JR東日本 従来型のホームドアの後継機として「スリットフレームホームドア」の導入開始 第一弾は南武線「分倍河原駅、登戸駅」に設置!
-スリットフレームホームドア-
「JR東日本」は、新型の「スリットフレームホームドア」の開発を完了し、2024年度下期から従来型のホームドアの後継機として導入します。「スリットフレームホームドア」は、扉や戸袋をスリット化して風が抜ける構造にした新型ホームドアです。従来型ホームドアの安全性を維持しながら、設置コストの削減やメンテナンスの効率化を図ります。2024年度に南武線「分倍河原駅(1・2番線)と「登戸駅(2番線)」から導入を開始し、その後順次導入範囲を拡大します。
引用資料 JR東日本(PDF:2024/08/20)
スリットフレームホームドアの導入開始について
「スリットフレームホームドア」は、扉や戸袋をスリット化し、風が抜ける構造とすることでホームとホームドア支持部の風圧影響を従来型から約40%軽減します。これにより、ホームの補強工事などホームドア設置工事を簡素化できます。据付構造や制御システムは、従来型ホームドアと互換性を持たせており、従来型の組み合わせ使用や、工事設計・施工の効率化も行なえます。
「スリットフレームホームドア」は、「JR東日本、JR東日本メカトロニクス、三菱電機」が開発しました。標準開口幅は2,000mm(最大3,330mmまで対応)、筐体高さは1,284mm、ドア高さ1,194mm、下部隙間134mm。重量は282kgで従来型(400kg)より軽量化されます。居残り検知、戸当たり検知、引込み検知などの機能も搭載します。
「JR東日本」では、従来型ホームドアとスマートホームドアの2種類のホームドアを活用してきましたが、「スリットフレームホームドア」は従来型の後継機となります。今後は「スリットフレームホームドア」と「スマートホームドア」の2種類を導入していきます。
「スリットフレームホームドア」です。「扉」や「戸袋」がスリット化されています。
「各ホームドアとの比較」です。
従来型ホームドア
「従来型ホームドア」です。「スリットフレームホームドア」の導入により、「従来型ホームドア」は新規には導入されなくなる可能性が高いです。コスト削減のためとはいえなんか寂しいですね・・・
スマートホームドア
「スマートホームドア」です。JR東日本から2024年8月20日にリリースされた「2024年度のホームドア整備駅の追加について」を見ると新規に導入されるのはほとんど「スマートホームドア」です。私は「スマートホームドア」は、安っぽく見えるのであまり好きではありません。
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