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2023年12月19日 (火)

東京都西部の多摩地域を走る「多摩都市モノレール」 多摩都市モノレール町田方面延伸 ルートは「B案」を選定!

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-多摩都市モノレール-
 ビックリするニュースが入ってきました。「日本製鉄」は2023年12月18日に、アメリカ鉄鋼大手の「USスチール」を買収すると発表しました。買収額は2兆円超となります。

 「USスチール」は、1901年に設立されたアメリカを代表する鉄鋼メーカーで、最盛期は世界最大の鉄鋼会社でした。2022年の粗鋼生産量は1400万トン余りとアメリカ国内で3位の規模となっています。

 ただ、この買収が実現するとは限りません。独占禁止法の観点からアメリカの規制当局の承認を得ることが必要です。アメリカ国内の外資系企業に対する目も厳しく、早速「全米鉄鋼労働組合(USW)」が買収に反対する声明を発表しています。

 本題に戻って、東京都西部の多摩地域を走る「多摩都市モノレール」は、現在、多摩市の「多摩センター」と東大和市の「上北台」を結ぶ約16kmの区間で運行されていて、運営は都や沿線の自治体が出資する第三セクターが担っています。

 「東京都」は、さらなる交通アクセスの向上に向けて、国や自治体と協議しながら3つの区間で延伸の可否を検討してきましたが、このうち「上北台」と瑞穂町にある「JR箱根ケ崎駅」の間のおよそ7kmを結ぶ路線を先行して延伸させる方針を固めました。


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多摩都市モノレールの延伸構想

 「摩都市モノレール」は、多摩地域における相互の連携を強化し、多摩地域の南北方向の公共交通をより充実させるため、東京都と多摩都市モノレール株式会社とで整備されました。

 全体構想は約93kmですが、うち1998年11月に立川北駅から上北台駅間が、2000年1月に多摩センター駅から立川北駅間が開業し、現在多摩センター駅から上北台駅間の約16kmで運行しています。

 引用資料 町田市・公式HP
 多摩都市モノレール町田方面延伸促進の概要


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多摩都市モノレール町田方面延伸

 交通政策審議会第198号答申を踏まえ、「多摩都市モノレール町田方面延伸」の導入空間となり得る道路が未確定の区間において、客観的かつ合理的なルートを検討していくため、ルート検討委員会を設置しました。

 引用資料 東京都都市整備局
 多摩都市モノレール町田方面延伸 ルート検討委員会

(A案)
◆ 速達性は優れている。
◆ 小山田桜台団地や桜美林学園など現時点で確実に需要が見込める拠点を経由する。
◆ 現道がなく、小山田緑地をトンネルで通過するため、沿線開発等の余地が少なく、環境への影響も懸念される。

(B案)
◆ 速達性は他ルートに比べやや劣る。
◆ 小山田桜台団地や桜美林学園など現時点で確実に需要が見込める拠点を経由する。
◆ 現道がある地域を経由し、新駅周辺等において新たな沿線開発等が期待できるとともに、町田陸上競技場や野津田高校、日大三高など更なる需要の増加が見込める拠点を経由する。

(C案)
◆ 速達性は優れている。
◆ 小山田桜台団地や桜美林学園など現時点で確実に需要が見込める拠点を経由せず、需要が少ない。
◆ 現道がある地域を経由し、新駅周辺等において新たな沿線開発等が期待できる一方、町田陸上競技場や野津田高校などは経由するが、短絡するルートのため、更なる需要の増加が見込める拠点の経由は限定的である。

● B案を選定!
 モノレールとまちづくりとの相乗効果の観点から、「B案」を選定しました。選定された「B案」を基本に、今後は、各種課題の解決に向けた取組を進めます。


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「多摩都市モノレール」では、転落事故を防止するため、全駅に「可動式安全柵(ホームドア)」を設置しています。



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