« 「東急百貨店本店」の跡地 地上34階、高さ約156mの「(仮称)Shibuya Upper West Project(渋谷アッパー・ウエスト・プロジェクト)」 解体工事が始まる! | トップページ | 横浜市 地上40階、高さ約150mの「(仮称)北仲通北地区A1・2地区」 「第70回都市美対策審議会景観審査部会議事録」で新しいイメージや図面を公開! »

2023年6月21日 (水)

国家戦略特区 新たに「有楽町一丁目10・12地区」と「丸の内三丁目1地区」を追加 2地区追加で累計51プロジェクトへ!

Tokyokokusentoc230611
-国家戦略特区-

 国家戦略特区の「東京圏(第41回)・関西圏(第33回)・新潟市(第16回)・養父市(第20回)・福岡市・北九州市(第34回)・沖縄県(第15回)・仙北市(第13回)・仙台市(第20回)・愛知県(第18回)・広島県・今治市(第14回)合同区域会議」が2023年6月19日に開催されました。

 引用資料 内閣府(2023/06/19)
 東京圏(第41回)・関西圏(第33回)・新潟市(第16回)・養父市(第20回)・福岡市・北九州市(第34回)・沖縄県(第15回)・仙北市(第13回)・仙台市(第20回)・愛知県(第18回)・広島県・今治市(第14回)合同区域会議

 その中の「東京都 都市再生プロジェクトについて(東京圏国家戦略特別区域)」、事業の熟度が高まってきた2プロジェクトを新たに追加しました。従来までの49プロジェクトから51プロジェクトとなりました。50地区目が「有楽町一丁目10・12地区」、51地区目が「丸の内三丁目1地区」となります。


Tokyokokusentoc230612
「有楽町一丁目10・12地区」と「丸の内三丁目1地区」です。

有楽町一丁目10・12地区
◆ 事業主体-三菱地所
◆ JR有楽町駅周辺の再整備と連携した、駅周辺の回遊性を強化する歩行者ネットワークの形成
◆ ビジネスイノベーションを生み出す人材育成・ビジネス創発及び情報発信等を行う拠点の形成と、MICEや都市観光に資する施設の整備

丸の内三丁目1地区
◆ 事業主体-三菱地所、東宝、公益財団法人出光美術館
◆ 有楽町駅周辺の改良への寄与、地下鉄駅とまちを一体化する空間等、有楽町エリアの発展を支え魅力を高める都市基盤整備
◆ 国内の文化芸術をけん引してきた有楽町エリアを代表する劇場・美術館を再整備し、国内外から幅広い人々を呼び込む、賑わいのある文化芸術機能を強化


Tokyoyurakucho210711
有楽町一丁目10・12地区

 「三菱地所」は、東京都千代田区有楽町一丁目に所有する「有楽町ビル」及び「新有楽町ビル」について、建替に着手することを決定しました。「有楽町ビル」及び「新有楽町ビル」はJR有楽町駅前という好立地に位置しています。

 引用資料 三菱地所(PDF:2021/07/28)
 有楽町エリア再構築本格始動「有楽町ビル」・「新有楽町ビル」建替計画着手 ~JR有楽町駅前ビルの建替により、有楽町エリアの更なる発展に寄与~ 

 「有楽町ビル」は1966年の竣工から約55年が経過、また「新有楽町ビル」は1967年の竣工から約54年が経過しており、テナントニーズの高度化や脱炭素社会の実現に向けた社会的要請への対応強化、災害時における事業継続性を意識した防災機能の強化等の機能更新を図ると共に、有楽町エリアの上位計画で定められている魅力あるまちづくりに貢献すべく、建替計画に着手することとしました。

有楽町ビルの概要
◆ 所在地-東京都千代田区有楽町一丁目10番1号
◆ 階数-地上11階、塔屋2階、地下5階
◆ 敷地面積-3,551.46㎡
◆ 延床面積-42,159.08㎡
◆ 構造-鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 所有者-三菱地所
◆ 竣工-1966年05月

新有楽町ビルの概要
◆ 所在地-東京都千代田区有楽町一丁目12番1号
◆ 階数-地上14階、塔屋1階、地下4階
◆ 敷地面積-7,233.26㎡
◆ 延床面積-83,023.27㎡
◆ 構造-鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 所有者-三菱地所
◆ 竣工-1967年01月


Tokyoyurakucho210713
「有楽町一丁目10・12地区」の位置図です。「有楽町ビル」の敷地面積は3,551.46㎡、「新有楽町ビル」の敷地面積は7,233.26㎡です。3,551.46㎡+7,233.26㎡=合計10,784.72㎡です。間に道路がありますが、道路は廃道もしくはビル内貫通の歩道を確保して2区画を一体的に再開発すると思われます。


Tokyoteikoku220911
丸の内三丁目1地区
 「三菱地所、東宝」及び「公益財団法人出光美術館」は、東京都千代田区丸の内三丁目に位置する三菱地所所有の「国際ビル」と、東宝及び出光美術館所有の「帝劇ビル」について、共同で一体的に建替えることを決定しました。建替え後の建物内において、「帝国劇場・出光美術館」の再開を予定しています。

 引用資料 三菱地所(PDF:2022/09/27)
 「国際ビル」・「帝劇ビル」共同建替計画着手 ~帝国劇場・出光美術館の歴史と伝統を継承し、未来へ~

 帝劇ビルにある「帝国劇場」は、1911年に近代日本の文化芸術のフラッグシップとして開設された後、1966年に建替え竣工した2代目であり、日本を代表する演劇・ミュージカルの聖地として、長年の間、多くの観劇ファン・俳優から愛されてきました。

 帝劇ビルにある「出光美術館」は、出光興産の創業者である出光佐三氏が70余年の歳月をかけて蒐集した美術品を展示・公開するため開館され、現在では国宝2件・重要文化財57件を含む約1万件のコレクションを有する美術館として、国内外に知られています。

 国際ビル・帝劇ビルの竣工から約56年が経過し、防災対応機能の強化、ポストコロナ時代の新しい働き方をはじめとするテナントニーズの高度化や脱炭素社会の実現に向けた社会的要請への対応強化等、機能更新をはかると共に、有楽町エリアの上位計画で定められている魅力あるまちづくりに貢献すべく、三菱地所・東宝・出光美術館の3者で共同し一体的に建替えることを決定しました。

国際ビルの概要
◆ 所在地-東京都千代田区丸の内三丁目1番1号他
◆ 階数-地上9階、塔屋3階、地下6階
◆ 敷地面積-5,623.30㎡
◆ 延床面積-76,918.25㎡
◆ 構造-鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 所有者-三菱地所、一般社団法人日本倶楽部
◆ 竣工-1966年09月

帝劇ビルの概要
◆ 所在地-東京都千代田区丸の内三丁目1番1号
◆ 階数-地上9階、塔屋3階、地下6階
◆ 敷地面積-3,825.05㎡
◆ 延床面積-39,419.80㎡
◆ 構造-鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 所有者-東宝、公益財団法人出光美術館
◆ 竣工-1966年09月


Tokyoteikoku220916
「丸の内三丁目1地区」の位置図です。「国際ビル」の敷地面積は5,623.30㎡、「帝劇ビル」の敷地面積は3,825.05㎡です。5,623.30㎡+3,825.05㎡=合計9,448.35㎡です。



|

« 「東急百貨店本店」の跡地 地上34階、高さ約156mの「(仮称)Shibuya Upper West Project(渋谷アッパー・ウエスト・プロジェクト)」 解体工事が始まる! | トップページ | 横浜市 地上40階、高さ約150mの「(仮称)北仲通北地区A1・2地区」 「第70回都市美対策審議会景観審査部会議事録」で新しいイメージや図面を公開! »

121 東京都・千代田区②」カテゴリの記事