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2024年6月

2024年6月30日 (日)

国家戦略特区 地上43階、高さ約223m、延床面積約388,560㎡の「八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業施設建築物」 2024年6月下旬の状況

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-(仮称)八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業-

 東京駅の八重洲口では、北側の「(仮称)東京駅前八重洲一丁目東地区第一種市街地再開発事業」、中央の「(仮称)八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業」、南側の「(仮称)八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」が計画されています。

 その中で、最も進んでいるのが「(仮称)八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業」です。地上45階、塔屋2階、地下4階、高さ約240mの巨大な超高層複合ビルが建設されます。2018年12月3日に起工式が執り行われました。「東京ミッドタウン八重洲」として2022年9月17日に先行オープンしました。

 3地区で最大規模なのが「(仮称)八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」です。当初計画では、2020年4月着工~2023年5月末竣工の予定でしたが、2022年度着工~2025年度竣工の予定に延期、更に延期されて、2024年度着工~2028年度竣工を想定しています。

 「東京都」は、都市再開発法第11条第1項の規定に基づき、八重洲二丁目中地区市街地再開発組合の設立を2021年10月19日に認可しました。市街地再開発事業の施行により、土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新を図り、国際都市東京の玄関口として高次な機能集積と都市基盤の強化を実現します。

 「八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業施設建築物」の建築計画のお知らせが掲示されています。概要は、階数が、地上43階、塔屋1階、地下3階、高さ223.42m、延床面積388,561.85㎡です。

 引用資料 東京都環境局(2023/01/31) リンク切れ
 「八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」変更届

八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 計画名-八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業施設建築物
◆ 所在地-東京都中央区八重洲二丁目4番、5番、6番、7番
◆ 交通-JR「東京」駅、東京メトロ丸の内線「東京」駅、東京メトロ銀座線「京橋」駅、東京メトロ東西線・銀座線・都営浅草線「日本橋」駅
◆ 階数-地上43階、塔屋1階、地下3階
◆ 高さ-最高部223.42m
◆ 敷地面積-19,562.71㎡
◆ 建築面積-15,443.58㎡
◆ 延床面積-388,561.85㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 用途-オフィス、店舗、劇場、サービスアパートメント、インターナショナルスクール、バスターミナル、駐車場
◆ 基礎工法-直接基礎、一部杭基礎
◆ 建築主-八重洲二丁目中地区市街地再開発組合(参加組合員 三井不動産、鹿島建設、住友不動産、阪急阪神不動産、ヒューリック、UR都市機構)
◆ 設計者-鹿島建設
◆ 施工者-鹿島建設
◆ 解体工事-2023年04月26日~2024年07月31日予定
◆ 着工-2024年08月予定
◆ 竣工-2029年01月31日予定
◆ 総事業費-約3,172億円(調査設計計画費約84億円、土地整備費約123億円、補償費約723億円、工事費約2,062億円、事務費等約180億)



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「断面図(南北断面)」です。


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「断面図(東西断面)」です。


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「1階平面図」です(引用:東京都)。


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「地下1階平面図」です(引用:東京都)。


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「配置計画図」です。


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「位置図」です。


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「全体工事工程」です。

● 逆打ち工法+順打ち工法の複合工法!
 地下外周部を「逆打ち工法」、地下中央部を「順打ち工法」で行います。外周部は、1階先行床を構築し、「逆打ち工法」にて順次躯体を構築します。地下中央部は、最下層の基礎部を構築後、地下部の鉄骨建方を行い、1階先行床を構築し、地下3階より順次上階へ構築する「順打ち工法」を採用します。

 基礎工法は「直接基礎」です。全体工事工程に「杭工事」とありますが、逆打ち工法で「構真柱(こうしんちゅう)」を建込むための「場所打ちコンクリート杭」です。そのため基礎工法は、東京礫層を支持地盤とするとする「直接基礎」です。


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「八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業施設建築物」の2024年6月下旬の状況です。地上躯体の解体工事は終わっています。「建築計画のお知らせ」では、2023年12月1日着工となっていますが、本体工事にはまだ着工していないようです。本体工事の着工時には「三井不動産」から正式なリリースがあると思います(写真提供読者さん)。

(追記)2024年8月に新築着工!
 「八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業施設建築物」は、
現在は鹿島建設の施工で既存建物を解体しており、2024年7月中に終え、2024年8月に新築着工するようです。

 日刊建設工業新聞(2024/07/01)
 鹿島/開発事業三つのスケジュール公表、八重洲二丁目中地区は8月新築着工


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解体された建物群です(写真提供読者さん)。


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「地下躯体」の解体を行っています(写真提供読者さん)。


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「地下躯体」の解体を行っています(写真提供読者さん)。


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西側から見た様子です。重機を見ると「地中障害物」の撤去を行っているようです(写真提供読者さん)。


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南西側から見た様子です。南西端にの「BG掘削機」 が見えます(写真提供読者さん)。


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南側から見た様子です。正面の建物は「東京ミッドタウン八重洲 八重洲セントラルタワー」です。この現場も正式名称は「東京ミッドタウン八重洲 八重洲〇〇〇タワー」になると思われます。「八重洲サウスタワー」かも?(写真提供読者さん)。


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敷地東側です(写真提供読者さん)。

BG掘削機
 ドイツのバウアー(BAUER)社製の「BG掘削機」です。「BG掘削機」を使用する工法を「BG工法」と言います。円筒状の「ケーシング」を回転させながら圧入し、地中障害物を撤去します。


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南東側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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「八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業施設建築物」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。



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2024年6月29日 (土)

池袋マルイ跡地 (仮称)池袋西口プロジェクト 地上27階、高さ約140mの超高層オフィスビル「IT TOWER TOKYO」 2024年6月下旬の建設状況

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-(仮称)池袋西口プロジェクト-
 
2021年8月29日に、1977年の開業以来44年の歴史を誇り池袋西口の顔でもあった「池袋マルイ」が閉店しました。閉店の理由は、周辺の競合店との競争激化や売り上げの低迷です。
 
 2020年3月期の売上高は54億円となり、ピーク時の2割まで落ち込んでいました。建物も老朽化しており、所有者が建て替えを希望していることもあり、閉店する事になりました。

 「三菱UFJ信託銀行」は、「清水建設」の施工で閉店した「池袋マルイ」の地上躯体の解体工事を行いました。解体工事の工事名は「池袋西口共同ビル解体工事」で、地上躯体の解体工事は終わって、新築工事に着手しています。

 計画名は「(仮称)池袋西口プロジェクト」です。「ウエストゲート(代表者 清水建設)」により、地上27階、地下4階、高さ140.124m、敷地面積41,630.19㎡の超高層オフィスビルが建設されています。

● IT TOWER TOKYO
 「(仮称)池袋西口プロジェクト」の正式名称が「IT TOWER TOKYO」に決定しています。「IT TOWER TOKYO」の公式ホームページもオープンしています。

 引用資料 公式ホームページ
 IT TOWER TOKYO 

IT TOWER TOKYOの概要
◆ 所在地-(仮称)池袋西口プロジェクト
◆ 所在地-東京都豊島区西池袋三丁目28-4 ほか
◆ 交通-JR各線(山手線・埼京線・湘南新宿ライン)、東京メトロ各線(丸の内線・有楽町線・副都心線)、東武東上線、西武池袋線「池袋」駅から地下通路で接続
◆ 階数-地上27階、地下4階
◆ 高さ-最高部140.124m
◆ 敷地面積-3,348.29㎡
◆ 建築面積-1,944.68㎡
◆ 延床面積-41,630.19㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造)
◆ 基礎工法-杭併用直接基礎
◆ 地震対策-制振構造(屋上AMD(Active Mass Damper)、アンボンドブレースダンパー、オイルダンパー)
◆ 用途-オフィス、店舗、自動車車庫
◆ 建築主-カシワエステート合同会社(代表者 清水建設)
◆ 設計者-清水建設
◆ 施工者-清水建設
◆ 解体工事-2021年10月1日~2022年09月30日
◆ 着工-2023年05月18日
◆ 竣工-2025年11月末予定


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「完成イメージ図」です。


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「西口五差路側メインエントランスイメージ」です。


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「西口五差路側メインエントランスイメージ」です。


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「地上部へのエスカレーターイメージ」です。


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「フロア構成図」です。


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「基準階平面図(高層階)」です。


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地震対策として「制振構造」を採用しています。制振装置「屋上AMD(Active Mass Damper)、アンボンドブレースダンパー、オイルダンパー」を採用しています。26階に「ハットトラス」、4階上部に「ベルトトラス」を配置しています。


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「位置図」です。


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「IT TOWER TOKYO」の2024年6月下旬の建設状況です(写真提供読者さん)。


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本格的に「鉄骨建方」が行われています(写真提供読者さん)。


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最高部です(写真提供読者さん)。


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4階上部の「ベルトトラス」です(写真提供読者さん)。


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東側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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下層階を東側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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「(仮称)池袋西口プロジェクト」の建設計画のお知らせです。延床面積が41,721.77㎡から41,630.19㎡に変更されています(写真提供読者さん)。


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営業していた頃の「池袋マルイ」です



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2024年6月28日 (金)

TOKYO TORCH(トウキョウトーチ) 地上62階、 高さ約385mの「Torch Tower(トーチタワー)」 2024年6月下旬の建設状況

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-TOKYO TORCH(トウキョウ トーチ)-
 「三菱地所」は、東京駅日本橋口前で関係権利者と共に開発を進めている「TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)」街区において、「日本を明るく、元気にする」をプロジェクトビジョンに掲げ、まちづくりを進めていますが、2021年6月末に竣工した「常盤橋タワー(A棟)」に続き、2022年3月末に「下水道局棟(D棟)」が竣工し、東京都下水道局への引渡しを完了しました。

 「下水道局棟(D棟)」の正式名称は「銭瓶町ビルディング」です。ちなみに「銭瓶町」は「ぜにがめちょう」と読みます。なお、建物は東京都下水道局の所有となり、地上階は主に下水道局の事務所となります。

 「三菱地所」は東京駅前で進める複合開発「TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)」で、国内最高となる地上62階、高さ約390mの超高層ビル「Torch Tower(トーチタワー)」の新築工事の優先交渉権者を「清水建設」に決定しました。

 「三菱地所」と「東京センチュリー」は、関係権利者と共に開発を進めている東京駅日本橋口前「TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)」街区において、日本一の高さとなる「Torch Tower」高層部のホテルにウルトララグジュアリーホテル「Dorchester Collection(ドーチェスター・コレクション)」を誘致することを決定しました。ホテルの開業は2028年度を予定しています。

● Torch Tower 2023年9月27日に起工式を挙行!
 「三菱地所」は、関係権利者と共に開発を進めている東京駅日本橋口前「TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)」街区において、日本一の高さとなる「Torch Tower(トーチタワー)」の新築工事に関し、2023年9月27日に起工式を執り行い、着工しました。高さが約390mから約385mと5m低くなりました。

 引用資料 三菱地所(2023/09/27)
 世界に誇る日本の新たなランドマーク「TOKYO TORCH」「Torch Tower」 新築工事着工 ~想いを繋ぎ、未来を灯すまち~ Weaving dreams, Illuminating the future

TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)の概要
◆ 計画名-大手町二丁目常盤橋地区第一種市街地再開発事業 新築工事(A棟・B棟・C棟・D棟)
◆ 所在地-東京都千代田区大手町二丁目8番1他、中央区八重洲一丁目2番1他
◆ 階数-地上62階、地下4階(B棟)
◆ 高さ-最高部約385m(B棟) *最高部約390mから変更
◆ 敷地面積-約31,400㎡(施設全体)
◆ 建築面積-約20,400㎡(施設全体)
◆ 延床面積-約740,000㎡(施設全体)、約553,000㎡(B棟)
◆ 容積対象面積-約584,000㎡(施設全体)
◆ 用途-オフィス、ホテル、 ホール、店舗、変電所、下水ポンプ場、駐車場等
◆ 客室数-110室(Dorchester Collection)
◆ 総戸数-約50戸(70㎡~400㎡)
◆ 建築主-事業権利者(三菱地所、東京都下水道局、大和証券グループ本社、三越伊勢丹、東京電力パワーグリッド、有限会社大手町開発、独立行政法人都市再生機構、他)
◆ 着工-2017年04月末(施設全体)、2023年09月27日(B棟の起工式)
◆ 竣工-2028年03月末予定(施設全体)


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「事業概要」です。「Torch Tower(トーチタワー)」である「B棟」の最高部の高さが約390mから約385mに変更になっています。


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「用途構成図」です。


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「街区南側から見た Torch Tower 低層部」です。


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「街区南側から見た TOKYO TORCH Park」です。


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「SKY HILL イメージ」です。


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「SKY HILL イメージ」です。


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「メインロビーイメージ、客室イメージ、エントランスイメージ」です。


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「TOKYO TORCH 開発ステップ図」です。


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「広域図及び配置図」です。


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「Torch Tower(トーチタワー)」の2024年6月下旬の建設状況です(写真提供読者さん)。


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敷地南端です。南端まで地下躯体の解体工事は終わっているようです(写真提供読者さん)。


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解体した地下躯体です(写真提供読者さん)。


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切断面を見るとなめらかなので「コンクリートカッター」や「ワイヤーソー工法」で切断したようです(写真提供読者さん)。


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「アースドリル掘削機」です。「杭・構真柱工事」を行っています。「構真柱工事」を行っているので、この現場は「逆打ち工法」で建設されています(写真提供読者さん)。


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「山留め壁」は、「SMW工法(ソイルセメント柱列壁工法)」で新たに構築した部分と既存建物の外壁を再利用している部分があります。


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敷地中央です(写真提供読者さん)。


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「クローラークレーン」です(写真提供読者さん)。


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「安定液タンク」が3基設置されています(写真提供読者さん)。


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北東側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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「アースドリル掘削機」です(写真提供読者さん)。



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2024年6月27日 (木)

地上20階、高さ約100mの世界最大規模となる「木の本店ビル」 東京海上日動ビル本館・新館 地下解体工事 2024年6月下旬の状況

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-東京海上日動ビルの建て替え-
 「東京海上日動ビル」は、行幸通りの北側の超一等地に建っています。「本館」は、丸の内の超高層ビルの黎明期の1974年2月に「東京海上ビルディング」として竣工、丸の内のシンボルのような超高層ビルです。
 本館は1976年に「BCS賞」を受賞しています。「本館」に続いて、1986年12月に「新館」が竣工しました。「本館、新館」を合わせた敷地面積は10,147.61㎡です。

 「東京海上ホールディングス」および「東京海上日動火災保険」は、現在の東京海上日動ビル本館および新館を一体で建て替えて建設する新・本店ビル計画のコンセプトを2021年9月30日にまとめました。

 柱や床などの構造材を含め、これまで他に例のないレベルで国産木材を利用し、世界最大規模の「木造ハイブリッド構造」による超高層オフィスビルをめざします。地震対策として「免震構造」を採用します。

 「東京海上日動ビル」に本店機能を置く「東京海上ホールディングス、東京海上日動火災保険、東京海上日動あんしん生命保険」の3社は、三菱地所が開発した「TOKYO TORCH(トウキョウトーチ) 常盤橋タワー」に本店を移転しました。2021年12月から順次移転を開始し、2022年6月までに移転を完了しています。 

● 新・本店ビルのデザイン(基本設計)をまとめ!
 「東京海上ホールディングス」および「東京海上日動火災保険」は、東京海上日動ビル本館および新館を一体で建て替えて建設する新・本店ビルのデザイン(基本設計)をまとめました。

 東京海上ホールディングス(PDF:2022/08/01)
 新・本店ビルのデザインについて

 新・本店ビルのエクステリアは、「丸の内」の街並みに調和し、日本の玄関口である東京駅と皇居を結ぶ行幸通りに面した場所に相応しい洗練された気品のある佇まいを表現しました。

 デザイン上の重要な役割は木材が担っています。新・本店ビルは、構造部材である柱、床に国産木材をふんだんに使い、木の使用量が世界最大規模となる高さ100mの「木の本店ビル」として生まれ変わります。

東京海上日動ビルの建て替えの概要
◆ 所在地-東京都千代⽥区丸の内⼀丁目6番1号
◆ 交通-JR「東京」駅、東京メトロ丸の内線「東京」駅、東京メトロ東西線・半蔵門線「大手町」駅、都営三田線「大手町」駅、東京メトロ千代田線「二重橋前」駅
◆ 階数-地上20階、塔屋2階、地下3階
◆ 高さ-建物高さ約100m
◆ 敷地面積-10,147.61㎡
◆ 延床面積-約130,000㎡
◆ 構造-鉄骨造、木造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 地震対策-免震構造
◆ 用途-オフィス(本店ビル)、駐車場等
◆ 建築主-東京海上ホールディングス、東京海上日動火災保険
◆ 設計者-Renzo Piano Building Workshop、三菱地所設計
◆ 施工者-竹中工務店、大林組、清水建設、鹿島建設、大成建設、戸田建設による共同企業体
◆ 解体(地上躯体解体)-2022年10月01日~2024年02月15日
◆ 解体(地下躯体解体)-2023年12月01日~2025年05月31日予定
◆ 着工-2024年12月予定
◆ 竣工-2028年度予定


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立ち並ぶ力強い大木が人々にを与えるデザイン

 新・本店ビルでは、ビルを支える柱の多くに木材を使用すると共に、床の構造材としてCLT(直交集成板)を用いることなどにより、可能な限り多くの木材を使用する予定です。

● Renzo Piano Building Workshop
 新・本店ビルのデザインは、1998年にプリツカー賞を受賞した世界的な建築家であるレンゾ・ピアノ氏が主宰する設計事務所、Renzo Piano Building Workshop(RPBW)が担当しました。日本においては「関西国際空港ターミナルビル」などの実績があります。


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完成イメージです。


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完成イメージです。


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「東京海上日動ビル本館・新館 地下解体工事」の2024年6月下旬の状況です(写真提供読者さん)。


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角度を変えて見た様子です(写真提供読者さん)。


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東側の高い所(新丸の内ビルディング)から見た様子です(写真提供読者さん)。


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「地下躯体」の解体工事が行われています。解体工事の工期は2023年12月1日~2025年5月31日(予定)です(写真提供読者さん)。


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「乗入れ構台」を設置して「地下躯体」の解体工事を行っているので、本体工事は「順打ち工法」もしくは「二段打ち工法」で行うと思われます(写真提供読者さん)。


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残っている地下躯体です(写真提供読者さん)。


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敷地の北西側に「オールケーシング掘削機」が2基見えます。「地中障害物」の撤去が行われています(写真提供読者さん)。


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「ケーシングチューブ」です(写真提供読者さん)。


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敷地の南西側です(写真提供読者さん)。


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「解体工事のお知らせ(地下解体工事)」です。解体工事の工期は2023年12月1日~2025年5月31日(予定)です(写真提供読者さん)。


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(解体前)東京海上日動ビル 本館
 
「東京海上日動ビル 本館(旧:東京海上ビルディング)」を北東側から見た様子です。「本館」は、丸の内の超高層ビルの黎明期の1974年2月に竣工しました。概要は、地上25階、塔屋2階、地下4階、高さ108.1m、延床面積約63,120㎡です。当初は、地上30階、高さ約128mで計画されていましたが、皇居の美観を損ねるとして、軒高が約100mに変更されました。


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(解体前)東京海上日動ビル 新館
 
「東京海上日動ビル 新館」を南東側から見た様子です。「新館」は、1986年12月に竣工しました。概要は、地上16階、地下4階、延床面積約52,620㎡です。



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2024年6月26日 (水)

武蔵小杉地区 地上43階、高さ約165mの「(仮称)小杉町一丁目計画に係る条例環境影響評価準備書及び要約書」 の縦覧 「完成予想図」を公開!

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-(仮称)小杉駅北口地区開発計画-
 「西野カナ」が、約5年5か月ぶりの活動再開を発表しました。私は大ファンだったので毎年2~3回ライブに行っていました。本当にうれしいです。ちなみに私が一番好きな曲は「」です。

 本題に戻って、「三井不動産レジデンシャル」が、川崎市中原区に計画する「(仮称)小杉駅北口地区開発計画」が動きだします。2016年8月から地元向けの説明会を既に4回開催、この中で規模を延床面積約50,000㎡、建物高さ約170mを想定していることを明らかにしました。

 2017年度の環境アセスメント評価書公告とともに都市計画手続き、既存施設の解体に着手します。2018年度から新築工事に着手し、2021年度の完成を目指します。

 街区には、「ホテル・ザ・エルシィ跡地(現在は駐車場)、旧:NEC小杉ビル、小杉ビルディング」がありますが、「小杉ビルディング」は参加しません。建設予定地は、「ホテル・ザ・エルシィ跡地(現在は駐車場)」と「旧NEC小杉ビル」の敷地を合わせた約4,000㎡です。

 計画では、敷地の東側と西側に広場を設けるとともに北側部分は2階レベルで近接するJX日鉱日石エネルギー社宅跡地の「パークシティ武蔵小杉 ザ ガーデン」とペデストリアンデッキで接続します。

 しかし、「(仮称)小杉駅北口地区開発計画」は進む事なく、長期間保留になっていました。長期間眠っていたプロジェクトが「(仮称)小杉町一丁目計画」としていよいよ動き出すようです。

● (仮称)小杉町一丁目計画に係る条例環境影響評価準備書及び要約書
 「(仮称)小杉町一丁目計画に係る条例環境影響評価準備書及び要約書」の縦覧が行われています。縦覧期間は、2024年6月24日(月)~8月7日(水)までです。

 引用資料 川崎市・公式HP(2024/06/24)
 (仮称)小杉町一丁目計画に係る条例環境影響評価準備書及び要約書

(仮称)小杉町一丁目計画の概要
◆ 所在地-神奈川県中原区小杉町一丁目403-53外
◆ 交通-東急東横線・目黒線「武蔵小杉」駅、JR南武線・横須賀線・湘南新宿ライン「武蔵小杉」駅
◆ 階数-地上43階、地下2階
◆ 高さ-最高部約165m、建築物約155m
◆ 敷地面積-約4,150㎡
◆ 建築面積-約2,020㎡
◆ 延床面積-約53,000㎡
◆ 容積対象床面積-約37,350㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造
◆ 用途-共同住宅、商業施設、駐車場等
◆ 総戸数-約500戸
◆ 建築主-三井不動産レジデンシャル


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「計画建物立面図」です。


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「計画建物立面図」です。


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「計画建物断面図」です。


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「土地利用計画図」です。


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「計画地位置図(詳細)」です。


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「計画地位置図(広域)」です。


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「(仮称)小杉町一丁目計画」の予定地です。


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「ホテル・ザ・エルシィ跡地(現在は駐車場)」です。


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「旧:NEC小杉ビル」です。「三井不動産レジデンシャル」が所有しています。



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2024年6月25日 (火)

「ホテルオークラ東京別館」の跡地 地上54階、高さ約225mの「六本木・虎ノ門地区D街区」 「完成イメージ(鳥瞰パース)」を初めて公開!

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-ホテルオークラ東京別館-

 「ホテルオークラ東京」の建て替え「The Okura Tokyo(オークラ東京)」が2019年9月12日のオープンしました。約1年後の2020年9月30日に「ホテルオークラ東京別館」が閉館しました。建物は、2020年10月~2021年9月末まで「東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会」に貸し出していました。

 2019年2月11日に、港区環境アセスメント「港区環境影響調査実施要綱に基づく環境影響調査計画書の縦覧【(仮称)六本木一丁目計画】」が行われました。「ホテルオークラ東京別館」が「野村不動産」により建て替えられます。

 計画名は「(仮称)六本木一丁目計画」で、敷地面積は約9,260㎡です。敷地の南側には、地上43階、地下2階、最高高さ約180m、延床面積約63,500㎡の「住宅棟」、敷地の北側には、地上21階、最高高さ約115m、延床面積約47,500㎡の「事務所棟」が建設される予定です。

 「ホテルオークラ」は、2020年9月30日に営業を終了した「ホテルオークラ東京別館」の解体工事の施工者を「鹿島建設」に決めました。2021年11月15日に解体工事に着手し、2022年12月31日の工事完了を目指します。跡地の活用方針は未定となっています。

● (仮称)六本木一丁目北地区計画
 港区から2022年12月12日に、”港区環境影響調査実施要綱に基づく環境影響調査計画書の縦覧【(仮称)六本木一丁目北地区計画】” が行われました。建築主が「野村不動産」から「鹿島建設」に変更になりました。「野村不動産」の計画では、「住宅棟」と「事務所棟」の2棟で計画されていましたが、「鹿島建設」の計画では1棟に変更になっています。

 計画名は「(仮称)六本木一丁目北地区計画」です。地上50階、地下4階、高さ約225m、延床面積約140,000㎡、用途は、共同住宅、滞在施設、店舗、駐車場となっています。

● 六本木・虎ノ門地区D街区
 2024年5月22日に「港区議会建設常任委員会」から「六本木・虎ノ門地区D街区」の資料が公開されました。「六本木・虎ノ門地区D街区」は、「(仮称)六本木一丁目北地区計画」と全く同じ場所です。

 階数は地上50階、地下4階から地上54階、地下5階に変更、高さは最高部約225mで変更無し、延床面積は約140,000㎡から約147,500㎡と少し拡大しています。

 更に2024年6月24日に「港区議会建設常任委員会」から「六本木・虎ノ門地区地区計画の変更(原案)について」の資料が公開されました。「完成イメージ(鳥瞰パース)」等の詳細な資料が初めて公開されました。

 引用資料 港区議会建設常任委員会(2024/06/24)
 令和6年6月24日 建設常任委員会

六本木・虎ノ門地区D街区の概要
◆ 所在地-東京都港区六本木一丁目
◆ 交通-東京メトロ日比谷線「虎ノ門ヒルズ」駅、東京メトロ日比谷線「神谷町」駅、東京メトロ南北線「六本木一丁目」駅
◆ 階数-地上54階、地下5階(地上50階、地下4階から変更)
◆ 高さ-最高部約225m(T.P.+29.3m)
◆ 敷地面積-約9,940㎡
◆ 建築面積-約6,000㎡
◆ 延床面積-約147,500㎡(約140,000㎡から変更)
◆ 用途-共同住宅、宿泊施設、店舗、駐車場
◆ 事業者-鹿島建設
◆ 解体工事-2021年11月15日~2025年03月31日予定
◆ 着工-2025年度予定(2024年度予定から変更)
◆ 竣工-2030年度以降予定(2028年度予定から変更)


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「鳥瞰パース」です。


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「バリアフリー動線のイメージ(広場外観パース)」です。


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「(アーバングリーンテラス)の整備イメージ」です。


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「計画概要」です。


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「地区幹線道路等の拡幅整備、線形改良」です。


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「配置図」です。


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「位置図」です。


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「解体工事のお知らせ」です。工事名は「ホテルオークラ東京別館解体工事」で、「鹿島建設」の施工により行われています。解体工事の工期は、2021年11月15日~2025年03月31日(予定)です(写真提供読者さん)。



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2024年6月24日 (月)

「船橋競馬場」がテーマパークへと進化中! 「船橋競馬場大規模改修工事」が完了 引き続き「船橋競馬場自走式立体駐車場別棟増築工事」 2024年6月中旬の状況

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-船橋競馬場大規模改修工事-
 1950年8月21日に開場した「船橋競馬場」は、千葉県船橋市に所在する地方競馬の競馬場です。競馬の主催者は「千葉県競馬組合」で、土地・施設は「よみうりランド」から賃借しています。

 「船橋競馬場」は、築50年以上が経過し躯体や設備が老朽化したため、「よみうりランド」は、成長戦略「飛躍」に基づき、船橋競馬場において観覧スタンドの全面的な建て替えや入場口新設などの改修計画を策定しました。

 「船橋競馬場大規模改修工事」では、観覧スタンドを全面的に建て替え、耐震を強化することにより快適かつ安心して観戦できるようにします。大型集客施設の正面に入場口を新設すると共に、場内には子供たちが馬と触れ合えるエリアを新規につくることで新たな客層を取り込み、地域にとっても賑わいのある施設へと生まれ変わります。万が一の災害時には防災拠点として地域へ貢献します。

 引用資料 よみうりランド(PDF:2019/03/27)
 船橋競馬場 大規模改修について

 船橋競馬場では、大規模改修工事を続けてきた新スタンドが2024年4月29日(祝・月)にフルオープンしました。ボックスルームやフラットルームなどのバラエティ豊かな特別観覧席をはじめ、ベビールームやバリアフリートイレを設けるなど、ユニバーサルデザインに配慮した新スタンドとなっています。

● 船橋競馬場自走式立体駐車場別棟増築工事
 「船橋競馬場大規模改修工事」が完了しました。引き続き「船橋競馬場自走式立体駐車場別棟増築工事」が行われます。工期は、2024年7月~2025年4月の予定です。

船橋競馬場大規模改修工事の概要
◆ 所在地-千葉県船橋市若松一丁目2890-1の一部、他4筆(地番)
◆ 交通-京成電鉄「船橋競馬場」駅から徒歩約5分、JR「南船橋」駅から徒歩約10分
◆ 階数-地上5階、塔屋1階、地下1階
◆ 高さ-25.900m
◆ 敷地面積-332,044.59㎡
◆ 建築面積-31,690.45㎡
◆ 延床面積-43,341.29㎡(建築全体43,527.27㎡)
◆ 構造-鉄骨造
◆ 用途-観覧場
◆ 建築主-よみうりランド
◆ 設計者・監理者-大成建設
◆ 施工者-大成建設
◆ 着工-2020年12月01日
◆ 竣工-2024年03月31日
◆ オープン-2024年04月29日(フルオープン)


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「新スタンド イメージ」です。


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「新入場口 イメージ」です。


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「商業施設側から見た完成イメージ」です。


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「周辺地図」です。


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竣工した「船橋競馬場」です(写真提供読者さん)。


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スタンドは、2024年4月29日(祝・月)にフルオープンしました(写真提供読者さん)。


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「船橋競馬場」の2024年6月中旬の状況です(写真提供読者さん)。


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「船橋競馬場自走式立体駐車場別棟増築工事」の建設予定地です(写真提供読者さん)。


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既存建物の解体工事が行われています(写真提供読者さん)。


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この部分は更地になっています(写真提供読者さん)。


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重機が並んでいます(写真提供読者さん)。


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「船橋競馬場自走式立体駐車場別棟増築工事」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。



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2024年6月23日 (日)

札幌市に新たな超高層ビル 地上36階、高さ約185mの「大通西4南地区第一種市街地再開発事業」 市街地再開発組合の設立認可申請!

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-大通西4南地区第一種市街地再開発事業-

 「北海道新幹線(新函館北斗・札幌間)」の新幹線札幌駅の開業に合わせて札幌市では大規模再開発ラッシュになっています(北海道新幹線の新青森・新函館北斗間は、2016年3月26日に開業済)。

 「平和不動産」は、中期経営計画「Challenge & Progress」において再開発事業の量的・質的拡大として札幌再開発事業化の推進に取り組んでいますが、平和不動産が理事長を務める大通西四丁目南地区市街地再開発準備組合において「大通西4南地区第一種市街地再開発事業」の都市計画手続きを札幌市へ要望することとなりました。

● 市街地再開発組合の設立認可申請!
 「平和不動産」は、新中期経営計画「WAY 2040 Stage 1」における成長戦略の一つとして「再開発事業の拡大 ~人々を惹きつける場づくりの全国展開~」を掲げていますが、札幌都心部において権利者とともに進めている「大通西4南地区第一種市街地再開発事業」について、2024年6月21日付で再開発準備組合より市街地再開発組合の設立認可申請を行いました。

 引用資料 平和不動産(PDF:2024/06/21)
 札幌都心部における「大通西4南地区第一種市街地再開発事業」組合設立認可申請(事業認可申請)のお知らせ

 「大通西4南地区第一種市街地再開発事業」では、商業・業務・交流機能の充実、国際水準の宿泊機能としてのラグジュアリーホテル導入、 重層的な歩行者空間の整備、大通以南初のエネルギーセンターの整備や環境配慮 、防災機能の強化等を行うことにより、札幌都心の価値向上に寄与し、持続可能で魅力ある札幌都心をけん引する拠点の形成を目指します。

大通西4南地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-北海道札幌市中央区大通西4丁目
◆ 交通-札幌市営地下鉄南北線・東西線・東豊線「大通」駅直結徒歩1分
◆ 階数-地上36階、塔屋1階、地下3階
◆ 高さ-最高部約185m、建築物約175m
◆ 敷地面積-5,029.89㎡
◆ 延床面積-約99,600㎡(容積対象面積 容積率約1,650%)
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造)
◆ 地震対策-中間免震構造
◆ 用途-オフィス、商業施設、宿泊施設、駐車場、地域冷暖房施設
◆ 事業協力者-平和不動産
◆ 特定業務代行者-大成建設
◆ 基本設計者-三菱地所設計
◆ デザイン監修者-隈研吾建築都市設計事務所
◆ 都市計画決定-2022年12月
◆ 市街地再開発組合設立、権利変換計画認可-2024年度予定
◆ 竣工・供用開始-2028年度予定


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「低層部外観イメージパース」です。

● 中間免震構造
 地震対策として「中間免震構造」を採用します。窓が無い部分が「免震層」です。この部分は「機械室」となります。


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「アトリウム内観イメージパース」です。


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「整備内容」です。上層階には国際水準の宿泊機能を備えたハイグレードホテルを整備します。


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「対象地」です。平和不動産が所有する「道銀ビルディング」と「新大通ビルディング」の再開発となります。

道銀ビルディングの概要
◆ 所在地-北海道札幌市中央区大通西4-1
◆ 交通-札幌市営地下鉄南北線・東西線・東豊線「大通」駅直結徒歩1分
◆ 階数-地上12階、地下3階
◆ 延床面積-28,793.47㎡
◆ 構造-鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 設計者-山下壽郎設計事務所、田上建築制作事務所
◆ 施工者-竹中工務店
◆ 竣工-1964年08月

新大通ビルディングの概要
◆ 所在 北海道札幌市中央区大通西4-1
◆ 交通-札幌市営地下鉄南北線・東西線・東豊線「大通」駅直結徒歩1分
◆ 階数-地上10階、地下2階
◆ 延床面積-17,319.05㎡
◆ 構造-鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 設計者-久米設計
◆ 施工者-竹中工務店
◆ 竣工-1979年05月


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「位置図」です。



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2024年6月22日 (土)

船橋市 東葉高速線の東海神駅と飯山満駅の中間に「新駅」を整備 「新駅」建設予定地の2024年6月中旬の状況

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-海老川上流地区のまちづくり-

 海老川上流地区は、「船橋市」の中央部、中心市街地の近くに位置しています。地区内には「東葉高速線」が東西に走り、海老川が南北に流れる自然環境の豊かな地区(市街化調整区域)でもあります。

 「海老川上流地区」は、昭和30年代に農業環境整備を目的に土地改良事業が実施されましたが、現在は休耕地が目立ち、資材置き場や作業場も点在しているほか、幹線道路沿いには沿道サービス施設が立地しており、一部では小規模な宅地開発(戸建て住宅)、墓地の造成が行われています。

 「東葉高速線」は、千葉県船橋市の西船橋駅と千葉県八千代市の東葉勝田台駅を結ぶ「東葉高速鉄道」が運営する鉄道路線です。ほぼすべての列車が西船橋から東京メトロ東西線と相互直通運転しています。1996年4月27日に開通しました。海老川上流地区に「東葉高速線」の新駅を誘致しています。新駅は東葉高速線の東海神駅~飯山満駅間の海老川上流地区内に設置される予定です。

● 東葉高速線の東海神駅と飯山満駅間の新駅
 「東葉高速鉄道」と「船橋市」は2024年4月8日に、新駅整備工事の施行に関する基本協定を締結しました。概算工事費は71億4334万5500円です。請願駅のため工事費は船橋市が負担します。高架となっている既存線路の南北に、上り線と下り線のホームを構築します。10両編成に対応したホーム長とします。

 「東葉高速鉄道」は、東葉高速線東海神駅~飯山満駅間で船橋市海老川上流地区に計画する新駅の工事施工者選定指名競争入札を、2024年秋にも公告します。2024年度内に着工し、2028年度途中の完成、2029年3月の開業を目指します。

 引用資料 船橋市・公式HP(2024/05/29)
 東葉高速線の新駅整備について(海老川上流地区)

 建設通信新聞(公式ブログ:2024/05/30)
 【東葉高速鉄道の新駅】秋にも指名競争/工事費71億、28年度末開業


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「改札外コンコースから改札内コンコースを望む」です。


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「新駅の位置」です。東葉高速線の東海神駅と飯山満駅の中間に整備します。


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「スケジュール」です。


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船橋市立医療センターの移転
 船橋市の総人口は648,194人(2024年5月1日時点の推計人口)ですが、「船橋市立医療センター」は、救急医療を主体とする急性期医療及び高度医療を提供するための総合診療機能を有する船橋地域の中核病院となっています。船橋市は、船橋市金杉一丁目にある「船橋市立医療センター」を東葉高速線の新駅の北側に移転して建て替える計画です。

 「船橋市」は、移転建て替えする「市立医療センター」の実施設計を2024年4月30日に公開しました。概算整備事業費は723.2億円を見込みます。建設地は海老川上流地区土地区画整理事業区域内です。

 引用資料 船橋市立医療センター移転(2024/04/30)
 実施設計の概要

船橋市立医療センター建替工事の概要
◆ 所在地-千葉県船橋市高根町(土地区画整理事業地区内)
◆ 交通-東葉高速鉄道の新駅(東海神駅~飯山満駅間に新駅を設置予定)
◆ 階数-(病院棟)地上7階、塔屋2階、地下0階
◆ 高さ-(病院棟)33.588m
◆ 敷地面積-(施設全体)44,674.66㎡
◆ 建築面積-(施設全体)15,600.13㎡、(病院棟)12,575.64㎡
◆ 延床面積-(施設全体)66,276.22㎡、(病院棟)53,373.92㎡
◆ 構造-(病院棟)鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造 
◆ 地震対策-(病院棟)免震構造<球面滑り支承、オイルダンパー>
◆ 用途-病院、保育所 等
◆ 病床数-493床(精神病床稼働後500床)
◆ 建築主-船橋市
◆ 設計者-(基本・実施設計)日建設計
◆ 着工-2024年10月予定
◆ 竣工-2027年11月末予定
◆ 概算整備事業費-723.2億円


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「配置図」です。


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「新しいまち動線イメージ」です。


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「広域配置図」です。


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「新駅」の建設予定地の2024年6月中旬の状況です(写真提供読者さん)。


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「新駅」の建設予定地の西端部分です。高架橋部分に新駅を建設します(写真提供読者さん)。


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「新駅」の建設予定地です(写真提供読者さん)。


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「新駅」の建設予定地です(写真提供読者さん)。


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「新駅」の建設予定地です(写真提供読者さん)。


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「新駅」の建設予定地です(写真提供読者さん)。


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「土地区画整理事業地区内」の様子です(写真提供読者さん)。


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「土地区画整理事業地区内」の様子です(写真提供読者さん)。


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「土地区画整理事業地区内」の様子です(写真提供読者さん)。


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「土地区画整理事業地区内」の様子です(写真提供読者さん)。


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「土地区画整理事業地区内」の様子です(写真提供読者さん)。



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2024年6月21日 (金)

品川区新庁舎整備 品川区役所(品川区本庁舎・議会棟・第三庁舎)の移転 品川区の新しい司令塔である新庁舎の詳細!

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-品川区新庁舎整備-
 1968年に建築された「品川区本庁舎・議会棟・第三庁舎」は、建物本体や設備の老朽化が進んでいる一方、区を取り巻く環境変化や多様化する行政需要に対応する機能が求められています。「耐震改修工事」が行われましたが、建物自体の老朽化が激しく、根本的な解決にはなっていません。

 品川区は、庁舎移転の候補地として、既存庁舎に隣接していたJR広町社宅跡地へ移転する案を軸に、検討を進めています。区有地とJR東日本の所有地を再編する前提で、協議を進めています。

 引用資料 品川区・公式HP(2024/05/30)
 新庁舎整備

 「広町地区」にはJR東日本が、「東京総合車両センター」の南側に総延床面積約259,000㎡の大規模プロジェクト「大井町駅周辺広町地区開発」を進めています。

 品川区の庁舎移転候補地やJR東日本の「大井町駅周辺広町地区開発」は、JR京浜東北線・東急大井町線・東京臨海高速鉄道りんかい線「大井町」駅など鉄道3路線が結節する交通至便な立地です。

品川区新庁舎整備の概要
◆ 所在地-東京都品川区広町二丁目地内
◆ 交通-JR京浜東北線・東急大井町線・東京臨海高速鉄道りんかい線「大井町」駅
◆ 階数-地上14階、地下2階
◆ 高さ-約62.2m(屋上設備など設置箇所は約75m超)
◆ 敷地面積-8,341.08㎡
◆ 延床面積-約61,000㎡
◆ 容積対象面積-約50,000㎡
◆ 構造-鉄骨造、地下部(鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造)
◆ 地震対策-免震構造
◆ 用途-庁舎(区役所)
◆ 着工-2025年度予定
◆ 竣工-2028年度予定
◆ 供用開始-2028年度予定
◆ 概算事業費-約560億円


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「広町地区全体外観イメージ(南面)」です。


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「広場3号」のイメージです。


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「断面構成イメージ」です。


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「配置図」です。


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「建設候補地の現況」です(引用:品川区)。


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現在の「品川区役所」です。



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2024年6月20日 (木)

千代田区 九段南一丁目地区まちづくり 「北街区」に高さ約170mの超高層複合ビル、「中街区」に高さ約82mの複合ビルを計画!

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-九段南一丁目地区-

 東京都千代田区の九段南一丁目地区で、新たなまちづくりの機運が高まっています。靖国通りと内堀通り、日本橋川に囲まれた地区を北・中・南の三つの街区に分けて整備するため、勉強会などが開催されています。各街区が連携した一体的なまちづくりに向け、千代田区は「九段南一丁目地区まちづくりガイドライン」を策定しました。

 「九段南一丁目地区」は、エリアを「北街区・中街区・南街区」の三つの街区に分け、それぞれで市街地再開発事業と土地区画整理事業、ビルの個別建て替えを促進します。各街区がアトリウムでつながります。一体的な施設群として供用したい考えです。地区計画では建物の最高高さは170m以下に設定しています。

 引用資料 千代田区・公式ホームページ
 九段南一丁目地区のまちづくりについて

● 北街区は高さ約170m、中街区は高さ約82m
 「九段南一丁目地区」の「北街区」と「中街区」に総延床面積約12万㎡超の複合施設を建設するとした整備計画が明らかになりました。「北街区」の約1.1haには、「九段南一丁目地区市街地再開発準備組合」が延床面積約82,000㎡の複合施設を計画、「中街区」の約0.5haには、「三井住友銀行」が延床面積約42,700㎡の複合施設を建設します。

 建設通信新聞(2024/06/17)
 九段南一丁目北・中街区/2棟総延べ12万㎡超/北は25年度に権変認可

 九段下駅に直結する「北街区」には、高さ約170m、延床面積約82,000㎡の複合施設を計画しています。主な用途はオフィス、店舗、貸し会議室、区の施設などです。「中街区」には、地上21階、高さ約82m、延床面積約42,700㎡の複合施設を計画しています。主な用途はオフィス、店舗、貸し会議室などです。


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「3地区一体の整備イメージ」です。

◆ 北街区(高さ約170m)
 九段下駅に直結する「北街区」は、2017年に準備組合が発足しました。事業協力者は住友不動産、コンサルタントとして日建設計が参画しています。敷地内には区営九段住宅や九段生涯学習館などがあります。

 高さ約170m、延床面積約82,000㎡の超高層複合ビルを計画しています。主な用途はオフィス、店舗、貸し会議室、千代田区の施設などです。2025年度に権利変換計画認可の取得、2025年度~2027年度に解体すると共に、2026年度に新築工事に着手し、2029年度以降の完成を見込みます。

◆ 中街区(高さ約82m)
 「中街区」は三井住友銀行が所有します。千代田区は「九段下まちかど広場」と「くだんしたこどもひろば」として暫定利用していますが、土地の借用期間満了に伴い広場を既に閉鎖しました。

 計画地の一部では、鹿島建設が「埋蔵文化財調査のための旧九段ビル別館土間コン・基礎など解体工事」を2024年9月13日まで実施しています。地上21階、高さ約82m、延床面積約42,700㎡の複合施設を計画しています。主な用途はオフィス、店舗、貸し会議室などです。

 1階に帰宅困難者受け入れスペースやにぎわい施設、3階にオフィス、4階・5階に貸し会議室など、6階以上にオフィスを設置します。2024年度に事業認可を得て着工し、2028年度の完成を目指します。設計は「日建設計」が担当しています。

◆ 南街区
 「南街区」は東京堂が所有しており、現在は「東京堂千代田ビルディング」があります。中・南街区は土地区画整理事業と合わせて個別での建て替えなどを検討しています。


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北街区の「りそな九段ビル」です(写真提供読者さん)。


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北街区の「九段サウスサイドスクエア」です(写真提供読者さん)。


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手前が「中街区」、奥が「北街区」です(写真提供読者さん)。


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「中街区」です。「中街区」は解体工事が終わっています(写真提供読者さん)。


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「中街区」は、「仮囲い」で囲われています(写真提供読者さん)。


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「南街区」です。奥の白いビルは「東京堂千代田ビルディング」です(写真提供読者さん)。



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2024年6月19日 (水)

仙台市 東北圏初、高速道路IC直結「次世代基幹物流施設」開発計画始動! 延床面積約273,000㎡のマルチテナント型物流施設

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-東北圏初の次世代基幹物流施設-
 「三菱地所」は、宮城県仙台市太白区郡山北目地区において、新しい物流システムに対応した高速道路IC直結の「次世代基幹物流施設」の開発計画を始動します。2024年6月7日に、仙台市、仙台市郡山北目土地区画整理組合設立準備委員会、三菱地所の三者間で計画実現に向けた連携に関する覚書を締結しました。

 引用資料 三菱地所(PDF:2024/06/07)
 ~自動運転トラックなど次世代モビリティ受け入れを視野に入れた物流拠点~ 東北圏初、高速道路 IC 直結「次世代基幹物流施設」開発計画始動

 「三菱地所」は、レベル4自動運転トラック等の次世代モビリティの受け入れ可能な次世代型の物流施設を整備することでトラックドライバー不足という社会課題の解決を目指す「基幹物流構想」を掲げています。

 2030年代前半を目途に延床面積約273,000㎡の次世代基幹物流施設を東北圏に整備し、物流業界の人手不足解消や配送効率の高い物流ネットワーク構築を図るほか、国が2040年までに実現を目指す「フィジカルインターネット」の実現に寄与していきます。

東北圏初の次世代基幹物流施設の概要
◆ 所在地-宮城県仙台市太白区郡山北目地区
◆ 交通-仙台駅より車で17分(約6.3km)、常磐道(仙台若林JCT)まで車で3分(約3.5km)、東北道(仙台南IC)まで車で14分(約11.2km)
◆ 敷地面積-約110,000㎡
◆ 延床面積-約273,000㎡
◆ 用途-マルチテナント型物流施設
◆ 事業主-三菱地所
◆ 竣工-2030年代前半予定


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「宮城県仙台市太白区郡山北目地区 高速道路 IC 直結型次世代基幹物流施設(完成予想イメージ)」です。


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「狭域図」です。


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「広域図」です。



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2024年6月18日 (火)

「有明アリーナ」の対岸 延床面積約149,000㎡のマルチテナント型物流施設「(仮称)DLP東雲」 2024年6月7日の建設状況

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-(仮称)DLP東雲-

 「大和ハウス工業」は2024年1月16日に、東京都江東区にマルチテナント型物流施設「(仮称)DLP東雲」を着工したと発表しました。地上6階、敷地面積41,451.55㎡、延床面積149,149.18㎡の大型施設となります。

 引用資料 大和ハウス工業(2024/01/16)
 大型マルチテナント型物流施設「(仮称)DPL東雲」着工

 「(仮称)DLP東雲」は、東京の湾岸エリアに位置し、「東京駅」や「銀座・日本橋エリア」の東京都心から5km圏内という好立地です。首都高速晴海線「豊洲IC」から約1.5kmと首都高速道路に至近で、東名高速道路や常磐自動車道など複数の幹線道路にもアクセスしやすいため、広域配送にも適しています。

 外観は、圧迫感を軽減するグラデーションの外壁パネルや都市のオフィスビルなどでも多く用いられるカーテンウォールを採用します。車路やランプウェイを防音壁で囲むなど、周辺環境にも配慮した設計となっています。

 従業員の働き方改革の支援として、施設内にテナント企業の従業員専用の保育施設を設置します。また施設の西側が「東雲運河」に面していることから、最上階にはラウンジを設置、大開口のガラス窓からは東京臨海副都心などの眺望が楽しめます。

(仮称)DLP東雲
◆ 所在地-東京都江東区東雲一丁目7-30
◆ 交通-首都高速晴海線「豊洲IC」から約1.5km
◆ 階数-地上6階、地下0階
◆ 高さ-45.16m
◆ 敷地面積-41,451.55㎡
◆ 建築面積-26,786.66㎡
◆ 延床面積-149,149.18㎡
◆ 賃貸面積-119,722.59㎡(最大12テナント、1区画の面積8,722.42㎡から入居可能)
◆ 構造-プレキャスト・プレストレストコンクリート造、一部鉄骨造
◆ 地震対策-免震構造
◆ 用途-マルチテナント型物流施設
◆ 建築主-東雲特定目的会社(大和ハウス工業100%出資特定目的会社)
◆ 設計者-フクダ・アンド・パートナーズ
◆ 施工者-西松建設
◆ 着工-2024年01月15日
◆ 竣工-2026年03月31日予定
◆ 入居開始-2026年04月01日予定


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東雲運河の対岸から見た「(仮称)DLP東雲」です。


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「広域地図」と「詳細地図」です。


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「(仮称)DLP東雲」の2024年6月7日の建設状況です。「有明アリーナ」の対岸に建設中です。


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「(仮称)DLP東雲」の建設現場です。



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2024年6月17日 (月)

三井ショッピングパーク ららぽーとTOKYO-BAY ららぽーとTOKYO-BAY北館建替計画(Ⅰ期) 2024年6月中旬の建設状況

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-三井ショッピングパーク ららぽーとTOKYO-BAY-

 「三井ショッピングパーク ららぽーとTOKYO-BAY」は、1981年4月2日に「ららぽーと船橋ショッピングセンター」としてオープンしました。オープン時の核テナントは「ダイエー」と「そごう」でした。

 現在は「ダイエー」と「そごう」は店名としては存在しますが、会社としては存在ません。あの頃、スーパーで一番勢いがあった「ダイエー」、百貨店で一番勢いがあった「そごう」が会社としては存在しないのが、流通業界の競争の激しさと歳月を感じます。
 
 「三井不動産」は、1981年4月の開業以来、多くの顧客に愛された「三井ショッピングパーク ららぽーとTOKYO-BAY」の北館の一部(約70店舗)を、2023年1月9日持って一時閉館しました。

 今回の一時閉館は、北館の建替え計画に伴うものです。建替えスケジュールおよび新施設の詳細については、今後改めて発表します。解体工事の工期は、2023年3月16日~2024年1月31日の予定です。

● ららぽーとTOKYO-BAY北館建替計画の着工!
 「三井不動産」は、千葉県船橋市にて推進中の「三井ショッピングパーク ららぽーとTOKYO-BAY北館建替え計画」について、Ⅰ期・Ⅱ期に分けて段階的に行う建替え工事のうち、Ⅰ期の建築を着工しました。Ⅰ期の開業は2025年秋を予定しています。Ⅱ期再開業時には、本格的なスポーツ・エンターテインメントイベントが開催可能な屋内型スタジアムコートも新設します。

 引用資料 三井不動産(2024/03/25)
 「三井ショッピングパーク ららぽーとTOKYO-BAY北館建替え計画」Ⅰ期建築着工、2025年秋再開業予定 ~ スポーツ・エンターテインメントの力を活用した、次の時代のららぽーとへ ~

三井ショッピングパーク ららぽーとTOKYO-BAY北館の概要
◆ 計画名-ららぽーとTOKYO-BAY 北館建替計画
◆ 所在地-千葉県船橋市浜町二丁目4-7 他
◆ 交通-JR京葉線・JR武蔵野線「南船橋」駅徒歩5分、京成本線「船橋競馬場」駅徒歩10分
◆ 階数-地上3階、地下0階
◆ 高さ-21.3m
◆ 敷地面積-<ららぽーとTOKYO-BAY全体>136,456.87㎡
◆ 建築面積-<ららぽーとTOKYO-BAY全体>建替え後88,600.08㎡、<北館>建替え後36,618.81㎡
◆ 延床面積-<ららぽーとTOKYO-BAY全体>建替え後333,684.66㎡、<北館>建替え後103,109.50㎡
◆ 店舗面積-<ららぽーとTOKYO-BAY全体>建替え後約117,700㎡、<北館>建替え後約60,200㎡
◆ 構造-鉄骨造
◆ 用途-物品販売業を営む店舗
◆ 店舗数-(Ⅰ期)約100店舗、(Ⅱ期)未定
◆ 駐車台数-約6,800台(ららぽーとTOKYO-BAY全体)
◆ 建築主-三井不動産
◆ 設計者(Ⅰ期)-(基本設計)東急設計コンサルタント、(実施設計)大成建設株式会社
◆ 監理者(Ⅰ期)-大成建設
◆ 施工者(Ⅰ期)-大成建設・阿部建設 共同企業
◆ 着工(Ⅰ期)-2024年03月
◆ 竣工・開業(Ⅰ期)-2025年秋予定


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「三井ショッピングパーク ららぽーとTOKYO-BAY北館建替え計画」外観CGです。


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「三井ショッピングパーク ららぽーとTOKYO-BAY北館建替え計画」ハーバー通りCGです。


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「建物配置図」です。


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「狭域図」です。


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「南船橋エリアにおけるミクストユースの街づくり」です。


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「位置図」です。


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「ららぽーとTOKYO-BAY 北館建替計画」の2024年6月中旬の建設状況です(写真提供読者さん)。


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高い所から見た様子です(写真提供読者さん)。


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敷地東側部分です(写真提供読者さん)。


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「三点式パイルドライバ」です(写真提供読者さん)。


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2軸の「アースオーガ」が装着されています。「山留め壁」の構築かと思いましたが、3軸でないので「地盤改良工事」でしょうか? (写真提供読者さん)。


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「AIRMAN(北越工業)」の「コンプレッサー」です(写真提供読者さん)。


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「AIRMAN(北越工業)」の「コンプレッサー」です(写真提供読者さん)。


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敷地西側部分です(写真提供読者さん)。


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「三点式パイルドライバ」です(写真提供読者さん)。


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「セメントミルクプラント」です(写真提供読者さん)。


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地下駐車場への出入口でしょうか?(写真提供読者さん)。


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「ららぽーとTOKYO-BAY 北館建替計画」の建設計画のお知らせです(写真提供読者さん)。



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2024年6月16日 (日)

テレビ朝日 (仮称)有明南H街区プロジェクト 有明発・複合型エンタテインメント施設「東京ドリームパーク」 2024年6月7日の建設状況

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-(仮称)有明南H街区プロジェクト-

 「東京臨海副都心」は、「台場地区、青海地区、有明北地区、有明南地区」の4地区からなります。全て埋立て地で、行政は江東区、港区、品川区と三つの区に跨り、総面積は442haです。

 「有明南G1区画」と「有明南H区画」の公募が行われていましたが、2020年9月23日に応募受付を終了しました。2020年12月25には、「有明南G1区画」と「有明南H区画」の進出事業予定者が決定しました。

 国土交通大臣は、「(仮称)有明南H街区プロジェクト」を優良な民間都市再生事業計画として認定しました。これにより、認定を受けた事業者は、金融支援や税制上の特例措置の支援を受けることができます。

 引用資料 国土交通省(2023/06/30)
 エンターテインメントとテクノロジーが融合するにぎわい・文化発信拠点の形成 ~(仮称)有明南H街区プロジェクトを国土交通大臣が認定~

 「(仮称)有明南H街区プロジェクト」は、東京都心・臨海地域にて、MICE関連イベントに対応可能な音楽イベントホールやデジタル技術を活用したエンターテインメント施設などを整備することにより、にぎわい・文化発信拠点を形成します。

東京ドリームパーク着工!
 「テレビ朝日」は、臨海副都心有明南地区において計画している複合型エンタテインメント施設「東京ドリームパーク」の建築に着工しました。2026年春に開業を予定しています。

 引用資料 テレビ朝日(PDF:2023/11/15)
 有明発・複合型エンタテインメント施設「東京ドリームパーク」着工について

 「東京ドリームパーク」は、エンタテインメントとテクノロジーが融合する発信拠点として、多目的ホール・劇場・イベントスペース・屋上広場・飲食スペースなどを擁する複合型エンタテインメント施設です。

東京ドリームパークの概要
◆ 計画名-(仮称)有明南H街区プロジェクト
◆ 所在地-東京都江東区有明三丁目1番9
◆ 交通-ゆりかもめ「東京ビッグサイト駅」徒歩約3分、りんかい線「国際展示場駅」徒歩約7分
◆ 階数-地上11階、塔屋1階、地下1階
◆ 高さ-最高部51.79m
◆ 敷地面積-12,920.05㎡
◆ 建築面積-10,332.73㎡
◆ 延床面積-46,499.07㎡(容積対象面積38,309.54㎡)
◆ 構造-鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 用途-多目的ホール(集会場)、劇場、エンタメスペース(展示場)、スタジ オ、事務所、飲食・物販店舗
◆ 建築主-テレビ朝日
◆ 建築主-清水建設
◆ 建築主-清水建設
◆ 着工-2023年12月
◆ 竣工-2025年12月31日予定
◆ 開業-2026年春予定


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「外観イメージ」です。


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多目的ホールイメージ

 これまでに数々の音楽番組・イベントを制作してきたテレビ朝日のノウハウを結集し、最高峰の音響システムを導入した3,700席(スタンディング時5,000名)の多目的ホールです。


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劇場イメージ

 高度な演出プランにも対応できる舞台機構を備え、ミュージカル・演劇を中心に華やかなラインナップで非日常の体験ができる1,500席の劇場です。


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「施設概要図」です。


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有明南H区画

 「有明南H区画」は、公簿面積12,920.05㎡で、建物高さ制限はA.P.+110m以下です。地盤高はA.P.+6.2m~6.5m程度(南側道路沿い)なので、高さ103.5mまでのビルが建設可能です。


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「東京ドリームパーク」の2024年6月7日の建設状況です。奥のタワークレーン2基は、「コナミクリエイティブフロント東京ベイ」の建設現場です。


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「東京ベイコート倶楽部 ホテル&スパリゾート」の隣接地が建設現場です。


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北西側から見た様子です。


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手前のクローラークレーンは「東京ドリームパーク」、奥のタワークレーン2基は「コナミクリエイティブフロント東京ベイ」の建設現場です。


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内部の様子です。鉄筋の配筋が行われています。


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「(仮称)有明南H街区プロジェクト」の建築計画のお知らせです。



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2024年6月15日 (土)

「横浜中央郵便局」などを再開発 「横浜駅みなみ東口地区市街地再開発」の再開発準備組合を設立 「日本郵政不動産、JR東日本、京浜急行電鉄」を事業協力者として選定!

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-横浜駅みなみ東口地区市街地再開発-

 今から10年以上前の2013年9月20日の「建設通信新聞」に、”「横浜市」は、横浜駅東口地区開発や交通基盤整備を含めた東口全体の基本構想を今年度内に策定、横浜駅東口地区開発は、横浜駅周辺大改造計画(エキサイトよこはま22)の1つとして、「日本郵政グループ、JR東日本、京浜急行電鉄、横浜市」が「横浜駅東口地区開発推進協議会」を設置し整備計画を検討” と報じました。

 横浜駅東口地区開発は、「ルミネ横浜(横浜ターミナルビル)、JR東日本横浜総合区、横浜中央郵便局、その他」の建物が再開発の対象になっていると思われます。

 ”横浜市は、都市再生特別措置法の申請期限である2016年度末までに民間開発計画の都市計画決定を目指す” との事でしたが、具体的な動きが無く、「横浜駅東口地区開発」は再び都市伝説化していました。

● 市街地再開発準備組合を設立!
 「横浜駅みなみ東口地区」の市街地再開発事業の実施に向け、2024年6月10日に「横浜駅みなみ東口地区市街地再開発準備組合」を設立しました。

 引用資料 JR東日本(PDF:2024/06/11)
 横浜駅みなみ東口地区市街地再開発準備組合の設立について

 「日本郵政不動産、JR東日本(東日本旅客鉄道)」および「京浜急行電鉄」を事業協力者として選定しました。本準備組合は計画策定に着手し、国際都市横浜の玄関口にふさわしい魅力とにぎわい溢れるまちづくりを目指し、市街地再開発事業の実現に向けた具体的な検討を進めていきます。

 「みなとみらい21地区」の開発が完成に近づき、今後も横浜市を発展させるためには、更地だった「みなとみらい21地区」と違い既存の市街地を再開発する必要があります。利害関係が複雑に絡む市街地の再開発は一筋縄ではいきません。


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「位置図」です。


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「エキサイトよこはま22のエリア」です。

● エキサイトよこはま22のエリア
 「エキサイトよこはま22」は、横浜駅周辺地区において、さらなる国際化への対応・環境問題・駅としての魅力向上・災害時の安全性確保などに取り組み、「国際都市の玄関口としてふさわしいまちづくり」を進めるための指針となる計画です。


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「横浜駅みなみ東口地区」です。


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「横浜駅みなみ東口地区」の中心となる「横浜中央郵便局」です。


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横浜ターミナルビル

 今回の再開発対象エリアには含まれていませんが、「ルミネ横浜」が入っている「横浜ターミナルビル」も再開発される予定です、地上9階、塔屋1階、地下3階、延床面積約44,590㎡となっています。1980年10月に竣工しました。



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2024年6月14日 (金)

JR船橋駅南口 「西武船橋店」の跡地 地上51階、高さ約193mの「(仮称)船橋市本町1丁目計画 新築工事」 2024年6月上旬の状況

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-西武船橋店の跡地 -

 千葉県の「船橋駅」の南口に「西武船橋店」がありましたが、2018年2月28日に閉店しました。「本館」と道路を挟んだ「LOFT館」で構成していました。

 「セブン&アイ・ホールディングス」の商業施設ディベロッパー「セブン&アイ・クリエイトリンク」が「西武船橋店」跡に計画する再開発の検討状況が明らかになり、地上48階、地下2階、高さ約150mの商業施設付きの超高層タワーマンション、船橋市には低層階に「船橋市民文化ホール」を移転することを提案していました。

 その後、計画が大きく見直されました。開発主体が「セブン&アイ・ホールディングス」から「大和ハウス工業」に変更になりました。「大和ハウス工業」は、LOFT館・駐車場館跡地と既存建物を2020年3月に取得、本館跡地と既存建物を「セブン&アイホールディングス」と「ユアサ・フナショク」から2021年5月19日に取得しました。

 「西武船橋店LOFT館」跡地には、「大和ハウス工業」により2棟のオフィスビル「(仮称)船橋駅前プロジェクトノース棟」と「(仮称)船橋駅前プロジェクトサウス棟」が建設されました。ノース棟は「大和ハウス工業東関東支社」、サウス棟は「グラノード船橋(GRANODE FUNABASHI)」となっています。

 2023年2月6日に「第146回船橋市都市計画審議会」が開かれ、船橋都市計画本町1丁目特定街区の変更案が報告されました。 旧西武百貨店船橋店本館跡地の開発にあわせて特定街区を変更しました。高さの最高限度が高層部200mとなりました。

 引用資料 船橋市・公式HP(2023/02/08)
 第146回船橋市都市計画審議会の会議概要

 旧西武百貨店船橋店本館跡地は、計画名が「(仮称)船橋市本町1丁目計画新築工事」で、概要は地上51階、地下1階、高さ193.00m、延床面積89,897.69㎡、総戸数677戸です。

(仮称)船橋市本町1丁目計画 新築工事の概要
◆ 所在地-千葉県船橋市本町一丁目115番6、七丁目1150番4
◆ 交通-JR総武本線「船橋」駅、東武野田線(東武アーバンパークライン)「船橋」駅、京成電鉄本線「京成船橋」駅
◆ 階数-地上51階、地下1階
◆ 高さ-193.00m
◆ 敷地面積-6,668.16㎡
◆ 建築面積-5,309.89㎡
◆ 延床面積-89,897.69㎡(施設全体)、59,997.85㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリー造、鉄骨造
◆ 用途-共同住宅、商業施設、駐車場等 
◆ 総戸数-677戸
◆ 建築主-大和ハウス工業
◆ 設計者-長谷工コーポレーション
◆ 施工者-長谷工コーポレーション
◆ 解体工事-2021年09月02日~2024年12月31日予定
◆ 着工-2024年10月予定
◆ 竣工-2028年03月予定


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「断面時」です。


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「南面の鳥瞰図」です。


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「立面イメージ」です。


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「平⾯図」です。


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「船橋都市計画特定街区」です。


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「位置図」です。


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「(仮称)船橋市本町1丁目計画 新築工事」の2024年6月上旬の状況です(写真提供読者さん)。


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内部の様子です。「地中障害撤去工事、北側地下通路埋戻し」が行われています(写真提供読者さん)。


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「ケーシングチューブ」が沢山並べられています(写真提供読者さん)。


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内部の様子です(写真提供読者さん)。


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「オールケーシング掘削機」です(写真提供読者さん)。


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「オールケーシング掘削機」のアップです(写真提供読者さん)。


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「地中障害撤去工事」が行われています(写真提供読者さん)。


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「オールケーシング掘削機」です(写真提供読者さん)。


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「ハンマークラブ」です(写真提供読者さん)。


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撤去された「地中障害物」です(写真提供読者さん)。


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内部の様子です(写真提供読者さん)。


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「スラッシュタンク」です(写真提供読者さん)。


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船橋市本町1丁目計画 既存建物解体工事

 「長谷工コーポレーション」の施工で、西武船橋店本館の解体工事である「船橋市本町1丁目計画 既存建物解体工事」が行われています。「労災保険関係成立票」によると、注文者が「大和ハウス工業」、解体工事の工期が2021年9月2日~2024年9月30日(予定)となっていましたが、2024年12月31日(予定)まで延長されたようです(写真提供読者さん)。


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「労災保険関係成立票」です。2024年12月31日(予定)まで解体工事が延長されています(写真提供読者さん)。


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「(仮称)船橋市本町1丁目計画 新築工事」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。


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営業していた頃の「西武船橋店」です。



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2024年6月13日 (木)

東京臨海副都心・有明南G1区画 延床面積約56,500㎡の「コナミクリエイティブフロント東京ベイ」 2024年6月7日の建設状況

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-東京臨海副都心・有明南G1区画-

 「東京臨海副都心」は、「台場地区、青海地区、有明北地区、有明南地区」の4地区からなります。全て埋立て地で、行政は江東区、港区、品川区と三つの区に跨り、総面積は442haです。

 周辺の開発は1989年に始まり、1993年に「レインボーブリッジ」と「首都高速11号台場線」が開通しました。1995年には、「ゆりかもめ」の新橋駅~有明駅間も開業するなど、交通網の整備も進められました。

 その後、オフィスやタワーマンションなどのが誕生したほか、大規模商業施設やレジャー施設も開業し、現在では在住・在勤者も増え、多くの観光客・買い物客も訪れる賑わう街となっています。

 「有明南G1区画」と「有明南H区画」の公募が行われていましたが、2020年12月25には、「有明南G1区画」と「有明南H区画」の進出事業予定者が決定しました。「有明南G1区画」の事業予定者はコナミグループの「コナミホールディングス、コナミリアルエステート、コナミビジネスエキスパート」に決定しました。

● コナミクリエイティブフロント東京ベイを着工!
 「コナミグループ」は、2023年3月に会社設立50周年を迎えました。半世紀にわたる成長ステージの過程において世界各地に数多くの拠点を設置してきましたが、更なる持続的な成長を実現するため、コナミグループの次世代研究開発拠点として、「コナミクリエイティブフロント東京ベイ」の地鎮祭を2022年10月26日に執り行い着工しました。

 引用資料 コナミグループ(2022/10/26)
 コナミグループの次世代研究開発拠点 「コナミクリエイティブフロント東京ベイ」の建設工事着工

 「コナミクリエイティブフロント東京ベイ」の建設により、デジタルエンタテインメント事業を中心にWEB3やインターネット上の仮想空間であるメタバース等に対応した革新的な技術・サービスの研究開発を拡充し、競争力の強化を実現します。

 更には、最先端の研究開発に必要な環境を整えると同時に、「国際コンベンションゾーン有明」を世界に発信し、地区全体のにぎわいを創出する複合施設として、eスポーツをはじめとするイベントの生放送や動画配信などにも対応したスタジオやショップ等の設置を計画しています。

コナミクリエイティブフロント東京ベイの概要
◆ 計画名-コナミクリエイティブフロント東京ベイ新築工事
◆ 所在地-東京都江東区有明三丁目1番17(地名地番)
◆ 交通-ゆりかもめ「東京ビッグサイト」駅、りんかい線「国際展示場」駅
◆ 階数-地上8階、地下1階
◆ 高さ-49.90m
◆ 敷地面積-11,155.82㎡
◆ 建築面積-7,592.63㎡
◆ 延床面積-56,477.95㎡
◆ 構造-(地上)鉄骨造、(地下)鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-鋼管巻き場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 用途-オフィス、集会場、展示場、自動車車庫、自転車駐車場
◆ 建築主-コナミリアルエステート
◆ 設計者-日建設計
◆ 施工者-大成建設
◆ 着工-2022年10月26日(地鎮祭)
◆ 竣工-2025年08月末予定


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「屋上庭園完成イメージ図」です。


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「オフィス空間完成イメージ図」です。


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「完成イメージ図」です。


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「完成イメージ図」です。


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「完成イメージ図」です。


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「有明南G1区画」です。


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「コナミクリエイティブフロント東京ベイ」の2024年6月7日の建設状況です。


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北西側から見た様子です。


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タワークレーンが2基姿を現しています。


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少し角度を変えて見た様子です。


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地上部分の「鉄骨建方」が始まっています。


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少し角度を変えて見た様子です。


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仮囲いの「KONAMI」のロゴです。


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「コナミクリエイティブフロント東京ベイ新築工事」の建築計画のお知らせです。



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2024年6月12日 (水)

日本GLP 神奈川県川崎市において、国内最大級の冷凍・冷蔵マルチテナント型物流施設「GLP 川崎Ⅱ」の開発!

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-GLP 川崎Ⅱ-

 「日本GLP」は、神奈川県川崎市において、延床面積約205,000㎡、収容能力約17.6万トンの国内最大級の冷凍・冷蔵マルチテナント型物流施設「GLP 川崎Ⅱ」の開発を行います。
 
 「GLP 川崎Ⅱ」は、みずほリースグループの「エムエル・エステート」が所有する土地に、日本GLPが「GLP 川崎Ⅱ」を開発する形で行われます。「GLP 川崎Ⅱ」は、地上5階建て、常温、冷凍、冷蔵の3温度帯に対応した冷凍・冷蔵マルチテナント型物流施設として、2025年3月着工、2027年8月末の竣工を予定しています。

 引用資料 日本GLP(2024/06/07)
 神奈川県川崎市で「GLP 川崎Ⅱ」を開発

 「GLP 川崎Ⅱ」は、冷凍・冷蔵区画に加えて常温区画も備える日本最大級の冷凍・冷蔵マルチテナント型物流施設です。最小区画は約800坪(約2,600㎡)から賃貸が可能で、最大35社のテナントが入居できます。

 日本GLPは、フラッグシップである『ALFALINK』で実現した次世代物流施設のエッセンスを取り込み、“Shared Solution”のコンセプトを実現し、入居企業同士が共創して新たなコールドチェーンを生み出すプラットフォームとして機能させることを目指します。

GLP 川崎Ⅱの概要
◆ 計画名-GLP 川崎Ⅱプロジェクト
◆ 所在地-神奈川県川崎市川崎区扇町15番地ほか
◆ 交通-JR鶴見線「昭和」駅より徒歩1分
◆ 階数-地上5階、地下0階
◆ 高さ-最高部42.0m
◆ 敷地面積-約82,360㎡
◆ 建築面積-約32,970㎡
◆ 延床面積-約204,720㎡
◆ 容積対象面積-約164,220㎡
◆ 収容能力-約176,255t(C&F級:約28,275t、F級:約147,980t)
◆ 構造-鉄筋コンクリート造
◆ 地震対策-免震構造
◆ 用途-冷凍・冷蔵マルチテナント型物流施設
◆ 用途-川崎2ロジスティック特定目的会社(日本GLP)
◆ 着工-2025年03月予定
◆ 竣工-2027年08月末予定


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「GLP 川崎Ⅱ」周辺図です。JR鶴見線「昭和」駅より徒歩1分の立地です。


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「GLP 川崎Ⅱ」広域図です。



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2024年6月11日 (火)

JR総武線津田沼駅北口 「津田沼パルコA館」の解体 跡地は「三井不動産レジデンシャル」のタワーマンション? 2024年6月上旬の解体状況

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-津田沼パルコA館跡地-

 「三井不動産レジデンシャル」は、JR総武線津田沼駅北口にあり、千葉県船橋、習志野の2市にまたがる商業施設「津田沼パルコA館」の跡地で、商業と共同住宅の複合開発を計画しています。「三井住建道路」の施工により既存建物の解体工事が行われています。

 解体工事の作業が始まっており、解体工事の工事名は「(仮称)船橋市前原西二丁目計画 既存建物解体工事(地上部)」、工期は2023年7月18日~2024年5月15日(予定)です。

 「津田沼パルコ」は1977年7月1日に開業しました。「A館」と「北側の「B館」の2館で構成していましたが、2023年2月28日に閉店しました。「A館」は閉店しましたが、「B館」は、既存建物を活用しながら商業施設「Viit(ビート)」として2023年3月16日にリニューアルオープン、その後店舗が順次オープンしています。

 「A館」は敷地面積約2,793㎡です。解体工事の注文者は「三井不動産レジデンシャル」なので、「三井不動産レジデンシャル」による超高層タワーマンションが建設され、下層階が店舗になるのでしょうか?


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南側から見た「津田沼パルコA館」の2024年6月上旬の解体状況です(写真提供読者さん)。


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東側寄りの内部の様子です(写真提供読者さん)。


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地上躯体の解体工事は終わっています(写真提供読者さん)。


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重機が稼働しています(写真提供読者さん)。


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西側寄りの内部の様子です(写真提供読者さん)。


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「旧パルコA館」とペデストリアンデッキを接続する連絡橋の解体工事を行っています。そのため2024年6月30日(予定)まで工期が延長されています(写真提供読者さん)。


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解体工事の工事名は「(仮称)船橋市前原西二丁目計画 既存建物解体工事(地上部)」です。「三井住建道路」の施工により行われています(写真提供読者さん)。


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解体工事の工期は、2023年7月18日~2024年5月15日(予定)でしたが、2024年6月30日(予定)まで延長されています(写真提供読者さん)。


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営業していた頃の「津田沼パルコA館」です(写真提供読者さん)。


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営業していた頃の「津田沼パルコB館」です(写真提供読者さん)。



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2024年6月10日 (月)

お台場の「パレットタウン」跡地 収容客数約10,000人の次世代アリーナ「TOYOTA ARENA TOKYO(トヨタアリーナ東京)」 2024年6月7日の建設状況

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-TOKYO A-ARENA PROJECT-
 2021年12月より順次営業を終了した「パレットタウン」は、中世ヨーロッパの雰囲気が特徴的な商業施設「VenusFort」をはじめ、モビリティの体験型テーマパーク「MEGA WEB」や「パレットタウン大観覧車」、「Zepp Tokyo」など、多様な施設が集結したパレットタウンは、複合型エンターテインメント施設としてエリアの発展に貢献してきました。

 「トヨタ自動車、トヨタ不動産(旧:東和不動産)、トヨタアルバルク東京」は、東京都江東区、トヨタのショールーム施設の「MEGA WEB(メガウェブ)」の跡地に、次世代アリーナを建設するとともに、「TOKYO A-ARENA PROJECT」を推進します。

 「トヨタ自動車、トヨタ不動産、トヨタアルバルク東京」の3社で協働して推進する「TOKYO A-ARENA PROJECT」において、2025年6月の竣工、秋の開業に向けた着工に際し、2023年7月19日に、「トヨタ不動産」は施主として「TOKYO A-ARENA(仮称)」の起工式を執り行いました。

● 新アリーナ名称を「TOYOTA ARENA TOKYO」に決定!
 「トヨタ自動車、トヨタ不動産、トヨタアルバルク東京」の3社で協働して推進する「TOKYO A-ARENA PROJECT」は、2025年秋開業予定のお台場エリア「江東区・青海」に新設するアリーナの施設名称につき、トヨタ自動車がアリーナのネーミングライツを取得し、「TOYOTA ARENA TOKYO」とすることに決定しました。

 引用資料 トヨタ不動産(PDF:2023/09/11)
 2025年秋開業予定、お台場エリア「青海」の新アリーナ施設名称を「TOYOTA ARENA TOKYO」に決定

 引用資料 公式ホームページ
 TOYOTA ARENA TOKYO

 トヨタ自動車男子バスケットボール部を母体とするプロバスケットボールBリーグの「アルバルク東京」の試合会場としても使用する予定ですが、バレーや卓球などの室内競技、アーバンスポーツ、パラスポーツ、eスポーツ等の舞台として、幅広くスポーツの魅力を発信する各種イベント等が開催できる「多機能アリーナ」として計画しています。

TOYOTA ARENA TOKYOの概要
◆ 計画名-(仮称)TOKYO A-ARENA
◆ 所在地-東京都江東区青海一丁目9番1号(地番)
◆ 交通-りんかい線「東京テレポート」駅、新交通ゆりかもめ「青海」駅
◆ 階数-地上6階、地下1階
◆ 高さ-約35m
◆ 敷地面積-約26,446㎡
◆ 建築面積-約16,631㎡
◆ 延床面積-約37,823㎡
◆ 構造-鉄骨造
◆基礎工法-杭基礎
◆ 用途-観覧場、スポーツ練習場
◆ 収容客数-約10,000人(メインアリーナ)
◆ 建築主-トヨタ不動産
◆ 設計者-(基本設計)日建設計、(実施設計)鹿島建設
◆ 施工者-鹿島建設
◆ 着工-2023年07月19日(起工式)
◆ 竣工-2025年06月30日予定
◆ 開業-2025年秋予定


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「アリーナロゴ」です(引用:トヨタ不動産)。


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「外観(近景)」です(引用:トヨタ不動産)。


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「鳥瞰(近景)」です(引用:トヨタ不動産)。


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「外観(夜・近景)」です(引用:トヨタ不動産)。


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「TOYOTA ARENA TOKYO(トヨタアリーナ東京)」の完成イメージです(引用:トヨタ不動産)。


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「TOYOTA ARENA TOKYO(トヨタアリーナ東京)」の完成イメージです(引用:トヨタ不動産)。


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「TOYOTA ARENA TOKYO(トヨタアリーナ東京)」の計画地です(引用:江東区議会)。


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「TOYOTA ARENA TOKYO(トヨタアリーナ東京)」の2024年6月7日の建設状況です。「有明アリーナ」で行われた乃木坂46「35thSGアンダーライブ」に行った友人に撮影してもらいました。


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「夢の大橋」から見た様子です。


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北東側から見た様子です。


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少し角度を変えて見た様子です。


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北側の「シンボルプロムナード公園」ら見た様子です。


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北西側の「夢の広場」ら見た様子です。


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西側の「CITY CIRCUIT TOKYO BAY(シティサーキット東京ベイ)」越しに見た様子です。


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南西側の東京臨海新交通臨海線(ゆりかもめ)「青海」駅の歩行者デッキから見た様子です。


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南西側から引いて見た様子です。


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「(仮称)TOKYO A-ARENA」の建築計画のお知らせです。


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「有明アリーナ」です。2024年6月7日(金)、6月8日(土)、6月9日(日)の3日間、乃木坂46「35thSGアンダーライブ」が行われました。


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ちなみに友人の推しは5期生の「小川彩(おがわあや)」です。



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2024年6月 9日 (日)

京浜急行「横須賀中央」駅より歩行者デッキで直結 地上33階、高さ約128m、延床面積約47,130㎡の「若松町1丁目地区第一種市街地再開発事業」

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-若松町1丁目地区第一種市街地再開発事業-

 神奈川県横須賀市の京浜急行横須賀中央駅前で再開発を計画する「若松町1丁目地区再開発準備組合」は、神奈川県知事に本組合設立の認可を2022年8月4日に申請しました。2022年10月28日には「若松町1丁目地区再開発組合」が設立されました。

 横須賀市・公式ホームページ
 若松町1丁目地区

 概要は、鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造、地上33階、塔屋1階、地下1階、高さ128.530m、延床面積約47,130㎡です。地下に駐車場、1階~4階に店舗など、5階に住宅共用室など、6階~10階にホテル、11階~33階に共同住宅を配置する計画です。住戸数は273戸となっています。

若松町1丁目地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-神奈川県横須賀市若松町一丁目内
◆ 交通-京浜急行電鉄本線「横須賀中央」駅より歩行者デッキで直結
◆ 階数-地上33階、塔屋1階、地下1階
◆ 高さ-最高部128.530m、建築物125.330m、軒高122,030m
◆ 敷地面積-約3,445㎡
◆ 建築面積-約3,005㎡
◆ 延床面積-約47,130㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 用途-共同住宅(11階~33階)、ホテル(6階~10階)住宅共用室など(5階)、店舗など(1階~4階)、駐車場(地下1階)
◆ 総戸数-273戸
◆ 建築主-若松町1丁目地区再開発組合
◆ 事業協力者-戸田建設
◆ 着工-2025年10月15日予定
◆ 竣工-2029年05月31日予定


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「断面図」です。


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高さは、最高部128.530m、建築物125.330m、軒高122,030mとなっています。


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「平面図」です。


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「位置図」です。


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「若松町1丁目地区第一種市街地再開発事業」の予定地です。


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若松町1丁目北地区

 手前が「若松町1丁目地区」です。「若松町1丁目地区」と再開発が完了した「ザ・タワー横須賀中央」の間には、雑居ビル群がありますが、この部分も「若松町1丁目北地区」として再開発が予定されています。


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ザ・タワー横須賀中央

 「大滝町2丁目地区市街地再開発事業」は、京浜急行「横須賀中央駅」近くにあった「西友横須賀店」の再開発プロジェクトです。地上38階、塔屋2階、地下2階、高さ約143mで、横須賀市で最も高い超高層ビルです。

 フロア構成は、1階~4階が店舗・オフィス、5階以上が297戸(販売総戸数253戸、事業協力者戸数44戸含む)の共同住宅になります。共同住宅部分の正式名称は「ザ・タワー横須賀中央」です。

 2015年11月17日に竣工しました。2016年4月3日には、下層階の大型商業施設「LIDRE(リドレ)横須賀」が、グランドオープンしました。

ザ・タワー横須賀中央の概要
◆ 計画名-大滝町2丁目地区第一種市街地再開発事業施設建築物等建設工事
◆ 所在地-神奈川県横須賀市大滝町二丁目6番(地番)
◆ 交通-京浜急行電鉄本線「横須賀中央」駅より徒歩3分
◆ 階数-地上38階、塔屋2階、地下2階
◆ 高さ-最高部約143m
◆ 敷地面積-6,103.28㎡(開発総面積)、3,997.53㎡(敷地面積)
◆ 建築面積-3,327.24㎡
◆ 延床面積-49,969.70㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 地震対策-制震構造(摩擦ダンパーを3階~33階に設置、粘性制震装置を1階・2階に設置) 
◆ 用途-共同住宅(5階~38階)、店舗・オフィス(1階~4階)
◆ 総戸数-297戸(販売総戸数253戸、事業協力者戸数44戸含む)
◆ 建築主-大滝町2丁目地区市街地再開発組合(売主 京浜急行電鉄、大和ハウス工業)
◆ 設計者・監理者-INA新建築研究所 
◆ 施工者-浅沼組
◆ 解体-2012年06月01日~2013年03月31日
◆ 着工-2013年04月01日
◆ 竣工-2015年11月17日
◆ 入居開始-2015年11月下旬、2016年04月03日(LIDRE横須賀グランドオープン)



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2024年6月 8日 (土)

地上29階、高さ約171mの「虎ノ門一丁目東地区第一種市街地再開発事業」 NTTコミュニケーションズと「スマートビル化プロジェクト」が始動!

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- 虎ノ門一丁目東地区第一種市街地再開発事業-

 「虎ノ門一丁目東地区第一種市街地再開発事業」は、竣工した「東京虎ノ門グローバルスクエア」の東側、東京メトロ銀座線虎ノ門駅の直上部に当たる「虎ノ門一丁目東地区」を対象に、地権者らが再開発準備組合を設立し、事業化を目指しています。ブロック内を東西に2本の道路が走る三つの街区を対象とします。

 中央日本土地建物グループの子会社である「日本土地建物」が、「独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)」および「住友不動産」ともに事業推進パートナーとして参画しています。

 「東京都」は、「虎ノ門一丁目東地区市街地再開発組合」の設立を2022年6月24日に認可しました。土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新を図り、銀座線虎ノ門駅と一体となった広場や歩行者通路の整備、産学官連携のビジネス創出・交流機能の整備等により、交通結節機能の拡充と災害時支援機能の強化、国際ビジネス交流拠点の形成を図ります。

 「虎ノ門一丁目東地区市街地再開発組合」と「中央日本土地建物、独立行政法人都市再生機構、住友不動産」の参加組合員3者は「虎ノ門一丁目東地区第一種市街地再開発事業」の起工式を2024年1月22日に執り行い、着工しました。

 引用資料 中央日本土地建物グループ(2024/01/22)
 「虎ノ門一丁目東地区第一種市街地再開発事業」着工

● 「スマートビル化プロジェクト」が始動!
 「虎ノ門一丁目東地区市街地再開発組合」と「NTTコミュニケーションズ」は、2027年竣工予定の「虎ノ門一丁目東地区第一種市街地再開発事業」におけるスマートビル化実現に向けた検討を開始します。

 引用資料 中央日本土地建物(2024/06/05)
 虎ノ門一丁目東地区第一種市街地再開発事業における「スマートビル化プロジェクト」が始動

虎ノ門一丁目東地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 計画名-虎ノ門一丁目東地区第一種市街地再開発事業 施設建築物
◆ 所在地-東京都港区虎ノ門一丁目1000番
◆ 交通-東京メトロ銀座線「虎ノ門」駅直結、東京メトロ日比谷線「虎ノ門ヒルズ」駅
◆ 階数-地上29階、地下4階
◆ 高さ-171.31m
◆ 敷地面積-6,397.27㎡
◆ 建築面積-5,201.66㎡
◆ 延床面積-119,886.17㎡
◆ 構造-鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-パイルド・ラフト基礎(原則として建物全重量を直接基礎で支持、沈下防止の為に杭基礎にも鉛直力を負担)
◆ 用途-オフィス、店舗、集会場、共同住宅、自動車車庫
◆ 建築主-虎ノ門一丁目東地区市街地再開発組合(参加組合員 中央日本土地建物、独立行政法人都市再生機構、住友不動産)
◆ 設計者-日本設計
◆ 施工者-戸田・西松建設共同企業体(戸田建設、西松建設JV)
◆ 解体工事-2023年05月12日~2024年06月30日予定
◆ 着工-2024年01月22日(起工式)
◆ 竣工-2027年06月15日予定


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「イメージ図」です。

 「虎ノ門一丁目東地区第一種市街地再開発事業」は、国家戦略特別区域計画の特定事業に指定された再開発事業で、約1.1haの計画区域内に、延床面積約12万㎡の「駅と一体となった国際的なビジネス交流拠点」を整備します。「INCLUSIVE GATE」をコンセプトに、虎ノ門に様々な出会いと新しい閃きを生み出す次世代型ワークプレイスと共創の場を創出し、人・情報・技術を世界へと発信していきます。


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「完成イメージ」です(引用:港区)。


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「都道301号線(愛宕下通り)越し(街区東側)からの鳥瞰イメージ」です(引用:港区)。


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「区道1011号線に面した広場の整備イメージ」です(引用:港区)。


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「1階パサージュ」です(引用:中央日本土地建物)。


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「計画建築物立面図(北側)」です(引用:港区)。


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「計画建築物立面図(東側)」です(引用:港区)。


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「計画建築物立面図(南側)」です(引用:港区)。


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「計画建築物立面図(西側)」です(引用:港区)。


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「計画建築物断面図(南北断面)」です。工事は「逆打工法」で行われます。1階床を地下工事に先行して施工します。「逆打工法」の採用により、地下躯体工事と並行して、地上躯体工事を施工します(引用:港区)。


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「1階平面図」です(引用:港区)。


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「地下1階平面図」です(引用:港区)。


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「計画建築物配置計画図」です。西隣は先に竣工した虎ノ門駅前地区第一種市街地再開発事の「東京虎ノ門グローバルスクエア」です(引用:港区)。


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「計画地位置図(広域)」です(引用:港区)。


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「虎ノ門一丁目東地区第一種市街地再開発事業 施設建築物」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。



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2024年6月 7日 (金)

成田空港の更なる機能強化 「B滑走路」を3,500mに延伸 「C滑走路(3,500m)を新設 構想中の「第4ターミナル(T4)」のイメージを発表!

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-成田空港の更なる機能強化-
 「成田国際空港会社(NAA)」は、3,500mの「C滑走路」の新設、2,500mの「B滑走路」を1,000m北側延伸などを計画しています。現在の空港区域の面積は約1,400haです。50万回の発着容量に対応するため、空港の敷地を新たに約1,000ha拡張することが必要となります。既存区域と合わせて約2,400haとなります。道路整備など関連工事の区域の約200haも含めると、空港敷地の面積は約2,600haとなります。

 引用資料 成田国際空港株式会社(2024/04)
 成田空港の更なる機能強化 滑走路整備計画の概要について

● 構想中の第4ターミナル(T4)のイメージを発表!
 「成田国際空港会社(NAA)」は2024年6月6日に、成田空港のさらなる機能強化に向けた「『新しい成田空港』構想検討会」の第9回を東京都内で開催しました。その中で、新旅客ターミナルと新貨物地区の配置イメージも明らかにしました。

 引用資料 トラベル Watch(2024/06/06)
 成田空港が構想中の第4ターミナル(T4)のイメージを発表

 旅客施設・貨物施設などを含めた事業費は8,000億円を想定しています。新ターミナル(T4)は2030年代前半に東部分を共用開始し、残りの西側部分も順次施工を進めて共用を開始していく予定です。


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「滑走路工事計画の概要」です。


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「B滑走路地区(空港整備計画)」です。東側の「B滑走路」を北側に延長2,500mから3,500m(幅員60m)に延伸します。「東関東自動車道」を超えて更に北側に伸びます。大規模に「盛土」と「切土」を行うので、雨水対策として大規模な「調整池」を整備します。


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B滑走路の「滑走路縦断図」です。

● 東関東自動車道の上に滑走路を延伸!
 現在のB滑走路付近の「東関東自動車道」は、「切土構造」で道路全体が地上に露出しています。新たに大規模な「地下函体構造物」のトンネルを構築し、その上を「盛土」で埋めてB滑走路を延伸します。

● 北総VOR/DMEも移転!
 現在のB滑走路の北側(16L)の「進入灯」の延長上に「北総VOR/DME」がありますが、B滑走路が延伸されると「北総VOR/DME」を移転する必要があります。

 「VOR(VHF Omnidirectional Range):超短波全方向式無線標識」は、放射状に広がる方位信号を発信する地上無線局のことです。航空機がどの方向にいるかを知ることが出来ます。
 「DME(Distance Measuring Equipment):距離情報提供装置」は、航空機と地上局との距離を測定する事が出来ます。多くの場合「VOR」と「DME」は併設されています。


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B滑走路の「滑走路横断図」です。「B滑走路」は幅員60mなので、延伸部分も幅員60mとなります。B滑走路の延伸予定地をGoogleマップの衛星写真で見てもあまり高低差が分かりませんが、実際は物凄い高低差があり、大規模な「盛土」を行う事が分かります。


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「B滑走路地区(付替・補償道路計画)」です。


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「今後の工事の進め方(B滑走路地区)」です。


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「C滑走路地区(空港整備計画)」です。東側の「B滑走路」を南側に延長3,500m(幅員45m)の「C滑走路」を新設します。「誘導路」は北側の一部にしか整備しません。そのため「C滑走路」の運用は、南側からの着陸と北側からの離陸となります。

 万一のために滑走路南端に航空機がUターン出来るスペースを設けています。Uターンした航空機は滑走路を誘導路として使用して北側に移動する事になります。「C滑走路」の東側にはかなりのスペースがあるので、将来的には「C滑走路」の運用が軌道に乗るとの「誘導路」を整備すると思われます。

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C滑走路の「縦断計画図」です。

● 滑走路縦断はV字型
 滑走路は、両端や中央の標高がほぼ同じの場合が多いですが、C滑走路の 滑走路縦断は「V字型」となっています。北端が標高約33m、中央が標高約20m、南端が標高約27mです。最大約13mの高低差があります。

 「C滑走路」の建設予定地は、高低差がある丘陵や沢です。C滑走路を水平にするには、膨大な「盛土」と「切土」が発生します。建設費が莫大になるので、現状の地形を生かし、盛土と切土を最小限にした「V字型」としました。


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C滑走路の「横断計画図」です。

● 滑走路幅員45m
 既存の大規模な空港では、大型航空機の就航や航空機が滑走路から逸脱する可能性をより少なくすることを目的として、滑走路の幅員を60mとしていました。そのため成田空港の「A滑走路」と「B滑走路」は、幅員60mです。

 滑走路の幅(最小値)に関するICAO(国際民間航空機関)基準が、最大幅60m以上を45m以上に改正されました。そのため世界最大の旅客機「エアバスA380」の離着陸も滑走路幅員45mで可能になりました。滑走路幅員を45mにすることで大幅に建設コストを抑える事が出来ます。


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「C滑走路地区(付替・補償道路計画)」です。


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「今後の工事の進め方(C滑走路地区)」です。



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2024年6月 6日 (木)

JR田町駅前 「森永プラザビル」の建替え 地上23階、高さ約125mの「田町駅西口駅前地区開発事業」 環境影響調査書案の縦覧!

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田町駅西口駅前地区開発事業
 「森永製菓」と「森永乳業」とは兄弟会社の関係で、「モリナガグループ」を形成しています。森永製菓と森永乳業は、共に「森永プラザビル」に本社を構えています。

 「森永乳業」は、2022年5月13日開催の取締役会において、「森永乳業」の本社が入居する「森永プラザビル(東京都港区芝五丁目33番1号)」の建替えについて、決定しました。

 「森永乳業、三井不動産、JR東日本」が事業主体となる田町駅西口駅前地区の開発計画について、国家戦略特別区域会議のもとに設置された東京都都市再生分科会が開催され、計画に関する都市計画手続きが開始されました。

 引用資料 内閣府(PDF:2023/08/25)
 都市再生特別地区(田町駅西口駅前地区)都市計画(素案)の概要

 「森永乳業」は、2024年3月11日に、「森永製菓」が、2024年3月18日に本社移転しました。現在は「森永プラザビル」の解体工事が行われています。解体工事の工期は、2024年4月~2025年9月(予定)となっています。

● 環境影響調査書案の縦覧!
 港区環境影響調査実施要綱に基づく環境影響調査書案の縦覧【田町駅西口駅前地区開発事業】が行われています。
縦覧期間は、2024年6月1日(土)~7月1日(月)までです。

 引用資料 港区・公式HP(2024/06/01)
 港区環境影響調査実施要綱に基づく環境影響調査書案の縦覧【田町駅西口駅前地区開発事業】

 概要は、地上23階、地下2階、高さ約125m、敷地面積約6,615㎡、延床面積約98,600㎡です。オフィス、店舗、産業支援施設などで構成します。2024年度に解体工事、2025年度に新築工事に着手、新施設は2028年度に竣工、2033年度の全体完成を予定しています。

田町駅西口駅前地区開発事業の概要
◆ 所在地-東京都港区芝五丁目33番1号
◆ 交通-JR山手線・京浜東北線「田町」駅徒歩1分、都営地下鉄三田線・浅草線「三田」駅徒歩1分
◆ 階数-途上23階、地下2階
◆ 高さ-最高部約125m
◆ 敷地面積-約6,615㎡
◆ 延床面積-約98,600㎡
◆ 用途-オフィス、店舗、産業支援施設、駐車場等
◆ 建築主-森永乳業、三井不動産、JR東日本
◆ 本社移転-2024年03月11日定(森永乳業)、2024年03月18日定(森永製菓)
◆ 解体工事-2024年04月~2025年09月予定
◆ 着工-2025年度予定

◆ 竣工-2028年度予定(新施設)、2033年度予定(全体完成)


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「立体的な緑化のイメージ(引用:港区)。


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「駅前デッキ広場等の空間イメージ」です(引用:内閣府)。


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「駅前デッキ広場等の空間イメージ」です(引用:内閣府)。


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「立面図(北立面図)」です(引用:港区)。


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「立面図(東立面図)」です(引用:港区)。


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「立面図(南立面図)」です(引用:港区)。


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「立面図(西立面図)」です(引用:港区)。


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「断面図」です(引用:港区)。


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  「断面図」です(引用:港区)。


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「配置計画図」です(引用:港区)。


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「配置図」です(引用:内閣府)。


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「位置図」です(引用:内閣府)。



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2024年6月 5日 (水)

東急東横線・東京メトロ日比谷線「中目黒」駅の隣接地 高さ約160mの「(仮称)目黒駅前地区第一種市街地再開発事業」 計画概要案を公開!

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-(仮称)目黒駅前地区第一種市街地再開発事業-は
 
目黒区の「中目黒駅前北地区市街地再開発準備組合」は、「(仮称)目黒駅前地区第一種市街地再開発事業」の計画概要をまとめました。「中目黒駅前北地区市街地再開発準備組合」の公式ホームページで資料が公開されました。

 中目黒駅前北地区市街地再開発準備組合 公式HP
 中目黒駅前北地区市街地再開発事業

 「(仮称)目黒駅前地区第一種市街地再開発事業」の概要は、高さ約160m、延床面積約44,000㎡です。用途は「共同住宅、店舗」となっています。事業協力者として「丸紅都市開発、東急」が参画しています。

(仮称)目黒駅前地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-東京都目黒区上目黒一丁目21、20
◆ 交通-東急東横線「中目黒」駅、東京メトロ日比谷線「中目黒」駅
◆ 高さ-約160m
◆ 敷地面積-約3,660㎡
◆ 建築面積-約2,560㎡
◆ 延床面積-約44,000㎡
◆ 用途-共同住宅、店舗
◆ 建築主-中目黒駅前北地区市街地再開発準備組合
◆ 事業協力者-丸紅都市開発、東急
◆ 事業コンサルタント-日本設計


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「整備のイメージ(目黒川沿いの広場のイメージ)」です。


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「断面イメージ(南北方向)」です。


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「整備イメージ図」です。


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「区域図」です。


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「(仮称)目黒駅前地区第一種市街地再開発事業」の建設予定地です。東急東横線・東京メトロ日比谷線「中目黒」駅のすぐ近くです。近くには「中目黒アトラスタワー」や「中目黒ゲートタウン」が建っています。



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2024年6月 4日 (火)

千代田区 JR飯田橋駅西口再開発の第五弾 高さ約130mの「富士見二丁目3番地区第一種市街地再開発事業」 事業計画書を公表!

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-JR飯田橋駅周辺-

 少し前までは、再開発とはあまり縁が無かったJR飯田橋駅周辺ですが、JR中央線および地下鉄4線(東西線、有楽町線、南北線、大江戸線)が交差する鉄道交通の要衝としての利便性が注目され盛んに再開発が行われるようになりました。
 
 第一弾として2009年3月に「飯田橋プラーノ」が竣工しました。「飯田橋プラーノ」は、地上38階、地下2階、総戸数414戸の超高層タワーマンション「プラウドタワー千代田富士見」と地上17階、地下2階のオフィスビル「ステージビルディング」で構成されています。

 第二弾として超高層ツインタワー「飯田橋サクラパーク」が建設され、2014年10月10日にグランドオープンしました。地上30階、地下2階のオフィスビル「飯田橋グラン・ブルーム」と地上40階、地下2階、総戸数505戸の超高層タワーマンション「パークコート千代田富士見ザ タワー」で構成されています。

 第三弾として地上26階、高さ約130mの「飯田橋駅東地区第一種市街地再開発事業」、第四弾として高さ約150mと高さ約100mの超高層ツインタワー「飯田橋駅中央地区市街地再開事業」が計画されています。

 第五弾として「飯田橋プラーノ」と「飯田橋サクラパーク」の間に挟まれた早稲田通り北側に「富士見二丁目3番地区第一種市街地再開発事業」が計画されています。街区内には「日本歯科大学附属病院」などが立地していますが、街区内から「日本歯科大学附属病院」を除いた部分が「富士見二丁目3番地区第一種市街地再開発事業」の予定地となります。

● 富士見二丁目3番地区第一種市街地再開発事業
 「千代田区」は2024年5月31日に、「富士見二丁目3番地区市街地再開発準備組合」が本組合の設立申請に伴い、東京都に提出していた事業計画書を公表しました。

 建設通信新聞(2024/06/03)
 富士見二丁目3番地再開発/飯田橋駅西に4.6万㎡施設/工事費は304億、26年着工

 日刊建設工業新聞(2024/06/03)
 富士見二丁目3番地区再開発(東京都千代田区)/事業費448億円、26年度着工

 引用資料 東京都都市整備局・公式HP
 富士見二丁目3番地区第一種市街地再開発事業

 敷地は約4,100㎡の「A敷地」と約180㎡の「B敷地」の2地区に分け1棟ずつ再開発ビルを整備します。「A敷地」には、地上21階、地下2階、高さ約130m、延床面積約45,000㎡の再開発ビルを建設し、オフィス、地域コミュニティー施設や子育て支援施設、共同住宅などを整備します。「B敷地」には、地上6階、地下2階、延床面積約1,200㎡のオフィスビルを建設します。

 「富士見二丁目3番地区第一種市街地再開発事業」の総事業費は448億54百万円(内建築工事費は304億25百万円)と見積もっています。建築工事は2026年度に着工し、2029年度の完成を目指します。


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「断面構成イメージ」です。

 引用資料 千代田区・公式HP(PDF)
 富士見二丁目3番地区のまちづくりについて


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「整備イメージ」です。


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「整備方針図」です。


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「施行区域図」です。街区内から「日本歯科大学附属病院」を除いた部分が「富士見二丁目3番地区第一種市街地再開発事業」の予定地となります。


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赤線部分が「富士見二丁目3番地区第一種市街地再開発事業」の予定地です。


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「富士見二丁目3番地区周辺の状況」です。



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2024年6月 3日 (月)

さいたま市 「住宅棟+オフィス棟」の複合ビル 地上27階、高さ約105mの「大宮駅西口第3-A・D地区第一種市街地再開発事業」 再開発の予定地

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-大宮駅西口第3-A・D地区-

 大宮駅周辺地域は、「大宮駅周辺地域戦略ビジョン」により、東日本の玄関口としてさいたま市の「顔」にふさわしい地域にしていくことが位置づけられています。

 「大宮駅西口第三地区」は、大宮駅の至近にありながら、これまで面的な都市基盤整備は実施されず、土地利用や防災、交通などの課題をかかえており、今後、大宮駅周辺地域の将来像の実現に向けた都市づくりを推進するため、「大宮駅西口第三地区まちづくり方針」を策定しました。大宮駅西口第三地区は、「A、B、C、D、E 」の5ブロックに区分されています。

 「A地区」と「D地区」は一体的に再開発を行います。施設建築物及び道路等の公共施設を一体的に整備することで、「にぎわいのある、安心・安全なまち」の実現を目指します。

 「大宮駅西口第3-A・D地区市街地再開発準備組合」は、2020年8月4日付で「東京建物、日本土地建物、大和ハウス工業」を「大宮駅西口第3-A・D地区第一種市街地再開発事業」における参加組合員予定者に決定しました。

 「東京建物」と「中央日本土地建物、大和ハウス工業」は、参加組合員予定者として「大宮駅西口第3-A・D地区市街地再開発準備組合」と共に「大宮駅西口第3-A・D地区第一種市街地再開発事業」を推進していますが、さいたま市より組合設立の認可を受け、組合総会を経て市街地再開発組合が設立されました。

 引用資料 東京建物(PDF:2022/04/28)
 大宮駅西口3A・D地区市街地再開発組合」設立のお知らせ

 引用資料 さいたま市・公式ホームページ
 大宮駅西口第3-A・D地区第一種市街地再開発事業

 計画地は、数多くの再開発が予定されている関東最大級のターミナル駅「大宮」駅西口より徒歩5分圏内に位置し、交通・生活利便性の高いエリアです。大宮の新たな顔となる商業・オフィス・共同住宅の複合施設を整備し、地域の魅力向上に貢献します。 

大宮駅西口第3-A・D地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-埼玉県さいたま市大宮区桜木町二丁目地内
◆ 交通-JR「大宮」駅徒歩5分
◆ 階数-(住宅棟)地上27階、塔屋1階、地下2階、(オフィス棟)地上21階、塔屋1階、地下2階
◆ 高さ-(住宅棟)最高部105,400m、建築物99.850m、(オフィス棟)最高部104.080m
◆ 施行区域面積-約15,000㎡
◆ 敷地面積-約9,500㎡
◆ 建築面積-約6,195㎡
◆ 延床面積-約85,136㎡(容積対象面積約61,743㎡)
◆ 構造-鉄骨造、鉄筋コンクリート造
◆ 用途-共同住宅、店舗、オフィス、駐車場等
◆ 総戸数-約230戸
◆ 建築主-大宮駅西口第3-A・D地区市街地再開発組合(参加組合員予定者 東京建物、日本土地建物、大和ハウス工業)
◆ 総合コンサルタント-佐藤総合計画
◆ 事業協力者-清水建設
◆ 着工-2025年06月頃予定
◆ 竣工-2029年頃予定


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「1F 商業通路イメージ(まちなかガレリア)」です(引用:東京建物)。


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「2F 商業吹き抜けイメージ」です(引用:東京建物)。


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「立面図」です。「住宅棟+オフィス棟」の複合ビルになります(引用:さいたま市)。


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「北側立面図」です(引用:さいたま市)。


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「南側立面図」です(引用:さいたま市)。


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「断面構成図」です。最高部の高さは、「住宅棟」が99.850m+5.550=105,400m、「オフィス棟」が104.080mのようです(引用:さいたま市)。


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「配置図」です(引用:さいたま市)。


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「敷地イメージ図」です(引用:東京建物)。


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「位置図」です(引用:東京建物)。


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北側の通りです。


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北西角です。


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南東側です。


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更に南東側です。


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更に南東側です。


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更に南東側です。



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2024年6月 2日 (日)

アメリカの半導体大手「エヌビディア(NVIDIA)」 驚異的な好決算が続く 第2四半期から新型AI半導体「Blackwell」生産出荷開始!

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-エヌビデア(NVIDIA)-
 「椎名林檎」はPerfumeの「のっち(大本彩乃)」が20年来の推しで、猛烈なアプローチにより5月29日にリリースしたニューアルバムが実現した。と聞いて驚きました。「Perfume」のファンなのでちょっと嬉しいです。

 アメリカの半導体大手「エヌビディア(NVIDIA)」の本社所在地は「2788 San Tomas Expressway Santa Clara, CA 95051 USA」です。「シリコンバレー」のど真ん中であるカリフォルニア州サンタクララにあります。「ノーマン・Y・ミネタ・サンノゼ国際空港」のすぐ西側です。「アップル」の本社とも比較的近いです(Googleマップの衛星写真を引用)。

 「エヌビディア」は、超絶に凄い好決算が続いているので株価が急騰して、アメリカ企業での時価総額は、「アルファベット(Googleの持ち株会社)や「アマゾン・ドット・コム」を抜き、「マイクロソフト」、「アップル」に次ぐ3位まで急上昇しています。

 「エヌビディア」が得意とする「GPU(Graphics Processing Unit)」は、画像処理に特化した演算装置あるいはプロセッサです。最近は、生成AIのプロセッサとして注目されています。生成AIは文章や画像などを生成できる技術で、「ChatGPT(チャットGPT)」などの話題の技術の基礎となっています。

 元々「GPU」は、ゲーミング市場が中心でしたが、今は「データセンター」向けが圧倒的に多いです。「データセンター」のサーバーに大量の「GPU」が採用されています。

● 第2四半期から新型AI半導体「Blackwell」生産出荷開始!
 成長を牽引するのが超高性能GPU「H100」です。エヌビディアはファブレス企業(自社で製造せず、半導体の開発・設計に特化)です。「H100」は、台湾の「TSMC」の4ナノラインで製造されています。

 第2四半期(2024年5月~7月)には、更に高性能な「H200」と新型AI半導体「Blackwell」の生産出荷開始予定です。次世代の主力である「Blackwell」は、研究開発費が約100億ドル(日本円で約1兆5000億円)と言われています。

 ちなみに「H100」は800億トランジスタですが、「Blackwell」は2080億トランジスタです。台湾の「TSMC」の4ナノラインで製造されます。「Blackwell」は、研究開発費も性能も桁違いて、もはや他社は追従不可能な異次元レベルの「超高性能GPU」です。

 エヌビディア 公式ホームページ
   NVIDIA Blackwell アーキテクチャ 新たな産業革命のエンジン



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エヌビディアの連結決算
 「エヌビディア」は、1993年4月5日に設立されました。設立から約31年で、「(1)マイクロソフト、(2)アップル」に次ぐ時価総額を誇る超優良企業に成長しました。2024年5月31日の終値時点での時価総額は2,696,790,025.00千ドルです。1$=157円と仮定して約423兆円です。凄すぎる・・・

エヌビディアの連結決算(売上高/営業利益) 
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2011年1月     3,543,309千ドル      255,747千ドル
2012年1月     3,997,930千ドル      648,299千ドル
2013年1月     4,280,159千ドル      648,239千ドル
2014年1月     4,130,162千ドル      496,227千ドル
2015年1月     4,681,507千ドル      758,989千ドル
2016年1月     5,010,000千ドル      747,000千ドル
2017年1月     6,910,000千ドル    1,934,000千ドル  
2018年1月     9,714,000千ドル    3,210,000千ドル
2019年1月   11,716,000千ドル    3,896,000千ドル
2020年1月   10,918,000千ドル    2,846,000千ドル
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2021年1月   16,675,000千ドル    4,532,000千ドル
2022年1月   26,914,000千ドル   10,041,000千ドル
2023年1月   26,974,000千ドル    4,224,000千ドル 
2024年1月   60,922,000千ドル  32,972,000千ドル

2024年1月期の各四半期別の(売上高/営業利益)
第1四半期(02月~04月)     71.92億ドル     21.40億ドル
第2四半期(05月~07月)   135.07億ドル     68.00億ドル
第3四半期(08月~10月)   181.20億ドル   104.17億ドル
第4四半期(11月~01月)   221.03億ドル   136.15億ドル

2025年1月期の各四半期別の(売上高/営業利益)

第1四半期(02月~04月)   260.44億ドル   169.09億ドル
第2四半期(05月~07月)   280.00億ドル   169.00億ドル(予想)
第3四半期(08月~10月)   
第4四半期(11月~01月)

インテルの連結決算(売上高/営業利益)
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2010年12月   43,623,000千ドル   15,588,000千ドル
-----------------------------------------
2011年12月   53,999,000千ドル   17,477,000千ドル
2012年12月   53,341,000千ドル   14,638,000千ドル
2013年12月   52,708,000千ドル   12,291,000千ドル
2014年12月   55,870,000千ドル   15,347,000千ドル
2015年12月   55,355,000千ドル   14,002,000千ドル
2016年12月   59,387,000千ドル   12,874,000千ドル
2017年12月   62,761,000千ドル   17,936,000千ドル
2018年12月   70,848,000千ドル   23,316,000千ドル
2019年12月   71,965,000千ドル   22,035,000千ドル
2020年12月   77,867,000千ドル   23,678,000千ドル
-----------------------------------------
2021年12月   79,024,000千ドル   19,456,000千ドル
2022年12月   63,054,000千ドル     2,334,000千ドル
2023年12月   54,228,000千ドル         93,000千ドル

 圧倒的王者だった「インテル」を「エヌビディア」が一気に抜き去りました。凄い企業が誕生して、逆転が起きるのがアメリカの凄いところですね。アメリカ企業のライバルはアメリカ企業、他国は手も足も出ない状況になりつつあります。



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2024年6月 1日 (土)

船橋市 東葉高速線の東海神駅と飯山満駅の中間に「新駅」を整備 新駅イメージ図を公開 2029年3月の開業を目指す!

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-海老川上流地区のまちづくり-

 海老川上流地区は、「船橋市」の中央部、中心市街地の近くに位置しています。地区内には「東葉高速線」が東西に走り、海老川が南北に流れる自然環境の豊かな地区(市街化調整区域)でもあります。

 「海老川上流地区」は、昭和30年代に農業環境整備を目的に土地改良事業が実施されましたが、現在は休耕地が目立ち、資材置き場や作業場も点在しているほか、幹線道路沿いには沿道サービス施設が立地しており、一部では小規模な宅地開発(戸建て住宅)、墓地の造成が行われています。

 「東葉高速線」は、千葉県船橋市の西船橋駅と千葉県八千代市の東葉勝田台駅を結ぶ「東葉高速鉄道」が運営する鉄道路線です。ほぼすべての列車が西船橋から東京メトロ東西線と相互直通運転しています。1996年4月27日に開通しました。海老川上流地区に「東葉高速線」の新駅を誘致しています。新駅は東葉高速線の東海神駅~飯山満駅間の海老川上流地区内に設置される予定です。

● 東葉高速線の東海神駅と飯山満駅間の新駅
 「東葉高速鉄道」と「船橋市」は2024年4月8日に、新駅整備工事の施行に関する基本協定を締結しました。概算工事費は71億4334万5500円です。請願駅のため工事費は船橋市が負担します。高架となっている既存線路の南北に、上り線と下り線のホームを構築します。10両編成に対応したホーム長とします。

 「東葉高速鉄道」は、東葉高速線東海神駅~飯山満駅間で船橋市海老川上流地区に計画する新駅の工事施工者選定指名競争入札を、2024年秋にも公告します。2024年度内に着工し、2028年度途中の完成、2029年3月の開業を目指します。

 引用資料 船橋市・公式HP(2024/05/29)
 東葉高速線の新駅整備について(海老川上流地区)

 建設通信新聞(公式ブログ:2024/05/30)
 【東葉高速鉄道の新駅】秋にも指名競争/工事費71億、28年度末開業


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「改札外コンコースから改札内コンコースを望む」です。


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「新駅の位置」です。東葉高速線の東海神駅と飯山満駅の中間に整備します。


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「スケジュール」です。


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船橋市立医療センターの移転
 船橋市の総人口は648,194人(2024年5月1日時点の推計人口)ですが、「船橋市立医療センター」は、救急医療を主体とする急性期医療及び高度医療を提供するための総合診療機能を有する船橋地域の中核病院となっています。船橋市は、船橋市金杉一丁目にある「船橋市立医療センター」を東葉高速線の新駅の北側に移転して建て替える計画です。

 「船橋市」は、移転建て替えする「市立医療センター」の実施設計を2024年4月30日に公開しました。概算整備事業費は723.2億円を見込みます。建設地は海老川上流地区土地区画整理事業区域内です。

 引用資料 船橋市立医療センター移転(2024/04/30)
 実施設計の概要

船橋市立医療センター建替工事の概要
◆ 所在地-千葉県船橋市高根町(土地区画整理事業地区内)
◆ 交通-東葉高速鉄道の新駅(東海神駅~飯山満駅間に新駅を設置予定)
◆ 階数-(病院棟)地上7階、塔屋2階、地下0階
◆ 高さ-(病院棟)33.588m
◆ 敷地面積-(施設全体)44,674.66㎡
◆ 建築面積-(施設全体)15,600.13㎡、(病院棟)12,575.64㎡
◆ 延床面積-(施設全体)66,276.22㎡、(病院棟)53,373.92㎡
◆ 構造-(病院棟)鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造 
◆ 地震対策-(病院棟)免震構造<球面滑り支承、オイルダンパー>
◆ 用途-病院、保育所 等
◆ 病床数-493床(精神病床稼働後500床)
◆ 建築主-船橋市
◆ 設計者-(基本・実施設計)日建設計
◆ 着工-2024年10月予定
◆ 竣工-2027年11月末予定
◆ 概算整備事業費-723.2億円


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「配置図」です。


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「新しいまち動線イメージ」です。


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「広域配置図」です。



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