都心最大級総延床約110万㎡ 地上48階、高さ約234mの「(仮称)内幸町一丁目街区中地区 セントラルタワー」 2024年2月の状況
-内幸町一丁目街区南地区第一種市街地再開発事業-
東京都千代田区の「内幸町一丁目街区」で、関係権利者が「まちづくり方針」を固めました。約6.5haの敷地を「北地区、中地区、南地区」の3地区に分けて、大規模再開発を行います。
延床面積は、「北地区、中地区、南地区」を合わせると総延床面積1,100,000㎡となります。総延床面積約110万㎡は、単独のプロジェクトとしては、過去と現時点判明しているものも含めても日本最大の総延床面積となります。
● (仮称)内幸町一丁目街区中地区 セントラルタワー
「中地区」には、地上48階、高さ234.5mの「(仮称)内幸町一丁目街区中地区 セントラルタワー」が建設されます。「中地区」は、主に「日比谷U-1ビル」と「NTT日比谷ビル」の跡地です。
中地区の概要
◆ 計画名-(仮称)内幸町一丁目街区中地区 セントラルタワー
◆ 所在地-東京都千代田区内幸町一丁目1番 他
◆ 交通-東京メトロ日比谷線・千代田線「日比谷」駅、都営地下鉄三田線「日比谷」駅、都営地下鉄三田線「内幸町」駅
◆ 階数-地上48階、塔屋2階、地下6階
◆ 高さ-最高部234.5m、軒高約230m
◆ 敷地面積-(施設全体)21,656.36㎡
◆ 建築面積-(施設全体)約20,600㎡、(セントラルタワー)約12,300㎡
◆ 延床面積-(施設全体)約376,000㎡、(セントラルタワー)約361,000㎡
◆ 構造-鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎(パイルド・ラフト基礎)
◆ 用途-オフィス、商業、ホテル 他
◆ 建築主-NTT都市開発、公共建物(株)、三井不動産、東京電力パワーグリッド
◆ 設計者-竹中工務店
◆ 施工者-竹中工務店
◆ 着工-2024年07月15日予定
◆ 竣工-2029年02月28日予定(セントラルタワー)、2038年03月頃予定(街区全体)
「(仮称)内幸町一丁目街区中地区 セントラルタワー」の断面図です。
「(仮称)内幸町一丁目街区中地区 セントラルタワー」の配置図です。
北西側から見た「(仮称)内幸町一丁目街区中地区 セントラルタワー」の建設予定地の2024年2月の状況です(写真提供読者さん)。
西側から見た様子です。「日比谷U-1ビル」の地上躯体は完全に姿を消しています(写真提供読者さん)。
「ケーシングチューブ」です。地中障害物の撤去を行っています(写真提供読者さん)。
南西側から見た様子です。「NTT日比谷ビル」の地上躯体は完全に姿を消しています(写真提供読者さん)。
「中地区」の南側です(写真提供読者さん)。
「クラムシェル」です(写真提供読者さん)。
(解体前)日比谷U-1ビル
南側に隣接して「日比谷U-1ビル」があります。「NBF日比谷ビル」という名称でしたが、「三井不動産」が、2018年3月30日に取得して改称されました。この場所には、明治時代に「鹿鳴館」がありました。
概要は、地上26階、塔屋2階、地下4階、高さ109.30m、敷地面積5,065.35㎡、延床面積51,941.13㎡です。1984年6月30日に竣工しました。竣工時の名称は「大和生命ビル」です。
(解体前)NTT日比谷ビル
更に南側には、「NTT日比谷ビル」があります。概要は、地上9階、塔屋2階、地下4階、敷地面積13,041.13㎡、建築面積5,957.36㎡、延床面積79,753.72㎡です。1961年1月1日に「日比谷電々総合建物」として竣工しました。1962年に「BCS賞」を受賞しています。
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