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2023年9月

2023年9月30日 (土)

武蔵小杉地区 地元説明会から約7年経過して動き出す 地上43階、高さ約165m「(仮称)小杉町一丁目計画」の環境影響評価方法書の縦覧!

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-(仮称)小杉駅北口地区開発計画-

 「三井不動産レジデンシャル」が、川崎市中原区に計画する「(仮称)小杉駅北口地区開発計画」が動きだします。2016年8月から地元向けの説明会を既に4回開催、この中で規模を延床面積約50,000㎡、建物高さ約170mを想定していることを明らかにしました。

 2017年度の環境アセスメント評価書公告とともに都市計画手続き、既存施設の解体に着手します。2018年度から新築工事に着手し、2021年度の完成を目指します。

 街区には、「ホテル・ザ・エルシィ跡地(現在は駐車場)、旧:NEC小杉ビル、小杉ビルディング」がありますが、「小杉ビルディング」は参加しません。建設予定地は、「ホテル・ザ・エルシィ跡地(現在は駐車場)」と「旧NEC小杉ビル」の敷地を合わせた約4,000㎡です。

 計画では、敷地の東側と西側に広場を設けるとともに北側部分は2階レベルで近接するJX日鉱日石エネルギー社宅跡地の「パークシティ武蔵小杉 ザ ガーデン」とペデストリアンデッキで接続します。

 しかし、「(仮称)小杉駅北口地区開発計画」は進む事なく、長期間保留になっていました。長期間眠っていたプロジェクトが「(仮称)小杉町一丁目計画」としていよいよ動き出すようです。

● (仮称)小杉町一丁目計画の環境影響評価方法書の縦覧!
 「(仮称)小杉町一丁目計画に係る条例環境影響評価方法書」の縦覧が行われています。縦覧期間は、2023年9月25日(月)~11月8日(水)までです。2016年8月から約7年経過していますが、概要はほとんど変更が無いようです。

 引用資料 川崎市・公式HP(2023/09/25)
 (仮称)小杉町一丁目計画に係る条例環境影響評価方法書

2023年9月時点
(仮称)小杉町一丁目計画の概要
◆ 所在地-神奈川県中原区小杉町一丁目403-53外
◆ 交通-東急東横線・目黒線「武蔵小杉」駅、JR南武線・横須賀線・湘南新宿ライン「武蔵小杉」駅
◆ 階数-地上43階、地下2階
◆ 高さ-最高部約165m、建築物約155m
◆ 敷地面積-約4,100㎡
◆ 建築面積-約2,000㎡
◆ 延床面積-約53,200㎡
◆ 容積対象床面積-約37,300㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造
◆ 用途-共同住宅、商業施設、駐車場等
◆ 総戸数-約500戸
◆ 建築主-三井不動産レジデンシャル

2016年8月時点
(仮称)小杉駅北口地区開発計画の概要
◆ 所在地-神奈川県中原区小杉町一丁目
◆ 交通-東急東横線・目黒線「武蔵小杉」駅、JR南武線・横須賀線・湘南新宿ライン「武蔵小杉」駅
◆ 高さ-建物高さ約170m
◆ 敷地面積-約4,000㎡
◆ 建築面積-約2,500㎡
◆ 延床面積-約50,000㎡
◆ 建築主-三井不動産レジデンシャル
◆ 環境アセスメント-2017年度予定
◆ 都市計画決定-2017年度予定
◆ 解体工事着手-2017年度予定
◆ 着工-2018年度予定
◆ 竣工-2021年度予定


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「計画建物断面図」です。


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「土地利用計画図」です。


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「計画地位置図(詳細)」です。


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「計画地位置図(広域)」です。


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「ホテル・ザ・エルシィ跡地(現在は駐車場)」です。


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「旧:NEC小杉ビル」です。「三井不動産レジデンシャル」が所有しています。


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小杉駅北口駅前まちづくり方針

 「川崎市」は、小杉駅北口駅前約1.5haを対象に、民間の土地利用を適切に誘導するとともに、駅北側で進むまちづくりを支える駅前広場などの都市基盤を強化するため、「小杉駅北口駅前まちづくり方針(案)」を2020年4月24日に取りまとめました。

 駅前広場の再配置の可能性もあり、この広場の両サイドにゾーニングした「にぎわい・交流ゾーン」について工事着手後5年程度での整備完了を目指します。

 駅北口駅前は、低未利用な土地が残っているとともに、歩行者の安全性やバリアフリーなどの面で多くの課題がみられます。これらの課題に対応し、土地利用に「小杉駅北側の玄関口としてのさまざまな都市機能の集積」「快適で居心地のよいにぎわい・交流機能の充実」などを掲げるまちづくり方針を策定します。


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「対象区域図」です(引用:川崎市)。


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駅前広場の再配置も視野に入れています。


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正面が敷地面積約1,646㎡の「小杉ビルディング」です。所有者は「JR東日本」です。



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2023年9月29日 (金)

神宮前交差点 神宮前六丁目地区第一種市街地再開発事業 商業施設「東急プラザ原宿(ハラカド)」 2023年9月中旬の建設状況

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-神宮前六丁目地区第一種市街地再開発事業-
 「表参道」と「明治通り」が交差する「神宮前交差点」は、東京の顔とも言えます。北東側角にはランドマークとなる「東急プラザ表参道原宿」が建設されました。

 「神宮前六丁目地区第一種市街地再開発事業」の予定地は、商業地としての高いポテンシャルを有する一方、建築物の老朽化、明治通り拡幅による狭小な土地、歩行者と自動車が交錯する変形五叉路などの課題を抱えています。

 街区を再編・統合し、土地の有効・高度利用を図り、立地特性に相応しい商業拠点等を整備し、にぎわいを形成するとともに、変形五叉路の解消など安全な歩行者空間の確保を図り、西側角に新たなランドマークを建設します。

● 商業施設名称を「東急プラザ原宿(ハラカド)」に決定!
 「東急不動産」は、東急不動産と東京地下鉄が共同出資する神六再開発と共に推進している「神宮前六丁目地区第一種市街地再開発事業」で、2024年春に開業予定の商業施設名称を「東急プラザ原宿(ハラカド)」に決定しました。

 引用資料  東急不動産(2023/05/30)
 広域渋谷圏の「神宮前六丁目地区第一種市街地再開発事業」が名称決定 東急プラザ原宿「ハラカド」で新しい文化を創造・発信 「ハラカド町内会」を中心としたクリエイターが集う商業施設に 対面の「東急プラザ表参道原宿」も同時に改称

 同時に、同じく神宮前交差点にて営業中の「東急プラザ表参道原宿」を「東急プラザ表参道(オモカド)」に改称し、交差点を挟む2館で連携することで、神宮前交差点のさらなる魅力向上を図ります。

東急プラザ原宿(ハラカド)の概要
◆ 計画名- 神宮前六丁目地区第一種市街地再開発事業 新築工事
◆ 所在地-東京都渋⾕区神宮前六丁目1000番(地名地番)
◆ 交通-東京メトロ千代田線・副都心線「明治神宮前」駅、JR山手線「原宿」駅
◆ 階数-地上9階、塔屋1階、地下3階
◆ 高さ-最高部46.40m、軒高45.60m
◆ 敷地面積-3,084.54㎡
◆ 建築面積-2,357.99㎡(2,357.99㎡)
◆ 延床面積-18,284.67㎡(19,893.74㎡) *ニュースリリースでは約19,940㎡
◆ 構造-鉄骨造、鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 用途-店舗、公共公益施設、鉄道用変電施設、駐車場等
◆ 建築主-神六再開発株式会社(東急不動産と東京地下鉄が共同出資)
◆ 設計者・監理者-日建設計
◆ 外装・屋上デザイン-平田晃久建築設計事務所
◆ 施工者-清水建設
◆ 解体工事-2020年03月
◆ 着工-2020年12月01日
◆ 竣工-2023年08月31日予定
◆ 開業-2024年春予定


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「ハラカド」の屋上イメージ(神宮前交差点を挟む「ハラカド」と「オモカド」)です。


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「位置図」です。


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「東急プラザ原宿(ハラカド)」の2023年9月中旬の建設状況です(写真提供読者さん)。


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北東側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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「エントランス」です(写真提供読者さん)。


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「屋上庭園」です(写真提供読者さん)。


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「壁面緑化」も行われています(写真提供読者さん)。


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角度を変えて見た様子です(写真提供読者さん)。


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ガラスの外壁です(写真提供読者さん)。


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東京メトロ千代田線・副都心線「明治神宮前」駅と直結しています(写真提供読者さん)。


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裏面です(写真提供読者さん)。


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東急プラザ表参道(オモカド)に改称

 「神宮前交差点」の 北東側角には、2012年4月18日に開業した神宮前交差点のランドマークとなっている「東急プラザ表参道原宿」があります。2024年度以降に「東急プラザ表参道(オモカド)」に改称します(写真提供読者さん)。



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2023年9月28日 (木)

TOKYO TORCH(トウキョウトーチ) 地上62階、 高さ約385mの「Torch Tower(トーチタワー)」 2023年9月27日に起工式を挙行!

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-TOKYO TORCH(トウキョウ トーチ)-
 「三菱地所」は、東京駅日本橋口前で関係権利者と共に開発を進めている「TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)」街区において、「日本を明るく、元気にする」をプロジェクトビジョンに掲げ、まちづくりを進めていますが、2021年6月末に竣工した「常盤橋タワー(A棟)」に続き、2022年3月末に「下水道局棟(D棟)」が竣工し、東京都下水道局への引渡しを完了しました。

 「下水道局棟(D棟)」の正式名称は「銭瓶町ビルディング」です。ちなみに「銭瓶町」は「ぜにがめちょう」と読みます。なお、建物は東京都下水道局の所有となり、地上階は主に下水道局の事務所となります。

 「三菱地所」は東京駅前で進める複合開発「TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)」で、国内最高となる地上62階、高さ約390mの超高層ビル「Torch Tower(トーチタワー)」の新築工事の優先交渉権者を「清水建設」に決定しました。

 「三菱地所」と「東京センチュリー」は、関係権利者と共に開発を進めている東京駅日本橋口前「TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)」街区において、日本一の高さとなる「Torch Tower」高層部のホテルにウルトララグジュアリーホテル「Dorchester Collection(ドーチェスター・コレクション)」を誘致することを決定しました。ホテルの開業は2028年度を予定しています。

● Torch Tower 2023年9月27日に起工式を挙行!
 「三菱地所」は、関係権利者と共に開発を進めている東京駅日本橋口前「TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)」街区において、日本一の高さとなる「Torch Tower(トーチタワー)」の新築工事に関し、2023年9月27日に起工式を執り行い、着工しました。

 引用資料 三菱地所(2023/09/27)
 世界に誇る日本の新たなランドマーク「TOKYO TORCH」「Torch Tower」 新築工事着工 ~想いを繋ぎ、未来を灯すまち~ Weaving dreams, Illuminating the future

 「三菱地所」が、高さ約390mの「常盤橋街区再開発プロジェクト」を正式に発表したのは、今から約8年前の2015年8年31日です。完成イメージが公開されて狂喜乱舞したのを今でもはっきり覚えています。

 2日前のブログにに ”「Torch Tower(トーチタワー)」がもうすぐ本体工事着工! 2023年10月には「三菱地所」から正式に着工のリリースががあると思われます。” とUPしましたが、2023年9月27日に起工式と予想より少し早かったので驚きました。ただ残念ながら高さが約390mから約385mと5m低くなりました。

TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)の概要
◆ 計画名-大手町二丁目常盤橋地区第一種市街地再開発事業 新築工事(A棟・B棟・C棟・D棟)
◆ 所在地-東京都千代田区大手町二丁目8番1他、中央区八重洲一丁目2番1他
◆ 階数-地上62階、地下4階(B棟)
◆ 高さ-最高部約385m(B棟) *最高部約390mから変更
◆ 敷地面積-約31,400㎡(施設全体)
◆ 建築面積-約20,400㎡(施設全体)
◆ 延床面積-約740,000㎡(施設全体)、約553,000㎡(B棟)
◆ 容積対象面積-約584,000㎡(施設全体)
◆ 用途-オフィス、ホテル、 ホール、店舗、変電所、下水ポンプ場、駐車場等
◆ 客室数-110室(Dorchester Collection)
◆ 総戸数-約50戸(70㎡~400㎡)
◆ 建築主-事業権利者(三菱地所、東京都下水道局、大和証券グループ本社、三越伊勢丹、東京電力パワーグリッド、有限会社大手町開発、独立行政法人都市再生機構、他)
◆ 着工-2017年04月末(施設全体)、2023年09月27日(B棟の起工式)
◆ 竣工-2028年03月末予定(施設全体)


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「事業概要」です。「Torch Tower(トーチタワー)」である「B棟」の最高部の高さが約390mから約385mに変更になっています。


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「用途構成図」です。


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「街区南側から見た Torch Tower 低層部」です。


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「街区南側から見た TOKYO TORCH Park」です。


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「SKY HILL イメージ」です。


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「SKY HILL イメージ」です。


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「メインロビーイメージ、客室イメージ、エントランスイメージ」です。


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「TOKYO TORCH 開発ステップ図」です。


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「広域図及び配置図」です。


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「朝日生命大手町ビル」の2023年9月中旬の解体状況です(写真提供読者さん)。


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内部の様子です(写真提供読者さん)。


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TRD工法機
 「TRD工法機」です。「TRD工法(Trench cutting & Re-mixing Deep wall method)」で、「山留め壁」を構築します。地中に挿入したチェーンソー型のカッターを横方向に移動させて掘削、 鉛直方向に固化液と原位置土とを混合・撹拌し、地中連続壁を構築する工法です(写真提供読者さん)。


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「朝日生命大手町ビル」を北東側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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「朝日生命大手町ビル」の地上躯体の解体工事はあと少しで終わります(写真提供読者さん)。


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東側から見た「日本ビル(日本ビルヂング)」の2023年9月中旬の解体状況です。地上躯体の解体工事は終わっています(写真提供読者さん)。


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「朝日生命大手町ビル」と「日本ビル(日本ビルヂング)」の境目です(写真提供読者さん)。


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「日本ビル(日本ビルヂング)」の南側です(写真提供読者さん)。


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アップです(写真提供読者さん)。


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「TRD工法機」です(写真提供読者さん)。



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2023年9月27日 (水)

国家戦略特区 地上51階、高さ約250mの「東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業」 2023年9月中旬の建設状況

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-東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業-
 「東京駅前八重洲一丁目東地区」は、「A地区」と「B地区」に分かれていますが、「B地区」の概要は、地上51階、塔屋1階、地下4階、高さ約250mです。特定業務代行者は「東京建物、大林組」です。総事業費は約2,104億円の予定です。

 「東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業」では、大規模なバスターミナルや回遊性の高い歩行者ネットワークを整備するとともに、カンファレンスや外国語対応の医療施設等を整備することで、国際都市東京の国際競争力の向上を図ります。

 「東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業」の公式ホームページがオープンしており、たくさんの完成予想CGやイメージ図等が公開されています。

 引用資料 公式ホームページ(公開休止中)
 東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業

● 劇場・カンファレンス施設
  「東京建物」は、東京建物が再開発組合の一員として参画し、2025年度の竣工を予定している「東京駅前八重洲一丁目東B地区市街地再開発事業」において整備する劇場・カンファレンス施設について、「ぴあ」および「コングレ」が運営を行うことが決定しました。

 引用資料 東京建物(PDF:2023/08/10)
 「東京駅前八重洲一丁目東B地区市街地再開発事業」劇場・カンファレンス施設 ぴあ株式会社・株式会社コングレによる運営が決定

東京駅前八重洲一丁目東B地区の概要
◆ 計画名-東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業 施設建築物等新築工事
◆ 所在地-東京都中央区八重洲一丁目300番、205番6、205番7の一部(地名地番)
◆ 階数-地上51階、塔屋1階、地下4階
◆ 高さ-最高部249.72m
◆ 敷地面積-10,604.25㎡
◆ 建築面積-8,388.50㎡
◆ 延床面積-225,063.24㎡
◆ 容積対象面積-約186,500㎡(容積率約1,760%)
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート、鉄筋コンクリート造)
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 地震対策-ハイブリッド制震構造(ブレーキダンパーとオイルダンパーを併用)
◆ 用途-オフィス、店舗、バスターミナル、カンファレンス、医療施設、駐車場等
◆ 建築主-東京駅前八重洲一丁目東B地区市街地再開発組合(特定業務代行者 東京建物、大林組)
◆ 設計者-(基本設計)日本設計、(実施設計)大林組
◆ 施工者-大林組・大成建設共同企業体(代表者 大林組)
◆ 解体工事-2020年04月01日~2021年09月末日
◆ 着工-2021年10月01日
◆ 竣工-2025年07月31日予定
◆ 総事業費-約2,104億円


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低層部イメージ(中央通り方面から望む)です。


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「大庇下広場完成予想CG」です。


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「オフィスロビー完成予想CG」です。


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「お祭り広場完成予想CG」です。


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「劇場完成予想CG」です。


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「カンファレンスホール完成予想CG」です。


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基準階17階平面図
 ワンフロア760坪以上、天井高2.9m、多様なニーズに応える整形無柱空間となっています。柱をすべて外周部に配置することで、フレキシブルなレイアウトが可能になっています。

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最高グレードの建物耐震性能
 「ブレーキダンパー」と「オイルダンパー」を併用するハイブリッド制震構造を採用しました。世界初の技術である手裏剣ダンパーと重なりダンパーの採用によって、大地震に対応可能なエネルギーの吸収能力を確保し、超高層建築物の構造計算基準で定められた地震動の1.5倍に耐える高い耐震性能を有しています。

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「概要図」です(引用:国土交通省)


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「配置図」です。再開発に参加しないビルがかなりあるため敷地の西側が凹んだ、いびつな形状になります(引用:東京都)。


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「位置図」です。


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「東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業」の2023年9月中旬の建設状況です。2023年9月19日にこの現場で悲しい事故がありました。ご冥福をお祈りします(写真提供読者さん)。

● 逆打ち工法
 この現場は「逆打ち工法」を採用しています。「逆打ち工法」では、地上躯体と地下躯体を同時に建設します。地下躯体は、地下1階→地下2階→地下3階→地下4階と下に向かって構築するので「逆打ち工法」と言います。


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南側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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南西側から見た様子ですです(写真提供読者さん)。


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敷地の南西側は「A地区」です(写真提供読者さん)。


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「A地区」のアップです。地上躯体の解体工事は終わっています(写真提供読者さん)。


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北西側から見た様子ですです(写真提供読者さん)。


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敷地北側です(写真提供読者さん)。


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超高層部分です(写真提供読者さん)。


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アップです(写真提供読者さん)。


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「質」の看板がある建物や「消費者金融」の看板がある建物は再開発には参画しません(写真提供読者さん)。


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「東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業 施設建築物等新築工事」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。



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2023年9月26日 (火)

TOKYO TORCH(トウキョウトーチ) 地上62階、 高さ約390mの「Torch Tower(トーチタワー)」がもうすぐ本体工事着工!

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-TOKYO TORCH(トウキョウ トーチ)-
 「三菱地所」は、東京駅日本橋口前で関係権利者と共に開発を進めている「TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)」街区において、「日本を明るく、元気にする」をプロジェクトビジョンに掲げ、まちづくりを進めていますが、2021年6月末に竣工した「常盤橋タワー(A棟)」に続き、2022年3月末に「下水道局棟(D棟)」が竣工し、東京都下水道局への引渡しを完了しました。

 また、「下水道局棟(D棟)」の正式名称は「銭瓶町ビルディング」に決定しました。ちなみに「銭瓶町」は「ぜにがめちょう」と読みます。なお、建物は東京都下水道局の所有となり、地上階は主に下水道局の事務所となる予定です。

 「三菱地所」は東京駅前で進める複合開発「TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)」で、国内最高となる地上62階、高さ約390mの超高層ビル「Torch Tower(トーチタワー)」の新築工事の優先交渉権者を「清水建設」に決定しました。

 「三菱地所」と「東京センチュリー」は、関係権利者と共に開発を進めている東京駅日本橋口前「TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)」街区において、日本一の高さとなる「Torch Tower」高層部のホテルにウルトララグジュアリーホテル「Dorchester Collection(ドーチェスター・コレクション)」を誘致することを決定しました。ホテルの開業は2028年度を予定しています。

 引用資料 三菱地所(PDF:2022/11/08)
 ~世界に誇る日本の新たなランドマーク「TOKYO TORCH」~ 日本一の高さとなる「Torch Tower」のホテルにアジア初進出のウルトララグジュアリーホテル「Dorchester Collection」が出店決定

● Torch Tower(トーチタワー)がもうすぐ本体工事着工!
 「三菱地所」が、高さ約390mの「常盤橋街区再開発プロジェクト」を正式に発表したのは、今から約8年前の2015年8年31日です。完成イメージが公開されて狂喜乱舞したのを今でもはっきり覚えています。

 開発ステップが長期にわたっていたため高さ約390mの「B棟」の着工はまだまだ先だと思っていましたが、歳月は流れ「Torch Tower(トーチタワー)」がもうすぐ本体工事着工します。計画通りなら着工は2023年10月予定です。

 建設予定地を見ても「朝日生命大手町ビル」の地上躯体の解体工事はほぼ終わっており、2023年10月には「三菱地所」から正式に着工のリリースががあると思われます。

TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)の概要
◆ 計画名-大手町二丁目常盤橋地区第一種市街地再開発事業 新築工事(A棟・B棟・C棟・D棟)
◆ 所在地-東京都千代田区大手町二丁目8番1他、中央区八重洲一丁目2番1他
◆ 階数-地上62階、地下4階(B棟)
◆ 高さ-最高部約390m(B棟)
◆ 敷地面積-約31,400㎡(施設全体)
◆ 建築面積-約20,400㎡(施設全体)
◆ 延床面積-約740,000㎡(施設全体)
◆ 容積対象面積-約584,000㎡(施設全体)
◆ 用途-オフィス、ホテル、 ホール、店舗、変電所、下水ポンプ場、駐車場等
◆ 客室数-110室(Dorchester Collection)
◆ 総戸数-約50戸(70㎡~400㎡)
◆ 建築主-事業権利者(三菱地所、東京都下水道局、大和証券グループ本社、三越伊勢丹、東京電力パワーグリッド、有限会社大手町開発、独立行政法人都市再生機構、他)
◆ 着工-2017年04月末
◆ 竣工-2027年末予定


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「TOKYO TORCH(トウキョウ トーチ)」の完成イメージです。


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「事業概要」です。


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「Torch Tower 用途概要」です。


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「SKY HILL イメージ」です。

ホテル概要
◆ ホテル階数-53階~58階(予定)
◆ ホテル延床面積-約21,400㎡
◆ 客室数-110室(予定)
◆ 共用施設-ロビーラウンジ、オールデイダイニング、スペシャリティレストラン、バンケット、フィットネスジム、スパ、プール
◆ 着工-2023年10月予定
◆ 竣工-2027年度予定
◆ 開業-2028年度予定


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「SKY HILL イメージ」です。


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「SKY HILL イメージ」です。


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「メインロビーイメージ、客室イメージ、エントランスイメージ」です。


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「TOKYO TORCH 開発ステップ図」です。


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「計画配置図」です。「A棟・B棟・C棟・D棟」の4棟で構成されます。


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「案内図及び配置図」です。


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「朝日生命大手町ビル」の2023年9月中旬の解体状況です(写真提供読者さん)。


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内部の様子です(写真提供読者さん)。


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TRD工法機
 「TRD工法機」です。「TRD工法(Trench cutting & Re-mixing Deep wall method)」で、「山留め壁」を構築します。地中に挿入したチェーンソー型のカッターを横方向に移動させて掘削、 鉛直方向に固化液と原位置土とを混合・撹拌し、地中連続壁を構築する工法です(写真提供読者さん)。


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「朝日生命大手町ビル」を北東側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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「朝日生命大手町ビル」の地上躯体の解体工事はあと少しで終わります(写真提供読者さん)。


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東側から見た「日本ビル(日本ビルヂング)」の2023年9月中旬の解体状況です。地上躯体の解体工事は終わっています(写真提供読者さん)。


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「朝日生命大手町ビル」と「日本ビル(日本ビルヂング)」の境目です(写真提供読者さん)。


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「日本ビル(日本ビルヂング)」の南側です(写真提供読者さん)。


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アップです(写真提供読者さん)。


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「TRD工法機」です(写真提供読者さん)。

 



 


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2023年9月25日 (月)

飯田橋に「住友村」が誕生 地上35階、高さ約170mの「(仮称)後楽二丁目南地区第一種市街地再開発事業」 環境影響評価調査計画書の縦覧!

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-(仮称)後楽二丁目南地区第一種市街地再開発事業-
 乃木坂46に「他の星から」という曲があります。♪ 飯田橋の駅を降りて気づいたいつもと同じだけど私にはわかるんだ ♪  私は「他の星から」の衣装が好きですが、その「飯田橋」の再開発が活発化しています。

 東京都文京区では、「後楽二丁目地区まちづくり整備指針」の改定に向けた地元案が提出されたことや、近年のまちの変化や新型コロナウイルス感染症の流行拡大を含めた社会情勢等を受け、都市機能の更新に応じた課題の再整理、及びそれらの解決を図るためにまちづくりの目標について更新を行い、指針を改定しました。

 「後楽二丁目地区」では、民間による街並みの再整備や市街地再開発事業が検討されており、文京区は東京都による街並み再生地区の指定なども活用しながら、将来のまちづくりに向けた都市計画手続きなどを行います。

● 環境影響評価調査計画書の縦覧!
 東京都では、「(仮称)後楽二丁目南地区第一種市街地再開発事業」に係る環境影響評価調査計画書の縦覧を行っています。縦覧期間は、2023年9月22日(金)~10月2日(月)までです。

 引用資料 東京都環境局(2023/09/22)
 「(仮称)後楽二丁目南地区第一種市街地再開発事業」 環境影響評価調査計画書

 建築主は「後楽二丁目南地区市街地再開発準備組合」、事業協力者が「住友不動産、五洋建設」となっています。隣接地には「住友不動産飯田橋ファーストビル」と「住友不動産飯田橋ファーストタワー」があります。飯田橋に新たな「住友村(住友不動産村)」が誕生します。

(仮称)後楽二丁目南地区第一種市街地再開発事業の概要

◆ 所在地-東京都文京区後楽二丁目
◆ 交通-JR中央・総武線、東京メトロ有楽町線・南北線・東西線「飯田橋」駅、都営大江戸線「飯田橋」駅、東京メトロ丸ノ内線・南北線「後楽園」駅
◆ 階数-地上35階、地下3階
◆ 高さ-最高部約170m
◆ 敷地面積-約20,050㎡
◆ 建築面積-約13,200㎡
◆ 延床面積-約300,000㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 地震対策-免振構造
◆ 用途-共同住宅、オフィス、店舗等
◆ 総戸数-約250戸
◆ 建築主-後楽二丁目南地区市街地再開発準備組合
◆ 事業協力者-住友不動産、五洋建設
◆ 工期-2026年度予定
◆ 竣工-2030年度予定
◆ 供用開始-2031年度予定


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「断面図」です。


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「配置計画」です。


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「計画地位置図」です。


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後楽二丁目地区全体の将来イメージ
 「後楽二丁目地区全体の将来イメージ」です。東地区の「住友不動産飯田橋ファーストビル」と西地区の「住友不動産飯田橋ファーストタワー」の再開発は完了しています。飯田橋に新たな「住友村(住友不動産村)」が誕生します。「北・北西地区」の再開発も計画されています。


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住友不動産飯田橋ファーストタワー
 西地区の「住友不動産飯田橋ファーストタワー」です。7階~21階は高級賃貸住宅の「ラ・トゥール飯田橋」となっています。

住友不動産飯田橋ファーストタワーの概要  
◆ 計画名-後楽二丁目西地区第一種市街地再開発事業施設建築物新築工事 
◆ 所在地-東京都文京区後楽二丁目6番1
◆ 交通-JR中央・総武線、東京メトロ有楽町線・南北線・東西線「飯田橋」駅徒歩6分、都営大江戸線「飯田橋」駅徒歩4分、東京メトロ丸ノ内線・南北線「後楽園」駅徒歩9分
◆ 階数-地上34階、地下3階  
◆ 高さ-最高部149.60m  
◆ 敷地面積-7,235.62㎡  
◆ 建築面積-3,420.54㎡  
◆ 延床面積-78,398.27㎡(住友不動産のHP)、78,397.73㎡(ラ・トゥール飯田橋のHP)  
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造  
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 地震対策-制振構造 
◆ 用途-共同住宅(賃貸:7階~21階))、オフィス(2階~5階および22階~34階)、店舗  
◆ 総戸数-賃室戸数137戸(総戸数173戸)  
◆ 建築主-後楽二丁目西地区市街地再開発組合(住友不動産)  
◆ 設計者・監理者-日建設計  
◆ 施工者-大林組  
◆ 解体工事-2007年05月25日~2007年09月末日
◆ 着工-2007年09月30日  
◆ 竣工-2010年04月末日  
◆ 入居開始-2010年05月(ラ・トゥール飯田橋)



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2023年9月24日 (日)

池袋マルイ跡地 地上27階、高さ約140mの超高層オフィスビル「(仮称)池袋西口プロジェクト」 2023年9月中旬の建設状況

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-(仮称)池袋西口プロジェクト-
 
2021年8月29日に、1977年の開業以来44年の歴史を誇り池袋西口の顔でもあった「池袋マルイ」が閉店しました。閉店の理由は、周辺の競合店との競争激化や売り上げの低迷です。
 
 2020年3月期の売上高は54億円となり、ピーク時の2割まで落ち込んでいました。建物も老朽化しており、所有者が建て替えを希望していることもあり、閉店する事になりました。

 「三菱UFJ信託銀行」は、「清水建設」の施工で閉店した「池袋マルイ」の地上躯体の解体工事を行いました。解体工事の工事名は「池袋西口共同ビル解体工事」で、地上躯体の解体工事は終わって、新築工事に着手しています。

 計画名は「(仮称)池袋西口プロジェクト」です。「ウエストゲート(代表者 清水建設)」により、地上27階、地下4階、高さ140.124m、敷地面積41,721.77㎡の超高層オフィスビルが建設されています。

(仮称)池袋西口プロジェクトの概要
◆ 所在地-東京都豊島区西池袋三丁目28-4,5,6,9,10
◆ 交通-JR・東京メトロ・東武東上線・西武池袋線「池袋」駅
◆ 階数-地上27階、地下4階
◆ 高さ-最高部140.124m
◆ 敷地面積-3,348.29㎡
◆ 建築面積-1,944.68㎡
◆ 延床面積-41,721.77㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-杭併用直接基礎
◆ 用途-オフィス、店舗、自動車車庫
◆ 建築主-ウエストゲート(代表者 清水建設)
◆ 設計者-清水建設
◆ 施工者-清水建設
◆ 解体工事-2021年10月1日~2022年09月30日
◆ 着工-2023年01月上旬予定
◆ 竣工-2025年12月下旬予定


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「(仮称)池袋西口プロジェクト」の2023年9月中旬の建設状況です(写真提供読者さん)。


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「アースドリル掘削機」です。この現場の基礎工法は「杭併用直接基礎」と訳の分からない基礎工法です。私の勝手な推測ですが、「構真柱」を建込むための短い杭を指していると思われます。この現場は「逆打ち工法」を採用すると思われます。


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「安定液タンク」が見えます。


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「オールケーシング掘削機」です。「地中障害物」を撤去していると思われます。


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「(仮称)池袋西口プロジェクト」の建設計画のお知らせです。階数が地上28階から地上27階に、延床面積が41,816.07㎡から41,721.77㎡に変更されています(写真提供読者さん)。


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営業していた頃の「池袋マルイ」です。



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2023年9月23日 (土)

「旧:虎の門病院」の跡地 地上38階、高さ約185mの「虎ノ門二丁目地区第一種市街地再開発事業 業務棟」 2023年9月中旬の建設状況

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-虎ノ門二丁目地区第一種市街地再開発事業-
 「虎ノ門二丁目地区第一種市街地再開発事業」は、「虎の門病院、国立印刷局、共同通信会館」を対象にした再開発プロジェクトです。「病院棟」と「業務棟」が建設されます。

 新しく生まれ変わった「虎ノ門病院」は、2019年5月1日に開院し、5月7日から外来診療を開始しています。 病床数は819床です。「病院棟」が完成した事により、「業務棟」の建設に移行します。

 「業務棟」の計画名は 「虎ノ門二丁目地区(再)特定業務代行施設建築物建設工事」で、地上38階、塔屋2階、地下2階、高さ184.925m、延床面積180,619.36㎡です。

 「日鉄興和不動産、第一生命保険、関電不動産開発、東京ガス不動産、九州旅客鉄道(JR九州)、大成建設」が保留床取得者として参画する「虎ノ門二丁目地区第一種市街地再開発事業 業務棟」について、2020年9月に新築工事が着工し、本格的にプロジェクトが始動しました。

 引用資料 日鉄興和不動産(PDF:2020/10/19)
 「虎ノ門二丁目地区第一種市街地再開発事業 業務棟」 新時代の国際ビジネス拠点に大規模オフィスプロジェクト 始動

虎ノ門二丁目地区第一種市街地再開発事業 業務棟の概要
◆ 計画名-虎ノ門二丁目地区(再)特定業務代行施設建築物建設工事
◆ 所在地-東京都港区虎ノ門二丁目105番
◆ 交通-地下鉄銀座線「虎ノ門」駅、地下鉄銀座・南北線「溜池山王」駅
◆ 階数-地上38階、塔屋2階、地下2階
◆ 高さ-最高部184.925m、軒高179.925m
◆ 敷地面積-22,539.74(施設全体)
◆ 建築面積-15,644.56㎡(施設全体)、7,901.35㎡(業務棟)
◆ 延床面積-266,152.29㎡(施設全体)、180,619.36㎡(業務棟)
◆ 構造- 鉄骨造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造)
◆ 基礎工法-直接基礎、杭基礎
◆ 地震対策-制振構造
◆ 用途-オフィス、店舗、業務・生活支援施設、駐車場
◆ 建築主-独立行政法人都市再生機構、虎ノ門エネルギーサービス
◆ 保留床取得者-日鉄興和不動産、第一生命保険、関電不動産開発、東京ガス不動産、九州旅客鉄道(JR九州)、大成建設
◆ 設計者-(基本設計)日本設計・三菱地所設計共同企業体、(実施設計)大成建設
◆ 監理者-日本設計・三菱地所設計共同企業体
◆ 施工者-大成建設
◆ 解体工事-2019年03月13日~2020年08月17日
◆ 着工-2020年09月01日
◆ 竣工-2025年02月14日予定

(備考) 港区の環境アセスメントでは、最高高さ179.925mとなっています。


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「本事業の整備⼿順」です(引用:港区環境アセス)。

虎ノ門二丁目地区の整備手順
(1) 国立印刷局の「虎の門工場」を東京都北区の「滝野川工場」へ機能移転
(2) 「虎の門工場」などを解体
(3) 「虎の門工場」跡地に「虎の門病院」の新病院棟を建設
(4) 「旧:虎の門病院」を解体
(5) 「旧:虎の門病院」の場所に、超高層オフィスビルを建設して、一部に国立印刷局の本局や「共同通信会館」の機能を移転
(6) 「共同通信会館」を解体して、アメリカ大使館前交差点を改良


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「虎ノ門・赤坂エリア鳥観図」です(引用:日鉄興和不動産) 。


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完成イメージパースです(引用:日鉄興和不動産) 。


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「⽴⾯図(東⽴⾯図)」です(引用:港区環境アセス)。


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「断⾯図」です。最高高さ179.925mとなっています(引用:港区環境アセス)。


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「施設構成図」です(引用:日鉄興和不動産) 。


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「基準階平面図」です。オフィス基準階は、1フロア約3,500㎡(約1,050坪)、天井高2,900mm、フロア一体で利用しやすい形状かつレイアウトしやすい奥行き18mを確保した整形無柱空間を実現しています(引用:日鉄興和不動産) 。


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「配置図」です。街区北側の「JTビル」は、「住友不動産」に売却されて、ビル名が「住友不動産虎ノ門タワー」に変更されています(引用:日鉄興和不動産) 。


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「位置図」です(引用:日鉄興和不動産) 。


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「虎ノ門二丁目地区第一種市街地再開発事業 業務棟」の2023年9月中旬の建設状況です(写真提供読者さん)。


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最高部です(写真提供読者さん)。


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下層階の様子です(写真提供読者さん)。


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南側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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南側から見た下層階の様子です(写真提供読者さん)。


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角度を変えて見た下層階の様子です(写真提供読者さん)。


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地震対策として「制振構造」を採用しています(写真提供読者さん)。


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「ブレース+オイルダンパー」の「制振装置」はよく見かけますが、「オイルダンパー」が片方に2本ずつあります(写真提供読者さん)。


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「虎ノ門二丁目地区(再)特定業務代行施設建築物建設工事」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。

● 増築工事(公共用歩廊)
 「虎ノ門二丁目地区(再)特定業務代行施設建築物附帯建物等 増築工事」の建築計画のお知らせも掲示されています。地上2階、高さ14,00m、延床面積19,18㎡の「公共用歩廊」が建設されます。



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2023年9月22日 (金)

中央区 ダブルH形コアウォール 地上28階、高さ約165mの「TODA BUILDING(トダ ビルディング)」 2023年9月中旬の建設状況

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-TODA BUILDING(トダ ビルディング)-

 「京橋一丁目東地区」は、旧ブリヂストン本社ビルや戸田建設の本社ビルのある約1.6haを対象に、都市再生特別地区、土地区画整理事業、日本橋・東京駅前地区地区計画を活用して開発します。「京橋一丁目東地区」の街区名称は「京橋彩区」に決定しています。

 先行して「A街区」に、地上23階、塔屋2階、地下2階、高さ149.56mの超高層ビル「ミュージアムタワー京橋(MUSEUM TOWER KYOBASHI)」が建設され、2019年7月5日に「竣工式」が執り行われました。

 引き続き、「戸田建設」の本社ビルが解体され跡地には、地上28階、地下3階、 高さ165.21mm、延床面積94,800.53㎡の「(仮称)新TODAビル計画 新築工事」が建設されます。

 「戸田建設」は2021年8月18日に「(仮称)新TODAビル計画 新築工事」の起工式を執り行いました。本社機能をはじめ、ミュージアムや飲食店舗などが入ります。

 引用資料 戸田建設
 (仮称)新TODAビル計画について

 地上1階~3階に「シェアオフィス、飲食店舗」、4階~5階に「カンファレンスホール」、6階に「ミュージアム」、8階~12階に「戸田建設本社」、13階~27階が「オフィスフロア」となります。

TODA BUILDING(トダ ビルディング)の概要
◆ 計画名-(仮称)新TODAビル計画 新築工事
◆ 所在地-東京都中央区京橋一丁目7番1号(地番)
◆ 交通-JR「東京」駅、東京メトロ「日本橋」駅、東京メトロ「京橋」駅
◆ 階数-地上28階、塔屋1階、地下3階
◆ 高さ-最高部165.21m
◆ 敷地面積-6,147.44㎡
◆ 建築面積-4,679.32㎡
◆ 延床面積-94,746.22㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 地震対策-免震構造(1階床下に免震装置を設置)、コア部に配置した「ダブルH形コアウォール」に地震力の大半を負担させる
◆ 用途-オフィス、集会場、美術館、物販店舗、飲食店舗、自動車車庫、展示場
◆ 建築主-戸田建設
◆ 設計者-戸田建設
◆ 施工者-戸田建設
◆ 解体工事-2019年08月01日~2022年02月15日予定
◆ 着工-2021年08月18日(起工式)
◆ 竣工-2024年09月20日予定


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「新社屋完成イメージ」です。


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西側から見た下層階のイメージです。


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「6階屋上庭園イメージ」です。


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北西側から見た下層階のイメージです。


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(仮称)アートスクエア

 中央通りに対し解放された広場「(仮称)アートスクエア」です。「(仮称)アートスクエア」は敷地全体を免震化しています。


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共通ロビー

 広場から連続する共通ロビーは「(仮称)アートスクエア」として、芸術・文化を通して人と寄り添う空間となります。共通ロビーと広場は可動式の開口部を開け放つことで内外一体利用でき、さまざまなイベントに対応できます。


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ダブルH形コアウォール免震構造

 コア部に配置した「ダブルH形コアウォール」に地震力の大半を負担させることで外周部を鉄骨細柱架構とし、アルミカーテンウォールとの融合によるフレームレス化を図っています。

 コアウォール の変形を抑制するため、「RC-S複合梁」と「高強度Super-CFT柱」によるハイブリッドアウトリガー架構を構成し、低層階に設けた座屈拘束ブレース併用ベルトトラスにより大きな曲げ戻し効果も実現します。また、大きな変形差が生じるコアウォール間には、制振部材としてせん断降伏型制振梁を用いて効果的なエネルギー吸収を行っています。


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「京橋彩区(京橋一丁目東地区)」の配置図です。


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「街区再編前」と「街区再編後」です。街区再編により、纏まった3つの街区の形成や老朽化した建築物の機能更新、歩車分離を行い地区全体の防災性、交通の安全性の向上を図ります。


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「TODA BUILDING(トダ ビルディング)」の2023年9月中旬の建設状況です(写真提供読者さん)。


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敷地の西側に「作業構台」が設けられています(写真提供読者さん)。


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「落ちるな! 落とすな! まず確認 自分や家族の為に無事故で帰宅しよう!」と「安全標語」が書かれています。工事現場の安全確認の大切さを最近思い知らされました(写真提供読者さん)。 


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南西側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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「鉄骨造」に見えますが、ビル内部に「鉄筋コンクリート造」の「ダブルH形コアウォール」が配置されています(写真提供読者さん)。


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ダブルH形コアウォール(2023年5月下旬の建設状況)
 2023年5月下旬の建設状況ですが、「鉄筋コンクリート造」のコア部に配置した「ダブルH形コアウォール」が先に上に延びています。一般的な「鉄骨造」のオフィスビルとは全く違う建設現場です。強固な「ダブルH形コアウォール」で、地震時には地震力の大半を負担します(写真提供読者さん)。


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柱に「ブルー」の塗装が施されています(写真提供読者さん)。


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北東側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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「(仮称)新TODAビル計画 新築工事」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。



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2023年9月21日 (木)

日本橋エリアで最高・最大級 地上52階、高さ約284mの「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 新築工事」 2023年9月中旬の建設状況

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日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業-
 
国家戦略特区の「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業」は、日本橋の日本橋川沿いで計画されている大規模再開発プロジェクトです。歴史的建造物の「日本橋野村ビル」を保存するほか、船着き場の増設などによって舟運の活性化と観光需要の受け入れを図ります。日本橋川上空を通る首都高速道路の地下化を視野に、水辺を生かした施設配置なども想定しています。

 「日本橋一丁目中地区市街地再開発組合」は、再開発施設の建設に向け、既存建物の解体工事を「清水建設」の施工で2020年11月10日に着工しました。解体する既存施設は27棟です。

 「三井不動産」と「野村不動産」は、日本橋一丁目中地区市街地再開発組合の一員として、「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業」を推進していますが、2021年12月6日に着工しました。竣工は2026年3月末の予定です。

 引用資料 三井不動産(PDF:2021/12/07)
 日本橋川沿い再開発第一弾、新たなランドマークとなる日本橋エリア最高・最大級のミクストユース開発 「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業」着工 ZEB/ZEH認証・DBJ Green Building認証の取得など、次世代の新たな街づくりが始動

 「三井不動産」と「ヒルトン」は、「ウォルドーフ・アストリア東京日本橋」のブランディング及びマネジメント契約を締結しました。ホテルは三井不動産が開発、ヒルトンが運営し、2026年の開業を目指します。

 「ウォルドーフ・アストリア東京日本橋」は、「C街区」の39階~47階までの9フロアに展開します。60㎡以上のゆったりとしたキングルーム含め全197室の客室に、3つのレストランとウォルドーフ・アストリアの象徴でもあるラウンジ&バー「ピーコック・アレー」のほか、屋内プール、スパ、フィットネスセンター、宴会場、チャペルを備える予定です。

日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 計画名-日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 新築工事
◆ 所在地-東京都中央区日本橋一丁目30番~32番(地番)
◆ 交通-東京メトロ銀座線・東西線「日本橋」駅直結、都営地下鉄浅草線「日本橋」駅直結、東京メトロ半蔵門線「三越前」駅徒歩3分、JR線「東京」駅徒歩10分
◆ 階数-(C街区)地上52階、塔屋2階、地下5階、(B街区)地上7階、地下2階、(A街区)地上4階、地下1階
◆ 高さ-(C街区)最高部283.96m、(B街区)最高部約31.62m、(A街区)最高部約32m
◆ 敷地面積-(C街区)15,564.16㎡、(B街区)2,064.74㎡、(A街区)約1,370㎡、
◆ 建築面積-(C街区)12,590.79㎡、(B街区)1,194.98㎡、(A街区)約1,100㎡
◆ 延床面積-(C街区)374,003.62㎡、(B街区)6,573.85㎡、(A街区)約5,100㎡
◆ 構造-(C街区)鉄骨造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造)、(B街区)鉄骨鉄筋コンクリート造、一部(鉄筋コンクリート造、鉄骨造)、(A街区)鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-杭基礎、直接基礎
◆ 用途-(C街区)オフィス、商業施設、ホテル、居住施設、MICE施設、ビジネス支援施設、駐車場等、(B街区)共同住宅、商業施設、(A街区)業務施設、商業施設
◆ 客室数-197室(ウォルドーフ・アストリア東京日本橋)
◆ 総戸数-約100戸(C街区)、約50戸(B街区)
◆ 建築主-日本橋一丁目中地区市街地再開発組合(参加組合員 三井不動産、野村不動産)
◆ 都市計画・事業コンサルタント・基本設計・実施設計・監理-日建設計
◆ デザインアーキテクト-日建設計、ペリ・クラーク・ペリ・アーキテクツ(PELLI CLARKE PELLI ARCHITECTS,INC.)
◆ 施工者-日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業建設共同企業体「(C街区)清水建設、(B街区)清水建設・錢高組JV、(A街区)大林組」
◆ 解体工事-2020年11月10日~2022年03月31日
◆ 着工-2021年12月06日
◆ 竣工-2026年03月末予定
◆ 開業-2026年予定(ホテル)
◆ 総事業費-約3,120億円


Tokyonihonbashi211212
「外観イメージパース(中央通り北西方向から)」です。デザインアーキテクトには、日本橋三井タワー、日本橋室町三井タワーをデザインした「ペリ・クラーク・ペリ・アーキテクツ(PELLI CLARKE PELLI ARCHITECTS,INC.)」を起用しています。


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「鳥瞰パース(夜景)」です。


Tokyonihonbashi211214
「日本橋川沿い低層部外観イメージ(右からA街区、B街区)」です。

A街区
 「日本橋野村ビル旧館」は、「自由様式」を標榜した建築家安井武雄により、1930年に竣工しました。三層構成を踏襲しながら柱型をなくし、東洋風の意匠を纏わせた折衷様式のデザインであり、貴重な近代建築物として中央区指定有形文化財に指定されています。「日本橋野村ビル旧館」の風格ある外観を保存活用する事で、日本橋の伝統と文化を受け継ぎつつ地域全体のさらなる賑わい形成を図ります。

B街区
 中央区指定有形文化財である「A街区」との一体感ある景観を醸成し、日本橋川の水辺空間にふさわしいヒューマンスケールな街並み形成を行います。「C街区」と地上3階レベルでデッキ接続しており、日本橋川沿いの賑わいにつながる商業空間の創出、および水辺の落ち着きを感じる多様なライフスタイルに対応可能な約50戸の住戸を予定しています。


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「中央通り側からの低層部外観イメージパース(夕景)」です。


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「用途断面図」です。


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「敷地配置図」です。


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「位置図」です。


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C街区

 北東側の歩道橋から見た「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 新築工事(C街区)」の2023年9月中旬の建設状況です(写真提供読者さん)。


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1階床の「鉄骨建方」を行っています。この現場は「逆打ち工法」を採用していると思われます(写真提供読者さん)。


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敷地西側部分です(写真提供読者さん)。


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鉄骨の柱と梁です(写真提供読者さん)。


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「C街区」を北側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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少し角度を変えて見た様子です(写真提供読者さん)。


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「C街区」を西側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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内部を西側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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「C街区」の南側の道路です(写真提供読者さん)。


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A街区

 「A街区(日本橋野村ビル)」です。風格ある外観を保存活用します(写真提供読者さん)。


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「A街区(日本橋野村ビル)」を南西側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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「A街区(日本橋野村ビル)」の東面を見た様子です。手前が「B街区」です(写真提供読者さん)。


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B街区

 「B街区」の西側です(写真提供読者さん)。


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「B街区」の東側です(写真提供読者さん)。


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「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 新築工事(C街区)」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。



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2023年9月20日 (水)

お台場の「パレットタウン」跡地 収容客数約10,000人の次世代アリーナ 施設名称を「TOYOTA ARENA TOKYO(トヨタアリーナ東京)」に決定!

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-TOKYO A-ARENA PROJECT-
 「パレットタウン(palette town)」は、「森ビル」が臨海副都心の「青海ST区画」に1999年3月22日に開業しました。暫定利用の事業用借地権を活用しています。当初は2010年に閉鎖される予定でしたが、延長されました。

 「臨海副都心パレットタウン運営協議会」は、事業区域における開発事業の一部進捗に伴い、複合型施設「パレットタウン」の営業を、2021年12月より順次終了しています。

 「パレットタウン」は、中世ヨーロッパの雰囲気が特徴的な商業施設「VenusFort」をはじめ、モビリティの体験型テーマパーク「MEGA WEB」や「パレットタウン大観覧車」、「Zepp Tokyo」など、多様な施設が集結したパレットタウンは、複合型エンターテインメント施設としてエリアの発展に貢献してきました。

 「トヨタ自動車、トヨタ不動産(旧:東和不動産)、トヨタアルバルク東京」は、東京都江東区、トヨタのショールーム施設の「MEGA WEB(メガウェブ)」の跡地に、次世代アリーナを建設するとともに、「TOKYO A-ARENA PROJECT」を推進します。

 「トヨタ自動車、トヨタ不動産、トヨタアルバルク東京」の3社で協働して推進する「TOKYO A-ARENA PROJECT」において、2025年6月の竣工、秋の開業に向けた着工に際し、2023年7月19日に、「トヨタ不動産」は施主として「TOKYO A-ARENA(仮称)」の起工式を執り行いました。

● 新アリーナ名称を「TOYOTA ARENA TOKYO」に決定!
 「トヨタ自動車、トヨタ不動産、トヨタアルバルク東京」の3社で協働して推進する「TOKYO A-ARENA PROJECT」は、2025年秋開業予定のお台場エリア「江東区・青海」に新設するアリーナの施設名称につき、トヨタ自動車がアリーナのネーミングライツを取得し、「TOYOTA ARENA TOKYO」とすることに決定しました。

 引用資料 トヨタ不動産(PDF:2023/09/11)
 2025年秋開業予定、お台場エリア「青海」の新アリーナ施設名称を「TOYOTA ARENA TOKYO」に決定

 引用資料 公式ホームページ
 TOYOTA ARENA TOKYO

 トヨタ自動車男子バスケットボール部を母体とするプロバスケットボールBリーグの「アルバルク東京」の試合会場としても使用する予定ですが、バレーや卓球などの室内競技、アーバンスポーツ、パラスポーツ、eスポーツ等の舞台として、幅広くスポーツの魅力を発信する各種イベント等が開催できる「多機能アリーナ」として計画しています。

TOYOTA ARENA TOKYOの概要
◆ 施設名称-(仮称)TOKYO A-ARENA
◆ 所在地-東京都江東区青海一丁目9番1号(地番)
◆ 交通-りんかい線「東京テレポート」駅、新交通ゆりかもめ「青海」駅
◆ 階数-地上6階、地下1階
◆ 高さ-約35m
◆ 敷地面積-約26,446㎡
◆ 建築面積-約16,631㎡
◆ 延床面積-約37,823㎡
◆ 構造-鉄骨造
◆基礎工法-杭基礎
◆ 用途-観覧場、スポーツ練習場
◆ 収容客数-約10,000人(メインアリーナ)
◆ 建築主-トヨタ不動産
◆ 設計者-(基本設計)日建設計、(実施設計)鹿島建設
◆ 施工者-鹿島建設
◆ 着工-2023年07月19日(起工式)
◆ 竣工-2025年06月30日予定
◆ 開業-2025年秋予定


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「アリーナロゴ」です(引用:トヨタ不動産)。


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「外観(近景)」です(引用:トヨタ不動産)。


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「鳥瞰(近景)」です(引用:トヨタ不動産)。


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「外観(夜・近景)」です(引用:トヨタ不動産)。


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「(仮称)TOKYO A-ARENA」の完成イメージです(引用:トヨタ不動産)。


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「(仮称)TOKYO A-ARENA」の完成イメージです(引用:トヨタ不動産)。


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「(仮称)TOKYO A-ARENA」の計画地です(引用:江東区議会)。



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2023年9月19日 (火)

相模原市最高層 伊勢丹相模原店跡地 地上41階、高さ約154m、総戸数687戸の「プラウドタワー相模大野クロス」

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-(仮称)相模大野4丁目計画-
 「野村不動産」は、相模原市南区の伊勢丹相模原店跡地に、超高層タワーマンション「(仮称)相模大野4丁目計画」を建設します。完成すれば相模原市内で一番高い建築物になる見通しです。

 建設予定地は、小田急「相模大野駅」すぐで、2019年9月30日に閉店した「伊勢丹相模原店」の跡地です。土地・建物については「野村不動産」が「三越伊勢丹ホールディングス」から取得しています。敷地面積は敷地面積約10,186.49㎡です。

 「野村不動産」は、「(仮称)相模大野4丁目計画」に於いて、電気・ガス併用の新築分譲マンションでは国内初となる、CO₂排出量実質ゼロのプラウドシリーズを建築することを決定しました。

● プラウドタワー相模大野クロス
 「(仮称)相模大野4丁目計画」の正式名は「プラウドタワー相模大野クロス」となっています。 竣工は2025年11月上旬予定で、竣工時は相模原市で最も高い最高層ビルになります。

 引用資料 公式ホームページ
 プラウドタワー相模大野クロス

プラウドタワー相模大野クロスの概要
◆ 所在地-(仮称)相模大野4丁目計画
◆ 所在地-神奈川県相模原市南区相模大野四丁目4009番45(地番)
◆ 交通-小田急小田原線・江ノ島線「相模大野」駅徒歩4分
◆ 階数-地上41階、地下3階
◆ 高さ-最高部154.11m、軒高146.36m
◆ 敷地面積-10,186.49㎡
◆ 建築面積-7,489.85㎡
◆ 延床面積-83,535.05㎡(容積対象外面積50,930.25㎡含む)
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部(鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造)
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 地震対策-中間階免震構造
◆ 用途-共同住宅、商業、地域貢献施設
◆ 総戸数-687戸
◆ 建築主-野村不動産
◆ 設計者-三井住友建設
◆ 施工者-三井住友建設
◆ 着工-2022年03月01日
◆ 竣工-2025年11月上旬予定
◆ 供用開始-2026年01月下旬予定


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「外観完成予想図」です。


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「にぎわい広場(仮称)完成予想図」です。


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「車寄せ完成予想図」です。


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「南東向き立面図」です。地上41階、地下3階となっていますが、マンション本体が地下1階、「低層棟」が地下3階となっています。


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「免震構造概念図」です。地震対策として「免震構造」を採用しています。図を見ると「中間階免震構造」となっています


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「エリア概念図」です。小田急小田原線・江ノ島線「相模大野」駅徒歩4分の好立地です。



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2023年9月18日 (月)

三菱地所レジデンス・住友商事・近鉄不動産 地上29階、高さ約95mの「赤羽台ゲートウェイ計画」 2025年4月に本体着工!

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-赤羽台ゲートウェイ計画-
 東京都北区及びUR都市機構は、「赤羽台周辺地区中高層住宅複合B地区(東京都北区)」において、「赤羽台周辺地区のゲートウェイとして多様な人々が集い・行き交い・にぎわう都市生活拠点の形成」とのコンセプトのもと、全国的にも稀有な取り組みとして、双方が保有する土地の一体活用を図ることで一層魅力あるまちづくりを推進するため、赤羽台団地及びその後背エリアを含む赤羽台周辺地区のゲートウェイ空間の形成を目的に、北区所有地及びUR都市機構所有地の両敷地を一体として開発する土地譲受事業者の募集を行うこととしました。

 東京都北区及びUR都市機構は、赤羽台団地(現ヌーヴェル赤羽台)の建て替え事業を契機に、全国初の試みとして、周辺地区のまちづくり課題を解決しながら一層魅力あるまちづくりを推進するため、双方が保有する土地を一体活用する譲渡先民間事業者を共同で募集しました。

 事業企画提案内容及び入札額を総合的に評価した結果、「三菱地所レジデンス・住友商事・近鉄不動産共同企業体」を、赤羽台周辺地区中高層住宅複合B地区(東京都北区)の土地譲受事業者として決定しました。

● 2025年4月に本体着工!
 三菱地所レジデンスら3者JVが、東京都北区で計画する「赤羽台ゲートウェイ計画」の本体工事を2025年4月に着手します。共同住宅などで構成する延床面積約59,000㎡の複合施設を整備する計画です。2023年9月14日に北区が開いた区議会建設委員会で報告しました。

 日刊建設工業新聞(2023/09/15)
 三菱地所レジデンスら/赤羽台ゲートウェイ計画(東京都北区)25年4月に本体着工

赤羽台ゲートウェイ計画の概要
◆ 計画名-赤羽台周辺地区中高層住宅複合B地区
◆ 所在地-東京都北区赤羽台一丁目1番
◆ 交通-JR京浜東北線、埼京線、宇都宮線、湘南新宿ライン「赤羽」駅、東京メトロ南北線「赤羽岩淵」駅
◆ 階数-地上29階、地下2階
◆ 高さ-約95m
◆ 敷地面積-13,759.56㎡
◆ 延床面積-約59,000㎡
◆ 用途-分譲住宅、生活利便施設(カフェ、グローサリー、コワーキングスペース、クリニック等)、公共駐輪場400台、公共的エレベータ・エスカレータを含む通り抜け通路等(予定)
◆ 総戸数-553戸
◆ 土地譲受事業者-三菱地所レジデンス・住友商事・近鉄不動産共同企業体(代表企業 三菱地所レジデンス)
◆ 着工-2025年04月予定
◆ 竣工-2028年度末予定


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「下層階のイメージ」です(引用:北区公式HP)。


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「ゲートウェイプラザ完成イメージ」です(引用:北区公式HP)。


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「ミッドプラザ完成イメージ」です(引用:北区公式HP)。


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「ヒルトッププラザ完成イメージ[」です(引用:北区公式HP)。


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「土地利用イメージ」です(引用:北区公式HP)。


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「位置図(狭域図)」です(引用:北区公式HP)。


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「位置図(広域図)」です(引用:北区公式HP)。



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2023年9月17日 (日)

新潟県最高層 新潟三越跡地 地上37階、高さ約150mの「(仮称)西堀通5番町地区市街地再開発事業」 都市計画決定!

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-(仮称)西堀通5番町地区市街地再開発事業-

 「西堀通5番町地区市街地再開発準備組合、廣瀨、東京建物」は、新潟県新潟市中央区西堀通5番町内において推進している「(仮称)西堀通 5番町地区市街地再開発事業」が、2023年9月15日付で新潟市より都市計画決定の告示を受けました。

 引用資料 東京建物(PDF:2023/09/15)
 新潟県最高層、商業・オフィス・住宅複合型タワー再開発プロジェクト 「(仮称)西堀通5番町地区市街地再開発事業」 都市計画決定のお知らせ~景観デザインの世界的第一人者 藤本壮介建築設計事務所による景観形成~

 引用資料 新潟市・公式HP(PDF)
 ⻄堀通5番町地区における市街地再開発事業について

 「(仮称)西堀通5番町地区市街地再開発事業」は、準備組合が事業主体として開発を推進しており、廣瀨および東京建物が事業協力者として参画している、新潟県最高層となる高さ約150mの商業・オフィス・住宅複合型タワー再開発プロジェクトです。

 2025年の本体工事着工を予定しており、デザイン監修には世界的建築家である「藤本壮介氏」が主宰する藤本壮介建築設計事務所を起用し、基本計画は株式会社梓設計に委託しています。

(仮称)西堀通5番町地区市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-新潟県新潟市中央区西堀通5番町842 1 外(地番)
◆ 交通-JR「新潟」駅
◆ 階数-(A街区)地上37階、地下1階、(B街区) 地上8階、地下0階
◆ 高さ-(A街区)最高部約150m、(B街区) 最高部約30m
◆ 敷地面積-(全体)約9,440㎡、(A街区) 約7,800㎡、(B街区) 約1,640㎡
◆ 建築面積-(全体)約7,430㎡、(A街区) 約6,240㎡、(B街区) 約1,190㎡
◆ 延床面積-(全体)約85,010㎡、 (A街区)約75,500㎡、(B街区)約9,510㎡
◆ 容積対象面積-(全体)約64,410㎡、 (A街区)約56,800㎡、(B街区)約7,610㎡
◆ 用途-(A街区)商業、オフィス、共同住宅、駐車場 等、(B街区)駐車場
◆ 総戸数-350戸程度
◆ 建築主-西堀通5番町地区市街地再開発準備組合(事業協力者 廣瀬、東京建物)
◆ 設計者-梓設計(デザイン監修 藤本壮介建築設計事務所)
◆ 着工-2025年度予定
◆ 竣工-2029年度予定


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「計画イメージ 低層部」です。


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「計画イメージ 低層部」です。


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「断面イメージ」です。


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「配置図」です。


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「都市計画図」です。2020年3月22日に閉店した「新潟三越」の跡地が中心となっています。


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「位置図」です。



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2023年9月16日 (土)

横浜市 旧上瀬谷通信施設地区活用事業 三菱地所がワールドクラスの次世代型テーマパーク「KAMISEYA PARK(仮称)」 2031年に開業!

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-旧上瀬谷通信施設地区活用事業-
 日本株が堅調です。2023年9月15日終値時点の時価総額は、日経新聞の資料によると、普通株式ベースで、プライム8,688,802億円+スタンダード246,812億円+グロース75,210億円=9,010,824億円となっています。東証の時価総額の合計が初めて900兆円を突破したようです。

 本題に戻って、在日アメリカ海軍の厚木航空施設司令部が管理していた上瀬谷通信施設は、横浜市旭区と瀬谷区にまたがっていた総面積約242万㎡(2,422,396㎡)に及ぶ広大な敷地で、2015年6月30日に日本へ返還されました。

 「国際園芸博覧会」は、国際園芸家協会(AIPH)の承認により、花や緑を通した健康と福祉、環境の向上、経済強化等を目的に開催されるものであり、中でも世界園芸博覧会(A1クラス)は、国際博覧会事務局(BIE)の承認により、国が開催する国際博覧会(認定博)としても位置付けられるものです。

 日本における世界園芸博覧会としては、1990年の「国際花と緑の博覧会(大阪花の万博)」があり、2019年9月のAIPH総会において、2027年に横浜市において国際園芸博覧会を開催することが承認されました。

 正式名称は「GREEN×EXPO 2027(2027横浜国際園芸博覧会)」で、開催期間は、2027年3月19日(金)~ 2027年9月26日(日)までの約6か月間です。規模は会場区域約80ha、駐車場区域及びバスターミナル合計区域約20haの合計約100ha、総参加者数1,500万人を想定しています。

● 次世代型テーマパーク「KAMISEYA PARK(仮称)」
 「神奈川県」と「横浜市が進める、旧上瀬谷通信施設の再開発事業において、「三菱地所」を事業予定者に決定しました。三菱地所は、「KAMISEYA PARK(仮称)」として、ジャパンコンテンツとジャパンテクノロジーを活用した「ワールドクラスの次世代型テーマパーク」の開発を目指します。開業は2031年頃を想定しています。

 引用資料 横浜市・公式HP(2023/09/14)
 旧上瀬谷通信施設地区活用事業 事業予定者の決定について

 開業時の総来街者数は、年間約1,200万人を見込み、段階的に年間1,500万人超を目指します。そのため、鉄道駅や主要ターミナル駅、空港からのシャトルバス等を受け入れる駅前広場やバスターミナルの整備なども行なわれます。


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「事業コンセプト 」です。


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「テーマパークゾーンのイメージ」です。


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「駅前ゾーンイメージパース(左)、商業店舗イメージ(右)」です。


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「公園隣接ゾーンイメージパース(左)、商業店舗イメージ(右)」です。


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「施設概要等」です。



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2023年9月15日 (金)

JR北海道 「北海道ボールパークFビレッジ」の新駅 場所を従来の計画より北広島駅側に約200mずらし、総工費を約3割圧縮!

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-北海道ボールパークFビレッジの新駅-

 「JR北海道」は2019年12月11日に、プロ野球「日本ハムファイターズ」の新球場を含む北広島市の「ボールパーク」近くに建設する新駅の計画案を公表しました。「請願駅」のため80億~90億円と見積もる建設コストは地元負担を強調しました。2021年度から着手しても開業は2027年度末になります。

 2023年2月には、「北海道ボールパークFビレッジ」の隣接地に整備する新駅の総工費が当初試算より4割前後多い115億~125億円になるとの概算額を北広島市に伝えました。

● JR北海道が見直し案を発表!
 北海道日本ハムファイターズの新球場「エスコンフィールド北海道」に近接する新駅について、JR北海道は2023年9月13日に、当初計画より総工費を約3割抑えて85億~90億円とする新たな計画を発表しました。

 場所を従来の計画より北広島駅側に約200mずらし、一部工事を省略します。費用を負担する北広島市から工事費を抑えるよう計画の見直しを求められていました。

 引用資料 JR北海道(PDF:2023/09/13)
 北海道ボールパークFビレッジ隣接地に設置する千歳線新駅計画について

 今回、線路沿いを走る自転車道を一部移設して土木工事の一部を省き、列車を待機させる線路の設置もやめるなどして工事費を圧縮しました。また、線路の外側にホームを設置することで、列車が走る昼間も工事できるようにし、工期も7年から短縮しました。


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「新駅線路平面図」と「新駅線路平面図(駅施設部拡大)」です。


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「位置平面図」です。


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「北広島駅構内概略図(2番線から札幌方面に折り返す機能を確保)」です。


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「当初計画」です。



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2023年9月14日 (木)

板橋区 地上28階、高さ約107mの超高層ツインタワー「大山町ピッコロ・スクエア周辺地区第一種市街地再開発事業」 2023年9月13日に市街地再開発組合の設立を認可!

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-大山町ピッコロ・スクエア周辺地区-

 東京都板橋区大山町では、「大山町クロスポイント周辺地区第一種市街地再開発事業」が行われており、「シティタワーズ板橋大山」が建設されています。そのすぐ西側では、「大山町ピッコロ・スクエア周辺地区第一種市街地再開発事業」が計画されています。

● 市街地再開発組合の設立を認可!
 東京都は、都市再開発法第11条第1項の規定に基づき、大山町ピッコロ・スクエア周辺地区市街地再開発組合の設立を2023年9月13日に認可しました。市街地再開発事業の施行により、防災性・安全性と利便性向上に寄与するまちづくりを推進するとともに、土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新に資する市街地整備を行います。

 引用資料 東京都・報道発表資料(2023/09/12)
 大山町ピッコロ・スクエア周辺地区市街地再開発組合の設立を認可します

大山町ピッコロ・スクエア周辺地区の概要
◆ 計画名-大山町ピッコロ・スクエア周辺地区第一種市街地再開発事業
◆ 所在地-東京都板橋区大山町地内
◆ 交通-東武東上線「大山」駅
◆ 階数-(A街区)地上28階、塔屋1階、地下1階、(B街区)地上28階、塔屋1階、地下1階
◆ 高さ-(A街区)約107m、(B街区)約107m
◆ 敷地面積-(A街区)約6,330㎡)、(B街区)約2,710㎡
◆ 建築面積-(A街区)約4,000㎡、(B街区)約1,530㎡
◆ 延床面積-(A街区)約40,680㎡、(B街区)約30,390㎡
◆ 用途-(A街区)共同住宅、店舗、駐車場、(B街区)共同住宅、店舗、駐車場
◆ 建築主-大山町ピッコロ・スクエア周辺地区市街地再開発組合(参加組合員 積水ハウス)
◆ 着工-2025年度予定
◆ 竣工-2028年度予定
◆ 総事業費-約481億円


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「断面イメージ」です。


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「配置図」です。


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「位置図」です。



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2023年9月13日 (水)

浜松町駅エリアの整備計画 (仮称)浜松町駅北口東西自由通路・北口橋上駅舎整備 2023年9月5日の建設状況

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-(仮称)浜松町駅北口東西自由通路・北口橋上駅舎整備-
 浜松町駅の周辺では、疾風怒濤の勢いで再開発が行われています。再開発に合わせて「ペデストリアンデッキ」などが整備されていますが、肝心の核となる「JR浜松町駅」が、旧態依然のままで街の激変に対応できていません。

 「港区」は、JR浜松町駅周辺の交通結節機能を強化するため、駅北口から汐留方面へ延長約75m・幅員約20mの「浜松町駅北口東西自由通路」の整備を計画しています。

 「浜松町駅北口東西自由通路」は、「京浜東北線・山手線・東海道本線・東海道新幹線」をオーバーパスするもので、世界貿易センタービルのデッキ・文化放送側デッキおよび汐留のペデストリアンデッキに接続します。

 「北口橋上駅舎整備」は、「北口東西自由通路」に沿って、北口を橋上駅舎化します。現在の北口は地上階にありますが、「北口橋上駅舎整備」が完了すると廃止されます。

● 歩行者ネットワークの構築・交通結節点の機能強化
 「世界貿易センタービルディング、野村不動産、JR東日本、東京モノレール、鹿島建設」の5社は、浜松町駅西口開発計画、及び芝浦プロジェクトに合わせ、浜松町駅エリアの整備を推進しています。

 「浜松町駅」は、主要交通機関が集積する利便性の高いターミナル駅であり、羽田から東京の玄関口としての機能を果たしています。昨今、駅周辺では複数の大型再開発プロジェクトが進行しており、今後は更に駅利用者・来訪者・就労人口が増加し、都心部の拠点の一つとしてこれまで以上に重要な役割を担っていくこととなります。

 駅周辺エリアを広域的につなぐ歩行者ネットワークの構築、及び浜松町駅の交通結節点としての機能強化を図り、利便性の高い魅力ある都市環境を整備していきます。

 引用資料 JR東日本(PDF:2022/05/18)
 【浜松町駅西口開発計画・芝浦プロジェクト】歩行者ネットワークの構築・交通結節点の機能強化を目的とした浜松町駅エリアの整備計画について

浜松町駅北口東西自由通路・北口橋上駅舎の概要
◆ 計画名-(仮称)浜松町駅北口東西自由通路・北口橋上駅舎整備
◆ 所在地-東京都港区海岸一丁目44番2他(地名地番)
◆ 交通-JR山手線・京浜東北線、東京モノレール「浜松町」駅、都営地下鉄大江戸線・浅草線「大門」駅
◆ 階数-地上3階、地下0階
◆ 高さ-17.23m
◆ 敷地面積-7,488.34㎡
◆ 建築面積-2,013.33㎡
◆ 延床面積-1,109.19㎡
◆ 構造-鉄骨造
◆ 基礎工法-現場造成杭
◆ 用途-駅舎
◆ 建築主-JR東日本
◆ 設計者-JR東日本
◆ 施工者-鉄建建設
◆ 着工-2019年09月01日
◆ 竣工-2028年10月31日予定


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「整備後の浜松町駅周辺イメージパース(2030年度予定)」です。


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「浜松町駅周辺エリアの位置関係(A・B・C・D・E・F)」です。

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「B:大門通り上の既存デッキ(2階レベル)から見た外観イメージ」です。

● 北口歩行者ネットワーク
 浜松町駅北口を中心に、竹芝・汐留方面、芝大門方面の各エリアをつなぐ歩行者ネットワークを形成します。線路を跨いで東西を繋ぐ自由通路はJR浜松町駅・東京モノレール浜松町駅の北口に新たに整備される改札(3階レベル)からフラットにアクセスできます(2026年度使用開始予定)。


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「C:南口自由通路 鳥瞰イメージ」です。

● 南口歩行者ネットワーク
 浜松町駅南口には既存の自由通路に加え新たな自由通路を整備し、混雑緩和やバリアフリーへの対応を図ります。これにより、浜松町二丁目エリアと、芝浦エリアをつなぐ歩行者ネットワークを強化します(新たな自由通路は2024年度使用開始予定。その後既存の自由通路を改修し、2026 年度全面使用開始予定)。


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「D:南口自由通路 芝浦側昇降口イメージ」です。


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「E:芝浦エリアの歩行者専用道路イメージ」です。

● 竹芝・汐留方面と芝浦方面をつなぐ歩行者空間の整備
 浜松町駅東側には、旧芝離宮庭園に沿って歩行者専用道路を整備します。これにより、竹芝・汐留方面と、芝浦方面が緑豊かな空間でつながります。浜松町駅から芝浦プロジェクトにかけて庇を設置することにより、雨に濡れずアクセス可能となります。


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「F:芝浦エリアの歩行者専用道路イメージ」です。


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「整備後の浜松町駅周辺イメージパース(2030年度予定)」です。

● 中央広場を起点とした交通結節点の機能強化
 浜松町駅中央改札前にひろがる「中央広場」と、「ステーションコア」と呼ばれる歩行者ネットワークを一体整備することで、JR山手線・京浜東北線、東京モノレール、都営地下鉄、バスターミナル、タクシーの各交通機関とのスムーズな乗換を実現します。


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「(仮称)浜松町駅北口東西自由通路・北口橋上駅舎整備」の2023年9月5日の建設状況です(写真提供SOCIO34050氏)。


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「(仮称)浜松町駅北口東西自由通路・北口橋上駅舎整備」の橋上駅舎の様子です(写真提供SOCIO34050氏)。


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南側を見た様子です(写真提供SOCIO34050氏)。


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JR線東側の工事の様子です(写真提供SOCIO34050氏)。


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JR線西側の工事の様子です(写真提供SOCIO34050氏)。


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「(仮称)浜松町駅北口東西自由通路・北口橋上駅舎整備」の建築計画のお知らせです。「世界貿易センタービル」の再開発と一体的な整備になるので、工期が2019年9月1日~2028年10月31日(予定)と非常に長くなります(写真提供読者さん)。 



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2023年9月12日 (火)

札幌駅前の2大再開発プロジェクト(北5西1・西2地区、札幌駅南口北4西3地区) 資材高騰や人手不足の影響で規模縮小や工期延期のピンチ 

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-札幌駅前の2大再開発プロジェクト-
 JR札幌駅前の2大再開発プロジェクトである「(仮称)札幌駅交流拠点北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業」と「(仮称)札幌駅南口北4西3地区第一種市街地再開発事業」は、札幌市の「都市の格」をアップさせる上で非常に重要なプロジェクトです。

 「都市の格」は、見た目が非常に重要で、JR札幌駅を降りた観光客が駅前に聳える高さ200m以上の2棟の超高層ビルを見ると「札幌市って都会だなあ!」と感じると思います。

 JR札幌駅前の2大再開発プロジェクトが、資材高騰や人手不足の影響で規模縮小や工期延期のピンチを迎えています。なんとか当初計画通りの規模で建設してほしいのですが、現実的にはかなり厳しいようです。 

● (仮称)札幌駅交流拠点北5西1・西2地区
 2030年度末に予定する北海道新幹線札幌延伸に合わせJR札幌駅南口に整備される再開発ビル(札幌市中央区北5西1、西2)を巡り、「JR北海道」が設計・施工を担う「清水建設」と事業費2,500億円とした当初計画を見直す協議に入っていることが分かりました。

 北海道新聞(2023/08/29)
 <独自>札幌駅前再開発、規模縮小か JR北海道と清水建設が見直し協議 事業費増加で工期延期も

 STV札幌テレビ 放送(2023/08/29)
 規模縮小の可能性も 北海道一高さ245メートル 札幌駅の再開発ビル 資材高騰で見直し検討

 首都圏のプロジェクトは、大手デベロッパーが建築主となるので、資材高騰などを受け入れられると思いますが、このプロジェクトの建築主は財務的に余裕の無い「JR北海道」なので難しいです。

● (仮称)札幌駅南口北4西3地区
 家電量販店大手のヨドバシホールディングスなどは、札幌市中心部で建設予定の「(仮称)札幌駅南口北4西3地区」で、高級ホテルの誘致を断念します。資材価格や人件費の高騰が一因で、ビルの規模を縮小し建設費を圧縮します。

 UHB北海道文化放送(2023/09/07)
 高級ホテル “誘致断念” か… JR札幌駅前 『西武跡地の再開発』 ヨドバシなどが複合ビル建設 背景に資材や人件費高騰

 財務が強固な「ヨドバシホールディングス」ならこれくらいの資材価格や人件費の高騰は受け入れ可能だと思いますが、2023年9月1日付で、「そごう・西武」が持つ「西武池袋本店」の土地などをアメリカの投資ファンドから3,000億円弱で取得したばかりなので今は余裕がありません。


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札幌駅交流拠点北5西1・西2地区
 
「JR北海道」は2019年11月11日に、JR札幌駅南口の「北5西1・西2地区」に一体的に整備する新ビルのうち、「西1街区」の高層棟は地上47階、高さ約230mを目指すことを明らかにしました。

 2020年8月4日には、「(仮称)札幌駅交流拠点北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業 計画段階環境配慮書」の縦覧が開始されました。延床面積約417,000㎡、最大高さ約255mの「A案」、約200m、約150mの2棟構成となる「B案」が公開されました。札幌市は、2021年3月12日に、高さ約255mの高層ビル建設を軸とした案に絞り込んだと明らかにしました。

 2021年9月15日に新たな概要が公開されました。概要は、地上46階、地下4階、高さ約250m、延床面積約395,000㎡です。2022年2月1日には「環境影響評価準備書」の縦覧が行われ、地上43階、地下4階、高さ約245m、延床面積約388,500㎡に少し規模が縮小されました(引用:札幌市公式HP)。

(仮称)札幌駅交流拠点北5西1・西2地区の概要
◆ 計画名-(仮称)札幌駅交流拠点北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業
◆ 所在地-札幌市中央区北5条西1丁目及び西2丁目の一部
◆ 交通-JR「札幌」駅直結、札幌市営地下鉄東豊線・南北線「さっぽろ」駅
◆ 階数-地上43階、地下4階
◆ 高さ-最高部約245m
◆ 施行区域面積-約31,000㎡
◆ 敷地面積-約23,060㎡
◆ 建築面積-約22,000㎡
◆ 延床面積-約388,500㎡
◆ 容積対象面積-容積率約1,500%
◆ 構造-鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 用途-オフィス、商業、宿泊、駐⾞場、バスターミナル等
◆ 建築主-札幌駅交流拠点北5西1・西2地区市街地再開発準備組合(参加組合員 札幌市、JR北海道、札幌駅総合開発、ジェイ・アール北海道バス、JR北海道ホテルズ)
◆ 設計者-日本設計・清水建設 設計共同体
◆ 特定業務代行者-清水・伊藤・岩田地崎・札建・泰進共同企業体(代表企業:清水建設)
◆ 着工-2023年度予定(当初計画)
◆ 竣工-2028年度予定(当初計画)


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「(仮称)札幌駅交流拠点北5西1・西2地区第一種市街地再開発事業」の「計画図」です。


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(仮称)札幌駅南口北4西3地区第一種市街地再開発事業
 「札幌市」では、札幌駅の南口に位置する北4条西3丁目街区での実施が検討されている「(仮称)札幌駅南口北4西3地区第一種市街地再開発事業」について、札幌市環境影響評価条例に基づき、事業の計画検討の早期の段階で、周辺の影響に配慮した複数案を設定し、環境影響の比較検討を行いました。

 「札幌市」では、札幌駅の南口に位置する北4条西3丁目街区での実施が検討されている第一種市街地再開発事業について、札幌市環境影響評価条例に基づき、「環境影響評価準備書」を作成し、縦覧が行われました。

 引用資料 札幌市・公式HP(2021/07/01)
 (仮称)札幌駅南口北4西3地区第一種市街地再開発事業 環境影響評価準備書

(仮称)札幌駅南口北4西3地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-北海道札幌市中央区北4条西3丁目
◆ 交通-JR「札幌」駅、札幌市営地下鉄南北線・東豊線「さっぽろ」駅
◆ 階数-地上35階、地下6階
◆ 高さ-最高部約200m
◆ 施工区域-約17,000㎡
◆ 事業区域-約11,000㎡
◆ 建築面積-約9,800㎡
◆ 延床面積-約210,200㎡
◆ 構造-鉄骨造 一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 用途-オフィス、商業、宿泊、駐車場等
◆ 建築主-札幌駅南口北4西3地区市街地再開発準備組合(理事長 ヨドバシホールディングス、副理事長 北海道建設会館)
◆ 着工-2023年度予定(当初計画)
◆ 竣工-2028年度予定(当初計画)


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「(仮称)札幌駅南口北4西3地区第一種市街地再開発事業」の「計画建築物 配置計画」です。敷地の大部分は、2009年9月30日に閉店した「西武百貨店札幌店(旧:五番館)」の跡地です。2011年1月にに「ヨドバシカメラ」が80億円程度で取得して建物を解体しました。


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「(仮称)札幌駅南口北4西3地区第一種市街地再開発事業」の「事業の実施区域位置図(広域)」です。



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2023年9月11日 (月)

成田市 成田国際空港の近く 「ヒューリック」が約45haを開発 国際航空貨物対応の大型物流施設(国際航空貨物コンビナート)の建設!

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-成田市に大型物流施設-

 「ヒューリック」は、千葉県成田市下福田地区において、国際航空貨物対応の大型物流施設(国際航空貨物コンビナート)の開発を計画しています。成田国際空港C滑走路の完成時期(2029年3月末予定)に合わせての稼働を目指しています。

 引用資料 ヒューリック(PDF:2023/08/31)
 千葉県成田市下福田地区における大型物流施設開発 ~成田空港の機能と一体的利用となる国際航空物流拠点~

 経済安全保障上の観点からもサプライチェーンの国内回帰が見込まれる中、半導体関連の精密機器・自動車部品・医薬品・高級食材等の輸出や成長著しい国際eコマースの拠点としての役割を担い、我が国の経済活動の活性化に寄与する施設とすべく計画を進めています。

 既に取得済みである開発予定地(約45ha)は、一般国道464号(北千葉道路)の整備により、成田国際空港とのアクセス性向上が見込まれており、基本計画が見据える「成田空港の機能と一体的利用が必要となる物流施設」に適する区域であると判断しました。なお、開発予定地には一部農地が含まれるため、地域未来投資促進法の弾力的活用により、諸手続きの早期完了を目指していきます。


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「施設イメージ図」です。合計5棟の大型物流施設が建設されるようです。


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開発予定地です(Googleマップの衛星写真を引用)。


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「位置図」です。



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2023年9月10日 (日)

川崎市 「JFEスチール株式会社東日本製鉄所京浜地区」跡地 JFEグループの土地利用構想を「OHGISHIMA2050」として取りまとめ!

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-JFE
スチール株式会社東日本製鉄所京浜地区-
 京浜地区は、JFEに統合前の「旧:日本鋼管」の発祥の地です。1936年に最初の高炉が完成し、首都圏初の銑鋼一貫製鉄所として誕生しました。永らく「日本鋼管」を支える中心工場として稼働していました。

 2002年9月27日に、 株式移転により、「川崎製鉄」と共同で「JFEホールディングス」を設立し、「JFEスチール東日本製鉄所京浜地区」として稼働していました。

 経営資源の選択と集中により、2023年9月16日に京浜工業地帯のシンボルだった「JFEスチール東日本製鉄所京浜地区」の高炉の火が消えました。「東日本製鉄所京浜地区」の製銑・製鋼、熱延工程が幕を閉じました。

 川崎市は2023年6月2日に、川崎市の「東日本製鉄所京浜地区」の土地の利用方針案を公表しました。2050年までに官民で約2兆600億円の投入を見込む大規模プロジェクトとなります。

 引用資料 川崎市・公式HP(2023/06/02)
 「JFEスチール株式会社東日本製鉄所京浜地区の高炉等休止に伴う土地利用方針(案)」に関する意見募集について

 2028年にも一部の土地利用開始が想定される「先導エリア」では、水素など脱炭素燃料の拠点と物流施設を計画しています。他エリアでは次世代産業の研究開発・製造施設、商業施設や宿泊・居住施設、交通インフラの整備も構想しています。

 方針案の対象地域は扇島地区やその周辺など合計約400haです。2023年9月16日に休止された高炉や、製鉄所で使用する鉄鉱石や石炭を置く原料ヤード、原料運搬船の荷降ろし用係留施設などが配置されています。

● OHGISHIMA2050
 「JFEホールディングス」は、国内最適生産体制の構築に向けた構造改革の実施に伴うJFEスチール東日本製鉄所(京浜地区)の高炉等上工程休止後の土地利用について、川崎市と協働して精力的に検討を進め、JFEグループの土地利用構想を「OHGISHIMA2050」として取りまとめました。

 引用資料 JFEホールディングス(PDF:2023/09/07)
 JFEスチール東日本製鉄所(京浜地区)土地利用構想「OHGISHIMA2050ニーゼロゴーゼロ」について

 約222haの敷地を、土地利用転換を先導する「先導エリア」と官民連携で最先端の未来空間を生み出す「共創エリア」など三つのエリアに分割します。共創エリアはDXやGX(グリーントランスフォーメーション)を支える最先端インフラを中央に配置し、両隣に次世代産業の集積や複合開発を促します。土地全体のまちづくりは2050年の概成を目指します。


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「土地利用ゾーニング」です。


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「土地利用のモデルケース」です。


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「扇島地区の土地利用転換の進捗イメージ」です。2050年までに官民で約2兆600億円の投入を見込む大規模プロジェクトとなります。


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「対象範囲」です。川崎市側の「扇島地区等」の約400haが対象です。横浜市側にも広大な土地があります。



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2023年9月 9日 (土)

国家戦略特区 高さ約229mと高さ約227mの超高層ツインタワー「(仮称)芝浦一丁目計画 新築工事」 2023年9月5日の建設状況

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- (仮称)芝浦一丁目計画 新築工事

 「浜松町ビルディング(東芝ビルディング)」の敷地に計画されている「(仮称)芝浦一丁目計画 新築工事」は、総延床面積約55万㎡のビッグプロジェクトです。

 2期に分けて施工する計画で、先に南側の「S棟」を建設します。「S棟」の竣工後に、「浜松町ビルディング(東芝ビルディング)」を解体して、跡地に「N棟」を建設します。2031年3月の全体完成を目指します。

 「野村不動産」並びに「野村不動産ビルディング」と、「JR東日本(東日本旅客鉄道)」は、共同で推進している国家戦略特別区域計画の特定事業である、「芝浦一丁目プロジェクト」の事業者として、2021年9月28日に起工式を執り行い、2021年10月1日に着工しました。

 引用資料 野村不動産(PDF:2022/05/23)
 延床面積約55万㎡大規模複合開発 「芝浦プロジェクト」 都心で空・海・緑を感じる新たな働き方 「TOKYO WORKation (トウキョウ ワーケーション)」を提案 ―東京湾岸部の景観を一新するオフィス・ホテル・商業施設・住宅の一体開発―

 引用資料 公式ホームページ
 芝浦プロジェクト

 「芝浦プロジェクト」では、都心の利便性と、眼前に広がる空と海を有する芝浦エリアならではの立地を活かし、「空と海、世界へひらかれたこの街で、新しい人と社会の未来をつくりだす」ことを目指します。

 その一環として、働き方や働く環境に求められる価値観が変化した今の時代に寄り添う新たな働き方、「TOKYO WORKation(トウキョウ ワーケーション)」を提案します。「ビジネスの中枢である東京都心で働くこと」と「空と海から得られる開放感」が融合し、自分に合ったスタイルで働くことが実現します。

芝浦プロジェクトの概要
◆ 計画名-(仮称)芝浦一丁目計画 新築工事
◆ 所在地-東京都港区芝浦一丁目1番1他 51筆
◆ 交通-(浜松町ビルディング基準)JR、東京モノレール「浜松町」駅徒歩5分、都営地下鉄大江戸線・浅草線「大門」駅徒歩8分、ゆりかもめ「日の出」駅徒歩6分
◆ 階数-(S棟)地上43階、地下3階、(N棟)地上45階、地下3階、(商業施設)地上1階~2階×5棟
◆ 高さ-(S棟)最高部228.88m、(N棟)最高部227.28m
◆ 敷地面積-(施設全体)39,819.13㎡(竣工時40,104.29㎡)
◆ 建築面積-(施設全体)28,192.39㎡ 
◆ 延床面積-(施設全体)550,392.29㎡ 
◆ 構造-(地上)鉄骨造、(地下)鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 用途-オフィス、商業施設、ホテル、共同住宅、ビジネス交流施設、生活支援施設、駐車場、DHC施設等
◆ 総戸数-約144戸
◆ 建築主-野村不動産ビルディング、JR東日本
◆ 設計者-槇総合計画事務所、清水建設、オーヴ・アラップ・アンド・パートナーズ・ジャパン・リミテッド、日建設計
◆ 施工者-(S棟)清水建設、(N棟)未定
◆ 解体工事(S棟)2021年02月01日~2021年09月30日
◆ 着工-(S棟)2021年09月28日(起工式)、2021年10月01日(着工)、(N棟)2027年04月頃予定
◆ 竣工-(S棟)2025年02月予定、(全体)2031年03月31日予定

(備考) 敷地面積は、竣工時までに現状港区所有地(道路)を本敷地に編入することにより計40,104.29㎡になる予定です。


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「芝浦プロジェクト 完成予想パース」です。


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「芝浦プロジェクト 完成予想パース」です。


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プロジェクト概要

 「浜松町ビルディング(東芝ビルディング)」の建替事業として、芝浦プロジェクトでは、2021年10月に着工した「S棟」と、2027年度着工の「N棟」からなるツインタワーの建設を予定しています(竣工予定時期 S棟2025年2月、全体2030年度)。

● 野村不動産グループが2025年に本社をS棟へ移転!
 「野村不動産ホールディングス」は、「野村不動産ホールディングス」および「野村不動産」をはじめとするグループ各社の本社を、2025年 2月に竣工を予定している、大規模複合開発「芝浦プロジェクト」S 棟に移転することを決定しました。


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ラグジュアリーブランド「フェアモント東京」

 最上級のパーソナルなサービスとラグジュアリーな体験を提供するため、S棟上層階には、欧州最大手のホテルグループであるアコーが手掛けるラグジュアリーホテルブランド「フェアモント」が日本へ初進出します。

 世界最大手のホテルグループである「アコー(本社:フランス・パリ)」のラグジュアリーホテルブランド「フェアモント」の日本初進出となるホテル名称は「フェアモント東京」で、開業は2025年度を予定しています。


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「フロア構成図」です。


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「配置図」です。


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「位置図」です。


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浜松町ビルディング(東芝ビルディング)
 「(仮称)芝浦一丁目建替計画新築工事」の予定地に建っている「浜松町ビルディング(東芝ビルディング)」です。地上40階、塔屋1階、地下3階、高さ165.9mの超高層オフィスビルです。「東芝ビルディング」として、1984年3月に竣工しました。

浜松町ビルディング(東芝ビルディング) の概要
◆ 所在地-東京都港区芝浦一丁目1番1号
◆ 交通-JR、東京モノレール「浜松町」駅徒歩5分、都営地下鉄大江戸線・浅草線「大門」駅徒歩8分、ゆりかもめ「日の出」駅徒歩6分
◆ 階数-地上40階、塔屋1階、地下3階
◆ 高さ-最高部165.9m 
◆ 敷地面積-34,506.91㎡
◆ 建築面積-14,741.10㎡(東芝浜松町ビルを含む場合16,464.58㎡)
◆ 延床面積-162,612.86㎡(東芝浜松町ビルを含む場合176,567.92㎡)
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 地震対策-制震構造(水平方向の揺れを吸収するダイナミックスクリューとオイルダンパーを低層階を中心に102ヶ所設置)
◆ 用途-オフィス、店舗
◆ 建築主-港建物、第一生命保険
◆ 設計者-清水建設
◆ 施工者-清水建設、鹿島建設JV
◆ 着工-1981年08月
◆ 竣工-1984年03月


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「(仮称)芝浦一丁目計画 新築工事」の2023年9月5日の建設状況です(写真提供SOCIO34050氏)。


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下層階の様子です(写真提供SOCIO34050氏)。


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この部分は吹抜けになるのでしょうか?(写真提供SOCIO34050氏)。


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北東側から見た下層階の様子です(写真提供SOCIO34050氏)。


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北西側から見た様子です(写真提供SOCIO34050氏)。


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北東側から見た様子です(写真提供SOCIO34050氏)。



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2023年9月 8日 (金)

浜松町二丁目地区第一種市街地再開発事業 地上46階、高さ約185mの「WORLD TOWER RESIDENCE」 2023年9月5日の建設状況

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-浜松町二丁目地区第一種市街地再開発事業-
 トヨタの新型センチュリーが大変話題になっています。トヨタはSUVとは呼んでいませんがSUVタイプになります。細部まで丁寧に作り込まれていてさすがトヨタという感じです。トヨタの総合力が無かったらこんな凄い車は造れないでしょう。お値段は2,500万円から(笑)。グローバル展開を前提とした車両なので、海外でもVIPの人気になりそうです。

 本題に戻って、浜松町二丁目では、「世界貿易センタービル」の建て替えを含む「浜松町二丁目4地区」の再開発が計画されています。合計で6棟のビルが建設される巨大プロジェクトです。6棟中4棟が超高層ビルになります。

 第一弾として、「B街区」に、地上29階、塔屋1階、地下3階、高さ155.04mの「日本生命浜松町クレアタワー」が、2018年8月31日に竣工しました。第二弾として、「A街区」に、地上39階、塔屋2階、地下3階、高さ197.321mの「世界貿易センタービルディング南館」が、2021年3月25日に竣工しました。

 「B街区」の南側に隣接する「東京都交通局大門庁舎」などがある区画で、「浜松町二丁目地区第一種市街地再開発事業施設建築物」が建設されています。港区は、土地を所有する権利者として、「(仮称)文化芸術ホール」を整備します。

● WORLD TOWER RESIDENCE
 「浜松町二丁目地区第一種市街地再開発事業施設建築物」の正式名称は「WORLD TOWER RESIDENCE(ワールドタワーレジデンス)」に決定しています。竣工は2024年11月下旬予定、入居開始は2025年3月下旬予定です。

 引用資料 公式ホームページ
 WORLD TOWER RESIDENCE

WORLD TOWER RESIDENCEの概要
◆ 計画名-浜松町二丁目地区第一種市街地再開発事業施設建築物
◆ 所在地-東京都港区浜松町二丁目200(地番)
◆ 交通-JR山手線・京浜東北線「浜松町」駅徒歩2分、東京モノレール羽田「モノレール浜松町」駅徒歩3分、都営地下鉄大江戸線・浅草線「大門」駅徒歩4分
◆ 階数-地上46階、塔屋2階、地下2階
◆ 高さ-(高層部)最高部185.49mm、軒高181.04m、(中層部)49.73m
◆ 地区面積-5,885.55㎡
◆ 敷地面積-4,519.36㎡
◆ 延床面積-74,860.75㎡
◆ 構造-(高層部)鉄骨鉄筋コンクリート造、一部鉄筋コンクリート造、(中層部)鉄骨造
◆ 基礎工法-(高層部)直接基礎、(中層部)杭基礎
◆ 用途-共同住宅、オフィス、店舗、港区文化芸術ホール、地下鉄施設、駐車場 等
◆ 総戸数-389戸(一般販売対象戸数376戸)
◆ 建築主-浜松町二丁目地区市街地再開発組合(参加組合員 世界貿易センタービルディング、鹿島建設、三井不動産レジデンシャル、三菱地所レジデンス)
◆ 設計者-(基本設計)アール・アイ・エー、(実施設計)鹿島建設
◆ 監理者-鹿島建設
◆ 施工者-鹿島建設
◆ 解体工期-2020年02月20日~2021年02月19日
◆ 着工-2021年02月16日(起工式)、2021年03月13日(高層部)
◆ 竣工-2024年11月下旬予定(高層部)、2026年12月下旬予定(全体竣工)
◆ 入居開始-2025年03月下旬予定(高層部)


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「1Fコーチエントランス完成予想CG」です。


Tokyohamamatucho230952
「2Fエントランス完成予想CG」です。


Tokyohamamatucho230953
「MODEL ROOM」です。


Tokyohamamatucho220382
「断面図」です(引用:港区)。


Tokyohamamatsucho200716
「配置計画図」です(引用:港区)。


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「再開発概念図イラスト」です。


Tokyohamamatucho221113
「位置図」です。


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「WORLD TOWER RESIDENCE(ワールドタワーレジデンス)」の2023年9月5日の建設状況です(写真提供SOCIO34050氏)。


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北西側から見た様子です(写真提供SOCIO34050氏)。


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南東側から見た様子です(写真提供SOCIO34050氏)。


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「世界貿易センタービルディング南館」と歩行者デッキで結ばれます(写真提供SOCIO34050氏)。


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浜松町二丁目4地区
 第一弾として、「B街区」に、地上29階、塔屋1階、地下3階、高さ155.04mの「日本生命浜松町クレアタワー」が、2018年8月31日に竣工しました。第二弾として、「A街区」に、地上39階、塔屋2階、地下3階、高さ197.321mの「世界貿易センタービルディング南館」が、2021年3月25日に竣工しました(写真提供SOCIO34050氏)。



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2023年9月 7日 (木)

世界貿易センタービル跡地 地上46階、高さ約234mの「浜松町二丁目4地区A街区(A1棟)」 2023年9月5日の解体状況

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-浜松町二丁目4地区-
 浜松町二丁目では、「世界貿易センタービル」の建て替えを含む「浜松町二丁目4地区」の再開発が計画されています。合計で6棟のビルが建設される巨大プロジェクトです。6棟中4棟が超高層ビルになります。

 第一弾として、「B街区」に、地上29階、塔屋1階、地下3階、高さ155.04mの「日本生命浜松町クレアタワー」が、2018年8月31日に竣工しました。第二弾として、「A街区」に、地上39階、塔屋2階、地下3階、高さ197.321mの「世界貿易センタービルディング南館」が、2021年3月25日に竣工しました。

 地上37階、塔屋2階、地下3階、高さ約200mで計画されていた「A1棟」が、地上46階、塔屋2階、地下3階、高さ約235mに変更されました。階数で9階、高さで約35m高くなりました。

 引用資料 内閣府(2021/06/29)
 生特別地区(浜松町二丁目4地区)都市計画(素案)の概要

 「世界貿易センタービルディング、鹿島建設、東京モノレール、JR東日本(東日本旅客鉄道)」は、浜松町駅西口において開発を進めている「都市再生特別地区(浜松町二丁目4地区)A 街区」における都市計画の変更手続きを開始しました。

 引用資料 世界貿易センタービルディング(PDF:2021/07/12)
 「浜松町二丁目4地区」都市計画変更手続きの開始について

(仮称)浜松町二丁目4地区A街区(A棟)全体の概要
◆ 計画名-(仮称)浜松町二丁目4地区A街区(A棟)
◆ 交通-JR山手線・京浜東北線、東京モノレール「浜松町」駅、都営地下鉄大江戸線・浅草線「大門」駅
◆ 所在地-東京都港区浜松町二丁目5番22、37、48他
◆ 階数-(本館:A1棟)地上46階、塔屋2階、地下3階、(南館:A3棟)地上39階、地下3階
◆ 高さ-(本館:A1棟)233.522m、(南館:A3棟)197.321m
◆ 敷地面積-15,726.55㎡(A棟全体)
◆ 建築面積-14,425.00㎡(A棟全体)
◆ 延床面積-300,722.40㎡(A棟全体)
◆ 構造-鉄骨造、鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 用途-オフィス、ホテル、店舗、駐車場、地域冷暖房等
◆ 建築主-世界貿易センタービルディング、鹿島建設、東京モノレール、JR東日本
◆ 設計者-鹿島建設
◆ 施行者-鹿島建設
◆ 着工-2017年09月07日(南館:A3棟)
◆ 竣工-2027年03月31日予定(A棟全体)

(備考)「A棟」は、「A1棟、A2棟、A3棟」の3棟で構成されます。「A街区」には他に、地上5階の「TM棟」と地上2階の「EV棟」があります。


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国際水準の宿泊施設・DMO 活動拠点の整備

 レジャー・ビジネス両面の訪日外国人の短期滞在ニーズに対応した世界的知名度を有する国際水準の宿泊施設を整備し、浜松町駅周辺エリアの MICE 開催地・観光地としての魅力向上、地域ブランド醸成に寄与します。

 また、MICE 主催者の視察受け入れやエリアの魅力のプレゼンテーション、事務所機能などに活用する DMO の活動拠点を整備します(引用:世界貿易センタービルディング)。


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「旧芝離宮恩賜庭園より計画建物を望む(夜景)」です(引用:内閣府)。


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「旧芝離宮恩賜庭園と立体的な繋がりを意識した屋上緑化」です(引用:世界貿易センタービルディング)。


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「大門通り沿い(浜松町駅側)より計画地を望む」です(引用:内閣府)。


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「大門通り側より計画地を望む」です(引用:内閣府)。


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「断面イメージ 」です(引用:内閣府)。


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「配置図」です。JR浜松町駅では、「(仮称)浜松町駅北口東西自由通路・北口橋上駅舎整備」が行われており、「北口東西自由通路」と「北口橋上駅舎」が整備されます。完成すると格段に便利になります(引用:内閣府)。


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「位置図」です(引用:内閣府)。


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世界貿易センタービルディング本館」の2023年9月5日の解体状況です。跡地には、地上46階、塔屋2階、地下3階、高さ233.522mの「A1棟」が建設されます(写真提供SOCIO34050氏)。


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既存建物の地下躯体の外壁を「山留め壁」として再利用するようです(写真提供SOCIO34050氏)。


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「世界貿易センタービルディング本館」は地下3階でしたが、すでに地下3階まで解体工事が終わっているように見えます。「順打ち工法」で工事が行われるようです(写真提供SOCIO34050氏)。


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角度を変えて見た様子です。新ビルの基礎工法は「直接基礎」となります(写真提供SOCIO34050氏)。


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地上5階の「TM棟」との境目です
(写真提供SOCIO34050氏)。


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「A2棟」との境目です(写真提供SOCIO34050氏)。


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「A2棟」の「鉄骨建方」が行われています。その奥が「A3棟」である 地上39階、塔屋2階、地下3階、高さ197.321mの「世界貿易センタービルディング南館」です。
2021年3月25日に竣工しました(写真提供SOCIO34050氏)。



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2023年9月 6日 (水)

「SHINAGAWA GOOS(シナガワ グース)」の跡地 地上29階、高さ約155mの「(仮称)品川駅西口地区A地区新築計画」 2023年8月30日の状況 

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-SHINAGAWA GOOS(シナガワ グース)-

 「京浜急行電鉄」と「トヨタ自動車」は、品川駅西口地区における「SHINAGAWA GOOS(シナガワ グース)」の敷地を共同で再開発する事を発表しています。

 SHINAGAWA GOOS(シナガワ グース)」は、2021年3月31日に閉館しました。跡地は、「京浜急行電鉄」と「トヨタ自動車」が共同開発しますが、既存施設の解体工事を「大成建設」の施工で行われています。解体工事の工期は、2021年11月1日~2024年1月31日(予定)です。

 「西武ホールディングス」の連結子会社である「西武プロパティーズ」が2022年3月18日に、「京浜急行電鉄、高輪三丁目品川駅前地区市街地再開発準備組合、独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)」とともに事業主体となる「品川駅西口地区の再開発等促進区を定める地区計画」について、 国家戦略特別区域会議の下に設置された東京都都市再生分科会が開催され、都市計画(素案)の概要が内閣府のホームページに公表されました。

 品川駅西口地区は、品川駅周辺の改良や国道整備と連携した、駅前広場や歩行者ネットワークの整備、豊かな緑を活かした景観の形成やMICE機能の充実、およびこれらを中心とした国際ビジネス拠点の形成を目指します。

(仮称)品川駅西口地区A地区新築計画の概要
◆ 所在地-東京都港区高輪三丁目の一部
◆ 交通-JR線・東海道新幹線・京浜急行「品川」駅、都営地下鉄浅草線「高輪台」駅
◆ 階数-地上29階、地下4階(駅前広場設置階を1階として算定)
◆ 高さ-約155m(T.P.+5.0mから)T.P.は東京湾平均海面
◆ 地区面積-約23,600㎡
◆ 敷地面積-約21,100㎡
◆ 延床面積-約313,100㎡
◆ 容積対象床面積-約235,500㎡
◆ 構造-鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリー造
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 用途-オフィス、商業、ホテル、MICE(カンファレンス、多目的ホール)等
◆ 建築主-京浜急行電鉄
◆ 解体工事-2021年11月01日~2024年01月31日予定
◆ 着工-2023年度予定
◆ 竣工-2026年度予定
◆ 供用開始-2026年度予定


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「断面図(A-A’断面)」です(引用:港区HP)。


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「断面図(B-B’断面)」です(引用:港区HP)。


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「立面図(北側立面図)」です(引用:港区HP)。


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「立面図(東側立面図)」です(引用:港区HP)。


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「立面図(南側立面図)」です(引用:港区HP)。


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「立面図(西側立面図)」です(引用:港区HP)。


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「配置計画図」です(引用:港区HP)。


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「計画地位置図(広域)」です(引用:港区HP)。


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「(仮称)品川駅西口地区A地区新築計画」の2023年8月30日の状況です(写真提供SOCIO34050氏)。


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順打ち工法と順打ち工法のハイブリッド
 地下躯体工事は、中央から西側は杭のない「直接基礎」のため「順打ち工法」を採用し、東側の一部では杭があるため「逆打ち工法(1階の床を支保工として活用しつつ、地下部及び地上部の工事を同時に進める工法)を採用します(写真提供SOCIO34050氏)。


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スラッシュタンク

 「スラッシュタンク」です。安定液等を貯水したり、排出される安定液等を回収するために使用します(写真提供SOCIO34050氏)。


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角度を変えて見た様子です(写真提供SOCIO34050氏)。


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TRD工法機
 「TRD工法機」です。「TRD工法(Trench cutting & Re-mixing Deep wall method)」で、「山留め壁」を構築します。地中に挿入したチェーンソー型のカッターを横方向に移動させて掘削、 鉛直方向に固化液と原位置土とを混合・撹拌し、地中連続壁を構築する工法です(写真提供SOCIO34050氏)。



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2023年9月 5日 (火)

総延床面積約85万㎡の「TAKANAWA GATEWAY CITY」 地上31階、高さ約167mの「品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)3街区」 2023年8月30日の建設状況 

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-品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)-
 JR東日本は、「高輪ゲートウェイ駅」の周辺で「品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)」を進めています。国家戦略特別区域計画に認定されている「品川開発プロジェクト」においては、国内外から先進的な企業と人材が集い、多様な交流から新たなビジネス・文化が生まれるまちづくりを目指しています。

 「グローバルゲートウェイ品川」をコンセプトに、国際交流拠点として、オフィス、商業、ホテル、コンベンション、文化創造施設などの複合用途の導入を進めるとともに、周辺地域との防災連携などを図ります。また、未来に向けた実験の場として、さまざまな技術の実装やビジネス創出を行う先端的なまちづくりを進めます。

● 高輪ゲートウェイシティ(仮称)のまちづくり
 JR東日本は2022年4月21日に、「品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)」として推進する「高輪ゲートウェイシティ(仮称)」のまちづくりについて発表しました。

 引用資料 JR東日本(PDF:2022/04/21)
 高輪ゲートウェイシティ(仮称)のまちづくりについて

 2025年3月に、複合棟Ⅰ・高輪ゲートウェイ駅周辺エリアを開業し、MICE施設やオフィス、商業施設、駅周辺広場や歩行者デッキを整備し、その他エリアは2025年度中の開業を目指します。事業費は約5,800億円を予定しています。


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「スケジュール」です。

◆ 複合棟Ⅰ・高輪ゲートウェイ駅周辺エリアを2024年度末(2025年3月)に開業します。国際交流拠点としての主要な機能であるMICE施設(コンベンション、カンファレンス、ビジネス支援施設)、オフィス、商業等を整備する複合棟Ⅰおよび駅周辺の広場・歩行者デッキ等を開業するとともに、高輪ゲートウェイ駅を全面開業します。

◆ その他の棟・エリアは2025年度中に開業します。高輪築堤の現地保存に伴う計画変更に関して、具体的な施工計画が確定したため、複合棟Ⅱ、文化創造棟、住宅棟および各棟周辺エリアは、2025年度中に開業します。


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TAKANAWA GATEWAY CITY 複合棟Ⅱ

 泉岳寺駅に隣接する大規模複合棟です。フレキシビリティの高いオフィスフロアに加え、商業施設やクリニック、フィットネスを完備し、ビジネスワーカーの街でのくらしを支えます。街のレジリエンス(回復力)を支えるエネルギーセンター・地域冷暖房設備を有し、街全体に環境性能の高いエネルギーを供給します。
 
 第7橋梁部を含む高輪築堤80mの現地保存の保存空間確保にあたり、建物位置の東側への移動のため、都市計画変更を行いました(2021年11月都市計画変更決定)。

TAKANAWA GATEWAY CITY 複合棟Ⅱの概要
◆ 計画名-品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)3街区
◆ 所在地-東京都港区港南二丁目、芝浦四丁目、高輪二丁目
◆ 交通-JR「高輪ゲートウェイ」駅、都営地下鉄・京浜急行電鉄「泉岳寺」駅、JR「品川」駅
◆ 階数-地上31階、塔屋1階、地下5階
◆ 高さ-166.86m
◆ 敷地面積-15,300.61㎡
◆ 建築面積-10,837.35㎡
◆ 延床面積-208,456.86㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造)
◆ 基礎工法-杭基礎、直接基礎
◆ 用途-オフィス、商業、フィットネス、クリニック、子育支援施設、エネルギーセンター(地域冷暖房)、駐車場等
◆ 建築主-JR東日本(東日本旅客鉄道)
◆ 設計者・監理者-品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)設計共同企業体
◆ 施工者-大林組
◆ 着工-2022年02月01日
◆ 竣工-2025年03月31日予定


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「TAKANAWA GATEWAY CITY 複合棟Ⅱ」の2023年8月30日の建設状況です。奥の「TAKANAWA GATEWAY CITY 複合棟Ⅰ」と比べると工事が遅れています。「高輪築堤の現地保存に伴う計画変更」が理由です(写真提供SOCIO34050氏)。


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「タワークレーン」が3基姿を現しています(写真提供SOCIO34050氏)。


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西側から見た様子です(写真提供SOCIO34050氏)。


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南東側から見た様子です(写真提供SOCIO34050氏)。



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2023年9月 4日 (月)

総延床面積約85万㎡の「TAKANAWA GATEWAY CITY」 高さ約161mと高さ約159mの「品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)4街区」 2023年8月30日の建設状況

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-品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)-
 JR東日本は、「高輪ゲートウェイ駅」の周辺で「品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)」を進めています。国家戦略特別区域計画に認定されている「品川開発プロジェクト」においては、国内外から先進的な企業と人材が集い、多様な交流から新たなビジネス・文化が生まれるまちづくりを目指しています。

 「グローバルゲートウェイ品川」をコンセプトに、国際交流拠点として、オフィス、商業、ホテル、コンベンション、文化創造施設などの複合用途の導入を進めるとともに、周辺地域との防災連携などを図ります。また、未来に向けた実験の場として、さまざまな技術の実装やビジネス創出を行う先端的なまちづくりを進めます。

● 高輪ゲートウェイシティ(仮称)のまちづくり
 JR東日本は2022年4月21日に、「品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)」として推進する「高輪ゲートウェイシティ(仮称)」のまちづくりについて発表しました。

 引用資料 JR東日本(PDF:2022/04/21)
 高輪ゲートウェイシティ(仮称)のまちづくりについて

 2025年3月に、複合棟Ⅰ・高輪ゲートウェイ駅周辺エリアを開業し、MICE施設やオフィス、商業施設、駅周辺広場や歩行者デッキを整備し、その他エリアは2025年度中の開業を目指します。事業費は約5,800億円を予定しています。


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「スケジュール」です。

◆ 複合棟Ⅰ・高輪ゲートウェイ駅周辺エリアを2024年度末(2025年3月)に開業します。国際交流拠点としての主要な機能であるMICE施設(コンベンション、カンファレンス、ビジネス支援施設)、オフィス、商業等を整備する複合棟Ⅰおよび駅周辺の広場・歩行者デッキ等を開業するとともに、高輪ゲートウェイ駅を全面開業します。

◆ その他の棟・エリアは2025年度中に開業します。高輪築堤の現地保存に伴う計画変更に関して、具体的な施工計画が確定したため、複合棟Ⅱ、文化創造棟、住宅棟および各棟周辺エリアは、2025年度中に開業します。


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TAKANAWA GATEWAY CITY 複合棟Ⅰ
 高輪ゲートウェイ駅前に建設される国際交流拠点の象徴となるツインタワーです。駅直結の立地を活かし、国際的な大企業本社機能の入居を想定したハイグレードオフィスを有するほか、国際会議の誘致を想定した大規模コンベンション・カンファレンス機能を整備します。

 South棟高層のラグジュアリーホテル、North棟高層のルーフトップレストランおよび低層部全体に広がる商業施設等により、世界中からの来街者を迎え、利便性の高い空間を提供します。

● JWマリオット・ホテル東京が進出!
 South棟の22階~30階に、マリオット・インターナショナルの最高級クラスのホテルブランド「JWマリオット・ホテル東京」が進出します。「JWマリオット」は、首都圏初進出となるホテルブランドとなります。客室数は約200室を予定しています。

TAKANAWA GATEWAY CITY 複合棟Ⅰの概要
◆ 計画名-品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)4街区
◆ 所在地-東京都港区港南二丁目、高輪二丁目
◆ 交通-JR「高輪ゲートウェイ」駅、都営地下鉄・京浜急行電鉄「泉岳寺」駅、JR「品川」駅
◆ 階数-(North)地上29階、塔屋1階、地下3階、(South)地上30階、塔屋1階、地下3階
◆ 高さ-(North)161.41m、(South)158.68m
◆ 敷地面積-38,281.26㎡
◆ 敷地面積-30,939.56㎡
◆ 延床面積-459,622.52㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造)
◆ 基礎工法-杭基礎、直接基礎
◆ 用途-オフィス、ホテル、商業、コンベンション、カンファレンス、子育支援施設、ビジネス支援施設、駐車場等
◆ 客室数-約200室(JWマリオット・ホテル東京)
◆ 建築主-JR東日本(東日本旅客鉄道)
◆ 設計者・監理者-品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)設計共同企業体
◆ デザイナー-(外装デザインアーキテクト・エントランス内装デザイン)ピカード・チルトン、(ホテル内装デザイナー)ヤブ・プッシェルバーグ
◆ 施工者-大林組
◆ 着工-2021年10月25日
◆ 竣工-2025年03月31日予定


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「TAKANAWA GATEWAY CITY 複合棟Ⅰ」の2023年8月30日の建設状況です(写真提供SOCIO34050氏)。


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「TAKANAWA GATEWAY CITY 複合棟Ⅰ North」を北西側から見た様子です(写真提供SOCIO34050氏)。


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「TAKANAWA GATEWAY CITY 複合棟Ⅰ North」を少し角度を変えて見た様子です(写真提供SOCIO34050氏)。


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「TAKANAWA GATEWAY CITY 複合棟Ⅰ North」をJR「高輪ゲートウェイ」駅から見た様子です(写真提供SOCIO34050氏)。


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JR「高輪ゲートウェイ」駅です(写真提供SOCIO34050氏)。


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「TAKANAWA GATEWAY CITY 複合棟Ⅰ」前の歩行者デッキです(写真提供SOCIO34050氏)。


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JR「高輪ゲートウェイ」駅から見た様子です(写真提供SOCIO34050氏)。


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「TAKANAWA GATEWAY CITY 複合棟Ⅰ South」を北東側から見た様子です(写真提供SOCIO34050氏)。


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「TAKANAWA GATEWAY CITY 複合棟Ⅰ South」を西側から見た様子です(写真提供SOCIO34050氏)。



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2023年9月 3日 (日)

(仮称)六本木七丁目計画 地上22階、高さ約141mの超高層オフィスビル「住友不動産六本木セントラルタワー」 2023年8月28日の建設状況

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-住友不動産六本木セントラルタワー-
 
バスケットボール男子が、アジア勢最上位となり、来年のパリ五輪出場枠を獲得しました。「Jリーグ」で日本サッカーは強くなりましたが、「Bリーグ」の効果も絶大のようです。バスケットボールは、1万人規模のアリーナが続々と建設されています。

 「住友不動産六本木セントラルタワー」の建設現場は、「TSK・CCCターミナルビル」の跡地で、2012年5月31日には、「(仮称)六本木7丁目新築工事」として、「建築計画のお知らせ」が掲示されました。

 概要は、地上34階、地下1階、高さ120.56m、延床面積約27,200㎡の超高層タワーマンションでした。2013年4月1日の着工予定でしたが、着工される事もなく、いつの間にか「建築計画のお知らせ」が撤去されていました。

 2021年1月15日に「(仮称)六本木七丁目計画」として、新たな「建築計画のお知らせ」が掲示されました。地上22階、 高さ140.96m、延床面積32,084.34㎡の超高層オフィスビルです。「(仮称)六本木七丁目計画」の正式名称は「住友不動産六本木セントラルタワー」に決定しています。

 引用資料 住友不動産・公式HP
 住友不動産六本木セントラルタワー

住友不動産六本木セントラルタワー
◆ 計画名-(仮称)六本木七丁目計画
◆ 所在地-東京都港区六本木七丁目25番地他(地番)
◆ 交通-東京メトロ日比谷線・都営大江戸線「六本木」駅徒歩1分
◆ 階数-地上22階、地下階は不明
◆ 高さ-最高部140.96m
◆ 敷地面積-4,242.86㎡
◆ 建築面積-3,064.78㎡
◆ 延床面積-32,084.34㎡
◆ 構造-鉄骨造、鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 地震対策-免震構造
◆ 用途-オフィス
◆ 建築主-住友不動産
◆ 設計者・監理者-日建設計
◆ 施工者-大成建設
◆ 着工-2021年05月末日
◆ 竣工-2024年10月15日予定


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「基準階平面図」です。


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「住友不動産六本木セントラルタワー」の2023年8月28日の建設状況です。友人が明治神宮野球場で行われた乃木坂46「真夏の全国ツアー2023」に行ったついでに撮影てもらいました。時間が無かったそうで、今回の建設現場の撮影はこの1カ所のみです。


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角度を変えて見た様子です。


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角度を変えて見た様子です。


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下層階が縊れているユニークな外観です。


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「首都高速3号渋谷線」越しに見た様子です。


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「(仮称)六本木七丁目計画」の予定地です。既存建物の解体後、しばらく駐車場として使用されていました。


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「(仮称)六本木七丁目計画」の建築計画のお知らせです。2021年1月15日に掲示されました。超高層オフィスビルに変更になりました。


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「(仮称)六本木7丁目新築工事」の建築計画のお知らせです。2012年5月31日に掲示されました。超高層タワーマンションが建設される予定でした。着工される事はなく、いつの間にか「建築計画のお知らせ」が撤去されていました。


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2023年8月25日(金)、26日(土)、27日(日)、28日(月)の4日間に渡って「明治神宮野球場」で、乃木坂46「真夏の全国ツアー2023」東京公演が行われました。


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「明治神宮野球場」です。


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「乃木坂号」です。



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2023年9月 2日 (土)

千歳市 次世代半導体の国産化を目指す「Rapidus(ラピダス)」 2023年9月1日に起工式を挙行 研究開発を含めて5兆円規模の投資を想定!

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-Rapidus(ラピダス)-

 「熊本県」と「千歳市(北海道)」は非常に有望な金鉱を掘り当てました。「熊本県」は、「TSMC」の1番目の工場が建設中ですが、2番目の工場もほぼ確実になりました。相次ぐ熊本県進出で、深刻な土地不足で「土地争奪戦」の様相となっています。他府県から見たらうらやましい悲鳴です。

 国内主要企業が出資し次世代半導体の国産化を目指す新会社「Rapidus(ラピダス)」が、北海道千歳市の「千歳美々ワールド(千歳市工業団地)」に最初の工場を建設する事が決まりました。

 国内主要企業が、人工知能(AI)、スパコンなどに使う次世代半導体の国産化を目指す新会社「Rapidus(ラピダス)」を設立しました。出資企業は「キオクシア、ソニーグループ、ソフトバンク、デンソー、トヨタ自動車、NEC、NTT、三菱UFJ銀行」の計8社です。

 引用資料 北海道・公式ホームページ
 次世代半導体産業立地推進ポータルサイト

● 2023年9月1日に起工式を挙行!
 国の支援のもと、先端半導体の国産化を目指す「Rapidus(ラピダス)」は、北海道千歳市に建設する新工場の起工式を2023年9月1日に執り行いました。動画を見ると多数の「三点式パイルドライバ」や「クローラークレーン」が稼働しており、「いよいよ始まった!」という感じです。

 動画 北海道ニュースUHB(2023/09/01)
 次世代半導体「ラピダス」起工式 北海道千歳市で行われる 西村経産相や鈴木知事、経済界VIPら出席 2年後の量産化を目指す

 詳しい内容 NHK(2023/09/01)
 先端半導体国産化へ 「Rapidus(ラピダス)」新工場 起工式

 約65haでスタートしますが、最終的には、約100haの敷地に3棟~4棟の工場を建設し、研究開発を含めて5兆円規模の投資が見込まれています。

 私は、1982年頃からの「半導体ヲタク」です。私の人生のバイブルとも言えるテレビ番組は、1991年に放送されたNHKスペシャル「電子立国日本の自叙伝(第1回~第6回)」です。番組を録画して数え切れないくらい見返したので、私の半導体の知識は100倍くらいになりました。あれから30年以上が経過し、日本の半導体産業は今は見る影もありませんが、半導体王国日本が少しでも復活する事を心から願っています。


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Rapidus IIM-1建設計画
 手前が最初に建設される「Rapidus IIM-1」です。計画名が「Rapidus IIM-1建設計画」、建築主が「Rapidus」、設計者が「鹿島建設」、施工者が「鹿島建設」、工期は、2023年9月~2025年1月(予定)となっています。ちなみに「IIM」は「イーム」と読みます。

 鹿島建設(2023/04/25)
 Rapidus IIM-1建設計画の設計施工者に選定

● 免震構造・屋上緑化
 半導体工場は振動に対して非常にセンシティブ(敏感)な機器がたくさんあり、大きな揺れがあったときに大きな被害が及ばないように、地震対策として先進的な「免震構造」を採用します。屋上は緑化され、環境保護や省エネに配慮した施設となります。


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「配置図」です。


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「計画地」です。


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「施工ステップ図」です。


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「IIM工事スケジュール」です。順調に行けば、2025年3月までに試作ラインを稼働、2027年3月から回路線幅2ナノ(ナノは10億分の1)mの半導体の量産を計画しています。2030年代に売上高1兆円を目指します。



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2023年9月 1日 (金)

JR田町駅前 「森永プラザビル」の建替え 地上23階、高さ約125mの「田町駅西口駅前地区開発事業」 外観イメージと詳細な概要が公開!

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田町駅西口駅前地区開発事業
 「森永製菓」と「森永乳業」とは兄弟会社の関係で、「モリナガグループ」を形成しています。森永製菓と森永乳業は、共に「森永プラザビル」に本社を構えています。

 「森永乳業」は、2022年5月13日開催の取締役会において、「森永乳業」の本社が入居する「森永プラザビル(東京都港区芝五丁目33番1号)」の建替えについて、決定しました。

● 外観イメージと詳細な概要が公開!
 「森永乳業、三井不動産、JR東日本」が事業主体となる田町駅西口駅前地区の開発計画について、国家戦略特別区域会議のもとに設置された東京都都市再生分科会が開催され、計画に関する都市計画手続きが開始されました。

 引用資料 内閣府(PDF:2023/08/25)
 都市再生特別地区(田町駅西口駅前地区)都市計画(素案)の概要

 概要は、地上23階、地下2階、高さ約125m、敷地面積約6,615㎡、延床面積約98,600㎡です。オフィス、店舗、産業支援施設などで構成します。2024年度に解体工事、2025年度に新築工事に着手、新施設は2028年度に竣工、2033年度の全体完成を予定しています。

田町駅西口駅前地区開発事業の概要
◆ 所在地-東京都港区芝五丁目33番1号
◆ 交通-JR山手線・京浜東北線「田町」駅徒歩1分、都営地下鉄三田線・浅草線「三田」駅徒歩1分
◆ 階数-途上23階、地下2階
◆ 高さ-最高部約125m
◆ 敷地面積-約6,615㎡
◆ 延床面積-約98,600㎡
◆ 用途-オフィス、店舗、産業支援施設、駐車場等
◆ 建築主-森永乳業、三井不動産、JR東日本
◆ 本社移転-2024年春予定(森永乳業)
◆ 解体工事-2024年度予定
◆ 着工-2025年度予定

◆ 竣工-2028年度予定(新施設)、2033年度予定(全体完成)


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JR田町駅周辺に超高層ビルが林立する事になります。


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「駅前デッキ広場等の空間イメージ」です。


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「駅前デッキ広場等の空間イメージ」です。


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「断面イメージ」です。


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「配置図」です。


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「位置図」です。


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森永プラザビル
 森永プラザビルは「本館」と「別館」で構成されています。

森永プラザビル本館の概要
◆ 所在地-東京都港区芝五丁目33番1号
◆ 交通-JR山手線・京浜東北線「田町」駅徒歩1分、都営地下鉄三田線・浅草線「三田」駅徒歩1分
◆ 階数-地上24階、塔屋2階、地下2階
◆ 高さ-最高部100.30m
◆ 敷地面積-6,135.55㎡
◆ 延床面積-40,367.97㎡
◆ 構造-鉄骨造、鉄筋コンクリート造
◆ 用途-オフィス、店舗
◆ 建築主-森永開発
◆ 設計者-森永エンゼルプラザ共同企業体1級建築士事務所
◆ 施工-鹿島建設、大成建設
◆ 竣工-1974年01月(リニューアル2014年03月)
◆ 本社移転-2024年春予定(森永乳業)


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田町タワー

 「田町タワー」の2023年8月30日の建設状況です(写真提供SOCIO34050氏)。

田町タワーの概要
◆ 計画名-(仮称)TTMプロジェクト
◆ 所在地-東京都港区芝五丁目315番1他(地番)
◆ 交通-JR山手線・京浜東北線「田町」駅徒歩2分(ペデストリアンデッキで接続)、都営地下鉄三田線・浅草線「三田」駅直結
◆ 階数-地上29階、塔屋1階、地下2階
◆ 高さ-最高部156.00m
◆ 敷地面積-8,617.93㎡
◆ 建築面積-5,949.77㎡
◆ 延床面積-112,178.97㎡
◆ 構造-(地上)鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造、(地下)鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 地震対策-芯棒型制震システム(免震+制振のハイブリッド構造)
◆ 用途-オフィス、飲食物販店舗、診療所、運動施設、保育所、駐車場
◆ 建築主-田町ビル、徳栄商事、三菱重工業
◆ 設計者・監理者-三菱地所設計
◆ 施工-清水建設
◆ 着工-2021年02月24日(着工)
◆ 竣工-2023年09月末予定


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(仮称)春日ビル建替計画

 「(仮称)春日ビル建替計画」の建設予定地の2023年8月30日の状況です(写真提供SOCIO34050氏)

田町駅前建替プロジェクトの概要
◆ 計画名-(仮称)春日ビル建替計画
◆ 所在地-東京都港区芝五丁目513番1他(地番)
◆ 交通-都営地下鉄浅草線・三田線「三田」駅直結、JR山手線・京浜東北線「田町」駅徒歩2分
◆ 階数-地上20階、塔屋1階、地下3階
◆ 高さ-99.76m
◆ 敷地面積-5,138.99㎡
◆ 建築面積-2,900.45㎡
◆ 延床面積-55,498.00㎡
◆ 構造-鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 用途-オフィス、店舗、インキュベーションオフィス、カンファレンス、子育て支援施設、駐車場等
◆ 建築主-中央日本土地建物、独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)
◆ 設計者-(基本設計)日本設計、(実施設計)清水建設
◆ 監理者-清水建設
◆ 施工者-清水建設
◆ 解体-2021年12月01日~2023年06月30日
◆ 着工-2023年10月予定
◆ 竣工-2025年05月予定



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