アメリカの半導体大手「エヌビディア(NVIDIA)」 驚異的な好決算が続く 第2四半期から新型AI半導体「Blackwell」生産出荷開始!
-エヌビデア(NVIDIA)-
「椎名林檎」はPerfumeの「のっち(大本彩乃)」が20年来の推しで、猛烈なアプローチにより5月29日にリリースしたニューアルバムが実現した。と聞いて驚きました。「Perfume」のファンなのでちょっと嬉しいです。
アメリカの半導体大手「エヌビディア(NVIDIA)」の本社所在地は「2788 San Tomas Expressway Santa Clara, CA 95051 USA」です。「シリコンバレー」のど真ん中であるカリフォルニア州サンタクララにあります。「ノーマン・Y・ミネタ・サンノゼ国際空港」のすぐ西側です。「アップル」の本社とも比較的近いです(Googleマップの衛星写真を引用)。
「エヌビディア」は、超絶に凄い好決算が続いているので株価が急騰して、アメリカ企業での時価総額は、「アルファベット(Googleの持ち株会社)や「アマゾン・ドット・コム」を抜き、「マイクロソフト」、「アップル」に次ぐ3位まで急上昇しています。
「エヌビディア」が得意とする「GPU(Graphics Processing Unit)」は、画像処理に特化した演算装置あるいはプロセッサです。最近は、生成AIのプロセッサとして注目されています。生成AIは文章や画像などを生成できる技術で、「ChatGPT(チャットGPT)」などの話題の技術の基礎となっています。
元々「GPU」は、ゲーミング市場が中心でしたが、今は「データセンター」向けが圧倒的に多いです。「データセンター」のサーバーに大量の「GPU」が採用されています。
● 第2四半期から新型AI半導体「Blackwell」生産出荷開始!
成長を牽引するのが超高性能GPU「H100」です。エヌビディアはファブレス企業(自社で製造せず、半導体の開発・設計に特化)です。「H100」は、台湾の「TSMC」の4ナノラインで製造されています。
第2四半期(2024年5月~7月)には、更に高性能な「H200」と新型AI半導体「Blackwell」の生産出荷開始予定です。次世代の主力である「Blackwell」は、研究開発費が約100億ドル(日本円で約1兆5000億円)と言われています。
ちなみに「H100」は800億トランジスタですが、「Blackwell」は2080億トランジスタです。台湾の「TSMC」の4ナノラインで製造されます。「Blackwell」は、研究開発費も性能も桁違いて、もはや他社は追従不可能な異次元レベルの「超高性能GPU」です。
エヌビディア 公式ホームページ
NVIDIA Blackwell アーキテクチャ 新たな産業革命のエンジン
エヌビディアの連結決算
「エヌビディア」は、1993年4月5日に設立されました。設立から約31年で、「(1)マイクロソフト、(2)アップル」に次ぐ時価総額を誇る超優良企業に成長しました。2024年5月31日の終値時点での時価総額は2,696,790,025.00千ドルです。1$=157円と仮定して約423兆円です。凄すぎる・・・
エヌビディアの連結決算(売上高/営業利益)
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2011年1月 3,543,309千ドル 255,747千ドル
2012年1月 3,997,930千ドル 648,299千ドル
2013年1月 4,280,159千ドル 648,239千ドル
2014年1月 4,130,162千ドル 496,227千ドル
2015年1月 4,681,507千ドル 758,989千ドル
2016年1月 5,010,000千ドル 747,000千ドル
2017年1月 6,910,000千ドル 1,934,000千ドル
2018年1月 9,714,000千ドル 3,210,000千ドル
2019年1月 11,716,000千ドル 3,896,000千ドル
2020年1月 10,918,000千ドル 2,846,000千ドル
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2021年1月 16,675,000千ドル 4,532,000千ドル
2022年1月 26,914,000千ドル 10,041,000千ドル
2023年1月 26,974,000千ドル 4,224,000千ドル
2024年1月 60,922,000千ドル 32,972,000千ドル
2024年1月期の各四半期別の(売上高/営業利益)
第1四半期(02月~04月) 71.92億ドル 21.40億ドル
第2四半期(05月~07月) 135.07億ドル 68.00億ドル
第3四半期(08月~10月) 181.20億ドル 104.17億ドル
第4四半期(11月~01月) 221.03億ドル 136.15億ドル
2025年1月期の各四半期別の(売上高/営業利益)
第1四半期(02月~04月) 260.44億ドル 169.09億ドル
第2四半期(05月~07月) 280.00億ドル 169.00億ドル(予想)
第3四半期(08月~10月)
第4四半期(11月~01月)
インテルの連結決算(売上高/営業利益)
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2010年12月 43,623,000千ドル 15,588,000千ドル
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2011年12月 53,999,000千ドル 17,477,000千ドル
2012年12月 53,341,000千ドル 14,638,000千ドル
2013年12月 52,708,000千ドル 12,291,000千ドル
2014年12月 55,870,000千ドル 15,347,000千ドル
2015年12月 55,355,000千ドル 14,002,000千ドル
2016年12月 59,387,000千ドル 12,874,000千ドル
2017年12月 62,761,000千ドル 17,936,000千ドル
2018年12月 70,848,000千ドル 23,316,000千ドル
2019年12月 71,965,000千ドル 22,035,000千ドル
2020年12月 77,867,000千ドル 23,678,000千ドル
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2021年12月 79,024,000千ドル 19,456,000千ドル
2022年12月 63,054,000千ドル 2,334,000千ドル
2023年12月 54,228,000千ドル 93,000千ドル
圧倒的王者だった「インテル」を「エヌビディア」が一気に抜き去りました。凄い企業が誕生して、逆転が起きるのがアメリカの凄いところですね。アメリカ企業のライバルはアメリカ企業、他国は手も足も出ない状況になりつつあります。
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