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2023年4月28日 (金)

超優良企業の「信越化学工業」 2023年3月期の連結業績 売上高2兆8088億円、営業利益9982億円 営業利益約1兆円の驚異的な好決算!

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-信越化学工業-

 超優良企業でも最終製品(消費者に販売可能な製品)を販売していない会社は意外と一般に知られていない会社が多いです。取引の形態が、BtoB(Business to Business)主体の「信越化学工業」もその一つです。 

 「信越化学工業(Shin-Etsu Chemical Co., Ltd.)」は、東京都千代田区丸の内一丁目4番1号の「丸の内永楽ビルディング」に本社を置く日本の大手化学メーカーです。東証プライムに上場、日本国内において最大の時価総額および営業利益を誇る化学メーカーです。

 「信越化学工業」は超優良企業ですが、業績は長期に渡って停滞していました。しかし、2022年3月期に売上高が2兆円を突破、2023年3月 月期には、売上高2兆8088億円、営業利益9982億円、営業利益約1兆円の驚異的な好決算となりました。


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信越化学工業の連結決算

 「信越化学工業」は、2023年4月27日に2023年3月期(2022年4月1日~2023年3月31日)の連結決算を発表しました。売上高2,808,824百万円(前年同期比35.4%増)、営業利益998,202百万円(前年同期比47.6%増)となりました。

 信越化学工業 決算短信(PDF:2023/04/27)
 2023年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)

● 2024年3月期の連結業績予想
 「2024年3月期の連結業績予想(2023年4月1日~2024年3月31日)2024年3月期の連結業績及び配当予想につきましては、開示が可能となった時点で速やかに開示します。」となっています。ちなみにアナリスト予想(コンセンサス)では、売上高2,455,600百万円(前年同期比12.6%減)、営業利益800,000百万円(前年同期比19.9%減)と、大幅な減収・減益を予想しています。

信越化学工業の連結決算
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1998年3月      693,274百万円     82,079百万円
1999年3月      642,795百万円     86,322百万円
2000年3月      678,858百万円     87,465百万円
-----------------------------------------
2001年3月      807,484百万円   112.677百万円
2002年3月      775.096百万円   114,723百万円
2003年3月      797,532百万円   122,149百万円
2004年3月      832,804百万円   125,625百万円
2005年3月      967,486百万円   151,734百万円
2006年3月   1,127,915百万円   185,320百万円
2007年3月   1,304,695百万円   241,028百万円
2008年3月   1,376,364百万円   287,145百万円
2009年3月   1,200,813百万円   232,927百万円
2010年3月      916,837百万円   117,215百万円
-----------------------------------------
2011年3月   1,058,257百万円   149,221百万円
2012年3月   1,047,731百万円   149,632百万円
2013年3月   1,025,409百万円   157,403百万円
2014年3月   1,165,819百万円   173,809百万円
2015年3月   1,255,543百万円   185,329百万円
2016年3月   1,279,807百万円   208,525百万円
2017年3月   1,237,405百万円   238,617百万円
2018年3月   1,441,432百万円   336,822百万円
2019年3月   1,594,036百万円   403,705百万円
2020年3月   1,543,525百万円   406,041百万円
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2021年3月   1,496,906百万円   392,213百万円
2022年3月   2,074,428百万円   676,322百万円
2023年3月   2,808,824百万円   998,202百万円

2024年3月期予想
2024年3月   (信越化学工業は、現時点では非開示)
2024年3月   2,455,600百万円   800,000百万円(コ)

 
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マーケットシェア

 「信越化学工業」は創立以来、時代が求める様々な素材を開発・提供してきました。その優れた特性や機能性から、どの製品も高いマーケットシェアを確保しています。中でもインフラ整備の必需品となっている「塩化ビニル樹脂」、デジタル製品の基本素材である「半導体シリコン」は、他を圧倒する支持を得て、世界トップシェアを誇ります。

 引用資料 信越化学
 数字でひもとく、信越化学 

 また、高機能樹脂として多彩な用途で幅広く利用されている「シリコーン」は、国内1位となっています。それぞれの製品づくりにおいて技術革新を繰り返し、そのパフォーマンスを極めながら、絶えず世界No.1を目指すこと、それが信越化学の変わらぬ挑戦姿勢です。

● シリコーンとは?
 「シリコーン」は、「半導体シリコン」とは全く別のもので、シリコーン(Silicone)は、ケイ素と酸素からなるシロキサン結合(≡Si-O-Si≡)を骨格とし、そのケイ素(Si)にメチル基(-CH3)を主体とする有機基が結合したポリマーの総称です。



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