国家戦略特区 地上48階、高さ約259mの「新宿駅西口地区開発事業」 「小田急百貨店・本館」の2023年5月下旬の解体状況
-新宿駅西口地区開発事業-
「小田急電鉄」および「東京地下鉄」が事業主体となる新宿駅西口地区の開発計画について、国家戦略特別区域会議の下に設置された東京都都市再生分科会が開催され、計画概要が発表されています。
小田急グループの流通業の中核企業である「小田急百貨店」は、「小田急電鉄」が「東京地下鉄(東京メトロ)」と共同して推進する、国家戦略特別区域の都市再生プロジェクトである新宿駅西口地区開発計画の進捗に伴い、2022年10月2日をもって、新宿店本館での営業を終了し、以降、新宿店は「新宿西口ハルク」にて営業を継続します。
「小田急電鉄」は2022年2月9日に、「小田急電鉄」および「東京地下鉄(東京メトロ)」が推進している「新宿駅西口地区開発計画」において、「東急不動産」を共同事業者候補として選定したと発表しました。総事業費のうち、小田急電鉄および東急不動産の投資予定額は、2,000億円程度を見込んでいます。
「小田急電鉄」と「東京地下鉄」は、新宿駅西口地区開発計画において、2022年10月3日(月)以降順次、既存建物の解体工事に着手します。解体の対象は、小田急百貨店新宿店本館とモザイク通りを含む新宿ミロードとして営業している建物で、10月3日に「小田急百貨店新宿店本館」の解体に着手し、その後順次「新宿ミロード」の解体を行います。
引用資料 小田急電鉄(PDF:2022/09/29)
新宿駅西口地区開発計画における既存建物解体工事への着手に係るお知らせ
「新宿駅西口地区開発事業」の建築計画のお知らせによると、最高部の高さが約259.00m、延床面積が278,900.00㎡となっています。本体工事は、2023年10月上旬に着工予定です。
新宿駅西口地区開発事業の概要
◆ 所在地-東京都新宿区西新宿一丁目1-4,1-5,129-3,129-6及び新宿三丁目1000-4他
◆ 階数-地上48階、塔屋1階、地下5階
◆ 高さ-最高部259.00m
◆ 敷地面積-15,718.98㎡
◆ 敷地面積-15,700.00㎡
◆ 延床面積-278,900.00㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造)
◆ 基礎工法-パイルドラフト基礎(地中連続壁、直接基礎と杭基礎を併用)
◆ 用途-商業施設、オフィス、駅施設 等
◆ 建築主-小田急電鉄、東京地下鉄(東京メトロ)、東急不動産
◆ 設計者-日本設計・大成建設設計共同体
◆ 施工者-大成建設
◆ 閉館-2022年10月02日
◆ 解体工事-2022年10月03日以降順次
◆ 着工-2023年10月上旬予定
◆ 竣工-2029年09月下旬予定(2030年03月下旬予定から変更)
◆ 小田急電鉄および東急不動産の投資予定額-2,000億円程度(東京地下鉄の投資予定額を除く)
「既存建物解体の概要」です(引用:小田急電鉄)。
「計画建物イメージパース(西側から計画建物を望む)」です(引用:小田急電鉄)。
「2階・東西デッキ グランドシャフト」です(引用:小田急電鉄)。
「13、14階・ビジネス創発機能 吹き抜け」です(引用:小田急電鉄)。
断面図(南北断面)
最高部の高さは、「G.L.(平均地盤)」+約260mとなっています。建設予定地の、「G.L.(平均地盤)」は、「T.P.(東京湾平均海面:Tokyo Peil)+40mです(引用:東京都環境局)
「配置図」です。南北に細長い敷地で、「小田急百貨店・本館、モザイク通り、新宿ミロード」が再開発の対象になります(引用:内閣府)。
「小田急百貨店・本館」の2023年5月下旬の解体状況です(写真提供読者さん)。
解体用の「タワークレーン」が4基設置されています(写真提供読者さん)。
角度を変えて見た様子です(写真提供読者さん)。
解体用の「タワークレーン」です(写真提供読者さん)。
「仮囲い」です(写真提供読者さん)。
「新宿駅西口地区開発事業」の建築計画のお知らせです。竣工が2030年3月下旬予定から2029年9月下旬予定に前倒し変更されています(写真提供読者さん)。
| 固定リンク