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2023年5月

2023年5月31日 (水)

国家戦略特区 地上48階、高さ約259mの「新宿駅西口地区開発事業」 「小田急百貨店・本館」の2023年5月下旬の解体状況

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-新宿駅西口地区開発事業-

 「小田急電鉄」および「東京地下鉄」が事業主体となる新宿駅西口地区の開発計画について、国家戦略特別区域会議の下に設置された東京都都市再生分科会が開催され、計画概要が発表されています。

 小田急グループの流通業の中核企業である「小田急百貨店」は、「小田急電鉄」が「東京地下鉄(東京メトロ)」と共同して推進する、国家戦略特別区域の都市再生プロジェクトである新宿駅西口地区開発計画の進捗に伴い、2022年10月2日をもって、新宿店本館での営業を終了し、以降、新宿店は「新宿西口ハルク」にて営業を継続します。

 「小田急電鉄」は2022年2月9日に、「小田急電鉄」および「東京地下鉄(東京メトロ)」が推進している「新宿駅西口地区開発計画」において、「東急不動産」を共同事業者候補として選定したと発表しました。総事業費のうち、小田急電鉄および東急不動産の投資予定額は、2,000億円程度を見込んでいます。

 「小田急電鉄」と「東京地下鉄」は、新宿駅西口地区開発計画において、2022年10月3日(月)以降順次、既存建物の解体工事に着手します。解体の対象は、小田急百貨店新宿店本館とモザイク通りを含む新宿ミロードとして営業している建物で、10月3日に「小田急百貨店新宿店本館」の解体に着手し、その後順次「新宿ミロード」の解体を行います。

 引用資料 小田急電鉄(PDF:2022/09/29)
 新宿駅西口地区開発計画における既存建物解体工事への着手に係るお知らせ

 「新宿駅西口地区開発事業」の建築計画のお知らせによると、最高部の高さが約259.00m、延床面積が278,900.00㎡となっています。本体工事は、2023年10月上旬に着工予定です。

新宿駅西口地区開発事業の概要
◆ 所在地-東京都新宿区西新宿一丁目1-4,1-5,129-3,129-6及び新宿三丁目1000-4他
◆ 階数-地上48階、塔屋1階、地下5階
◆ 高さ-最高部259.00m
◆ 敷地面積-15,718.98㎡
◆ 敷地面積-15,700.00㎡
◆ 延床面積-278,900.00㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造)
◆ 基礎工法-パイルドラフト基礎(地中連続壁、直接基礎と杭基礎を併用)
◆ 用途-商業施設、オフィス、駅施設 等
◆ 建築主-小田急電鉄、東京地下鉄(東京メトロ)、東急不動産
◆ 設計者-日本設計・大成建設設計共同体
◆ 施工者-大成建設
◆ 閉館-2022年10月02日
◆ 解体工事-2022年10月03日以降順次
◆ 着工-2023年10月上旬予定
◆ 竣工-2029年09月下旬予定(2030年03月下旬予定から変更)
◆ 小田急電鉄および東急不動産の投資予定額-2,000億円程度(東京地下鉄の投資予定額を除く)


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「既存建物解体の概要」です(引用:小田急電鉄)。


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「計画建物イメージパース(西側から計画建物を望む)」です(引用:小田急電鉄)。


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「2階・東西デッキ グランドシャフト」です(引用:小田急電鉄)。


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「13、14階・ビジネス創発機能 吹き抜け」です(引用:小田急電鉄)。


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断面図(南北断面)
 最高部の高さは、「G.L.(平均地盤)」+約260mとなっています。建設予定地の、「G.L.(平均地盤)」は、「T.P.(東京湾平均海面:Tokyo Peil)+40mです(引用:東京都環境局)


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「配置図」です。南北に細長い敷地で、「小田急百貨店・本館、モザイク通り、新宿ミロード」が再開発の対象になります(引用:内閣府)。


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「小田急百貨店・本館」の2023年5月下旬の解体状況です(写真提供読者さん)。


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解体用の「タワークレーン」が4基設置されています(写真提供読者さん)。


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角度を変えて見た様子です(写真提供読者さん)。


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解体用の「タワークレーン」です(写真提供読者さん)。


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「仮囲い」です(写真提供読者さん)。


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「新宿駅西口地区開発事業」の建築計画のお知らせです。竣工が2030年3月下旬予定から2029年9月下旬予定に前倒し変更されています(写真提供読者さん)。



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2023年5月30日 (火)

地上51階、高さ約250mの「東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業」 2023年5月下旬の建設状況

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-東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業-
 「東京駅前八重洲一丁目東地区」は、「A地区」と「B地区」に分かれていますが、「B地区」の概要は、地上51階、塔屋1階、地下4階、高さ約250mです。特定業務代行者は「東京建物、大林組」です。総事業費は約2,104億円の予定です。

 「東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業」では、大規模なバスターミナルや回遊性の高い歩行者ネットワークを整備するとともに、カンファレンスや外国語対応の医療施設等を整備することで、国際都市東京の国際競争力の向上を図ります。

 引用資料 東京建物(PDF:2020/07/01) 
 東京駅前八重洲一丁目東B地区市街地再開発事業権利変換認可のお知らせ

 引用資料 東京建物(PDF:2022/03/02)
 東京駅前八重洲一丁目東A地区市街地再開発組合設立のお知らせ

東京駅前八重洲一丁目東B地区の概要
◆ 計画名-東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業 施設建築物等新築工事
◆ 所在地-東京都中央区八重洲一丁目300番、205番6、205番7の一部(地名地番)
◆ 階数-地上51階、塔屋1階、地下4階
◆ 高さ-最高部249.72m
◆ 敷地面積-10,604.25㎡
◆ 建築面積-8,388.50㎡
◆ 延床面積-225,063.24㎡
◆ 容積対象面積-約186,500㎡(容積率約1,760%)
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート、鉄筋コンクリート造)
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 用途-オフィス、店舗、バスターミナル、カンファレンス、医療施設、駐車場等
◆ 建築主-東京駅前八重洲一丁目東B地区市街地再開発組合(特定業務代行者 東京建物、大林組)
◆ 設計者-(基本設計)日本設計、(実施設計)大林組
◆ 施工者-大林組・大成建設共同企業体(代表者 大林組)
◆ 解体工事-2020年04月01日~2021年09月末日予定
◆ 着工-2021年10月01日
◆ 竣工-2025年07月31日予定
◆ 総事業費-約2,104億円


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「外観イメージ中央通り方面から望む」です(引用:東京建物)。


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「さくら通り・八重洲仲通り沿いの低層部イメージ」です(引用:東京建物)。


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「概要図」です(引用:国土交通省)


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「配置図」です。再開発に参加しないビルがかなりあるため敷地の西側が凹んだ、いびつな形状になります(引用:東京都)。


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「東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業」の2023年5月下旬の建設状況です(写真提供読者さん)。


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北側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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敷地北側です。再開発に参画していないビルがあるので敷地形状がいびつになっています(写真提供読者さん)。


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アップです(写真提供読者さん)。


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「鉄骨建方」の様子です(写真提供読者さん)。


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「クラムシェル」で、掘削土を揚土しています(写真提供読者さん)。

● 逆打ち工法
 この現場は「逆打ち工法」を採用しています。「逆打ち工法」では、地上躯体と地下躯体を同時に建設します。地下躯体は、地下1階→地下2階→地下3階→地下4階と下に向かって構築するので「逆打ち工法」と言います。


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「東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業 施設建築物等新築工事」の建築計画のお知らせです。 竣工予定が2025年3月31日から2025年7月31日に変更されています。コロナ禍の影響でしょうか?(写真提供読者さん)。



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2023年5月29日 (月)

巨大プロジェクト「中野駅新北口駅前エリア拠点施設整備事業」への布石 中野区新庁舎整備事業 2023年5月下旬の建設状況

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-中野区新庁舎整備事業-
 中野区は、区役所・サンプラザ地区再整事業である巨大プロジェクト「中野駅新北口駅前エリア拠点施設整備事業」を計画しています。中野区の新庁舎の建設はその布石となります。

 2020年2月に「中野区新庁舎整備事業 実施設計・施工業務」の企画提案公募型事業者選定が行われて、優先交渉権者が、「竹中・協永・明成・武蔵野・INA特定建設共同企業体」に決定しています。代表構成員が「竹中工務店」、構成員が「協永建設、明成建設工業、武蔵野建設産業、INA新建築研究所」となっています。

「中野区新庁舎」の起工式が2021年6月24日に建設地で執り行われ、2021年7月1日に工事着手しました。概要は、地上11 階、塔屋1階、地下2階、高さ52.65m、延床面積47,286.65㎡です。

 引用資料 中野区・公式ホームページ
 新しい区役所整備の検討を進めています

中野区新庁舎整備事業の概要
◆ 計画名-中野区新庁舎
◆ 所在地-東京都中野区中野四丁目2番139番地(地名地番)
◆ 交通-JR中央線「中野」駅、東京メトロ東西線「中野」駅
◆ 階数-地上11 階、塔屋1階、地下2階
◆ 高さ-最高部52.650m、軒高51,800m
◆ 敷地面積-8,557.38㎡
◆ 建築面積-3,855.81㎡
◆ 延床面積-47,286.65㎡(容積対象延床面積38,378.24㎡)
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造)
◆ 基礎工法-直接基礎(べた基礎)
◆ 地震対策-免震構造(B1階柱頭部に免震装置「天然ゴム系積層ゴム、鉛プラグ入り積層ゴム、高減衰ゴム系積層ゴム」を配置)
◆ 用途-庁舎
◆ 建築主-中野区
◆ 設計者-(基本設計)日本設計、(実施設計)竹中・協永・明成・武蔵野・INA特定建設共同企業体
◆ 監理者-日本設計
◆ 施工者-竹中・協永・明成・武蔵野・INA特定建設共同企業体(竹中工務店、協永建設、明成建設工業、武蔵野建設産業、INA新建築研究所)
◆ 解体工事-2020年12月
◆ 着工-2021年06月24日(起工式)、2021年07月01日(工事着手)
◆ 竣工-2024年02月28日予定
◆ 開設-2021年05月予定


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「敷地南東側の外観イメージ」です。


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「イベント時の西側広場イメージ(俯瞰)」です。


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「内観パース」です。


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「構造計画概要」です。基礎工法は「直接基礎(べた基礎)」、地震対策として「柱頭免震」を採用します。B1階柱頭部に免震装置「天然ゴム系積層ゴム、鉛プラグ入り積層ゴム、高減衰ゴム系積層ゴム」を配置しています。


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「断面図(南北)」です。高さは、最高部52.650m、軒高51,800mとなっています。


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「1階の配置図」です。


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「整備事業計画地案内図」です。「計画地広域図」です。中野四季の都市(まち)」内の区有地に建設されます。


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「中野区新庁舎」の2023年5月下旬の建設状況です(写真提供読者さん)。


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最高部に到達しています(写真提供読者さん)。


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南西側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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南東側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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下層階の様子です(写真提供読者さん)。


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「中野区新庁舎」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。



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2023年5月28日 (日)

横浜市 地上40階、高さ約150mの「(仮称)北仲通北地区A1・2地区プロジェクト」 優良な民間都市再生事業計画として認定!

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-(仮称)北仲通北地区A1・2地区プロジェクト-

 横浜市の新市庁舎に近接し、大岡川沿いにある北仲通北地区A-1、A-2地区の各開発計画が両地区をA-1・2地区として一体化するなどした新たなスキームで再始動しています。

 「大和地所」と「住友不動産」が事業者となり、共同住宅とホテルを主要用途となる超高層ビルを建設します。「タワー、中層部、低層部」で構成されます。

 引用資料 横浜市・公式HP(2023/03/06)
 第69回横浜市都市美対策審議会景観審査部会議事録(令和4年11月22日)

● 優良な民間都市再生事業計画として認定!
 国土交通省は、「(仮称)北仲通北地区A1・2 地区」を優良な民間都市再生事業計画として認定しました。これにより、認定を受けた事業者は、金融支援や税制上の特例措置の支援を受けることができます。横浜都心・臨海地域にて、高水準な宿泊機能やMICE 施設を有するホテルと、ハイグレードな住宅などを整備することにより、新たな国際交流拠点を形成します。

 引用資料 国土交通省(2023/05/26)
 横浜都心・臨海地域におけるハイグレードな国際交流拠点の形成 ~(仮称)北仲通北地区A1・2 地区を国土交通大臣が認定~

(仮称)北仲通北地区A1・2地区プロジェクトの概要
◆ 所在地-神奈川県横浜市中区北仲通六丁目103~126番地
◆ 交通-みなとみらい線「馬車道」駅、JR「桜木町」駅、横浜市営地下鉄ブルーライン「桜木町」駅
◆ 階数-(タワー)地上40階、塔屋2階、地下2階、(中層部)地上11階、地下1階、(低層部)地上7階、地下1階
◆ 高さ-(タワー)約150m、(中層部)約45m、(低層部)約31m
◆ 敷地面積-9,302.31㎡
◆ 建築面積-5,448.71㎡
◆ 延床面積-97,081.86㎡(容積対象面積69,739.34㎡)
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 用途-共同住宅、ホテル、駐車場
◆ 総戸数-184戸
◆ 客室数-300室程度
◆ 建築主-大和地所、住友不動産
◆ 設計者-久米設計
◆ 施工者-(未定)
◆ 着工-2023年04月30日
◆ 竣工-2026年11月30日予定


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「(仮称)北仲通北地区A1・2地区プロジェクト」を含む北仲通北地区のイメージです。


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夜景イメージです。


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「北中橋ゲート」です。


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低層階のイメージです。


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「施設概要図」です。


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「周辺状況」です。


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事業スケジュール(予定)は、着工が2023年4月30日、竣工が2026年11月30日予定となっています。


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「北仲通北地区」です。


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「(仮称)北仲通北地区A1・2地区プロジェクト」の建設予定地です。



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2023年5月27日 (土)

渋谷区 地上30階、高さ約156mの「道玄坂二丁目南地区第一種市街地再開発事業」 2023年5月下旬の状況

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-道玄坂二丁目南地区第一種市街地再開発事業-

 「渋谷区」は、渋谷駅中心地区のまちづくりを周辺地区へと広げ、より魅力あるまちにしていくために、2021年3月5日に「道玄坂二丁目南地区第一種市街地再開発事業」を都市計画決定しました。

 引用資料 渋谷区・公式HP(2021/03/05)
 道玄坂二丁目地区地区計画および道玄坂二丁目地区第一種市街地再開発事業を決定し、高度利用地区を変更(道玄坂二丁目南地区)しました

 「三菱地所」が、渋谷区道玄坂二丁目にて事業協力者として権利者と推進してきた「道玄坂二丁目南地区第一種市街地再開発事業」については、2022年1月19日に市街地再開発組合設立について東京都の認可を受け、2022年1月28日に再開発組合の設立総会が開催されました。

 引用資料 三菱地所(PDF:2022/01/28)
 「道玄坂二丁目南地区第一種市街地再開発事業」再開発組合設立のお知らせ ~渋谷駅周辺の大規模再開発に初参画~ 

 「オフィス棟」と「ホテル棟」の2棟で構成されています。「オフィス棟」は、地上30階、塔屋2階、地下3階、高さ約155m、「ホテル棟」は、地上11階、塔屋1階、地下2階、高さ約60mです。

道玄坂二丁目南地区計画既存建物地上解体工事
 「道玄坂二丁目南地区市街地再開発組合」は、「道玄坂二丁目南地区計画既存建物地上解体工事」を行っています。解体工事の工期は、2023年1月10日~2023年12月31日(予定)です。

道玄坂二丁目南地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-東京都渋谷区道玄坂二丁目577番1、577番2(地名地番)
◆ 交通-京王井の頭線「渋谷」駅直結、JR「渋谷」駅より徒歩2分、東京メトロ銀座線・半蔵門線・副都心線「渋谷」駅より徒歩2分
◆ 階数-(オフィス棟)地上30階、塔屋2階、地下3階、(ホテル棟)地上11階、塔屋1階、地下2階
◆ 高さ-(オフィス棟)最高部156.14m、(ホテル棟)最高部約60m
◆ 敷地面積-6,724.77㎡
◆ 建築面積-約5,230㎡
◆ 延床面積-約87,100㎡
◆ 構造-(地上)鉄骨造、(地下)鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-杭基礎、べた基礎(直接基礎)
◆ 用途-オフィス、ホテル、飲食店舗、物販店舗、駐車場
◆ 建築主-道玄坂二丁目南地区市街地再開発組合(参加組合員 三菱地所)
◆ 設計者-三菱地所設計・山下設計 設計監理共同体
◆ デザイン総合監修-北川原温建築都市研究所
◆ 事業コンサルタント-都市企画
◆ 施工者-(未定)
◆ 解体工事-2023年01月10日~2023年12月31日予定
◆ 着工-2024年01月初旬予定
◆ 竣工-2027年02月初旬予定
◆ 総事業費-約767億円


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TRUNK(HOTEL) DOGENZAKA(仮称) 
 ラグジュアリーブティックホテル「TRUNK(HOTEL) DOGENZAKA(仮称) 」の「ルーフトッププール」のイメージです。「三菱地所」は、渋谷区道玄坂二丁目にて権利者と推進している「道玄坂二丁目南地区第一種市街地再開発事業」におけるホテル棟に、「テイクアンドギヴ・ニーズ」が運営するのホテルの出店が決定しました。開業は 2027年3月頃を予定しています。客室単価は、50,000円~300,000円を想定しています。

 引用資料 テイクアンドギヴ・ニーズ(2022/05/18)
 道玄坂二丁目南地区第一種市街地再開発事業 「TRUNK(HOTEL) DOGENZAKA(仮称) 」出店決定

TRUNK(HOTEL) DOGENZAKA(仮称)
◆ 所在地-東京都渋谷区道玄坂二丁目38番他
◆ 階数-地上11階、塔屋1階、地下2階
◆ 高さ-最高部約60m
◆ 延床面積-約13,000㎡
◆ 客室数-120~130室(客室サイズ28㎡〜120㎡)
◆ 客室単価(想定)-50,000 円~300,000円
◆ 共用施設-ルーフトッププール&バー、ルーフトップレストラン、オールデーダイニング、スペシャリティレストラン、シアタールーム、スパ、ジム
◆ 開業-2027年03月頃予定


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「スパイメージ」です(引用:テイクアンドギヴ・ニーズ)。


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「断面図」です(引用:テイクアンドギヴ・ニーズ)。


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「平面図」です。「渋谷マークシティ・ウエスト」の北側になります。現在は駐車場となっている部分は再開発に参画しません。そのため街区の一体的な再開発が不可能なため、敷地の中央が凹んだ形状になります(引用:三菱地所)。


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老朽化した「(1)道玄坂スヤマ、(2)世界堂ビル、(3)新大宗ビル1号館、(4)新大宗ビル2号館、(5)新大宗ビル3号館、(6)新大宗ビル4号館、(7)新大宗ビル5号館」などを解体します(引用:渋谷区)。


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「周辺地図 」です(引用:三菱地所)。


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「道玄坂二丁目南地区第一種市街地再開発事業」の2023年5月下旬の状況です(写真提供読者さん)。


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「道玄坂二丁目南地区計画既存建物地上解体工事」を行っています。解体工事の工期は、2023年1月10日~2023年12月31日(予定)です(写真提供読者さん)。


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東側部分の解体工事の様子です(写真提供読者さん)。


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東側部分の壁面です(写真提供読者さん)。


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現在は駐車場となっている部分は再開発に参画しません。そのため街区の一体的な再開発が不可能なため、敷地の中央が凹んだ形状になります(写真提供読者さん)。


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西側部分の壁面です(写真提供読者さん)。


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西側部分の解体工事の様子です(写真提供読者さん)。


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西側部分の解体工事の様子です(写真提供読者さん)。


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「道玄坂二丁目南地区計画既存建物地上解体工事」の標識です(写真提供読者さん)。


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「道玄坂二丁目南地区第一種市街地再開発事業」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。



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2023年5月26日 (金)

「国際赤坂ビル」を建て替え 地上28階、高さ約148mの「赤坂グリーンクロス(AKASAKA GREEN CROSS)」 2023年5月下旬の建設状況

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-(仮称)赤坂二丁目計画-
 「積水ハウス」は、2014年4月に「国際赤坂ビル」を約740億円で取得しました。「日本生命保険相互会社」は、2018年12月に共有持ち分の50%を400億円超で取得しました。現在の持ち分は、積水ハウス系が50%、日本生命保険系が50%となっています。

 「日商岩井(現:双日)」が、2001年に「トレードピアお台場」に東京本社を移転するまで、このビルに東京本社がありました。そのため「日商岩井ビル」と呼ばれていました。

 「国際赤坂ビル」の解体工事が行われ、跡地には、地上28階、地下3階、高さ約160m、延床面積約75,000㎡の超高層オフィスビルが計画されていました。

 「積水ハウス」と「日本生命保険相互会社」は、東京都港区赤坂二丁目において共同事業として開発を進めている「(仮称)赤坂二丁目計画」について、2022年4月1日に新築工事に着手しました。

● 赤坂グリーンクロス(AKASAKA GREEN CROSS)
 「(仮称)赤坂二丁目計画」の正式名称が「赤坂グリーンクロス(AKASAKA GREEN CROSS)」に決定し、公式ホームページがオープンしています。 

 引用資料 公式ホームページ
 赤坂グリーンクロス(AKASAKA GREEN CROSS)

 東京メトロ銀座線・南北線「溜池山王」駅および東京メトロ丸の内線・千代田線「国会議事堂前」駅の地下鉄4路線と直結する交通利便性の高い立地です。また、周囲には大使館が多く所在していることや官庁街と近接していることから、国内企業に加えて外資系企業からのオフィス需要も高い立地となります。

赤坂グリーンクロス(AKASAKA GREEN CROSS)の概要
◆ 所在地-(仮称)赤坂二丁目計画
◆ 所在地-東京都港区赤坂二丁目410-1他(地番)
◆ 交通-東京メトロ銀座線・南北線「溜池山王」駅直結、東京メトロ丸の内線・千代田線「国会議事堂前」駅直結
◆ 階数-地上28階、搭屋1階、地下3階
◆ 高さ-最高部147.98m
◆ 敷地面積-5,988.25㎡
◆ 建築面積-2,967.19㎡
◆ 延床面積-73,984.00㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート)
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 地震対策-制振構造(オイルダンパー、ブレーキダンパー)
◆ 用途-オフィス、店舗、育成用途、駐車場等
◆ 建築主-積水ハウス、日本生命保険
◆ 設計者・監理者-日建設計
◆ 施工者-大林・錢高・岩田地崎 建設共同企業体(大林組、錢高、岩田地崎建設JV)
◆ 解体工事-(地上部)2019年02月01日~2020年05月15日、(地下部)2021年07月01日~2022年03月31日予定
◆ 着工-2022年04月01日
◆ 竣工-2024年05月予定


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「完成イメージ」です。


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「北面商業ファサード」です。


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「3Fオフィスロビー」です。


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「フロア構成図」です。

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「ハイブリッド制振構造による強じんなビル構造」です。

● オイルダンパー
 揺れの速度に応じて振動エネルギーを吸収します。風による小さな揺れから地震時の大きな揺れ、および長周期地震動の後揺れ低減に効果を発揮します。

● ブレーキダンパー
 揺れの変形に応じて振動エネルギーを吸収します。自動車のブレーキと同じ構造の摩擦力により中小地震から大地震まで建物の揺れを効果的に低減します。


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1フロア約550坪の整形無柱空間です。


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「位置図」です。


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「赤坂グリーンクロス」の2023年5月下旬の建設状況です(写真提供読者さん)。


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下層階の様子です。「アルミカーテンウォール」の取り付けが行われています(写真提供読者さん)。


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この部分は、7階の「中間機械室」でしょうか?(写真提供読者さん)。


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最高部です(写真提供読者さん)。


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「(仮称)赤坂二丁目計画」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。



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2023年5月25日 (木)

「渋谷ヒカリエ」の隣接地 地上23階、高さ約123mの「渋谷二丁目17地区第一種市街地再開発事業施設建築物新築工事」 2023年5月下旬の建設状況

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-渋谷二丁目17地区第一種市街地再開発事業-
 「東京都」は、「渋谷二丁目17地区市街地再開発組合」の設立を2019年8月28日に認可しました。市街地再開発事業の施行により、老朽建築物の更新と周辺地区との回遊性の強化を一体的に行い、業務・商業施設等の多様な都市機能が集積した複合施設として整備を図ります。

 再開発予定地は渋谷駅東側に位置し、西側から「シオノギ渋谷ビル、渋谷アイビスビル、渋谷東宝ビル、太陽生命渋谷ビル」の4棟のビルです。2020年11月2日~2022年7月31日(予定)の工期で既存建物の解体工事が行われています。

 建築主は「渋谷二丁目17地区市街地再開発組合」で、参加組合員は「塩野義製薬、南塚産業、NANZUKA、東宝、太陽生命保険社、東急」となっています。

● 2021年12月1日着工!
 「渋谷二丁目17地区市街地再開発組合」とその参加組合員である「東急」は、渋谷駅東口エリアで計画する「渋谷二丁目17地区第一種市街地再開発事業」の新築工事に2021年12月1日に着工しました。

 引用資料 東急(2021/11/24)
 「渋谷二丁目17地区市街地再開発事業」新築工事に着手! ~渋谷駅東口エリアに2024年度上期開業予定~

 「渋谷二丁目17地区第一種市街地再開発事業」は、渋谷ヒカリエや青山通りに隣接する地上23階の複合施設の整備を行い、渋谷駅東口エリアの新たな賑わい拠点を目指すとともに、渋谷駅周辺の回遊性向上を図るものです。

 地上1階~4階の低層部は、商業機能などを配置し、敷地内の広場などと一体的に整備することで、賑わいや憩いを創出します。5階~23階は、渋谷エリアでニーズの高い、駅につながる利便性の高いハイグレードなオフィスを提供します。

渋谷二丁目17地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 計画名-渋谷二丁目17地区第一種市街地再開発事業施設建築物新築工事
◆ 所在地-東京都渋谷区渋谷二丁目100番(地番)
◆ 階数-地上23階、地下4階
◆ 高さ-122.86m
◆ 敷地面積-3,461.99㎡
◆ 建築面積-2,468.41㎡
◆ 延床面積-44,511.77㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 用途-オフィス(地上5階~地上23階)、店舗(地上1階~地上4階)、駐車場(地下1階)
◆ 建築主-渋谷二丁目17地区市街地再開発組合(構成員 塩野義製薬、南塚産業、NANZUKA、東宝、太陽生命保険社、東急)
◆ 設計者-渋谷二丁目17地区設計共同企業体(東急設計コンサルタント、三菱地所設計、パシフィックコンサルタンツ)
◆ 施工者-竹中工務店
◆ 解体工事-2020年11月02日~2022年07月31日予定
◆ 着工-2021年12月01日
◆ 竣工-2024年05月末日予定


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「ヒカリエ側広場イメージ」です(引用:東急)。


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「低層部イメージ(青山通り側)」です(引用:東急)。


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「歩行者ネットワークイメージ」です(引用:東急)。


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「配置図」です(引用:東京都)。


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「位置図」です。建物北側の「渋谷ヒカリエ」、南東側の「渋谷クロスタワー」に至る歩道橋と2階デッキで接続し、歩行者ネットワークを充実させます(引用:東急)。


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「渋谷二丁目17地区第一種市街地再開発事業施設建築物新築工事」の2023年5月下旬の建設状況です(写真提供読者さん)。


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南西側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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西側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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北西面です(写真提供読者さん)。


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東側部分です(写真提供読者さん)。


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下層階の様子です(写真提供読者さん)。


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耐震ブレース、制振ダンパーとして優れた性能を発揮する「アンボンドブレース」です(写真提供読者さん)。


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「渋谷二丁目17地区第一種市街地再開発事業施設建築物新築工事」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。



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2023年5月24日 (水)

日本橋エリアで最高・最大級 地上52階、高さ約284mの「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 新築工事」 2023年5月下旬の建設状況

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日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業-
 
国家戦略特区の「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業」は、日本橋の日本橋川沿いで計画されている大規模再開発プロジェクトです。歴史的建造物の「日本橋野村ビル」を保存するほか、船着き場の増設などによって舟運の活性化と観光需要の受け入れを図ります。日本橋川上空を通る首都高速道路の地下化を視野に、水辺を生かした施設配置なども想定しています。

 「日本橋一丁目中地区市街地再開発組合」は、再開発施設の建設に向け、既存建物の解体工事を「清水建設」の施工で2020年11月10日に着工しました。解体する既存施設は27棟です。

 「三井不動産」と「野村不動産」は、日本橋一丁目中地区市街地再開発組合の一員として、「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業」を推進していますが、2021年12月6日に着工しました。竣工は2026年3月末の予定です。

 引用資料 三井不動産(PDF:2021/12/07)
 日本橋川沿い再開発第一弾、新たなランドマークとなる日本橋エリア最高・最大級のミクストユース開発 「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業」着工 ZEB/ZEH認証・DBJ Green Building認証の取得など、次世代の新たな街づくりが始動

 「三井不動産」と「ヒルトン」は、「ウォルドーフ・アストリア東京日本橋」のブランディング及びマネジメント契約を締結しました。ホテルは三井不動産が開発、ヒルトンが運営し、2026年の開業を目指します。

 「ウォルドーフ・アストリア東京日本橋」は、「C街区」の39階~47階までの9フロアに展開します。60㎡以上のゆったりとしたキングルーム含め全197室の客室に、3つのレストランとウォルドーフ・アストリアの象徴でもあるラウンジ&バー「ピーコック・アレー」のほか、屋内プール、スパ、フィットネスセンター、宴会場、チャペルを備える予定です。

日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 計画名-日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 新築工事
◆ 所在地-東京都中央区日本橋一丁目30番~32番(地番)
◆ 交通-東京メトロ銀座線・東西線「日本橋」駅直結、都営地下鉄浅草線「日本橋」駅直結、東京メトロ半蔵門線「三越前」駅徒歩3分、JR線「東京」駅徒歩10分
◆ 階数-(C街区)地上52階、塔屋2階、地下5階、(B街区)地上7階、地下2階、(A街区)地上4階、地下1階
◆ 高さ-(C街区)最高部283.96m、(B街区)最高部約31.62m、(A街区)最高部約32m
◆ 敷地面積-(C街区)15,564.16㎡、(B街区)2,064.74㎡、(A街区)約1,370㎡、
◆ 建築面積-(C街区)12,590.79㎡、(B街区)1,194.98㎡、(A街区)約1,100㎡
◆ 延床面積-(C街区)374,003.62㎡、(B街区)6,573.85㎡、(A街区)約5,100㎡
◆ 構造-(C街区)鉄骨造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造)、(B街区)鉄骨鉄筋コンクリート造、一部(鉄筋コンクリート造、鉄骨造)、(A街区)鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-杭基礎、直接基礎
◆ 用途-(C街区)オフィス、商業施設、ホテル、居住施設、MICE施設、ビジネス支援施設、駐車場等、(B街区)共同住宅、商業施設、(A街区)業務施設、商業施設
◆ 客室数-197室(ウォルドーフ・アストリア東京日本橋)
◆ 総戸数-約100戸(C街区)、約50戸(B街区)
◆ 建築主-日本橋一丁目中地区市街地再開発組合(参加組合員 三井不動産、野村不動産)
◆ 都市計画・事業コンサルタント・基本設計・実施設計・監理-日建設計
◆ デザインアーキテクト-日建設計、ペリ・クラーク・ペリ・アーキテクツ(PELLI CLARKE PELLI ARCHITECTS,INC.)
◆ 施工者-日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業建設共同企業体「(C街区)清水建設、(B街区)清水建設・錢高組JV、(A街区)大林組」
◆ 解体工事-2020年11月10日~2022年03月31日
◆ 着工-2021年12月06日
◆ 竣工-2026年03月末予定
◆ 開業-2026年予定(ホテル)
◆ 総事業費-約3,120億円


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「外観イメージパース(中央通り北西方向から)」です。デザインアーキテクトには、日本橋三井タワー、日本橋室町三井タワーをデザインした「ペリ・クラーク・ペリ・アーキテクツ(PELLI CLARKE PELLI ARCHITECTS,INC.)」を起用しています。


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「鳥瞰パース(夜景)」です。


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「日本橋川沿い低層部外観イメージ(右からA街区、B街区)」です。

A街区
 「日本橋野村ビル旧館」は、「自由様式」を標榜した建築家安井武雄により、1930年に竣工しました。三層構成を踏襲しながら柱型をなくし、東洋風の意匠を纏わせた折衷様式のデザインであり、貴重な近代建築物として中央区指定有形文化財に指定されています。「日本橋野村ビル旧館」の風格ある外観を保存活用する事で、日本橋の伝統と文化を受け継ぎつつ地域全体のさらなる賑わい形成を図ります。

B街区
 中央区指定有形文化財である「A街区」との一体感ある景観を醸成し、日本橋川の水辺空間にふさわしいヒューマンスケールな街並み形成を行います。「C街区」と地上3階レベルでデッキ接続しており、日本橋川沿いの賑わいにつながる商業空間の創出、および水辺の落ち着きを感じる多様なライフスタイルに対応可能な約50戸の住戸を予定しています。


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「中央通り側からの低層部外観イメージパース(夕景)」です。


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「用途断面図」です。


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「敷地配置図」です。


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「位置図」です。


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C街区

 北東側の歩道橋から見た「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 新築工事(C街区)」の2023年5月下旬の建設状況の建設状況です(写真提供読者さん)。


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アップです(写真提供読者さん)。


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「構真柱(こうしんちゅう)建込んでいるようです。「逆打ち工法」を採用していると思われます(写真提供読者さん)。


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敷地東側部分です(写真提供読者さん)。


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「アースドリル掘削機」で掘削しています。「構真柱(こうしんちゅう)建込んでいるようです(写真提供読者さん)。


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「C街区」を北側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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「C街区」を西側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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A街区

 「A街区(日本橋野村ビル)」です。風格ある外観を保存活用します(写真提供読者さん)。


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「A街区(日本橋野村ビル)」の屋上には「タワークレーン」が設置されています(写真提供読者さん)。


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「A街区(日本橋野村ビル)」を東側から見た様子です。手前が「B街区」です(写真提供読者さん)。


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B街区

 「B街区」です。「日本橋野村ビル」の東側の解体工事が終わっています(写真提供読者さん)。


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「B街区」を南側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 新築工事(C街区)」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。



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2023年5月23日 (火)

「旧:虎の門病院」の跡地 地上38階、高さ約185mの「虎ノ門二丁目地区第一種市街地再開発事業 業務棟」 2023年5月下旬の建設状況

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-虎ノ門二丁目地区第一種市街地再開発事業-
 「虎ノ門二丁目地区第一種市街地再開発事業」は、「虎の門病院、国立印刷局、共同通信会館」を対象にした再開発プロジェクトです。「病院棟」と「業務棟」が建設されます。

 新しく生まれ変わった「虎ノ門病院」は、2019年5月1日に開院し、5月7日から外来診療を開始しています。 病床数は819床です。「病院棟」が完成した事により、「業務棟」の建設に移行します。

 「業務棟」の計画名は 「虎ノ門二丁目地区(再)特定業務代行施設建築物建設工事」で、地上38階、塔屋2階、地下2階、高さ184.925m、延床面積180,619.36㎡です。

 「日鉄興和不動産、第一生命保険、関電不動産開発、東京ガス不動産、九州旅客鉄道(JR九州)、大成建設」が保留床取得者として参画する「虎ノ門二丁目地区第一種市街地再開発事業 業務棟」について、2020年9月に新築工事が着工し、本格的にプロジェクトが始動しました。

 引用資料 日鉄興和不動産(PDF:2020/10/19)
 「虎ノ門二丁目地区第一種市街地再開発事業 業務棟」 新時代の国際ビジネス拠点に大規模オフィスプロジェクト 始動

虎ノ門二丁目地区第一種市街地再開発事業 業務棟の概要
◆ 計画名-虎ノ門二丁目地区(再)特定業務代行施設建築物建設工事
◆ 所在地-東京都港区虎ノ門二丁目105番
◆ 交通-地下鉄銀座線「虎ノ門」駅、地下鉄銀座・南北線「溜池山王」駅
◆ 階数-地上38階、塔屋2階、地下2階
◆ 高さ-最高部184.925m、軒高179.925m
◆ 敷地面積-22,539.74(施設全体)
◆ 建築面積-15,644.56㎡(施設全体)、7,901.35㎡(業務棟)
◆ 延床面積-266,152.29㎡(施設全体)、180,619.36㎡(業務棟)
◆ 構造- 鉄骨造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造)
◆ 基礎工法-直接基礎、杭基礎
◆ 地震対策-制振構造
◆ 用途-オフィス、店舗、業務・生活支援施設、駐車場
◆ 建築主-独立行政法人都市再生機構、虎ノ門エネルギーサービス
◆ 保留床取得者-日鉄興和不動産、第一生命保険、関電不動産開発、東京ガス不動産、九州旅客鉄道(JR九州)、大成建設
◆ 設計者-(基本設計)日本設計・三菱地所設計共同企業体、(実施設計)大成建設
◆ 監理者-日本設計・三菱地所設計共同企業体
◆ 施工者-大成建設
◆ 解体工事-2019年03月13日~2020年08月17日
◆ 着工-2020年09月01日
◆ 竣工-2025年02月14日予定

(備考) 港区の環境アセスメントでは、最高高さ179.925mとなっています。


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「本事業の整備⼿順」です(引用:港区環境アセス)。

虎ノ門二丁目地区の整備手順
(1) 国立印刷局の「虎の門工場」を東京都北区の「滝野川工場」へ機能移転
(2) 「虎の門工場」などを解体
(3) 「虎の門工場」跡地に「虎の門病院」の新病院棟を建設
(4) 「旧:虎の門病院」を解体
(5) 「旧:虎の門病院」の場所に、超高層オフィスビルを建設して、一部に国立印刷局の本局や「共同通信会館」の機能を移転
(6) 「共同通信会館」を解体して、アメリカ大使館前交差点を改良


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「虎ノ門・赤坂エリア鳥観図」です(引用:日鉄興和不動産) 。


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完成イメージパースです(引用:日鉄興和不動産) 。


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「⽴⾯図(東⽴⾯図)」です(引用:港区環境アセス)。


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「断⾯図」です。最高高さ179.925mとなっています(引用:港区環境アセス)。


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「施設構成図」です(引用:日鉄興和不動産) 。


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「基準階平面図」です。オフィス基準階は、1フロア約3,500㎡(約1,050坪)、天井高2,900mm、フロア一体で利用しやすい形状かつレイアウトしやすい奥行き18mを確保した整形無柱空間を実現しています(引用:日鉄興和不動産) 。


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「配置図」です。街区北側の「JTビル」は、「住友不動産」に売却されて、ビル名が「住友不動産虎ノ門タワー」に変更されています(引用:日鉄興和不動産) 。


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「位置図」です(引用:日鉄興和不動産) 。


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「虎ノ門二丁目地区第一種市街地再開発事業 業務棟」の2023年5月下旬の建設状況です(写真提供読者さん)。


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北東側から見た下層階の様子です(写真提供読者さん)。


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東側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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東側から見た下層階の様子です(写真提供読者さん)。


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南東側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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南東側から見た下層階の様子です(写真提供読者さん)。


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地震対策として「制振構造」を採用しています。「ブレース+オイルダンパー」の「制振装置」はよく見かけますが、「オイルダンパー」が片方に2本ずつあります。片方に2本ずつ「オイルダンパー」があるタイプを初めて見ました(写真提供読者さん)。


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「虎ノ門病院」との接続部分です(写真提供読者さん)。


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南側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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「虎ノ門二丁目地区(再)特定業務代行施設建築物建設工事」の建築計画のお知らせです。数値が修正されています(写真提供読者さん)。

● 増築工事(公共用歩廊)
 「虎ノ門二丁目地区(再)特定業務代行施設建築物附帯建物等 増築工事」の建築計画のお知らせも掲示されています。地上2階、高さ14,00m、延床面積19,18㎡の「公共用歩廊」が建設されます。



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2023年5月22日 (月)

中央区 地上28階、高さ約165mの「(仮称)新TODAビル計画 新築工事」 非常に斬新な建設現場 2023年5月下旬の建設状況 

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-(仮称)新TODAビル計画 新築工事-

 「京橋一丁目東地区」は、旧ブリヂストン本社ビルや戸田建設の本社ビルのある約1.6haを対象に、都市再生特別地区、土地区画整理事業、日本橋・東京駅前地区地区計画を活用して開発します。「京橋一丁目東地区」の街区名称は「京橋彩区」に決定しています。

 先行して「A街区」に、地上23階、塔屋2階、地下2階、高さ149.56mの超高層ビル「ミュージアムタワー京橋(MUSEUM TOWER KYOBASHI)」が建設され、2019年7月5日に「竣工式」が執り行われました。

 引き続き、「戸田建設」の本社ビルが解体され跡地には、地上28階、地下3階、 高さ165.21mm、延床面積94,800.53㎡の「(仮称)新TODAビル計画 新築工事」が建設されます。

 「戸田建設」は2021年8月18日に「(仮称)新TODAビル計画 新築工事」の起工式を執り行いました。本社機能をはじめ、ミュージアムや飲食店舗などが入ります。

 引用資料 戸田建設
 (仮称)新TODAビル計画について

 地上1階~3階に「シェアオフィス、飲食店舗」、4階~5階に「カンファレンスホール」、6階に「ミュージアム」、8階~12階に「戸田建設本社」、13階~27階が「オフィスフロア」となります。

(仮称)新TODAビル計画 新築工事の概要
◆ 所在地-東京都中央区京橋一丁目7番1号(地番)
◆ 交通-JR「東京」駅、東京メトロ「日本橋」駅、東京メトロ「京橋」駅
◆ 階数-地上28階、地下3階
◆ 高さ-最高部165.21m
◆ 敷地面積-6,147.44㎡
◆ 建築面積-4,679.32㎡
◆ 延床面積-94,746.22㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 地震対策-免震構造(1階床下に免震装置を設置)、コア部に配置した「ダブルH形コアウォール」に地震力の大半を負担させる
◆ 用途-オフィス、集会場、美術館、物販店舗、飲食店舗、自動車車庫、展示場
◆ 建築主-戸田建設
◆ 設計者-戸田建設
◆ 施工者-戸田建設
◆ 解体工事-2019年08月01日~2022年02月15日予定
◆ 着工-2021年08月18日(起工式)
◆ 竣工-2024年09月20日予定


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「新社屋完成イメージ」です。


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西側から見た下層階のイメージです。


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「6階屋上庭園イメージ」です。


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北西側から見た下層階のイメージです。


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(仮称)アートスクエア

 中央通りに対し解放された広場「(仮称)アートスクエア」です。「(仮称)アートスクエア」は敷地全体を免震化しています。


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共通ロビー

 広場から連続する共通ロビーは「(仮称)アートスクエア」として、芸術・文化を通して人と寄り添う空間となります。共通ロビーと広場は可動式の開口部を開け放つことで内外一体利用でき、さまざまなイベントに対応できます。


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ダブルH形コアウォール免震構造

 コア部に配置した「ダブルH形コアウォール」に地震力の大半を負担させることで外周部を鉄骨細柱架構とし、アルミカーテンウォールとの融合によるフレームレス化を図っています。

 コアウォール の変形を抑制するため、「RC-S複合梁」と「高強度Super-CFT柱」によるハイブリッドアウトリガー架構を構成し、低層階に設けた座屈拘束ブレース併用ベルトトラスにより大きな曲げ戻し効果も実現します。また、大きな変形差が生じるコアウォール間には、制振部材としてせん断降伏型制振梁を用いて効果的なエネルギー吸収を行っています。


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「京橋彩区(京橋一丁目東地区)」の配置図です。


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「街区再編前」と「街区再編後」です。街区再編により、纏まった3つの街区の形成や老朽化した建築物の機能更新、歩車分離を行い地区全体の防災性、交通の安全性の向上を図ります。


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「(仮称)新TODAビル計画 新築工事」の2023年5月下旬の建設状況です(写真提供読者さん)。


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タワークレーン4基で建設しています(写真提供読者さん)。


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東側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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北東側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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ダブルH形コアウォール

 非常に斬新な建設現場です。「鉄筋コンクリート造」のコア部に配置した「ダブルH形コアウォール」が先に上に延びています。一般的な「鉄骨造」のオフィスビルとは全く違う建設現場です(写真提供読者さん)。


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強固な「ダブルH形コアウォール」です。「ダブルH形コアウォール」で、地震時には地震力の大半を負担します(写真提供読者さん)。


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「ダブルH形コアウォール」が先に上に延びていきます(写真提供読者さん)。。


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西側部分です。外周部は「鉄骨造」となります(写真提供読者さん)。


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南側部分です。外周部は「鉄骨造」となります(写真提供読者さん)。


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「(仮称)新TODAビル計画 新築工事」の建築計画のお知らせです。延床面積が94,779.32㎡から94,746.22㎡に変更されています(写真提供読者さん)。



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2023年5月21日 (日)

リクルートホールディングス 「Indeed(インディード)」の買収で成長が加速 2023年3月期の売上高3,429,519百万円 売上高3兆円を大幅に突破!

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-リクルートホールディングス-
 「リクルートホールディングス(Recruit Holdings Co.,Ltd.)」は、求人広告、人材派遣、販売促進、ITソリューションなどのサービスを手掛けるリクルートグループの持株会社です。「ホットペッパー グルメ、じゃらんnet、SUUMO(スーモ)」などのサービスがお馴染みです。

 青色の反射ガラスで覆われた「リクルートGINZA8ビル」は、銀座八丁目のランドマークとなっています。リクルートの本社は「リクルートGINZA8ビル」にあると思っている方が多いと思いますが、「リクルートホールディングス」と「リクルート」の本社は、東京駅八重洲口の「グラントウキョウサウスタワー」にあります。

● 人材サービスで世界最大手が視野に!
 
「リクルートホールディングス」は、近年業績が急拡大しています。2023年3月期の連結決算では、売上高3,429,519百万円(前年同期比19.4%増)、営業利益344,303百万円(前年同期比9.1%減)となりました。売上高が3兆円を大幅に突破しました。

 人材サービスで世界最大手が視野に入って来ました。ちなみに世界最大手の人材サービス会社は「アデコ(スイス)」です。業績急拡大の多くの部分を求人検索サイト「インディード(Indeed)」が支えています。 ”♪ 仕事探しはインディード バイト探しもインディード ♪” のCMでお馴染みのあの「インディード」です。


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リクルートホールディングスの連結決算

 「リクルートホールディングス」は、2023年5月15日に「2023年3月期決算短信〔IFRS〕(連結)」を発表しました。2023年3月期(2022年4月1日~2023年3月31日)の連結決算では、売上高3,429,519百万円(前年同期比19.4%増)、営業利益344,303百万円(前年同期比9.1%減)となりました。

 リクルートホールディングス 決算短信(PDF:2023/05/15)
 2023年3月期決算短信〔IFRS〕(連結)

● 2024年3月期の連結業績予想
 2024年3月期の連結業績予想(2023年4月1日~2024年3月31日)は、「リクルートホールディングス」は発表していません。ちなみにアナリスト予想(コンセンサス)では、売上高3,406,023百万円(前年同期比0.7%減)、営業利益343,703百万円(前年同期比0.2%減)と予想しています。

リクルートホールディングスの連結決算(売上高/営業利益)
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2007年3月      756,973百万円  (経常利益161,469百万円)
2008年3月   1,006,635百万円  (経常利益162,925百万円)
2009年3月   1,083,932百万円  113,157百万円
2010年3月      793,329百万円    71,513百万円
-----------------------------------------
2011年3月      752,688百万円    90,483百万円
2012年3月      806,661百万円  115,043百万円
2013年3月   1,049,200百万円  124,900百万円
2014年3月   1,191,500百万円  117,400百万円

2014年10月16日 東京証券取引所市場第一部に上場

2015年3月  1,299,930百万円  122,499百万円
2016年3月  1,588,623百万円  114,032百万円
2017年3月  1,941,922百万円  193,513百万円
2018年3月  2,173,385百万円  191,794百万円
2019年3月  2,310,756百万円  223,090百万円
2020年3月  2,399,465百万円  206,011百万円
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2021年3月  2,269,346百万円  162,823百万円
2022年3月  2,871,705百万円  378,929百万円
2023年3月  3,429,519百万円  344,303百万円

2024年3月予想 
2024年3月  3,406,023百万円  343,703百万円(コ)

(備考)2024年3月期予想は、リクルートホールディングスが未発表のためコンセンサス(アナリスト予想)のみになります。


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人材業界のGoogleと呼ばれるIndeed(インディード)
 「Indeed(インディード)」は、アメリカのテキサス州オースティンに本社を置く求人情報専門の検索エンジンです。2012年10月に、アメリカ大手新聞「ニューヨーク・タイムズ」が保有していた株式をリクルートが買収、リクルートの完全子会社となりました。

 買収額は当時の為替レートで965億円でした。買収時は高値掴みとかいろいろ言われ、社内外では懐疑的な意見が大半でした。しかし、「インディード」の買収は大成功を収め、インディードは今や「人材業界のGoogle」と呼ばれるまでに大化けし、リクルートのドル箱となっています。

 「インディード」の買収効果によって、2012年3月期に3%だった「リクルートホールディングス」の海外売上高比率は2022年3月期で56%になるなど、10年ちょっとで大幅なグローバル化を遂げています。



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2023年5月20日 (土)

「渋谷区役所」の南側  地上34階、高さ約150m、延床面積約73,900㎡の「(仮称)公園通り西地区市街地再開発事業」 イメージパース等を公開!

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-(仮称)公園通り西地区市街地再開発事業-
 
乃木坂46の「五百城茉央(5期生)」と日向坂46の「正源司陽子(4期生)」がいとこ同士で小さい頃から仲良しだったという事に驚きました。双方共に全国人数 およそ50人の非常に珍しい苗字です。一族に坂道が2名とは、改めて美形の遺伝子は凄いと思いました。それにしても「兵庫県」は美人が多い!

 本題に戻って、「渋谷区役所」の南側で計画されている「(仮称)公園通り西地区市街地再開発事業」の概要が明らかになりました。再開発されるのは、「渋谷区役所」の南側にある「神南小学校」と「LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)」の南側にあるマンション「渋谷ホームズ」です。

 公共施設(神南小学校)と民間マンション(渋谷ホームズ)の一体的な再開発になります。市街地再開発事業による老朽化したマンションの建替えと小学校の建替え再整備を行います。

 建替え再整備予定の「神南小学校」の上空の未使用の容積率を「渋谷ホームズ」の建替え予定地に移転して、地上34階、地下3階、高さ約150m、延床面積約73,900㎡の超高層タワーマンションを建設します。

● イメージパース等を公開!
 東京都渋谷区は、「神南二丁目・宇田川町地区」の都市計画素案をまとめました。公園通り西地区市街地再開発準備組合が共同住宅の渋谷ホームズの建て替えを計画している地区で、計画施設にあわせた容積率や壁面位置などを示しました。

 引用資料 渋谷区・公式HP(2023/05/18)
 神南二丁目・宇田川町地区まちづくり

(仮称)公園通り西地区市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-東京都渋谷区宇田川町2番1号、5番1号
◆ 交通-東急東横線・東急田園都市線「渋谷」駅、東京メトロ半蔵門線・東京メトロ副都心線「渋谷」駅、JR山手線・東京メトロ銀座線・京王井の頭線「渋谷」駅、 東京メトロ千代田線・東京メトロ副都心線「明治神宮前」駅、JR山手線「原宿」駅
◆ 階数-地上34階、地下3階
◆ 高さ-最高部約150m
◆ 区域面積-約14,000㎡
◆ 敷地面積-約4,630㎡
◆ 延床面積-約73,900㎡(容積対象面積約46,300㎡)
◆ 用途-共同住宅、事務所、店舗、駐車場等 等
◆ 建築主-公園通り西地区市街地再開発準備組合
◆ 事業協力者-東急不動産、清水建設
◆ 都市計画コンサルタント-日建設計
◆ 着工-2026年度予定
◆ 竣工-2031年度予定


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学校用地と民間敷地の一体的なまちづくりを行い市街地環境の改善と防災力の向上を実現します。


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「再開発区域周辺の建築物の高さの状況」です。


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「配置図」です。


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「位置図」です。



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2023年5月19日 (金)

札幌市 アクサグループの「アクサ札幌中島公園プロジェクト」 「インターコンチネンタル ホテルズ&リゾーツ」ブランドを誘致!

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―アクサ札幌中島公園プロジェクト-
 日本の株価が堅調です。東京証券取引所の2023年5月18日終値時点の時価総額(普通株式ベース)ですが、 「プライム7,724,075億円、スタンダード233,032億円、グロース74,685億円」となっています。初めて時価総額の合計が800兆円を超えたと思われます。次の目標は、プライム市場で800兆円突破ですね!

 本題に戻って、フランス保険大手アクサグループの「アクサ生命保険」は、アクサグループの戦略計画におけるグリーン投資の一環で、「アクサ・リアル・エステート・インベストメント・マネジャーズ」をアセットマネージャーとして、札幌中島公園の再開発プロジェクトへの投資を決定し、「アクサ札幌中島公園プロジェクト」の概要を発表しました。

 引用資料 アクサ生命保険(PDF:2023/05/18)
 アクサ、グリーン投資の一環として「アクサ札幌中島公園プロジェクト」発表 ~IHG ホテルズ&リゾーツの「インターコンチネンタル ホテルズ&リゾーツ」ブランドを誘致~

 「アクサ札幌中島公園プロジェクト」は、札幌市が構想する新たなMICE施設の整備事業として注目される中島公園エリアでの再開発事業です。高い環境性能を備え、LEED Gold 認証を取得予定で、DBJ Green Buildingの認証においても最高ランクに値するビルとなる予定です。

 ビルには、グローバルホスピタリティ企業「IHG ホテルズ&リゾーツ」のフラッグシップであるラグジュアリーホテルブランド「インターコンチネンタル ホテルズ&リゾーツ」を誘致します。また、竣工と同時に、アクサ生命は、現在の札幌本社のオフィスを新築されたビルに移転します。

アクサ札幌中島公園プロジェクトの概要
◆ 所在地-札幌市中央区南10条西1丁目
◆ 交通-地下鉄南北線「中島公園」駅徒歩3分
◆ 階数-地上14階、塔屋1階
◆ 敷地面積-8,055.91㎡
◆ 延床面積-52,776.88㎡(オフィス賃貸面積14,470.61㎡)
◆ 構造- 鉄骨造
◆ 地震対策-免震構造
◆ 建築主-アクサ生命保険
◆ 設計者-竹中工務店
◆ 基本設計・実施設計監修・工事監理監修-久米設計
◆ 施工者-竹中工務店
◆ 竣工-2025年06月予定


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「完成イメージ」です。


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「完成イメージ」です。


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「完成イメージ」です。


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「完成イメージ」です。



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2023年5月18日 (木)

神奈川県藤沢市 湘南エリア最高層 地上29階、高さ約99㎡の「(仮称)辻堂第二計画」 開発事業に着手!

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-(仮称)辻堂第二計画-
 YouTubeから2つの話題を書きたいと思います。”YOASOBI「アイドル」 Official Music Video”が公開から1か月ちょっとで視聴回数が1億回を突破しました。日本のチャンネルでこんなに早く1億回を突破したのは驚異的です。日本最速なのかな?

 YouTube
 YOASOBI「アイドル」 Official Music Video

 お堅いイメージのある日本のお役所が、上空からウイングスーツで都庁の塔の間をすり抜けるという無謀ともいえる挑戦を許可したのが驚きです。でもナイス判断だと思います。

 YouTube(FNN)
 東京上空で驚きの挑戦 ムササビ男 都庁の塔を...

 本題に戻って、総合不動産企業「リスト」の連結子会社である「リストデベロップメント」は、神奈川県藤沢市辻堂に商業施設と分譲マンションが一体になった複合タワー「(仮称)辻堂第二計画」の開発事業に着手します。

 引用資料 リスト(PDF:2023/05/16)
 湘南エリア最高層 地上 29 階建 JR 辻堂駅南口エリア ペデストリアンデッキで駅直結の複合タワー「(仮称)辻堂第二計画」に着手

 「(仮称)辻堂第二計画」は、JR東海道線「辻堂」駅徒歩2分に立地、地上29階、地下2階、総戸数200戸の分譲マンションを中心とし、駅前広場の整備を含めた住宅・商業・公益一体の駅前再開発です。湘南エリア(藤沢市、茅ケ崎市、鎌倉市、逗子市)の建築物において、高さ98.90mは最高層となります。

 (仮称)辻堂第二計画の概要
◆ 所在地-神奈川県藤沢市辻堂一丁目3-1
◆ 交通-JR東海道線「 辻堂」駅徒歩2分
◆ 階数-(高層棟)地上29階、地下2階、(低層棟)地上3階
◆ 高さ-98.90m(建築基準法における高さ)
◆ 敷地面積-2,312.01㎡(都市計画道路43.96㎡含む)
◆ 延床面積-25,342.45㎡
◆ 構造-(高層棟)鉄筋コンクリート造、(低層棟)鉄骨造
◆ 用途-共同住宅(分譲)、店舗(物販、飲食店など12区画)
◆ 総戸数-200戸
◆ 建築主-リストデベロップメント(リストの連結子会社)
◆ 設計監修-久米設計
◆ 設計者-久米開発プロデュース、フィールド・デザイン・アーキテクツ
◆ デザイン監修- GLAMOROUS co., ltd.(外観、住宅エントランス・共用廊下等)
◆ 施工者-鴻池組
◆ 着工-2023年05月
◆ 竣工-2025年12月予定

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「外観完成イメージ画像」です。

● 辻堂駅へ直結ペデストリアンデッキの新設
 辻堂駅の東改札フロアに直結するペデストリアンデッキの設置により、新たな歩行者動線を作り出し辻堂駅南口の回遊性を向上させます。歩行者と車両の動線を分けることで、歩行者の安全を確保して歩きやすい街を実現し、人々の往来を活性化します。


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「商業エリア完成イメージ画像」です。


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「(仮称)辻堂第二計画」の建設予定地です(Googleマップの衛星写真を引用)。



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2023年5月17日 (水)

千代田区 地上22階、高さ約110mの「神田小川町三丁目西部南地区第一種市街地再開発事業」 市街地再開発組合の設立を認可

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-神田小川町三丁目西部南地区第一種市街地再開発事業-

 「神田小川町三丁目西部南地区」は、来街者が集まる結節点に位置していますが、 広場や休憩場所等のスペースがありません。また旧耐震建築物が多いという問題も抱えています。

 「千代田区」は、神田小川町三丁目西部南地区関連の都市計画を2021年4月6日付で決定しました。 再開発準備組合は、地上22階、地下2階、高さ約110mの再開発ビルの建設を目指しています。

● 市街地再開発組合の設立を認可!
 
東京都は、都市再開発法第11条第1項の規定に基づき、「神田小川町三丁目西部南地区市街地再開発組合」の設立を2023年5月16日に認可しました。再開発事業の施行により、老朽化した建物を集約整備し、高層化することにより、住宅、事務所、店舗等が調和した総合的なまちづくりを推進し、土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新に資する市街地整備を行います。

 引用資料 東京都報道発表資料(2023/05/15)
 神田小川町三丁目西部南地区市街地再開発組合の設立を認可します

神田小川町三丁目西部南地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地 東京都千代田区神田小川町三丁目地内
◆ 階数-地上22階、塔屋2階、地下2階
◆ 高さ-最高部約110m
◆ 敷地面積-約2,400㎡
◆ 建築面積-約1,500㎡
◆ 延床面積-約31,120㎡(駐車場面積を含む)
◆ 用途-店舗、事務所、共同住宅、駐車場
◆ 総戸数-約110戸
◆ 建築主-神田小川町三丁目西部南地区市街地再開発組合
◆ 事業コンサルタント-松田平田設計
◆ 事業協力者-日鉄興和不動産、三菱地所、三菱地所レジデンス
◆ 着工-2025年度予定
◆ 竣工-2029年度予定
◆ 総事業費-約236億円


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「断面イメージ」です。


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「施設建築物のイメージ」です。


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「配置図」です。


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「位置図」です。



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2023年5月16日 (火)

スーパーゼネコン5社(鹿島建設、大林組、清水建設、大成建設、竹中工務店) 2023年3月期の決算が出揃う 「鹿島建設」の強さが際立つ!

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-スーパーゼネコン5社-
 2023年3月期の決算が続々と発表されています。スーパーゼネコンも5月11日に「大林組、清水建設」、5月12日に「大成建設」、5月15日に「清水建設」の決算発表がありました。建設業界は、原材料価格の高騰などの影響を受けて、経営環境は厳しい状況が続いています。

 スーパーゼネコンは、「鹿島建設、大林組、清水建設、大成建設、竹中工務店(売上高順)」の5社を指します。「鹿島建設、大林組、清水建設、大成建設」は上場企業ですが、「竹中工務店」は非上場企業です。

 「竹中工務店」を除くスーパーゼネコン4社は、毎年の売上高の順位の変動はありましたが、業績の格差はそれ程ありませんでした。しかし、ここ数年は「鹿島建設」の強さが際立っています。

5社の2023年3月期連結決算(売上高/営業利益)
1位 鹿島建設-2,391,579百万円(123,526百万円)
2位 大林組-1,983,888百万円(93,800百万円)
3位 清水建設-1,933,814百万円(54,647百万円)
4位 大成建設-1,642,712百万円(54,740百万円)
5位 竹中工務店-1,375,400百万円(28,300百万円)

5社の2022年3月期連結決算(売上高/営業利益)
1位 鹿島建設-2,079,695百万円(123,382百万円)
2位 大林組-1,922,884百万円(41,051百万円)
3位 大成建設-1,543,240百万円(96,077百万円)
4位 清水建設-1,482,961百万円(45,145百万円)
5位 竹中工務店-1,260,400百万円(46,300百万円)

(備考)「鹿島建設、大林組、清水建設、大成建設」は、2023年3月期連結決算です。「竹中工務店」は、2022年12月期連結決算です。「竹中工務店」は非上場企業ですが、上場企業の「決算短信」に相当する「決算概要」を発表しています。


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売上高1位 鹿島建設
 「鹿島建設」の2023年3月期(2022年4月1日~2023年3月31日)の連結業績は、売上高2,391,579百万円(前年比+15.0%)、営業利益123,526百万円(前年比+0.1%)です。

 鹿島建設(PDF:2023/05/15)
 2023年3月期決算短信〔日本基準〕(連結)

● 2024年3月期の連結業績予想
 2024年3月期(2023年4月1日~2024年3月31日)の連結業績予想は、売上高2,480,000百万円(前年比+3.7%)、営業利益142,000百万円(前年比+15.0%)となっています。


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売上高2位 大林組

 「大林組」の2023年3月期(2022年4月1日~2023年3月31日)の連結業績は、売上高1,983,888百万円(前年比+3.2%)、営業利益93,800百万円(前年比+128.5%)です。

 大林組(PDF:2023/05/11)
 2023年3月期決算短信〔日本基準〕(連結)

● 2024年3月期の連結業績予想
 2024年3月期(2023年4月1日~2024年3月31日)の連結業績予想は、売上高2,280,000百万円(前年比+14.9%)、営業利益74,000百万円(前年比△21.1%)となっています。


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売上高3位 清水建設

 「清水建設」の2023年3月期(2022年4月1日~2023年3月31日)の連結業績は、売上高1,933,814百万円(前年比+30.4%)、営業利益54,647百万円(前年比+21.0%)です。

 清水建設(PDF:2023/05/11)
 2023年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)

● 2024年3月期の連結業績予想
 2024年3月期(2023年4月1日~2024年3月31日)の連結業績予想は、売上高1,945,000百万円(前年比+0.6%)、営業利益57,500百万円(前年比+5.2%)となっています。


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売上高4位 大成建設

 「大成建設」の2023年3月期(2022年4月1日~2023年3月31日)の連結業績は、売上高1,642,712百万円(前年比+6.4%)、営業利益54,740百万円(前年比△43.0%)です。

 大成建設(PDF:2023/05/12)  
 2023年3月期決算短信〔日本基準〕(連結)

● 2024年3月期の連結業績予想
 2024年3月期(2023年4月1日~2024年3月31日)の連結業績予想は、売上高1,760,000百万円(前年比+7.1%)、営業利益64,000百万円(前年比+16.9%)となっています。


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売上高5位 竹中工務店

 「竹中工務店」の2022年12月期(2022年1月1日~2022年12月31日)の連結業績は、売上高1,375,400百万円(前年比+9.1%)、営業利益28,300百万円(前年比△38.9%)です。

 竹中工務店(2023/02/27)
 2022年度(第85期)決算概要 及び 次期業績見通し

● 2023年12月期の連結業績予想
 2023年12月期(2023年1月1日~2023年12月31日)の連結業績予想は、売上高1,490,000百万円(前年比+8.3%)、営業利益27,000百万円(前年比△4.7%)となっています。



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2023年5月15日 (月)

ミュージックテラス 世界最大級座席数20,033席の音楽アリーナ「Kアリーナ横浜」 2023年9月29日に開業 こけら落としは横浜出身の「ゆず」

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-Kアリーナ横浜-
 
「横浜市」は2017年11月8日に、「みなとみらい21地区60・61街区(一部)」の市有地で公募していた開発事業予定者を、「ケン・コーポレーション」に決定しました。

 世界最大級の音楽アリーナとインターナショナルブランドホテル、オフィスの整備を通じて、上質なエンターテイメントを提供する「ミュージック・パーク」を形成し、国内外から多くの人が訪れる国際的な交流拠点として相応しい、地域の賑わいの核となる施設を創出します。

 「ケン・コーポレーション」は、横浜みなとみらい21地区で計画を進めている「Kアリーナプロジェクト」を2020年8月1日に着工しました。竣工は、2023年7月を予定しています。

 2万席を誇る世界最大級の音楽アリーナの名称を「Kアリーナ横浜」に決定、併設するツインタワーのホテル棟は、ヒルトン初の横浜進出となる「ヒルトン横浜」に、オフィス棟の名称を「Kタワー横浜」に、開発街区全体の名称を「ミュージックテラス」に決定しました。

● 2023年9月29日に開業!
 「ケン・コーポレーション」と「Kアリーナマネジメント」は、横浜みなとみらい21地区で大規模複合開発 「Kアリーナプロジェクト(街区名称:ミュージックテラス)」を推進していますが、開発の核となる「Kアリーナ横浜」を2023年9月29日(金)に開業する事を決定しています。

 引用資料 公式ホームページ
 Kアリーナ横浜

 2023年9月29日(金)・30日(土)の2日間、横浜出身の2人組アーティスト ゆず による「YUZU SPECIAL LIVE 2023 in K-Arena Yokohama」を開催します。
 
ミュージックテラスの概要
◆ 計画名-Kアリーナプロジェクト新築工事
◆ 所在地-神奈川県横浜市西区みなとみらい六丁目2番2他(60・61街区の一部区画)
◆ 交通-みなとみらい線「新高島」駅より徒歩約5分、JR「横浜」駅より徒歩約9分
◆ 階数-(Kアリーナ横浜)地上9階、地下0階、(ヒルトン横浜)地上26階、地下1階、(Kタワー横浜)地上21階、地下1階
◆ 高さ-(ヒルトン横浜・Kタワー横浜)99.87m、(Kアリーナ横浜)約45m
◆ 敷地面積-31,793.97㎡
◆ 建築面積-約27,600㎡
◆ 延床面積-(施設全体)約118,680㎡、(Kアリーナ横浜)約54,090㎡、(ヒルトン横浜)約34,850㎡、(Kタワー横浜)約29,740㎡
◆ 用途-鉄骨造、一部(鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造)
◆ 用途-(Kアリーナ横浜) 観覧場(音楽アリーナ)、駐車場等、(ヒルトン横浜)ホテル、店舗、駐車場等、(Kタワー横浜)オフィス、店舗、駐車場等
◆ アリーナ座席数-20,033席
◆ ホテル客室数-339室
◆ 建築主-ケン・コーポレーション
◆ 設計者-梓設計(代表)、国建、鹿島建設
◆ 施工者-鹿島建設
◆ 着工-2020年08月01日
◆ 竣工-2023年07月予定
◆ 開業-2023年09月29日(Kアリーナ横浜)


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開発街区全体の名称は「ミュージックテラス」に決定しています。


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「アリーナ外観」です。多種多様な文化が混じりあう国際都市・横浜に、世界最大級の音楽に特化したアリーナとなる「Kアリーナ横浜」が誕生します。


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「Kアリーナ横浜」の内部です。


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「Kアリーナ横浜」の内部です。


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「アリーナ断面」です。20,033席を誇る客席は、ステージ前方のアリーナに加え、三層構造となるスタンドの全席がステージ正面を向いた扇型の形状で、オーディエンスに囲まれた迫力ある空間と一体感を生みだします。


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「断面イメージ」です。


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「配置図」です。


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「位置図」です。



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2023年5月14日 (日)

川口市 地上28階、高さ約94mの「川口本町4丁目9番地区第一種市街地再開発事業」 権利変換計画について認可!

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-川口本町4丁目9番地区第一種市街地再開発事業-
 「三井不動産レジデンシャル」が、埼玉県川口市にて権利者のと推進している「川口本町4丁目9番地区第一種市街地再開発事業」について、2020年9月11日に都市計画決定の告示がされました。

 「川口本町4丁目9番地区第一種市街地再開発事業」は、JR川口駅東口から南に約400mに位置した約0.7haの区域で、区域内には鋳物工場跡地を駐車場として利用している低未利用地や、老朽化した木造密集住宅、計画道路拡幅部分にまたがる旧耐震共同住宅などが混在しており、防災性や住環境の向上、駅からの至近立地を生かした街の賑わい創出などが求められています。

 市街地再開発事業により、土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新を行い、防災上重要な都市計画道路である善光寺荒川線の拡幅整備や、建築物の不燃化、また誰もが利用できるオープンスペースの創出と防災設備の設置などにより地域の防災性を高めます。

● 権利変換計画認可!
 「三井不動産レジデンシャル」は、埼玉県川口市にて権利者と推進している「川口本町4丁目9番地区第一種市街地再開発事業」が、2023年5月2日に権利変換計画について埼玉県知事の認可を受けました。

 引用資料 三井不動産レジデンシャル(PDF:2023/05/12)
 「川口本町4丁目9番地区第一種市街地再開発事業」権利変換計画認可のお知らせ 街並みに緑と潤いを創出、解放感あふれる約0.7haのミクストユースプロジェクト

 当初計画では、地上30階、地下1階、高さ約100m、延床面積約24,500㎡でしたが、地上28階、地下1階、高さ93.85m、延床面積25,222.58㎡に変更になっています。

川口本町4丁目9番地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-埼玉県川口市川口本町四丁目64番4 他36筆
◆ 階数-地上28階、地下1階
◆ 高さ-93.85m
◆ 敷地面積-4,753.85㎡
◆ 建築面積-2,217.31㎡
◆ 延床面積-25,222.58㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 用途-共同住宅、店舗、事務所
◆ 総戸数-225戸(店舗・事務所等10室)
◆ 建築主-川口本町4丁目9番地区市街地再開発組合(参加組合員 三井不動産レジデンシャル)
◆ 設計者-GA建築設計社
◆ 施工者-(未定)
◆ 着工-2023年09月予定
◆ 竣工-2026年07月予定


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「1 階広場完成予想 CG」です。


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「2階屋上テラス完成予想 CG」です。


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「断面イメージ図」です。


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「配置図」です。街区内の一部が参加しないので、敷地がいびつな形状になります。


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「位置図」です。



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2023年5月13日 (土)

JR東日本 品川駅北口に、地上10階、高さ約59m、延床面積約49,340㎡の「駅ビル」 和風なデザインのビル外観イメージを公開!

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-品川駅北口駅改良・駅ビル整備-

 「品川駅」は、JR東日本管内で乗車人員が5番目のターミナル駅で、通勤・通学時間帯には北側コンコース・自由通路が混雑しており、また山手線外回り(渋谷・新宿方面)と京浜東北線(大宮方面)を乗り換える際はホームが別のため、階段・コンコースを経由する必要があります。

 今後、品川駅周辺の開発や乗降客の増加が見込まれることから、乗り換えの利便性の向上やコンコース・自由通路の混雑緩和などの取り組みを実施し、より快適で安心して利用出来る駅づくりを目指します。

 「品川駅」では2027年以降、順次、北側コンコース内に改札口を2か所新設し、通路を7mから18mに拡幅します。また、バリアフリールートを拡充するため北側コンコースと各ホームを接続するエレベーターを8基増設し、商業施設の整備も行います。

 引用資料 JR東日本(PDF:2019/02/26)
 品川駅のお乗り換え利便性向上と混雑緩和及びバリアフリールートの拡充に取り組みます

● 和風なデザインのビル外観イメージを公開!
 JR東日本が品川駅の直上に、商業施設や駅事務室などが入る和風なデザインの地上10階、地下1階の駅ビルを建設中です。1番線の山手線から15番線の横須賀線までのホームをまたぐ広大な構造で、延床面積は約49,340㎡です。ビル外観イメージがが初めて公開されました。

 引用資料 共同通信(2023/05/12)
 JR品川駅に和風の新ビル 30年度完成へ、概要判明

 品川駅のビルは地上に線路があり、2階に当たる部分が改札、3階~6階が商業施設、7階~10階は駅事務室などが占めます。品川駅のビル完成に先立つ2027年度には新たに「北口」の改札も新設、「UR都市機構」が整備する高速バスやタクシーの乗り場とつながります。

品川駅北口駅改良・駅ビル整備の概要
◆ 所在地-東京都港区港南二丁目66番、港区高輪三丁目464番
◆ 交通-JR「品川」駅直結
◆ 階数-地上10階、地下1階
◆ 高さ-最高部約59m、軒高53.31m
◆ 敷地面積-約34,900㎡
◆ 建築面積-約11,020㎡
◆ 延床面積-約49,340㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート杭
◆ 用途-駅施設、店舗、オフィス、荷捌き駐車場等
◆ 建築主-JR東日本
◆ 設計者-JR東日本
◆ 施工者-品川駅北口駅改良・駅ビル整備共同企業体(代表 大林組)
◆ 着工-2022年08月上旬
◆ 竣工-2031年11月下旬予定


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「北側コンコース(改札)」のイメージ図」です(引用:JR東日本)。


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「北側コンコース(コンコース内の通路)」のイメージ図」です(引用:JR東日本)。


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「現状(2019年2月現在)」です(引用:JR東日本)。


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「計画(完成時)」です。北側に新たに整備する人工地盤の上に「駅ビル」を建設すると思われます。更に北側には「UR都市機構」により、「品川駅北口駅前広場」が整備されます(引用:JR東日本)。


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「山手線・京浜東北線のホーム改良ステップ図」です。2番線ホームは欠番となります(引用:JR東日本)。


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品川駅周辺土地区画整理事業
 「品川駅周辺土地区画整理事業」の事業の概要です(引用:UR都市機構)。


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品川駅北口駅前広場
 「品川駅北口駅前広場」の範囲です。拡幅される「北側コンコース」の更に北側に建設されます。「品川駅北口駅前広場」は、線路上に人工地盤を構築して整備します。面積約8,800㎡とかなり広いです。

 「北側コンコース」の拡幅は「JR東日本」が行い、「品川駅北口駅前広場」の整備は「UR都市機構」が行いますが、2つの事業は一体的に行われます(引用:UR都市機構)。



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2023年5月12日 (金)

不動産大手5社(三井不動産、三菱地所、住友不動産、東急不動産HD、野村不動産HD) 2023年3月期の決算が出揃う!

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-不動産大手5社-
 2023年3月期の決算が続々と発表されています。不動産大手5社も2023年4月26日に「野村不動産ホールディングス」、5月10日に「三井不動産、東急不動産ホールディングス」、5月11日に「三菱地所、住友不動産」の決算発表がありました。

 不動産大手5社は、売上高の順位変動はありませんが、2023年3月期は、「東急不動産ホールディングス」がついに売上高が1兆円を突破しました。

● ヒューリックが大手5社を猛追!
 不動産大手5社とは、「三井不動産、三菱地所、住友不動産、東急不動産HD、野村不動産HD」を指します。近年、「ヒューリック」が大手5社の一角である「野村不動産ホールディングス」を猛追しています。すでに営業利益では業界4位です。ちなみにヒューリックは、「富士銀行(現:みずほ銀行)」が所有する不動産を母体に設立されました。

不動産大手5社の2023年3月期連結決算(売上高/営業利益)
1位 三井不動産-2,269,103百万円(305,405百万円)
2位 三菱地所-1,377,827百万円(296,702百万円)
3位 東急不動産HD-1,005,836百万円(110,410百万円)
4位 住友不動産-939,904百万円(241,274百万円)
5位 野村不動産HD-654,735百万円(99,598百万円)

参考
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6位 ヒューリック-523,424百万円(126,147百万円)
7位 東京建物-349,940百万円(64,478百万円)

(備考)「三井不動産、三菱地所、東急不動産HD、住友不動産、野村不動産HD)」は2023年3月期決算、「ヒューリック、東京建物」は2022年12月期決算の数値です。


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売上高1位 三井不動産

 「三井不動産」の2023年3月期(2022年4月1日~2023年3月31日)の連結業績は、売上高2,269,103百万円(前年比+8.0%)、営業利益305,405百万円(前年比+24.7%)です。

 三井不動産(PDF:2023/05/10)
 2023年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結) 

● 2024年3月期の連結業績予想
 2024年3月期(2023年4月1日~2024年3月31日)の連結業績予想は、売上高2,300,000百万円(前年比+1.4%)、営業利益330,000百万円(前年比+8.1%)となっています。


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売上高2位 三菱地所

 「三菱地所」の2023年3月期(2022年4月1日~2023年3月31日)の連結業績は、売上高1,377,827百万円(前年比+2.1%)、営業利益296,702百万円(前年比+6.4%)です。

 三菱地所(PDF:2023/05/11)
 2023年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)

● 2024年3月期の連結業績予想
 2024年3月期(2023年4月1日~2023年4月31日)の連結業績予想は、売上高1,469,000百万円(前年比+6.6%)、営業利益264,000百万円(前年比△11.0%)となっています。


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売上高3位 東急不動産ホールディングス
 「東急不動産ホールディングス」の2023年3月期(2022年4月1日~2023年3月31日)の連結業績は、売上高1,005,836百万円(前年比+ 1.7%)、営業利益110,410百万円(前年比+31.7%)です。

 東急不動産ホールディングス(PDF:2023/05/10)
 2023年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)

● 2024年3月期の連結業績予想
 2024年3月期(2023年4月1日~2024年3月31日)の連結業績予想は、売上高1,120,000百万円(前年比+11.4%)、営業利益112,000百万円(前年比+1.4%)となっています。


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売上高4位 住友不動産
 「住友不動産」の2023年3月期(2022年4月1日~2023年3月31日)の連結業績は、売上高939,904百万円(前年比+0.1%)、営業利益241,274百万円(前年比+3.2%)です。

 住友不動産(PDF:2023/05/11)
 2023年3月期決算短信〔日本基準〕(連結)

● 2024年3月期の連結業績予想
 2024年3月期(2023年4月1日~2024年3月31日)の連結業績予想は、売上高970,000百万円(前年比+3.2%)、営業利益255,000百万円(前年比+5.7%)となっています。


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売上高5位 野村不動産ホールディングス

 「野村不動産ホールディングス」の2023年3月期(2022年4月1日~2023年3月31日)の連結業績は、売上高654,735百万円(前年比+1.5%)、営業利益99,598百万円(前年比+9.2%)です。

 野村不動産ホールディングス(PDF:2023/04/26)
 2023年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)

● 2024年3月期の連結業績予想
 2024年3月期(2023年4月1日~2024年3月31日)の連結業績予想は、売上高750,000百万円(前年比+14.5%)、営業利益103,000
百万円(前年比+3.4%)となっています。


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売上高6位 ヒューリック
 「ヒューリック」の2022年12月期(2022年1月1日~2022年12月31日)の連結業績は、売上高523,424百万円(前年比+17.0%)、営業利益126,147百万円(前年比+10.1%)です。

 ヒューリック(PDF:2023/01/30)
 2022年12月期 決算短信〔日本基準〕(連結)

● 2023年12月期の連結業績予想(コンセンサス)
 2023年12月期(2023年1月1日~2023年12月31日)の連結業績予想は、売上高539,720百万円(前年比+3.1%)、営業利益140,680百万円(前年比+11.5%)となっています。「ヒューリック」は、売上高予想を発表していません。そのため「アナリスト予想(コンセンサス)」です。


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売上高7位 東京建物

 「東京建物」の2022年12月期(2022年1月1日~2022年12月31日)の連結業績は、売上高349,940百万円(前年比+2.8%)、営業利益64,478百万円(前年比+9.7%)です。

 東京建物(PDF:2023/02/13)
 2022年12月期 決算短信〔日本基準〕(連結)

● 2023年12月期の連結業績予想
 2023年12月期(2023年1月1日~2023年12月31日)の連結業績予想は、売上高413,000百万円(前年比+18.0%)、営業利益66,000
百万円(前年比+2.4%)となっています。



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2023年5月11日 (木)

国家戦略特区 地上35階、 高さ約180mの「(仮称)京橋三丁目東地区市街地再開発事業」 特定業務代行者の公募手続きを開始!

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-京橋三丁目東地区第一種市街地再開発事業-

 2021年10月28日に国家戦略特区「東京圏(第35回)・関西圏(第28回)・福岡市・北九州市(第28回)合同区域会議」が開催されました。東京圏では、国家戦略特区に新たに2地区が追加提案されると発表されました。追加提案された2地区は、新宿区の「新宿駅南西口地区(京王電鉄、JR東日本)」と中央区の「京橋三丁目東地区(東京建物)」です。

 「京橋三丁目東地区(東京建物)」は、「東京スクエアガーデン」の東側の街区になります。すでに区画北西角が「相互館110タワー」として再開発が終わっているので、南側のみの街区になります。

 「東京建物」は、京橋三丁目東地区再開発準備組合の一員として、中央区京橋三丁目地内において「(仮称)京橋三丁目東地区市街地再開発事業」を推進しており、2022年5月、京橋三丁目東地区再開発準備組合と東京建物の連名にて、都市再生特別地区の都市計画提案を行いました。 

 東京圏の国家戦略特別区域の特定事業として内閣総理大臣による認定がなされ、2023年1月13日付にて、東京都および中央区より都市計画決定の告示を受けました。

 引用資料 東京建物(PDF:2023/01/13)
 (仮称)京橋三丁目東地区市街地再開発事業 都市計画決定のお知らせ

● 特定業務代行者の公募手続きを開始!
 東京都中央区で活動する「京橋三丁目東地区第一種市街地再開発準備組合」は、特定業務代行者の公募手続きを2023年5月8日に開始しました。2025年度の本体工事着手、2029年度の竣工を目指します。 

 日刊建設工業新聞(2023/05/08)
 京橋三丁目東地区再開発(東京都中央区)/特定業務代行者を募集、5月12日まで要項

(仮称)京橋三丁目東地区市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-東京都中央区京橋三丁目5番、6番
◆ 交通-東京メトロ銀座線「京橋」駅、東京メトロ有楽町線「銀座一丁目」駅、都営浅草線「宝町」駅、JR「有楽町」駅
◆ 階数-地上35階、地下4階
◆ 高さ-最高部約180m
◆ 敷地面積-約6,820㎡
◆ 建築面積-約5,710㎡
◆ 延床面積-約164,000㎡(容積対象面積約135,700㎡)
◆ 用途-オフィス、ホテル、店舗、駐車場等
◆ 建築主-京橋三丁目東地区再開発準備組合(事業協力者 東京建物)
◆ 着工-2025年度予定
◆ 竣工-2029年度予定


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「Tokyo Sky Corridor に面したにぎわい形成イメージ」です。


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「にぎわいを創出する歩行者滞留空間の整備イメージ」です。


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「立面イメージ」です。


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「断面図」です。


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「配置図」です。

● 南側に空中回廊を整備!
 計画地の南側を走るKK線は都心環状線の新ルート(新京橋連結路、延長1.1km)整備に伴い廃止される予定になっています。東京都はKK線の既存施設上部を活用し、緑化した歩行者空間などを備えた空中回廊として再整備する方針です。再開発ビルには空中回廊とつながる屋内広場などを設けます。


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「位置図」です。



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2023年5月10日 (水)

総合商社大手5社 2023年3月期の連結業績が出揃う 「三菱商事」と「三井物産」が総合商社として初めて純利益が1兆円を突破!

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-総合商社-
 総合商社大手5社の2023年3月期(2022年4月1日~2023年3月31日)の連結業績が出揃いました。2023年5月2日に「三井物産」、5月8日に「丸紅」、5月9日に「三菱商事、伊藤忠商事、住友商事」の決算短信が発表されました。

 資源価格の高騰と円安を背景に「伊藤忠商事」を除く4社が純利益で過去最高を更新しました。「三菱商事」と「三井物産」は総合商社として初めて純利益が1兆円の大台に達しました。2024年3月期は資源価格の下落や円安修正の影響で、全社が減益予想となっています。

2023年3月期の純利益(2022年4月1日~2023年3月31日)
(1) 三菱商事-1,180,694百万円(1兆1806億円)
(2) 三井物産-1,130,630百万円(1兆1306億円)
(3) 伊藤忠商事-800,519百万円(8,005億円)
(4) 住友商事-565,178百万円(5,651億円)
(5) 丸紅-543,001百万円(5,430億円)
(6) 豊田通商-284,155百万円(2,841億円)

2022年3月期の純利益(2021年4月1日~2022年3月31日)
(1) 三菱商事-937,529百万円(9,375億円)
(2) 三井物産-914,722百万円(9,147億円)
(3) 伊藤忠商事-820,269百万円(8,202億円)
(4) 住友商事-463,694百万円(4,636億円)
(5) 丸紅-424,320百万円(4,243億円)
(6) 豊田通商-222,235百万円(2,222億円)


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三菱商事

 「三菱商事」は、2023年5月9日に「2023年3月期の連結業績(2022年4月1日~2023年3月31日)」を発表しました。2023年3月期の連結業績(2022年4月1日~2023年3月31日)の親会社の所有者に帰属する当期利益は、1,180,694百万円でした。 

 三菱商事(PDF:2023/05/09)
 2023年3月期 決算短信〔IFRS〕(連結)

2023年3月期の連結業績(2022年4月1日~2023年3月31日)
◆ 収益-21,571,973百万円(前期比+24.9%)
◆ 純利益-1,180,694百万円(前期比+25.9%)
(純利益は、親会社の所有者に帰属する当期利益)

2024年3月期の連結業績予想(2023年4月1日~2024年3月31日)
◆ 純利益-920,000百万円(前期比△22.1%)
(純利益は、親会社の所有者に帰属する当期利益)


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三井物産

 「三井物産」は、2023年5月2日に「2023年3月期の連結業績(2022年4月1日~2023年3月31日)」を発表しました。2023年3月期の連結業績(2022年4月1日~2023年3月31日)の親会社の所有者に帰属する当期利益は、1,130,630百万円でした。  

 三井物産(PDF:2023/05/02)
 2023年3月期 決算短信〔IFRS〕(連結)

2023年3月期の連結業績(2022年4月1日~2023年3月31日)
◆ 収益-14,306,402百万円(前期比+21.7%)
◆ 純利益-1,130,630百万円(前期比+23.6%)
(純利益は、親会社の所有者に帰属する当期利益)

2024年3月期の連結業績予想(2023年4月1日~2024年3月31日)
◆ 純利益-880,000百万円(前期比△22.2%)
(純利益は、親会社の所有者に帰属する当期利益)


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伊藤忠商事

 「伊藤忠商事」は、2023年5月9日に「2023年3月期の連結業績(2022年4月1日~2023年3月31日)」を発表しました。2023年3月期の連結業績(2022年4月1日~2023年3月31日)の当社株主に帰属する当期純利益は、800,519百万円でした。 

 伊藤忠商事(PDF:2023/05/09)
 2023年3月期 決算短信〔IFRS〕(連結)

2023年3月期の連結業績(2022年4月1日~2023年3月31日)
◆ 収益-13,945,633百万円(前期比+13.4%)
◆ 純利益-800,519百万円(前期比△2.4%)
(純利益は、当社株主に帰属する当期純利益)

2024年3月期の連結業績予想(2023年4月1日~2024年3月31日)
◆ 純利益-780,000百万円(前期比△2.6%)
(純利益は、当社株主に帰属する当期純利益)


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住友商事

 「住友商事」は、2023年5月9日に「2023年3月期の連結業績(2022年4月1日~2023年3月31日)」を発表しました。2023年3月期の連結業績(2022年4月1日~2023年3月31日)の親会社の所有者に帰属する当期利益は、565,178百万円でした。 

 住友商事(PDF:2023/05/09)
 2023年3月期決算短信〔IFRS〕(連結)

2023年3月期の連結業績(2022年4月1日~2023年3月31日)
◆ 収益-6,817,872百万円(前期比+24.1%)
◆ 純利益-565,178百万円(前期比+21.9%)
(純利益は、親会社の所有者に帰属する当期利益)

2024年3月期の連結業績予想(2023年4月1日~2024年3月31日)
◆ 純利益-480,000百万円(前期比△15.1%)
(純利益は、親会社の所有者に帰属する当期利益)


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丸紅

 「丸紅」は、2023年5月8日に「2023年3月期の連結業績(2022年4月1日~2023年3月31日)」を発表しました。2023年3月期の連結業績(2022年4月1日~2023年3月31日)の親会社の所有者に帰属する当期利益は、543,001百万円でした。 

 丸紅(PDF:2023/05/08)
 2023年3月期 決算短信〔IFRS〕(連結)

2023年3月期の連結業績(2022年4月1日~2023年3月31日)
◆ 収益-9,190,472百万円(前期比+8.0%)
◆ 純利益-543,001百万円(前期比+28.0%)
(純利益は、親会社の所有者に帰属する当期利益)

2024年3月期の連結業績予想(2023年4月1日~2024年3月31日)
◆ 純利益-420,000百万円(前期比△22.7%)
(純利益は、親会社の所有者に帰属する当期利益)


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豊田通商

 「豊田通商」は、2023年4月27日に「2023年3月期の連結業績(2022年4月1日~2023年3月31日)」を発表しました。2023年3月期の連結業績(2022年4月1日~2023年3月31日)の親会社の所有者に帰属する当期利益は、284,155百万円でした。 

 豊田通商(PDF:2023/04/27)
 2023年3月期 決算短信〔IFRS〕(連結)

2023年3月期の連結業績(2022年4月1日~2023年3月31日)
◆ 収益-9,848,560百万円(前期比+22.7%)
◆ 純利益-284,155百万円(前期比+27.9%)
(純利益は、親会社の所有者に帰属する当期利益)

2024年3月期の連結業績予想(2023年4月1日~2024年3月31日)
◆ 純利益-280,000百万円(前期比△1.5%)
(純利益は、親会社の所有者に帰属する当期利益)



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2023年5月 9日 (火)

「すすきの交差点」に面するススキノラフィラ跡地 地上18階、延床面積約53,038㎡の「COCONO SUSUKINO(ココノススキノ)」 2023年秋の開業!

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-(仮称)札幌すすきの駅前複合開発計画-

 札幌市の繁華街・すすきのの玄関口「すすきの交差点」にあった大型商業施設「ススキノラフィラ」は、2020年5月17日に閉店し、「札幌松坂屋」時代から続いた46年の歴史に幕を下ろしました。

 1974年に「札幌松坂屋」として開店、1979年に「ヨークマツザカヤ」に改称、1994年に「ロビンソン百貨店 札幌」に改称、2009年に「ロビンソン百貨店」が閉店し、「ススキノラフィラ」に改称しました。

 「東急不動産、竹中工務店、イトーヨーカ堂、アインファーマシーズ、キタデン」は、2021年7月2日に、北海道札幌市中央区のススキノラフィラ跡地における「(仮称)札幌すすきの駅前複合開発計画」の新築工事に着工しました。

 引用資料 東急不動産(PDF:2021/07/02)
 ~ススキノラフィラ跡地に新たなにぎわいを創出~ 「(仮称)札幌すすきの駅前複合開発計画」着工

COCONO SUSUKINO(ココノススキノ)
 「東急不動産、竹中工務店、イトーヨーカ堂、アインファーマシーズ、キタデン」は、北海道札幌市中央区のススキノラフィラ跡地に建設中の「(仮称)札幌すすきの駅前複合開発計画」の施設名称を「COCONO SUSUKINO(ココノ ススキノ)」に決定しました。

 『札幌の街に「あそびば」を~昼も眠らない街ススキノへ~』の実現をめざし、すすきのの新しいランドマークとなる複合商業施設として、2023年秋に開業します。

 引用資料 東急不動産(PDF:2023/05/08)
 ススキノラフィラ跡地「(仮称)札幌すすきの駅前複合開発計画」施設名称を『COCONO SUSUKINO』に決定 ~2023年秋の開業に向け、各階業態・大型店舗を公開~

 「COCONO(ココノ)」には、 場所を意味する「此処(ここ)」と、多様性を意味する「個々(ここ)」に由来する二つの意味がこめられており、「一人でもみんなとでも、訪れる全ての人が自分らしく楽しめる居場所になる」という施設の意志を表現しました。

COCONO SUSUKINO(ココノススキノ)の概要
◆ 計画名-(仮称)札幌すすきの駅前複合開発計画
◆ 所在地-北海道札幌市中央区南4条西4丁目1番1(地番)
◆ 交通-札幌市営地下鉄「すすきの」駅直結
◆ 階数-地上18階、地下2階
◆ 高さ-約79m
◆ 敷地面積-5,157.16㎡
◆ 建築面積-4,724.77㎡
◆ 延床面積-53,378.00㎡(ニュースリリースでは約53,038㎡)
◆ 構想-鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 用途-店舗、シネマコンプレックス、ホテル等
◆ 客室数-436室(SAPPORO STREAM HOTEL)
◆ 建築主-東急不動産、竹中工務店、イトーヨーカ堂、アインファーマシーズ、キタデン
◆ 設計者-竹中工務店
◆ 施工者-竹中工務店
◆ 着工-2021年07月02日
◆ 竣工-2023年10月24日予定
◆ 開業-2023年秋予定


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「ロゴマーク」です。


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「道内最大の超大型屋外ビルボード・デジタルサイネージイメージ」です。


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「フロア構成イメージ」です。


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「計画位置図」です。



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2023年5月 8日 (月)

江戸川区が新庁舎基本設計方針案を公表 地上21階、高さ約99m、総延床面積約61,000㎡の日本一の防災庁舎に!

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-江戸川区・新庁舎基本設計方針の案-

 東京都の江戸川区は新庁舎基本設計方針の案を公表しました。案は設計の基本理念として「これからの100年を支える日本一の防災庁舎」を掲げ、中間免震構造を採用して耐震性を高める方針を提示ました。

 将来のニーズ変化を見据え、可変性に優れたフロア計画を採用、最先端の省エネ設備も導入し、ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)Readyの達成を目指します。2025年の着工を予定しています。

 引用資料 江戸川区・公式ホームページ
 江戸川区新庁舎基本設計方針

 日刊建設工業新聞(2023/05/08)
 東京・江戸川区/新庁舎基本設計方針案を公表、日本一の防災庁舎に

 建物は、地上21階、地下0階、高さ約99m、延床面積は庁舎棟と駐車場棟を合わせて約61,000㎡です。1階~3階は低層部とし、窓口機能や保健所などを入れます。

 3階と4階の間には「免震層」を配置します。首都直下地震が発生しても上層部の防災拠点機能を維持します。免震層より上は特定のフロアに区長室や災害対策本部、危機管理部を集約配置、給水や配電といった基幹設備も免震層より上に置きます。屋上にはヘリポートを設けます。

 新庁舎の建設地は、東京都江戸川区船堀4の2ほかの敷地面積約9,600㎡です。都営新宿線船堀駅の北側に位置します。2023年6月上旬ころ基本設計の委託先を決めます。2028度中の移転供用開始を目指します。建設費は約303億円を見込んでいます。


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「新庁舎イメージ画像(施設情報あり)」です。


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「断面図(案)」です。


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「配置図」です。


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「事業スケジュール」です。



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2023年5月 7日 (日)

JR船橋駅南口 「西武船橋店」の跡地 大和ハウス工業の2棟のオフィスビル「(仮称)船橋駅前プロジェクト」 2023年5月上旬の建設状況

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-西武船橋店の跡地 -

 千葉県の「船橋駅」の南口に「西武船橋店」がありましたが、2018年2月28日に閉店しました。「本館」と道路を挟んだ「LOFT館」で構成していました。

 「セブン&アイ・ホールディングス」の商業施設ディベロッパー「セブン&アイ・クリエイトリンク」が「西武船橋店」跡に計画する再開発の検討状況が明らかになり、地上48階、地下2階、高さ約150mの商業施設付きの超高層タワーマンション、船橋市には低層階に「船橋市民文化ホール」を移転することを提案していました。

 その後、計画が大きく見直されました。開発主体が「セブン&アイ・ホールディングス」から「大和ハウス工業」に変更になりました。「大和ハウス工業」は、LOFT館・駐車場館跡地と既存建物を2020年3月に取得、本館跡地と既存建物を「セブン&アイホールディングス」と「ユアサ・フナショク」から2021年5月19日に取得しました。

 2023年2月6日に「第146回船橋市都市計画審議会」が開かれ、船橋都市計画本町1丁目特定街区の変更案が報告されました。 旧西武百貨店船橋店本館跡地の開発にあわせて特定街区を変更しました。高さの最高限度が高層部200mとなりました。

● (仮称)船橋駅前プロジェクト
 「西武船橋店LOFT館」跡地には、「大和ハウス工業」により2棟のオフィスビル「(仮称)船橋駅前プロジェクトノース棟」と「(仮称)船橋駅前プロジェクトサウス棟」が建設されています。

 「(仮称)船橋駅前プロジェクトサウス棟」は、「グラノード船橋(GRANODE FUNABASHI)」として2023年2月末に竣工しました。「(仮称)船橋駅前プロジェクトノース棟」は、2023年11月に竣工予定です。


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グラノード船橋(GRANODE FUNABASHI)

 「(仮称)船橋駅前プロジェクトサウス棟」は、「グラノード船橋(GRANODE FUNABASHI)」として2023年2月末に竣工しました(写真提供読者さん)。


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「グラノード船橋(GRANODE FUNABASHI)」を角度を変えて見た様子です(写真提供読者さん)。


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「グラノード船橋(GRANODE FUNABASHI)」を正面から見た様子です(写真提供読者さん)。


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「グラノード船橋(GRANODE FUNABASHI)」の裏側です(写真提供読者さん)。


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「(仮称)船橋駅前プロジェクトサウス棟」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。


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「(仮称)船橋駅前プロジェクトノース棟」の2023年5月上旬の建設状況です(写真提供読者さん)。


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「(仮称)船橋駅前プロジェクトノース棟」を角度を変えて見た様子です(写真提供読者さん)。


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「(仮称)船橋駅前プロジェクトノース棟」の下層階の様子です(写真提供読者さん)。


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「(仮称)船橋駅前プロジェクトノース棟」の裏側です(写真提供読者さん)。


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「(仮称)船橋駅前プロジェクトノース棟」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。


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営業していた頃の「西武船橋店」です。



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2023年5月 6日 (土)

JR船橋駅南口 「西武船橋店」の跡地 最高部の高さが約200mの「本町1丁目特定街区」 2023年5月上旬の状況

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-西武船橋店の跡地 -

 千葉県の「船橋駅」の南口に「西武船橋店」がありましたが、2018年2月28日に閉店しました。「本館」と道路を挟んだ「LOFT館」で構成していました。

 「セブン&アイ・ホールディングス」の商業施設ディベロッパー「セブン&アイ・クリエイトリンク」が「西武船橋店」跡に計画する再開発の検討状況が明らかになり、地上48階、地下2階、高さ約150mの商業施設付きの超高層タワーマンション、船橋市には低層階に「船橋市民文化ホール」を移転することを提案していました。

 その後、計画が大きく見直されました。開発主体が「セブン&アイ・ホールディングス」から「大和ハウス工業」に変更になりました。「大和ハウス工業」は、LOFT館・駐車場館跡地と既存建物を2020年3月に取得、本館跡地と既存建物を「セブン&アイホールディングス」と「ユアサ・フナショク」から2021年5月19日に取得しました。

 「西武船橋店LOFT館」跡地には、「大和ハウス工業」により2棟のオフィスビル「(仮称)船橋駅前プロジェクトノース棟」と「(仮称)船橋駅前プロジェクトサウス棟」が建設されています。

● 本町1丁目特定街区は高さ200m!
 2023年2月6日に「第146回船橋市都市計画審議会」が開かれ、船橋都市計画本町1丁目特定街区の変更案が報告されました。 旧西武百貨店船橋店本館跡地の開発にあわせて特定街区を変更しました。高さの最高限度が高層部200mとなりました。

 引用資料 船橋市・公式HP(2023/02/08)
 第146回船橋市都市計画審議会の会議概要


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「南面の鳥瞰図」です。


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「立面イメージ」です。


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「平⾯図」です。


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「船橋都市計画特定街区」です。


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「位置図」です。


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「西武船橋店本館」の2023年5月上旬の解体状況です(写真提供読者さん)。


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解体工事が進みかなり低くなりました(写真提供読者さん)。


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角度を変えて見た様子です(写真提供読者さん)。


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内部の様子です(写真提供読者さん)。


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内部を角度を変えて見た様子です(写真提供読者さん)。


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船橋市本町1丁目計画 既存建物解体工事

 「長谷工コーポレーション」の施工で、西武船橋店本館の解体工事である「船橋市本町1丁目計画 既存建物解体工事」が行われています。「労災保険関係成立票」によると、注文者が「大和ハウス工業」、解体工事の工期が2021年9月2日~2024年9月30日(予定)となっています(写真提供読者さん)。


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営業していた頃の「西武船橋店」です。



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2023年5月 5日 (金)

(仮称)高輪一丁目共同建替計画 竣工した地上35階、高さ約131mの「プレミストタワー白金高輪」

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プレミストタワー白金高輪
 
「(仮称)高輪一丁目共同建替計画」は、「白金アエルシティ」から道路を挟んだ東側で、複数棟のマンションや雑居ビルを一体的に建て替えるプロジェクトです。

 「HOU一級建築士事務所」立案による、総合設計許可を適用して最大割増容積を取得し、経済的負担を最小限に抑えた共同建替計画案を基に2010年1月に「共同建替検討委員会」を発足しました。

 「大和ハウス工業」が、参加組合員として参画するマンション建て替えプロジェクト「(仮称)高輪一丁目共同建替計画」が、2019年8月に着工しました。「大和ハウス工業」が取得する保留床は、分譲マンションとして販売します。正式名称は「プレミストタワー白金高輪」となっています。

 「大和ハウス工業」のニュースリリースによると2022年11月22日に竣工しています。計画通りなら2023年1月下旬から入居開始、2024年3月下旬に「建替組合解散」となっています。

 引用資料 公式ホームページ(リンク切れ)
 プレミストタワー白金高輪

プレミストタワー白金高輪の概要
◆ 所在地-(仮称)高輪一丁目共同建替計画
◆ 所在地-東京都港区高輪一丁目107番1(地番)
◆ 交通-東京メトロ南北線・都営地下鉄三田線「白金高輪」駅から徒歩1分
◆ 階数-地上35階、地下3階
◆ 高さ-最高部131.10m
◆ 敷地面積-2,047.68㎡
◆ 建築面積-1,138.78㎡
◆ 延床面積-29,796.51㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 地震対策-制震構造
◆ 用途-共同住宅、物販店舗、食堂又は喫茶店、サービス店舗、その他
◆ 総戸数-280戸(非分譲住戸127戸含む)(別途店舗4戸、防災センター1戸、オーナーズキッチン1戸、オーナーズサロン1戸)
◆ 建築主-高輪一丁目共同建替計画マンション建替組合(売主 大和ハウス工業)
◆ 企画・基本設計-HOU一級建築士事務所
◆ 設計者・監理者-西松建設、東急設計コンサルタント
◆ 施工者-西松建設
◆ 解体工事-2018年05月16日~2019年07月31日
◆ 着工-2019年08月19日
◆ 竣工-2022年11月22日
◆ 入居開始-2023年01月下旬


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「建物外観完成予想CG」です。


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「建物外観完成予想CG」です。


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「配置図」です。


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「位置図」です。


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竣工した「プレミストタワー白金高輪」です(写真提供SOCIO34050氏)。


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下層階の様子です(写真提供SOCIO34050氏)。


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角度を変えて見た様子です(写真提供SOCIO34050氏)。



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2023年5月 4日 (木)

千葉県印西市 MCデジタル・リアルティ 36MWの大規模データセンター「NRT12データセンター」 2023年4月下旬の建設状況

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-NRT12データセンター-
 
最近、日本在住や長期滞在している外国人のYouTubeをよく見ます。中には日本で結婚して日本国籍になった方もいます。どのYouTuberも日本を好意的に情報発信してくれています。母国の方もたくさん見ているのでインバウンド効果絶大です。

 私が好きなチャンネルの1つに「ボンソワールTV BonSoirTV」というのが」あります。フランスの高校生が日本を心から楽しんでいる映像を見ると日本人として感動します。

 YouTube ボンソワールTV BonSoirTV
 フランスの高校生が初めて日本のスイーツや日本人の見た目に衝撃を受けました

 本題に戻って、「MCデジタル・リアルティ」は、2022年10月に首都圏4棟目となるNRT12データセンターの建設に本格着工しました。NRT12の開設により、サーバー用電源36MWの大規模データセンターが追加され、MCDRは国内で計8棟、業界トップクラスの規模となる約170MWのデータセンター(2023年開設予定のKIX13データセンターを含む)を運営することとなります。NRT12のサービス提供開始は2024年初旬を予定しています。

 引用資料 MCデジタル・リアルティ(2022/11/01)
 首都圏において36MWの大規模データセンター建設に本格着工 ~ 千葉県印西市2棟目の開発着手により、NRTキャンパスの更なる拡張へ ~

 着工したNRT12は首都圏(千葉県印西市)のNRTキャンパス2棟目となるデータセンターです。これは、2021年9月に竣工したNRT10データセンター(サーバー用電源容量38MW)の堅調な需要・成約を受け、追加開発に着手するものです。

 NRT12が完成すると、2棟合計で74MWのデータセンターキャンパスとなり、将来的な追加開発を含めて、周辺一帯に合計120MW超のデータセンターキャンパスを構築する当社の計画にとって大きなマイルストーンになります。

● MCデジタル・リアルティ
 「MCデジタル・リアルティ」は、「三菱商事」と「Digital Realty Trust Inc.(米国上場リート)」の折半合弁会社として2017年9月に設立されました。大手クラウド事業者等の顧客がデータ処理等を行う上で必要な高い堅牢性とセキュリテイ、安定した電力・空調、並びにネットワークサービス等を24時間365日提供します。

NRT12データセンターの概要
◆ 計画名-(仮称)NRT12新築工事
◆ 所在地-千葉県印西市
◆ 延床面積-約27,571㎡
◆ サーバー用電力容量-36MW(予定)
◆ 収容可能ラック数-約4,000ラック(予定)
◆ 建築主-デジタル東京2特定目的会社(MCデジタル・リアルティ)
◆ 設計者・管理者-茜設計
◆ 施工者-戸田建設
◆ 開設-2022年04月01日(労災保険関係成立票より)
◆ 開設-2024年01月31日予定(労災保険関係成立票より)


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「(仮称)NRT12新築工事」の2023年4月下旬の建設状況です(写真提供読者さん)。


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角度を変えて見た様子です(写真提供読者さん)。


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「鉄骨建方」を行っています(写真提供読者さん)。


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角度を変えて見た様子です(写真提供読者さん)。


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角度を変えて見た様子です(写真提供読者さん)。


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内部の様子です(写真提供読者さん)。



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2023年5月 3日 (水)

千葉県印西市 Googleとして日本で初めてとなるデータセンター「Googleデータセンター(鹿黒ビル)」を開設 2023年4月13日に開所式を挙行!

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-Googleデータセンター(鹿黒ビル)-

 「日本」は、Googleが2001年に初の海外拠点としてオフィスを構えた場所です。Googleは2024年にかけて、日本のネットワーク インフラストラクチャに、総額1,000億円を投資します。

 2023年には千葉県印西市にGoogleとして日本で初めてとなるデータセンターを開設します。これにより、Googleのツールやサービスに対するアクセスを高速化し、より安定性の高いものとします。

● 2023年4月13日に開所式!
 「Google」は、千葉県印西市にデータセンターを開設し、2023年4月13日に「Googleデータセンター(鹿黒ビル)」の開所式を行いました。アジアを代表する経済とテクノロジーの中心地である東京から約 2 時間の印西市にある Google の新しいデータセンターは、質の高いデジタル基盤があつまる工業エリアに位置しています。

 Google Japan Blog(2023/04/13)
 千葉県印西市にデータセンターを開設


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Googleとして日本で初めてとなるデータセンター「Googleデータセンター(鹿黒ビル)」です(写真提供読者さん)。


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「Googleデータセンター(鹿黒ビル)」は、2023年4月13日に開所式を行いました(写真提供読者さん)。


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壁面の一部が、Googleのロゴの4色(赤・黄・青・緑)となっています(写真提供読者さん)。


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「位置図」です。Googleマップで検索すると一発で出てきました。データセンターはセキュリティの問題で、場所を公表していない場合が多いでのでちょっと驚きました(Googleマップの衛星写真を引用)。


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下総台地の強固な地盤
 「下総台地」にある北総鉄道「千葉ニュータウン中央」駅です。印西市にデータセンターが多い理由は、「(1)東京都心に近い。(2)丘陵地のため浸水の心配が少ない。(3)活断層が周辺にない。(4)地盤が強固。(5)海底ケーブルの陸揚げが近い。(6)成田国際空港が近い。」などがあります(Googleマップの衛星写真を引用)。



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2023年5月 2日 (火)

京葉線から武蔵野線が分岐する鉄道の要衝「南船橋駅」 JR南船橋駅南口市有地活用事業 住宅棟の「A街区・C街区」 2023年4月下旬の建設状況

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-JR南船橋駅南口市有地活用事業-
 「南船橋駅南口地区」は、JR京葉線南船橋駅南口の駅前に位置し、官民連携事業等の実施によって、臨海部における賑わいの創出と回遊性の向上に寄与する魅力的なまちづくりを進めていく地区です。

 緑豊かな広場空間を駅前に配置することにより憩いと賑わいを提供し、周辺環境と調和を図りつつ、新たな回遊拠点を創出することをテーマにまちづくりを進めていきます。広場を中心としたまちづくりを行うことにより、地域が一体となる臨海部の玄関口を形成していきます。

 「船橋市」は、JR南船橋駅南口市有地活用事業の事業者募集で、「三井不動産グループ」を優先交渉権者に選定しています。大規模な広場空間を中心に商業施設、居住施設等を配置することで憩いと賑わいを提供し、新たな回遊拠点を創出することを提案しています。住む人、働く人、訪れる人が自分の居場所(庭)と思える広場、「まちの庭」を開発コンセプトとしています。

 引用資料 船橋市・公式ホームページ
 令和2年度第140回船橋市都市計画審議会の会議概要


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「JR南船橋駅南口市有地 土地利用計画図」です。

 引用資料 船橋市・公式HP(2022/07/14)
 議題1 JR南船橋駅南口の新たな駅前広場が8月30日に供用開始 ~臨海部の玄関口が新たにお目見え!~


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「JR南船橋駅南口市有地活用事業」の2023年4月下旬の建設状況です(写真提供読者さん)。


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「JR南船橋駅南口市有地活用事業A街区」の建築現場です(写真提供読者さん)。


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鉄筋の配筋が行われています(写真提供読者さん)。


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南東側から見た「JR南船橋駅南口市有地活用事業A街区」です(写真提供読者さん)。


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「JR南船橋駅南口市有地活用事業A街区」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。


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「JR南船橋駅南口市有地活用事業C街区」の2023年4月下旬の建設状況です(写真提供読者さん)。


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角度を変えて見た様子です(写真提供読者さん)。


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内部の様子です(写真提供読者さん)。


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鉄筋の配筋が行われています(写真提供読者さん)。


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南東側から見た「JR南船橋駅南口市有地活用事業C街区」です(写真提供読者さん)。


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「JR南船橋駅南口市有地活用事業C街区」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。


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「JR南船橋駅南口市有地活用事業C街区」の西側には、「広場」が整備されています(写真提供読者さん)。



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2023年5月 1日 (月)

小松製作所(コマツ) 2023年3月期の連結業績 売上高3兆5435億円、営業利益4907億円 売上高、営業利益共に過去最高を更新!

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-小松製作所(コマツ)-
 建設機械・鉱山機械メーカー大手の「小松製作所」は呼称としてカタカナ表記の「コマツ」を用いています。本社は、東京都港区赤坂二丁目3番6号の「コマツビル」にあります(Googleマップの衛星写真の3Dモードを引用)。

 コマツのルーツは、石川県小松市で、創業者である「竹内明太郎氏」が、遊泉寺銅山を採掘する鉱山機械の開発のために、「小松鉄工所」を設立したことに始まります。建設機械の日本でのシェアは圧倒的な1位ですが、世界では、アメリカのガリバー企業「キャタピラー」が存在するので2位です。

 「小松製作所」は、2023年4月28日に「2023年3月期(2022年4月1日~2023年3月31日)」の連結決算を発表しました。売上高3,543,475百万円(前期比26.4%増)、営業利益490,685百万円(前期比54.8%増)といずれも過去最高を記録しました。 

 新型コロナウイルス禍前の2019年3月期以来、4年ぶりに過去最高を更新しました。北米のインフラ投資、中南米や東南アジアの資源開発など旺盛な需要を追い風に値上げを推進しました。競合で世界首位のキャタピラーの動きもにらんだ価格戦略が奏功しました。


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2022年3月期の連結業績

 「小松製作所」は、2023年4月28日に「2023年3月期(2022年4月1日~2023年3月31日)」の連結決算を発表しました。売上高3,543,475百万円(前期比26.4%増)、営業利益490,685百万円(前期比54.8%増)といずれも過去最高を記録しました。

 小松製作所(PDF:2023/04/28)
 2023年3月期 決算短信〔米国基準〕(連結)

● 2024年3月期の連結業績予想
 2024年3月期の連結業績予想(2023年4月1日~2024年3月31日)は、売上高3,382,000百万円(前年同期比4.6%減)、営業利益491,000百万円(前年同期比0.1%増)の業績予想をしています。

コマツの連結決算(売上高/営業利益)
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1999年3月   1,061,597百万円      4,281百万円
2000年3月   1,055,654百万円    17,318百万円
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2001年3月   1,096,369百万円    27,815百万円
2002年3月   1,035,891百万円 △13,221百万円
2003年3月   1,089,804百万円    33,178百万円
2004年3月   1,196,418百万円    65,926百万円
2005年3月   1,434,788百万円   101,923百万円
2006年3月   1,701,969百万円   176,453百万円
2007年3月   1,893,343百万円   244,741百万円
2008年3月   2,243,023百万円   332,850百万円
2009年3月   2,021,743百万円   151,948百万円
2010年3月   1,431,564百万円    67,035百万円
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2011年3月   1,843,127百万円   222,929百万円
2012年3月   1,981,763百万円   256,343百万円
2013年3月   1,884,991百万円   211,602百万円
2014年3月   1,953,657百万円   240,495百万円
2015年3月   1,978,676百万円   242,062百万円
2016年3月   1,854,964百万円   208,577百万円
2017年3月   1,802,989百万円   174,097百万円
2018年3月   2,501,107百万円   271,581百万円
2019年3月   2,725,243百万円   397,806百万円
2020年3月   2,444,870百万円   250,707百万円
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2021年3月   2,189,512百万円   167,328百万円
2022年3月   2,802,323百万円   317,015百万円
2023年3月   3,543,475百万円   490,685百万円

2024年3月期予想
2024年3月   3,382,000百万円   491,000百万円(会)
2024年3月   3,406,541百万円   455,315百万円(コ)

(備考) (会)は会社予想、(コ)はアナリスト予想(コンセンサス)です。コンセンサスは頻繁に変更されます。上記のコンセンサスは2023年5月1日時点の数値です。


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建設機械・車両部門の地域別売上高(外部顧客向け売上高)

 市場としては、アメリカが圧倒的に売上高1位です。アメリカには建機世界一のガリバー企業「キャタピラー」があるのにコマツの健闘は凄いと思います。中国は予想以上に売上高が少ないです。



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