「Kアリーナ横浜」退場時の大混雑が問題に! 混雑解消の切り札となる「(仮称)高島水際線デッキ整備事業」 2024年1月1日の建設状況
-Kアリーナ横浜-
「横浜市」は2017年11月8日に、「みなとみらい21地区60・61街区(一部)」の市有地で公募していた開発事業予定者を、「ケン・コーポレーション」に決定しました。
「ケン・コーポレーション」は、横浜みなとみらい21地区で計画を進めている「Kアリーナプロジェクト」を2020年8月1日に着工しました。2万席を誇る世界最大級の音楽アリーナの名称を「Kアリーナ横浜」に決定、併設するツインタワーのホテル棟は、ヒルトン初の横浜進出となる「ヒルトン横浜」に、オフィス棟の名称を「Kタワー横浜」に、開発街区全体の名称を「ミュージックテラス」に決定しました。
「ケン・コーポレーション」と「Kアリーナマネジメント」は、横浜みなとみらい21地区で大規模複合開発「Kアリーナプロジェクト(街区名称ミュージックテラス)」を推進していますが、2023年7月31日に竣工しました。
引用資料 ケン・コーポレーション(PDF:2023/08/01)
世界最大級、2万席の音楽アリーナ「Kアリーナ横浜」が竣工
横浜みなとみらい21地区で大規模複合開発 「Kアリーナプロジェクト(街区名称:ミュージックテラス)」の開発の核となる「Kアリーナ横浜」を2023年9月29日に開業しました。2023年9月29日に横浜出身の2人組アーティスト ゆず による「YUZU SPECIAL LIVE 2023 in K-Arena Yokohama」を開催しました。
退場に際して周辺が大混雑!
ライブ終了時に「Kアリーナ横浜」の退場に際し、周辺の歩道が大混雑して問題になっています。大混雑の大きな原因は、現時点で図にある北側のルートが使用出来ないためです。
● (仮称)高島水際線デッキの供用開始は2024年6月末頃予定
「横浜駅」からの「Kアリーナ横浜」への来街者の増加に対応すべく、横浜市が「(仮称)高島水際線デッキ整備事業」を進めています。新設デッキが完成すると横浜駅方面へのルートが新たに確保できることになるで、退場時の大混雑はかなり解消されると思われます。
ちなみに現地の標識を見ると2024年6月27日までが工期となっています。それにしても「Kアリーナ横浜」の供用開始に合わせてデッキが供与開始されなかったのが悔やまれます。
(仮称)高島水際線デッキ整備事業
「みなとみらい21」によく行かれる方も「横浜みなとみらい21地区」をJR線が走っているのを知らない方が結構多いと思います。「横浜みなとみらい21地区」の北端を東海道本線の貨物支線である「高島線」が走っています。JR鶴見駅-JR桜木町駅を結ぶ、全長約8.5kmの貨物線です。「Kアリーナ横浜」の北側の歩行者ネットワークが、「高島線」により分断されています。
「(仮称)高島水際線デッキ整備事業」は、近年みなとみらい21中央地区新高島駅周辺の街区開発の進展により、来街者の急増が見込まれていることから、主要駅である横浜駅とみなとみらい21中央地区を結ぶ新たな歩行者動線を整備することで、来街者の安全で快適な歩行環境を確保するものです。
引用資料 横浜市・公式HP(PDF)
(仮称)高島水際線デッキ整備事業
「みなとみらい大橋(みなとみらい大通り)」との接続部です。
「ミュージックテラス(60・61街区)」との接続部です。
「(仮称)高島水際線デッキ整備事業(航空写真)」です。
「(仮称)高島水際線デッキ整備事業」の2024年1月1日の建設状況です。
デッキの工期は2024年6月27日までとなっています。事業者が「横浜市」、発注者が「JR東日本」、施工者が「鹿島建設」となっています。
デッキは大きく弧を描いています。
2024年6月27日までとあと約半年もあります。
貨物線「高島線」をオーバーパスしています。
貨物線「高島線」をオーバーパスしています。
「ミュージックテラス」から見た様子です。
デッキの東端です。
「ミュージックテラス」との接続部です。
「ミュージックテラス」との接続部を正面から見た様子です。
現在は、南側しかルートが無いのが、ライブ終了時の大混雑の一番の原因です。
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