横浜みなとみらい21地区 みなとみらい21地区着工40周年記念事業 既に96%以上が開発され、横浜市の都市格が格段に上がる!
-横浜みなとみらい21地区-
「みなとみらい21地区」は、2023年11月8日に事業着工から40周年を迎えます。今後は、研究開発拠点や音楽施設、ミュージアムが重層的に集積する特徴を生かして、都市型の文化や産業を醸成・発信するとともに、社会的課題である脱炭素についても先行的に取組んでいきます。
あわせて、みなとみらい21地区着工40周年記念事業実行委員会は、40周年を契機に様々なイベントを展開し、これまでの軌跡や、みなとみらいの未来のビジョンを感じられるような機会を設けます。
引用資料 一般社団法人横浜みなとみらい21
みなとみらい21 40周年
引用資料 一般社団法人横浜みなとみらい21
みなとみらい21地区が40周年を迎えます!
みなとみらいは、既に96%以上が開発され、商業の他、研究開発拠点、音楽施設、ミュージアムなどが集積し、様々な分野の人材が集まる街に成長しました。これからは、建設の時代から、次のステージへ向かいます。
● 横浜市の都市格が格段に上がる!
40年の間には紆余曲折がありました。首都圏ではリスク分散の観点から、千葉市の「幕張新都心」、さいたま市の「さいたま新都心」、横浜市の「みなとみらい21地区」の新都心プロジェクトがありました。
最初は「幕張新都心」に勢いが、その後は「さいたま新都心」に勢いがありました。しかし、「幕張新都心」と「さいたま新都心」は急速に失速していきます。2010年以降は「みなとみらい21地区」の圧勝という感じです。
「みなとみらい21地区」も、バブル崩壊、1997年の金融市場の大混乱、リーマンショック、コロナ禍などの大きな逆風に襲われます。その中での「みなとみらい21地区を成功させる!」という意思は40年間揺るぎませんでした。
多くの地方自治体市では首長が変わると方針がガラッと変わる事があります。しかし、横浜市は誰が市長になろうとも「みなとみらい21地区を成功させる!」は、横浜市政の中で最重要項目であり続けました。
「みなとみらい21地区」の成功要因には、(1)東京に近い、(2)横浜駅や桜木町駅に近い、(3)埋め立てが島ではなく陸続きだったなどの地の利がありますが、最大の成功要因は「みなとみらい21地区を成功させる!」という意志を貫いた事だと私は思っています。
私は、40年前から「みなとみらい21地区」の変化をずっと見てきました。1983年の「横浜市」は人口が多いだけでそんなに凄い都市ではなかったです。1983年の時点ではこんなに成功するとは思っていませんでした。みなとみらい21地区の成功により、横浜市の都市格は格段に上がりました。
「1983年 みなとみらい21事業着工時」です。みなとみらい21地区の多くの部分が「公有水面埋立地」です(引用:横浜市)。
2007年11月4日に撮影した空撮写真です。この時点ではまだほとんどが空き地もしくは暫定施設です。
● ワーマンション群が出現
当初は「みなとみらい21地区」にはタワーマンションの建設は想定されていませんでした。しかし、あまりにも土地の売れ行きが悪かったので、計画が見直されました。2000年9月の「M.M.タワーズ the East」の着工を皮切りに、一気にタワーマンション群が出現しました。現実に即した方針変更だったと思います。
撮影日2007年11月5日 この頃はまだほとんどが空き地もしくは暫定施設です。
撮影日2010年5月9日 2008年9月の「リーマンショック」の影響で、多くのプロジェクトが中止や延期もしくは規模縮小しました。
撮影日2013年12月1日 この頃の開発ペースは非常にゆっくりでした。
撮影日2017年2月17日 この頃から開発が加速しました。
撮影日2019年2月10日 この頃は同時に複数のプロジェクトが工事中でした。「みなとみらい21地区」の開発の最盛期を迎えました。
撮影日2022年12月6日 コロナ禍でも工事はストップする事無く次々と完成しました。
撮影日2023年9月29日 既に96%以上が開発されています。これはもう大成功と言っていいでしょう。「みなとみらい21地区」の成功により、横浜市の都市格は格段に上がりました。
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