ソニーグループ 2023年3月期の連結業績 売上高11兆5398億円、営業利益1兆2082億円 売上高、営業利益共に過去最高を更新!
-ソニーグループ-
東京都港区港南一丁目7-1にあるソニーグループの本社である「ソニーシティ」です。地上20階、塔屋2階、地下2階、高さ99.400m、延床面積 162,887.57㎡です。2006年9月に竣工しました。
「ソニーグループ」は、今は完全復活を遂げていますが、一時期はリストラに聖域を設けず、資産売却を加速していました。日本の電機メーカーの中でも「負け組」の烙印を押されていました。2010年代前半がまるでウソのような復活ぶりです。
「ソニーグループ」は、2023年4月28日に「2023年3月期(2022年4月1日~2023年3月31日)」の連結決算を発表しました。売上高11,539,837百万円(前期比16.3%増)、営業利益1,208,206百万円(前期比0.5%増)といずれも過去最高を記録しました。
2022年3月期の連結業績
「ソニーグループ」は、2023年4月28日に「2023年3月期(2022年4月1日~2023年3月31日)」の連結決算を発表しました。売上高11,539,837百万円(前期比16.3%増)、営業利益1,208,206百万円(前期比0.5%増)といずれも過去最高を記録しました。
ソニーグループ(PDF:2023/04/28)
2023年3月期 決算短信〔IFRS〕(連結)
● 2024年3月期の連結業績予想
2024年3月期の連結業績予想(2023年4月1日~2024年3月31日)は、売上高11,500,000百万円(前年同期比0.3%減)、営業利益1,170,000百万円(前年同期比3.2%減)の業績予想をしています。
ソニーグループの連結決算(売上高/営業利益)
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1998年3月 6,755,490百万円 520,210百万円
1999年3月 6,794,619百万円 338,649百万円
2000年3月 6,686,661百万円 223,204百万円
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2001年3月 7,314,824百万円 225,346百万円
2002年3月 7,578,300百万円 134,600百万円
2003年3月 7,473,600百万円 185,400百万円
2004年3月 7,496,400百万円 89,900百万円
2005年3月 7,159,600百万円 113,900百万円
2006年3月 7,510,600百万円 226,400百万円
2007年3月 8,295,700百万円 71,800百万円
2008年3月 8,871,400百万円 457,300百万円
2009年3月 7,730,000百万円 △227,800百万円
2010年3月 7,213,998百万円 31,772百万円
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2011年3月 7,181,273百万円 199,821百万円
2012年3月 6,492,312百万円 △67,275百万円
2013年3月 6,800,851百万円 230,100百万円
2014年3月 7,767,266百万円 26,495百万円
2015年3月 8,215,800百万円 68,548百万円
2016年3月 8,105,712百万円 294,197百万円
2017年3月 7,603,250百万円 288,702百万円
2018年3月 8,543,982百万円 734,860百万円
2019年3月 8,665,687百万円 894,235百万円
2020年3月 8,259,885百万円 845,459百万円
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2021年3月 8,999,360百万円 971,865百万円
2022年3月 9,921,513百万円 1,202,339百万円
2023年3月 11,539,837百万円 1,208,206百万円
2024年3月期予想
2024年3月 11,500,000百万円 1,170,000百万円(会)
2024年3月 11,876,084百万円 1,253,727百万円(コ)
(備考) (会)は会社予想、(コ)はアナリスト予想(コンセンサス)です。コンセンサスは頻繁に変更されます。上記のコンセンサスは2023年4月30日時点の数値です。
分野別の2022年度の業績概況及び2023年度の見通し
「ゲーム&ネットワークサービス(G&NS)、音楽、映画、イメージング&センシング・ソリューション(I&SS)」で、2022年度と比較して2023年度の見通しが増加しているのに、トータルで減収を予想しているのは、「金融」が大幅に減収になるためです。これは「金融」の業績が大幅に悪化するのではなく、「2023年度は、IFRS第17号の適用に伴い、生命保険事業において、従来は保険料収入に含まれていた解約返戻金相当額が収入から控除される」という会計上変更の理由です。
● 2022年度のイメージ、センサーの市場シェアは51%!
「ソニーグループ」と「サムスン電子」は、イメージセンサーの市場で激しいシェア争いを繰り広げています。2021年度における市場シェアは、金額ベースでソニーグループが45%、サムスン電子が26%でした。
2022年度のソニーグループの市場シェアは51%に達しています。ソニーグループは、モバイルセンサーの大判化や高画質、高性能のトレンドを牽引しています。スマホ需要減で逆風下のイメージセンサー市場ですが、大判化でソニーグループが独り勝ち状態となりました。
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