JR東日本 既存の鉄道ネットワークを活用して「羽田空港」へのダイレクトアクセス 「羽田空港アクセス線(仮称)」の本格的な工事に着手!
-羽田空港アクセス線(仮称)整備事業-
JR東日本は、羽田空港と東京駅、新宿駅、新木場駅の3つの駅を結ぶ「羽田空港アクセス線構想」を発表しています。実現すれば、東京駅まで最短18分(現在は最短28分)、新宿駅まで最短23分(現在は最短41分)、臨海部の新木場駅まで最短20分(現在は最短41分)でいずれも乗り換えなしで結ばれ、空港へのアクセス時間が大幅に短縮されます。
(1) 東山手ルート(東京駅ルート)
最短18分(現在は最短28分):羽田空港(新設)→羽田空港新線(新設)→東京貨物ターミナル→大汐線(改修)→大汐短絡線(新設)→田町駅付近で東海道本線に合流→東海道本線→東京駅
(2) 西山手ルート(新宿駅ルート)
最短23分(現在は最短41分):羽田空港(新設)→羽田空港新線(新設)→東京貨物ターミナル→東品川短絡線(新設)→大井町駅~品川シーサイド駅間でりんかい線に合流→りんかい線→埼京線→新宿駅
(3) 臨海部ルート(新木場駅ルート)
最短20分(現在は最短41分):羽田空港(新設)→羽田空港新線(新設)→東京貨物ターミナル→りんかい線の引込線(複線化)→品川埠頭分岐部信号場→りんかい線→新木場駅
● 羽田空港アクセス線(仮称)の本格的な工事に着手!
「JR東日本」は、既存の鉄道ネットワークを活用し、多方面からの羽田空港へのダイレクトアクセスを実現する「羽田空港アクセス線(仮称)」の計画を推進しています。
計画ルートのうち「東山手ルート」における鉄道施設変更認可を2023年1月3日付、「アクセス新線」における工事施行認可を2023年3月24 日付で国土交通省より受けました。 「東山手ルート」および「アクセス新線」を整備することにより、宇都宮線・高崎線・常磐線方面から羽田空港へのダイレクトアクセスが実現し、東京駅からは約18分で到着することが可能となります。
「東山手ルート」および「アクセス新線」における工事の起工式を2023年6月に行い、本格的な工事に着手し、2031年度の開業を目指します。
引用資料 JR東日本(PDF:2023/04/04)
羽田空港アクセス線(仮称)の本格的な工事に着手します
「工事区間位置図」と「運行概要」です。
「東山手ルート」および「アクセス新線」の工事概要
「平面図」と「断面図」です。事業区間は12.4kmです。JR田町駅付近から東京貨物ターミナルまでを既存線路の「改良区間」、東京貨物ターミナルから羽田空港までを「新線建設」として整備します。延長は「改良区間」が約7.4km、「アクセス新線」が約5.0kmとなります。
東海道線接続区間
田町駅の東京方にある山手線引上げ線を撤去し、山手線外回り、京浜東北線南行、東海道線上りを順次移設して、東海道線上下間にスペースを確保します。そのスペースを用いて、開削トンネルやシールドトンネルを構築することで、東海道線と大汐線(現在休止中)が接続する線路を敷設します。
大汐線改修区間
1998年より鉄道事業を休止している大汐線の橋りょうや高架橋などの既存ストックを有効活用し、土木・軌道・電気の各設備について健全度を調査した上で、必要な改修や改良を実施します。
羽田空港新駅(仮称)
「羽田空港新駅(仮称) 位置図、断面図」です。第1旅客ターミナルと第2旅客ターミナルの間の空港構内道路下に、最大幅員約12m、延長約310mの島式1面2線のホームを有する地下駅を設置します。
ホームは地下1階の高さであり、第2旅客ターミナルへ高低差なく、移動することが可能となります。なお、空港島内のシールドトンネル、開削トンネルは国土交通省が空港整備事業で整備する予定です。
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