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2023年10月

2023年10月31日 (火)

豊島区 高さ約190mと高さ約182mの「南池袋二丁目C地区第一種市街地再開発事業」 地上52階、高さ約190mの「グランドシティタワー池袋」

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-南池袋二丁目C地区第一種市街地再開発事業-

 「東京都」は、「南池袋二丁目C地区市街地再開発組合」の設立を認可しています。市街地再開発事業の施行により、地上及び地下の回遊性を高める安全・快適な歩行者ネットワークを形成するとともに、土地の合理的かつ健全な高度利用と多様な都市機能の集積による、賑わいのあるまちの形成を図ります。

 「南池袋二丁目C地区市街地再開発組合」は、東京都豊島区南池袋二丁目他で事業を推進する「南池袋二丁目C地区第一種市街地再開発事業」にて、2022年9月30日に「北棟」の起工式を実施し、2022年10月1日に着工しました。参加組合員として「住友不動産、野村不動産、独立行政法人都市再生機構」が参画しています。

 引用資料 住友不動産(PDF:2022/10/14)
 「南池袋二丁目C地区第一種市街地再開発事業」着工

 「南池袋二丁目C地区第一種市街地再開発事業」は「東池袋」駅に隣接、東京の副都心である「池袋」駅から東南約750mに位置する約1.7haの敷地に、豊島区最大級となる総戸数1,498戸の超高層ツインタワーマンションを整備します。

● グランドシティタワー池袋
 「南池袋二丁目C地区第一種市街地再開発事業 施設建築物(北街区)」の公式ホームページがオープンしています。正式名称は「グランドシティタワー池袋」となっています。

 引用資料 公式ホームページ
 グランドシティタワー池袋

グランドシティタワー池袋の概要
◆ 計画名-南池袋二丁目C地区第一種市街地再開発事業 施設建築物(北街区)
◆ 所在地-東京都豊島区南池袋二丁目23番他(地番)
◆ 交通-東京メトロ有楽町線「東池袋」駅まで徒歩1分、東京メトロ有楽町線「池袋」駅まで徒歩8分、東京メトロ副都心線「池袋」駅まで徒歩8分、東京メトロ丸ノ内線「池袋」駅まで徒歩8分、JR山手線「池袋」駅まで徒歩9分、JR湘南新宿ライン(高崎線・東海道線)「池袋」駅まで徒歩9分、JR埼京線「池袋」駅まで徒歩9分、東武鉄道東上線「池袋」駅まで徒歩9分、西武池袋・豊島線「池袋」駅まで徒歩9分
◆ 階数-地上52階、地下2階
◆ 高さ-最高部190m
◆ 敷地面積-8,761.09㎡
◆ 建築面積-5,255.35㎡
◆ 延床面積-111,881.65㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 用途-共同住宅、公共公益施設、店舗、事務所
◆ 総戸数-878戸(非分譲住戸105戸・広告対象外30戸含む)、その他店舗2区画、事務所2区画
◆ 建築主-南池袋二丁目C地区市街地再開発組合(参加組合員 住友不動産、野村不動産、独立行政法人都市再生機構)
◆ 売主-住友不動産、三井住友信託銀行
◆ コンサルタント-ポリテック・エイディディ・INA新建築研究所共同企業体
◆ 設計者-INA・清水・前田設計共同企業(INA新建築研究所、清水建設、前田建設工業JV)
◆ 施工者-清水・前田建設共同企業体(清水建設、前田建設工業JV)
◆ 着工-2022年09月30日(起工式)、2022年10月01日(着工)
◆ 竣工-2027年04月中旬予定
◆ 入居開始-2026年09月下旬予定 

南池袋二丁目C地区第一種市街地再開発事業 施設建築物(南街区)
◆ 所在地-東京都豊島区南池袋二丁目27番 他
◆ 階数-地上47階、地下2階
◆ 高さ-最高部約182m
◆ 敷地面積-6,305.98㎡
◆ 建築面積-約3,100㎡
◆ 延床面積-約75,200㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 用途-共同住宅、子育て支援施設、高齢者支援施設、店舗、学校
◆ 総戸数-1,498戸(北街区+南街区)
◆ 建築主-南池袋二丁目C地区市街地再開発組合(参加組合員 住友不動産、野村不動産、独立行政法人都市再生機構)
◆ 設計者-INA・清水・前田設計共同企業(INA新建築研究所、清水建設、前田建設工業JV)
◆ 施工者-清水・前田建設共同企業体(清水建設、前田建設工業JV)
◆ 着工-2022年04月上旬予定(当初計画)
◆ 竣工-2025年12月下旬予定(当初計画)


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北街区の「グランドシティタワー池袋」の完成イメージです。


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北街区の「グランドシティタワー池袋」の完成イメージです。「南街区」は描かれていません。


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全体の「外観イメージパース」です。


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下層階のイメージです。


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下層階のイメージです。


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「断⾯イメージ」です。


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「計画敷地内の緑化のイメージ」です。


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「位置図」です。


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「北街区」は、2022年9月30日に「起工式」を実施し、2022年10月1日に着工しました(写真提供読者さん)。


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「クラムシェル」で掘削しています(写真提供読者さん)。


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「乗入れ構台」です(写真提供読者さん)。


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「場所打ちコンクリート拡底杭」の構築が終わって次の工程に移行しています(写真提供読者さん)。


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「乗入れ構台」の下に「鉄筋」が見えます(写真提供読者さん)。


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「場所打ちコンクリート拡底杭」の上に円形の鉄筋が見えます。この部分は「柱」になります(写真提供読者さん)。


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「南池袋二丁目C地区第一種市街地再開発事業 施設建築物(北街区)」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。


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「南池袋二丁目C地区第一種市街地再開発事業 施設建築物(南街区)」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。



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2023年10月30日 (月)

虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業 35年かけて進めてきた「麻布台ヒルズ」 2023年11月24日(金)に開業!

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-麻布台ヒルズ
 「森ビル」は「虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業」を2019年8月5日に着工しました。総延床面積約861,700㎡、総事業費約5,800億円の超巨大プロジェクトになります。

 1989年に「街づくり協議会」を設立し、約30年かけ約300人の権利者と議論を重ね、計画を推進してきました。2017年には国家戦略特区法に基づき都市計画決定され、2019年8月5日に着工を迎えました。

 総延床面積約861,700㎡、オフィス総貸室面積214,500㎡、住宅戸数約1,400戸、「メインタワー」の高さは約325m、就業者数約20,000人、居住者数約3,500人、想定年間来街者数2,500~3,000万人で、そのスケールとインパクトは「六本木ヒルズ」に匹敵します。

● 2023年11月24日(金)に開業!
 「森ビル」等が、約300件の権利者とおよそ35年かけて進めてきた「麻布台ヒルズ(虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業)」が、2023年11月24日(金)に開業します。

 引用資料 森ビル(2023/08/08)
 「麻布台ヒルズ」2023年11月24日開業

 引用資料 公式ホームページ
 麻布台ヒルズ

麻布台ヒルズの概要
◆ 計画名-虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業施設建築物等新築工事
◆ 所在地-東京都港区虎ノ門五丁目、麻布台一丁目および六本木三丁目の各地内
◆ 区域面積-約81,000㎡ 
◆ 敷地面積-約63,900㎡
◆ 延床面積-約861,700㎡
◆ 用途-共同住宅(約1,400戸)、オフィス(約214,500㎡)、店舗(約150店)、ホテル(約120室)、インターナショナルスクール(約14,000㎡、ブリティッシュ・スクール・イン・東京(予定))、中央広場(約6,000㎡)、文化施設(約9,000㎡)等
◆ 着工-2019年08月05日
◆ 竣工-2023年06月30日予定(全体の竣工は大幅に遅れます)
◆ 開業-2023年11月24日予定
◆ 総事業費-約5,800億円


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 「麻布台ヒルズ」の完成メージです。


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「麻布台ヒルズ」の完成メージです。


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「麻布台ヒルズ:全体概要」です。


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「麻布台ヒルズ:施設概要」です。A街区が「麻布台ヒルズ森JPタワー」、B-1街区が「麻布台ヒルズレジデンスB」、B-2街区が「麻布台ヒルズレジデンスA」、C街区が「麻布台ヒルズガーデンプラザ」に決定しています。

 C街区の「麻布台ヒルズガーデンプラザ」は、「ガーデンプラザA、ガーデンプラザB、ガーデンプラザC、ガーデンプラザD」に分かれています。


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「麻布台ヒルズ:フロア構成図」です。


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「麻布台ヒルズ」は、ヒルズ群の中心に位置しています。


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「麻布台ヒルズ」です(写真提供読者さん)。


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「麻布台ヒルズ」は、東京の都市格を大幅にアップさせる施設になると思います(写真提供読者さん)。


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遅れていたB-2街区「麻布台ヒルズレジデンスA」も猛烈な追い上げで外観が完成しています。(写真提供読者さん)。


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温室のような超斬新なデザインの「麻布台ヒルズガーデンプラザB」です(写真提供読者さん)。


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「桜田通り」をオーバーパスする歩行者デッキです(写真提供読者さん)。


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「麻布台ヒルズガーデンプラザA」です(写真提供読者さん)。


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地下道です(写真提供読者さん)。


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地下道は、東京メトロ日比谷線の「神谷町駅(かみやちょうえき)」と直結しています(写真提供読者さん)。



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2023年10月29日 (日)

横浜みなとみらい21地区 みなとみらい21地区着工40周年 96%以上が開発された「横浜駅東口地区、中央地区、新港地区」の現状

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-横浜みなとみらい21地区-
 「みなとみらい21地区」は、2023年11月8日に事業着工から40周年を迎えます。今後は、研究開発拠点や音楽施設、ミュージアムが重層的に集積する特徴を生かして、都市型の文化や産業を醸成・発信するとともに、社会的課題である脱炭素についても先行的に取組んでいきます。

 あわせて、みなとみらい21地区着工40周年記念事業実行委員会は、40周年を契機に様々なイベントを展開し、これまでの軌跡や、みなとみらいの未来のビジョンを感じられるような機会を設けます。

 一般社団法人横浜みなとみらい21
 みなとみらい21 40周年

 みなとみらいは、既に96%以上が開発され、商業の他、研究開発拠点、音楽施設、ミュージアムなどが集積し、様々な分野の人材が集まる街に成長しました。これからは、建設の時代から、次のステージへ向かいます。

● 既に96%以上が開発!
 「みなとみらい21地区」は、既に96%以上が開発されています。横浜ランドマークタワーの69階展望フロア「スカイガーデン」から見た「横浜駅東口地区、中央地区、新港地区」の様子をUPしたいと思います。

 ちなみに「みなとみらい21地区」の総面積は約181haですが、各地区の面積は、横浜駅東口地区約4ha、中央地区約141ha、新港地区約41haとなっています。


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「みなとみらい21 開発状況図(令和5年4月1日現在)」です。

 引用資料 横浜市・公式HP
 みなとみらい21地区全体図


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北側を見た様子です(横浜駅東口地区、中央地区)。


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2020年7月10日にオープンした「ぴあアリーナMM」です。手前は2021年6月30日にオープンした「首都高MMパーク」です(中央地区)。


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北東側を見た様子です。合計12棟のタワーマンション群が見えます。当初は「みなとみらい21地区」にはタワーマンションの建設は想定されていませんでした(中央地区)。


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手前が2020年4月24日にオープンした「パシフィコ横浜ノース(PACIFICO YOKOHAMA NORTH)」で、奥がリゾートトラストの2020年9月23日にオープンした「横浜ベイコート倶楽部 ホテル&スパリゾート」と「ザ・カハラ・ホテル&リゾート 横浜」です(中央地区)。



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東側を見た様子です(中央地区、新港地区)。


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南東側を見た様子です(新港地区)。


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2019年10月31日にオープンした「インターコンチネンタル横浜Pier 8」です(新港地区)。


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2023年3月31日に竣工した「よこはま新港合同庁舎」です。「よこはま新港合同庁舎」は、国土交通省や横浜税関の15官署が入居する建物です(新港地区)。


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「北仲通北地区」です。「北仲通北地区」は、「みなとみらい21地区」ではありませんが、「みなとみらい21地区」の一部のような雰囲気になっています。



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2023年10月28日 (土)

国家戦略特区 地上40階、高さ約220mと地上19階、高さ110mの「赤坂エンタテインメント・シティ計画」 もうすぐ本体工事に着工!

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-(仮称)赤坂二・六丁目地区開発計画-
 「三菱地所」と「東京放送ホールディングス」は2019年1月30日に、東京・赤坂にある「国際新赤坂ビル(東館、西館、アネックス)」などの建て替えに関する事業協定を締結した事を発表しています。

 「東京都環境局」は、2021年4月9日に「(仮称)赤坂二・六丁目地区開発計画」に係る環境影響評価書案の縦覧を行いました。「環境影響評価書案」により、「東館」は、地上44階、塔屋1階、地下4階、最高高さ約240m、延床面積約179,000㎡、「西館」は、地上23階、塔屋1階、地下2階、最高高さ約120m、延床面積約42,000㎡と判明しました。

 引用資料 TBSホールディングス(PDF:2021/05/14)
 赤坂エンタテインメント・シティ計画

 引用資料 内閣府(PDF:2021/06/29)
 都市再生特別地区(赤坂二・六丁目地区)都市計画(素案)の概要

● 施工者は東館は鹿島建設・西館は大林組
 三菱地所とTBSホールディングスは、東京都港区で進める「(仮称)赤坂二・六丁目地区開発計画」で、2棟の新築ビルの施工者を決定しています。東館は「鹿島建設」、西館は「大林組」です。着工は、2023年11月1日予定です。

 「東館」は、地上40階、塔屋1階、地下4階、最高高さ約220m、延床面積約169,500㎡、「西館」は、地上19階、塔屋1階、地下3階、最高高さ約110m、延床面積約38,500㎡に規模が縮小されています。

 赤坂エンタテインメント・シティ計画の概要
◆ 計画名-(仮称)赤坂二・六丁目地区開発計画(東棟新築工事・西棟新築工事)
◆ 所在地-東京都港区赤坂二丁目1433番地1他(東館)、六丁目101番地1他(西館)
◆ 交通-東京メトロ千代田線「赤坂」駅直結
◆ 階数-(東館)地上40階、塔屋1階、地下4階、(西館)地上19階、塔屋1階、地下3階
◆ 高さ-(東館)最高部220.00m、(西館)最高部110.00m
◆ 敷地面積-(東館)8,761.70㎡、(西館)5,415.06㎡
◆ 建築面積-(東館)5,300.00㎡、(西館)4,100.00㎡
◆ 延床面積-(東館)169,500.00㎡、(西館)38,500.00㎡
◆ 構造-(東館・西館)鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-(東館・西館)直接基礎、杭基礎
◆ 用途-(東館)オフィス、店舗、駐車場等、(西館)ホテル、劇場、ホール、店舗、駐車場等
◆ 建築主-三菱地所、TBSホールディングス
◆ 設計者-三菱地所設計
◆ 施工者-(東館)鹿島建設、(西館)大林組
◆ 解体工事-2022年07月1日~2023年10月31日予定
◆ 着工-2023年11月01日予定(東館・西館)
◆ 竣工-2028年04月30日予定(西館)、2028年11月30日予定(東館)


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「赤坂エンタテインメント・シティ」のイメージパースです(引用:内閣府)。


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夜の「赤坂エンタテインメント・シティ」のイメージパースです(引用:TBSホールディングス)。


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「低層部の夜景イメージ」です(引用:内閣府)。


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「完成イメージ」です(引用:内閣府)。


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「フロア構成図」です(引用:TBSホールディングス)。


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「フロア構成図」です(引用:TBSホールディングス)。


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「整備イメージ」です(引用:内閣府)。


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「平面イメージ」です(引用:内閣府)。


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「配置図」です(引用:内閣府)。


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「位置図」です(引用:内閣府)。


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写真左側が「東館」、写真左側が「西館」の建設予定地です(写真提供読者さん)。


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「東館」の建設予定地です。地上躯体の解体工事が終わっています(写真提供読者さん)。


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「東館」の建設予定地です(写真提供読者さん)。


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「東館」の内部です(写真提供読者さん)。


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「(仮称)赤坂二・六丁目地区開発計画 東棟新築工事」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。


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「西館」の建設予定地です。地上躯体の解体工事が終わっています(写真提供読者さん)。


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「西館」の内部です(写真提供読者さん)。


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「(仮称)赤坂二・六丁目地区開発計画 西棟新築工事」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。



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2023年10月27日 (金)

銀座のシンボル「ソニービル」の建て替え (仮称)新 Ginza Sony Park 新築工事 2024年に新しい「Ginza Sony Park」がオープン!

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-(仮称)新 Ginza Sony Park 新築工事-

 「Ginza Sony Park」は、1966年に建てられたソニービルの建て替えにおいて、建物の解体途中を公園にするという全く新しい発想で、2018年に、都会の中にある「変わり続ける実験的な公園」として開園しました。

 2018年8月から2021年9月までの期間に様々なアクティビティを実施し、854万人もの多くの人々が来園しました。現在は、2024年に完成予定の新しい「Ginza Sony Park」に向けた建設工事期間中です。

 2024年の新しい「Ginza Sony Park」に向けて、アーティスト・クリエイターと共に新たなクリエイティブを生み出す実験的な活動を続々と展開していく予定です。

(仮称)新 Ginza Sony Park 新築工事の概要
◆ 所在地-東京都中央区銀座五丁目101番1 他
◆ 交通-東京メトロ「銀座」駅直結、JR「有楽町」駅徒歩約5分
◆ 階数-地上5階、地下4階
◆ 高さ-最高部33.863m
◆ 敷地面積-707.42㎡
◆ 建築面積-585.25㎡
◆ 延床面積-4,390.39㎡
◆ 構造-鉄骨鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 用途-物販店舗、飲食店舗、駐車場
◆ 建築主-ソニー
◆ 設計者-竹中工務店
◆ 施工者-竹中工務店
◆ 着工-2022年10月16日
◆ 竣工-2024年05月31日


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躯体がかなり姿を現しています(写真提供読者さん)。


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鉄骨が見えます(写真提供読者さん)。


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西面です(写真提供読者さん)。


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北面です(写真提供読者さん)。


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東面です(写真提供読者さん)。


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「(仮称)新 Ginza Sony Park 新築工事」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。



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2023年10月26日 (木)

キヤノンが世界初の実用化 「ゲームチェンジャー」となる可能性を秘めた技術 「ナノインプリント」技術を活用した半導体露光措置を発売!

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-キヤノン-

 「キヤノン」は、は2004年からナノインプリント技術の研究を続けています。2009年以降は、ナノインプリント技術を用いた次世代半導体製造装置の量産を目指して大手半導体メーカーやアメリカの「Molecular Imprints(モレキュラーインプリント)」などと共同で開発してきました。

 2014年4月には「Molecular Imprints」を完全子会社化し、社名を「Canon Nanotechnologies」に変更し、技術開発に取り組んでいました。キヤノンは、第一弾を2015年にも発売すると発表しましたが、あまりにも高度な技術のため、満足の行く性能に達せず、2023年まで発売が遅れました。

 2004年から数えると20年近く経過しています。正に執念の技術開発です。正直言うと私は、「ナノインプリントリソグラフィ」の製品化は無理だろうと思っていました。

● FPA-1200NZ2Cを発売!
 「キヤノン」は、半導体デバイスの製造で最も重要な回路パターンの転写を担うナノインプリント半導体製造装置「FPA-1200NZ2C」を2023年10月13日に発売しました。

 これまでの投影露光技術とは異なる方式でパターンを形成するナノインプリントリソグラフィ(NIL)技術を使用した半導体製造装置を市場投入することで、半導体製造装置のラインアップを拡充し、最先端から従来の半導体デバイスまでの幅広いユーザーのニーズに応えます。

 引用資料 キヤノン(2023/10/13)
 ナノインプリントリソグラフィ技術を使用した半導体製造装置を発売 シンプルな仕組みで微細な回路パターン形成を実現し幅広い半導体製造を実現

 従来の投影露光装置は、ウエハー上に塗布されたレジスト(樹脂)に光を照射し回路を焼き付けるのに対し、新製品はウエハー上のレジストに回路パターンを刻み込んだマスク(型)をハンコのように押し付けて回路パターンを形成します。

 光学系という介在物がないため、マスク上の微細な回路パターンを忠実にウエハー上に再現できます。そのため、複雑な2次元、3次元の回路パターンを1回のインプリントで形成することも可能で、CoO2の削減に貢献します。

 キヤノンのNIL技術は、既存の最先端ロジック半導体製造レベルの5ナノノードにあたる最小線幅14nmのパターン形成ができます。さらに、マスクを改良することにより、2ナノノードにあたる最小線幅10nmレベルへの対応も期待されています。正に「ゲームチェンジャー」となる可能性を秘めた技術です。


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「NILで形成した、半導体以外の 3次元立体微細構造の光学素子(光を当てると分光する素子)」です。


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キヤノンの連結決算

 「キヤノン」は成長企業のようなイメージがありますが、実は業績が長期に渡って低迷しています。過去最高の売上高4,481,346百万円、営業利益756,673百万円を記録したのは、リーマンショック前の2007年12月期連結決算です。それから15年以上経過していますが、未だに売上高・営業利益共にその時のレベルに到達していません。

 リーマンショック前は、デジタル一眼レフカメラや複合機(コピー、FAX、スキャナー、プリンターなど)が好調で、キヤノンの業績の頂点でした。その後、スマホの普及でデジタルカメラの衰退、ペーパーレス化で複合機が衰退して、売上高3兆円台がずっと続いていました。再び売上高4兆円を突破したのは2022年12月期連結決算です。

● 存在感が出てきたたメディカル事業!
 キヤノンの手をこまねいていた訳ではありません。苦境に陥っていた東芝グループから2016年(2016年12月19日に買収完了)に6,655億円で「東芝メディカルシステムズ(現:キヤノンメディカルシステムズ)」を買収しました。

 「キヤノンメディカルシステムズ」は、「CT」や「MRI」などの医療機器関係では世界的メーカーとなっており、キヤノン全体の売り上げの約12%を占めるほどになっています。

キヤノンの連結決算(売上高/営業利益)
-----------------------------------------
1995年12月   2,165,626百万円   153,838百万円
1996年12月   2,558,227百万円   221,036百万円
1997年12月   2,761,025百万円   274,034百万円
1998年12月   2,826,269百万円   260,778百万円
1999年12月   2,622,265百万円   176,056百万円
2000年12月   2,781,303百万円   245,999百万円
-----------------------------------------
2001年12月   2,907,573百万円   281,839百万円
2002年12月   2,940,128百万円   346,359百万円
2003年12月   3,198,072百万円   454,424百万円
2004年12月   3,467,853百万円   543,793百万円
2005年12月   3,754,191百万円   583,043百万円
2006年12月   4,156,759百万円   707,033百万円
2007年12月   4,481,346百万円   756,673百万円
2008年12月   4,094,161百万円   496,074百万円
2009年12月   3,209,201百万円   217,055百万円
2010年12月   3,706,901百万円   387,552百万円
-----------------------------------------
2011年12月   3,557,433百万円   378,071百万円
2012年12月   3,479,788百万円   323,856百万円
2013年12月   3,731,380百万円   337,277百万円
2014年12月   3,727,252百万円   363,489百万円
2015年12月   3,800,271百万円   355,210百万円
2016年12月   3,401,487百万円   228,866百万円
2017年12月   4,080,015百万円   321,605百万円
2018年12月   3,951,937百万円   342,952百万円
2019年12月   3,593,299百万円   174,420百万円
2020年12月   3,160,243百万円   110,547百万円
-----------------------------------------
2021年12月   3,513,357百万円   281,918百万円
2022年12月   4,031,414百万円   353,399百万円

2023年12月期予想
2023年12月   4,220,000百万円   400,000百万円(会)
2023年12月   4,311,945百万円   403,405百万円(コ)

(備考) (会)は会社予想、(コ)はアナリスト予想(コンセンサス)です。コンセンサスは頻繁に変更されます。上記のコンセンサスは2023年10月26日時点の数値です。



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2023年10月25日 (水)

都心最大級総延床約110万㎡ 第一弾 地上45階、高さ約232mの「内幸町一丁目街区南地区第一種市街地再開発事業A棟」 既存建物の解体工事が進む!

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-内幸町一丁目街区南地区第一種市街地再開発事業A棟-

 東京都は、都市再開発法第7条の9第1項の規定に基づき、「内幸町一丁目街区南地区第一種市街地再開発事業」の個人施行を2022年8月10日に認可しました。

 引用資料 東京都・公式HP(2022/08/09)
 内幸町一丁目街区南地区第一種市街地再開発事業の施行を認可します

 市街地再開発事業の施行により、土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新を行うとともに、内幸町一丁目街区の各地区と連携し、地域の回遊性や防災性の向上及び環境負荷の低減を図ります。

● 優良な民間都市再生事業計画として認定
 国土交通大臣は、「内幸町一丁目街区南地区第一種市街地再開発事業」を優良な民間都市再生事業計画として認定しました。これにより、認定を受けた事業者は、金融支援や税制上の特例措置の支援を受けることができます。

 引用資料 国土交通省(2022/10/21)
 まちと公園を結び、緑・潤い溢れる都市空間を形成 ~内幸町一丁目街区南地区第一種市街地再開発事業を国土交通大臣が認定~

 本事業計画は、「内幸町一丁目街区」の南地区にあたり、街区内で先行してオフィスや商業施設、ホテル等の多様な都市機能の一体的な整備を進め、都心拠点を形成します。「国土交通省」の資料により、正確な概要が判明しました。

南地区の概要
◆ 計画名-内幸町一丁目街区南地区第一種市街地再開発事業A棟
◆ 所在地-東京都千代田区内幸町一丁目1000番
◆ 交通-東京メトロ日比谷線・千代田線「日比谷」駅、都営地下鉄三田線「日比谷」駅、都営地下鉄三田線「内幸町」駅
◆ 階数-地上45階、塔屋2階、地下3階
◆ 高さ-最高部232.52m、軒高230.23m
◆ 敷地面積-(施設全体)18,617.95㎡
◆ 建築面積-(施設全体)約15,300㎡、(A棟)11,100㎡
◆ 延床面積-(施設全体)約297,400㎡、(A棟)287,000㎡
◆ 構造-(地上)鉄骨造、(地下)鉄筋コンクリート造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄骨造
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 用途-オフィス、商業、ホテル、ウェルネス促進施設、駐車場
◆ 建築主-中央日本土地建物、東京電力パワーグリッド、TF内幸町特定目的会社、第一生命保険、東京センチュリー、みずほ信託銀行
◆ 設計者-清水建設
◆ 施工者-(未定)
◆ 解体工事-2022年09月12日~2024年03月31日予定
◆ 着工-2024年03月下旬
◆ 竣工-2027年03月下旬予定(A棟竣工)、2039年04月頃予定(街区全体)




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南地区の「断面イメージ図」です(引用:東京都)。


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南地区の「配置図」です(引用:東京都)。


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南地区の「位置図」です(引用:東京都)。


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(仮称)内幸町一丁目街区 開発計画
 東京都千代田区の「内幸町一丁目街区」で、関係権利者が「まちづくり方針」を固めました。約6.5haの敷地を「北地区、中地区、南地区」の3地区に分けて、大規模再開発を行います。

 延床面積は、「北地区、中地区、南地区」を合わせると総延床面積1,100,000㎡となります。総延床面積約110万㎡は、単独のプロジェクトとしては、過去と現時点判明しているものも含めても日本最大の総延床面積となります。

 引用資料 三井不動産(2022/03/24)
 都心最大級延床約110万m2、日比谷公園と一体となった比類なき街づくり「TOKYO CROSS PARK構想」を発表 内幸町一丁目街区における次世代スマートシティプロジェクト


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「内幸町一丁目街区」の予定地です(写真提供読者さん)。


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「中地区、南地区」の解体工事が進んでいます(写真提供読者さん)。

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日比谷U-1ビル(中地区)

 中地区の「日比谷U-1ビル」です。解体工事がかなり進んでいます。「NBF日比谷ビル」という名称でしたが、「三井不動産」が、2018年3月30日に取得して改称されました。この場所には、明治時代に「鹿鳴館」がありました。

 概要は、地上26階、塔屋2階、地下4階、高さ109.30m、敷地面積5,065.35㎡、延床面積51,941.13㎡です。1984年6月30日に竣工しました。竣工時の名称は「大和生命ビル」です(写真提供読者さん)。

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みずほ銀行内幸町本部ビル(南地区)
 南地区の「みずほ銀行内幸町本部ビル」です。解体工事がかなり進んでいます。概要は、地上32階、塔屋2階、地下4階、高さ約140m、敷地面積13,500㎡、建築面積7,300㎡、延床面積135,000㎡です。「第一勧業銀行本店」として1980年9月に竣工しました。1982年「BCS賞」を受賞しています(写真提供読者さん)。


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「みずほ銀行内幸町本部ビル」を南側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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「みずほ銀行内幸町本部ビル」を南東側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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「東京電力本社ビル」を南東側から見た様子です。このビルも解体されます(写真提供読者さん)。


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「解体工事のお知らせ」です(写真提供読者さん)。


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「内幸町一丁目街区南地区第一種市街地再開発事業A棟」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。



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2023年10月24日 (火)

幕張新都心 超高層シニアレジデンス 地上28階、高さ約105mの「(仮称)パークウェルステイト幕張計画」 2023年10月中旬の建設状況

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-幕張ベイパーク-
 「千葉県企業庁」は、千葉市美浜区若葉三丁目の「幕張新都心若葉住宅地区」の総面積17.5ha(正確には175,808.59㎡)に共同住宅などを建設する事業予定者を総合評価方式で選定した結果、「三井不動産レジデンシャル」を代表企業とする「(仮称)幕張新都心若葉住宅地区街づくり検討グループ」を特定しています。

 最終的には、「A区画、B-1街区、B-2街区、B-3街区、B-4街区、B-5街区、B-6街区、B-7街区」の8区画が開発され、約4,500戸の住宅機能を整備し、約1万人が暮らす街が整備される予定です。

 第一弾の「幕張ベイパーク クロスタワー&レジデンス」と第二弾の「幕張ベイパーク スカイグランドタワー」は竣工済です。現在は、第三弾の 「幕張ベイパーク  ミッドスクエアタワー」が建設中です。

 第四弾として超高層シニアレジデンス「(仮称)幕張新都心若葉住宅地区計画(B-5街区)」が建設予定です。「B-5街区」は、当初計画では、2029年の竣工予定で、地上46階、総戸数703戸の超高層タワーマンションが建設予定でしたが、超高層シニアレジデンスに計画変更されました。

● (仮称)パークウェルステイト幕張計画
 「三井不動産レジデンシャル」は、千葉県千葉市美浜区において、首都圏最大級となるシニアレジデンス「(仮称)パークウェルステイト 幕張 計画」を2021年8月31日に着工しました。2024年秋の開業を予定しています。

 引用資料 三井不動産レジデンシャル(PDF:2021/09/02)
 ~大規模複合開発 が進行する幕張ベイパーク に「三井のシニアサービスレジデンス」~ 「(仮称)パークウェルステイト幕張 計画」着工 首都圏最大級 地上 28階、 617 室 2024年 秋 開業予定

(仮称)パークウェルステイト幕張計画の概要
◆ 計画名-(仮称)幕張新都心若葉住宅地区計画(B-5街区)
◆ 所在地-千葉県千葉市美浜区若葉三丁目1番23(地番)
◆ 交通-JR京葉線「海浜幕張」駅
◆ 階数-地上28階、地下0階
◆ 高さ-最高部105.60m
◆ 敷地面積-24,589.34㎡
◆ 建築面積-6,955.81㎡
◆ 延床面積-49,596.39㎡(法定延床面積)
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭、既製コンクリート杭
◆ 地震対策-免震構造
◆ 用途-住宅型有料老人ホーム、飲食店、クリニック、事務所
◆ 総戸数-617室(一般居室534室、介護居室83室)
◆ 建築主-三井不動産レジデンシャル
◆ 設計者・監理者-熊谷組
◆ 施工者-熊谷組
◆ 着工-2021年08月31日
◆ 竣工-2024年07月下旬予定
◆ 開業-2024年秋予定


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「タワー棟外観完成イメージ」です。


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「ランドスケープ鳥瞰イメージ」です。


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「完成予想イメージ」です。


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「幕張ベイパーク全体敷地図」です。


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「計画地案内図」です。


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「(仮称)パークウェルステイト幕張計画」の2023年10月中旬の建設状況です(写真提供読者さん)。


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外観は完成しています(写真提供読者さん)。


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角度を変えて見た様子です(写真提供読者さん)。


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角度を変えて見た様子です(写真提供読者さん)。


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少し引いて見た様子です。隣に低層の棟が見えます(写真提供読者さん)。


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内部の様子です(写真提供読者さん)。


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内部の様子です(写真提供読者さん)。


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すでに4棟の外観が完成しています。左端が「(仮称)パークウェルステイト幕張計画」です。その右が「幕張ベイパーク  ミッドスクエアタワー」、その右が「幕張ベイパーク スカイグランドタワー」、右端が「幕張ベイパーク クロスタワー&レジデンス」です(写真提供読者さん)。


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「(仮称)パークウェルステイト幕張計画」となる「(仮称)幕張新都心若葉住宅地区計画(B-5街区)」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。



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2023年10月23日 (月)

横浜みなとみらい21地区 みなとみらい21地区着工40周年 まるで東京の副都心 東京から大企業の本社が次々と移転!

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-横浜みなとみらい21地区-
 「みなとみらい21地区」は、2023年11月8日に事業着工から40周年を迎えます。今後は、研究開発拠点や音楽施設、ミュージアムが重層的に集積する特徴を生かして、都市型の文化や産業を醸成・発信するとともに、社会的課題である脱炭素についても先行的に取組んでいきます。

 あわせて、みなとみらい21地区着工40周年記念事業実行委員会は、40周年を契機に様々なイベントを展開し、これまでの軌跡や、みなとみらいの未来のビジョンを感じられるような機会を設けます。

 一般社団法人横浜みなとみらい21
 みなとみらい21 40周年

 みなとみらいは、既に96%以上が開発され、商業の他、研究開発拠点、音楽施設、ミュージアムなどが集積し、様々な分野の人材が集まる街に成長しました。これからは、建設の時代から、次のステージへ向かいます。

● 東京から大企業の本社が次々と移転!
 関西では「大阪市」に対して、「神戸市、京都市」が露骨にライバル心を燃やしています。理想は「関西は一つ」ですが、実際は「関西は一つ一つ」です。しかし、首都圏では「横浜市、さいたま市、千葉市」は「東京都」に対しては表立ってはライバル心を見せません。

 東京都の発展が「横浜市、さいたま市、千葉市」の発展に繋がる事が分かっているからです。言い方は悪いですが、東京都に対する「小判鮫商法」ですが、これは非常に賢い戦略だと思います。

 「みなとみらい21地区」は、東京の新宿や渋谷のように東京の副都心のような戦略をとっています。「東海道本線」を使うと東京駅-横浜駅間はわずか26分~28分程度です。
 国際化が著しい「羽田空港」にも「京急エアポート急行」を使うと直結しています。交通至便な「みなとみらい21地区」には、企業誘致に熱心な横浜市の施策も功を奏し、企業の本社や研究開発拠点の集積が加速しています。

 「みなとみらい21地区」には、東京から大企業の本社が次々と移転してきています。「みなとみらい21地区」はもはや東京の副都心の1つと言っても過言ではありません。

 今回は、東京から「みなとみらい21地区」に本社を移転した年商2,000億円以上の5社「日産自動車、いすゞ自動車、オーケー、京浜急行電鉄、ジャパンマリンユナイテッド」を特集してみました。


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日産自動車(東証プライム市場)

 「日産自動車グローバル本社」は、日産自動車の本社機能やギャラリーなどを備えたオフィスビルです。「日産自動車」は、2009年8月に長らく本社のあった東京・東銀座から「横浜みなとみらい21地区」の「日産自動車グローバル本社」に本社を移転しました。

 「日産自動車」の2023年3月期の連結決算は、売上高10,596,695百万円、営業利益377,109百万円です。2024年3月期の連結決算は、売上高12,600,000百万円、営業利益550,000百万円を予想しています。

日産自動車グローバル本社の概要
◆ 計画名-(仮称)日産自動車株式会社 本社屋 建築計画
◆ 所在地-神奈川県横浜市西区高島一丁目1番1号
◆ 交通-JR「横浜」駅徒歩7分、京急線「横浜」駅徒歩7分、みなとみらい線「新高島」駅徒歩5分
◆ 階数-地上22階、塔屋2階、地下2階
◆ 高さ-最高部99.404m、軒高98.444m
◆ 敷地面積-10,000.14㎡
◆ 建築面積-7,924.80㎡
◆ 延床面積-92,329.89㎡
◆ 構造-鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 地震対策-制震構造
◆ 用途-オフィス、展示場、集会場、店舗
◆ 建築主-日産自動車
◆ 設計者・監理者-竹中工務店
◆ 施工者-清水建設
◆ 着工-2007年01月13日(起工式)
◆ 竣工-2009年08月02日(竣工式)
◆ オープン-2009年08月08日(日産グローバル本社ギャラリーオープン)、2009年08月18日(業務開始)


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いすゞ自動車(東証プライム市場)

 「いすゞ自動車」が創業の地である大森(東京都品川区南大井)から、2022年5月9日に本社を「横濱ゲートタワー」に移転し、業務を開始しました。

 「いすゞ自動車」の2023年3月期の連結決算は、売上高3,195,537百万円、営業利益253,546百万円です。2024年3月期の連結決算は、売上高3,300,000百万円、営業利益260,000百万円を予想しています。

● UDトラックス(旧日産ディーゼル工業)を買収
 「いすゞ自動車」は2019年12月にボルボとの業務提携を発表し、ボルボの完全子会社「UDトラックス(旧日産ディーゼル工業)」を買収すると発表し、2021年4月1日に買収手続きが完了しました。買収価格は2,430億円です。

 「日産自動車」の傘下だった「UDトラックス(旧日産ディーゼル工業)」を「いすゞ自動車」が買収し、その「いすゞ自動車」が、「日産自動車グローバル本社」のすぐ近くに本社を移転したのは何か因縁めいたものを感じます。

横濱ゲートタワーの概要
◆ 計画名-(仮称)横濱ゲートタワープロジェクト
◆ 所在地-横浜市西区高島一丁目2番5号(みなとみらい21地区58街区)
◆ 交通-JR線・東急東横線・京急本線「横浜」駅徒歩6分、相鉄線「横浜」駅徒歩9分、横浜市営地下鉄ブルーライン「横浜」駅徒歩10分、みなとみらい線「新高島」駅徒歩1分
◆ 階数-地上21階、塔屋1階、地下1階
◆ 高さ-最高部109.56m、建築物108.01m、軒高97.11m
◆ 敷地面積-9,308.92㎡
◆ 建築面積-6,153.08㎡
◆ 延床面積-83,730.30㎡(公式HPでは約83,815㎡)
◆ 構造-(地上)鉄骨造、(地下)鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 地震対策-制震構造
◆ 用途-オフィス、プラネタリウム、集会場、飲食店、物販店舗、駐車場
◆ 建築主-(代表企業)鹿島建設、(構成企業)三井住友海上火災保険、住友生命保険相互会社
◆ 設計者・監理者-鹿島建設
◆ 施工者-鹿島・鉄建・小俣建設共同企業体(鹿島建設、鉄建建設、小俣建設工業JV)
◆ 着工-2019年04月03日
◆ 竣工-2021年09月30日
◆ 開業-2022年03月24日

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オーケー(未上場企業)
 ディスカウントスーパーマーケットの「オーケー」は、横浜みなとみらい地区「MM59街区」の西側の敷地Aに地上11階、地下0階、高さ43.63m、延床面積48,995.02㎡の「オーケーみなとみらい」を建設しました。

 2016年9月に東京都大田区から本社を「みなとみらい地区」に移転しました。「オーケーみなとみらい」は下層階が「オーケーみなとみらい店」、4階~8階が駐車場、9階~11階の3層が「オーケー」の本社となっています。

 「オーケー」は、首都圏1都3県を中心に140店舗以上を展開しています。2023年3月期の連結決算は、売上高553,332百万円、営業利益32,396百万円です。

 創業者の「飯田勧会長」は、兄の保氏が大手居酒屋チェーンを経営する「テンアライド」、弟の亮氏が大手警備サービス「セコム」を創業した華麗なる経営者一族です。


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京浜急行電鉄(東証プライム市場)

 「京浜急行電鉄」は、横浜みなとみらい21地区の「56-1街区」に、「京急グループ本社」を建設しました。「56-1街区」は、横浜高速鉄道みなとみらい線「新高島駅」直上の好立地です。東京都港区の「品川・高輪」から本社を移転し、グループ企業の本社機能を集約しました。

 「京浜急行電鉄」をはじめとする京急グループ11社は、建設を進めていた「京急グループ本社」に、2019年9月17日から順次移転し、10月28日に入居予定の全グループ企業の移転が完了しました。

 「京浜急行電鉄」の2023年3月期の連結決算は、売上高253,005百万円、営業利益10,819百万円です。2024年3月期の連結決算は、売上高296,300百万円、営業利益23,000百万円を予想しています。

京急グループ本社の概要
◆ 計画名-(仮称)京急グループ本社ビル
◆ 所在地-神奈川県横浜市西区高島一丁目2番8
◆ 交通-JR「横浜」駅徒歩7分、みなとみらい線「新高島」駅直上
◆ 階数-地上18階、塔屋1階、地下1階
◆ 高さ-最高部85.55m、軒高84.75m
◆ 敷地面積-2,603.91㎡
◆ 建築面積-1,914.36㎡
◆ 延床面積-25,831.99㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 用途-オフィス(本社)、展示場、保育所
◆ 建築主-京浜急行電鉄
◆ 設計者・監理者-大成建設
◆ 施工者-大成・京急建設共同企業体(大成建設、京急建設JV)
◆ 着工-2017年07月01日
◆ 竣工-2019年08月31日(竣工)、2019年09月02日(竣工記念式典)
◆ オープン-2019年09月17日(2019年10月28日に入居予定の全グループ企業の移転が完了)


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ジャパン マリンユナイテッド(未上場企業)
 「ジャパンマリンユナイテッド」は、2013年1月1日に「ユニバーサル造船」と「アイ・エイチ・アイ マリンユナイテッド」が合併して誕生した造船会社です。

 2018年5月7日に、東京都港区芝五丁目の「三田ベルジュビル」から「横浜ブルーアベニュー」に本社を移転しました。「横浜ブルーアベニュー(旧:パシフィックスクエア横浜みなとみらい)」は、2009年12月に竣工した地上17階、地下2階、高さ84.3m、延床面積51,571.14㎡の高層ビルです。

 未上場企業 の「ジャパンマリンユナイテッド」の2023年3月期の連結決算は、売上高2,459億円、営業利益△159億円です。造船会社は、韓国や中国との競争が厳しくて苦境が続いています。



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2023年10月22日 (日)

JR京葉線の新駅「幕張豊砂駅」 (仮称)幕張豊砂駅前開発「(仮称)JR東日本ホテルメッツ幕張豊砂」 2023年10月中旬の建設状況

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-(仮称)幕張豊砂駅前開発-

 「JR東日本千葉支社」は、2023年春開業予定(2023年3月18日開業済み)の「幕張豊砂駅」において、駅を中心とした魅力ある街づくりを推進するため、駅前用地にて「(仮称)幕張豊砂駅前開発」の建設工事に着手しました。

 引用資料 JR東日本(PDF:2022/09/02)
 「(仮称)幕張豊砂駅前開発」の建設工事に着手します

 幕張豊砂駅とまちをつなぐ歩行者ネットワークの設置を行い、駅前にふさわしい賑わいの拠点づくり、回遊性向上を目指していきます。開発の一環として、宿泊特化型ホテル「(仮称)JR東日本ホテルメッツ幕張豊砂」を開業します。

(仮称)幕張豊砂駅前開発の概要
◆ 所在地-千葉県千葉市美浜区浜田二丁目45番3号
◆ 交通-JR京葉線「幕張豊砂」駅すぐ
◆ 階数-地上11階、地下0階
◆ 敷地面積-約5,000㎡
◆ 延床面積-約8,000㎡
◆ 構造-鉄骨造
◆ 用途-ホテル、店舗、通路上家
◆ 客室数-229室(シングル139室、ツイン90室) *宿泊特化型ホテル「(仮称)JR東日本ホテルメッツ幕張豊砂」
◆ 建築主-JR東日本(運営会社 日本ホテル)
◆ 設計者-JR東日本建築設計
◆ ホテル・歩行者ネットワーク開業-2024年春予定


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「位置図」です。


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「(仮称)JR東日本ホテルメッツ幕張豊砂」の2023年10月中旬の建設状況です(写真提供読者さん)。


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アップです(写真提供読者さん)。


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「イオンモール幕張新都心」側です(写真提供読者さん)。


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一部ロゴが取り付けられています(写真提供読者さん)。


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「幕張豊砂駅」側です(写真提供読者さん)。


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「(仮称)JR東日本ホテルメッツ幕張豊砂」の東側には「駅前広場」が整備さました(写真提供読者さん)。


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「駅前広場」の様子です。駅前広場には屋根が整備さました(写真提供読者さん)。


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2023年3月18日に開業した「幕張豊砂駅」です(写真提供読者さん)。


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「幕張豊砂駅」の改札口です(写真提供読者さん)。



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2023年10月21日 (土)

横浜みなとみらい21地区 みなとみらい21地区着工40周年記念事業 既に96%以上が開発され、横浜市の都市格が格段に上がる!

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-横浜みなとみらい21地区-
 「みなとみらい21地区」は、2023年11月8日に事業着工から40周年を迎えます。今後は、研究開発拠点や音楽施設、ミュージアムが重層的に集積する特徴を生かして、都市型の文化や産業を醸成・発信するとともに、社会的課題である脱炭素についても先行的に取組んでいきます。

 あわせて、みなとみらい21地区着工40周年記念事業実行委員会は、40周年を契機に様々なイベントを展開し、これまでの軌跡や、みなとみらいの未来のビジョンを感じられるような機会を設けます。

 引用資料 一般社団法人横浜みなとみらい21
 みなとみらい21 40周年

 引用資料 一般社団法人横浜みなとみらい21
 みなとみらい21地区が40周年を迎えます!

 みなとみらいは、既に96%以上が開発され、商業の他、研究開発拠点、音楽施設、ミュージアムなどが集積し、様々な分野の人材が集まる街に成長しました。これからは、建設の時代から、次のステージへ向かいます。

● 横浜市の都市格が格段に上がる!
 40年の間には紆余曲折がありました。首都圏ではリスク分散の観点から、千葉市の「幕張新都心」、さいたま市の「さいたま新都心」、横浜市の「みなとみらい21地区」の新都心プロジェクトがありました。

 最初は「幕張新都心」に勢いが、その後は「さいたま新都心」に勢いがありました。しかし、「幕張新都心」と「さいたま新都心」は急速に失速していきます。2010年以降は「みなとみらい21地区」の圧勝という感じです。

 「みなとみらい21地区」も、バブル崩壊、1997年の金融市場の大混乱、リーマンショック、コロナ禍などの大きな逆風に襲われます。その中での「みなとみらい21地区を成功させる!」という意思は40年間揺るぎませんでした。

 多くの地方自治体市では首長が変わると方針がガラッと変わる事があります。しかし、横浜市は誰が市長になろうとも「みなとみらい21地区を成功させる!」は、横浜市政の中で最重要項目であり続けました。

 「みなとみらい21地区」の成功要因には、(1)東京に近い、(2)横浜駅や桜木町駅に近い、(3)埋め立てが島ではなく陸続きだったなどの地の利がありますが、最大の成功要因は「みなとみらい21地区を成功させる!」という意志を貫いた事だと私は思っています。

 私は、40年前から「みなとみらい21地区」の変化をずっと見てきました。1983年の「横浜市」は人口が多いだけでそんなに凄い都市ではなかったです。1983年の時点ではこんなに成功するとは思っていませんでした。みなとみらい21地区の成功により、横浜市の都市格は格段に上がりました。


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「1983年 みなとみらい21事業着工時」です。みなとみらい21地区の多くの部分が「公有水面埋立地」です(引用:横浜市)。


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2007年11月4日に撮影した空撮写真です。この時点ではまだほとんどが空き地もしくは暫定施設です。

● ワーマンション群が出現
 当初は「みなとみらい21地区」にはタワーマンションの建設は想定されていませんでした。しかし、あまりにも土地の売れ行きが悪かったので、計画が見直されました。2000年9月の「M.M.タワーズ the East」の着工を皮切りに、一気にタワーマンション群が出現しました。現実に即した方針変更だったと思います。


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撮影日2007年11月5日 この頃はまだほとんどが空き地もしくは暫定施設です。


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撮影日2010年5月9日 2008年9月の「リーマンショック」の影響で、多くのプロジェクトが中止や延期もしくは規模縮小しました。


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撮影日2013年12月1日 この頃の開発ペースは非常にゆっくりでした。


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撮影日2017年2月17日 この頃から開発が加速しました。


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撮影日2019年2月10日 この頃は同時に複数のプロジェクトが工事中でした。「みなとみらい21地区」の開発の最盛期を迎えました。


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撮影日2022年12月6日 コロナ禍でも工事はストップする事無く次々と完成しました。 


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撮影日2023年9月29日 既に96%以上が開発されています。これはもう大成功と言っていいでしょう。「みなとみらい21地区」の成功により、横浜市の都市格は格段に上がりました。



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2023年10月20日 (金)

幕張新都心 2026年春頃開院予定 千葉市の新拠点病院「千葉市立新病院整備工事」 「建築計画のお知らせ」を掲示!

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-千葉市立新病院整備事業-
 
「千葉市」は、「海浜病院」に代わる新病院の建設に向け、「千葉市立新病院整備事業」を進めています。建設予定地は、早期の着工が可能で、新病院の建設に必要な広さが確保でき、移転の影響も少なく、千葉市西部の医療ニーズに対応できる場所に建設することが望ましいと考えられるため、幕張新都心若葉住宅地区小学校・公益施設用地内を建設予定地とします。

 「千葉市」は、新拠点病院となる「千葉市立新病院整備基本計画・基本設計」を策定し、2022年1月21日に公開しました。概要は、地上5階、塔屋1階、地下0階、 高さ29.6m、延床面積約33,000㎡(病院部分)です。病床数333床(成人・高齢者病床214床、周産期・小児・移行期病床119床)となります

 引用資料 千葉市・公式ホームページ
 千葉市立新病院整備事業

 地震対策として「免震構造」を採用し、「液状化対策(地盤改良)」を行います。浸水対策として地盤のかさ上げを行います。災害時に傷病者を受け入れる防災ひろば、講堂などを設け、本体棟の北東側に将来の増築可能スペースと想定し、病院機能の拡張に対応できるようにします。

● 建築計画のお知らせを掲示!
 現地に「建築計画のお知らせ」が掲示されました。計画名は「千葉市立新病院整備工事」、概要は、高さ30.65m、延床面積38,834.59㎡(施設全体)、病床数349床(成人・高齢者病床222床、周産期・小児・移行期病床127床)に変更されています。

千葉市立新病院整備事業の概要
◆ 計画名-千葉市立新病院整備工事
◆ 所在地-千葉県千葉市美浜区若葉三丁目1番27、1番41の一部(地番)
◆ 交通-JR京葉線「海浜幕張」駅
◆ 階数-地上5階、塔屋1階、地下0階
◆ 高さ-最高部30.65m
◆ 敷地面積-34,992.47㎡
◆ 建築面積-11,847.62㎡
◆ 延床面積-38,834.59㎡
◆ 構造-(柱)鉄筋コンクリート造、(梁)鉄骨造 
◆ 基礎工法-直接基礎(管理人の推測)
◆ 地震対策-免震構造
◆ 用途-病院、保育所、物販店舗、自動車駐車場
◆ 病床数-349床(成人・高齢者病床222床、周産期・小児・移行期病床127床) *333床から変更
◆ 建築主-千葉市
◆ 設計者-(基本設計)日建設計・システム環境研究所JV、(実施設計)日建設計
◆ 施工者-(未定)
◆ 着工-2023年09月以降予定
◆ 竣工-2025年12月以降予定
◆ 開院-2026年春頃予定
◆ 概算工事費-約266億円(約238億円から変更)


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「外観イメージ(花⾒川緑地側)」です。


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「内観イメージ(総合受付)」です。


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「断面構成図」です。地上5階、塔屋1階、地下0階、最高部の高さは29.6mです。


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「配置計画」です。本体棟の北東側に将来の増築可能スペースと想定し、病院機能の拡張に対応できるようにします。


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「新病院建設予定地」です。「幕張ベイパーク」の北側で、「千葉県立幕張総合高等学校」の東隣に位置します。


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「事業スケジュール」です。概算工事費及び事業スケジュールの見直しが行われました。


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「千葉市立新病院整備事業」の予定地の2023年10月中旬の状況です(写真提供読者さん)。


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現地はまだ草ボーボーです。着工は2023年9月以降予定となっていますが、まだ着工していません(写真提供読者さん)。


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現地に「建築計画のお知らせ」が掲示されています(写真提供読者さん)。


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「千葉市立新病院整備工事」が掲示されています(写真提供読者さん)。



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2023年10月19日 (木)

幕張ベイパークの第五弾 地上38階、高さ約142mの「幕張ベイパーク ライズゲートタワー」 2023年10月中旬の建設状況

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-幕張ベイパーク-
 「千葉県企業庁」は、千葉市美浜区若葉三丁目の「幕張新都心若葉住宅地区」の総面積17.5ha(正確には175,808.59㎡)に共同住宅などを建設する事業予定者を総合評価方式で選定した結果、「三井不動産レジデンシャル」を代表企業とする「(仮称)幕張新都心若葉住宅地区街づくり検討グループ」を特定しています。

 最終的には、「A区画、B-1街区、B-2街区、B-3街区、B-4街区、B-5街区、B-6街区、B-7街区」の8区画が開発され、約4,500戸の住宅機能を整備し、約1万人が暮らす街が整備される予定です。

 第一弾の「幕張ベイパーク クロスタワー&レジデンス」と第二弾の「幕張ベイパーク スカイグランドタワー」は竣工済です。現在は、第三弾の「幕張ベイパーク  ミッドスクエアタワー」と第四弾の超高層シニアレジデンス「(仮称)パークウェルステイト 幕張 計画」が建設中です。

● 幕張ベイパーク ライズゲートタワー
 幕張ベイパークの第五弾として「(仮称)幕張新都心若葉住宅地区計画(B-4街区)」が建設中です。地上38階、地下0階、高さ141.60m、延床面積85,023.00㎡、総戸数768戸の超高層タワーマンションになります。

 「(仮称)幕張新都心若葉住宅地区計画(B-4街区)」の正式名称が「幕張ベイパーク ライズゲートタワー」に決定し、公式ホームページがオープンしました。

 引用資料 公式ホームページ
 幕張ベイパーク ライズゲートタワー

幕張ベイパーク ライズゲートタワーの概要
◆ 所在地-(仮称)幕張新都心若葉住宅地区計画(B-4街区)
◆ 所在地-千葉県千葉市美浜区若葉三丁目1番13(地番)
◆ 交通-JR京葉線「海浜幕張」駅徒歩16分
◆ 階数-地上38階、地下0階
◆ 高さ-最高部141.60m、建築物132.90m
◆ 敷地面積-17,911.69㎡
◆ 建築面積-6,950.11㎡
◆ 延床面積-85,023.00㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造、木造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭、既製コンクリート杭
◆ 地震対策-中間免震構造(1階と2階の間に積層ゴム等を設置)
◆ 用途-共同住宅、駐車場、店舗
◆ 総戸数-768戸
◆ 建築主-三井不動産レジデンシャル、野村不動産、三菱地所レジデンス、伊藤忠都市開発、東方地所、富士見地所、袖ヶ浦興業
◆ 設計者・監理者-熊谷組
◆ 施工者-熊谷組
◆ 着工-2022年11月01日
◆ 竣工-2026年02月下旬予定
◆ 入居開始-2026年03月下旬予定


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「エントランス完成予想CG」です。


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免震構造

 建物1階と2階の間に設置した積層ゴム等の免震層が揺れを吸収・分散し、地震エネルギーを建物に伝わりにくくする「中間免震構造」を採用しています。地震の激しい横揺れを低減し、建物の倒壊につながるゆがみや変形から守るとともに、家具の転倒などによる室内での二次災害防止にも効果的です。


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「街区完成予想CG」です。

 
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「敷地配置概念イラスト」です。


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「位置図」です。


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「幕張ベイパーク ライズゲートタワー」の2023年10月中旬の建設状況です(写真提供読者さん)。


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内部の様子です(写真提供読者さん)。


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地上部分の鉄筋の配筋が始まっています(写真提供読者さん)。


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たくさんの「H形鋼」が見えます(写真提供読者さん)。


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「油圧ショベル」が稼働しています(写真提供読者さん)。


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  「(仮称)幕張新都心若葉住宅地区計画(B-4街区)」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。



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2023年10月18日 (水)

幕張新都心 幕張ベイパークの第三弾 地上43階、高さ約155mの 「幕張ベイパーク ミッドスクエアタワー」 2023年10月中旬の建設状況

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-幕張ベイパーク-

 「千葉県企業庁」は、千葉市美浜区若葉三丁目の「幕張新都心若葉住宅地区」の総面積17.5ha(正確には175,808.59㎡)に共同住宅などを建設する事業予定者を総合評価方式で選定した結果、「三井不動産レジデンシャル」を代表企業とする「(仮称)幕張新都心若葉住宅地区街づくり検討グループ」を特定しています。

 最終的には、「A区画、B-1街区、B-2街区、B-3街区、B-4街区、B-5街区、B-6街区、B-7街区」の8区画が開発され、約4,500戸の住宅機能を整備し、約1万人が暮らす街が整備される予定です。

 第一弾の「幕張ベイパーク クロスタワー&レジデンス」と第二弾の「幕張ベイパーク スカイグランドタワー」は竣工済です。現在は、第三弾の 「幕張ベイパーク ミッドスクエアタワー」と第四弾として超高層シニアレジデンス「(仮称)パークウェルステイト幕張計画」が建設中です。

● 幕張ベイパーク ミッドスクエアタワー
 
第三弾として「幕張新都心若葉住宅地区計画(B-3街区)」が建設中です。地上43階、高さ155.64m、延床面積85,469.98㎡、総戸数749戸の大規模な超高層タワーマンションです。正式名称が「幕張ベイパーク ミッドスクエアタワー」に決定しています。竣工前ですが、全戸完売しています。

 引用資料 公式ホームページ(全戸完売のため削除)
 幕張ベイパーク ミッドスクエアタワー

幕張ベイパーク ミッドスクエアタワーの概要
◆ 計画名-幕張新都心若葉住宅地区計画(B-3街区)
◆ 所在地-千葉県千葉市美浜区若葉三丁目1-11(地番)
◆ 交通-JR京葉線「海浜幕張」駅徒歩13分
◆ 階数-地上43階、地下0階
◆ 高さ-最高部155.35m
◆ 敷地面積-21,417.98㎡(B-3街区全体)、16,441.15㎡(ミッドスクエアタワー)
◆ 建築面積-7,298.94㎡(ミッドスクエアタワー)
◆ 延床面積-85,494.55㎡(ミッドスクエアタワー)
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、鉄骨造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭、既製コンクリート杭
◆ 地震対策-中間免震構造(1階と2階の間に積層ゴム等を設置)
◆ 用途-共同住宅、駐車場、店舗、児童福祉施設
◆ 総戸数-749戸
◆ 建築主-三井不動産レジデンシャル、野村不動産、三菱地所レジデンス、伊藤忠都市開発、東方地所、富士見地所、袖ヶ浦興業
◆ 設計者・監理者-熊谷組
◆ 施工者-熊谷組
◆ 着工-2020年08月24日
◆ 竣工-2023年10月下旬
◆ 入居開始-2024年03月下旬予定


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「外観完成予想CG」です。


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「外観完成予想CG」です。


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「グランドエントランス完成予想CG」です。


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「免震構造概念CG」です。地震対策として、「中間免震構造(1階と2階の間に積層ゴム等を設置)」を採用します。第一弾の「幕張ベイパーク クロスタワー&レジデンス」と第二弾の「幕張ベイパーク スカイグランドタワー」も「中間免震構造」を採用しています。


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「位置図」です。


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「幕張ベイパーク ミッドスクエアタワー」の2023年10月中旬の建設状況です(写真提供読者さん)。


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クレーン類はすべて姿を消しています。竣工は2023年10月下旬予定です(写真提供読者さん)。


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角度を変えて見た様子です。竣工前ですが、全戸完売しています(写真提供読者さん)。


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地震対策として「中間免震構造」を採用しています。1階と2階の間に積層ゴム等の「免震装置」を設置しています(写真提供読者さん)。


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塔屋です(写真提供読者さん)。


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「幕張ベイパーク ミッドスクエアタワー」を少し引いて見た様子です(写真提供読者さん)。


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「幕張ベイパーク ミッドスクエアタワー」となる「幕張新都心若葉住宅地区計画(B-3街区)」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。



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2023年10月17日 (火)

山手線北側に誕生する新たなランドマーク 地上47階、高さ約180mの複合再開発「(仮称)西日暮里駅前地区第一種市街地再開発事業」

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-(仮称)西日暮里駅前地区第一種市街地再開発事業-
 
荒川区の西日暮里駅周辺地区では、2007年度から、「西日暮里5丁目まちづくり協議会」が中心となり、廃校になった中学校跡地(旧道灌山中学校)の活用方法から、さらに広域的なまちづくりをテーマとして、まちづくりの検討が進められています。

 概要は、地上47階、塔屋2階、地下2階、高さ約180m、延床面積約162,900㎡です。「住宅・業務棟」と「商業・ホール棟」が建設されます。ペデストリアンデッキで、「JR山手線」と「日暮里舎人ライナー」の西日暮里駅に接続します。駅前の交通広場なども整備する予定です。

● 参加組合員予定者を東急不動産に決定!
 「西日暮里駅前地区市街地再開発準備組合」は、西日暮里駅前地区における市街地再開発事業において、参加組合員予定者の選定を実施し、参加組合員予定者を「東急不動産」に決定しました。

 引用資料 東急不動産(2023/10/16)
 山手線北側に誕生する新たな東京のランドマーク~ 「西日暮里駅前地区市街地再開発事業」参加組合員予定者決定のお知らせ 山手線駅デッキ接続×住宅・大規模商業・ホールの複合再開発

 再開発予定地は、JR山手線・京浜東北線、東京メトロ千代田線、都営日暮里・舎人ライナーの4路線が結節しています。日暮里駅からは、成田空港へダイレクトでアクセス可能であり、交通利便性に加え、近年観光地として、外国人観光客からも人気の「谷根千エリア」や文京エリアに徒歩圏という魅力的なエリアです。

 一方で、周辺では広場や緑が不足し、相応の築年数を経過している建物が多く、安全性・防災性の課題があります。こうした課題を解決し、更なる魅力を高めるため、住宅・大規模商業施設・ホール(コンベンション施設)・事務所・文化交流施設・保育施設・屋上庭園など新旧の魅力が融合した街づくりを目指します。

(仮称)西日暮里駅前地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-東京都荒川区西日暮里五丁目32番他
◆ 交通-JR山手線・京浜東北線、東京メトロ千代田線、日暮里・舎人ライナー「西日暮里」駅すぐ
◆ 階数-(住宅・業務棟)地上47階、塔屋2階、地下2階、(商業・ホール棟)地上11階、地下2階
◆ 高さ-(住宅・業務棟)最高部約180m、建築物約170m、(商業・ホール棟)最高部約68m
◆ 敷地面積-約12,340㎡
◆ 建築面積-約9,870㎡
◆ 延床面積-約162,900㎡(住宅・業務棟約110,000㎡、商業・ホール棟約50,000㎡)
◆ 用途-共同住宅、店舗、事務所、文化交流施設、保育施設、コンベンション施設、駐車場など
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭(江戸川層を支持地盤)
◆ 総戸数-約1,000戸
◆ 建築主-西日暮里駅前地区市街地再開発組合(予定)
◆ 参加組合員-東急不動産 
◆ 解体工事-2025年度予定
◆ 竣工-2030年度予定

(備考) 参加組合員-東急不動産となりました。事業協力者-野村不動産株式会社・三菱地所レジデンス株式会社共同企業体(野村不動産、三菱地所レジデンスJV)から変更になったようです。


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「完成イメージ」です。


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「完成イメージ」です。


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「完成イメージ」です。


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「配置図」です。 ペデストリアンデッキで、「JR山手線」と「日暮里・舎人ライナー」の「西日暮里駅」に接続します。駅前の「交通広場」なども整備する予定です。


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「計画地位置図」です。


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「(仮称)西日暮里駅前地区第一種市街地再開発事業」の予定地を南西側から見た様子です。


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南東側から見た様子です。


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街区の東側に「日暮里・舎人ライナー」の高架橋があります。


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「日暮里・舎人ライナー」の高架橋に設けられた「西日暮里駅」に向かう歩行者デッキが、基礎工事の絶好の定点観測ポイントになりそうです。



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2023年10月16日 (月)

千代田区 九段南一丁目地区まちづくり 建物の最高高さは170m以下に設定 「北街区・中街区・南街区」の3街区の現状

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-九段南一丁目地区-

 東京都千代田区の九段南一丁目地区で、新たなまちづくりの機運が高まっています。靖国通りと内堀通り、日本橋川に囲まれた地区を北・中・南の三つの街区に分けて整備するため、勉強会などが開催されています。各街区が連携した一体的なまちづくりに向け、千代田区は「九段南一丁目地区まちづくりガイドライン」を策定しました。

 引用資料 千代田区・公式ホームページ
 九段下地域のまちづくり

 千代田区は「九段南一丁目地区」の再整備に向け、2023年度内にも都市計画法に基づく都市計画手続きに着手します。エリアを三つの街区に分け、それぞれで市街地再開発事業と土地区画整理事業、ビルの個別建て替えを促進します。

 最終的には各街区がアトリウムでつながります。一体的な施設群として供用したい考えです。地区計画では建物の最高高さは170m以下に設定、手続きの着手は2023年9月以降を予定しています。


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「北街区・中街区・南街区」の3街区連携で推進します。

◆ 北街区
 九段下駅に隣接する「北街区」は、法定再開発事業を計画しており、2017年に準備組合が発足しました。事業協力者は住友不動産、コンサルタントとして日建設計が参画しています。敷地内には区営九段住宅や九段生涯学習館などがあります。

◆ 中街区
 「中街区」は三井住友銀行が所有します。千代田区は「九段下まちかど広場」と「くだんしたこどもひろば」として暫定利用していますが、土地の借用期間満了に伴い広場を既に閉鎖しました。

◆ 南街区
 「南街区」は東京堂が所有しており、現在は「東京堂千代田ビルディング」があります。中・南街区は土地区画整理事業と合わせて個別での建て替えなどを検討しています。


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「まちづくり基本構想の対象区域」です。


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「周辺の動向」です。


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北街区の「りそな九段ビル」です(写真提供読者さん)。


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北街区の「九段サウスサイドスクエア」です(写真提供読者さん)。


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手前が「中街区」、奥が「北街区」です(写真提供読者さん)。


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「中街区」です。「中街区」は解体工事が終わっています(写真提供読者さん)。


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「中街区」は、「仮囲い」で囲われています(写真提供読者さん)。


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「南街区」です。奥の白いビルは「東京堂千代田ビルディング」です(写真提供読者さん)。



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2023年10月15日 (日)

国家戦略特区 第42回東京圏国家戦略特別区域会議 地上39階、高さ約230mの「八重洲二丁目南特定街区」

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-八重洲二丁目南特定街区-

 八重洲二丁目地区では、一番北側の「北地区」で、地上45階、塔屋2階、地下4階、高さ約240m、延床面積283,896.06㎡の「東京ミッドタウン八重洲」が建設され、2022年9月17日に先行オープンしました。

 中央の「中地区」では、地上43階、塔屋1階、地下3階、高さ227m、延床面積388,650㎡の「(仮称)八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」が計画中で、2029年1月31日に竣工予定です。

 一番南側の「南地区」では、住友不動産が「八重洲富士屋ホテル」跡地の街区を中心とした大規模開発プロジェクト「八重洲二丁目南地区」を計画しています。「八重洲二丁目南地区」は、国家戦略特区に指定されています。

 2023年4月14日に「東京圏国家戦略特別区域会議東京都都市再生分科会」で、「八重洲二丁目南特定街区」の詳細な資料が公開されました。延床面積約135,200㎡と小さい理由が判明しました。以前公開されていた資料と比べて街区の範囲が大幅に縮小していました。

 引用資料 内閣府(PDF:2023/04/14)
 八重洲二丁目南特定街区 都市計画(素案)の概要

 以前公開されていた資料と比べて、「商工組合中央金庫本店」を中心とする南側の区画が再開発に不参加、北側も東端のビル群が不参加となっています。

● 第42回東京圏国家戦略特別区域会議 
 2023年10月11日に「東京圏(第42回)・福岡市・北九州市(第35回)合同区域会議」が開催されました。「第42回東京圏国家戦略特別区域会議」が開かれ、「八重洲二丁目南特定街区」の資料が公開されました。

 引用資料 内閣府(2023/10/11)
 東京圏(第42回)・福岡市・北九州市(第35回)合同区域会議

 外堀通り沿いの東側に北側から、高さ約217mの「八重洲一丁目北地区」、高さ約250mの「八重洲一丁目東B地区」、高さ約240mの「東京ミッドタウン八重洲」、高さ約227mの「八重洲二丁目中地区」、高さ約230mの「八重洲二丁目南地区」と高さ200㎡超の超高層ビルが5棟並び立つ壮観な眺めになります。

八重洲二丁目南特定街区の概要
◆ 所在地-東京都中央区八重洲二丁目8番の一部、9番
◆ 階数-地上39階、地下3階
◆ 高さ-最高部約230m
◆ 敷地面積-約8,830㎡
◆ 延床面積-約135,200㎡
◆ 容積対象面積-約114,800㎡(計画容積率1,300%)
◆ 用途-オフィス、店舗、多目的スペース、ホテル
◆ 建築主-住友不動産
◆ 着工-2024年度予定
◆ 開業-2028年度予定


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「東西の断面図」です。


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「南北の断面図」です。


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「配置図」です。


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街区の範囲が大幅に縮小

 以前公開されていた「位置図」と比べると街区の範囲が大幅に縮小されています。「商工組合中央金庫本店」を中心とする南側の区画が再開発に不参加、北側も東端のビル群が不参加となっています。


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「位置図」です。



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以前公開されていた「位置図」です。街区の範囲が3区画となっています。



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2023年10月14日 (土)

ファーストリテイリング(ユニクロ、GU) 2023年8月期は売上高2兆7665億円、営業利益3810億円 2024年8月期は売上高3兆円突破を予想!

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-ファーストリテイリング-
 
 「ユニクロ」などを展開する「ファーストリテイリング」は、2023年10月12日に「2023年8月期 決算短信〔IFRS〕(連結)」を発表しました。2023年8月期の連結決算は、海外事業が好調で売り上げ、利益ともに過去最高となりました。2024年8月期は初めて売上高が3兆円を超えると見込んでいます。

 「ファーストリテイリング」の2023年8月期(2022年9月1日~2023年8月31日)の連結決算は、売上高が2兆7665億円(前年同期比20.2%増)、営業利益は3810億円(前年同期比28.2%増)となり、いずれも過去最高となりました。

 「ユニクロ」の海外事業の売り上げがグループ全体のうち初めて5割を超えるなど、業績が好調だったことが大きな要因です。中国では、コロナ禍からの回復に加え、高い気温が続いたことで機能性の衣料品の販売が好調だったほか、アメリカやヨーロッパ、それに東南アジアなどで業績が拡大しました。「ユニクロ」の国内事業も、コロナ禍からの回復のほか、業務の効率化を進めた結果、売り上げが過去最高となりました。

 2024年8月期の連結業績予想(2023年9月1日~2024年8月31日)については、海外事業の拡大などによって「ファーストリテイリング」として初めて売上高が3兆円を超えると見込んでいます。会見では「今後数年ほどで売り上げ5兆円を達成し、さらに10兆円の達成を目指す」と述べました。


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ユニクロ シティ トウキョウ
 「ファーストリテイリング(FAST RETAILING CO., LTD.)」 は、「ユニクロ」や「GU(ジーユー)」などの衣料品会社を傘下にもつ持株会社です。本社は山口県山口市に、六本木本部は「ミッドタウン・タワー」に、有明本部は「ユニクロ シティ トウキョウ」にあります。

 世界のカジュアル衣料品の企業の中での売上高は、1位がZARAを擁する「インディテックス(スペイン)」、2位が「H&M(スウェーデン)」、3位が「ファーストリテイリング」となっています。

 「大和ハウス工業」と「ファーストリテイリング」は、東京都江東区有明一丁目に、ファーストリテイリング専用物流倉庫を建設しました。ユニクロの有明新本部「ユニクロ シティ トウキョウ」を2017年2月に稼働させました。

ユニクロ シティ トウキョウの概要
◆ 計画名-(仮称)Dプロジェクト有明Ⅰ新築工事
◆ 所在地-東京都江東区有明一丁目6-7
◆ 階数-地上6階、地下0階
◆ 高さ-最高部48.300m、軒高44.360m
◆ 敷地面積-36,309.00㎡
◆ 建築面積-19,546.78㎡
◆ 延床面積-113,148.63㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造+鉄骨造
◆ 基礎工法-杭基礎
◆用途-倉庫、オフィス
◆ 建築主-ディエイチ・ディベロップメント・ワン特定目的会社
◆ 設計者・監理者-大和ハウス工業
◆ 施工者-大和ハウス工業
◆ 着工-2014年11月15日
◆ 竣工-2016年04月08日(工事完了)
◆ 可動-2017年02月(ユニクロ シティ トウキョウ)


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ファーストリテイリング連結決算
 「ファーストリテイリング」は、日本の企業では珍しい8月決算を採用しています。「ファーストリテイリング」は2023年10月12日に「2023年8月期 決算短信〔IFRS〕(連結)」を発表しました。

 ファーストリテイリング 決算短信(PDF:2023/10/12)
 2023年8月期 決算短信〔IFRS〕(連結)

 2023年8月期(2022年9月1日~2023年8月31日)の連結決算では、売上高2,766,557百万円(前年比20.2%増)、営業利益381,090百万円(前年比28.2%増)となりました。

● 2024年8月期の連結業績予想
 2024年8月期の連結業績予想(2023年9月1日~2024年8月31日)は、売上高3,050,000百万円(前年同期比10.2%増)、営業利益450,000百万円(前年同期比18.1%増)の業績予想をしています。売上高は3兆円突破を予想しています。

ファーストリテイリング連結決算(売上高/営業利益)

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1995年8月        48,692百万円      4,164百万円
1996年8月        59,959百万円      4,441百万円
1997年8月        75,020百万円      5,263百万円
1998年8月        83,120百万円      6,011百万円
1999年8月      111,081百万円     14,343百万円
2000年8月      228,985百万円     60,627百万円
-----------------------------------------
2001年8月      418,561百万円   102,081百万円
2002年8月      344,170百万円     50,418百万円
2003年8月      309,789百万円     41,308百万円
2004年8月      339,999百万円     63,954百万円
2005年8月      383,973百万円     56,692百万円
2006年8月      448,819百万円     70,355百万円
2007年8月      525,203百万円     64,963百万円
2008年8月      586,451百万円     87,493百万円
2009年8月      685,043百万円   108,639百万円
2010年8月      814,811百万円   132,378百万円
-----------------------------------------
2011年8月      820,349百万円   116,365百万円
2012年8月      928,669百万円   126,450百万円
2013年8月   1,142,971百万円   134,101百万円
2014年8月   1,382,935百万円   130,402百万円
2015年8月   1,681,781百万円   164,463百万円
2016年8月   1,786,473百万円   127,292百万円
2017年8月   1,861,917百万円   176,414百万円
2018年8月   2,130,060百万円   236,212百万円
2019年8月   2,290,548百万円   257,636百万円
2020年8月   2,008,846百万円   149,347百万円
-----------------------------------------
2021年8月   2,132,992百万円   249,011百万円
2022年8月   2,301,122百万円   297,325百万円
2023年8月   2,766,557百万円   381,090百万円

2024年8月期予想
2024年8月   3,050,000百万円   450,000百万円(会)
2024年8月   3,056,333百万円   431,260百万円(コ)

(備考) (会)は会社予想、(コ)はアナリスト予想(コンセンサス)です。コンセンサスは頻繁に変更されます。上記のコンセンサスは2023年10月14日時点の数値です。



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2023年10月13日 (金)

虎ノ門ヒルズ駅 「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」とつながり、駅まち一体となった新たな駅が誕生 豪華な「ステーションアトリウム」 

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-虎ノ門ヒルズ駅-

 「UR都市機構」と「東京メトロ」は、東京メトロ日比谷線「虎ノ門ヒルズ駅」が2023年7月15日に虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」とつながり、「駅まち一体」となった新たな駅が誕生しました。

 引用資料 東京メトロ(PDF:2023/06/21)
 虎ノ門ヒルズ駅の拡張工事完成 虎ノ門ヒルズ ステーションタワーとつながり、まちと一体となった新たな駅へ 

 「虎ノ門ヒルズ駅」は、周辺まちづくりを一体的に進めるため、UR都市機構が事業主体として事業調整、東京メトロが駅整備を担い、2020年6月に誕生しました。その後、駅に隣接する虎ノ門一・二丁目地区市街地再開発事業の協力を得ながら、駅の拡張工事を進めてきました。

 2023年7月15日からは、改札を地上及び地下1階から地下2階に移設し、駅の東西や地上と地下をスムーズに行き来することができるようになります。駅出入口が虎ノ門ヒルズ ステーションタワー内に誕生する地下鉄駅前広場「ステーションアトリウム(面積約2,000㎡)」とつながり、ガラス越しに駅ホームへ自然光が入る、明るく開放的な「駅まち一体」の空間が実現しました。



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「断面図」です。


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「地下2階コンコース」です(写真提供読者さん)。


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「地下鉄駅前広場(ステーションアトリウム)」です。非常に豪華な造りになっています(写真提供読者さん)。


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「地下鉄駅前広場(ステーションアトリウム)」です(写真提供読者さん)。


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「エスカレーター」です。ガラスの向こうに「虎ノ門歩行者デッキ(T-デッキ)」が見えます(写真提供読者さん)。


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「エスカレーター」です(写真提供読者さん)。


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「駅構内図」です。


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「日比谷線「虎ノ門ヒルズ駅」について(概要)」です。


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「虎ノ門ヒルズ駅 周辺図」です。



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2023年10月12日 (木)

まるでシムシティ! 発展する札幌都市圏 「北海道ボールパークFビレッジ」に「北海道医療大学」が全面移転!

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-北海道医療大学-
 「北海道ボールパークFビレッジ」内の敷地において、学校法人東日本学園 北海道医療大学のキャンパス・病院等の新設に向けた計画を推進します。学校法人東日本学園 北海道医療大学は、北広島市やFSEと協力して、魅力あるまちづくりの実現を共通の基本的思想とし、Fビレッジの都市公園としてのあり方や災害時における連携協力など、Fビレッジ並びにその周辺地域のまちづくりについて協議をしながら、大学・病院の特色を活かした魅力あるまちづくりの実現に向け、協力していきます。

 引用資料 北海道日本ハムファイターズ(2023/10/10)
 北海道ボールパークFビレッジ 共同まちづくりに関する基本合意締結について

 「北海道医療大学」は3つの建物で構成されるようです。敷地面積約17,700㎡、延床面積約65,000㎡、すべての学部と札幌市北区の大学病院などを、約420億円かけてボールパーク内に移転させる計画です。

 移転工事は、2025年春に開始予定、開校時期は、2028年4月を予定しています。これに先立つ形で、北広島市は2027年度末のJR新駅開業を目指しています。

● まるでシムシティ!発展する札幌都市圏
 将来のボールパークのイメージ図を見るとまるでシムシティです。JR千歳線沿いにはタワーマンション他の建物が描かれています。「エスコンフィールドHOKKAIDO」の効果恐るべしです。

 「札幌ドーム」は悲惨な状況になっていますが、札幌都市圏としては「北海道ボールパークFビレッジ」の発展は都市圏の魅力UPに非常に有益です。

 北海道千歳市の「千歳美々ワールド(千歳市工業団地)」には、国内主要企業が出資し次世代半導体の国産化を目指す新会社「Rapidus(ラピダス)」が、最初の工場を建設しています。

 JR千歳線沿いにの「北海道ボールパークFビレッジ」、「Rapidus(ラピダス)」の工場を建設により、札幌都市圏が大幅に厚みを増します。日本のリスク分散や国土強靱化の観点からも札幌都市圏の発展は非常に有益です。

北海道医療大学新キャンパスの概要
◆ 交通-JR千歳線「北海道ボールパークFビレッジ」の新駅(予定)
◆ 敷地面積-約17,700㎡
◆ 延床面積-約65,000㎡
◆ 着工-2025年春予定
◆ 開校-2028年04月予定
◆ 総事業費-約420億円


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北海道医療大学新キャンパスの完成イメージです。


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北海道ボールパークFビレッジの新駅

 「JR北海道」は2019年12月11日に、プロ野球「日本ハムファイターズ」の新球場を含む北広島市の「ボールパーク」近くに建設する新駅の計画案を公表しました。「請願駅」のため80億~90億円と見積もる建設コストは地元負担を強調しました。2021年度から着手しても開業は2027年度末になります。

 2023年2月には、「北海道ボールパークFビレッジ」の隣接地に整備する新駅の総工費が当初試算より4割前後多い115億~125億円になるとの概算額を北広島市に伝えました。

● JR北海道が見直し案を発表!
 北海道日本ハムファイターズの新球場「エスコンフィールド北海道」に近接する新駅について、JR北海道は2023年9月13日に、当初計画より総工費を約3割抑えて85億~90億円とする新たな計画を発表しました。

 場所を従来の計画より北広島駅側に約200mずらし、一部工事を省略します。費用を負担する北広島市から工事費を抑えるよう計画の見直しを求められていました。

 引用資料 JR北海道(PDF:2023/09/13)
 北海道ボールパークFビレッジ隣接地に設置する千歳線新駅計画について

 今回、線路沿いを走る自転車道を一部移設して土木工事の一部を省き、列車を待機させる線路の設置もやめるなどして工事費を圧縮しました。また、線路の外側にホームを設置することで、列車が走る昼間も工事できるようにし、工期も7年から短縮しました。開業は2027年度末の予定です。


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「新駅線路平面図」と「新駅線路平面図(駅施設部拡大)」です。


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「位置平面図」です。



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2023年10月11日 (水)

国家戦略特区 地上29階、高さ約180mの「虎ノ門一丁目東地区第一種市街地再開発事業 施設建築物」 既存建物解体工事 2023年9月中旬の状況

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- 虎ノ門一丁目東地区第一種市街地再開発事業-

 「虎ノ門一丁目東地区第一種市街地再開発事業」は、竣工した「東京虎ノ門グローバルスクエア」の東側、東京メトロ銀座線虎ノ門駅の直上部に当たる「虎ノ門一丁目東地区」を対象に、地権者らが再開発準備組合を設立し、事業化を目指しています。ブロック内を東西に2本の道路が走る三つの街区を対象とします。

 中央日本土地建物グループの子会社である「日本土地建物」が、「独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)」および「住友不動産」ともに事業推進パートナーとして参画しています。

 「東京都」は、「虎ノ門一丁目東地区市街地再開発組合」の設立を2022年6月24日に認可しました。土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新を図り、銀座線虎ノ門駅と一体となった広場や歩行者通路の整備、産学官連携のビジネス創出・交流機能の整備等により、交通結節機能の拡充と災害時支援機能の強化、国際ビジネス交流拠点の形成を図ります。

 東京都・都市整備局 報道発表資料(2022/06/23)
 虎ノ門一丁目東地区市街地再開発組合の設立を認可します

虎ノ門一丁目東地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 計画名-虎ノ門一丁目東地区第一種市街地再開発事業 施設建築物
◆ 所在地-東京都港区虎ノ門一丁目 2番1他
◆ 交通-東京メトロ銀座線「虎ノ門」駅直結
◆ 階数-地上29階、地下4階
◆ 高さ-最高部180.00m
◆ 敷地面積-6,397.27㎡
◆ 建築面積-5,201.66㎡
◆ 延床面積-119,890.03㎡
◆ 構造-鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-パイルド・ラフト基礎(原則として建物全重量を直接基礎で支持、沈下防止の為に杭基礎にも鉛直力を負担)
◆ 用途-オフィス、店舗、集会場、共同住宅、自動車車庫
◆ 建築主-虎ノ門一丁目東地区市街地再開発組合
◆ 事業推進パートナー-日本土地建物(中央日本土地建物グループ)、独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)、住友不動産
◆ 設計者-日本設計
◆ 施工者-(未定)
◆ 解体工事-2023年05月12日~2024年06月30日予定
◆ 着工-2024年01月15日予定
◆ 竣工-2027年06月15日予定
◆ 総事業費-約1,084億円


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「都道301号線(愛宕下通り)越し(街区東側)からの鳥瞰イメージ」です(引用:港区)。


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「区道1011号線に面した広場の整備イメージ」です(引用:港区)。


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「地下駅前広場のイメージ」です(引用:港区)。


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「計画建築物立面図(北側)」です。最高部の高さが約180mです(引用:港区)。


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「計画建築物立面図(東側)」です(引用:港区)。


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「計画建築物立面図(南側)」です(引用:港区)。


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「計画建築物立面図(西側)」です(引用:港区)。


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「計画建築物断面図(南北断面)」です。工事は「逆打工法」で行われます。1階床を地下工事に先行して施工します。「逆打工法」の採用により、地下躯体工事と並行して、地上躯体工事を施工します(引用:港区)。


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「1階平面図」です(引用:港区)。


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「地下1階平面図」です(引用:港区)。


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「計画建築物配置計画図」です。西隣は先に竣工した虎ノ門駅前地区第一種市街地再開発事の「東京虎ノ門グローバルスクエア」です(引用:港区)。


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「計画地位置図(広域)」です(引用:港区)。


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「虎ノ門一丁目東地区第一種市街地再開発事業 施設建築物」の2023年9月中旬の状況です。現在は「虎ノ門一丁目東地区第一種市街地再開発事業に係る解体工事」が行われています。解体工事の工期は、2023年5月12日~2024年6月30日(予定)です(写真提供読者さん)。


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北西側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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街区を東西に貫く道路「区道1179号」です(写真提供読者さん)。


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街区西側の道路「区道1166号」です(写真提供読者さん)。


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街区南側の道路「区道1011号(新橋仲通り)」です(写真提供読者さん)。


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解体予定の建物群です(写真提供読者さん)。


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「解体工事のお知らせ」です(写真提供読者さん)。


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「虎ノ門一丁目東地区第一種市街地再開発事業 施設建築物」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。



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2023年10月10日 (火)

築地市場跡地の再開発事業 「三井不動産」を中心とする企業連合が提出した案 多目的スタジアムに「読売ジャイアンツ」が本拠地移転?

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-築地市場跡地の再開発事業-
 
築地地区では、都心の大規模な土地、歴史・文化資源などのポテンシャルを生かしながら、民間の力を最大限に活用して、東京の持続的な成⾧につながるまちづくりを進めていくこととしています。

 2018年5月に外部の有識者から成る築地再開発検討会議により取りまとめられた「築地まちづくりの大きな視点」を踏まえ、2019年3月、東京都として築地のまちづくりの将来像や方向性、進め方を示した「築地まちづくり方針」を策定しました。

 また、築地地区まちづくり事業については、2022年3月事業実施方針を策定し、2022年11月には、2023年度内の事業予定者決定に向け事業者募集要項等を公表しました。

 引用資料 東京都都市整備局
 築地まちづくり

● 読売ジャイアンツが本拠地移転?
 2023年8月30日に「築地市場跡地の再開発事業」について、「三井不動産」を中心とする企業連合が提出した案の概要を日本経済新聞の電子版が報じました。再開発への参加意思が判明したのは三井不動産連合が初めてとなります。

 事業の主体となる「特別目的会社(SPC)」に「三井不動産」のほか、「読売新聞、トヨタ不動産、鹿島建設、大成建設、清水建設、竹中工務店」が出資します。「トヨタ自動車」や「朝日新聞社」も再開発事業に加わる予定です。多目的スタジアムの建設が含まれ、総事業費が8000億円~9000億円を想定しています。

 どのグループが事業予定者に決定するのか分かりませんが、「三井不動産」を中心とする企業連合に決定した場合、「読売新聞グループ本社」が参加しているので多目的スタジアムは、「読売ジャイアンツ」の本拠地になる可能性が高いと世間では盛り上がっています。

 「東京ドーム」は1988年の開業からすでに35年が経過しています。老朽化が目立ち、いずれ建て替えか移転が必要です。2021年には、東京ドームを所有する「株式会社東京ドーム」が「三井不動産」の子会社となりました。現在は「三井不動産」が80%、「読売新聞グループ本社」が20%の株式を所有しています。


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「築地市場跡地の再開発事業」の予定地です。活用都有地面積194,679.11㎡です。面積約19haと広大です。


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敷地南側です(写真提供読者さん)。


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敷地中央です(写真提供読者さん)。


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敷地北側です(写真提供読者さん)。



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2023年10月 9日 (月)

国家戦略特区 地上44階、高さ約217mの「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業」 既存建物解体工事 2023年9月中旬の状況

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-八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業

 「国家戦略特区」の「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業」は、南北2街区に分けて開発します。「永代通り」沿いの「南街区」には、地上45階、地下5階、高さ約235m、延床面積約180,500㎡の超高層複合ビル、「日本橋川」沿いの「北街区」には、地上2階、地下1階、延床面積約1,000㎡の施設を計画していました。

 「東京都環境局」は、2020年4月20日に「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業」の環境影響評価書の閲覧を行いました。2019年4月23日に公開された「国家戦略特区」の資料からは、階数が地上45階、地下5階から地上46階、塔屋2階、地下4階、最高部の高さが約235mから約233mに変更になりました。

 更に、「北街区」の階数が、地上46階、塔屋2階、地下4階から地上44階、地下3階に変更、高さが約233mから約217mに変更されました。「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業に伴う躯体解体工事」が、「大成建設」の施工で行われています。解体工事の工期は、2023年5月8日~2024年2月28日(予定)です。

● 権利変換認可!
 「東京建物」は、八重洲一丁目北地区市街地再開発組合の一員として、中央区八重洲一丁目1番他において、権利者や地域とともに「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業」を推進してきました。2023年9月15日付で、東京都知事より権利変換計画の認可を受けました。

 引用資料 東京建物(PDF:2023/09/15)
 東京駅至近の日本橋川沿いエリアに大規模複合施設を整備「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業」権利変換認可のお知らせ

八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 計画名-八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業
◆ 所在地-東京都中央区八重洲一丁目1番および2番
◆ 交通-JR「東京」駅、東京メトロ東西線・銀座線、都営浅草線「日本橋」駅
◆ 階数-(南街区)地上44階、地下3階、(北街区)地上2階、地下1階
◆ 高さ-(南街区)最高部約217m、(北街区)約12m
◆ 敷地面積-(南街区)約7,557㎡、(北街区)約1,702㎡
◆ 建築面積-(南街区)約6,514㎡、 (北街区)約883㎡
◆ 延床面積-(南街区)約185,508㎡、(北街区)約1,036㎡
◆ 構造-鉄骨造、鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 用途-オフィス、宿泊施設、店舗、寺院、高度金融人材サポート施設
◆ 建築主-八重洲一丁目北地区市街地再開発組合
◆ 事業協力者-東京建物、大成建設
◆ 特定業務代行者-東京建物、東京ガス不動産、明治安田生命保険、大成建設
◆ 設計者-(基本設計者)日本設計、(実施設計者)大成建設
◆ 解体工事-2023年05月08日~2024年02月28日予定
◆ 着工-2024年度予定
◆ 竣工-(南街区)2028年度予定、(北街区)2031年度予定


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「日本橋川沿いの低層部イメージ」です(引用:東京建物)。


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「断面イメージ」です。最高部の高さが約217mです(引用:東京都)。


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「配置図」です(引用:東京都)。


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「2階平面図」です(引用:東京都)。


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「位置図」です(引用:東京建物)。


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「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業に伴う躯体解体工事」の2023年9月中旬の状況です(写真提供読者さん)。


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西側から見た様子です。解体工事の工期は、2023年5月8日~2024年2月28日(予定)です(写真提供読者さん)。


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南西側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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南西側から見た様子です。奥は「TGビルディング(本館)」と「TGビルディング(別館)」です(写真提供読者さん)。


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北西側から見た様子です。奥は「TGビルディング(本館)」と「TGビルディング(別館)」です(写真提供読者さん)。


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「北街区」の予定地です(写真提供読者さん)。


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「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業に伴う躯体解体工事」の解体工事のお知らせです。解体工事の工期は、2023年5月8日~2024年2月28日(予定)です(写真提供読者さん)。



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2023年10月 8日 (日)

札幌市 地上19階、高さ98.3m、延床面積約42,000㎡の超高層複合ビル「札幌ダイビル再開発プロジェクト」

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-札幌ダイビル再開発プロジェクト-

 「ダイビル」は、2023年10月6日のプレス向け発表会において、札幌市で開発を進めている「札幌ダイビル再開発プロジェクト」の計画概要を発表しました。

 併せて、基幹機能の一つであるホテルのブランドとして、「テイクアンドギヴ・ニーズ」が手掛けるラグジュアリーブティックホテル「TRUNK(HOTEL)・トランクホテル」に決定しました。

 引用資料 ダイビル(PDF:2023/10/06)
 札幌ダイビル再開発プロジェクト 計画概要発表

 2023年10月9日に創立100周年を迎える「ダイビル」が、大阪・東京に次いで国内3都市目の進出を果たしたのが札幌市です。ダイビルは、2019年に札幌市民から長らく親しまれてきた「PIVOT」をはじめとする計3物件を取得し、札幌事業室を開設しました。

 その後、札幌市をはじめ地元の方々とのコミュニケーションを積極的に図りながら、ビジネスエリアと商業エリアとが混ざり合う立地のポテンシャルを最大限に活かしたオフィス・ホテル・商業店舗の3用途構成による複合ビル再開発プロジェクトを計画し、この度、その概要を発表するに至りました。

 さらに、「札幌ダイビル再開発プロジェクト」の重要な基幹機能の一つであるホテルには、「TRUNK(HOTEL)」を選定しました。ホテルは、ウェディング事業国内大手のテイクアンドギヴ・ニーズが手掛けるラグジュアリーブティックホテルです。

札幌ダイビル再開発プロジェクトの概要
◆ 所在地-北海道札幌市中央区南2条西4丁目(ダイビルPIVOTほか跡地)
◆ 交通-札幌市営地下鉄東西線「大通」駅、札幌市営地下鉄南北線「すすきの」駅、、札幌市電「西4丁目」停留所、札幌市電「狸小路」停留所
◆ 階数-地上19階、地下2階
◆ 高さ-最高部98.3m
◆ 敷地面積-約3,150㎡
◆ 延床面積-約42,000㎡
◆ 用途-ホテル(10階~18階)約16,000㎡、オフィス(3階~8階)約19,000㎡、商業店舗(B2~2階)約5,000㎡
◆ 客室数-100~110室(想定客室単価60,000円~600,000円)
◆ 事業主-ダイビル
◆ 既存建物解体-2023年06月
◆ 着工-2024年06月予定
◆ 竣工-2027年01月末予定
◆ 開業-2027年春予定(ホテル)


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「メインエントランス(南東側)」です。


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「TRUNK(HOTEL) SAPPORO(仮称)」イメージパースです。客室数は100~110室、想定客室単価は60,000円~600,000円です。


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「TRUNK(HOTEL) SAPPORO(仮称)」イメージパースです。


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「フロア構成図」です。


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「位置図」です。



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2023年10月 7日 (土)

「六本木ヒルズ」の西隣 地上54階、高さ約200mの「西麻布三丁目北東地区第一種市街地再開発事業」 既存建物解体工事 2023年9月中旬の状況

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-西麻布三丁目北東地区第一種市街地再開発事業 -

 「野村不動産、ケン・コーポレーション、竹中工務店」が事業協力者として参画している大規模プロジェクト「西麻布三丁目北東地区第一種市街地再開発事業」は、「国家戦略特区」の提案案件となっています。
 
 計画地は、「東京の都市づくりビジョン」において、「センターコア再生ゾーン」に位置づけられており、居住機能を始め、多様な機能の集積により、魅力とにぎわいのある都市空間の形成に向けた機能更新を積極的に促進することとされています。

 「東京都」は、都市再開発法第11条第1項の規定に基づき、「西麻布三丁目北東地区市街地再開発組合」の設立を2020年9月10日に認可しました。「野村不動産、ケン・コ ーポレーション」は、これまで事業協力者として協力してきましたが、正式に参加組合員として再開発事業に参画します。

 引用資料 東京都報道発表資料(2020/09/09)
 西麻布三丁目北東地区市街地再開発組合の設立を認可

● 権利変換計画認可!
 「野村不動産、ケン・コーポレーション」の2社は、東京都港区にて権利者と推進している「西麻布三丁目北東地区第一種市街地再開発事業」が、2023年2月15日に権利変換計画について東京都知事の認可を受けました。

 引用資料 野村不動産(PDF:2023/02/15)
 住宅・事務所・商業・ホテルの超高層棟と三寺社からなる複合再開発 『西麻布三丁目北東地区第一種市街地再開発事業』 権利変換計画認可のお知らせ(野村不動産、ケン・コーポレーション)

西麻布三丁目北東地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-東京都港区西麻布三丁目及び六本木六丁目各地内
◆ 交通-東京メトロ日比谷線「六本木」駅、都営地下鉄大江戸線「六本木」駅
◆ 階数-(A街区)地上54階、地下4階、(B1街区~B3街区)地上3階、地下1階
◆ 高さ-(A街区)約200m、(B1街区~B3街区)約11~15m
◆ 施行区域面積-約16,000㎡(施設全体)
◆ 敷地面積-約10,250㎡(施設全体)
◆ 建築面積-(A街区)約3,840㎡、(B1街区~B3街区)約1,120㎡
◆ 延床面積-(A街区)約97,010㎡、(B1街区~B3街区)約2,740㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造
◆ 地震対策-制震構造
◆ 用途-(A街区)共同住宅、オフィス、商業、ホテル、子育て支援施設、(B1街区~B3街区)神社及び寺院並びにこれらに付属する建築物
◆ 総戸数-約500戸(地権者住戸含む)
◆ 建築主-西麻布三丁目北東地区市街地再開発組合(参加組合員 野村不動産、ケン・コ ーポレーション)
◆ 事業協力者-野村不動産、ケン・コーポレーション、竹中工務店
◆ 設計者-(基本設計)梓設計、(実施設計)梓設計、大成建設
◆ 施工者-大成建設(特定業務代行者)
◆ 着工-2023年度予定
◆ 竣工-2027年度予定


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「完成イメージ」です(引用:野村不動産)。


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「断面イメージ」です(引用:東京都)。


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「配置図」です(引用:野村不動産)。


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「位置図」です(引用:東京都)。


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「西麻布三丁目北東地区第一種市街地再開発事業」の予定地の北端です(写真提供読者さん)。


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「西麻布三丁目北東地区第一種市街地再開発事業既存建物解体除去工事」の2023年9月中旬の状況です(写真提供読者さん)。


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北側に振り返った様子です(写真提供読者さん)。


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この部分の解体工事は終わっています(写真提供読者さん)。


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南側を見た様子です(写真提供読者さん)。



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2023年10月 6日 (金)

地上20階、高さ約100mの世界最大規模となる「木の本店ビル」 東京海上日動ビル本館・新館 地上解体工事 2023年9月中旬の状況

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-東京海上日動ビルの建て替え-
 「東京海上日動ビル」は、行幸通りの北側の超一等地に建っています。「本館」は、丸の内の超高層ビルの黎明期の1974年2月に「東京海上ビルディング」として竣工、丸の内のシンボルのような超高層ビルです。
 本館は1976年に「BCS賞」を受賞しています。「本館」に続いて、1986年12月に「新館」が竣工しました。「本館、新館」を合わせた敷地面積は10,147.61㎡です。

 「東京海上ホールディングス」および「東京海上日動火災保険」は、現在の東京海上日動ビル本館および新館を一体で建て替えて建設する新・本店ビル計画のコンセプトを2021年9月30日にまとめました。

 柱や床などの構造材を含め、これまで他に例のないレベルで国産木材を利用し、世界最大規模の「木造ハイブリッド構造」による超高層オフィスビルをめざします。地震対策として「免震構造」を採用します。

 「東京海上日動ビル」に本店機能を置く「東京海上ホールディングス、東京海上日動火災保険、東京海上日動あんしん生命保険」の3社は、三菱地所が開発した「TOKYO TORCH(トウキョウトーチ) 常盤橋タワー」に本店を移転しました。2021年12月から順次移転を開始し、2022年6月までに移転を完了しています。 

● 新・本店ビルのデザイン(基本設計)をまとめ!
 「東京海上ホールディングス」および「東京海上日動火災保険」は、東京海上日動ビル本館および新館を一体で建て替えて建設する新・本店ビルのデザイン(基本設計)をまとめました。

 東京海上ホールディングス(PDF:2022/08/01)
 新・本店ビルのデザインについて

 新・本店ビルのエクステリアは、「丸の内」の街並みに調和し、日本の玄関口である東京駅と皇居を結ぶ行幸通りに面した場所に相応しい洗練された気品のある佇まいを表現しました。

 デザイン上の重要な役割は木材が担っています。新・本店ビルは、構造部材である柱、床に国産木材をふんだんに使い、木の使用量が世界最大規模となる高さ100mの「木の本店ビル」として生まれ変わります。

東京海上日動ビルの建て替えの概要
◆ 所在地-東京都千代⽥区丸の内⼀丁目6番1号
◆ 交通-JR「東京」駅、東京メトロ丸の内線「東京」駅、東京メトロ東西線・半蔵門線「大手町」駅、都営三田線「大手町」駅、東京メトロ千代田線「二重橋前」駅
◆ 階数-地上20階、塔屋2階、地下3階
◆ 高さ-建物高さ約100m
◆ 敷地面積-10,147.61㎡
◆ 延床面積-約130,000㎡
◆ 構造-鉄骨造、木造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 地震対策-免震構造
◆ 用途-オフィス(本店ビル)、駐車場等
◆ 建築主-東京海上ホールディングス、東京海上日動火災保険
◆ 設計者-Renzo Piano Building Workshop、三菱地所設計
◆ 施工者-竹中工務店、大林組、清水建設、鹿島建設、大成建設、戸田建設による共同企業体
◆ 解体(地上躯体解体)-2022年10月01日~2024年02月15日予定
◆ 着工-2024年12月予定
◆ 竣工-2028年度予定


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立ち並ぶ力強い大木が人々にを与えるデザイン

 新・本店ビルでは、ビルを支える柱の多くに木材を使用すると共に、床の構造材としてCLT(直交集成板)を用いることなどにより、可能な限り多くの木材を使用する予定です。

● Renzo Piano Building Workshop
 新・本店ビルのデザインは、1998年にプリツカー賞を受賞した世界的な建築家であるレンゾ・ピアノ氏が主宰する設計事務所、Renzo Piano Building Workshop(RPBW)が担当しました。日本においては「関西国際空港ターミナルビル」などの実績があります。


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完成イメージです。


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完成イメージです。


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「東京海上日動ビル本館・新館 地上解体工事」の2023年9月中旬の状況です(写真提供読者さん)。


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「東京海上日動ビル本館・新館 地上解体工事」の様子です(写真提供読者さん)。


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「東京海上日動ビル本館」の解体工事の様子です。かなり低くなりました(写真提供読者さん)。


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「東京海上日動ビル本館」と「東京海上日動ビル 新館」の間です(写真提供読者さん)。


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「東京海上日動ビル 新館」の解体工事の様子です(写真提供読者さん)。


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「解体工事のお知らせ」です(写真提供読者さん)。



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2023年10月 5日 (木)

みなとみらい21中央地区53街区 高さ約158mと高さ約90mの「横浜シンフォステージ(YOKOHAMA SYMPHOSTAGE)」 2023年9月29日の建設状況

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-みなとみらい21中央地区53街区-

 「横浜市」が「みなとみらい21中央地区53街区」の開発事業者を公募しました。横浜高速鉄道みなとみらい線「新高島駅」に直結する好立地です。「横浜市」は「最後の重要街区」と位置付けていましたが、敷地面積が20,620.58㎡と広大なため、2015年、2016年、2017年と3度の公募を行いましたが、決まりませんでした。

 2019年3月に4度目正直で、「大林組、京浜急行電鉄、新日鉄興和不動産(現:日鉄興和不動産)、ヤマハ」の4社で構成する企業グループが、横浜市による開発事業者公募「みなとみらい21中央地区53街区」の事業予定者に選定されました。

 「大林組、京浜急行電鉄、日鉄興和不動産、ヤマハ、みなとみらい53EAST合同会社」の5社で共同開発する「みなとみらい21中央地区53街区開発事業」が2021年4月に着工しました。

● 横浜シンフォステージ(YOKOHAMA SYMPHOSTAGE)
 「大林組、京浜急行電鉄、日鉄興和不動産、ヤマハ、みなとみらい53EAST合同会社」の5社で共同開発し、2024年3月末の完成を予定している「みなとみらい21中央地区53街区開発事業」の街区名称を「横浜シンフォステージ(YOKOHAMA SYMPHOSTAGE)」に決定しました。

 引用資料 大林組(2022/08/29)
 みなとみらい21中央地区53街区開発事業の街区名称を 『横浜シンフォステージ(YOKOHAMA SYMPHOSTAGE)』 に決定

横浜シンフォステージ(YOKOHAMA SYMPHOSTAGE)の概要
◆ 計画名-(仮称)MM53街区プロジェクト
◆ 所在地-神奈川県横浜市西区みなとみらい五丁目1番1 他
◆ 交通-みなとみらい線「新高島」駅徒歩1分、JR・京急・東急・相鉄・みなとみらい線・市営地下鉄「横浜」駅徒歩8分
◆ 階数-(ウエストタワー)地上30階、塔屋2階、地下1階、(イーストタワー)地上16階、塔屋1階、地下1階
◆ 高さ-(ウエストタワー) 最高部約158m、(イーストタワー)約90m
◆ 敷地面積-20,620.58㎡(施設全体)
◆ 延床面積-183,132.29㎡(施設全体)
◆ 構造-鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造(ウエストタワー・イーストタワー)
◆ フロア構成-(ウエストタワー)26階~30階が「ホテル」、25階が「全体共用」、5階~24階が「オフィス」、4階が「全体共用」、2階・3階が「店舗」、1階が「駐車場、店舗、オープンアトリウム」、(イーストタワー)5階~15階が「オフィス」、4階が「全体共用」、3階が「オフィス、店舗、オープンイノベーションスペース」、2階が「店舗」、1階が「駐車場、店舗、オープンアトリウム」
◆ 建築主-大林組、京浜急行電鉄、日鉄興和不動産、ヤマハ、みなとみらい53EAST合同会社(大林組が出資する特別目的会社)
◆ 設計者-大林組
◆ 施工者-大林組
◆ 着工-2021年04月01日
◆ 竣工-2024年03月31日予定


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横浜シンフォステージ(YOKOHAMA SYMPHOSTAGE)

 街区名称を「横浜シンフォステージ(YOKOHAMA SYMPHOSTAGE)」に決定しました。この名称には「本街区を通してヒト・モノ・コトが調和・共鳴(Symphony)し、すべての来街者にとっての新たな価値を創出し、発信する舞台(Stage)を提供する」という想いを込めています。

 ロゴマークは、横浜シンフォステージに込めた想いを、海側から山側へ高くなる2棟の建物形状と上昇する海風のイメージに重ねて表現しました。横浜シンフォステージで起こる個性あふれる新たな風が発信され広がる様子を爽やかに表現しつつ、記憶に残る視認性の高いロゴとなることをめざしました。


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「完成イメージ」です。


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「完成イメージ」です。


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「完成イメージ」です。


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「用途構成イメージ」です。

● ウエストタワー
 基準階専有面積3,360㎡(約1,016坪)を有するオフィスを主な用途とし、上層部は京急グループの新築では初出店となる「京急EXホテル」、低層部はヤマハのブランド発信拠点や店舗で構成される、新高島駅周辺の新たなシンボルとなる多機能交流拠点です。

● イーストタワー
 基準階専有面積2,796㎡(約845坪)を有し、さまざまな企業が本社、研究開発拠点として利用することを視野に入れたオフィスを主な用途とし、低層部にはオープンイノベー ションスペースや店舗を備えます。


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「<左>ウエストタワーのオフィス基準階(基準階専有面積3,360㎡)、<右>イーストタワーのオフィス基準階(基準階専有面積2,796㎡)」です。


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「配置図」です。


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横浜ランドマークタワーの69階展望フロア「スカイガーデン」から北側を見た様子です。


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「横浜シンフォステージ(YOKOHAMA SYMPHOSTAGE)」の2023年9月29日の建設状況です。


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アップです。


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「ウエストタワー」の建設現場です。クレーン類が姿を消しています。


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「イーストタワー」の建設現場です。クレーン類が姿を消しています。



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2023年10月 4日 (水)

横浜市 地上40階、高さ約162m「(仮称)北仲通北地区B-1地区新築工事」の準備工事が始まる 2023年9月29日の状況

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-(仮称)北仲通北地区B-1地区新築工事-
 「北仲通北地区」は、2000年代に高さ約220m×1棟、高さ約170m×3棟の超高層ビルが合計4棟林立する開発イメージが公開されました。「リーマンショック」の影響もあり、2010年代中頃に入ってから本格的に開発が始まりました。

 「A-4地区」は「ザ・タワー横浜北仲」、「B-2地区」は「アパホテル&リゾート〈横浜ベイタワー〉」として竣工済みです。「A-1・2地区」には、「大和地所、住友不動産」が、地上40階、塔屋2階、地下2階、高さ約150mの再開発ビルを建設予定です。

 「横浜市」は、 2021年9月3日に横浜市環境影響評価条例に基づき、(仮称)北仲通北地区B-1地区新築工事 計画段階配慮書の縦覧を行い、概要が判明しました。これで「北仲通北地区」の4棟の超高層ビルの概要が判明しました。

 引用資料 横浜市(2022/10/28)
 第68回横浜市都市美対策審議会景観審査部会議事録(令和4年8月29日開催)

● 環境影響評価書の縦覧!
 横浜市は、「(仮称)北仲通北地区B-1地区新築工事に係る環境影響評価書」の縦覧を行っています。縦覧期間は、2023年8月4日~9月4日まででしたが、2023年10月4日現在まだ縦覧できます。

 引用資料 横浜市(2023/08/04)
 (仮称)北仲通北地区B-1地区新築工事に係る環境影響評価書

(仮称)北仲通北地区B-1地区新築工事の概要
◆ 所在地-神奈川県横浜市中区北仲通五丁目25番1
◆ 交通-横浜高速鉄道みなとみらい線「馬車道」駅、JR京浜東北線・根岸線、横浜市営地下鉄ブルーライン「桜木町」駅
◆ 階数-(住宅棟)地上40階、塔屋3階、地下1階、(事務所・店舗棟)地上6階、地下0階、(店舗棟)地上2階、地下0階
◆ 高さ-(住宅棟)最高部約162m、建物高さ約150m、(事務所・店舗棟)建物高さ約35m
◆ 敷地面積-12,345.18㎡
◆ 建築面積-約9,000㎡
◆ 延床面積-109,214.47㎡
◆ 構造-(住宅棟)鉄筋コンクリート造、(事務所・店舗棟)鉄骨造
◆ 地震対策-中間免震構造
◆ 用途-共同住宅、事務所、店舗
◆ 総戸数-約700戸
◆ 事業者-東急不動産、京浜急行電鉄、第一生命保険
◆ 設計者-熊谷組、日建設計、スタジオ・ゲンクマガイ
◆ デザイン監修-日建設計
◆ 着工-2023年12月01日予定
◆ 竣工-2027年03月31日予定


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「イメージパース」です。


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「イメージパース」です。


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「イメージパース」です。


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「イメージパース」です。


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「イメージパース」です。


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「北立面図・東立面図」です。


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「南立面図・西立面図」です。


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「施設断面図」です。建物高さ約150m+塔屋約12m=最高部約162mです。


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「施設断面図」です。


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「施設配置図」です。


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「位置図」です。


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横浜ランドマークタワーの69階展望フロア「スカイガーデン」から見た
「北仲通北地区」です。


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「(仮称)北仲通北地区A1・2地区プロジェクト」と「(仮称)北仲通北地区B-1地区新築工事」です。


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「(仮称)北仲通北地区B-1地区新築工事」の2023年9月29日の状況です。


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着工は、2023年12月1日予定ですが、準備工事が始まっています。


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既存建物の地下躯体の解体工事を行ってると思われます。



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2023年10月 3日 (火)

横浜市 地上40階、高さ約150mの「(仮称)北仲通北地区A1・2地区プロジェクト」が本体工事着工 2023年9月29日の建設状況

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-(仮称)北仲通北地区A1・2地区プロジェクト-

 横浜市の新市庁舎に近接し、大岡川沿いにある北仲通北地区A-1、A-2地区の各開発計画が両地区をA-1・2地区として一体化するなどした新たなスキームで再始動しています。

 「大和地所」と「住友不動産」が事業者となり、共同住宅とホテルを主要用途となる超高層ビルを建設します。「タワー、中層部、低層部」で構成されます。

 引用資料 横浜市・公式HP(2023/03/06)
 第69回横浜市都市美対策審議会景観審査部会議事録(令和4年11月22日)

 引用資料 国土交通省(2023/05/26)
 横浜都心・臨海地域におけるハイグレードな国際交流拠点の形成 ~(仮称)北仲通北地区A1・2 地区を国土交通大臣が認定~

● 鹿島建設の施工で着工!
 「大和地所」と「住友不動産」は、横浜市中区で計画する大規模再開発事業「(仮称)北仲通北地区A1・2地区プロジェクト」の施工者を「鹿島建設」に決め、着工しています。

 「立面図」では、建物高さ約150mとなっています。以前公開されていた資料では、最高部約162m、建物高さ150mとなっていました。塔屋を含めた最高部は約162mだと思われます。

(仮称)北仲通北地区A1・2地区プロジェクトの概要
◆ 所在地-神奈川県横浜市中区北仲通六丁目103~126番地
◆ 交通-みなとみらい線「馬車道」駅、JR「桜木町」駅、横浜市営地下鉄ブルーライン「桜木町」駅
◆ 階数-(タワー)地上40階、塔屋2階、地下2階、(中層部)地上11階、地下1階、(低層部)地上7階、地下1階
◆ 高さ-(タワー)建物高さ150.00m、*塔屋を含めた最高部は約162mだと思われます(中層部)約45m、(低層部)約31m
◆ 敷地面積-9,302.31㎡
◆ 建築面積-5,448.71㎡
◆ 延床面積-97,081.86㎡(容積対象面積69,739.34㎡)
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 用途-共同住宅、ホテル、物販店舗、駐車場
◆ 総戸数-184戸
◆ 客室数-300室程度
◆ 建築主-大和地所、住友不動産
◆ 設計者-久米設計
◆ 施工者-鹿島建設
◆ 着工-2023年08月
◆ 竣工-2026年11月30日予定


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「(仮称)北仲通北地区A1・2地区プロジェクト」を含む北仲通北地区のイメージです。


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夜景イメージです。


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「北中橋ゲート」です。


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低層階のイメージです。


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「南立面図」です。建物高さ約150mとなっています。塔屋を含めた最高部は約162mだと思われます。


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「東立面図」です。


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「施設概要図」です。


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「配置図」です。


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「周辺状況」です。


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横浜ランドマークタワーの69階展望フロア「スカイガーデン」から見た
「北仲通北地区」です。


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「(仮称)北仲通北地区A1・2地区プロジェクト」と「(仮称)北仲通北地区B-1地区新築工事」です。


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「(仮称)北仲通北地区A1・2地区プロジェクト」の2023年9月29日の建設状況です。「起工式」のニュースはありませんでしたが、すでに本格着工しています。


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3台の「三点式パイルドライバ」が稼働しています。「山留め壁」の芯材となる多数の「H型鋼」が並べられています。


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「三点式パイルドライバ」です。「ソイルセメント柱列壁工法」による「山留め壁」の構築を行っています。



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2023年10月 2日 (月)

横浜市が日本一のライブ(コンサート)都市に! 世界最大級座席数20,033席の音楽アリーナ「Kアリーナ横浜」が2023年9月29日に開業!

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-Kアリーナ横浜-
 
「横浜市」は2017年11月8日に、「みなとみらい21地区60・61街区(一部)」の市有地で公募していた開発事業予定者を、「ケン・コーポレーション」に決定しました。

 「ケン・コーポレーション」は、横浜みなとみらい21地区で計画を進めている「Kアリーナプロジェクト」を2020年8月1日に着工しました。2万席を誇る世界最大級の音楽アリーナの名称を「Kアリーナ横浜」に決定、併設するツインタワーのホテル棟は、ヒルトン初の横浜進出となる「ヒルトン横浜」に、オフィス棟の名称を「Kタワー横浜」に、開発街区全体の名称を「ミュージックテラス」に決定しました。

 「ケン・コーポレーション」と「Kアリーナマネジメント」は、横浜みなとみらい21地区で大規模複合開発「Kアリーナプロジェクト(街区名称ミュージックテラス)」を推進していますが、2023年7月31日(月)に竣工しました。

 引用資料 ケン・コーポレーション(PDF:2023/08/01)
 世界最大級、2万席の音楽アリーナ「Kアリーナ横浜」が竣工

 引用資料 公式ホームページ
 Kアリーナ横浜

 横浜みなとみらい21地区で大規模複合開発 「Kアリーナプロジェクト(街区名称:ミュージックテラス)」の開発の核となる「Kアリーナ横浜」を2023年9月29日に開業しました。2023年9月29日(金)・9月30日(土)・10月1日(日)の3日間、横浜出身の2人組アーティスト ゆず による「YUZU SPECIAL LIVE 2023 in K-Arena Yokohama」を開催しました。

● 横浜市が日本一のライブ(コンサート)都市に!
 世界最大級座席数20,033席の音楽アリーナ「Kアリーナ横浜」が2023年9月29日に開業しました。これにより、横浜市が日本一の「ライブ(コンサート)」を行うことのできる都市になりました(カウント方法によっては東京都23区が日本一)。

 1万人以上を収容出来るのアリーナ会場が、「Kアリーナ横浜(座席数20,033席)、横浜アリーナ(収容人数17,000人)、ぴあアリーナMM(収容人員12,141人」の3カ所になりました。正にライブのメッカです。

 それに回数は少ないですが、「日産スタジアム(収容人員72,327人、横浜スタジアム(収容人員35,250人)」でもライブが行えます。ライブ会場ではないですが「パシフィコ横浜」でもよくライブが行われています。こんな恵まれている都市は他にはありません。関西人の私から見たら天国のような環境です。
 
ミュージックテラスの概要
◆ 計画名-Kアリーナプロジェクト新築工事
◆ 所在地-神奈川県横浜市西区みなとみらい六丁目2番2他(60・61街区の一部区画)
◆ 交通-みなとみらい線「新高島」駅より徒歩約5分、JR「横浜」駅より徒歩約9分
◆ 階数-(Kアリーナ横浜)地上9階、地下0階、(ヒルトン横浜)地上26階、地下1階、(Kタワー横浜)地上21階、地下1階
◆ 高さ-(ヒルトン横浜・Kタワー横浜)99.87m、(Kアリーナ横浜)約45m
◆ 敷地面積-31,793.97㎡
◆ 建築面積-約27,600㎡
◆ 延床面積-(施設全体)約118,680㎡、(Kアリーナ横浜)約54,090㎡、(ヒルトン横浜)約34,850㎡、(Kタワー横浜)約29,740㎡
◆ 用途-鉄骨造、一部(鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造)
◆ 用途-(Kアリーナ横浜) 観覧場(音楽アリーナ)、駐車場等、(ヒルトン横浜)ホテル、店舗、駐車場等、(Kタワー横浜)オフィス、店舗、駐車場等
◆ アリーナ座席数-20,033席
◆ ホテル客室数-339室
◆ 建築主-ケン・コーポレーション
◆ 設計者-梓設計(代表)、国建、鹿島建設
◆ 施工者-鹿島建設
◆ 着工-2020年08月01日
◆ 竣工-2023年07月31日
◆ 開業-2023年09月29日(Kアリーナ横浜)


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「アリーナ外観」です。多種多様な文化が混じりあう国際都市・横浜に、世界最大級の音楽に特化したアリーナとなる「Kアリーナ横浜」が誕生しました。


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「フロアマップ」です。20,033席を誇る客席は、ステージ前方のアリーナに加え、三層構造となるスタンドの全席がステージ正面を向いた扇型の形状で、オーディエンスに囲まれた迫力ある空間と一体感を生みだします。

● LEVEL1~LEVEL7
 客席は、「LEVEL1(アリーナ)」、「LEVEL3(外)アリーナデッキ」、「LEVEL3(内)ロアースタンド」、「LEVEL4」、「LEVEL5(ミドルスタンド)」、「LEVEL7(アッパースタンド)」に分かれています。


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「断面イメージ」です。


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「配置図」です。


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「位置図」です。


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横浜ランドマークタワーの69階展望フロア「スカイガーデン」から見た様子です。「横浜みなとみらい21地区」がすっかり超高層ビルで埋め尽くされました。横浜市の地道な努力の積み重ねが実りました。


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開業日の2023年9月29日の「Kアリーナ横浜」です。


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たくさんの人が並んでいます。2023年9月29日(金)・9月30日(土)・10月1日(日)の3日間、横浜出身の2人組アーティスト ゆず による「YUZU SPECIAL LIVE 2023 in K-Arena Yokohama」を開催しました。

 「横浜アリーナ」で行われた乃木坂46の
「33rdSGアンダーライブ」に行った友人に撮影してもらいました。本当は「Kアリーナ横浜」の現地も撮影してもらう予定だったのですが、「33rdSGアンダーライブ」でのグッズ販売が捌ききれず、長蛇の列になったため「Kアリーナ横浜」には行く時間が無かったそうです。残念・・・


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33rdSGアンダーライブ

 乃木坂46の
「33rdSGアンダーライブ」は、「横浜アリーナ」で、2023年9月29日(金)、9月30日(土)、10月1日(日)の3日間行われました。選抜メンバーのいないアンダーライブで、立見席も含めチケット全完売となりました。各日1万2000人、3日間合計で3万6000人を動員しました。凄いですね。


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2023年9月29日は、運営のグッズ販売があまりにもクソだったため長蛇の列になり、そのまま開場時間を迎え、グッズ を買えない人が続出したそうです。運営は「横アリ」で何度もライブを行っているのに何をやっているんだか・・・


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横浜アリーナは大阪から日帰りでも行ける!
 掲示板等を見ていると首都圏在住の方が「横浜アリーナ」は不便と書いています。確かに新横浜にあるので首都圏在住の方は少し不便かも知れません。でも「横浜アリーナ」は新幹線の「新横浜駅」のすぐ近くという大きな強味があります。

 ライブを頻繁に見る人は全国を渡り鳥のように旅します。私の友人は大阪から「横浜アリーナ」に日帰りで頻繁に行っています。ライブが終わる直前の混む前に会場を出て新幹線に飛び乗って大阪に帰ります。

 「新横浜駅」を午後9時42分発の「のぞみ」に乗ると午後11時45分に「新大阪駅」に着きます。多くの場合ライブの全編は見ることは出来ませんが、ほとんど見ることが出来ます。こんな広い日帰り商圏を持つライブ会場は「横浜アリーナ」くらいです。

 全国のアリーナ会場のほとんどを制覇した友人が、「横浜アリーナ」と「大阪城ホール」は、アリーナ会場として施設が総合的に別格に素晴らしいと言っていました。


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池田瑛紗の
痛車
 「横浜アリーナ」の前の駐車場に乃木坂46の 「池田瑛紗(いけだてれさ)」の痛車が止まってたそうです(笑)。ちなみに私の今の推しも「てれぱん(池田瑛紗)」です。私の推しだった「松村沙友理、新内眞衣、早川聖来」は卒業しました。5期生に「てれぱん」が入って来なかったら、私は乃木坂ファンを卒業していたと思います。



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2023年10月 1日 (日)

国家戦略特区 地上43階、高さ約227m、延床面積約388,650㎡の「八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業施設建築物」 2023年9月中旬の状況

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-(仮称)八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業-

 東京駅の八重洲口では、北側の「(仮称)東京駅前八重洲一丁目東地区第一種市街地再開発事業」、中央の「(仮称)八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業」、南側の「(仮称)八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」が計画されています。

 その中で、最も進んでいるのが「(仮称)八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業」です。地上45階、塔屋2階、地下4階、高さ約240mの巨大な超高層複合ビルが建設されます。2018年12月3日に起工式が執り行われました。「東京ミッドタウン八重洲」として2022年9月17日に先行オープンしました。

 3地区で最大規模なのが「(仮称)八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」です。当初計画では、2020年4月着工~2023年5月末竣工の予定でしたが、2022年度着工~2025年度竣工の予定に延期、更に延期されて、2024年度着工~2028年度竣工を想定しています。

 「東京都」は、都市再開発法第11条第1項の規定に基づき、八重洲二丁目中地区市街地再開発組合の設立を2021年10月19日に認可しました。市街地再開発事業の施行により、土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新を図り、国際都市東京の玄関口として高次な機能集積と都市基盤の強化を実現します。

 「八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業施設建築物」の建築計画のお知らせが掲示されています。概要は、階数が、地上43階、塔屋1階、地下3階、高さ約227m、延床面積約388,650㎡です。

 引用資料 東京都環境局(2023/01/31) リンク切れ
 「八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」変更届

八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 計画名-八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業施設建築物
◆ 所在地-東京都中央区八重洲二丁目4番、5番、6番、7番
◆ 交通-JR「東京」駅、東京メトロ丸の内線「東京」駅、東京メトロ銀座線「京橋」駅、東京メトロ東西線・銀座線・都営浅草線「日本橋」駅
◆ 階数-地上43階、塔屋1階、地下3階
◆ 高さ-最高部約227m
◆ 敷地面積-19,562.71㎡
◆ 建築面積-約15,400㎡
◆ 延床面積-約388,650㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 用途-オフィス、店舗、劇場、サービスアパートメント、インターナショナルスクール、バスターミナル、駐車場
◆ 基礎工法-直接基礎、一部杭基礎
◆ 建築主-八重洲二丁目中地区市街地再開発組合(参加組合員 三井不動産、鹿島建設、住友不動産、阪急阪神不動産、ヒューリック、UR都市機構)
◆ 設計者-鹿島建設
◆ 施工者-(未定)
◆ 解体工事-2023年04月26日~2024年08月31日予定
◆ 着工-2023年11月01日予定
◆ 竣工-2029年01月31日予定
◆ 総事業費-約3,172億円(調査設計計画費約84億円、土地整備費約123億円、補償費約723億円、工事費約2,062億円、事務費等約180億)


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「断面図(南北断面)」です。


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「断面図(東西断面)」です。


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「1階平面図」です(引用:東京都)。


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「地下1階平面図」です(引用:東京都)。


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「配置計画図」です。


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「位置図」です。


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「全体工事工程」です。

● 逆打ち工法+順打ち工法の複合工法!
 地下外周部を「逆打ち工法」、地下中央部を「順打ち工法」で行います。外周部は、1階先行床を構築し、「逆打ち工法」にて順次躯体を構築します。地下中央部は、最下層の基礎部を構築後、地下部の鉄骨建方を行い、1階先行床を構築し、地下3階より順次上階へ構築する「順打ち工法」を採用します。

 基礎工法は「直接基礎」です。全体工事工程に「杭工事」とありますが、逆打ち工法で「構真柱(こうしんちゅう)」を建込むための「場所打ちコンクリート杭」です。そのため基礎工法は、東京礫層を支持地盤とするとする「直接基礎」です。


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「八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業施設建築物」の2023年9月中旬の状況です。解体工事の工期は、2023年4月26日~2024年8月31日予定です(写真提供読者さん)。


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解体される建物群です。街区内すべての建物が参画します(写真提供読者さん)。


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街区の南面です(写真提供読者さん)。


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街区の西面です(写真提供読者さん)。


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街区の北面です(写真提供読者さん)。


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街区の北東角です(写真提供読者さん)。


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街区の東面(北側から)です(写真提供読者さん)。


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街区の東面(南側から)です(写真提供読者さん)。


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「労災保険関係成立票」です。解体工事の工期は、2023年4月26日~2024年8月31日予定です(写真提供読者さん)。


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「八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業施設建築物」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。



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