「東急百貨店本店」の跡地 地上34階、高さ約156mの「渋谷アッパー・ウエスト・プロジェクト」 東急百貨店本店解体工事 2024年6月下旬の状況
-東急百貨店本店+Bunkamura-
「東急、L Catterton Real Estate、東急百貨店」は、渋谷の商業エリアと松濤の住宅エリアの結節点に位置する渋谷区道玄坂二丁目24番土地(現・東急百貨店本店)における開発計画を3社で推進していくことに、2021年5月13日に正式合意しました。今後は本計画の推進のため、本計画の企画検討・設計などを実施していきます。
渋谷エリアで多数の複合施設の開発・運営や渋谷の魅力向上に向けてさまざまな取り組みを行ってきた東急グループと、グローバルな不動産開発投資会社としてアイコニックな複合施設開発を手掛けるLCREがパートナーシップを組み、隣接するBunkamuraとの一体化により、「感動」「高揚」など真の豊かさを感じる、日本を代表するワールドクラスクオリティの施設を渋谷エリアに創出します。
● Shibuya Upper West Project
「東急、L Catterton Real Estate、東急百貨店」は 、2023年1月31日の東急百貨店本店の営業終了後、2027年度の竣工を目指して3社共同で推進する「Shibuya Upper West Project(渋谷アッパー・ウエスト・プロジェクト)」の計画概要について発表しました。
東急百貨店 ニュースリリース(PDF:2022/07/21)
渋谷の新たなシンボル“Shibuya Upper West Project”が2027年度竣工に向け始動!
ホテルは「スワイヤー・ホテルズ(Swire Hotels)」が展開し、コンテンポラリーラグジュアリーブランド「ザ・ハウス・コレクティブ(The House Collective)」が日本に初進出します。
Shibuya Upper West Projectの概要
◆ 計画名-(仮称)Shibuya Upper West Project(渋谷アッパー・ウエスト・プロジェクト)
◆ 所在地-東京都渋谷区道玄坂二丁目228番16他(地名地番)
◆ 交通-JR「渋谷」駅、東急東横線・田園都市線「渋谷」駅、東京メトロ銀座線・半蔵門線・副都心線「渋谷」駅、京王井の頭線「渋谷」駅
◆ 階数-(新築部分)地上34階、地下4階、(Bunkamura)地上8階、地下2階
◆ 高さ-155.8m
◆ 敷地面積-約13,675m(Bunkamura含む)
◆ 建築面積-約12,130㎡(施設全体)
◆ 延床面積-約119,720㎡(施設全体)
◆ 構造-(地上)鉄骨造、(地下)鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-べた基礎(直接基礎)
◆ 用途-物販店、飲食店、ホテル、共同住宅、美術館、駐車場
◆ 事業主-東急、L Catterton Real Estate、東急百貨店
◆ デザインアーキテクト-Snøhetta
◆ エグゼクティブアーキテクト-株式会社日建設計・株式会社東急設計コンサルタント設計共同事業体
◆ 設計者-日建設計、石本建築事務所
◆ 施工者-(未定)
◆ 閉店-2023年01月31日
◆ 解体工事-2023年03月15日~2024年06月30日予定
◆ 着工-2024年07月上旬予定
◆ 竣工-2028年03月下旬予定
「The Sanctuaryイメージ」です。
「用途配置図」です。
● 渋谷から東急百貨店が消える!
「Shibuya Upper West Project(渋谷アッパー・ウエスト・プロジェクト)」には、下層階(地下1階~地上6階)のリテール部分は、ライフスタイルを提案する小売店舗とし、「東急百貨店本店」は入らないようです。2020年3月31日には「東横店」が閉店しています。渋谷から「東急百貨店」が消える事になります。
「計画地位置」です。
「東急百貨店本店解体工事」の2024年6月下旬の状況です(写真提供読者さん)。
「東急建設」の施工で、「東急百貨店本店解体工事」が行われています。解体工事の工期は、2023年3月15日~2024年6月30日(予定)です(写真提供読者さん)。
角度を変えて見た様子です(写真提供読者さん)。
角度を変えて見た様子です(写真提供読者さん)。
内部の様子です。地上躯体の解体工事は終わっているようです(写真提供読者さん)。
アップです(写真提供読者さん)。
「東急百貨店本店解体工事」の解体工事のお知らせです(写真提供読者さん)。
「(仮称)Shibuya Upper West Project(渋谷アッパー・ウエスト・プロジェクト)」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。
「(仮称)Shibuya Upper West Project(渋谷アッパー・ウエスト・プロジェクト)」のホテル等建築・変更計画概要です(写真提供読者さん)。
東急百貨店本店
営業していた頃の「東急百貨店本店」です。「東急百貨店本店」は、1967年11月1日に「東横店」に替わる本店として開店しました。2023年1月31日に閉店しました。「東横店」と「本店」が閉店したので、渋谷の百貨店は「西武渋谷店」だけになりました。
● 渋谷はインバウンドで沸騰!
渋谷は外国人観光客に大人気でインバウンドで沸騰しています。東京や大阪のインバウンドで沸騰している場所に立地している百貨店は売上高が驚異的な伸びになっています。
閉店が決まった時は、コロナ禍も重なって「百貨店はオワコン」という風潮でしたが、大都市の都心の百貨店はインバウンドで大復活を遂げています。先の事を見通すのは難しいですが、「複合ビルよりも新しい百貨店への建て替えの方が良かったのではないか?」と私は思います。
「三越伊勢丹ホールディングス」は2030年度以降、旗艦百貨店「伊勢丹新宿本店」を中心とした周辺の街づくりに向けた不動産開発へ5,000億円規模を投資すると発表しています。
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