「三菱UFJ銀行本店ビル」の建て替え 「MUFG本館」のデザイン・設計概要を公表 地上28階、高さ約160m、延床面積約172,000㎡!
-三菱UFJ銀行本店ビル-
「三菱UFJ銀行本店ビル」と「東京ビルディング」は同じ街区に建っています。先に「三菱UFJ銀行本店ビル」が竣工しました。地上24階、塔屋3階、地下5階、高さ110.65mで、1980年6月に竣工しました。竣工当時は「三菱銀行本店」でした。その後の銀行再編により「東京三菱銀行本店」、更に「三菱東京UFJ銀行本店」を経て、現在は「三菱UFJ銀行本店」となっています。
敷地の東側には、地上33階、塔屋1階、地下4階、高さ164.10mの「東京ビルディング」が、2005年10月17日に竣工しました。「東京ビルディング」は、容積率アップのためJR東日本の「東京駅丸の内駅舎」と、当時の「東京三菱銀行本店」の2棟の空中権を利用しての容積移転を行っています。
2021年4月6日に、「三菱UFJ銀行」の半沢淳一頭取が、丸の内にある「三菱UFJ銀行本店」が入る本館ビルを約40年ぶりに建て替え、グループの銀行、信託銀行、証券会社の本社機能を集約する構想を表明しました。
● デザイン・設計概要を公表!
「三菱UFJフィナンシャル・グループ」は、2029年の竣工を目指し建設する「MUFG本館」のデザイン・設計概要をまとめました。概要は、地上28階、高さ約160m、延床面積約172,000㎡です。
引用資料 三菱UFJフィナンシャル・グループ(PDF:2024/03/15)
「MUFG 本館」のデザイン・設計概要について
「MUFG本館」は、「世界が進むチカラになる。」というパーパスのもと、顧客や地域・社会をはじめとする全てのステークホルダーに開かれ、つながることでMUFGの象徴となることを目指しており、それらを体現するデザインとします。
丸の内地区が築いてきた歴史を継承し、風格ある街並みとも調和するよう、現在の建物と同系色の石材などを用いた縦基調の外観デザインとし、低層部は街や訪れた人々に開かれた空間に、高層部はMUFGのオフィスエリアとして構成します。低層部には、屋内外広場や貫通通路、空中歩廊や開放的なテラスなどを設け、周辺の街並みと連続した賑わいを創出する計画です。
MUFG本館の概要
◆ 所在地-東京都千代田区丸の内二丁目7番1他
◆ 階数-地上28階、塔屋2階、地下4階
◆ 高さ-最高部約160m
◆ 敷地面積-10,846.96㎡
◆ 延床面積-約172,000㎡
◆ 構造-鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 用途-オフィス、駐車場、飲食物販店舗など
◆ 建築主-三菱UFJフィナンシャル・グループ
◆ 設計者-三菱地所設計
◆ 施工者-(未定)
◆ 竣工-2029年度予定
「建物構成」です。
「外観イメージ」です。
「外観イメージ」です。
「4階 ラウンジスペース・共創空間」です。
「27・28階 屋上テラス・ラウンジ」です。
「屋外広場」です。
「屋内広場」です。
三菱UFJ銀行本店ビル
建て替えが決まった「三菱UFJ銀行本店ビル」です。概要は、地上24階、塔屋3階、地下5階、高さ110.65m、延床面積約122,296㎡です。1980年6月に竣工しました。
東京ビルディング
概要は、地上33階、塔屋1階、地下4階、高さ164.10m、延床面積149,339.85㎡です。2005年10月17日に竣工、 商業施設「東京ビルTOKIA(トキア)」は、2005年11月11日にオープンしました。
東京ビルディングの概要
◆ 計画名-(仮称)東京ビル新築工事
◆ 所在地-東京都千代田区丸の内二丁目7番3号
◆ 階数-地上33階、塔屋1階、地下4階
◆ 高さ-最高部164.10m、軒高154.00m
◆ 敷地面積-18,937.72㎡(施設全体)、8,090.76㎡(東京ビルディング)
◆ 建築面積-11,555.07㎡(施設全体)、5,677.91㎡(東京ビルディング)
◆ 延床面積-272,730.47㎡(施設全体)、149,339.85㎡(東京ビルディング)
◆ 構造-(地上)鉄骨造、(地下)鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄骨造
◆ 用途-オフィス、店舗
◆ 建築主-三菱地所、東日本旅客鉄道、東京三菱銀行
◆ 設計者・監理者-三菱地所設計
◆ 施工者-鹿島建設
◆ 着工-2003年10月01日
◆ 竣工-2005年10月04日(工事完了)、2005年10月17日(竣工)
◆ オープン-2005年11月11日
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