとして全国で30件⽬、神奈川県内では7件⽬の竣⼯プロジェクトとなります。

 引用資料 LNEWS(PDF:2023/04/06)
 日本最高層9階建・延床35万㎡ 「ESR東扇島ディストリビューションセンター」竣工

ESR東扇島ディストリービューションセンターの概要
◆ 計画名-ESR東扇島ディストリービューションセンター(仮称)
◆ 所在地-神奈川県川崎市川崎区東扇島21
◆ 交通-(⾞)⾸都⾼速湾岸線「東扇島 IC」より1km、(バス)ESR 送迎バス利⽤でJR川崎駅より約25分
◆ 階数-地上9階、地下0階
◆ 敷地面積-約77,725㎡
◆ 延床面積-約349,003㎡
◆ 構造-PCaPC造(プレキャスト・プレストレストコンクリート工法)
◆ 地震対策-免震構造
◆ 用途-マルチテナント型物流施設
◆ 建築主-ESR
◆ 設計者-東急建設
◆ 施⼯者-東急建設
◆ 着工-2020年12月04日
◆ 竣工-2023年03月31日


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「美観と視認性を意識した照明演出」です。


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「⼀⽅通⾏の中央⾞路式」です。


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「1 階倉庫」です。


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「5 階倉庫」です。


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「8 階倉庫」です。


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「所在地」です。



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2023年4月16日 (日)

都営青山北町アパートの再開発 地上38階、高さ約180mの「(仮称)北青山三丁目地区市街地再開発事業」 環境影響評価書の縦覧!

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-(仮称)北青山三丁目地区市街地再開発事業

 「東京都」は、老朽化した都営青山北町アパートを建て替え、都有地を活用した青山通り沿道との一体的なまちづくり「北青山三丁目地区まちづくりプロジェクト」に取り組んでいます。

 都営青山北町アパートの敷地を、「都営住宅建替事業区域、民活事業区域、沿道一体型開発検討区域」の3つに分割し、それぞれ異なる事業により段階的にまちづくりを推進しています。

● 環境影響評価書の縦覧!
 東京都環境局は、「(仮称)北青山三丁目地区市街地再開発事業」環境影響評価書の縦覧を行っています。「B-1地区」には、地上38階、塔屋2階、地下2階、高さ約180m、延床面積約180,000㎡、「B-2地区」には、地上3階、地下2階、高さ約21m、延床面積約2,000㎡の再開発ビルが建設されます。

 引用資料 東京都環境局(2023/04/11)
 「(仮称)北青山三丁目地区市街地再開発事業」環境影響評価書

(仮称)北青山三丁目地区市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-東京都港区北青山三丁目の一部
◆ 交通-東京メトロ千代田線・銀座線・半蔵門線「表参道」駅、東京メトロ銀座線「外苑前」駅
◆ 階数-(B-1地区)地上38階、塔屋2階、地下2階、(B-2地区)地上3階、地下2階
◆ 高さ-(B-1地区)最高部約180m、(B-2地区)最高部約21m
◆ 区域面積面積-(B-1地区)約27,000㎡、(B-2地区)約2,000㎡
◆ 敷地面積-(B-1地区)約20,300㎡、(B-2地区)約1,100㎡
◆ 建築面積-(B-1地区)約11,200㎡、(B-2地区)約370㎡
◆ 延床面積-(B-1地区)約180,000㎡、(B-2地区)約2,000㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 用途-(B-1地区)オフィス、店舗、宿泊施設、公益施設、駐車場等、(B-2地区)店舗等
◆ 建築主途-独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)
◆ 着工-2023年度予定
◆ 竣工-2028年度予定
◆ 供用開始-2028年度予定


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「将来の完成予想図(イメージ図:計画地北側からの鳥瞰)」です。南西側の「A-1棟」は、地上20階、地下0階、高さ69.10mの「都営北青山三丁目丁目アパート」、「A-2棟」は、地上25階、塔屋2階、地下1階、高さ99.90mの賃貸マンション「ののあおやま民活棟(クラス青山)」です(引用:東京都環境局)。


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「広場側から再開発棟を望む」です(引用:港区議会)。


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「計画建物断面図(南西-北東断面)」です(引用:東京都環境局)。


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「計画建物断面図(北西-南東断面)」です(引用:東京都環境局)。


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「計画建物配置図」です(引用:東京都環境局)。


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「位置図」です(引用:港区議会)。


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「計画地位置図」です(引用:東京都)。



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2023年4月15日 (土)

セブン VS イオン 2023年2月期の連結業績 「セブン&アイ・ホールディングス」が日本の小売業で初めて売上高10兆円を突破!

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-セブン VS イオン-
 今から約40年前の1982年頃の日本のスーパーTOP6は「(1)ダイエー、(2)イトーヨーカ堂、(3)西友ストアー、(4)ジャスコ、(5)ニチイ、(6)ユニー」でした。

 順不同ですが「長崎屋、忠実屋(八王子市)、イズミヤ、ユニード(福岡市)、寿屋(熊本市)」も大手スーパーに分類されていました。現在は店名はおろか会社すら存在していない企業も多いです。この40年の流通業界の再編の凄まじさを実感します。

 「セブン&アイ・ホールディングス」と「イオン」が勝ち組となりました。約40年前も「イトーヨーカ堂(現:セブン&アイ・ホールディングス)」は勝ち組でしたが、まさか「ジャスコ(現:イオン)」が勝ち組となり、「ダイエー」が消滅するとは夢にも思っていませんでした。

 
日本の総合小売り大手2社の2022年2月期連結決算が出揃いました。売上高に当たる営業収益は、「セブン&アイ・ホールディングス」はアメリカのコンビニエンスストアの買収効果で35.0%増の11,811,303百万円と大幅増収を達成しました。日本の小売業で初めて売上高が10兆円を突破しました。「イオン」は前期比4.6%増の9,116,823百万円となりました。

● ウォルマートは売上高81兆円!
 ただ世界で比べると遥かに巨大な企業が存在します。アメリカの市場は桁違いに巨大で、世界トップに君臨する「ウォルマート」は、2023年1月期の連結決算で売上高6,112.89億米ドルと約81.3兆円(1$=133円で計算)、「コストコ・ホールセール」は、2022年8月期の連結決算で売上高2,269.54億米ドルと約30.2兆円(1$=133円で計算)です。桁違いの差に目がくらくらしそうです・・・


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セブン&アイ・ホールディングス

 「セブン&アイ・ホールディングス」は、セブン-イレブン・ジャパンやイトーヨーカ堂などを傘下に持つ日本の大手流通持株会社です。本社は東京都千代田区二番町8番地8の「二番町ガーデンビル」にあります。

 「セブン&アイ・ホールディングス」は、2023年4月6日に「2023年2月期 決算短信〔日本基準〕(連結) 」を発表しました。連結決算では、売上高11,811,303百万円(前年同期比35.0%増)、営業利益506,521百万円(前年同期比30.7%増)となりました。

 セブン&アイ・ホールディングス 決算短信(PDF:2023/04/06)
 2023年2月期 決算短信〔日本基準〕(連結)

 日本の小売業で初めて売上高が10兆円を突破しました。海外コンビニエンスストア事業で2021年に買収した「スピードウェイ」の統合効果が出たほか、ガソリン販売価格の高騰が寄与しました。
 
● 2024年2月期の連結業績予想
 2024年2月期の連結業績予想(2023年3月1日~2024年2月29日)は、売上高11,154,000百万円(前年同期比5.6%減)、営業利益513,000百万円(前年同期比1.3%増)の業績予想をしています。

 「セブン&アイ・ホールディングス」は、傘下の百貨店「そごう・西武」の売却を発表しています。売却をめぐって関係者との調整の遅れから売却時期を延期しています。2024年2月期の売上高の減少は、「そごう・西武」の売却成立を見込んでいます。

セブン&アイ・ホールディングスの連結決算(売上高/営業利益)
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2011年2月    5,119,739百万円   243,346百万円
2012年2月    4,786,344百万円   292,060百万円
2013年2月    4,991,642百万円   295,685百万円
2014年2月    5,631,820百万円   339,659百万円
2015年2月    6,038,948百万円   343,331百万円
2016年2月    6,045,704百万円   352,320百万円
2017年2月    5,835,689百万円   364,573百万円
2018年2月    6,037,815百万円   391,657百万円
2019年2月    6,791,215百万円   411,596百万円
2020年2月    6,644,359百万円   424,266百万円
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2021年2月    5,766,718百万円   366,329百万円
2022年2月    8,749,752百万円   387,653百万円
2023年2月  11,811,303百万円   506,521百万円

2024年2月予想 
2024年2月  11,154,000百万円   513,000百万円

● アメリカのスピードウェイを買収
 「セブン&アイ・ホールディングス」は、2021年7月にアメリカの石油精製会社が運営するコンビニを併設したガソリンスタンド部門「スピードウェイ」を210億ドル(買収時の為替レートで日本円約2兆3000億円)で買収したと発表しました。

 「スピードウェイ」は、店舗数では全米3位のコンビニエンスストアチェーンでした。米国セブンイレブンが全米第1位なので、買収後にはシェアが圧倒的に業界全米トップとなりました。2022年2月期~2023年2月期に売上高が急激に増えたのは「スピードウェイ」買収によるものです。


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イオン
 「イオン」は、日本国内外300余の企業で構成される大手流通グループ「イオングループ」を統括する純粋持株会社です。本社は千葉県千葉市美浜区中瀬一丁目5番地1の「イオンタワー」にあります。

 「イオン」は、2023年4月12日に「2023年2月期 決算短信[日本基準](連結) 」を発表しました。連結決算では、売上高9,116,823百万円(前年同期比4.6%増)、営業利益209,783百万円(前年同期比20.3%増)となりました。

 イオン 決算短信(PDF:2023/04/12)
 2023年2月期決算短信[日本基準](連結)

 物価高で消費者の節約志向が強まる中、食品をはじめ、比較的割安な自社ブランド商品の販売が伸びたことや、コロナ禍で抗原検査キットや医薬品などの分野で販売が伸びたことが主な要因です。

● 2024年2月期の連結業績予想
 2024年2月期の連結業績予想(2023年3月1日~2024年2月29日)は、売上高9,400,000百万円(前年同期比3.1%増)、営業利益220,000百万円(前年同期比4.9%増)の業績予想をしています。

イオンの連結決算(売上高/営業利益)
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2011年2月   5,096,569百万円   172,360百万円
2012年2月   5,206,132百万円   195,690百万円
2013年2月   5,685,303百万円   190,626百万円
2014年2月   6,395,142百万円   171,432百万円
2015年2月   7,078,577百万円   141,368百万円
2016年2月   8,176,732百万円   176,977百万円
2017年2月   8,210,145百万円   184,739百万円
2018年2月   8,390,012百万円   210,273百万円
2019年2月   8,518,215百万円   212,256百万円
2020年2月   8,604,207百万円   215,530百万円
-----------------------------------------
2021年2月   8,603,910百万円   150,586百万円
2022年2月   8,715,957百万円   174,312百万円
2023年2月   9,116,823百万円   209,783百万円
 
2024年2月予想 
2024年2月   9,400,000百万円   220,000百万円



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2023年4月14日 (金)

旧逓信省の歴史的建築を継承 すべてに求めた格の違い 超高級マンション「三田ガーデンヒルズ」 2023年4月上旬の建設状況

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-(仮称)港区三田一丁目計画-

 1929年(昭和4年)に竣工した旧逓信省の歴史的建築物である「旧東京簡易保険支局(かんぽ生命保険東京サービスセンター)」跡地の再開発プロジェクトが計画されています。「旧東京簡易保険支局」は解体されて、現在は「(仮称)港区三田一丁目計画」が建設されています。

● 三田ガーデンヒルズ
 「三井不動産レジデンシャル」および「三菱地所レジデンス」は、2025年3月に竣工予定の「(仮称)港区三田一丁目計画」の名称を「三田ガーデンヒルズ」に決定し、2022年4月25日より、オフィシャルサイトを開設しました。

 引用資料 三井不動産レジデンシャル(PDF:2022/04/25)
 国内最大規模ZEHかつCO2排出量実質ゼロによる環境配慮とオンサイト発電によるレジリエンス強化「三田ガーデンヒルズ」始動 - 港区最大敷地約25,000㎡の旧逓信省跡地に全1,002戸のプロジェクト -2022年4月25日(月)オフィシャルサイト開設

 引用資料 公式ホームページ
 三田ガーデンヒルズ

 「(仮称)港区三田一丁目計画」の正式な計画名は「(仮称)港区三田一丁目計画(共同住宅棟・大学棟)」です。「三田ガーデンヒルズ」は、共同住宅棟の部分となります。大学棟は「慶應義塾大学」が、地上6階、地下1階、高さ26.90m、延床面積約5,700㎡の大学を建設します。

● 三井と三菱が38年振りに共同開発!
 三井不動産グループおよび三菱地所グループが都心において「広尾ガーデンヒルズ」以来38年振りに共同開発するガーデンヒルズとなります。ちなみに「広尾ガーデンヒルズ」は、総戸数約1,100戸、1987年に竣工しました。

三田ガーデンヒルズの概要
◆ 計画名-(仮称)港区三田一丁目計画 *共同住宅棟部分のみ
◆ 所在地-東京都港区三田一丁目102番1(地番)
◆ 交通-東京メトロ南北線「麻布十番」駅徒歩5分、都営地下鉄大江戸線「麻布十番」駅徒歩5分、都営地下鉄三田線「芝公園」駅徒歩10分
◆ 階数-(敷地①)地上14階、地下2階、(敷地②)地上14階、地下1階
◆ 高さ-最高部50.00m、軒高45.00m
◆ 敷地面積-25,246.57㎡
◆ 建築面積-13,863.90㎡
◆ 延床面積-148,310.07㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-杭基礎
◆ 用途-共同住宅、飲食店、駐車場
◆ 総戸数-1,002戸(一般販売対象住戸952戸、他に店舗2戸)
◆ 建築主-三井不動産レジデンシャル、三菱地所レジデンス
◆ 設計者-大成建設
◆ 施工者-大成建設
◆ 着工-2021年07月01日
◆ 竣工-2025年03月下旬予定
◆ 入居開始-2025年04月下旬予定


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「外観完成予想CG」です。


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「中庭完成予想CG」です。


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「エントランス外観完成予想CG」です。


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「配棟計画イメージイラスト」です。


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「位置図」です。


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「三田ガーデンヒルズ」の2023年4月上旬の建設状況です(写真提供SOCIO34050氏)。


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南西側の「パークマンション棟」でしょうか? 躯体が地上に姿を現しています(写真提供SOCIO34050氏)。


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更に東側です(写真提供SOCIO34050氏)。


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更に東側です(写真提供SOCIO34050氏)。


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更に東側です(写真提供SOCIO34050氏)。



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2023年4月13日 (木)

民間における過去最大規模の再開発プロジェクト 第2六本木ヒルズ「六本木五丁目西地区第一種市街地再開発事業」 2025年度の着工へ!

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-六本木五丁目西地区第一種市街地再開発事業-
 第2六本木ヒルズとも言われている「六本木五丁目西地区」の事業主体は「森ビル、住友不動産」となっています。過去の「東京圏国家戦略特別区域計画」の資料では、都市計画の決定等の目途が 「平成27年中」となっていましたが、未だに都市計画の決定等が行われていません。

 考えられるのが、「虎ノ門ヒルズ」のビル群の建設に続き、「麻布台ヒルズ(虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業)」が着工されたため、「森ビル」が、さすがに3つのプロジェクトの同時進行は財務的に不可能と判断した可能性が高いです。特に「虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業」の総事業費は約5,800億円と、約2,700億円の六本木ヒルズの2倍を超えます。

 「六本木五丁目西地区第一種市街地再開発事業」は、事業面積約8.2ha、総延床面積約1,050,000㎡を想定しています。「六本木ヒルズ」の開業時の面積である敷地面積84,801.02㎡、延床面積724,524.60㎡を上回ります。実現すれば、民間における過去最大規模の再開発プロジェクトとなります。 

● 2025年度の着工へ!
 東京都港区の六本木エリアで、総延床面積約1,050,000㎡の「六本木五丁目西地区第一種市街地再開発事業」が進展してきました。再開発準備組合が2025年度の着工を見据え、都市計画決定に向けた関係機関との調整を進めていることが分かりました。2030年度の竣工を予定しています。準備組合には「森ビル」と「住友不動産」が事業協力者として参画しています。

 日刊建設工業新聞(2023/04/12)
 六本木五丁目西地区再開発(東京都港区)/延べ100万平米超、25年度着工へ

 事業主体が「森ビル、住友不動産」となっています。街区の名称はどうなるのでしょうか? 森ビルは「ヒルズ」、住友不動産は「ガーデン」を街区の名称に冠しています。出資比率によるとも思いますが、出資比率が均衡すると「ヒルズ」の名称を冠するのは難しいと思います。


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「六本木五丁目西地区」は六本木ヒルズの東側です(引用:森ビル)。


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「六本木五丁目西地区」の南東角です。写真右側が「鳥居坂」です。


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「鳥居坂」はかなり急な坂道です。


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更に北側です。


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更に北側です。


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更に北側です。


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更に北側です。


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「六本木五丁目西地区」の北東角です。北東角のビルは六本木のランドマークとも言える「六本木共同ビル(通称:六本木ロアビル)」です。耐震性に問題があり解体される予定です。



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2023年4月12日 (水)

国家戦略特区 高さ約229mと高さ約227mの超高層ツインタワー「(仮称)芝浦一丁目計画 新築工事」 2023年4月上旬の建設状況

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- (仮称)芝浦一丁目計画 新築工事

 「浜松町ビルディング(東芝ビルディング)」の敷地に計画されている「(仮称)芝浦一丁目計画 新築工事」は、総延床面積約55万㎡のビッグプロジェクトです。

 2期に分けて施工する計画で、先に南側の「S棟」を建設します。「S棟」の竣工後に、「浜松町ビルディング(東芝ビルディング)」を解体して、跡地に「N棟」を建設します。2031年3月の全体完成を目指します。

 「野村不動産」並びに「野村不動産ビルディング」と、「JR東日本(東日本旅客鉄道)」は、共同で推進している国家戦略特別区域計画の特定事業である、「芝浦一丁目プロジェクト」の事業者として、2021年9月28日に起工式を執り行い、2021年10月1日に着工しました。

 引用資料 野村不動産(PDF:2022/05/23)
 延床面積約55万㎡大規模複合開発 「芝浦プロジェクト」 都心で空・海・緑を感じる新たな働き方 「TOKYO WORKation (トウキョウ ワーケーション)」を提案 ―東京湾岸部の景観を一新するオフィス・ホテル・商業施設・住宅の一体開発―

 引用資料 公式ホームページ
 芝浦プロジェクト

 「芝浦プロジェクト」では、都心の利便性と、眼前に広がる空と海を有する芝浦エリアならではの立地を活かし、「空と海、世界へひらかれたこの街で、新しい人と社会の未来をつくりだす」ことを目指します。

 その一環として、働き方や働く環境に求められる価値観が変化した今の時代に寄り添う新たな働き方、「TOKYO WORKation(トウキョウ ワーケーション)」を提案します。「ビジネスの中枢である東京都心で働くこと」と「空と海から得られる開放感」が融合し、自分に合ったスタイルで働くことが実現します。

芝浦プロジェクトの概要
◆ 計画名-(仮称)芝浦一丁目計画 新築工事
◆ 所在地-東京都港区芝浦一丁目1番1他 51筆
◆ 交通-(浜松町ビルディング基準)JR、東京モノレール「浜松町」駅徒歩5分、都営地下鉄大江戸線・浅草線「大門」駅徒歩8分、ゆりかもめ「日の出」駅徒歩6分
◆ 階数-(S棟)地上43階、地下3階、(N棟)地上45階、地下3階、(商業施設)地上1階~2階×5棟
◆ 高さ-(S棟)最高部228.88m、(N棟)最高部227.28m
◆ 敷地面積-(施設全体)39,819.13㎡(竣工時40,104.29㎡)、(S棟・N棟)34,555.47㎡
◆ 建築面積-(施設全体)28,192.39㎡、(S棟・N棟)27,377,75㎡ 
◆ 延床面積-(施設全体)551,437.56㎡、(S棟・N棟)550,455.80㎡ 
◆ 容積対象面積-(施設全体)445,744.63㎡、(S棟・N棟)444,795.47㎡
◆ 構造-(地上)鉄骨造、(地下)鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 用途-オフィス、商業施設、ホテル、共同住宅、ビジネス交流施設、生活支援施設、駐車場、DHC施設等
◆ 総戸数-約144戸
◆ 建築主-野村不動産ビルディング、JR東日本
◆ 設計者-槇総合計画事務所、清水建設、オーヴ・アラップ・アンド・パートナーズ・ジャパン・リミテッド、日建設計
◆ 施工者-(S棟)清水建設、(N棟)未定
◆ 解体工事(S棟)2021年02月01日~2021年09月30日
◆ 着工-(S棟)2021年09月28日(起工式)、2021年10月01日(着工)、(N棟)2027年04月頃予定
◆ 竣工-(S棟)2025年02月予定、(全体)2031年03月31日予定

(備考) 敷地面積は、竣工時までに現状港区所有地(道路)を本敷地に編入することにより計40,104.29㎡になる予定です。


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「芝浦プロジェクト 完成予想パース」です。


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「芝浦プロジェクト 完成予想パース」です。


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プロジェクト概要

 「浜松町ビルディング(東芝ビルディング)」の建替事業として、芝浦プロジェクトでは、2021年10月に着工した「S棟」と、2027年度着工の「N棟」からなるツインタワーの建設を予定しています(竣工予定時期 S棟2025年2月、全体2030年度)。

● 野村不動産グループが2025年に本社をS棟へ移転!
 「野村不動産ホールディングス」は、「野村不動産ホールディングス」および「野村不動産」をはじめとするグループ各社の本社を、2025年 2月に竣工を予定している、大規模複合開発「芝浦プロジェクト」S 棟に移転することを決定しました。


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ラグジュアリーブランド「フェアモント東京」

 最上級のパーソナルなサービスとラグジュアリーな体験を提供するため、S棟上層階には、欧州最大手のホテルグループであるアコーが手掛けるラグジュアリーホテルブランド「フェアモント」が日本へ初進出します。

 世界最大手のホテルグループである「アコー(本社:フランス・パリ)」のラグジュアリーホテルブランド「フェアモント」の日本初進出となるホテル名称は「フェアモント東京」で、開業は2025年度を予定しています。


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「フロア構成図」です。


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「配置図」です。


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「位置図」です。


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浜松町ビルディング(東芝ビルディング)
 「(仮称)芝浦一丁目建替計画新築工事」の予定地に建っている「浜松町ビルディング(東芝ビルディング)」です。地上40階、塔屋1階、地下3階、高さ165.9mの超高層オフィスビルです。「東芝ビルディング」として、1984年3月に竣工しました。

浜松町ビルディング(東芝ビルディング) の概要
◆ 所在地-東京都港区芝浦一丁目1番1号
◆ 交通-JR、東京モノレール「浜松町」駅徒歩5分、都営地下鉄大江戸線・浅草線「大門」駅徒歩8分、ゆりかもめ「日の出」駅徒歩6分
◆ 階数-地上40階、塔屋1階、地下3階
◆ 高さ-最高部165.9m 
◆ 敷地面積-34,506.91㎡
◆ 建築面積-14,741.10㎡(東芝浜松町ビルを含む場合16,464.58㎡)
◆ 延床面積-162,612.86㎡(東芝浜松町ビルを含む場合176,567.92㎡)
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 地震対策-制震構造(水平方向の揺れを吸収するダイナミックスクリューとオイルダンパーを低層階を中心に102ヶ所設置)
◆ 用途-オフィス、店舗
◆ 建築主-港建物、第一生命保険
◆ 設計者-清水建設
◆ 施工者-清水建設、鹿島建設JV
◆ 着工-1981年08月
◆ 竣工-1984年03月


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「(仮称)芝浦一丁目計画 新築工事」の2023年4月上旬の建設状況です(写真提供SOCIO34050氏)。


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南西側から見た様子です(写真提供SOCIO34050氏)。


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この部分は吹抜けになるのでしょうか?(写真提供SOCIO34050氏)。


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南東側から見た様子です(写真提供SOCIO34050氏)。


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「芝浦運河」で「橋設置工事」が行われています(写真提供SOCIO34050氏)。


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「現場造成杭」を構築しています(写真提供SOCIO34050氏)。


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作業船に「鉄筋かご」が並べられています(写真提供SOCIO34050氏)。


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「乗入れ構台」です(写真提供SOCIO34050氏)。



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2023年4月11日 (火)

仙台市 地上35階、高さ約180mと地上24階、高さ約135mの「(仮称)一番町三丁目七番地区第一種市街地再開発事業」 事業計画書(案)の縦覧!

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-(仮称)一番町三丁目七番地区第一種市街地再開発事業-

 「一番町三丁目七番地区市街地再開発準備組合」は、2023年3月31日に設立されました。宮城県仙台市青葉区一番町三丁目の一部他における街区一体の再開発計画の検討に着手しました。

  仙台137街区は、仙台市都心地区の主要幹線道路である東二番丁通りと広瀬通の交差点の南西側に位置し、多くのバス路線が停車するバス停留所「電力ビル前」と仙台市地下鉄南北線の「広瀬通駅」が近接する交通結節点です。

 また、百貨店やアーケード街、飲食街が集積する一番町エリアとして賑わい拠点の一面も併せ持ちます。仙台市の都心を代表する場所として、東北を支える多様な都市機能の集積を図ることが求められています。

● 事業計画書(案)の公表および意見募集の縦覧!
 「(仮称)一番町三丁目七番地区第一種市街地再開発事業」の「事業計画書(案)の公表および意見募集」の縦覧が行われています。縦覧期間は、2023年4月9日~5月8日までです。

 引用資料 仙台市・公式HP(2023/04/10)
 (仮称)一番町三丁目七番地区第一種市街地再開発事業

 新ビルは、地上35階、高さ約180m、延床面積約118,000㎡と地上24階、高さ約135m、延床面積約54,000㎡の超高層ビル2棟を建設し、商業、オフィスなどの利用を含め、高機能化を目指します。

(仮称)仙台市青葉区一番町三丁目七番地区再開発計画の概要
◆ 所在地-宮城県仙台市青葉区一番町三丁目7番地内
◆ 交通-仙台市地下鉄南北線「広瀬通」駅、仙台市地下鉄東西線「青葉通一番町」駅
◆ 階数-(南街区)地上35階、(北街区)地上24階
◆ 高さ-(南街区)約180m、(北街区)約135m
◆ 敷地面積-(南街区)約7,740㎡、(北街区)約3,500㎡
◆ 延床面積-(南街区)約118,000㎡、(北街区)約54,000㎡
◆ 容積対象面積-(南街区)約96,800㎡、(北街区)約42,700㎡
◆ 用途-(南街区)オフィス、商業、ホール、駐車場等、(北街区)オフィス、商業、ホテル、駐車場等
◆ 事業者-一番町三丁目七番地区市街地再開発準備組合
◆ 準備組合参加者-東日本興業、明治安田生命保険、戸田建設、大一殖産、他
◆ 事業協力者-三菱地所、戸田建設
◆ 着工-(北街区)2026年予定、(南街区)2031年予定
◆ 竣工-(北街区)2029年予定、(南街区)2035年予定


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「計画配置図(断面)」です。


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「計画配置図(平面)」です。


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「事業の実施位置」です。


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「事業工程」です。



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2023年4月10日 (月)

(仮称)三田三・四丁目地区第一種市街地再開発事業 地上42階、高さ約215mの「東京三田再開発プロジェクト」 2023年4月上旬の建設状況

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-三田三・四丁目地区第一種市街地再開発事業-

 国家戦略特区の「三田三・四丁目地区第一種市街地再開発事業」は、「札の辻(ふだのつじ)交差点」の西側に広がる広大な敷地です。区域面積は約40,000㎡とかなり広いです。広大な敷地を「Ⅰ街区、Ⅱ街区、Ⅲ街区」の3街区に分けて整備します。総事業費は約1,620億円です。

 最大規模の「Ⅰ街区」の「複合棟1」は、地上42階、塔屋1階、地下4階です。高さですが、「建築計画のお知らせ」では約215m、2021年1月28日の、”「(仮称)三田三・四丁目地区第一種市街地再開発事業」変更届その2” では約211m、「東京都環境局」の資料では210.29mとなっています。いずれの場合でも田町・三田エリアで最高の高さになります。

 引用資料 住友不動産
 東京三田再開発プロジェクト

 引用資料 住友不動産(PDF:2022/10/31)
 「三田三・四丁目地区第一種市街地再開発事業」 当社最大 延床面積約20万㎡ 大規模オフィスタワー 高い環境性能が評価され「ZEB Ready」認証取得 2023年2月竣工予定

東京三田再開発プロジェクトの概要
◆ 計画名-(仮称)三田三・四丁目地区第一種市街地再発事業 複合棟-1 新築工事
◆ 所在地-東京都港区三田三丁目11番2他(地名地番)
◆ 交通-都営浅草線・三田線「三田」駅より徒歩3分、JR線「田町」駅より徒歩5分
◆ 階数-(複合棟1)地上42階、塔屋1階、地下4階、(複合棟2)地上7階、地下1階、(住宅棟1)地上9階、塔屋1階、地下1階、(住宅棟2)地上4階、地下2階
◆ 高さ-(複合棟1)最高部約215m、(複合棟2)最高部27.7m、(住宅棟1)最高部31.7m、(住宅棟2)最高部11.5m
◆ 区域面積-約40,000㎡(施設全体)
◆ 敷地面積-約30,000㎡(施設全体)、19,170.29㎡(複合棟1)
◆ 建築面積-約12,270㎡(施設全体)、7,869.29㎡(複合棟1)
◆ 延床面積-約228,700㎡(施設全体)、199,705.60㎡(複合棟1)
◆ 構造-鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造(複合棟1)
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 地震対策-制振構造+免震構造
◆ 用途-オフィス、貸会議室等、店舗、駐車場(複合棟1)
◆ 建築主-三田三・四丁目地区市街地再開発組合(地権者ならびに参加組合員 住友不動産)
◆ 設計者・監理者-久米設計
◆ 施工者-大林組
◆ 着工-2019年12月01日(複合棟1)
◆ 竣工-2023年02月予定(複合棟1)、2024年07月30日予定(複合棟2)、2024年08月中旬予定(住宅棟1)、2025年03月31日予定(住宅棟2)
◆ 総事業費-約1,620億円

(備考) 上記の「高さ、敷地面積、建築面積、延床面積」は、「東京都環境局」が公表している資料を参考にしています。


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「東京三田再開発プロジェクト」の完成イメージです。地震対策として、「制振構造+免震構造」を採用します。


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南側の「住友不動産三田ツインビル西館」と色調を統一しています。


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地震対策(免震+制振のハイブリット構造)

 建物構造は、免震+制振のハイブリット構造としており、27階スカイロビーの階下部に「中間免震層」を設け、かつ全フロアに制振壁、屋上に制振装置を設置する事で、地震時など揺れを低減し、就労者や来訪者の安心・安全に配慮します。


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低層 基準階平面図

 基準階面積は4階~11階が約3,980㎡(約1,200坪)、12階~42階が約2,940㎡(約890坪)の広さを誇り、天井高3.0mの整形無柱空間が効率的かつ自由度の高いレイアウトを実現します。


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「街区全体図」です。


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「東京三田再開発プロジェクト」の2023年4月上旬の建設状況です。竣工は2023年2月予定だったので竣工しているかも知れません(写真提供SOCIO34050氏)。

● 正式名称は?
 2023年4月10日時点で、住友不動産の公式ホームページを見ても「東京三田再開発プロジェクト」のままで正式名称が発表になっていません。「住友不動産〇〇タワー」になると思いますが、コロナ禍により完成が遅れているのかも知れません。


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下層階の様子です(写真提供SOCIO34050氏)。


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歩道橋の架け替え工事を行っています(写真提供SOCIO34050氏)。


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工事名は「札ノ辻歩道橋架替え工事」で、工期は2023年4月3日~2024年6月頃までの予定です(写真提供SOCIO34050氏)。


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「札ノ辻歩道橋架替え工事」の位置図です(写真提供SOCIO34050氏)。


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北側の「聖徳大学」です(写真提供SOCIO34050氏)。


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地下駐車場の入口です(写真提供SOCIO34050氏)。


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「聖坂(ひじりざか)」から見た様子です(写真提供SOCIO34050氏)。


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Ⅲ街区の地上9階、塔屋1階、地下1階、高さ31.7mの「住宅棟1」の建設現場です(写真提供SOCIO34050氏)。


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「住宅棟1」の北側です(写真提供SOCIO34050氏)。


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聖坂側の「蟻鱒鳶ル(アリマストンビル)」です。「東京のサグラダ・ファミリア」とか「三田のガウディ」とか呼ばれていますが、「曳家」を行い少し移設されます(写真提供SOCIO34050氏)。



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2023年4月 9日 (日)

JR関内駅前 地上33階、高さ約169mの「(仮称)横浜市旧市庁舎街区活用事業新築等工事」 2023年4月2日の建設状況

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-横浜市現市庁舎街区等活用事業-

 横浜市が2019年1月から公募を実施していた「現市庁舎街区活用事業」について3件の応募があり、横浜市現市庁舎街区等活用事業審査委員会において審査が行われ、答申を受領しました。

 この答申を踏まえ、「国際的な産学連携」「観光・集客」というテーマに沿った地区の賑わいと活性化の核づくり等の観点から、最も優れた提案を行った「三井不動産」を代表者とするグループを事業予定者として決定しました。

 「三井不動産」を代表者とする計8社のグループは、「(代表者)三井不動産、(構成員)鹿島建設、京浜急行、第一生命、竹中工務店、ディー・エヌ・エー、東急、関内ホテルマネジメント(星野リゾートの全額出資子会社)」で構成されています。

 横浜市役所は、旧市庁舎のある関内駅前から北仲通地区の馬車道駅(桜木町駅)へ新築移転し、2020年6月29日に全面供用開始しました。そのため計画名が「横浜市現市庁舎街区等活用事業」から「横浜市旧市庁舎街区活用事業」に変更になっています。

● 横浜市旧市庁舎街区活用事業が着工!
 「三井不動産」を代表企業として、「鹿島建設、京浜急行電鉄、第一生命保険、竹中工務店、ディー・エヌ・エー、東急、星野リゾート」の8社により推進中の「横浜市旧市庁舎街区活用事業」が着工いたしました。2025年12月に竣工・供用開始、2026年春にグランドオープンを予定です。

 引用資料 三井不動産(2022/07/12)
 JR「関内」駅前に「横浜市旧市庁舎街区活用事業」着工 旧市庁舎行政棟を保存・活用し、横浜の歴史や文化を継承 「新旧融合」の新たな街が2026年春グランドオープン

横浜市旧市庁舎街区活用事業の概要
◆ 計画名-(仮称)横浜市旧市庁舎街区活用事業新築等工事
◆ 所在地-神奈川県横浜市中区港町一丁目1番地
◆ 交通-JR根岸線「関内」駅徒歩1分、横浜市営地下鉄ブルーライン「関内」駅徒歩1分、横浜高速鉄道みなとみらい線「日本大通り」駅徒歩7分
◆ 階数-(タワー棟)地上33階、塔屋2階、地下1階、(行政棟)地上8階、地下1階、(LVA棟)地上2階、地下0階
◆ 高さ-(タワー棟)最高部168.79m、(行政棟)最高部約55m、建築物約37m、(LVA棟)最高部約17m
◆ 敷地面積-16,522.02㎡
◆ 建築面積-約10,439㎡
◆ 延床面積-約128,567㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 地震対策-(タワー棟)高性能制震オイルダンパーと座屈拘束ブレースを用いた制震構造、(行政棟)免震構造
◆ 用途-オフィス、教育施設、観光・集客施設、商業施設、宿泊施設ほか
◆ 客室数-約280室
◆ 建築主-(代表者)三井不動産、(構成員)鹿島建設、京浜急行電鉄、第一生命保険、竹中工務店、ディー・エヌ・エー、東急、星野リゾート
◆ 設計者-鹿島建設、竹中工務店
◆ 施工者-鹿島建設、竹中工務店
◆ 着工-2022年07月01日
◆ 竣工-2025年12月31日予定
◆ グランドオープン-2026年春予定


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MINATO-MACHI LIVE(みなとまち ライブ)

 街づくりコンセプトは「MINATO-MACHI LIVE(みなとまち ライブ)」です。「新旧融合」を特色に、旧市庁舎行政棟を保存・活用し横浜の文化を継承し、格式ある景観を形成します。また、次世代の横浜を象徴するエンターテインメント&イノベーションの拠点となり、新たな感動とにぎわいの源泉となる街を創造します。

● OMO7(おもせぶん)横浜 by 星野リゾート(仮称)
 旅のテンションをあげる都市ホテルブランド「OMO by 星野リゾート」は、地上8階の旧市庁舎行政棟を保存活用し、国内外の観光客を受け入れ、新たな横浜探訪の拠点となる都市観光ホテル「OMO7横浜 by 星野リゾート(仮称)」を開業予定です。客室数は約280室を予定しています。


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「ライブビューイングアリーナ外観および駅前広場イメージ」です。


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「ライブビューイングアリーナ内部イメージ」です。


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「タワー棟断面」です。


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「オフィス高層バンク平面」です。オフィス基準階は、1フロア2,000㎡超、天井高2,800mm、奥行き最大約18mの整形無柱空間を実現し、内階段の設置にも対応可能な効率的なオフィスレイアウトを実現します。


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「街区配置図およびデッキ動線」です。


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「位置図」です。


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「(仮称)横浜市旧市庁舎街区活用事業新築等工事」の2023年4月2日の建設状況です。


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東側から見た様子です。


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北東面です。「テレスコ式クラムシェル」が見えます。「場所打ちコンクリート拡底杭」の構築が終わって、掘削工事を行っているようです。


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北側の「尾上橋通り」から見た様子です。


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北側から見た様子です。


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北西面です。


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西側から見た様子です。


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すぐ東側は「横浜スタジアム」です。増設された両翼の「ウィング席」がよくわかります。


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「(仮称)横浜市旧市庁舎街区活用事業新築等工事」の建築計画のお知らせです。



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2023年4月 8日 (土)

みなとみらい21中央地区53街区 高さ約158mと高さ約90mの「横浜シンフォステージ(YOKOHAMA SYMPHOSTAGE)」 2023年4月2日の建設状況

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-みなとみらい21中央地区53街区-

 「横浜市」が「みなとみらい21中央地区53街区」の開発事業者を公募しました。横浜高速鉄道みなとみらい線「新高島駅」に直結する好立地です。「横浜市」は「最後の重要街区」と位置付けていましたが、敷地面積が20,620.58㎡と広大なため、2015年、2016年、2017年と3度の公募を行いましたが、決まりませんでした。

 2019年3月に4度目正直で、「大林組、京浜急行電鉄、新日鉄興和不動産(現:日鉄興和不動産)、ヤマハ」の4社で構成する企業グループが、横浜市による開発事業者公募「みなとみらい21中央地区53街区」の事業予定者に選定されました。

 「大林組、京浜急行電鉄、日鉄興和不動産、ヤマハ、みなとみらい53EAST合同会社」の5社で共同開発する「みなとみらい21中央地区53街区開発事業」が2021年4月に着工しました。

● 横浜シンフォステージ(YOKOHAMA SYMPHOSTAGE)
 「大林組、京浜急行電鉄、日鉄興和不動産、ヤマハ、みなとみらい53EAST合同会社」の5社で共同開発し、2024年3月末の完成を予定している「みなとみらい21中央地区53街区開発事業」の街区名称を「横浜シンフォステージ(YOKOHAMA SYMPHOSTAGE)」に決定しました。

 引用資料 大林組(2022/08/29)
 みなとみらい21中央地区53街区開発事業の街区名称を 『横浜シンフォステージ(YOKOHAMA SYMPHOSTAGE)』 に決定

横浜シンフォステージ(YOKOHAMA SYMPHOSTAGE)の概要
◆ 計画名-(仮称)MM53街区プロジェクト
◆ 所在地-神奈川県横浜市西区みなとみらい五丁目1番1 他
◆ 交通-みなとみらい線「新高島」駅徒歩1分、JR・京急・東急・相鉄・みなとみらい線・市営地下鉄「横浜」駅徒歩8分
◆ 階数-(ウエストタワー)地上30階、塔屋2階、地下1階、(イーストタワー)地上16階、塔屋1階、地下1階
◆ 高さ-(ウエストタワー) 最高部約158m、(イーストタワー)約90m
◆ 敷地面積-20,620.58㎡(施設全体)
◆ 延床面積-183,132.29㎡(施設全体)
◆ 構造-鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造(ウエストタワー・イーストタワー)
◆ フロア構成-(ウエストタワー)26階~30階が「ホテル」、25階が「全体共用」、5階~24階が「オフィス」、4階が「全体共用」、2階・3階が「店舗」、1階が「駐車場、店舗、オープンアトリウム」、(イーストタワー)5階~15階が「オフィス」、4階が「全体共用」、3階が「オフィス、店舗、オープンイノベーションスペース」、2階が「店舗」、1階が「駐車場、店舗、オープンアトリウム」
◆ 建築主-大林組、京浜急行電鉄、日鉄興和不動産、ヤマハ、みなとみらい53EAST合同会社(大林組が出資する特別目的会社)
◆ 設計者-大林組
◆ 施工者-大林組
◆ 着工-2021年04月01日
◆ 竣工-2024年03月31日予定


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横浜シンフォステージ(YOKOHAMA SYMPHOSTAGE)

 街区名称を「横浜シンフォステージ(YOKOHAMA SYMPHOSTAGE)」に決定しました。この名称には「本街区を通してヒト・モノ・コトが調和・共鳴(Symphony)し、すべての来街者にとっての新たな価値を創出し、発信する舞台(Stage)を提供する」という想いを込めています。

 ロゴマークは、横浜シンフォステージに込めた想いを、海側から山側へ高くなる2棟の建物形状と上昇する海風のイメージに重ねて表現しました。横浜シンフォステージで起こる個性あふれる新たな風が発信され広がる様子を爽やかに表現しつつ、記憶に残る視認性の高いロゴとなることをめざしました。


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「完成イメージ」です。


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「完成イメージ」です。


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「完成イメージ」です。


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「用途構成イメージ」です。

● ウエストタワー
 基準階専有面積3,360㎡(約1,016坪)を有するオフィスを主な用途とし、上層部は京急グループの新築では初出店となる「京急EXホテル」、低層部はヤマハのブランド発信拠点や店舗で構成される、新高島駅周辺の新たなシンボルとなる多機能交流拠点です。

● イーストタワー
 基準階専有面積2,796㎡(約845坪)を有し、さまざまな企業が本社、研究開発拠点として利用することを視野に入れたオフィスを主な用途とし、低層部にはオープンイノベー ションスペースや店舗を備えます。


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「<左>ウエストタワーのオフィス基準階(基準階専有面積3,360㎡)、<右>イーストタワーのオフィス基準階(基準階専有面積2,796㎡)」です。


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「配置図」です。


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横浜ランドマークタワーの69階展望フロア「スカイガーデン」から北側を見た様子です。


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「横浜シンフォステージ(YOKOHAMA SYMPHOSTAGE)」の2023年4月2日の建設状況です。


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「ウエストタワー」の建設現場です。


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「ウエストタワー」の最高部です。すでに上棟しているようです。タワークレーンが4基から2基に減少しています。


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「イーストタワー」の建設現場です。 


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「イーストタワー」の最高部です。すでに上棟しているようです。


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THE YOKOHAMA FRONT TOWER
 地上43階、塔屋1階、地下2階、高さ178.43mの「THE YOKOHAMA FRONT TOWER(ザ ヨコハマ フロント タワー)」もすでに上棟しているようです。総戸数459戸(一般販売対象外住戸23戸含む)他に宿泊施設・店舗・事務所等の超高層タワーマンションです。



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2023年4月 7日 (金)

超優良企業「SMC」 つくばエクスプレス柏の葉キャンパス駅近く 総延床面積約92,684㎡の「(仮称)柏の葉キャンパス新技術センター計画」を建設!

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-柏の葉キャンパス-

 空気圧制御機器メーカーの「SMC」が、千葉県柏市のつくばエクスプレス柏の葉キャンパス駅近くに研究所・事務所の新築を計画していることが明らかになりました。規模は3棟で、総延床面積約92,684㎡です。3棟棟共に「鹿島建設」の設計・施工で、2023年12月1日に着工、2025年8月31日に竣工を予定しています(Googleマップの衛星写真を引用して加筆)。

 建設通信新聞 公式ブログ(2023/04/04)
 【研究所・事務所】柏の葉に3棟9・2万平米 SMC

 計画名は、「(仮称)柏の葉キャンパス新技術センター計画 A棟 新築工事、(仮称)柏の葉キャンパス新技術センター計画 B棟 新築工事、(仮称)柏の葉キャンパス新技術センター計画 C棟 新築工事」です。132街区に「C棟」、138街区に「B棟」、140街区に「A棟」が建設される予定です。

(仮称)柏の葉キャンパス新技術センター計画の概要
◆ 計画名-(仮称)柏の葉キャンパス新技術センター計画 A棟 新築工事、(仮称)柏の葉キャンパス新技術センター計画 B棟 新築工事、(仮称)柏の葉キャンパス新技術センター計画 C棟 新築工事
◆ 所在地-千葉県柏市(柏都市計画事業柏北部中央地区一体型特定土地区画整理事業区域内)
◆ 交通-つくばエクスプレス「柏の葉キャンパス」駅
◆ 階数-(A棟)地上5階、地下0階、(B棟)地上5階、地下0階、(C棟)地上5階、地下1階
◆ 高さ-(A棟)27.00m、(B棟)26.40m、(C棟)28.31m
◆ 敷地面積-(A棟)15,667.90㎡、(B棟)7,144.14㎡、(C棟)19,979.52㎡
◆ 建築面積-(A棟)約10.965㎡、(B棟)約4.998㎡、(C棟)約13.983㎡
◆ 延床面積-(A棟)約33,204㎡、(B棟)約15.355㎡、(C棟)約44,125㎡
◆ 構造-(A棟)鉄骨造、KIP-RC造 、(B棟)KIP-RC造 、(C棟)KIP-RC造
◆ 用途-(A棟)研究所、事務所、飲食店、(B棟)研究所、事務所、(C棟)研究所、事務所
◆ 建築主-SMC
◆ 設計者-鹿島建設
◆ 施工者-鹿島建設
◆ 着工-2023年12月01日予定
◆ 竣工-2025年08月31日予定

(備考)KIP-RC造は、圧縮力に強い「鉄骨鉄筋コンクリート造」の柱と、曲げに強い「鉄骨造」の梁を組み合わせた複合構造です。大きなスパン(柱間隔)の広々とした空間を早く、経済的に構築することができるので、大型店舗、工場や倉庫、研究施設、データセンターなど、様々な用途に適用されてきました。


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SMC
 「SMC」の本社は、東京都千代田区外神田四丁目14-1の「秋葉原UDXビル」にあります。1956年に「焼結金属工業」として設立、1986年に「SMC」に社名変更しました。社名のSMCは、「焼結金属」の英文名「Sintered Metal」に「Company」の頭字語です。

 「SMC」の主力製品は「空気圧機器」です。工場の生産ラインや検査装置の自動化に欠かせない機械要素部品、駆動機器や方向制御機器、圧縮空気の浄化機器など多岐にわたる機器で構成されています。

 「空気圧機器」は、空気を圧縮させることにより生じる力を利用した機器のことです。大気をコンプレッサーにより加圧・圧縮し、得られた圧力によって仕事をする機械の総称です。
 空気圧機器と同じような用途に油圧機器があります。空圧は油圧と比べて低い圧力で使用されます。油圧が高負荷・高圧・重装備であるのに対し、空圧は低負荷・低圧・簡便な設備でかつ火災の心配が少ない安全な方式です。

 「SMC」は、空気圧機器の国内シェア65%、世界シェア37%でトップシェアを誇ります。ユーザーニーズに合わせ、空気圧機器だけでなく電動機器など多種多様な製品を組み合わせてシステム構築する提案力と技術力が強みです。


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SMCの連結決算

 2023年3月期の連結業績予想(2022年4月1日~2023年3月31日)は、売上高824,000百万円(前年同期比13.3%増)、営業利益248,500百万円(前年同期比9.1%増)と、売上高は過去最高の業績予想をしています。

SMCの連結決算(売上高/営業利益)
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1998年3月   197,380百万円     40,666百万円
1999年3月   165,072百万円     29,119百万円
2000年3月   194,229百万円     35,454百万円
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2001年3月   252,043百万円     60,522百万円
2002年3月   184,422百万円     22,522百万円
2003年3月   206,795百万円     31,008百万円
2004年3月   247,183百万円     56,174百万円
2005年3月   280,144百万円     71,872百万円
2006年3月   307,827百万円     75,524百万円
2007年3月   339,689百万円     88,964百万円
2008年3月   357,919百万円     87,645百万円
2009年3月   283,436百万円     49,725百万円
2010年3月   220,906百万円     25,567百万円
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2011年3月   325,116百万円     81,970百万円
2012年3月   341,864百万円     88,069百万円
2013年3月   323,135百万円     78,027百万円
2014年3月   395,304百万円   105,153百万円
2015年3月   458,081百万円   127,686百万円  
2016年3月   475,608百万円   134,233百万円
2017年3月   487,625百万円   141,107百万円
2018年3月   591,035百万円   192,428百万円
2019年3月   576,948百万円   180,203百万円
2020年3月   526,600百万円   146,254百万円
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2021年3月   552,178百万円   153,355百万円
2022年3月   727,397百万円   227,857百万円

2023年3月期予想
2023年3月   824,000百万円   248,500百万円(会)
2023年3月   820,546百万円   251,362百万円(コ)

(備考) (会)は会社予想、(コ)はアナリスト予想(コンセンサス)です。コンセンサスは頻繁に変更されます。上記のコンセンサスは2023年4月7日時点の数値です。



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2023年4月 6日 (木)

横浜みなとみらい21地区 国土交通省の15官署が入居する「横浜地方合同庁舎(仮称)整備等事業」 2023年4月2日の状況

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-横浜地方合同庁舎(仮称)整備等事業-

 横浜みなとみらい21地区の「新港地区9街区」に「横浜地方合同庁舎(仮称)整備等事業」が建設されます。「国土交通省」の15官署が入居しますが、事業スキームは「PFI事業(BTO方式)」により行われます。

 引用資料 横浜市港湾局整備推進課(PDF:2019/12/27)
 みなとみらい21新港地区9街区事業者提案に対する市の考え方

 特別目的会社の「ヨコハマしんこうパートナーズ株式会社(戸田建設、ハリマビステム、NECキャピタルソリューション、綜合警備保障、IHI運搬機械、梓設計)」は、「横浜地方合同庁舎(仮称)整備等事業」を、2020年9月に着工しました。

 15官署の内訳は、「(1)神奈川行政評価事務所、(2)横浜地方検察庁分室、(3)横浜保護観察所、(4)東京入国管理局横浜支局、(5)横浜税関(管理予定官署)、(6)東京国税不服審判所横浜支所、(7)横浜中税務署、(8)横浜検疫所、(9)横浜公共職業安定所、(10)植物防疫所研修センター、(11)横浜通商事務所、(12)横浜国道事務所、(13)京浜港湾事務所、(14)横浜営繕事務所、(15)東京湾海上交通センター」です。

横浜地方合同庁舎(仮称)整備等事業の概要
◆ 所在地-神奈川県横浜市中区新港一丁目15番地(地名地番)
◆ 交通-みなとみらい線「馬車道」駅から徒歩約3分
◆ 階数-地上7階、地下0階
◆ 高さ-35.46m
◆ 敷地面積-16,825.14 ㎡
◆ 建築面積-10,885.17㎡
◆ 延床面積-48,390.46㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 用途-公共施設(合同庁舎)、駐車場
◆ 建築主-ヨコハマしんこうパートナーズ株式会社(戸田建設、ハリマビステム、NECキャピタルソリューション、綜合警備保障、IHI運搬機械、梓設計)
◆ 設計者・監理者-梓設計
◆ 施工者-戸田建設
◆ 着工-2020年09月01日
◆ 竣工-2023年03月31日予定


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「万国橋」から見たイメージです。「赤レンガ倉庫」の周辺は景観に配慮して、「横浜みなとみらい21地区」の中でも特に高さ制限が厳しいです。


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「断面機能構成図」です。


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「配置図」です。


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「位置図」です。


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「横浜ランドマークタワー」69階の展望フロア「スカイガーデン」から見た「横浜地方合同庁舎(仮称)整備等事業」の2023年4月2日の状況です。「横浜赤レンガ倉庫」は、「横浜スタジアム」で行われた日向坂46「4回目のひな誕祭」のグッズ売場として使われていました。


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アップです。


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北西側から見た様子です。竣工は、2023年3月31日(予定)となっているので、すでに竣工していると思われます。


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北西側部分です。


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南東側部分です。


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北東側から見た様子です。


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南東面です。


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「万国橋」から見たイメージです。


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南西側から見た様子です。


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「横浜地方合同庁舎(仮称)整備等事業」の建築計画のお知らせです。



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2023年4月 5日 (水)

仙台市青葉区一番町三丁目七番地区再開発計画 「電力ビル」を建替え 地上35階、地上24階程度の超高層ツインタワービルを建設!

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-仙台市青葉区一番町三丁目七番地区再開発計画-

 「一番町三丁目七番地区市街地再開発準備組合」は、2023年3月31日に設立されました。宮城県仙台市青葉区一番町三丁目の一部他における街区一体の再開発計画の検討に着手しました。

 引用資料 一番町三丁目七番地区市街地再開発準備組合(PDF:2023/04/03)
 『仙台市青葉区一番町三丁目七番地区再開発計画』について ~賑わいと交流、そして継続的な経済活力を生み出し続ける「杜の都」の実現へ~

 仙台137街区は、仙台市都心地区の主要幹線道路である東二番丁通りと広瀬通の交差点の南西側に位置し、多くのバス路線が停車するバス停留所「電力ビル前」と仙台市地下鉄南北線の「広瀬通駅」が近接する交通結節点です。

 また、百貨店やアーケード街、飲食街が集積する一番町エリアとして賑わい拠点の一面も併せ持ちます。仙台市の都心を代表する場所として、東北を支える多様な都市機能の集積を図ることが求められています。

 新ビルは、地上35階と地上24階程度の高層ビル2棟を建設し、商業、オフィスなどの利用を含め、高機能化を目指す方針を示しました。今後は2023年に都市計画決定、2024年度に組合設立認可、事業計画認可、2025年度の権利変換計画認可を経て2025年度に着工、2035年度頃竣工予定となっています。

(仮称)仙台市青葉区一番町三丁目七番地区再開発計画の概要
◆ 所在地-宮城県仙台市青葉区一番町三丁目の一部他
◆ 交通-仙台市地下鉄南北線「広瀬通」駅、仙台市地下鉄東西線「青葉通一番町」駅
◆ 階数-地上35階程度、地上24階程度
◆ 区域面積-約18,000㎡
◆ 用途-オフィス、店舗、ホテル、ホール
◆ 事業者-一番町三丁目七番地区市街地再開発準備組合
◆ 準備組合参加者-東日本興業、明治安田生命保険、戸田建設、大一殖産、他
◆ 事業協力者-三菱地所、戸田建設
◆ 着工-2025年度予定
◆ 竣工-2035年度予定


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「計画施設低層部イメージ(東側より望む) 」です。


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「位置図」です。


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「仙台市青葉区一番町三丁目七番地区再開発計画」付近の衛星写真です(Googleマップの衛星写真3Dモードを引用)。



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2023年4月 4日 (火)

歴史的建造物の「横浜郵船ビル」を全面的に保存 地上21階、高さ約99mの「(仮称)横浜市中区海岸通計画」 2023年4月2日の状況 

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-(仮称)横浜市中区海岸通計画-

 「神奈川県警察本部」の西側に歴史的建造物の「横浜郵船ビル」があります。「日本郵船」と「三菱地所」は、歴史的建造物の「横浜郵船ビル」の大部分を、保全・活用して建て替えます。

 再開発予定地は、西側の「横浜郵船ビル」と東側「横濱ビル」です。2棟共に「日本郵船」が100%出資する「郵船不動産」が所有しています。「三菱地所」はもちろんですが、「日本郵船」も「三菱金曜会」の有力企業です。

 計画名は「(仮称)横浜市中区海岸通計画」で、地上22階、塔屋2階、地下2階、高さ約112m(正確には111,100m)、延床面積約88,600㎡の超高層ビルを建設します。

 横浜市は2021年10月11日に、(仮称)横浜市中区海岸通計画に係る第2分類事業判定届出書添付資料の閲覧を行いました。全面的とも言える計画の大幅な見直しが行われました。

 当初は西側の歴史的建造物の「横浜郵船ビル」の大部分を、保全・活用して建て替えを計画していましたが、「横浜郵船ビル」を全面的に保存する事になりました。東側の「横濱ビル」のみの建て替えとなり、それに伴い概要も大幅に変更になりました。

 引用資料 横浜市・公式HP(2021/10/29)
 第64回横浜市都市美対策審議会景観審査部会議事録(令和3年9月6日開催)

(仮称)横浜市中区海岸通計画の概要
◆ 所在地-横浜市中区海岸通三丁目9番
◆ 交通-横浜高速鉄道みなとみらい線「馬車道」駅徒歩3分、JR「桜木町」駅徒歩10分、JR「関内」駅徒歩10分
◆ 階数-(A-1地区)地上21階、塔屋1階、地下1階、(A-2地区)地上7階、地下1階、(A-3地区)地上2階、塔屋1階、地下0階
◆ 高さ-(A-1地区)最高部約99m、建築物約99m、(A-2地区)約26m、(A-3地区)約18m
◆ 敷地面積-(施設全体)約10,550㎡、(A-1地区)約5,000㎡
◆ 建築面積-(施設全体)約6,500㎡、(A-1地区)約3,500㎡
◆ 延床面積-(施設全体)約81,400㎡ 、(A-1地区)約72,800㎡ 
◆ 用途-オフィス、商業等
◆ 建築主-日本郵船、三菱地所
◆ 設計者-三菱地所設計
◆ 施工者-(未定)
◆ 解体工事-2022年02月15日~2023年06月30日予定
◆ 着工-2024年予定
◆ 竣工-2027年予定
◆ 供用開始-2027年予定


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「歴史的な街並み、商住エリアからの景観に配慮した高層デザインの考え方」です。


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「歴史的建造物の意匠を尊重した景観形成の考え方」です。


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「施設断面図(東西)」です。東側の「横濱ビル」のみの建て替えとなり、最高高さが約99mに変更になりました。



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「施設断面図(南北)」です。


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「施設配置図」です。


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「地区計画の区域(案)」です。


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「位置図」です。


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「(仮称)横浜市中区海岸通計画」の2023年4月2日の状況です。西側の歴史的建造物「横浜郵船ビル」です。横浜スタジアムで行われた日向坂46「4回目のひな誕祭」に行った友人に撮影してもらいました。


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「横浜郵船ビル」を全面的に保存する事になりました。


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「横浜郵船ビル」を南側から見た様子です。


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東側「横濱ビル」です。解体工事が行われています。解体工事の工期は、2022年2月15日~2023年6月30日(予定)となっています。


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「横濱ビル」を南西側から見た様子です。


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「横濱ビル」の地上躯体の解体は終わっているようです。


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「横濱ビル」を南側から見た様子です。


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内部の様子です。地上躯体が完全に姿を消しています。


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角度を変えて見た様子です。


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「横浜スタジアム」です。


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「横浜スタジアム」で、2023年4月1日と4月2日に、日向坂46「4回目のひな誕祭」が行われました。


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「横浜赤レンガ倉庫」のグッズ売場です。



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2023年4月 3日 (月)

川崎市 高さ約146mと高さ約92mの「(仮称)鷺沼駅前地区第一種市街地再開発事業」 「立面図」等を公開 条例見解書の縦覧!

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-(仮称)鷺沼駅前地区第一種市街地再開発事業-
 東急田園都市線鷺沼駅前で、「(仮称)鷺沼駅前地区第一種市街地再開発事業」が計画されています。地上37階、地下2階、最高高さ約146m、延床面積約86,000㎡の「駅前街区」と地上20階、地下2階、最高高さ約92m、延床面積約29,000㎡の「北街区」が建設されます。容積率は500%で、両ビルで合計510戸の共同住宅を計画しています。

 再開発準備組合から、検証結果が提出されたことを受け、川崎市による事業概要説明会を開催し、検証結果や今後のスケジュール、関連する公共機能に関する取り組みなどについて報告されました。2022年12月22日に行われた説明会で配布した資料が公開されました。

 川崎市は再開発に合わせて、宮前区役所と市民館、図書館などを移転する方針を示しており、「駅前街区」のビルの3階~5階部分に「市民館、図書館、ホール」が入る計画となっています。また、「北街区」のビルの2階~5階部分に「区役所」が移転する予定です。

● 条例見解書の縦覧!
 川崎市は、「(仮称)鷺沼駅前地区第一種市街地再開発事業に係る条例見解書」の縦覧を行っています。縦覧期間は、2023年3月31日(金)~4月14日(金)までです。

 陰陽資料 川崎市・公式HP(2023/03/31)
 (仮称)鷺沼駅前地区第一種市街地再開発事業に係る条例見解書

(仮称)鷺沼駅前地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-神奈川県川崎市宮前区鷺沼三丁目1番2外
◆ 交通-東急田園都市線「鷺沼」駅前
◆ 階数-(駅前街区)地上37階、地下2階、(北街区)地上20階、地下2階
◆ 高さ-(駅前街区)最高部約146m、軒高約140m、(北街区)最高部約92m、軒高約86m
◆ 敷地面積-(施設全体)約14,850㎡、(駅前街区)約11,170㎡、(北街区)約3,680㎡
◆ 建築面積-(施設全体)約12,300㎡、(駅前街区)約9,150㎡、(北街区)約3,150㎡
◆ 延床面積-(施設全体)約115,000㎡、(駅前街区)約86,000㎡、(北街区)約29,000㎡
◆ 容積対象床面積-(施設全体)約74,250㎡、(駅前街区)約55,850㎡、(北街区)約18,400㎡
◆ 構造-(駅前街区)鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造、(北街区) 鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 用途-(駅前街区)商業、市民館・図書館(大ホール含む)、都市型住宅、業務、駐車場等、(北街区)区役所、市民館(小ホール)、都市型住宅、駐車場等
◆ 総戸数-(施設全体)約510戸、(駅前街区)約380戸、(北街区)約130戸
◆ 建築主-鷺沼駅前地区再開発準備組合(東急電鉄、JAセレサ川崎、横浜銀行、ほか) 
◆ 着工-2023年度予定
◆ 竣工-2032年度予定

 

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「完成予想パース」です。


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「(駅前街区)北側立面図」です。


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「(駅前街区)西側立面図・東側立面図」です。


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「(駅前街区)南側立面図」です。


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「(北街区)北側立面図・西側立面図」です。


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「(北街区)南側立面図・東側立面図」です。


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「(断面図(南北断面)」です。


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「土地利用計画図」です。


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「計画地位置図」です。



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2023年4月 2日 (日)

高崎市 信越本線の北高崎駅~群馬八幡駅間に新駅を設置 「高崎市」と「JR東日本」が、連携協定を2023年3月27日に締結!

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-高崎市とJR東日本が協定-

 「高崎市」と「JR東日本」は、公共交通を軸とした都市の持続的発展をめざし、連携協定を締結しました。2023年3月27日に締結式が高崎市役所で行われました。

 引用資料 JR東日本(PDF:2023/03/27)
 高崎市との「公共交通を軸とした都市の持続的発展」に関する連携協定の締結について

 引用資料 高崎市・公式HP
 都市計画

 協定内容は、駅を中心としたまちづくりの推進、誰もが移動しやすい環境の確立、北関東屈指の交通拠点性を活かした交流人口の拡大の3点を基本方針としており、駅を中心としたまちづくりの推進では、信越本線の北高崎駅と群馬八幡駅の間に整備する「豊岡新駅(仮称)」の設置が正式に盛り込まれました。

 「豊岡新駅(仮称)」は、高崎市がJR東日本に要望したいわゆる「請願駅」です。整備費は高崎市が負担します。高崎市では新駅の用地を取得して施設整備を進めており、今回の正式決定を受け、富岡市長は2026年度中)の開業をめざすと意欲を示しました。新駅は無人駅で一日の利用者は1,600人程度を見込みます。


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「豊岡新駅(仮称)イメージパース」です。


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「豊岡新駅(仮称)」のイメージです。


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「新駅を検討している場所」です。新駅は、信越本線の北高崎駅~群馬八幡駅間に設置を計画しています(引用:上毛新聞)。



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2023年4月 1日 (土)

スポーツウェルネスの拠点「有明アーバンスポーツパーク整備運営事業」 「東京建物」を代表企業とするコンソーシアムを事業候補者に選定!

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-有明アーバンスポーツパーク整備運営事業-

 「東京建物」を代表企業とし、「TSP太陽、日テレ アックスオン」の2社が構成企業として参画するコンソーシアムは、2023年3月30日付で、東京都より「有明アーバンスポーツパーク整備運営事業」の事業候補者に選定されました。

 「有明アーバンスポーツパーク整備運営事業」は、「民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律」に基づき行われる事業で、事業候補者は東京都との事業契約締結をもって正式に事業者となり、施設等の設計・改修・建設を行った後、10年間の運営・維持管理を行います。

 引用資料 東京建物(PDF:2023/03/30)
 「有明アーバンスポーツパーク整備運営事業」事業候補者に選定 東京2020大会のレガシー継承、スポーツウェルネスの拠点へ

 本コンソーシアムは、を事業ビジョンとし、東京2020大会の感動や記憶を継承するとともに、アーバンスポーツをきっかけとした、誰もが輝き、健康的で幸せを感じるライフスタイルを実現できるまちづくりを推進します。

 スケートボードパークや屋内ボルダリングといったアーバンスポーツ施設に加え、屋外アスレチックやランニングスタジアムなどの運動施設、カフェやレストランなどの飲食施設を整備し、施設運営や利用促進活動等を通したスポーツ振興により「スポーツウェルネス」のロールモデルエリアとなることを目指します。

 所在地は、東京都江東区有明一丁目7番2内の敷地面積31,204.48㎡(大会レガシーゾーン14,465.70㎡、広場3,607.05㎡、多目的ゾーン13,131.73㎡)です。全面開業は、2024年10月の予定です。


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「スケートボードパーク 完成イメージ」です。


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「多目的ゾーン ランニングスタジアムイメージ」です。


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「多目的ゾーン 屋外アスレチックイメージ」です。


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「施設配置図 イメージ」です。


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「位置図」です。



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