「東京消防庁」が新本部庁舎を整備 「気象庁本庁舎」跡地に建設 「東京消防庁新本部庁舎」は、地上22階、高さ100m、 延床面積約63,000㎡
-東京消防庁本部-
「大手町」は、21世紀に入って連鎖的再開発や単独での建て替えなどの疾風怒濤の再開発によって、ほとんどのビルが建て替えもしくは建て替え中です。残っているのは「NTTコミュニケーションズ大手町ビル、NTTコミュニケーションズ大手町ビル別館」の街区と「旧:気象庁本庁舎、大手町合同庁舎3号館、東京消防庁本部庁舎」の街区くらいです。
「東京消防庁」が計画する新しい「本部庁舎」の施設規模が明らかになりました。想定する延床面積は6万~6.5万㎡です。DX(デジタルトランスフォーメーション)推進や働き方改革の動向をみながら、都民の安全確保と質の高いサービス提供に貢献する防災拠点を目指します。
● 東京消防庁が新本部庁舎を整備!
東京消防庁本部庁舎及び丸の内消防署の建て替えに向け、今後発生することが予想されている首都直下地震などのあらゆる災害時の中核拠点として今世紀の首都東京の街と都民を守り、22世紀の未来の東京に安全・安心をつなげられるよう、今般、東京消防庁新本部庁舎整備基本計画を策定しまし。
引用資料 東京消防庁(2024/03/29)
東京消防庁新本部庁舎整備基本計画について 東京消防庁本部庁舎及び丸の内消防署の建て替えに向けた基本計画を策定!
建設通信新聞(2024/04/02)
延べ6.3万㎡、28年度着工/建設関連費は約800億/東京消防庁の新本部庁舎基本計画
新本部庁舎は、現本部庁舎北側の「気象庁本庁舎」跡地に建設します。概要は、地上22階、地下3階、 高さ100m程度(鉄塔を含めると高さ185m程度)、延床面積約63,000㎡です。工期は。2028年度~2032年度予定、 建設関連費約800億円です。
東京消防庁新本部庁舎の概要
◆ 所在地-東京都千代田区大手町一丁目7番28の一部
◆ 交通-東京メトロ「竹橋」駅、東京メトロ・都営三田線「大手町」駅
◆ 階数-地上22階、地下3階
◆ 高さ-100m程度(鉄塔を含めると高さ185m程度)
◆ 敷地面積-最大5,300㎡程度(現庁舎は約4,300㎡)
◆ 延床面積-約63,000㎡(現本部庁舎は約31,000㎡)
◆ 基礎工法-未定(支持層20.0mと想定)
◆ 地震対策-免震構造
◆ 用途-消防署、防災施設、事務所、商業施設
◆ 建築主-東京消防庁
◆ 着工-2028年度予定
◆ 竣工-2032年度予定
◆ 建設関連費-約800億円
「主な階構成」です。
「予定地の概要」です。新本部庁舎は、現本部庁舎北側の「気象庁本庁舎」跡地に建設します。
「東京消防庁新本部庁舎」です(写真提供読者さん)。
東京消防庁本部庁舎の高さは電話番号と同じ119m
クイズ番組で時々見かけますが、「東京消防庁本部庁舎」の塔を含めた高さは、緊急通報用の電話番号「119」と同じ約119mです(笑)。ちなみにビル本体は、地上14階、地下3階、高さ約61mです。1976年3月に竣工しました(写真提供読者さん)。
旧:気象庁本庁舎
「気象庁本庁舎」は、千代田区大手町一丁目にありました。港区虎ノ門三丁目では、地上14階、地下2階、高さ81.705mの複合ビル「気象庁虎ノ門庁舎(仮称)・港区立教育センター」の建設が行われ、2020年11月24日に正式移転しました。本庁舎の移転は1964年以来、56年ぶりです。旧庁舎や敷地は国有財産として財務省に返還されました。
「旧:気象庁本庁舎」の跡地に「東京消防庁新本部庁舎」が建設されます。
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