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2023年11月

2023年11月30日 (木)

日本GLP 総延床面積約121万㎡の「GLP昭島プロジェクト」 東京都昭島市の広大な敷地に、物流施設3棟、データセンター8棟を建設!

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-GLP昭島プロジェクト-

 東京都環境局は、「日本GLP」が設立した特定目的会社・昭島が計画する「GLP昭島プロジェクト」の環境影響評価調査計画書を公表しました。昭島市つつじが丘一丁目1番外の面積約58.8haに、物流施設×6棟、データセンター×9棟、複合用途施設×1棟などを建設します。

 計画地は、アメリカ軍横田基地の南側で、玉川上水沿いの緑地や、代官山緑地に隣接する昭島市北部にあります。第2次世界大戦後にゴルフ場や宿泊施設などが整備され、2021年度に「日本GLP」が土地を取得しました。

 日本GLPは2022年2月14日に、大規模多機能型物流施設「GLP ALFALINK 昭島」の開発を行うことを発表しています。「GLP ALFALINK相模原」、「GLP ALFALINK 流山」、「GLP ALFALINK 茨木」に続く「ALFALINK」ブランドの第4弾となります。

 引用資料 東京都環境局(2022/10/14)
 「GLP昭島プロジェクト」環境影響評価調査計画書

● 総延床面積約1,212,300㎡!
 「日本GLP」は、東京都昭島市に総延床面積約1,212,300㎡の物流施設群「GLP昭島プロジェクト」を建設します。ゴルフ場や宿泊施設などの跡地に、物流施設3棟とデータセンター(DC)8棟を整備します。2025年4月に新築着工し、2028年の完成を目指します。

 引用資料 日本GLP(PDF:2023/11/17)
 GLP昭島プロジェクト計画概要 

 日刊建設工業新聞(2023/11/29)
 日本GLP/GLP昭島プロジェクト(東京都昭島市)、総延べ121万平米物流施設群

 「GLP昭島プロジェクト」環境影響評価調査計画書では、総敷地面積約588,000㎡に、物流施設×6棟、データセンター×9棟、複合用途施設×1棟などとなっていましたが、総敷地面積約524,960㎡に、物流施設×3棟、データセンター×8棟に変更になりました。

物流施設(総敷地面積約351,250㎡、総延床面積約920,260㎡)
◆ 物流1-地上5階、高さ約45m、延床面積約448,780㎡
◆ 物流2-地上7階、高さ約55m、延床面積約267,460㎡
◆ 物流3-地上5階、高さ約40m、延床面積約204,020㎡

データセンター(総敷地面積約173,710㎡、総延床面積約292,040㎡)
 「データセンター」は、「データセンター1~データセンター8」の8棟が建設されます。8棟共に地上4階、高さ約35mです。8棟の総延床面積約292,040㎡です。


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(変更前)2022年10月14日に公開された「施設配置計画図」です(引用:東京都環境局)。


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「現況図」です。計画地内の現況は「ゴルフ場、ゴルフ練習場、宿泊施設等」です(引用:東京都環境局)。


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「空中写真」です。写真左上に見える滑走路は「アメリカ軍横田基地」です(引用:東京都環境局)。


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「計画地周辺の主要な道路交通網」です(引用:東京都環境局)。



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2023年11月29日 (水)

ホンダ(本田技研工業) 本社ビル「ホンダ青山ビル(Honda青山ビル)」の建て替え 新たなビルでの業務開始は2030年度予定!

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-ホンダ(本田技研工業)-
 「本田技研工業(HONDA MOTOR CO.,LTD)」は、東京都港区南青山二丁目1番1号本社を置く、世界的な輸送機器メーカーです。自動車、オートバイ、小型ジェット機(ビジネスジェット)、芝刈機、発電機、除雪機、小型耕うん機などの製造販売を行っています。

 「本田技研工業」は、1946年9月1日に、「本田宗一郎氏」が静岡県浜松市に「本田技術研究所」を開設、1948年9月24日に、「本田技研工業株」を設立、1953年には本社を東京に移転しました。

● ホンダ青山ビルの建て替え!
 「本田技研工業」は、東京都港区南青山に所有する「ホンダ青山ビル(Honda青山ビル)」を、2030年度の完成を目標に新たなビルに建て替えます。社会や産業が急速に変革に向かう状況の中で、Hondaは将来にわたり人々や社会から「存在を期待される企業」であり続けることを目指しています。

 そのために、「イノベーションを生み出す変革と発信の拠点」となるグローバル本社機能を構築することが必要だと考え、それを実現できる新たなビルへの建て替えを決定しました。

 本田技研工業(2023/09/27)
 Honda青山ビル 建て替えについて

 現在のHonda青山ビルは2025年春に解体し、2030年度の完成を目標に新たなビルを建設します。建て替え期間中、Honda青山ビルに勤務していた従業員は、港区虎ノ門の「T-2Project(虎ノ門二丁目地区第一種市街地再開発事業 業務棟)」と埼玉県和光市の「Honda和光ビル」にて業務を行う予定です。

ホンダ青山ビル(Honda青山ビル)の概要
◆ 所在地-東京都港区南青山二丁目1-1
◆ 交通-東京メトロ銀座線・東京メトロ半蔵門線・都営大江戸線「青山一丁目」駅すぐ
◆ 階数-地上17階、塔屋1階、地下3階
◆ 高さ-72.12m
◆ 敷地面積-約4,756㎡
◆ 建築面積-約2,437㎡
◆ 延床面積-約40,224㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造)
◆ 用途-オフィス(本社)
◆ 建築主-ホンダ総合建物
◆ 設計者-椎名政夫建築設計事務所、石本建築事務所、間組
◆ 施工者-間組
◆ 竣工-1985年08月19日


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本田技研工業の連結決算

 「本田技研工業」は、2023年11月9日に「2024年3月期 第2四半期決算短信〔IFRS〕(連結)」を発表しました。2023年4月~9月までの連結決算で、売上収益9,609,392百万円(前年同期比18.9%増)、営業利益696,573百万円(前年同期比53.6%増)でした。

 本田技研工業(PDF:2023/11/09)
 2024年3月期 第2四半期決算短信〔IFRS〕(連結)

● 2024年3月期の連結業績予想
 2024年3月期の連結業績予想(2023年4月1日~2024年3月31日)は、売上収益20,000,000百万円(前年比18.3%増)、営業利益1,200,000万円(前年比53.7%増)と、売上収益・営業利益共に過去最高の業績予想をしています。

本田技研工業の連結決算(売上収益/営業利益)
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1995年3月     3,966,164百万円     107,916百万円
1996年3月     4,252,250百万円     143,633百万円
1997年3月     5,293,302百万円     401,447百万円
1998年3月     5,999,738百万円     462,313百万円
1999年3月     6,231,041百万円     548,698百万円
2000年3月     6,098,840百万円     426,230百万円
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2001年3月     6,463,830百万円     406,960百万円
2002年3月     7,362,438百万円     639,296百万円
2003年3月     7,971,499百万円     689,499百万円
2004年3月     8,162,600百万円     600,144百万円
2005年3月     8,650,105百万円     630,920百万円
2006年3月     9,907,996百万円     868,905百万円
2007年3月   11,087,140百万円     851,879百万円
2008年3月   12,002,834百万円     953,109百万円
2009年3月   10,011,241百万円     189,643百万円
2010年3月     8,579,174百万円     363,775百万円
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2011年3月     8,936,867百万円     569,775百万円
2012年3月     7,948,095百万円     231,364百万円
2013年3月     9,877,947百万円     544,810百万円
2014年3月   11,842,451百万円     750,281百万円
2015年3月   13,328,099百万円     670,603百万円
2016年3月   14,601,151百万円     503,376百万円
2017年3月   13,999,200百万円     840,711百万円
2018年3月   15,361,146百万円     833,558百万円
2019年3月   15,888,617百万円     726,370百万円
2020年3月   14,931,009百万円     633,637百万円
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2021年3月   13,170,519百万円     660,208百万円
2022年3月   14,552,696百万円     871,232百万円
2023年3月   16,907,725百万円     780,769百万円

2024年3月期予想
2024年3月   20,000,000百万円  1,200,000百万円(会)
2024年3月   20,133,425百万円  1,297,092百万円(コ)

(備考) (会)は会社予想、(コ)はアナリスト予想(コンセンサス)です。コンセンサスは頻繁に変更されます。上記のコンセンサスは2023年11月29日時点の数値です。



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2023年11月28日 (火)

都心最大級総延床約110万㎡ 第一弾 地上45階、高さ約232mの「内幸町一丁目街区南地区第一種市街地再開発事業A棟」 2023年11月23日の状況

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-内幸町一丁目街区南地区第一種市街地再開発事業A棟-

 東京都は、都市再開発法第7条の9第1項の規定に基づき、「内幸町一丁目街区南地区第一種市街地再開発事業」の個人施行を2022年8月10日に認可しました。

 引用資料 東京都・公式HP(2022/08/09)
 内幸町一丁目街区南地区第一種市街地再開発事業の施行を認可します

 市街地再開発事業の施行により、土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新を行うとともに、内幸町一丁目街区の各地区と連携し、地域の回遊性や防災性の向上及び環境負荷の低減を図ります。

● 優良な民間都市再生事業計画として認定
 国土交通大臣は、「内幸町一丁目街区南地区第一種市街地再開発事業」を優良な民間都市再生事業計画として認定しました。これにより、認定を受けた事業者は、金融支援や税制上の特例措置の支援を受けることができます。

 引用資料 国土交通省(2022/10/21)
 まちと公園を結び、緑・潤い溢れる都市空間を形成 ~内幸町一丁目街区南地区第一種市街地再開発事業を国土交通大臣が認定~

 本事業計画は、「内幸町一丁目街区」の南地区にあたり、街区内で先行してオフィスや商業施設、ホテル等の多様な都市機能の一体的な整備を進め、都心拠点を形成します。「国土交通省」の資料により、正確な概要が判明しました。

南地区の概要
◆ 計画名-内幸町一丁目街区南地区第一種市街地再開発事業A棟
◆ 所在地-東京都千代田区内幸町一丁目1000番
◆ 交通-東京メトロ日比谷線・千代田線「日比谷」駅、都営地下鉄三田線「日比谷」駅、都営地下鉄三田線「内幸町」駅
◆ 階数-地上45階、塔屋2階、地下3階
◆ 高さ-最高部232.52m、軒高230.23m
◆ 敷地面積-(施設全体)18,617.95㎡
◆ 建築面積-(施設全体)約15,300㎡、(A棟)約11,100㎡
◆ 延床面積-(施設全体)約297,400㎡、(A棟)約287,000㎡
◆ 構造-(地上)鉄骨造、(地下)鉄筋コンクリート造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄骨造
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 用途-オフィス、商業、ホテル、ウェルネス促進施設、駐車場
◆ 建築主-中央日本土地建物、東京電力パワーグリッド、TF内幸町特定目的会社、第一生命保険、東京センチュリー、みずほ信託銀行
◆ 設計者-清水建設
◆ 施工者-(未定)
◆ 解体工事-2022年09月12日~2024年03月31日予定
◆ 着工-2024年03月下旬
◆ 竣工-2027年03月下旬予定(A棟竣工)、2039年04月頃予定(街区全体)




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南地区の「断面イメージ図」です(引用:東京都)。


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南地区の「配置図」です(引用:東京都)。


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南地区の「位置図」です(引用:東京都)。


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(仮称)内幸町一丁目街区 開発計画
 東京都千代田区の「内幸町一丁目街区」で、関係権利者が「まちづくり方針」を固めました。約6.5haの敷地を「北地区、中地区、南地区」の3地区に分けて、大規模再開発を行います。

 延床面積は、「北地区、中地区、南地区」を合わせると総延床面積1,100,000㎡となります。総延床面積約110万㎡は、単独のプロジェクトとしては、過去と現時点判明しているものも含めても日本最大の総延床面積となります。

 引用資料 三井不動産(2022/03/24)
 都心最大級延床約110万m2、日比谷公園と一体となった比類なき街づくり「TOKYO CROSS PARK構想」を発表 内幸町一丁目街区における次世代スマートシティプロジェクト


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「内幸町一丁目街区(中地区、南地区)」の2023年11月23日の状況です(写真提供SOCIO34050氏)。


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日比谷U-1ビル(中地区)

 中地区の「日比谷U-1ビル」跡です。地上躯体が姿を消しています。「NBF日比谷ビル」という名称でしたが、「三井不動産」が、2018年3月30日に取得して改称されました。この場所には、明治時代に「鹿鳴館」がありました。

 概要は、地上26階、塔屋2階、地下4階、高さ109.30m、敷地面積5,065.35㎡、延床面積51,941.13㎡です。1984年6月30日に竣工しました。竣工時の名称は「大和生命ビル」です(写真提供SOCIO34050氏)。

中地区の概要
◆ 計画名-(仮称)内幸町一丁目街区中地区 セントラルタワー
◆ 所在地-東京都千代田区内幸町一丁目1番 他
◆ 交通-東京メトロ日比谷線・千代田線「日比谷」駅、都営地下鉄三田線「日比谷」駅、都営地下鉄三田線「内幸町」駅
◆ 階数-地上48階、塔屋2階、地下6階
◆ 高さ-最高部234.5m、軒高約230m
◆ 敷地面積-(施設全体)21,656.36㎡
◆ 建築面積-(施設全体)約20,600㎡、(セントラルタワー)約12,300㎡
◆ 延床面積-(施設全体)約376,000㎡、(セントラルタワー)約361,000㎡
◆ 構造-鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎(パイルド・ラフト基礎)
◆ 用途-オフィス、商業、ホテル 他
◆ 建築主-NTT都市開発、公共建物(株)、三井不動産、東京電力パワーグリッド
◆ 設計者-竹中工務店
◆ 施工者-竹中工務店
◆ 着工-2024年07月15日予定
◆ 竣工-2029年02月28日予定(セントラルタワー)、2038年03月頃予定(街区全体)

(備考) 「中地区」にも建築計画のお知らせが掲示されています。計画名は「(仮称)内幸町一丁目街区中地区 セントラルタワー」です。


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NTT日比谷ビル(中地区)

 更に南側の中地区の「NTT日比谷ビル」跡です。地上躯体が姿を消しています。概要は、地上9階、塔屋2階、地下4階、敷地面積13,041.13㎡、建築面積5,957.36㎡、延床面積79,753.72㎡です。1961年1月1日に「日比谷電々総合建物」として竣工しました。1962年に「BCS賞」を受賞しています(写真提供SOCIO34050氏)。


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みずほ銀行内幸町本部ビル(南地区)
 南地区の「みずほ銀行内幸町本部ビル」です。解体工事がかなり進んでいます。概要は、地上32階、塔屋2階、地下4階、高さ約140m、敷地面積13,500㎡、建築面積7,300㎡、延床面積135,000㎡です。「第一勧業銀行本店」として1980年9月に竣工しました。1982年「BCS賞」を受賞しています(写真提供SOCIO34050氏)。


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「内幸町一丁目街区(中地区、南地区)」を北西側から見た様子です(写真提供SOCIO34050氏)。


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「解体工事のお知らせ」です(写真提供読者さん)。


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「内幸町一丁目街区南地区第一種市街地再開発事業A棟」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。



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2023年11月27日 (月)

仙台市役所本庁舎の建て替え 地上15階、高さ79.8m、延床面積約65,668㎡の「仙台市役所」 実施設計を公表、全体事業費は514億円!

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-仙台市役所本庁舎建替-
 「仙台市」では、老朽化や庁舎の分散など様々な課題を解消するため、また、災害対応能力などの機能強化を図るため、仙台市役所本庁舎の建て替えを行うこととし、早期実現に向け検討を進めています。

 現在の仙台市役所の本庁舎は1965年に完成し、老朽化が進んでいることから、いま建つ場所の前のスペースに建て替えられることが決まっています。新本庁舎の規模の目安は、当初は延床面積66,000㎡~78,000㎡でしたが、縮小されています。

 概要は、地上15階、塔屋1階、地下1階、高さ約80m、延床面積約62,000㎡です。事業費は472億円(設計・建設費385億円、付帯・備品等費用29億円、その他費用58億円)を予定しています。

 引用資料 仙台市・公式ホームページ
 仙台市本庁舎建替基本設計書を策定しました

● 実施設計を公表、全体事業費は514億円!
 仙台市は2023年11月21日に、「石本建築事務所・千葉学建築計画事務所設計共同企業体」に委託していた新市役所本庁舎の実施設計を公表しました。1期工事で建設する高層棟(本体)が地上15階、地下2階、2期工事の北側低層建物は地上2階、地下1階、総延床面積約65,668㎡となります。全体事業費は514億円で、1期工事分は約374億円と試算しています。

 引用資料 東日本放送(2023/11/22)
 仙台市の新しい庁舎 パブリックビューイング可能な大型ディスプレーも 2028年度使用開始予定

仙台市役所の概要
◆ 所在地-宮城県仙台市青葉区国分町三丁目7番1号
◆ 交通-仙台市地下鉄南北線「勾当台公園」駅から徒歩約1分
◆ 階数-地上15階、地下2階
◆ 高さ-79.8m(高さ制限緩和を適用)
◆ 敷地面積-14,595.23㎡
◆ 建築面積-(合計)約7,466㎡、(計画部分)約7,360㎡、(既存部分)約106㎡
◆ 延床面積-(合計)約65,721㎡、(計画部分)約64,260㎡、(既存部分)約1,461㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造、木造)
◆ 基礎工法-直接基礎(べた基礎、マットスラブ)
◆ 地震対策-免震+制振ハイブリッド構造(1階床下免震、耐震ブレース+制振装置)
◆ 用途-庁舎(仙台市庁舎)
◆ 建築主-仙台市
◆ 設計者-石本建築事務所・千葉学建築計画事務所設計共同企業体
◆ 施工者-(未定)
◆ 着工-(1期工事)2024年07月01日予定(2期工事)2029年度予定
◆ 竣工-(1期工事)2027年度下期予定、(2期工事)2031年03月31日予定
◆ 供用開始-(1期工事)2028年度予定
◆ 全体事業費-約514億円(1期工事分は約374億円)

(備考)上記の面積は、「建築計画のお知らせ」です。建設通信新聞の資料では、総延床面積約65,668㎡となっています。


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完成イメージです(引用:東日本放送)。


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完成イメージです(引用:東日本放送)。


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完成イメージです(引用:東日本放送)。


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完成イメージです(引用:東日本放送)。


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「勾当台通より施設全体を見る(イメージ)」です。


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「つなぎ横丁より新本庁舎南面を見る」です。


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「勾当台通より新本庁舎東面を見る」です。


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免震+制振ハイブリッド構造の採用

 宮城県沖地震や長町-利府線断層帯を震源とする地震はM7以上クラスと想定され、発生確率は30年以内に60%程度とされています。東日本大震災から続く余震や近い将来発生し得る巨大地震に対し、損傷なく庁舎機能を維持するには「免震構造」の採用は欠かせません。

 「免震構造」により建物の長周期化を図り、大地震時における入力地震動を大幅に低減すると共に、構造体が弾性範囲内に収まることで建物の長寿命化を実現します。さらに上層階の長時間に亘る揺れを早期減衰させるため、「制振装置」を組み合わせ、安心・安全かつ家具等の転倒や二次部材の落下による被害を抑えます。

 「免震層」は1階床下レベルとした中間層免震とすることでクリアランスを最小化し、掘削量を削減します。 GLレベルに設ける免震カバーは伸縮形式を採用し、変形時に伱間が生じず、転落や巻き込みリスクに配慮した計画とします。


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「施設構成イメージ図」です。


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「配置図」です。「1期工事」として南側の空地部分(既存建物は解体)に「新本庁舎」を建設します。「2期工事」として現本庁舎を解体して、低層の庁舎を建設します。


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「広域案内図」です。


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「仙台市役所本庁舎の建て替え」の予定地です。「1期工事」として南側の空地部分(既存建物は解体)に「新本庁舎」を建設します。「2期工事」として現本庁舎を解体して、低層の庁舎を建設します。


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東側部分です。


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南東側から見た様子です。


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南側から見た様子です。


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南西側から見た様子です。


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「仙台市役所」の建築計画のお知らせです。



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2023年11月26日 (日)

地上20階、高さ約100mの世界最大規模となる「木の本店ビル」 東京海上日動ビル本館・新館 地上解体工事 2023年11月23日の状況

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-東京海上日動ビルの建て替え-
 「東京海上日動ビル」は、行幸通りの北側の超一等地に建っています。「本館」は、丸の内の超高層ビルの黎明期の1974年2月に「東京海上ビルディング」として竣工、丸の内のシンボルのような超高層ビルです。
 本館は1976年に「BCS賞」を受賞しています。「本館」に続いて、1986年12月に「新館」が竣工しました。「本館、新館」を合わせた敷地面積は10,147.61㎡です。

 「東京海上ホールディングス」および「東京海上日動火災保険」は、現在の東京海上日動ビル本館および新館を一体で建て替えて建設する新・本店ビル計画のコンセプトを2021年9月30日にまとめました。

 柱や床などの構造材を含め、これまで他に例のないレベルで国産木材を利用し、世界最大規模の「木造ハイブリッド構造」による超高層オフィスビルをめざします。地震対策として「免震構造」を採用します。

 「東京海上日動ビル」に本店機能を置く「東京海上ホールディングス、東京海上日動火災保険、東京海上日動あんしん生命保険」の3社は、三菱地所が開発した「TOKYO TORCH(トウキョウトーチ) 常盤橋タワー」に本店を移転しました。2021年12月から順次移転を開始し、2022年6月までに移転を完了しています。 

● 新・本店ビルのデザイン(基本設計)をまとめ!
 「東京海上ホールディングス」および「東京海上日動火災保険」は、東京海上日動ビル本館および新館を一体で建て替えて建設する新・本店ビルのデザイン(基本設計)をまとめました。

 東京海上ホールディングス(PDF:2022/08/01)
 新・本店ビルのデザインについて

 新・本店ビルのエクステリアは、「丸の内」の街並みに調和し、日本の玄関口である東京駅と皇居を結ぶ行幸通りに面した場所に相応しい洗練された気品のある佇まいを表現しました。

 デザイン上の重要な役割は木材が担っています。新・本店ビルは、構造部材である柱、床に国産木材をふんだんに使い、木の使用量が世界最大規模となる高さ100mの「木の本店ビル」として生まれ変わります。

東京海上日動ビルの建て替えの概要
◆ 所在地-東京都千代⽥区丸の内⼀丁目6番1号
◆ 交通-JR「東京」駅、東京メトロ丸の内線「東京」駅、東京メトロ東西線・半蔵門線「大手町」駅、都営三田線「大手町」駅、東京メトロ千代田線「二重橋前」駅
◆ 階数-地上20階、塔屋2階、地下3階
◆ 高さ-建物高さ約100m
◆ 敷地面積-10,147.61㎡
◆ 延床面積-約130,000㎡
◆ 構造-鉄骨造、木造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 地震対策-免震構造
◆ 用途-オフィス(本店ビル)、駐車場等
◆ 建築主-東京海上ホールディングス、東京海上日動火災保険
◆ 設計者-Renzo Piano Building Workshop、三菱地所設計
◆ 施工者-竹中工務店、大林組、清水建設、鹿島建設、大成建設、戸田建設による共同企業体
◆ 解体(地上躯体解体)-2022年10月01日~2024年02月15日予定
◆ 着工-2024年12月予定
◆ 竣工-2028年度予定


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立ち並ぶ力強い大木が人々にを与えるデザイン

 新・本店ビルでは、ビルを支える柱の多くに木材を使用すると共に、床の構造材としてCLT(直交集成板)を用いることなどにより、可能な限り多くの木材を使用する予定です。

● Renzo Piano Building Workshop
 新・本店ビルのデザインは、1998年にプリツカー賞を受賞した世界的な建築家であるレンゾ・ピアノ氏が主宰する設計事務所、Renzo Piano Building Workshop(RPBW)が担当しました。日本においては「関西国際空港ターミナルビル」などの実績があります。


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完成イメージです。


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完成イメージです。


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「東京海上日動ビル本館・新館 地上解体工事」の2023年11月23日の状況です(写真提供SOCIO34050氏)。


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南西側から見た様子です。かなり低くなりました(写真提供SOCIO34050氏)。


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縦アングルです(写真提供SOCIO34050氏)。


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北側の「東京海上日動ビル 新館」の地上躯体は姿を消しているようです(写真提供SOCIO34050氏)。


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「解体工事のお知らせ」です(写真提供読者さん)。


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(解体前)東京海上日動ビル 本館
 
「東京海上日動ビル 本館(旧:東京海上ビルディング)」を北東側から見た様子です。「本館」は、丸の内の超高層ビルの黎明期の1974年2月に竣工しました。概要は、地上25階、塔屋2階、地下4階、高さ108.1m、延床面積約63,120㎡です。当初は、地上30階、高さ約128mで計画されていましたが、皇居の美観を損ねるとして、軒高が約100mに変更されました。


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(解体前)東京海上日動ビル 新館
 
「東京海上日動ビル 新館」を南東側から見た様子です。「新館」は、1986年12月に竣工しました。概要は、地上16階、地下4階、延床面積約52,620㎡です。



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2023年11月25日 (土)

国家戦略特区 地上43階、高さ約227m、延床面積約388,650㎡の「八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業施設建築物」 2023年11月23日の状況

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-(仮称)八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業-

 東京駅の八重洲口では、北側の「(仮称)東京駅前八重洲一丁目東地区第一種市街地再開発事業」、中央の「(仮称)八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業」、南側の「(仮称)八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」が計画されています。

 その中で、最も進んでいるのが「(仮称)八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業」です。地上45階、塔屋2階、地下4階、高さ約240mの巨大な超高層複合ビルが建設されます。2018年12月3日に起工式が執り行われました。「東京ミッドタウン八重洲」として2022年9月17日に先行オープンしました。

 3地区で最大規模なのが「(仮称)八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」です。当初計画では、2020年4月着工~2023年5月末竣工の予定でしたが、2022年度着工~2025年度竣工の予定に延期、更に延期されて、2024年度着工~2028年度竣工を想定しています。

 「東京都」は、都市再開発法第11条第1項の規定に基づき、八重洲二丁目中地区市街地再開発組合の設立を2021年10月19日に認可しました。市街地再開発事業の施行により、土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新を図り、国際都市東京の玄関口として高次な機能集積と都市基盤の強化を実現します。

 「八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業施設建築物」の建築計画のお知らせが掲示されています。概要は、階数が、地上43階、塔屋1階、地下3階、高さ約227m、延床面積約388,650㎡です。

 引用資料 東京都環境局(2023/01/31) リンク切れ
 「八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」変更届

八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 計画名-八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業施設建築物
◆ 所在地-東京都中央区八重洲二丁目4番、5番、6番、7番
◆ 交通-JR「東京」駅、東京メトロ丸の内線「東京」駅、東京メトロ銀座線「京橋」駅、東京メトロ東西線・銀座線・都営浅草線「日本橋」駅
◆ 階数-地上43階、塔屋1階、地下3階
◆ 高さ-最高部約227m
◆ 敷地面積-19,562.71㎡
◆ 建築面積-約15,400㎡
◆ 延床面積-約388,650㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 用途-オフィス、店舗、劇場、サービスアパートメント、インターナショナルスクール、バスターミナル、駐車場
◆ 基礎工法-直接基礎、一部杭基礎
◆ 建築主-八重洲二丁目中地区市街地再開発組合(参加組合員 三井不動産、鹿島建設、住友不動産、阪急阪神不動産、ヒューリック、UR都市機構)
◆ 設計者-鹿島建設
◆ 施工者-(未定)
◆ 解体工事-2023年04月26日~2024年08月31日予定
◆ 着工-2023年11月01日予定
◆ 竣工-2029年01月31日予定
◆ 総事業費-約3,172億円(調査設計計画費約84億円、土地整備費約123億円、補償費約723億円、工事費約2,062億円、事務費等約180億)


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「断面図(南北断面)」です。


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「断面図(東西断面)」です。


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「1階平面図」です(引用:東京都)。


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「地下1階平面図」です(引用:東京都)。


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「配置計画図」です。


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「位置図」です。


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「全体工事工程」です。

● 逆打ち工法+順打ち工法の複合工法!
 地下外周部を「逆打ち工法」、地下中央部を「順打ち工法」で行います。外周部は、1階先行床を構築し、「逆打ち工法」にて順次躯体を構築します。地下中央部は、最下層の基礎部を構築後、地下部の鉄骨建方を行い、1階先行床を構築し、地下3階より順次上階へ構築する「順打ち工法」を採用します。

 基礎工法は「直接基礎」です。全体工事工程に「杭工事」とありますが、逆打ち工法で「構真柱(こうしんちゅう)」を建込むための「場所打ちコンクリート杭」です。そのため基礎工法は、東京礫層を支持地盤とするとする「直接基礎」です。


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「八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業施設建築物」の2023年11月23日の状況です。解体工事の工期は、2023年4月26日~2024年8月31日予定です(写真提供SOCIO34050氏)。


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解体される建物群です。街区内すべての建物が参画します(写真提供読者さん)。


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街区の南東角です(写真提供SOCIO34050氏)。


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街区を東側から見た様子です。このあたりは解体工事がかなり進んでいます(写真提供SOCIO34050氏)。


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北側寄りを見た様子です(写真提供SOCIO34050氏)。


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北側から見た様子です(写真提供SOCIO34050氏)。


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街区の北東角です(写真提供SOCIO34050氏)。


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北側の「東京ミッドタウン八重洲」です(写真提供SOCIO34050氏)。


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「労災保険関係成立票」です。解体工事の工期は、2023年4月26日~2024年8月31日予定です(写真提供読者さん)。


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「八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業施設建築物」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。



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2023年11月24日 (金)

中央区 ダブルH形コアウォール 地上28階、高さ約165mの「TODA BUILDING(トダ ビルディング)」 2023年11月23日の建設状況

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-TODA BUILDING(トダ ビルディング)-

 「京橋一丁目東地区」は、旧ブリヂストン本社ビルや戸田建設の本社ビルのある約1.6haを対象に、都市再生特別地区、土地区画整理事業、日本橋・東京駅前地区地区計画を活用して開発します。「京橋一丁目東地区」の街区名称は「京橋彩区」に決定しています。

 先行して「A街区」に、地上23階、塔屋2階、地下2階、高さ149.56mの超高層ビル「ミュージアムタワー京橋(MUSEUM TOWER KYOBASHI)」が建設され、2019年7月5日に「竣工式」が執り行われました。

 引き続き、「戸田建設」の本社ビルが解体され跡地には、地上28階、地下3階、 高さ165.21mm、延床面積94,800.53㎡の「(仮称)新TODAビル計画 新築工事」が建設されます。

 「戸田建設」は2021年8月18日に「(仮称)新TODAビル計画 新築工事」の起工式を執り行いました。本社機能をはじめ、ミュージアムや飲食店舗などが入ります。

 引用資料 戸田建設
 (仮称)新TODAビル計画について

 地上1階~3階に「シェアオフィス、飲食店舗」、4階~5階に「カンファレンスホール」、6階に「ミュージアム」、8階~12階に「戸田建設本社」、13階~27階が「オフィスフロア」となります。

TODA BUILDING(トダ ビルディング)の概要
◆ 計画名-(仮称)新TODAビル計画 新築工事
◆ 所在地-東京都中央区京橋一丁目7番1号(地番)
◆ 交通-JR「東京」駅、東京メトロ「日本橋」駅、東京メトロ「京橋」駅
◆ 階数-地上28階、塔屋1階、地下3階
◆ 高さ-最高部165.21m
◆ 敷地面積-6,147.44㎡
◆ 建築面積-4,679.32㎡
◆ 延床面積-94,746.22㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 地震対策-免震構造(1階床下に免震装置を設置)、コア部に配置した「ダブルH形コアウォール」に地震力の大半を負担させる
◆ 用途-オフィス、集会場、美術館、物販店舗、飲食店舗、自動車車庫、展示場
◆ 建築主-戸田建設
◆ 設計者-戸田建設
◆ 施工者-戸田建設
◆ 解体工事-2019年08月01日~2022年02月15日予定
◆ 着工-2021年08月18日(起工式)
◆ 竣工-2024年09月20日予定


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「新社屋完成イメージ」です。


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西側から見た下層階のイメージです。


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「6階屋上庭園イメージ」です。


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北西側から見た下層階のイメージです。


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(仮称)アートスクエア

 中央通りに対し解放された広場「(仮称)アートスクエア」です。「(仮称)アートスクエア」は敷地全体を免震化しています。


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共通ロビー

 広場から連続する共通ロビーは「(仮称)アートスクエア」として、芸術・文化を通して人と寄り添う空間となります。共通ロビーと広場は可動式の開口部を開け放つことで内外一体利用でき、さまざまなイベントに対応できます。


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ダブルH形コアウォール免震構造

 コア部に配置した「ダブルH形コアウォール」に地震力の大半を負担させることで外周部を鉄骨細柱架構とし、アルミカーテンウォールとの融合によるフレームレス化を図っています。

 コアウォール の変形を抑制するため、「RC-S複合梁」と「高強度Super-CFT柱」によるハイブリッドアウトリガー架構を構成し、低層階に設けた座屈拘束ブレース併用ベルトトラスにより大きな曲げ戻し効果も実現します。また、大きな変形差が生じるコアウォール間には、制振部材としてせん断降伏型制振梁を用いて効果的なエネルギー吸収を行っています。


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「京橋彩区(京橋一丁目東地区)」の配置図です。


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「街区再編前」と「街区再編後」です。街区再編により、纏まった3つの街区の形成や老朽化した建築物の機能更新、歩車分離を行い地区全体の防災性、交通の安全性の向上を図ります。


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「TODA BUILDING(トダ ビルディング)」の2023年11月23日の建設状況です(写真提供SOCIO34050氏)。


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南西側から見た様子です。外からは見えませんが、内部に「ダブルH形コアウォール」が配置されています (写真提供SOCIO34050氏)。


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ダブルH形コアウォール(2023年5月下旬の建設状況)
 2023年5月下旬の建設状況ですが、「鉄筋コンクリート造」のコア部に配置した「ダブルH形コアウォール」が先に上に延びています。一般的な「鉄骨造」のオフィスビルとは全く違う建設現場です。強固な「ダブルH形コアウォール」で、地震時には地震力の大半を負担します(写真提供読者さん)。


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最高部です(写真提供SOCIO34050氏)。


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「カーテンウォール」の取り付けが始まっています(写真提供SOCIO34050氏)。


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敷地の西側に「作業構台」が設けられています(写真提供SOCIO34050氏)。


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北西側から見た様子です(写真提供SOCIO34050氏)。


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先行して北側の「A街区」に、地上23階、塔屋2階、地下2階、高さ149.56mの超高層ビル「ミュージアムタワー京橋(MUSEUM TOWER KYOBASHI)」が建設されました(写真提供SOCIO34050氏)。


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「(仮称)新TODAビル計画 新築工事」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。



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2023年11月23日 (木)

不動産大手5社(三井不動産、三菱地所、住友不動産、東急不動産HD、野村不動産HD) 2024年3月期第2四半期決算短信が出揃う!

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-不動産大手5社-
 不動産大手5社の2024年3月期第2四半期決算短信が出揃いました。2023年10月26日に「野村不動産ホールディングス」、11月7日に「東急不動産ホールディングス」、8月8日に「三井不動産」、8月9日に「三菱地所」、8月10日に「住友不動産」の決算発表がありました。

不動産大手5社の2024年3月期連結決算予想(売上高/営業利益)
1位 三井不動産-2,300,000百万円(335,000百万円)
2位 三菱地所-1,469,000百万円(264,000百万円)
3位 東急不動産HD-1,120,000百万円(115,000百万円) 
4位 住友不動産-970,000百万円(255,000百万円)
5位 野村不動産HD-750,000百万円(103,000百万円)

参考
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6位 ヒューリック-470,000百万円(143,000百万円)
7位 東京建物-375,000百万円(67,500百万円)

(備考)「三井不動産、三菱地所、東急不動産HD、住友不動産、野村不動産HD)」は2024年3月期決算、「ヒューリック、東京建物」は2023年12月期決算の数値です。「ヒューリック」のみアナリスト予想(コンセンサス)です。

不動産大手5社の2023年3月期連結決算(売上高/営業利益)
1位 三井不動産-2,269,103百万円(305,405百万円)
2位 三菱地所-1,377,827百万円(296,702百万円)
3位 東急不動産HD-1,005,836百万円(110,410百万円)
4位 住友不動産-939,904百万円(241,274百万円)
5位 野村不動産HD-654,735百万円(99,598百万円)

参考
------------------------------------------------
6位 ヒューリック-523,424百万円(126,147百万円)
7位 東京建物-349,940百万円(64,478百万円)


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売上高1位 三井不動産

 「三井不動産」の2024年3月期第2四半期(2023年4月1日~2023年9月30日)の連結業績は、売上高1,165,245百万円(前年比+10.2%)、営業利益179,734百万円(前年比+36.7%)です。

 三井不動産(PDF:2023/11/08)
 2024年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結) 

● 2024年3月期の連結業績予想
 2024年3月期(2023年4月1日~2024年3月31日)の連結業績予想は、売上高2,300,000百万円(前年比+1.4%)、営業利益335,000百万円(前年比+9.7%)となっています。


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売上高2位 三菱地所

 「三菱地所」の2024年3月期第2四半期(2023年4月1日~2023年9月30日)の連結業績は、売上高587,933百万円(前年比△1.1%)、営業利益90,314百万円(前年比△36.4%)です。

 三菱地所(PDF:2023/11/09)
 2024年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

● 2024年3月期の連結業績予想
 2024年3月期(2023年4月1日~2023年4月31日)の連結業績予想は、売上高1,469,000百万円(前年比+6.6%)、営業利益264,000百万円(前年比△11.0%)となっています。


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売上高3位 東急不動産ホールディングス
 「東急不動産ホールディングス」の2024年3月期第2四半期(2023年4月1日~2023年9月30日)の連結業績は、売上高490,696百万円(前年比+10.3%)、営業利益58,044百万円(前年比+26.5%)です。

 東急不動産ホールディングス(PDF:2023/11/07)
 2024年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

● 2024年3月期の連結業績予想
 2024年3月期(2023年4月1日~2024年3月31日)の連結業績予想は、売上高1,120,000百万円(前年比+11.4%)、営業利益115,000百万円(前年比+4.2%)となっています。


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売上高4位 住友不動産
 「住友不動産」の2024年3月期第2四半期(2023年4月1日~2023年9月30日)の連結業績は、売上高505,243百万円(前年比+6.4%)、営業利益149,775百万円(前年比+8.5%)です。

 住友不動産(PDF:2023/11/10)
 2024年3月期第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

● 2024年3月期の連結業績予想
 2024年3月期(2023年4月1日~2024年3月31日)の連結業績予想は、売上高970,000百万円(前年比+3.2%)、営業利益255,000百万円(前年比+5.7%)となっています。


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売上高5位 野村不動産ホールディングス

 「野村不動産ホールディングス」の2024年3月期第2四半期(2023年4月1日~2023年9月30日)の連結業績は、売上高368,318百万円(前年比+17.0%)、営業利益61,372百万円(前年比+25.5%)です。

 野村不動産ホールディングス(PDF:2023/10/26)
 2024年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

● 2024年3月期の連結業績予想
 2024年3月期(2023年4月1日~2024年3月31日)の連結業績予想は、売上高750,000百万円(前年比+14.5%)、営業利益103,000
百万円(前年比+3.4%)となっています。


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売上高6位 ヒューリック
 「ヒューリック」の2023年12月期第3四半期(2023年1月1日~2023年9月30日)の連結業績は、売上高278,529百万円(前年比△30.2%)、営業利益90,950百万円(前年比+17.7%)です。

 ヒューリック(PDF:2023/10/27)
 2023年12月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

● 2023年12月期の連結業績予想
 2023年12月期(2023年1月1日~2023年12月31日)の連結業績予想は、売上高470,000百万円(前年比△10.2%)、営業利益143,000百万円(前年比+13.3%)となっています。


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売上高7位 東京建物

 「東京建物」の2023年12月期第3四半期(2023年1月1日~2023年9月30日)の連結業績は、売上高238,199百万円(前年比△11.3%)、営業利益43,078百万円(前年比△21.7%)です。

 東京建物(PDF:2023/11/09)
 2023年12月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

● 2023年12月期の連結業績予想
 2023年12月期(2023年1月1日~2023年12月31日)の連結業績予想は、売上高375,000百万円(前年比+7.2%)、営業利益67,500百万円(前年比+4.7%)となっています。



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2023年11月22日 (水)

京急川崎駅隣接地 川崎新!アリーナシティ・プロジェクト メインアリーナの想定収容人数が5,000人増加して最大15,000人へ規模拡大!

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-川崎新!アリーナシティ・プロジェクト-

 2023年3月3日に「DeNA(ディー・エヌ・エー)」は、2028年10月に京急川崎駅隣接エリアにて約10,000人が収容可能な新アリーナを含む複合エンターテインメント施設を開業することを目指し、「川崎新!アリーナシティ・プロジェクト」を始動する事を発表しました。

 「川崎新!アリーナシティ・プロジェクト」は、プロバスケットボール「B.LEAGUE」試合開催時に約10,000人を収容できる新アリーナおよび宿泊施設、飲食施設、公園機能等を備える商業施設を含む複合エンターテインメント施設の建設・開業を目指すもので、建設予定地である現「KANTOモータースクール川崎校(敷地約12,400㎡)」の所有者と「DeNA、京浜急行電鉄」の3者にて2023年2月24日に土地の賃貸借契約を締結しました。

 建設予定地は京急川崎駅隣接地で、羽田空港から最短13分、品川駅からも最短10分と交通利便性の高い立地となり、日本国内にとどまらず世界中のお客様を迎える「世界にひらかれた複合エンターテインメント施設」を目指します。この他、持続可能な開発目標(SDGs)の観点から、最新の環境技術、再生エネルギー等の利活用等を検討し、建築計画立案を行う予定です。

● メインアリーナの収容規模が最大15,000人へ規模拡大!
 「ディー・エヌ・エー」および「京浜急行電鉄」は、共同で2028年10月の開業を目指す京急川崎駅隣接エリアでの新アリーナを含む複合エンターテインメント施設の共同開発プロジェクト「川崎新!アリーナシティ・プロジェクト」の建設予定地に隣接する敷地をプロジェクト対象地として追加することを決定しました。

 これにより建設予定地の面積約11,670㎡(KANTOモータースクール川崎校)に新たに約1,970㎡の敷地(KDX川崎駅前本町ビルの跡地)が加わり、計約13,640㎡へと拡張します。

 これを受け、複合エンターテインメント施設内のメインアリーナでのイベント興行時の最大想定収容人数は当初の10,000人から5,000人増加し、15,000人規模となり、DeNA傘下のプロバスケットボールクラブ「川崎ブレイブサンダース」がホームアリーナとして2028-29シーズン(2028年10月開幕)より使用する際の最大収容可能人数についても12,000人規模となる見込みです。

 引用資料 DeNA(2023/11/21)
 「川崎新!アリーナシティ・プロジェクト」建設予定地面積が拡張 -メインアリーナの収容規模は最大15,000人へ-

 引用資料 DeNA(2023/11/21)
 「川崎新!アリーナシティ・プロジェクト」における設計チームを組成

 京急川崎駅側に地上17階の「商業棟」、多摩川河川敷側に「アリーナ棟」を建設します。京急川崎駅側の3階レベルが正面玄関(プラザ)となり、プラザは可能な限り広い面積を確保します。興行時は人の滞留空間、それ以外はフードフェスをはじめとしたイベントなどを行います。

川崎新!アリーナシティ・プロジェクトの概要
◆ 所在地-神奈川県川崎市川崎区駅前本町25-4(現:KANTOモータースクール川崎校)
◆ 交通-京浜急行電鉄「京急川崎」駅、JR「川崎」駅
◆ 敷地面積-約13,640㎡(新たに約1,970㎡の敷地が追加)
◆ 最大想定収容人数-15,000人規模(当初の10,000人から5,000人増加)
◆ 基本設計-久米設計
◆ ボウルデザイン、UXデザイン-OVERLAND PARTNERS
◆ 外装デザイン-モロークスノキ建築設計
◆ 着工-2025年予定
◆ 竣工・開業-2028年10月予定


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1階
 1階~2階は、「メインアリーナ」と「サブアリーナ兼ライブホール」になります。


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3階
 3階~8階は、「プラザ」と「フードホール」と「スパ(温浴施設)」となります。


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4階


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6階


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「位置図(狭域図)」です。建設予定地は京急川崎駅隣接地です。


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「位置図(広域図)」です。



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2023年11月21日 (火)

国家戦略特区 地上36階、高さ約225mの「(仮称)新宿駅西南口地区 南街区共同開発」 2023年11月8日の既存建物解体状況

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-(仮称)新宿駅西南口地区開発事業-
 
2021年10月28日に国家戦略特区「東京圏(第35回)・関西圏(第28回)・福岡市・北九州市(第28回)合同区域会議」が開催されました。東京圏では、国家戦略特区に新たに2地区が追加提案されると発表されました。追加提案された2地区は、新宿区の「新宿駅南西口地区(京王電鉄、JR東日本)」と中央区の「京橋三丁目東地区(東京建物)」です。

 2022年8月2日に「新宿区景観まちづくり審議会:第75回新宿区景観まちづくり審議会」が開催されました。「(仮称)新宿駅西南口地区開発事業」の多数の完成イメージや図面が公開されています。

 引用資料 新宿区・公式HP(2022/08/02)
 新宿区景観まちづくり審議会:第75回新宿区景観まちづくり審議会

● 新宿駅西南口地区開発計画および京王線新宿駅改良工事
 「京王電鉄」は、2023年8月2日開催の取締役会において、「新宿駅西南口地区開発計画」および「京王線新宿駅改良工事」について、事業を推進することを決定しました。

 引用資料 京王電鉄(PDF:2023/08/02)
 新宿駅西南口地区開発計画および京王線新宿駅改良工事について

 全体の敷地面積は約16,300㎡(北街区が約10,000㎡、南街区が約6,300㎡)です。規模は、「北街区」が地上19階、地下3階、高さ約110m、延床面積約141,500㎡、「南街区」が地上36階、地下5階、高さ約225m、延床面積約150,000㎡となっています。

 また、「新宿駅西南口地区開発計画」と合わせて、新宿駅改良工事を段階的に進めます。まず、一部先行分として、京王線新宿駅の地下2階ホームを北側へ移動し、ホーム北側端部に改札を新設することにより、地下2階のホーム階から東京メトロ丸ノ内線へ乗り換え可能な動線等を整備します。これにより、新宿駅西口地下広場における歩行者交錯の改善および乗り換え時間の短縮等を目指します。

新宿駅西南口地区の概要
◆ 所在地-東京都新宿区西新宿一丁目及び渋谷区代々木二丁目各地内
◆ 階数-(北街区)地上19階、地下3階、(南街区)地上36階、地下5階
◆ 高さ-(北街区)最高部約110m、(南街区)最高部約225m
◆ 敷地面積-(全体)約16,300㎡、(北街区)約10,000㎡、(南街区)約6,300㎡
◆ 延床面積-(全体)約291,500㎡、(北街区)約141,500㎡、(南街区)約150,000㎡
◆ 容積対象面積-(全体)約251,000㎡、(北街区)約125,000㎡、(南街区)約126,000㎡
◆ 構造-(南街区)鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-(南街区)パイルド・ラフト基礎
◆ 用途-(北街区)店舗、宿泊施設、駐車場 等、(南街区)店舗、オフィス、宿泊施設、駐車場 等
◆ 建築主-京王電鉄、JR東日本(東日本旅客鉄道)
◆ 設計者-(北街区)未定、(南街区)新宿プロジェクト共同建て替え南街区等関連業務共同企業体
◆ 着工-(北街区)未定、(南街区)2024年10月01日予定
◆ 竣工-(北街区)2040年代予定、(南街区)2029年03月31日予定


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「南街区開発建物イメージ」です(引用:京王電鉄)。


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「京王線新宿駅改良工事(一部先行分)イメージ」です(引用:京王電鉄)。


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新宿駅西口に、高さ約259m、高さ約110m、高さ約225mの超高層ビルが3棟建設されます(引用:新宿区公式HP)。


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「立面図(西立面図)」です(引用:新宿区公式HP)。


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「断面図(南街区)」です(引用:新宿区公式HP)。


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「平面図(地下2階、地下1階)」です。地下2階で「北街区」と「南街区」が接続されます(引用:新宿区公式HP)。


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「平面図(地上1階、地上2階)」です。地上2階の歩行者デッキで「北街区」と「南街区」が接続されます(引用:新宿区公式HP)。


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「甲州街道」の南側が「(仮称)新宿駅西南口地区 南街区共同開発」の建設予定地です。「甲州街道」あたりに新宿区と渋谷区の境界線があって、「甲州街道」より南側は、ほとんどが「渋谷区」になります。


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既存建物の2023年11月8日の解体状況です。「JR新宿ビル」を含む8棟の解体工事が「大成建設」の施工で2023年4月24日から行われています。


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更に南側です。  


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更に南側です。


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更に南側です。


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更に南側です。


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京王百貨店 新宿店

 「北街区」の建設予定地の「京王百貨店 新宿店」です。地上19階、地下3階、高さ約110m、延床面積約141,500㎡の超高層複合ビルが建設される予定です。着工時期は未定、竣工時期は2040年代予定と約20年先になります。



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2023年11月20日 (月)

JR船橋駅南口 「西武船橋店」の跡地 最高部の高さが約200mの「本町1丁目特定街区」 「西武船橋店」の2023年11月18日の解体状況

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-西武船橋店の跡地 -

 千葉県の「船橋駅」の南口に「西武船橋店」がありましたが、2018年2月28日に閉店しました。「本館」と道路を挟んだ「LOFT館」で構成していました。

 「セブン&アイ・ホールディングス」の商業施設ディベロッパー「セブン&アイ・クリエイトリンク」が「西武船橋店」跡に計画する再開発の検討状況が明らかになり、地上48階、地下2階、高さ約150mの商業施設付きの超高層タワーマンション、船橋市には低層階に「船橋市民文化ホール」を移転することを提案していました。

 その後、計画が大きく見直されました。開発主体が「セブン&アイ・ホールディングス」から「大和ハウス工業」に変更になりました。「大和ハウス工業」は、LOFT館・駐車場館跡地と既存建物を2020年3月に取得、本館跡地と既存建物を「セブン&アイホールディングス」と「ユアサ・フナショク」から2021年5月19日に取得しました。

 「西武船橋店LOFT館」跡地には、「大和ハウス工業」により2棟のオフィスビル「(仮称)船橋駅前プロジェクトノース棟」と「(仮称)船橋駅前プロジェクトサウス棟」が建設されました。ノース棟は「大和ハウス工業東関東支社」、サウス棟は「グラノード船橋(GRANODE FUNABASHI)」となっています。

● 本町1丁目特定街区は高さ200m!
 2023年2月6日に「第146回船橋市都市計画審議会」が開かれ、船橋都市計画本町1丁目特定街区の変更案が報告されました。 旧西武百貨店船橋店本館跡地の開発にあわせて特定街区を変更しました。高さの最高限度が高層部200mとなりました。

 引用資料 船橋市・公式HP(2023/02/08)
 第146回船橋市都市計画審議会の会議概要


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「南面の鳥瞰図」です。


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「立面イメージ」です。


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「平⾯図」です。


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「船橋都市計画特定街区」です。


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「位置図」です。


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「西武船橋店本館」の2023年11月18日の解体状況です。奥は「西武船橋店LOFT館」跡地に「大和ハウス工業」が建設したオフィスビル「GRANODE FUNABASHI (グラノード船橋)」と「大和ハウス工業東関東支社」です(写真提供読者さん)。


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地上躯体の解体工事は終わっています(写真提供読者さん)。


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西側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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アップです(写真提供読者さん)。


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北西側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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地下躯体の解体工事が行われています(写真提供読者さん)。


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この部分は地下躯体が残っています(写真提供読者さん)。


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解体した「ガラ」が山積みされています(写真提供読者さん)。


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奥に見えるのは「JR船橋駅」です(写真提供読者さん)。


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船橋市本町1丁目計画 既存建物解体工事

 「長谷工コーポレーション」の施工で、西武船橋店本館の解体工事である「船橋市本町1丁目計画 既存建物解体工事」が行われています。「労災保険関係成立票」によると、注文者が「大和ハウス工業」、解体工事の工期が2021年9月2日~2024年7月31日(予定)となっています(写真提供読者さん)。


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営業していた頃の「西武船橋店」です。



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2023年11月19日 (日)

「明治安田生命新宿ビル」他の跡地 地上23階、高さ約129mの「(仮称)西新宿一丁目地区プロジェクト」 2023年11月8日の建設状況

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-(仮称)西新宿一丁目地区プロジェクト-
 「明治安田生命」は、新宿駅西口に近接する「明治安田生命新宿ビル」などの解体工事に2020年4月1日に着手しました。「明治安田生命新宿ビル」と隣接する6棟を一体的に解体します。

 解体区域の敷地面積は約6,300㎡とかなり広いです。解体工事の施工は「大成建設」が担当します。解体工事の工期は2022年8月31日までを予定しています。

 解体されるビルは、「(1)明治安田生命新宿ビル、(2)明治安田生命新宿ビル別館、(3)第一スカイビル、(4)高倉第二ビル、(5)明治安田生命新宿第三ビル跡地、(6)永和ビル跡地」の合計6棟です。「(7)KSビル跡地」の解体工事は、鉄道弘済会が発注しました。

 跡地に建設される「(仮称)西新宿一丁目地区プロジェクト」の概要は、地上23階、地下4階、高さ(最高部128.71m(設備突出部)、建築部125.71m)、延床面積96,901.94㎡です。オフィス、商業、ホール、駐車場などで構成する予定です。

 引用資料 新宿区景観まちづくり審議会(2020/07/17)
 第69回新宿区景観まちづくり審議会

 「明治安田生命保険」が推進し、「森ビル」がプロジェクトマネジメントに参画する「(仮称)西新宿一丁目地区プロジェクト」が、2021年8月1日に着工しました。

(仮称)西新宿一丁目地区プロジェクト
◆ 所在地-東京都新宿区西新宿一丁目9番1~12
◆ 交通-JR「新宿」駅徒歩2分、東京メトロ丸の内線「新宿」駅徒歩4分、小田急線「新宿」駅徒歩4分、京王線「新宿」駅徒歩4分、京王新線(都営新宿線)「新宿」駅徒歩5分、都営大江戸線「新宿」駅徒歩5分
◆ 階数-地上23階、地下4階
◆ 高さ-最高部128.71m(設備突出部)、建築部125.71m
◆ 敷地面積-6,294.72㎡
◆ 建築面積-3,819.26㎡
◆ 延床面積-96,901.94㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造)
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 用途-オフィス、店舗、ホール、子育て支援施設、駐車場
◆ 建築主-明治安田生命保険
◆ プロジェクトマネジメント-森ビル
◆ 設計者・監理者-日建設計
◆ 施工者-大成・竹中建設共同企業体(大成建設、竹中工務店JV)
◆ 解体工事-2020年04月01日~2022年08月31日
◆ 着工-2021年08月01日
◆ 竣工-2025年11月30日予定


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「駅前広場を取り囲む光の演出」です。低層部の柱や壁面をライトアップして、駅前広場を取り囲むような夜間景観を演出する計画です。


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「(仮称)西新宿一丁目地区プロジェクト」のイメージパースです。建物は暖色系の「PCカーテンウォール」を外装に使い、駅前のランドマークを形成する外観を目指します。

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「断面図」です。


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「配置図」です。


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「位置図」です。


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「(仮称)西新宿一丁目地区プロジェクト」の2023年11月8日の建設状況です。


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北東側から見た様子です。


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「ラフテレーンクレーン」が3台稼働しています。基礎工事や掘削工事が完了して、地下躯体の構築を行っていると思われます。


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北側から見た様子です。


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南東側から見た様子です。


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「(仮称)西新宿一丁目地区プロジェクト」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。



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2023年11月18日 (土)

JR中野駅前 総事業費2,500億円超 地上62階、高さ約262mの「NAKANOサンプラザシティ(仮称)」 中野区より都市計画決定!

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-NAKANOサンプラザシティ(仮称)-

 中野区では、「中野サンプラザ」と「中野区役所」を中心とする「中野駅新北口駅前エリア」における拠点施設整備の事業化推進のため、第一種市街地再開発事業の施行予定者となる民間事業者の募集・選定を行いました。審査委員会の審査結果を踏まえ、施行予定者候補及び次点候補を選定し、2021年1月29日に公表しました。

 「野村不動産」を代表とするグループ「(代表事業者)野村不動産、(共同事業者)東急不動産、住友商事、ヒューリック、JR東日本)」は、中野区とともに推進する「中野駅新北口駅前エリア拠点施設整備事業」において、2021年5月6日に中野区と基本協定書を締結しました。

 「(仮称)中野四丁目新北口駅前地区第一種市街地再開発事業」は、高さ約235m、延床面積約257,000㎡で計画されていましたが、高さ約262m、延床面積約298,000㎡に規模が拡大されました。

 中野区のJR中野駅北口にある「中野サンプラザ」が、2023年7月2日をもって閉館しました。「中野サンプラザ」は、1973年6月1日に開業しました。コンサートホールは、収容人員2,222人です。数々の人気アーティストが公演を開催し、都内でも有数の人気ホールでした。

● 中野区より都市計画決定!
 「野村不動産」を代表とするグループ「(代表事業者)野村不動産、(共同事業者)東急不動産、住友商事、ヒューリック、及びJR東日本」は、中野区とともに推進する「中野四丁目新北口駅前地区第一種市街地再開発事業」について、2023年11月15日付で、中野区より都市計画決定の告示がなされました。

 引用資料 野村不動産(PDF:2023/11/16)
 中野サンプラザを含む中野駅新北口駅前エリアにおける市街地再開発事業 「中野四丁目新北口駅前地区第一種市街地再開発事業」都市計画決定のお知らせ

 当初計画よりも4カ月遅れの決定となりました。総事業費は2022年12月時点では2,250億円と試算されていました。しかし、建設資材費や人件費の高騰などにより、約250億円増加し、2,500億円以上となる見通しです。

 収支改善のための対応策として、オフィスや分譲住宅の増加、商業施設の減少のほか、施設計画上の工夫として地下部分の削減などを検討しています。世界的な問題ですが、建設費の高騰は本当に深刻ですね。

NAKANOサンプラザシティ(仮称)の概要
◆ 計画名-(仮称)中野四丁目新北口駅前地区第一種市街地再開発事業
◆ 所在地-東京都中野区中野四丁目1番、8番
◆ 交通-JR中央線・総武線・東京メトロ東西線「中野」駅から徒歩1分
◆ 階数-地上62階、塔屋2階、地下3階
◆ 高さ-最高部約262m、建築基準法の高さ約250m
◆ 敷地面積-約23,460㎡
◆ 建築面積-約18,800㎡
◆ 延床面積-約298,000㎡
◆ 容積対象面積-容積率約1,000%
◆ 地震対策-中間層免震構造(2層の免震層)

◆ 用途-オフィス、共同住宅、店舗、ホテル、ホール、駐車場など
◆ 総戸数-約1,100戸
◆ 施行予定者-(代表事業者)野村不動産、(共同事業者)東急不動産、住友商事、ヒューリック、JR東日本、(構成事業者・協力事業者)清水建設、日本郵政不動産、日本設計、電通、ジェイアール東日本ビルディング、野村不動産ホテルズ、野村不動産パートナーズ、東急コミュニティー、リージョンワークス合同会社
◆ 特定業務代行者-清水建設
◆ 解体-2024年度予定
◆ 着工-2025年度予定
◆ 竣工-2028年度予定
◆ 供用開始-2029年度予定
◆ 総事業費-2,500億円以上(当初計画の2,250億円から約250億円増加する見込み)


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「完成イメージ」です。


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「完成イメージ(計画地北東側方向)」です。


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「展望施設イメージパース」です。最上階の「展望施設」は本当に楽しみですね!


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「中野駅西側南北通路からみたセントラルウォークのイメージ」です。


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「アトリウムのイメージ」です。


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「敷地南東から望む出会いの広場のイメージ」です。


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「中野通りから望む集いの広場のイメージ」です。


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「屋上広場のイメージ」です。


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「ホールのイメージ」です。最大7,000人収容のホールとなります。



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「断面図(南北)」です。地上62階、塔屋2階、地下3階です。

● フロア構成等の変更の可能性あり
 建設資材費や人件費の高騰などにより、収支改善のための対応策として、オフィスや分譲住宅の増加、商業施設の減少のほか、施設計画上の工夫として地下部分の削減などを検討しています。


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「配置図」です。


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「周辺地図」です。


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中野駅新北口駅前エリア
 中野駅新北口駅前エリアは、写真右側の「中野サンプラザ」と写真左側の「中野区役所」を中心とする大規模再開発計画です(写真提供読者さん)。


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「中野サンプラザ」です。再開発のために2023年7月2日をもって閉館しました(写真提供読者さん)。


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「中野区役所」です。「中野区役所」は新庁舎を建設しています。新庁舎は、2024年5月に移転開設予定です(写真提供読者さん)。



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2023年11月17日 (金)

国家戦略特区 地上48階、高さ約259mの「新宿駅西口地区開発事業」 「小田急百貨店・本館」の2023年11月8日の解体状況

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-新宿駅西口地区開発事業-

 「小田急電鉄」および「東京地下鉄」が事業主体となる新宿駅西口地区の開発計画について、国家戦略特別区域会議の下に設置された東京都都市再生分科会が開催され、計画概要が発表されています。

 小田急グループの流通業の中核企業である「小田急百貨店」は、「小田急電鉄」が「東京地下鉄(東京メトロ)」と共同して推進する、国家戦略特別区域の都市再生プロジェクトである新宿駅西口地区開発計画の進捗に伴い、2022年10月2日をもって、新宿店本館での営業を終了し、以降、新宿店は「新宿西口ハルク」にて営業を継続します。

 「小田急電鉄」は2022年2月9日に、「小田急電鉄」および「東京地下鉄(東京メトロ)」が推進している「新宿駅西口地区開発計画」において、「東急不動産」を共同事業者候補として選定したと発表しました。総事業費のうち、小田急電鉄および東急不動産の投資予定額は、2,000億円程度を見込んでいます。

 「小田急電鉄」と「東京地下鉄」は、新宿駅西口地区開発計画において、2022年10月3日(月)以降順次、既存建物の解体工事に着手します。解体の対象は、小田急百貨店新宿店本館とモザイク通りを含む新宿ミロードとして営業している建物で、10月3日に「小田急百貨店新宿店本館」の解体に着手し、その後順次「新宿ミロード」の解体を行います。

 引用資料 小田急電鉄(PDF:2022/09/29)
 新宿駅西口地区開発計画における既存建物解体工事への着手に係るお知らせ

 「新宿駅西口地区開発事業」の建築計画のお知らせによると、最高部の高さが約259.00m、延床面積が278,900.00㎡となっています。本体工事は、2023年10月上旬に着工予定です。

新宿駅西口地区開発事業の概要
◆ 所在地-東京都新宿区西新宿一丁目1-4,1-5,129-3,129-6及び新宿三丁目1000-4他
◆ 階数-地上48階、塔屋1階、地下5階
◆ 高さ-最高部259.00m
◆ 敷地面積-15,718.98㎡
◆ 敷地面積-15,700.00㎡
◆ 延床面積-278,900.00㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造)
◆ 基礎工法-パイルドラフト基礎(地中連続壁、直接基礎と杭基礎を併用)
◆ 用途-商業施設、オフィス、駅施設 等
◆ 建築主-小田急電鉄、東京地下鉄(東京メトロ)、東急不動産
◆ 設計者-日本設計・大成建設設計共同体
◆ 施工者-大成建設
◆ 閉館-2022年10月02日
◆ 解体工事-2022年10月03日以降順次
◆ 着工-2023年10月上旬予定
◆ 竣工-2029年09月下旬予定
◆ 小田急電鉄および東急不動産の投資予定額-2,000億円程度(東京地下鉄の投資予定額を除く)


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「既存建物解体の概要」です(引用:小田急電鉄)。


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「計画建物イメージパース(西側から計画建物を望む)」です(引用:小田急電鉄)。


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「2階・東西デッキ グランドシャフト」です(引用:小田急電鉄)。


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「13、14階・ビジネス創発機能 吹き抜け」です(引用:小田急電鉄)。


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断面図(南北断面)
 最高部の高さは、「G.L.(平均地盤)」+約260mとなっています。建設予定地の、「G.L.(平均地盤)」は、「T.P.(東京湾平均海面:Tokyo Peil)+40mです(引用:東京都環境局)


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「配置図」です。南北に細長い敷地で、「小田急百貨店・本館、モザイク通り、新宿ミロード」が再開発の対象になります(引用:内閣府)。

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「小田急百貨店・本館」の2023年11月8日の解体状況です。


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解体工事がかなり進んでいます。


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北側部分です。


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北側部分はかなり低くなっています。


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中央部分です。


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中央部分を西側から見た様子です。


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中央部分を北西側から見た様子です。


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「京王百貨店 新宿店」の奥でも解体工事が行われています。


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「新宿駅西口地区開発事業」の建築計画のお知らせです。



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2023年11月16日 (木)

国家戦略特区 地上44階、高さ約217mの「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業」 既存建物解体工事 2023年11月8日の状況

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-八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業

 「国家戦略特区」の「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業」は、南北2街区に分けて開発します。「永代通り」沿いの「南街区」には、地上45階、地下5階、高さ約235m、延床面積約180,500㎡の超高層複合ビル、「日本橋川」沿いの「北街区」には、地上2階、地下1階、延床面積約1,000㎡の施設を計画していました。

 「東京都環境局」は、2020年4月20日に「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業」の環境影響評価書の閲覧を行いました。2019年4月23日に公開された「国家戦略特区」の資料からは、階数が地上45階、地下5階から地上46階、塔屋2階、地下4階、最高部の高さが約235mから約233mに変更になりました。

 更に、「北街区」の階数が、地上46階、塔屋2階、地下4階から地上44階、地下3階に変更、高さが約233mから約217mに変更されました。「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業に伴う躯体解体工事」が、「大成建設」の施工で行われています。解体工事の工期は、2023年5月8日~2024年2月28日(予定)です。

● 権利変換認可!
 「東京建物」は、八重洲一丁目北地区市街地再開発組合の一員として、中央区八重洲一丁目1番他において、権利者や地域とともに「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業」を推進してきました。2023年9月15日付で、東京都知事より権利変換計画の認可を受けました。

 引用資料 東京建物(PDF:2023/09/15)
 東京駅至近の日本橋川沿いエリアに大規模複合施設を整備「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業」権利変換認可のお知らせ

八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 計画名-八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業
◆ 所在地-東京都中央区八重洲一丁目1番および2番
◆ 交通-JR「東京」駅、東京メトロ東西線・銀座線、都営浅草線「日本橋」駅
◆ 階数-(南街区)地上44階、地下3階、(北街区)地上2階、地下1階
◆ 高さ-(南街区)最高部約217m、(北街区)約12m
◆ 敷地面積-(南街区)約7,557㎡、(北街区)約1,702㎡
◆ 建築面積-(南街区)約6,514㎡、 (北街区)約883㎡
◆ 延床面積-(南街区)約185,508㎡、(北街区)約1,036㎡
◆ 構造-鉄骨造、鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 用途-オフィス、宿泊施設、店舗、寺院、高度金融人材サポート施設
◆ 建築主-八重洲一丁目北地区市街地再開発組合
◆ 事業協力者-東京建物、大成建設
◆ 特定業務代行者-東京建物、東京ガス不動産、明治安田生命保険、大成建設
◆ 設計者-(基本設計者)日本設計、(実施設計者)大成建設
◆ 解体工事-2023年05月08日~2024年02月28日予定
◆ 着工-2024年度予定
◆ 竣工-(南街区)2028年度予定、(北街区)2031年度予定


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「日本橋川沿いの低層部イメージ」です(引用:東京建物)。


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「断面イメージ」です。最高部の高さが約217mです(引用:東京都)。


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「配置図」です(引用:東京都)。


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「2階平面図」です(引用:東京都)。


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「位置図」です(引用:東京建物)。


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「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業に伴う躯体解体工事」の2023年11月8日の状況です。地上21階、高さ106.6mの「新呉服橋ビルディング」の解体工事が「大成建設」の施工で行われています。


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最高部です。


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西側から見た様子です。解体工事の工期は、2023年5月8日~2024年2月28日(予定)です。


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北西側から見た様子です。


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南西側から見た様子です。


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南東側から見た様子です。「TGビルディング(本館)」の解体工事が行われています。


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少し角度を変えて見た様子です。


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北東側から見た様子です。「TGビルディング(別館)」の解体工事が行われています。


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「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業に伴う躯体解体工事」の解体工事のお知らせです。解体工事の工期は、2023年5月8日~2024年2月28日(予定)です(写真提供読者さん)。



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2023年11月15日 (水)

スーパーゼネコン(鹿島建設、大林組、清水建設、大成建設) 2024年3月期第2四半期決算短信が出揃う 「鹿島建設」の強さが際立つ!

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-スーパーゼネコン5社-
 非上場企業の「竹中工務店」を除く、スーパーゼネコン4社の2024年3月期第2四半期決算短信が出揃いました。2023年11月6日に「大林組」、11月7日に「清水建設」、11月13日に「鹿島建設、大成建設」の決算発表がありました。建設業界は、原材料価格の高騰などの影響を受けて、経営環境は厳しい状況が続いています。

 スーパーゼネコンは、「鹿島建設、大林組、清水建設、大成建設、竹中工務店(売上高順)」の5社を指します。「鹿島建設、大林組、清水建設、大成建設」は上場企業ですが、「竹中工務店」は非上場企業です。

 ここ数年は「鹿島建設」の強さが際立っています。それを「大林組」が懸命に追う構図になっています。マンション建設に特化した「長谷工コーポレーション」は、売上高が1兆円を超えて、スーパーゼネコンに次ぐ位置を確保しています。

5社の2024年3月期連結決算予想(売上高/営業利益)
1位 鹿島建設-2,610,000百万円(営業利益144,000百万円)
2位 大林組-2,280,000百万円(74,000百万円)
3位 清水建設-1,945,000百万円(57,500百万円)
4位 大成建設-1,690,000百万円(64,000百万円)
5位 竹中工務店-1,490,000百万円(27,000百万円)
6位 長谷工コーポレーション-1,080,000百万円(88,000百万円)
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参考 大和ハウス工業-5,020,000百万円(385,000百万円)
参考 積水ハウス-3,080,000百万円(265,000百万円)

5社の2023年3月期連結決算(売上高/営業利益)
1位 鹿島建設-2,391,579百万円(123,526百万円)
2位 大林組-1,983,888百万円(93,800百万円)
3位 清水建設-1,933,814百万円(54,647百万円)
4位 大成建設-1,642,712百万円(54,740百万円)
5位 竹中工務店-1,375,400百万円(28,300百万円)
6位 長谷工コーポレーション-1,027,277百万円(90,162百万円)
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参考 大和ハウス工業-4,908,199百万円(465,370百万円)
参考 積水ハウス-2,928,835百万円(261,489百万円)

(備考)「鹿島建設、大林組、清水建設、大成建設、長谷工コーポレーション」は3月決算です。「竹中工務店」は12月決算です。「積水ハウス」は1月決算です。「竹中工務店」は非上場企業ですが、上場企業の「決算短信」に相当する「決算概要」を発表しています。


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売上高1位 鹿島建設
 「鹿島建設」の2024年3月期第2四半期(2023年4月1日~2023年9月30日)の連結業績は、売上高1,305,802百万円(前年比+14.8%)、営業利益66,439百万円(前年比+2.4%)です。

 鹿島建設(PDF:2023/11/13)
 2024年3月期第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

● 2024年3月期の連結業績予想
 2024年3月期(2023年4月1日~2024年3月31日)の連結業績予想は、売上高2,610,000百万円(前年比+9.1%)、営業利益144,000百万円(前年比+16.6%)となっています。


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売上高2位 大林組

 「大林組」の2024年3月期第2四半期(2023年4月1日~2023年9月30日)の連結業績は、売上高1,081,360百万円(前年比+17.0%)、営業利益30,843百万円(前年比△26.2%)です。

 大林組(PDF:2023/11/06)
 2024年3月期第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

● 2024年3月期の連結業績予想
 2024年3月期(2023年4月1日~2024年3月31日)の連結業績予想は、売上高2,280,000百万円(前年比+14.9%)、営業利益74,000百万円(前年比△21.1%)となっています。


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売上高3位 清水建設

 「清水建設」の2024年3月期第2四半期(2023年4月1日~2023年9月30日)の連結業績は、売上高936,878百万円(前年比+13.4%)、営業利益165百万円(前年比△98.5%)です。

 清水建設(PDF:2023/11/07)
 2024年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

● 2024年3月期の連結業績予想
 2024年3月期(2023年4月1日~2024年3月31日)の連結業績予想は、売上高1,945,000百万円(前年比+0.6%)、営業利益57,500百万円(前年比+5.2%)となっています。


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売上高4位 大成建設

 「大成建設」の2024年3月期第2四半期(2023年4月1日~2023年9月30日)の連結業績は、売上高738,133百万円(前年比+2.7%)、営業利益13,069百万円(前年比△41.7%)です。

 大成建設(PDF:2023/11/13)
 2024年3月期第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

● 2024年3月期の連結業績予想
 2024年3月期(2023年4月1日~2024年3月31日)の連結業績予想は、売上高1,690,000百万円(前年比+2.9%)、営業利益64,000百万円(前年比+16.9%)となっています。


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売上高5位 竹中工務店

 「竹中工務店」は、非上場企業のため四半期ごとの決算は発表していません。

 竹中工務店(2023/02/27)
 2022年度(第85期)決算概要 及び 次期業績見通し

● 2023年12月期の連結業績予想
 2023年12月期(2023年1月1日~2023年12月31日)の連結業績予想は、売上高1,490,000百万円(前年比+8.3%)、営業利益27,000百万円(前年比△4.7%)となっています。


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売上高6位 長谷工コーポレーション

 「長谷工コーポレーション」の2024年3月期第2四半期(2023年4月1日~2023年9月30日)の連結業績は、売上高523,006百万円(前年比+17.1%)、営業利益43,276百万円(前年比+14.8%)です。

 長谷工コーポレーション(PDF:2023/11/10)
 2024年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

● 2024年3月期の連結業績予想
 2024年3月期(2023年4月1日~2024年3月31日)の連結業績予想は、売上高1,080,000百万円(前年比+5.1%)、営業利益88,000百万円(前年比△2.4%)となっています。



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2023年11月14日 (火)

国家戦略特区 地上51階、高さ約250mの「東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業」 2023年11月8日の建設状況

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-東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業-
 「東京駅前八重洲一丁目東地区」は、「A地区」と「B地区」に分かれていますが、「B地区」の概要は、地上51階、塔屋1階、地下4階、高さ約250mです。特定業務代行者は「東京建物、大林組」です。総事業費は約2,104億円の予定です。

 「東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業」では、大規模なバスターミナルや回遊性の高い歩行者ネットワークを整備するとともに、カンファレンスや外国語対応の医療施設等を整備することで、国際都市東京の国際競争力の向上を図ります。

 「東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業」の公式ホームページがオープンしており、たくさんの完成予想CGやイメージ図等が公開されています。

 引用資料 公式ホームページ(公開休止中)
 東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業

● 劇場・カンファレンス施設
  「東京建物」は、東京建物が再開発組合の一員として参画し、2025年度の竣工を予定している「東京駅前八重洲一丁目東B地区市街地再開発事業」において整備する劇場・カンファレンス施設について、「ぴあ」および「コングレ」が運営を行うことが決定しました。

 引用資料 東京建物(PDF:2023/08/10)
 「東京駅前八重洲一丁目東B地区市街地再開発事業」劇場・カンファレンス施設 ぴあ株式会社・株式会社コングレによる運営が決定

東京駅前八重洲一丁目東B地区の概要
◆ 計画名-東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業 施設建築物等新築工事
◆ 所在地-東京都中央区八重洲一丁目300番、205番6、205番7の一部(地名地番)
◆ 階数-地上51階、塔屋1階、地下4階
◆ 高さ-最高部249.72m
◆ 敷地面積-10,604.25㎡
◆ 建築面積-8,388.50㎡
◆ 延床面積-225,063.24㎡
◆ 容積対象面積-約186,500㎡(容積率約1,760%)
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート、鉄筋コンクリート造)
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 地震対策-ハイブリッド制震構造(ブレーキダンパーとオイルダンパーを併用)
◆ 用途-オフィス、店舗、バスターミナル、カンファレンス、医療施設、駐車場等
◆ 建築主-東京駅前八重洲一丁目東B地区市街地再開発組合(特定業務代行者 東京建物、大林組)
◆ 設計者-(基本設計)日本設計、(実施設計)大林組
◆ 施工者-大林組・大成建設共同企業体(代表者 大林組)
◆ 解体工事-2020年04月01日~2021年09月末日
◆ 着工-2021年10月01日
◆ 竣工-2025年07月31日予定
◆ 総事業費-約2,104億円


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低層部イメージ(中央通り方面から望む)です。


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「大庇下広場完成予想CG」です。


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「オフィスロビー完成予想CG」です。


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「お祭り広場完成予想CG」です。


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「劇場完成予想CG」です。


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「カンファレンスホール完成予想CG」です。


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基準階17階平面図
 ワンフロア760坪以上、天井高2.9m、多様なニーズに応える整形無柱空間となっています。柱をすべて外周部に配置することで、フレキシブルなレイアウトが可能になっています。

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最高グレードの建物耐震性能
 「ブレーキダンパー」と「オイルダンパー」を併用するハイブリッド制震構造を採用しました。世界初の技術である手裏剣ダンパーと重なりダンパーの採用によって、大地震に対応可能なエネルギーの吸収能力を確保し、超高層建築物の構造計算基準で定められた地震動の1.5倍に耐える高い耐震性能を有しています。

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「概要図」です(引用:国土交通省)


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「配置図」です。再開発に参加しないビルがかなりあるため敷地の西側が凹んだ、いびつな形状になります(引用:東京都)。


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「位置図」です。


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「東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業」の2023年11月8日の建設状況です。


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北西側から見た様子です。

● 逆打ち工法
 この現場は「逆打ち工法」を採用しています。「逆打ち工法」では、地上躯体と地下躯体を同時に建設します。地下躯体は、地下1階→地下2階→地下3階→地下4階と下に向かって構築するので「逆打ち工法」と言います。


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北東角です。


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東面の北側です。


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東面の南側です。


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南東側から見た様子です。


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タワークレーンの「フック」が高い位置で固定されています。2023年9月19日にこの現場で悲しい事故がありましたが、2023年11月8日(水)時点でも工事がストップしているようです。


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南東側から見た横アングルです。


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南西側から見た様子です。


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少し角度を変えた様子です。


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南西側から引いて見た様子です。


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敷地の南西側は「A地区」です。


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「東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業 施設建築物等新築工事」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。



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2023年11月13日 (月)

早稲田大学 地上15階、高さ約70mの新9号館「早稲田大学早稲田キャンパスE棟(仮称)新築工事」 戸田建設の施工で2023年11月末に着工!

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-早稲田大学早稲田キャンパス 新9号館-
 学生数5万人弱のマンモス大学である「早稲田大学」は、典型的なたこ足大学です。主要なキャンパスだけでも「早稲田(東京都新宿区)、戸山(東京都新宿区)、西早稲田(東京都新宿区)、喜久井町(東京都新宿区)、所沢(埼玉県所沢市)、本庄(埼玉県本庄市)」などがあります。それ以外にも全国に小規模なキャンパスがたくさんあります。

 本部キャンパスでもある「早稲田キャンパス(東京都新宿区西早稲田)」には、「政治経済学部、法学部、教育学部、商学部、社会科学部、国際教養学部」などがあります。

 早稲田キャンパスで、9号館と屋外トイレを解体して、「早稲田大学早稲田キャンパスE棟(仮称)新築工事」が計画されています。概要は、地上15階、塔屋1階、地下2階、高さ69.850m、延床面積33,364.86㎡を予定しています。

 引用資料 新宿区・公式HP(PDF:2023/01/18)
 新宿区景観まちづくり審議会:第77回新宿区景観まちづくり審議会
 早稲田大学早稲田キャンパスE棟(仮称)

● 戸田建設の施工で2023年11月末に着工!
 「早稲田大学」は、東京都新宿区の早稲田キャンパス内にある校舎「9号館」建て替え工事、「早稲田大学早稲田キャンパスE棟(仮称)新築工事」を戸田建設の施工で、2023年11月末に着工します。

 引用資料 早稲田大学
 早稲田キャンパスの新たな知の拠点 “新9号館”

早稲田大学早稲田キャンパス 新9号館の概要
◆ 計画名-早稲田大学早稲田キャンパスE棟(仮称)新築工事
◆ 所在地-東京都新宿区西早稲田一丁目6-1、20-1
◆ 交通-東京メトロ東西線「早稲田」駅、東京メトロ副都心線「西早稲田」駅、JR山手線「高田馬場」駅、西武鉄道西武新宿線「高田馬場」駅
◆ 階数-地上15階、塔屋1階、地下2階
◆ 高さ-69.850m
◆ 敷地面積-73,655.41㎡(早稲田キャンパス全体)
◆ 建築面積-3,275.37㎡
◆ 延床面積-33,364.86㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造、木造)
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 用途-文教施設(共通教室、実験実習室、演習教室、研究室、事務所、学生読書室、早稲田ポータルオフィス 他)
◆ 建築主-学校法人早稲田大学
◆ 設計者-山下設計
◆ 監理者-(総合監理)学校法人早稲田大学キャンパス企画部、(設計監理)山下設計
◆ 施工者-戸田建設
◆ 着工-2023年11月末予定
◆ 竣工-2027年01月31日予定


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「高層棟はキャンパスの内側に配置し、 キャンパス内の歴史的景観を継承する外観デザインを採用」します(引用:新宿区)。


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「南⻄側からE棟(仮称)を⾒る(「緑の⼩径」から繋がる計画建物⻄側にポケットパーク(富塚跡)を整備予定)」です(引用:新宿区)。

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「色調・材料計画」です(引用:新宿区)。


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「色調・材料計画」です(引用:新宿区)。


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「新9号館建設予定地」です(引用:早稲田大学)。


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「計画概要 キャンパス全体配置図(現況)」です(引用:新宿区)。


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「計画概要 キャンパス全体配置図(今回計画)」です(引用:新宿区)。



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2023年11月12日 (日)

TOKYO TORCH(トウキョウトーチ) 地上62階、 高さ約385mの「Torch Tower(トーチタワー)」 2023年11月8日の建設状況

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-TOKYO TORCH(トウキョウ トーチ)-
 「三菱地所」は、東京駅日本橋口前で関係権利者と共に開発を進めている「TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)」街区において、「日本を明るく、元気にする」をプロジェクトビジョンに掲げ、まちづくりを進めていますが、2021年6月末に竣工した「常盤橋タワー(A棟)」に続き、2022年3月末に「下水道局棟(D棟)」が竣工し、東京都下水道局への引渡しを完了しました。

 「下水道局棟(D棟)」の正式名称は「銭瓶町ビルディング」です。ちなみに「銭瓶町」は「ぜにがめちょう」と読みます。なお、建物は東京都下水道局の所有となり、地上階は主に下水道局の事務所となります。

 「三菱地所」は東京駅前で進める複合開発「TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)」で、国内最高となる地上62階、高さ約390mの超高層ビル「Torch Tower(トーチタワー)」の新築工事の優先交渉権者を「清水建設」に決定しました。

 「三菱地所」と「東京センチュリー」は、関係権利者と共に開発を進めている東京駅日本橋口前「TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)」街区において、日本一の高さとなる「Torch Tower」高層部のホテルにウルトララグジュアリーホテル「Dorchester Collection(ドーチェスター・コレクション)」を誘致することを決定しました。ホテルの開業は2028年度を予定しています。

● Torch Tower 2023年9月27日に起工式を挙行!
 「三菱地所」は、関係権利者と共に開発を進めている東京駅日本橋口前「TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)」街区において、日本一の高さとなる「Torch Tower(トーチタワー)」の新築工事に関し、2023年9月27日に起工式を執り行い、着工しました。高さが約390mから約385mと5m低くなりました。

 引用資料 三菱地所(2023/09/27)
 世界に誇る日本の新たなランドマーク「TOKYO TORCH」「Torch Tower」 新築工事着工 ~想いを繋ぎ、未来を灯すまち~ Weaving dreams, Illuminating the future

TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)の概要
◆ 計画名-大手町二丁目常盤橋地区第一種市街地再開発事業 新築工事(A棟・B棟・C棟・D棟)
◆ 所在地-東京都千代田区大手町二丁目8番1他、中央区八重洲一丁目2番1他
◆ 階数-地上62階、地下4階(B棟)
◆ 高さ-最高部約385m(B棟) *最高部約390mから変更
◆ 敷地面積-約31,400㎡(施設全体)
◆ 建築面積-約20,400㎡(施設全体)
◆ 延床面積-約740,000㎡(施設全体)、約553,000㎡(B棟)
◆ 容積対象面積-約584,000㎡(施設全体)
◆ 用途-オフィス、ホテル、 ホール、店舗、変電所、下水ポンプ場、駐車場等
◆ 客室数-110室(Dorchester Collection)
◆ 総戸数-約50戸(70㎡~400㎡)
◆ 建築主-事業権利者(三菱地所、東京都下水道局、大和証券グループ本社、三越伊勢丹、東京電力パワーグリッド、有限会社大手町開発、独立行政法人都市再生機構、他)
◆ 着工-2017年04月末(施設全体)、2023年09月27日(B棟の起工式)
◆ 竣工-2028年03月末予定(施設全体)


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「事業概要」です。「Torch Tower(トーチタワー)」である「B棟」の最高部の高さが約390mから約385mに変更になっています。


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「用途構成図」です。


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「街区南側から見た Torch Tower 低層部」です。


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「街区南側から見た TOKYO TORCH Park」です。


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「SKY HILL イメージ」です。


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「SKY HILL イメージ」です。


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「メインロビーイメージ、客室イメージ、エントランスイメージ」です。


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「TOKYO TORCH 開発ステップ図」です。


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「広域図及び配置図」です。


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「Torch Tower(トーチタワー)」の2023年11月8日の建設状況です。


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南東側から見た様子です。


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東側から見た様子です。


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敷地南側です。


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「オールケーシング掘削機」で、「地中障害物」の撤去を行っています。


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撤去された「地中障害物」です。


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敷地中央です。


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BG掘削機

 ドイツのバウアー(BAUER)社製の「BG掘削機」です。「BG掘削機」を使用する工法を「BG工法」と言います。このタイプは「BG-30」です。複数ある「BG掘削機」の中では大型のタイプです。

 「BG掘削機」は、外側の円筒状の「ケーシング」を回転させながら圧入し、既存建築物の地下躯体を掘削します。「山留め壁」を構築する建物外周部分の既存建築物の地下躯体を破砕していると思われます。


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敷地北側です。


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2台の「BG掘削機」です。


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残っていた既存建築の外周を解体しています。


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北東側から見た様子です。


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北側から見た様子です。


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「BG掘削機」です。



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2023年11月11日 (土)

日本橋エリアで最高・最大級 地上52階、高さ約284mの「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 新築工事」 2023年11月8日の建設状況

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日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業-
 
国家戦略特区の「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業」は、日本橋の日本橋川沿いで計画されている大規模再開発プロジェクトです。歴史的建造物の「日本橋野村ビル」を保存するほか、船着き場の増設などによって舟運の活性化と観光需要の受け入れを図ります。日本橋川上空を通る首都高速道路の地下化を視野に、水辺を生かした施設配置なども想定しています。

 「日本橋一丁目中地区市街地再開発組合」は、再開発施設の建設に向け、既存建物の解体工事を「清水建設」の施工で2020年11月10日に着工しました。解体する既存施設は27棟です。

 「三井不動産」と「野村不動産」は、日本橋一丁目中地区市街地再開発組合の一員として、「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業」を推進していますが、2021年12月6日に着工しました。竣工は2026年3月末の予定です。

 引用資料 三井不動産(PDF:2021/12/07)
 日本橋川沿い再開発第一弾、新たなランドマークとなる日本橋エリア最高・最大級のミクストユース開発 「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業」着工 ZEB/ZEH認証・DBJ Green Building認証の取得など、次世代の新たな街づくりが始動

 「三井不動産」と「ヒルトン」は、「ウォルドーフ・アストリア東京日本橋」のブランディング及びマネジメント契約を締結しました。ホテルは三井不動産が開発、ヒルトンが運営し、2026年の開業を目指します。

 「ウォルドーフ・アストリア東京日本橋」は、「C街区」の39階~47階までの9フロアに展開します。60㎡以上のゆったりとしたキングルーム含め全197室の客室に、3つのレストランとウォルドーフ・アストリアの象徴でもあるラウンジ&バー「ピーコック・アレー」のほか、屋内プール、スパ、フィットネスセンター、宴会場、チャペルを備える予定です。

日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 計画名-日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 新築工事
◆ 所在地-東京都中央区日本橋一丁目30番~32番(地番)
◆ 交通-東京メトロ銀座線・東西線「日本橋」駅直結、都営地下鉄浅草線「日本橋」駅直結、東京メトロ半蔵門線「三越前」駅徒歩3分、JR線「東京」駅徒歩10分
◆ 階数-(C街区)地上52階、塔屋2階、地下5階、(B街区)地上7階、地下2階、(A街区)地上4階、地下1階
◆ 高さ-(C街区)最高部283.96m、(B街区)最高部約31.62m、(A街区)最高部約32m
◆ 敷地面積-(C街区)15,564.16㎡、(B街区)2,064.74㎡、(A街区)約1,370㎡、
◆ 建築面積-(C街区)12,590.79㎡、(B街区)1,194.98㎡、(A街区)約1,100㎡
◆ 延床面積-(C街区)374,003.62㎡、(B街区)6,573.85㎡、(A街区)約5,100㎡
◆ 構造-(C街区)鉄骨造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造)、(B街区)鉄骨鉄筋コンクリート造、一部(鉄筋コンクリート造、鉄骨造)、(A街区)鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-杭基礎、直接基礎
◆ 用途-(C街区)オフィス、商業施設、ホテル、居住施設、MICE施設、ビジネス支援施設、駐車場等、(B街区)共同住宅、商業施設、(A街区)業務施設、商業施設
◆ 客室数-197室(ウォルドーフ・アストリア東京日本橋)
◆ 総戸数-約100戸(C街区)、約50戸(B街区)
◆ 建築主-日本橋一丁目中地区市街地再開発組合(参加組合員 三井不動産、野村不動産)
◆ 都市計画・事業コンサルタント・基本設計・実施設計・監理-日建設計
◆ デザインアーキテクト-日建設計、ペリ・クラーク・ペリ・アーキテクツ(PELLI CLARKE PELLI ARCHITECTS,INC.)
◆ 施工者-日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業建設共同企業体「(C街区)清水建設、(B街区)清水建設・錢高組JV、(A街区)大林組」
◆ 解体工事-2020年11月10日~2022年03月31日
◆ 着工-2021年12月06日
◆ 竣工-2026年03月末予定
◆ 開業-2026年予定(ホテル)
◆ 総事業費-約3,120億円


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「外観イメージパース(中央通り北西方向から)」です。デザインアーキテクトには、日本橋三井タワー、日本橋室町三井タワーをデザインした「ペリ・クラーク・ペリ・アーキテクツ(PELLI CLARKE PELLI ARCHITECTS,INC.)」を起用しています。


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「鳥瞰パース(夜景)」です。


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「日本橋川沿い低層部外観イメージ(右からA街区、B街区)」です。

A街区
 「日本橋野村ビル旧館」は、「自由様式」を標榜した建築家安井武雄により、1930年に竣工しました。三層構成を踏襲しながら柱型をなくし、東洋風の意匠を纏わせた折衷様式のデザインであり、貴重な近代建築物として中央区指定有形文化財に指定されています。「日本橋野村ビル旧館」の風格ある外観を保存活用する事で、日本橋の伝統と文化を受け継ぎつつ地域全体のさらなる賑わい形成を図ります。

B街区
 中央区指定有形文化財である「A街区」との一体感ある景観を醸成し、日本橋川の水辺空間にふさわしいヒューマンスケールな街並み形成を行います。「C街区」と地上3階レベルでデッキ接続しており、日本橋川沿いの賑わいにつながる商業空間の創出、および水辺の落ち着きを感じる多様なライフスタイルに対応可能な約50戸の住戸を予定しています。


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「中央通り側からの低層部外観イメージパース(夕景)」です。


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「用途断面図」です。


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「敷地配置図」です。


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「位置図」です。


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C街区

 北東側の歩道橋から見た「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 新築工事(C街区)」の2023年11月8日の建設状況です。「歌舞伎町タワー」で行われている「新参者 LIVE at THEATER MILANO-Za(乃木坂46 五期生、櫻坂46 三期生、日向坂46 四期生という坂道グループのライブ公演)」を見に行った友人に撮影してもらいました。


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タワークレーンが3基稼働しています。


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4基目のタワークレーンが組み立てられています。


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少し北側の様子です。


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地上部分の「鉄骨建方」が始まっています。右側の鉄骨は「構台」です。


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この現場は「逆打ち工法」を採用していると思われます。


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北側部分です。


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「C街区」を北側から見た様子です。


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「C街区」を西側から見た様子です。


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少し角度を変えた様子です。


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A街区

 一番北側は「A街区(日本橋野村ビル)」です。風格ある外観を保存活用します。


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「A街区(日本橋野村ビル)」の東面を見た様子です。


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B街区

 「B街区」です。


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「B街区」の東側です。


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「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 新築工事(C街区)」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。



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2023年11月10日 (金)

三井ショッピングパーク ららぽーとTOKYO-BAY 北館の建替え ららぽーとTOKYO-BAY 北館 解体工事 2023年11月上旬の状況

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-三井ショッピングパーク ららぽーとTOKYO-BAY-

 「三井ショッピングパーク ららぽーとTOKYO-BAY」は、1981年4月2日に「ららぽーと船橋ショッピングセンター」としてオープンしました。オープン時の核テナントは「ダイエー」と「そごう」でした。

 現在は「ダイエー」と「そごう」は店名としては存在しますが、会社としては存在ません。あの頃、スーパーで一番勢いがあった「ダイエー」、百貨店で一番勢いがあった「そごう」が会社としては存在しないのが、流通業界の競争の激しさと歳月を感じます。
 
 「三井不動産」は、1981年4月の開業以来、多くの顧客に愛された「三井ショッピングパーク ららぽーとTOKYO-BAY」の北館の一部(約70店舗)を、2023年1月9日持って一時閉館しました。

 引用資料 三井不動産(2023/01/06)
 三井ショッピングパーク ららぽーとTOKYO-BAY 建替え計画に伴い北館の一部(約70店舗)が2023年1月9日(月)をもって一時閉館

 今回の一時閉館は、北館の建替え計画に伴うものです。建替えスケジュールおよび新施設の詳細については、今後改めて発表します。解体工事の工期は、2023年3月16日~2024年1月31日の予定です。


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「ららぽーとTOKYO-BAY 北館」の解体が行われています(写真提供読者さん)。


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解体工事の工事名は「ららぽーとTOKYO-BAY 北館 解体工事」、工期は2023年3月16日~2024年1月31日の予定です(写真提供読者さん)。


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高い所から見た様子です(写真提供読者さん)。


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東端です(写真提供読者さん)。


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少し西側です(写真提供読者さん)。


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少し西側です(写真提供読者さん)。


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少し西側です(写真提供読者さん)。


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「位置図」です。



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2023年11月 9日 (木)

ソフトバンク 北海道苫小牧市に次世代社会インフラ構想の要となる大規模データセンター「Core Brain」を構築 第一段階として総事業費650億円超を投資!

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-大規模なデータセンター「Core Brain」を構築-
 「ソフトバンク」と、ソフトバンクの子会社でデジタルインフラ専業会社「IDCフロンティア」は、地方にデータセンターの新規拠点を整備するに当たって経済産業省が一部の費用を支援する、令和5年度「データセンター地方拠点整備事業費補助金」の公募で、整備事業者として2023年11月7日に採択されました。

 引用資料 ソフトバンク(2023/11/07)
 次世代社会インフラ構想の要となる大規模な計算基盤を備えたデータセンター「Core Brain」を構築 ~北海道苫小牧市に高いデータ処理能力を有するデータセンターを建設、産官学へ計算基盤の提供を予定~

 経済産業相は、ソフトバンクが北海道苫小牧市に建設を予定するデータセンターに最大300億円を補助すると発表しました。政府は東京や大阪など都市部に集中するデータセンターについて、リスクへの備えから分散化を進めており、北海道や九州を中心に拠点化を後押しする考えです。

 ソフトバンクとIDCフロンティアは、総事業費650億円超で、まずは50メガワット規模のデータセンターを、2026年度に開業することを目指します。政府は土地の造成や建物、サーバーなどを対象に、最大300億円まで2分の1を補助します。

 今後、生成AI(人工知能)の普及が進むことによって、データ処理やデータ処理に必要な電力需要の急増が見込まれる一方で、現在は国内のデータセンターの約8割が東京圏や大阪圏などに集中しており、データセンターのレジリエンスの強化や電力負荷の分散などが求められています。

 ソフトバンクとIDCフロンティアは、こうした背景を踏まえて、東京や大阪に並ぶ新たな拠点として、北海道苫小牧市に大規模な計算基盤などを整備したデータセンターを建設します。

 このデータセンターは、データの処理と電力の消費を全国に分散する、ソフトバンクの次世代社会インフラ構想の要となる「Core Brain(コアブレイン)」として構築し、将来的に敷地面積が国内最大規模の70万㎡で、受電容量が300メガワット超まで拡大する見込みです。


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「全景」です。建設地は用地をこれから取得するため、公表していません。建物規模も未定です。しかし、苫東工業団地の臨空柏原地区北ブロックに整備する予定である事が判明しています。完成イメージ図からGoogleマップの衛星写真を見るとバックに見えるソラーパネルの形状で建設予定地が推測出来ます。

● 将来的には70万㎡、受電容量が300メガワット超!
 まずは第一段階として総事業費650億円超で、50メガワット規模のデータセンターを、2026年度に開業することを目指します。将来的に敷地面積が国内最大規模の70万㎡で、受電容量が300メガワット超まで拡大する見込みです。


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「構築予定のデータセンターの位置付け」です。


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「データセンターの拠点一覧」です。


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Rapidus(ラピダス)

 国内主要企業が出資し次世代半導体の国産化を目指す新会社「Rapidus(ラピダス)」が、北海道千歳市の「千歳美々ワールド(千歳市工業団地)」に最初の工場を建設する事が決まりました。

 引用資料 北海道・公式ホームページ
 次世代半導体産業立地推進ポータルサイト

 国の支援のもと、先端半導体の国産化を目指す「Rapidus(ラピダス)」は、北海道千歳市に建設する新工場の起工式を2023年9月1日に執り行いました。

● JR千歳線沿いに機能が集積!
 札幌市を中心として、北広島市の「北海道ボールパークFビレッジ」、千歳市の「Rapidus(ラピダス)」、苫小牧市の大規模データセンター「Core Brain」とJR千歳線沿いに機能が集積しつつあります。

 九州の福岡市や熊本県にも機能が集積しつつあります。北海道と九州が日本の両翼となって、発展する事は、リスクの分散化や国土強靭化の観点から非常にいい事だと思います。政府も北海道や九州を中心に拠点化を後押しする考えです。



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2023年11月 8日 (水)

鉄道の要衝「南船橋駅」 JR南船橋駅南口市有地活用事業 住宅棟の「A街区・C街区(パークホームズ南船橋)」 2023年11月上旬の建設状況

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-JR南船橋駅南口市有地活用事業-

 「南船橋駅南口地区」は、JR京葉線南船橋駅南口の駅前に位置し、官民連携事業等の実施によって、臨海部における賑わいの創出と回遊性の向上に寄与する魅力的なまちづくりを進めていく地区です。

 緑豊かな広場空間を駅前に配置することにより憩いと賑わいを提供し、周辺環境と調和を図りつつ、新たな回遊拠点を創出することをテーマにまちづくりを進めていきます。広場を中心としたまちづくりを行うことにより、地域が一体となる臨海部の玄関口を形成していきます。

 「船橋市」は、JR南船橋駅南口市有地活用事業の事業者募集で、「三井不動産グループ」を優先交渉権者に選定しています。大規模な広場空間を中心に商業施設、居住施設等を配置することで憩いと賑わいを提供し、新たな回遊拠点を創出することを提案しています。住む人、働く人、訪れる人が自分の居場所(庭)と思える広場、「まちの庭」を開発コンセプトとしています。 

● パークホームズ南船橋
 住宅棟は、「JR南船橋駅南口市有地活用事業A街区」と「JR南船橋駅南口市有地活用事業C街区」が建設されています。「JR南船橋駅南口市有地活用事業C街区」は、「パークホームズ南船橋」として公式ホームページがオープンしています。

 引用資料 公式ホームページ
 パークホームズ南船橋


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「駅前街区概念図」です。

● A街区の名称は未決定
 「JR南船橋駅南口市有地活用事業C街区」は「パークホームズ南船橋」として公式ホームページがオープンしていますが、「JR南船橋駅南口市有地活用事業A街区」は「次期分譲予定街区」となっており、まだ正式名称が決定していないようです。


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「位置図」です。


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「JR南船橋駅南口市有地活用事業」の2023年11月上旬の建設状況です(写真提供読者さん)。


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「JR南船橋駅南口市有地活用事業A街区」の建築現場です。「A街区」の正式名称はまだ決定していないようです(写真提供読者さん)。


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アップです(写真提供読者さん)。


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南東側から見た「JR南船橋駅南口市有地活用事業A街区」です(写真提供読者さん)。


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東側から見た「JR南船橋駅南口市有地活用事業A街区」です(写真提供読者さん)。


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「JR南船橋駅南口市有地活用事業A街区」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。


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「JR南船橋駅南口市有地活用事業C街区」の建設現場です。「パークホームズ南船橋」として公式ホームページがオープンしています(写真提供読者さん)。


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角度を変えて見た様子です(写真提供読者さん)。


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内部の様子です(写真提供読者さん)。


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「JR南船橋駅南口市有地活用事業C街区」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。



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2023年11月 7日 (火)

南船橋エリアの玄関口となるライフスタイル型商業施設 三井ショッピングパーク ららテラスTOKYO-BAY 2023年11月上旬の建設状況

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-JR南船橋駅南口市有地活用事業-

 「南船橋駅南口地区」は、JR京葉線南船橋駅南口の駅前に位置し、官民連携事業等の実施によって、臨海部における賑わいの創出と回遊性の向上に寄与する魅力的なまちづくりを進めていく地区です。

 緑豊かな広場空間を駅前に配置することにより憩いと賑わいを提供し、周辺環境と調和を図りつつ、新たな回遊拠点を創出することをテーマにまちづくりを進めていきます。広場を中心としたまちづくりを行うことにより、地域が一体となる臨海部の玄関口を形成していきます。

 「船橋市」は、JR南船橋駅南口市有地活用事業の事業者募集で、「三井不動産グループ」を優先交渉権者に選定しています。大規模な広場空間を中心に商業施設、居住施設等を配置することで憩いと賑わいを提供し、新たな回遊拠点を創出することを提案しています。住む人、働く人、訪れる人が自分の居場所(庭)と思える広場、「まちの庭」を開発コンセプトとしています。

 「三井不動産」は、千葉県船橋市にてライフスタイル型商業施設「(仮称)南船橋駅前商業施設計画」を2022年11月に建築着工しました。開業は2023年冬を予定しています。

● 三井ショッピングパーク ららテラスTOKYO-BAY
 「三井不動産」は、千葉県船橋市にて開発を推進中のライフスタイル型商業施設の名称を「三井ショッピングパーク ららテラスTOKYO-BAY」に決定しています。2023年11月29日(水)のグランドオープンを予定しています。

 引用資料 三井不動産(2023/10/04)
 JR南船橋駅直結のライフスタイル型商業施設「三井ショッピングパーク ららテラスTOKYO-BAY」 11月29日(水)グランドオープン決定 全36店舗が集結 / 様々なイベントの実施を予定している約5,000m2の大規模広場も整備

 「三井ショッピングパーク ららテラスTOKYO-BAY」は、駅前市有地の高いポテンシャルを活用した官民連携による開発を推進することにより、臨海部の玄関口としてふさわしい拠点形成を含めた魅力的なまちづくりを実現するとともに、賑わいの創出や回遊性の向上を図ります。

 地域居住者の日常の憩いの場となる約5,000㎡もの大規模な広場空間と、デイリーニーズに応じた全36店舗を揃え、コミュニティの拠点として魅力あふれる商業環境を創出し、活気ある街づくりに貢献します。

三井ショッピングパーク ららテラスTOKYO-BAYの概要
◆ 計画名-(仮称)南船橋駅前商業施設計画
◆ 所在地-千葉県船橋市若松二丁目2番1号
◆ 交通-JR京葉線・武蔵野線「南船橋」駅直結
◆ 階数-地上2階、地下0階
◆ 敷地面積-約16,740㎡
◆ 延床面積-約11,200㎡
◆ 店舗面積-約8,200㎡
◆ 構造-鉄骨造
◆ 用途-店舗
◆ 店舗数-36店舗
◆ 駐車台数-約10台
◆ 建築主-三井不動産
◆ 設計者-(基本設計)東急設計コンサルタント、(実施設計)三井住友建設
◆ 環境デザイン-ノンスケール、E-DESIGN
◆ 監理者-三井住友建設
◆ 施工者-三井住友建設
◆ 着工-2022年11月
◆ 竣工-2023年10月
◆ 開業-2023年11月29日


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「広場スペース イメージ」です。


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地域住民の多様なライフスタイルに対応する全36店舗が出店します。


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「建物配置図」です。


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「狭域図」です。


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「広域図」です。


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「三井ショッピングパーク ららテラスTOKYO-BAY」の2023年11月上旬の建設状況です(写真提供読者さん)。


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「駅前広場」です(写真提供読者さん)。


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「B街区」です(写真提供読者さん)。


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「B街区」の西端です(写真提供読者さん)。


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「B街区」を北側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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「Ⅾ街区」です(写真提供読者さん)。


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「B街区」と「Ⅾ街区」は、歩行者デッキで結ばれています(写真提供読者さん)。

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「広場」を北東側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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「広場」を南東側から見た様子です(写真提供読者さん)。



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2023年11月 6日 (月)

「船橋競馬場」がテーマパークへと進化中! 船橋競馬場大規模改修工事 2023年11月上旬の建設状況

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-船橋競馬場大規模改修工事-
 1950年8月21日に開場した「船橋競馬場」は、千葉県船橋市に所在する地方競馬の競馬場です。競馬の主催者は「千葉県競馬組合」で、土地・施設は「よみうりランド」から賃借しています。

 「船橋競馬場」は、築50年以上が経過し躯体や設備が老朽化したため、「よみうりランド」は、成長戦略「飛躍」に基づき、船橋競馬場において観覧スタンドの全面的な建て替えや入場口新設などの改修計画を策定しました。

 「船橋競馬場大規模改修工事」では、観覧スタンドを全面的に建て替え、耐震を強化することにより快適かつ安心して観戦できるようにします。大型集客施設の正面に入場口を新設すると共に、場内には子供たちが馬と触れ合えるエリアを新規につくることで新たな客層を取り込み、地域にとっても賑わいのある施設へと生まれ変わります。万が一の災害時には防災拠点として地域へ貢献します。

 引用資料 よみうりランド(PDF:2019/03/27)
 船橋競馬場 大規模改修について

 現在は、競馬の開催を続けながらスタンドを全面的に建て替える工事が進んでいます。レース開催中は工事を止めていますが、それ以外は時間を決めて工事を行っています。「競走馬」に配慮して振動や騒音を最大限抑制して工事を行っています。

船橋競馬場大規模改修工事の概要
◆ 所在地-千葉県船橋市若松一丁目2890-1の一部、他4筆(地番)
◆ 交通-京成電鉄「船橋競馬場」駅から徒歩約5分、JR「南船橋」駅から徒歩約10分
◆ 階数-地上5階、塔屋1階、地下1階
◆ 高さ-25.900m
◆ 敷地面積-332,044.59㎡
◆ 建築面積-31,690.45㎡
◆ 延床面積-43,341.29㎡(建築全体43,527.27㎡)
◆ 構造-鉄骨造
◆ 用途-観覧場
◆ 建築主-よみうりランド
◆ 設計者・監理者-大成建設
◆ 施工者-大成建設
◆ 着工-2020年12月01日
◆ 竣工-2024年03月31日予定
◆ オープン-2024年春予定


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「新スタンド イメージ(夕景)」です。


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「新入場口 イメージ」です。


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「商業施設側から見た完成イメージ」です。


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「周辺地図」です。


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大規模改修工事前の「船橋競馬場」です。


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「船橋競馬場大規模改修工事」の2023年11月上旬の建設状況です(写真提供読者さん)。

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新スタンドA棟

 既存のスタンドの西側部分約3分の1を解体して、「新スタンドA棟」が建設されました。「新スタンドA棟」は、2022年2月14日にオープンしました(写真提供読者さん)。


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アップです(写真提供読者さん)。


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新スタンドB棟の建設現場

 東側に既存のスタンドが約3分の2残っていましたが、解体されました。この部分に「新スタンドB棟」と「運営エリア(千葉県競馬組合事務所や騎手ルームなど)」が建設されます(写真提供読者さん)。


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「新スタンドB棟」の建設現場です(写真提供読者さん)。


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この部分は何でしょうか?(写真提供読者さん)。


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西側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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アップです(写真提供読者さん)。

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北側部分です(写真提供読者さん)。

 

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裏側です(写真提供読者さん)。


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「船橋競馬場大規模改修工事」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。



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2023年11月 5日 (日)

船橋市 収容1万人規模の大型多目的アリーナ「(仮称)LaLa arena TOKYO-BAY(ららアリーナ 東京ベイ) 」 2023年11月上旬の建設状況

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-(仮称)LaLa arena TOKYO-BAY-
 千葉県船橋市をホームタウンとする国内男子プロバスケットボールリーグBリーグの「千葉ジェッツふなばし」は、「ミクシィ」と戦略的業務資本提携を締結し、「ミクシィ」は株式の過半数を取得し、連結子会社化しています。

 「三井不動産」は、「船橋オートレース場」跡地に、大規模物流施設「三井不動産ロジスティクスパーク船橋」を整備しましたが、北側のJR京葉線沿いに「ららぽーとTOKYO-BAY第10駐車場」があります。「三井不動産」と「ミクシィ」は、ららぽーとTOKYO-BAY第10駐車場に新アリーナを建設します。

 「三井不動産」および「ミクシィ」は、今般、千葉県船橋市において収容客数1万人規模の大型多目的アリーナ「(仮称)LaLa arena TOKYO-BAY(ららアリーナ 東京ベイ)」を建築着工しました。

 引用資料 三井不動産(2022/02/02)
 三井不動産 × ミクシィ 収容1万人規模の大型多目的アリーナ 「(仮称)LaLa arena TOKYO-BAY(ららアリーナ 東京ベイ) 」建築に着手 千葉県船橋市に2024年春開業予定

 「(仮称)LaLa arena TOKYO-BAY」は、B.LEAGUE1部に所属し、2020年~2021年シーズンチャンピオンの「千葉ジェッツふなばし」がホームアリーナとして利用するほか、音楽コンサート、スポーツイベント、企業の展示会など様々なイベントに対応可能な施設を目指しています。

 「ららぽーとTOKYO-BAY第10駐車場」のすべてが収容客数1万人規模の大型多目的アリーナになる訳ではありません。一部に駐車台数1,007台の「(仮称)ららぽーとTOKYO-BAY P10駐車場立体化工事計画」が建設されます。

(仮称)LaLa arena TOKYO-BAYの概要
◆ 計画名-船橋市浜町2丁目計画
◆ 所在地-千葉県船橋市浜町二丁目5
◆ 交通-JR京葉線・武蔵野線「南船橋」駅徒歩約6分
◆ 階数-地上4階、地下0階
◆ 高さ-30.95m
◆ 敷地面積-19,978.52㎡
◆ 建築面積-13,368.05㎡
◆ 延床面積-29,409.08㎡(建築物全体30,947.96㎡)
◆ 構造-鉄骨造
◆ 用途-観覧場
◆ 収容客数-約10,000人
◆ 建築主-三井不動産、ミクシィ
◆ 設計者-清水建設
◆ 施工者-清水建設
◆ 外装コンセプトデザイン-HKS
◆ ランドスケープデザイン-SWA Group
◆ 着工-2022年02月
◆ 竣工-2024年03月予定
◆ 開業-2024年春予定

立体駐車場の概要
◆ 計画名-(仮称)ららぽーとTOKYO-BAY P10駐車場立体化工事計画
◆ 所在地-千葉県船橋市浜町二丁目1番2の一部(地番)
◆ 交通-JR京葉線「南船橋」駅
◆ 階数-地上6階、地下0階
◆ 高さ-20.71m
◆ 敷地面積-14,189.18㎡
◆ 建築面積-3,686.72㎡
◆ 延床面積-16,459.35㎡(建築物全体20,701.33㎡)
◆ 構造-鉄骨造
◆ 用途-駐車場
◆ 駐車台数-1,007台
◆ 建築主-三井不動産
◆ 設計者-清水建設
◆ 施工者-清水建設
◆ 着工-2022年02月
◆ 竣工-2023年02月予定


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(仮称)LaLa arena TOKYO-BAY(ららアリーナ 東京ベイ)の「鳥瞰 CG」です。


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「バスケットボール試合開催時 CG」です。


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「音楽コンサート開催時 CG」です。


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「位置図(狭域図)」です。西側には「(仮称)ららぽーとTOKYO-BAY P10駐車場立体化工事計画」が整備されます。


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東側から見た「(仮称)LaLa arena TOKYO-BAY(ららアリーナ 東京ベイ)」の2023年11月上旬の建設状況です(写真提供読者さん)。


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東側のエントランス部分です(写真提供読者さん)。


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階段です(写真提供読者さん)。


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2階がメインの入口になると思われます(写真提供読者さん)。


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角度を変えて見た様子です。鉄骨の部分に完成イメージにある白い「外装化粧板」が取り付けられると思われます(写真提供読者さん)。


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「MFLP 船橋Ⅰ(Mitsui Fudousan Logistics Park)」の北側に建設されています(写真提供読者さん)。


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西側の「ららぽーとTOKYO-BAY第10駐車場」です。「ららぽーとTOKYO-BAY第10駐車場」と「(仮称)LaLa arena TOKYO-BAY(ららアリーナ 東京ベイ)」は、歩行者デッキで接続されています(写真提供読者さん)。


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現在はまだ通行出来ません(写真提供読者さん)。


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「(仮称)LaLa arena TOKYO-BAY(ららアリーナ 東京ベイ)」を北西側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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「(仮称)LaLa arena TOKYO-BAY(ららアリーナ 東京ベイ)」の北面です(写真提供読者さん)。


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北面の白い「外装化粧板」は、壁面の一部にしか取り付けられないようです(写真提供読者さん)。


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あまり見えない部分は、外装を含めかなりコストカットしているように見えます(写真提供読者さん)。


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「外構工事」も始まっています(写真提供読者さん)。


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「船橋市浜町2丁目計画」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。


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「(仮称)ららぽーとTOKYO-BAY P10駐車場立体化工事計画」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。



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2023年11月 4日 (土)

横浜市 地上40階、高さ約158mの「(仮称)北仲通北地区B-1地区新築工事」 最高部の高さが約162mから約158mに変更!

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-(仮称)北仲通北地区B-1地区新築工事-
 「北仲通北地区」は、2000年代に高さ約220m×1棟、高さ約170m×3棟の超高層ビルが合計4棟林立する開発イメージが公開されました。「リーマンショック」の影響もあり、2010年代中頃に入ってから本格的に開発が始まりました。

 「A-4地区」は「ザ・タワー横浜北仲」、「B-2地区」は「アパホテル&リゾート〈横浜ベイタワー〉」として竣工済みです。「A-1・2地区」には、「大和地所、住友不動産」が、地上40階、塔屋2階、地下2階、高さ約150mの再開発ビルを建設予定です。

 「横浜市」は、 2021年9月3日に横浜市環境影響評価条例に基づき、(仮称)北仲通北地区B-1地区新築工事 計画段階配慮書の縦覧を行い、概要が判明しました。これで「北仲通北地区」の4棟の超高層ビルの概要が判明しました。

 引用資料 横浜市(2022/10/28)
 第68回横浜市都市美対策審議会景観審査部会議事録(令和4年8月29日開催)

● 事後調査計画書(工事中)の縦覧!
 横浜市は、「(仮称)北仲通北地区B-1地区新築工事に係る事後調査計画書(工事中)」の縦覧を行っています。2023年10月25日から縦覧が行われています。

 引用資料 横浜市(2023/10/25)
 (仮称)北仲通北地区B-1地区新築工事に係る事後調査計画書(工事中)

 2023年8月4日の「環境影響評価書」では、「住宅棟」が、地上40階、塔屋3階、地下1階、高さ162mでしたが、今回の「事後調査計画書(工事中)」では、地上40階、塔屋2階、地下1階、高さ158mに変更になっています。塔屋が1階減って高さが約4m低くなったようです。建築資材高騰の影響でしょうか?

(仮称)北仲通北地区B-1地区新築工事の概要
◆ 所在地-神奈川県横浜市中区北仲通五丁目25番1
◆ 交通-横浜高速鉄道みなとみらい線「馬車道」駅、JR京浜東北線・根岸線、横浜市営地下鉄ブルーライン「桜木町」駅
◆ 階数-(住宅棟)地上40階、塔屋2階(塔屋3階から変更)、地下1階、(事務所・店舗棟)地上6階、地下0階、(店舗棟)地上2階、地下0階
◆ 高さ-(住宅棟)最高部約158m(最高部約162mから変更)、建物高さ約150m、(事務所・店舗棟)建物高さ約35m
◆ 敷地面積-12,345.18㎡
◆ 建築面積-7,422.95㎡
◆ 延床面積-109,048.80㎡
◆ 構造-(住宅棟)鉄筋コンクリート造、(事務所・店舗棟)鉄骨造
◆ 地震対策-中間免震構造
◆ 用途-共同住宅、事務所、店舗
◆ 総戸数-約700戸
◆ 事業者-東急不動産、京浜急行電鉄、第一生命保険
◆ 設計者-熊谷組・東急設計コンサルタント設計共同企業体
◆ 施工者-(未定)
◆ 着工-2023年12月01日予定
◆ 竣工-2027年03月31日予定


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「イメージパース」です。


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「イメージパース」です。


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「イメージパース」です。


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「イメージパース」です。


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「イメージパース」です。


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(変更後)
「施設断面図」です。


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(変更後)
建物高さ約150m+塔屋約8m=最高部約158mです。


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(変更前)「施設断面図」です。建物高さ約150m+塔屋約12m=最高部約162mです。


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(変更後)
「施設断面図」です。


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(変更前)「施設断面図」です。


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「施設配置図」です。


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「位置図」です。


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横浜ランドマークタワーの69階展望フロア「スカイガーデン」から見た
「北仲通北地区」です。


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「(仮称)北仲通北地区B-1地区新築工事」の建設予定地です。



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2023年11月 3日 (金)

JR品川駅の南側 約13haの広大な敷地 「品川浦」を囲むように南・西・北の3街区に分けて大規模再開発「品川浦周辺地区再開発」

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-品川浦周辺地区再開発-

 東京都品川区の「品川浦周辺地区再開発協議会」は、JR品川駅南側周辺で三つの再開発準備組合を2023年10月下旬に設立しました。約13haの敷地を三つの街区に分けて、再開発ビルなどの建設を検討します(Googleマップの衛星写真を引用)。

 引用資料 日刊建設工業新聞(2023/11/02)
 品川浦周辺地区再開発(東京都品川区)/三つの準備組合発足

 各準備組合には事業協力者として旭化成不動産レジデンスなど複数者が参画しています。2026年度の都市計画決定を目指し、連携を図りながら基本計画の素案づくりに着手します。

 対象区域は北品川一丁目と東品川一丁目にまたがる約13haのエリアです。屋形船や釣り船が停泊する品川浦を囲むように南、西、北の3街区に分かれ、うち西街区は京急本線の北品川駅が立地します。北側はJR品川駅や同駅東口地区の再開発で整備した品川インターシティなどの高層ビル群が近接しています。

 南街区(約4ha)では2023年10月28日に「品川浦周辺南地区市街地再開発準備組合」、北街区(約6ha)では2023年10月30日に「品川浦周辺北地区市街地再開発準備組合」、西街区(約3.5ha)では2023年10月31日に「品川浦周辺西地区市街地再開発準備組合」を設立しました。

 事業協力者として、南地区準備組合には「旭化成不レジデンス、東京建物、日鉄興和不動産、三菱地所グループ、五洋建設、大林組、東急不動産」が参画。北地区準備組合には「旭化成不レジデンス、日鉄興和不動産、三菱地所グループ、清水建設、大林組、京浜急行電鉄、住友不動産、中央日本土地建物、東急不動産、長谷工不動産」が参画、西地区準備組合には「旭化成不レジデンス、日鉄興和不動産、三菱地所グループ、五洋建設、清水建設、京浜急行電鉄」が参画しています。


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「品川浦周辺地区再開発(東京都品川区)の計画予定地」です。

南街区
◆ 面積-約40,000㎡
◆ 準備組合-品川浦周辺南地区市街地再開発準備組合
◆ 準備組合設立-2023年10月28日
◆ 事業協力者-旭化成不レジデンス、東京建物、日鉄興和不動産、三菱地所グループ、五洋建設、大林組、東急不動産

北街区
◆ 面積-約60,000㎡
◆ 準備組合-品川浦周辺北地区市街地再開発準備組合
◆ 準備組合設立-2023年10月30日
◆ 事業協力者-旭化成不レジデンス、日鉄興和不動産、三菱地所グループ、清水建設、大林組、京浜急行電鉄、住友不動産、中央日本土地建物、東急不動産、長谷工不動産

西街区
◆ 面積-約35,000㎡
◆ 準備組合-品川浦周辺西地区市街地再開発準備組合
◆ 準備組合設立-2023年10月31日
◆ 事業協力者-旭化成不レジデンス、日鉄興和不動産、三菱地所グループ、五洋建設、清水建設、京浜急行電鉄


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「品川浦周辺地区再開発」の予定地です。写真正面の「都営北品川アパート」は、「品川浦周辺北地区」に含まれます。


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京急本線「北品川駅」は、「品川浦周辺西地区」に含まれます。


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京浜急行本線(泉岳寺駅~新馬場駅間)連続立体交差事業
 「品川浦周辺地区再開発」は、「京浜急行本線(泉岳寺駅~新馬場駅間)連続立体交差事業」と密接に関係しています。



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2023年11月 2日 (木)

藤沢市・鎌倉市にまたがる一体的なまちづくりが始動! JR東海道本線の大船~藤沢駅間に新駅「村岡新駅(仮称)」の設置も!

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-村岡・深沢地区土地区画整理事業-

 神奈川県鎌倉市は2023年10月30日に、「村岡・深沢地区」の土地区画整理事業について、国の事業認可を受けたと発表しました。このエリアは大船駅南西側に広がる「旧国鉄湘南貨物駅」「JR東日本旧大船工場」の跡地を中心に再開発するものです。

 引用資料 鎌倉市・公式HP(2023/10/30)
 村岡・深沢地区土地区画整理事業の認可取得について

 村岡新駅周辺と、東側の湘南モノレールの湘南深沢駅周辺を軸として「最先端ヘルスケア産業が集積するイノベーション拠点を実現」する街づくりが行われます。村岡新駅周辺地区は「尖る創造と広がる創造を生み出す街」として、最先端研究の拠点を設置し、クリエイティブ産業の集まる環境を整備するとしています。

● 村岡新駅(仮称)
 「神奈川県、藤沢市、鎌倉市」は2018年12月27日に、JR東海道本線の大船~藤沢駅間の新駅の設置で基本合意し、「村岡新駅(仮称)設置協議会」を設立しました。

 2021年2月8日に、神奈川県、藤沢市及び鎌倉市とJR東日本は、新駅を設置することに合意し、覚書を締結しました。概略設計では「橋上駅」とし、駅舎の敷地面積は約880㎡、整備費用は約150億円と算出しています。2024年にも着工し、2032年頃の開業を目指します。

 引用資料 神奈川県・公式HP
 村岡新駅(仮称)設置に関する基本協定の締結について

 費用負担は、神奈川県の負担割合が30.0%、藤沢市の負担割合が27.5%、鎌倉市の負担割合27.5%、JR東日本の負担割合が15.0%に変更になっています。


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「村岡・深沢地区土地区画整理事業 事業計画書」です。

● 全域が藤沢市域なのに鎌倉市が27.5%負担
 「村岡・深沢地区土地区画整理事業 事業計画書」です。新駅の範囲はすべて藤沢市域にあります。それなのになぜ「鎌倉市」が27.5%も負担するのかというと?

 新駅が鎌倉市の「深沢地区」の街づくりに欠かせないためです。「深沢地区」は、31.1haの広大な敷地で、JR東日本の「鎌倉総合車両センター」の跡地です。


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「位置図」です。


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「村岡新駅(仮称)」のイメージ図です。



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2023年11月 1日 (水)

幕張新都心 「幕張ベイパーク」により人口急増 「千葉市立幕張新都心若葉住宅地区小学校(仮称)」を新設!

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-幕張ベイパーク-

 「千葉県企業庁」は、千葉市美浜区若葉三丁目の「幕張新都心若葉住宅地区」の総面積17.5ha(正確には175,808.59㎡)に共同住宅などを建設する事業予定者を総合評価方式で選定した結果、「三井不動産レジデンシャル」を代表企業とする「(仮称)幕張新都心若葉住宅地区街づくり検討グループ」を特定しています。

 最終的には、「A区画、B-1街区、B-2街区、B-3街区、B-4街区、B-5街区、B-6街区、B-7街区」の8区画が開発され、約4,500戸の住宅機能を整備し、約1万人が暮らす街が整備される予定です。

 第一弾の「幕張ベイパーク クロスタワー&レジデンス」と第二弾の「幕張ベイパーク スカイグランドタワー」は竣工済です。現在は、第三弾の「幕張ベイパーク  ミッドスクエアタワー」と第四弾の超高層シニアレジデンス「(仮称)パークウェルステイト 幕張 計画」が建設中です。

 第五弾として「(仮称)幕張新都心若葉住宅地区計画(B-4街区)」が建設中です。正式名称が「幕張ベイパーク ライズゲートタワー」に決定しています。

● 千葉市立幕張新都心若葉住宅地区小学校(仮称)
 相次ぐ超高層タワーマンションの建設で人口が急増しています。そのため「幕張ベイパーク」のすぐ北側に、2026年4月開校に向けて、美浜区の幕張新都心若葉住宅地区に、打瀬小学校から分離して新設小学校を建設します。

 引用資料 千葉市・公式HP
 千葉市立幕張新都心若葉住宅地区小学校(仮称)について

幕張新都心若葉住宅地区小学校(仮称)の概要
◆ 計画名-千葉市立幕張新都心若葉住宅地区小学校(仮称)新築工事
◆ 所在地-千葉県千葉市美浜区若葉三丁目1番26
◆ 交通-JR京葉線「海浜幕張」駅
◆ 階数-地上3階、地下0階
◆ 高さ-最高部13.10m
◆ 敷地面積-18,313.73㎡
◆ 建築面積-4,299.54㎡
◆ 延床面積-8,608.75㎡
◆ 構造-鉄骨造 
◆ 基礎工法-杭基礎
◆ 用途-小学校
◆ 建築主-千葉市
◆ 設計者-千都建築設計事務所
◆ 施工者-(未定)
◆ 着工-2024年02月01日予定
◆ 竣工-2026年03月31日予定


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「配置図」です。


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「位置図」です。すぐ北側には、「千葉市立新病院整備工事」が建設されます。概要は、延床面積38,834.59㎡(施設全体)、病床数349床(成人・高齢者病床222床、周産期・小児・移行期病床127床)です。


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「幕張ベイパーク」の超高層タワーマンションの建設により人口が急増しています(写真提供読者さん)。


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「千葉市立幕張新都心若葉住宅地区小学校(仮称)」の建設予定地です(写真提供読者さん)。


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「建築計画のお知らせ」が掲示されています(写真提供読者さん)。


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「千葉市立幕張新都心若葉住宅地区小学校(仮称)新築工事」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。



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