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2024年10月

2024年10月 9日 (水)

中野区 地上25階、高さ約99mと地上20階、高さ約82mのツインタワー「パークシティ中野」 2024年9月末の建設状況 3棟共に地上に姿を現す!

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-囲町東地区第一種市街地再開発事業-
 JR中野駅前の「警察大学校」が府中市へ移転し、跡地約168,000㎡が大規模に再開発され、「中野四季の都市(まち)」が誕生しました。「中野四季の都市」の南側で、「中野囲町東地区第一種市街地再開発事業」が計画されています。対象区域は、「中野四季の都市」とJR中央線に挟まれた地区です。 

 「囲町」は、「かこいちょう」と読みます。「囲町」の由来は、このあたり一帯が江戸時代に五代将軍「犬公方」綱吉の「生類憐みの令」に基づいて捨て犬を保護するため、この地に巨大な柵を設けた保護施設を設置した事に由来します。 

● パークシティ中野(ザ タワー エアーズ、ザ タワー ブリーズ)
 「三井不動産レジデンシャル」および、「三井不動産」が参加組合員として参画し、東京都中野区中野四丁目にて推進している「囲町東地区第一種市街地再開発事業」について、街区名称が「パークシティ中野」に決定しています。

 「パークシティ中野」のA敷地のタワーマンションが「ザ タワー エアーズ」、B敷地のタワーマンションが「ザ タワー ブリーズ」に決定しています。ちなみにA敷地の商業施設・オフィス棟の名称は「中野M-SQUARE」となっています。

 引用資料 公式ホームページ
 パークシティ中野

パークシティ中野の概要
◆ 名称-A敷地<住宅棟>ザ タワー エアーズ、A敷地<商業施設・オフィス棟>中野M-SQUARE、B敷地<住宅棟>ザ タワー ブリーズ
◆ 計画名-囲町東地区第一種市街地再開発事業(A敷地・B敷地)
◆ 所在地-東京都中野区中野四丁目2番他(地番)
◆ 交通-JR中央線・総武線、東京メトロ東西線「中野」駅より徒歩4分
◆ 階数-(A敷地)<住宅棟>地上25階、地下2階、<商業施設・オフィス棟>地上12階、地下2階、(B敷地)地上20階、地下1階
◆ 高さ-(A敷地)最高部99.44m、(B敷地)最高部 82.00m
◆ 敷地面積-(A敷地)10,059.00㎡、(B敷地)3,170.00㎡
◆ 建築面積-(A敷地)6,989.40㎡、(B敷地)1,773.34㎡
◆ 延床面積-(A敷地)91,265.53㎡、(B敷地)28,108.24㎡
◆ 構造-(A敷地)鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造、(B敷地)鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-(A敷地)直接基礎、(B敷地)直接基礎
◆ 地震対策-(A敷地)<住宅棟>中間免震構造、<商業施設・オフィス棟>制震構造
◆ 用途-(A敷地)共同住宅、物品販売業を営む店舗、飲食店、ネイルサロン、印刷・コピーサービス店、事務所、自動車車庫、自転車駐車場、(B敷地)共同住宅、百貨店、マーケットその他の物品販売業を営む店舗、学習塾、華道教室、囲碁教室その他これらに類する施設、自動車車庫、自転車駐車場
◆ 総戸数-807戸(一般販売対象戸数401戸、A敷地545戸、B敷地262戸)
◆ 建築主-囲町東地区市街地再開発組合(参加組合員 三井不動産レジデンシャル、三井不動産)
◆ 設計者-佐藤総合計画
◆ 施工者-東急建設
◆ 着工-2022年09月07日
◆ 竣工-(ザ タワー エアーズ)2025年12月下旬予定、(ザ タワー ブリーズ)2025年12月下旬予定
◆ 入居開始-(ザ タワー エアーズ)2026年07月下旬予定、(ザ タワー ブリーズ)2026年07月下旬予定

(備考)「パークシティ中野」の公式ホームページでは、A敷地の「ザ タワー エアーズ」は、地上24階、地下2階となっています。「ザ タワー エアーズ」の延床面積は58,955.24㎡となっています。


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東側から、A敷地の商業施設・オフィス棟が「中野M-SQUARE」、A敷地の住宅棟が「ザ タワー エアーズ」、B敷地の住宅棟が「ザ タワー ブリーズ」となっています。


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「パーティールーム兼ゲストルーム完成予想CG」です。


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「テラス完成予想CG」です。


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「敷地配置イラスト」です。


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「位置図」です。


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「パークシティ中野」の2024年9月末の建設状況です(写真提供読者さん)。


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南東側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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「JR中央線」の北側に建設しています(写真提供読者さん)。


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「パークシティ中野(A敷地)」の建設現場です。タワークレーンの「マスト」の色が東急建設カラーの濃いグリーンになっています。手前の住宅棟「ザ タワー エアーズ」、奥の商業施設・オフィス棟「中野M-SQUARE」の建設現場です(写真提供読者さん)。


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商業施設・オフィス棟「中野M-SQUARE」の建設現場です(写真提供読者さん)。


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商業施設・オフィス棟「中野M-SQUARE」は、地上部分の「鉄骨建方」が始まっています。地上部分の「鉄骨建方」が行われた部分に「フロアクライミング方式」のタワークレーンの「ベース架台」が固定されています(写真提供読者さん)。


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住宅棟「ザ タワー エアーズ」の建設現場です(写真提供読者さん)。


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住宅棟「ザ タワー エアーズ 」の躯体が地上に姿を現しています(写真提供読者さん)。


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柱の鉄筋の配筋が行われています(写真提供読者さん)。


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「パークシティ中野(B敷地)」の住宅棟「ザ タワー ブリーズ」の建設現場です。地上躯体がかなり高くなっています(写真提供読者さん)。


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一部外観が姿を現しています(写真提供読者さん)。


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「プレキャストコンクリート」の柱です(写真提供読者さん)。



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2024年10月 8日 (火)

日本橋に森をつくる 国内最大・最高層の木造賃貸オフィスビル「(仮称)日本橋本町一丁目3番計画」 2024年9月末の建設状況

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-国内最大・最高層の木造賃貸オフィスビル計画-

 「三井不動産」と「竹中工務店」は、東京都中央区日本橋本町一丁目において、木造高層建築物として国内最大・最高層となる賃貸オフィスビルの新築計画の検討に着手しました。

 想定規模は、地上17階、高さ約70m、延床面積約26,000㎡で、今後、詳細の検討を進め、2023年着工、2025年竣工を目指しています。主要な構造部材には、「竹中工務店」が開発した耐火集成材「燃エンウッド」など、最先端の耐火・木造技術を導入する予定です。

 また、木材は三井不動産グループが保有する森林のものをはじめ、国産材を積極的に使用していくことで、建築資材の自給自足および森林資源と地域経済の持続可能な好循環を実現させ、環境に優しくCO2排出の削減にも寄与するプロジェクトを目指していきます。

● (仮称)日本橋本町一丁目3番計画
 「三井不動産」は2024年1月4日に、完成すれば国内最大の木造混構造の賃貸オフィスビルになる「(仮称)日本橋本町一丁目3番計画」に着工しました。2026年9月30日に竣工予定です。概要は、地上18階、地下1階、 高さ約84m、延床面積27,452.22㎡です。

 引用資料 三井不動産(2024/01/11)
 国内最大・最高層の木造賃貸オフィスビル着工 「日本橋に森をつくる」 “終わらない森”創りを通じた持続可能な社会の実現に貢献

(仮称)日本橋本町一丁目3番計画の概要
◆ 所在地-東京都中央区日本橋本町一丁目3番地
◆ 交通-東京メトロ銀座線「三越前」駅、東京メトロ銀座線「日本橋」駅
◆ 階数-地上18階、地下1階
◆ 高さ-最高部約84m
◆ 敷地面積-2,502.95㎡
◆ 建築面積-1,547.69㎡
◆ 延床面積-27,452.22㎡
◆ 用途-オフィス、研究所、店舗
◆ 構造-木造、鉄骨造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 地震対策-CLTを用いた耐震壁・制震壁
◆ 建築主-三井不動産
◆ 設計者-竹中工務店
◆ 施工者-竹中工務店
◆ 着工-2024年01月04日
◆ 竣工-2026年9月30日予定


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「エントランスホール 完成予想パース」です。


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「オフィス専有部 イメージパース」です。


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「構造概要」です。


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「耐火・木造技術」です。


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「位置図」です。


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「(仮称)日本橋本町一丁目3番計画」の2024年9月末の建設状況です(写真提供読者さん)。


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内部の様子です(写真提供読者さん)。


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少し角度を変えた様子です(写真提供読者さん)。


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週間の「作業工程」です。「掘削工事、解体工事」を行っています(写真提供読者さん)。


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「(仮称)日本橋本町一丁目3番計画」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。



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2024年10月 7日 (月)

原宿駅前の新たなランドマークとして、表参道のケヤキ並木を彩る (仮称)原宿クエスト建替え計画新築工事 2024年9月末の建設状況

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-原宿クエスト-

 「NTT都市開発」は、複合商業施設「原宿クエスト」を2021年10月10日の営業をもって閉館しました。原宿クエストは、原宿駅から徒歩3分の原宿・表参道の玄関口にあるファッション、カフェ&レストラン他ホールを併設した施設として、33年間にわたり営業していました。

 「NTT都市開発」は、多様な文化を生み出し続ける街・原宿の新たなランドマークとして、原宿・表参道エリアを牽引する商業施設「原宿クエスト建替え計画」について、新築工事に着手しました。竣工は2025年春を予定しています。

 引用資料 NTT都市開発(2022/10/26)
 新生「原宿クエスト」着工 -表参道と奥原宿をつなぎ、都市の奥行きをつくりだす-

 新生「原宿クエスト」は、表参道から奥原宿をつなぐことで、都市の奥行きをつくりだし、原宿の新たな魅力を掘り起こす、地上6階、地下1階の7フロアで構成される複合商業施設です。

 低層棟と高層棟で構成されており、その間には、表参道から奥原宿をつなぐパサージュ(敷地内通路)を計画。各店舗が街との調和を図りながらも独立した路面店として個性豊かな世界観を表現できるよう、原宿ならではの施設をめざします。

原宿クエスト建替え計画の概要
◆ 計画名-(仮称)原宿クエスト建替え計画新築工事
◆ 所在地-東京都渋谷区神宮前一丁目13-12,13-16(地名地番)
◆ 交通-東京メトロ千代田線・副都心線「明治神宮前」駅、JR山手線「原宿」駅
◆ 階数-地上6階、塔屋1階、地下3階
◆ 高さ-30.00m
◆ 敷地面積-1,956.49㎡
◆ 建築面積-1,720.00㎡
◆ 延床面積-9,100.00㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄骨鉄筋​コンクリート造、鉄筋コンクリート造)
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 地震対策-制振構造
◆ 用途-物販店舗、飲食店舗、サービス店舗、事務所、自動車車庫
◆ 建築主-NTT都市開発
◆ デザインアーキテクト-OMA/Shohei Shigematsu(重松 象平) 
◆ 設計者・監理者-NTTファシリティーズ
◆ 施工者-熊谷組
◆ 解体-2021年11月
◆ 着工-2022年10月20日(地下解体工事含む)
◆ 竣工-2025年02月28日予定
◆ 開業-2025年春予定


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新生「原宿クエスト」外観イメージ(表参道側)です。


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「表参道や明治神宮からの連続性を感じられる、緑豊かな空間を形成」です。


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「原宿駅前の新たなランドマークとして、表参道のケヤキ並木を彩る」です。


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「敷地周辺地図」です。


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「(仮称)原宿クエスト建替え計画新築工事」の2024年9月末の建設状況です(写真提供読者さん)。


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最高部です(写真提供読者さん)。


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内部の様子です。2025年2月末までに竣工するとはとても思えません(写真提供読者さん)。


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「アンボンドブレース」です。「耐震ブレース」や「制振ダンパー」として優れた性能を発揮します(写真提供読者さん)。


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「(仮称)原宿クエスト建替え計画新築工事」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。



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2024年10月 6日 (日)

JR中野駅の駅ビル 中野駅西側南北通路・橋上駅舎等事業「(仮称)中野駅西口開発」 2024年9月末の建設状況

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中野駅西側南北通路・橋上駅舎等事業- 
 東京都日野市が舞台のギャグアニメ「しかのこのこのここしたんたん」にハマってしまって何度も見たのでセリフもほぼ覚えてしまいました。私は1990年代に「スペイン語」を独学で少し勉強したので、少しは分かるかな? と思ってスペイン語吹き替え版を見て見ましたがほとんど分かりませんでした(笑)。

 YouTube スペイン語吹き替え版(3話)
 Mi Amiga Nokotan Es Un Ciervo Latino - 3

 ちなみに「鹿」はスペイン語で「ciervo」です。スペイン語には、男性名詞と女性名詞があり、「-o」で終わる名詞は男性名詞、「-a」で終わる名詞は女性名詞であることが多いですが、例外もあります。

 本題に戻って、疾風怒濤の勢いで再開発が進む中野駅周辺では、JR中央線の南側と北側をつなぐ通路と新たな西口を整備する中野駅西側南北通路・橋上駅舎等事業を進めています。あわせて新北口駅前広場や西口広場は、新規整備、南口駅前広場は、拡張整備を進めていく予定です。

 街の核となるのが「JR中野駅」です。「JR中野駅」は、島式4面8線の大規模な駅ですが、駅ビルなどの駅の顔となる部分が存在ませんでした。そこで、「中野区」と「JR東日本」は、「中野駅西側南北通路・橋上駅舎等事業」を進めています。

 新駅ビルは「駅施設、店舗」で構成する建物のほか、ラチ内コンコース約1,100㎡、南北通路約1,400㎡を確保します。2026年12月頃の南北通路・橋上駅舎開業を目指します。

 引用資料 中野区・公式ホームページ
 中野駅西側南北通路・橋上駅舎等事業について

中野駅西側南北通路・橋上駅舎等事業の概要
◆ 計画名-(仮称)中野駅西口開発
◆ 所在地-東京都中野区中野五丁目241‐2、四丁目84‐1 他(地名地番)
◆ 交通-JR中央線・総武線・東京メトロ東西線「中野」駅直結
◆ 階数-地上5階、塔屋1階、地下0階
◆ 高さ-最高部31.824m、軒高28.269m
◆ 敷地面積-7,693.42㎡
◆ 建築面積-6,337.25㎡
◆ 延床面積-18,354.51㎡(別に、ラチ内コンコース約1,100㎡、南北通路約1,400㎡)
◆ 構造-鉄骨造、一部CFT造
◆ 基礎工法-杭基礎
◆ 用途-駅施設、物販店舗、飲食店舗
◆ 建築主-JR東日本
◆ 設計者-JR東日本
◆ 施工者-鹿島建設
◆ 着工-2020年03月01日
◆ 竣工-2028年03月31日予定
◆ 開業-2026年12月頃予定(南北通路・橋上駅舎開業)

駐車場棟の概要
◆ 計画名-(仮称)中野駅西口開発 駐車場棟
◆ 所在地-東京都中野区中野四丁目2番51の一部(地名地番)
◆ 交通-JR中央線・総武線・東京メトロ東西線「中野」駅
◆ 階数-地上3階、地下1階
◆ 高さ-最高部18.427m
◆ 敷地面積-0㎡(敷地面積は0㎡)
◆ 建築面積-169.45㎡
◆ 延床面積-1,457.48㎡
◆ 構造-鉄骨造
◆ 基礎工法-直接基礎(べた基礎)
◆ 用途-自動車駐車施設、EV昇降路
◆ 建築主-JR東日本
◆ 設計者-JR東日本
◆ 施工者-鹿島建設
◆ 着工-2023年10月01日予定
◆ 竣工-2028年03月31日予定


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西口広場側の外観完成イメージです。新駅ビルは駅の西側のホーム上空に建設されます。


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「西口広場」のイメージです。


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「南北通路」のイメージです。


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中野駅西側南北通路・橋上駅舎等事業である「(仮称)中野駅西口開発」の2024年9月末の建設状況です(写真提供読者さん)。


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西側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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北西側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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北側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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JR線上に新駅ビルを建設しています(写真提供読者さん)。


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北側部分です。一番上の外観完成イメージにある北側に飛び出している部分の工事だと思われます(写真提供読者さん)。


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東端部分です(写真提供読者さん)。


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「山留め壁」をえび茶色の鉄骨「支保工」で支えています(写真提供読者さん)。


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コンクリートの床の上に鉄筋の配筋が行われています(写真提供読者さん)。


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「(仮称)中野駅西口開発」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。



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2024年10月 5日 (土)

渋谷区 都市再生ステップアップ・プロジェクト「(渋谷地区)渋谷一丁目地区共同開発事業」 2024年9月末の建設状況

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-(渋谷地区)渋谷一丁目地区共同開発事業-

 「(渋谷地区)渋谷一丁目地区共同開発事業」は、都市再生ステップアップ・プロジェクト(渋谷地区)の第2弾となる東京都児童会館跡地と、隣接する渋谷区役所旧第二美竹分庁舎及び渋谷区立美竹公園を一体的に共同開発する民間プロジェクトを展開するものです。

 あらゆる人々を引き付け新たな魅力を創造し、人の流れを地域に呼び込み、多世代が交流できる、出会いと成長の拠点を形成することを目的としています。加えて、渋谷がさらに発展し世界から注目されるまちとなるべく、変化の激しい現代において、望ましい未来を想像し、その実現に向けた一歩となる、あらゆる多様性とその多様性をエネルギーに変えることにより、「ちがいをちからに変える街」の実現を目指します。

 「ヒューリック」と「清水建設」で構成されるグループは、東京都と渋谷区が実施した「都市再生ステップアップ・プロジェクト(渋谷地区)渋谷一丁目地区共同開発事業」において、事業予定者として選定されました。

 引用資料 ヒューリック(PDF:2022/04/01)
 (東京都・渋谷区)都市再生ステップアップ・プロジェクト渋谷地区 渋谷一丁目地区共同開発事業の事業予定者に決定 ~ヒト・モノ・コトが Link する、MITAKE Link Park(仮称)~

 「都市再生ステップアップ・プロジェクト(渋谷地区)渋谷一丁目地区共同開発事業」は、東京都児童会館跡地と、隣接する渋谷区役所旧第二美竹分庁舎及び渋谷区立美竹公園を一体的に開発し、東京都と渋谷区が本事業で誘導する施設(創造文化教育施設、多様な都心居住を推進する施設等)を含む民間複合施設を整備・運営する PPP(パブリック・プライベート・パートナーシップ)事業です。

 今後、東京都及び渋谷区と基本協定書を締結し、ヒト・モノ・コトが Link する、「MITAKE Link Park」(仮称)を整備し、本事業を推進していきます。

● 国土交通省が優良な民間都市再生事業計画として認定!
 国土交通大臣は、渋谷一丁目地区共同開発事業を優良な民間都市再生事業計画として2024年7月23日に認定しました。これにより、認定を受けた事業者は、金融支援や税制上の特例措置を受けることができます。

 引用資料 東京都都市整備局(2024/07/23)
 渋谷で多世代の交流を生む共創・共育の拠点を形成 ~渋谷一丁目地区共同開発事業を国土交通大臣が認定~

(渋谷地区)渋谷一丁目地区共同開発事業の概要
◆ 計画名-都市再生ステップアップ・プロジェクト(渋谷地区)渋谷一丁目地区共同開発事業
◆ 所在地-東京都渋谷区渋谷一丁目18番3他(地番)
◆ 交通-JR・東急・東京メトロ・京王「渋谷」駅
◆ 階数-地上14階、塔屋1階、地下2階
◆ 高さ-最高部71.10m、建築物68.21m
◆ 敷地面積-9,670.81㎡
◆ 建築面積-3,983.23㎡
◆ 延床面積-47,350.60㎡
◆ 容積対象面積-38,659.04㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 用途-オフィス、共同住宅、自動車車庫、体育館、店舗、その他
◆ 総戸数-26戸
◆ 建築主-Link Park(<代表企業>ヒューリック、<構成員>清水建設)
◆ 設計者・監理者-清水建設
◆ 施工者-清水建設
◆ 着工-2024年07月08日
◆ 竣工-2027年06月30日予定


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「完成イメージ」です(引用:ヒューリック)。


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「青山通り側より望む」です(引用:ヒューリック)。


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「美竹公園より望む」です(引用:ヒューリック)。


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「明治通り側より望む」です(引用:ヒューリック)。


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「施設概要図」です(引用:国土交通省)。


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「位置図」です(引用:ヒューリック)。


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「渋谷一丁目地区共同開発事業」の2024年9月末の建設状況です(写真提供読者さん)。


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「三点式パイルドライバ」です(写真提供読者さん)。


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「三点式パイルドライバ」には、「三連型アースオーガ」が装着されています。三連型アースオーガで「山留め壁」の構築を行っています(写真提供読者さん)。


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南側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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「アボロン工法」の杭打機です(写真提供読者さん)。


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内部の様子です(写真提供読者さん)。


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角度を変えて見た様子です(写真提供読者さん)。


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「渋谷一丁目地区共同開発事業」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。



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2024年10月 4日 (金)

「東京海上ホールディングス」などの新本店ビル 地上20階、高さ約107mの世界最大規模となる「木の本店ビル」 2025年3月に新築工事に着工!

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-東京海上日動ビルの建て替え-
 「東京海上日動ビル」は、行幸通りの北側の超一等地に建っています。「本館」は、丸の内の超高層ビルの黎明期の1974年2月に「東京海上ビルディング」として竣工、丸の内のシンボルのような超高層ビルです。
 本館は1976年に「BCS賞」を受賞しています。「本館」に続いて、1986年12月に「新館」が竣工しました。「本館、新館」を合わせた敷地面積は10,147.61㎡です。

 「東京海上ホールディングス」および「東京海上日動火災保険」は、現在の東京海上日動ビル本館および新館を一体で建て替えて建設する新・本店ビル計画のコンセプトを2021年9月30日にまとめました。

 柱や床などの構造材を含め、これまで他に例のないレベルで国産木材を利用し、世界最大規模の「木造ハイブリッド構造」による超高層オフィスビルをめざします。地震対策として「免震構造」を採用します。

 「東京海上ホールディングス」および「東京海上日動火災保険」は、東京海上日動ビル本館および新館を一体で建て替えて建設する新・本店ビルのデザイン(基本設計)をまとめました。

 東京海上ホールディングス(PDF:2022/08/01)
 新・本店ビルのデザインについて

● 2025年3月に着工!
 「東京海上ホールディングス」および「東京海上日動火災保険」は、千代田区で計画している新本店ビルの概要をまとめました。高さ約107m、延床面積約124,454㎡で、2025年3月に新築工事に着工、2028年8月の竣工を目指します。

 日刊建設工業新聞(2024/10/03)
 東京海上HDら/新本店ビル(東京都千代田区)建設、竹中工務店JVで25年3月着工

 デザイン上の重要な役割は木材が担っています。新・本店ビルは、構造部材である柱、床に国産木材をふんだんに使い、木の使用量が世界最大規模となる「木の本店ビル」として生まれ変わります。

東京海上日動ビルの建て替えの概要
◆ 所在地-東京都千代⽥区丸の内⼀丁目6番1号
◆ 交通-JR「東京」駅、東京メトロ丸の内線「東京」駅、東京メトロ東西線・半蔵門線「大手町」駅、都営三田線「大手町」駅、東京メトロ千代田線「二重橋前」駅
◆ 階数-地上20階、塔屋2階、地下3階
◆ 高さ-最高部約107m、建物高さ約100m
◆ 敷地面積-10,147.61㎡
◆ 延床面積-約124,454㎡
◆ 構造-鉄骨造、木造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 地震対策-免震構造
◆ 用途-オフィス(本店ビル)、駐車場等
◆ 建築主-東京海上ホールディングス、東京海上日動火災保険
◆ 設計者-Renzo Piano Building Workshop、三菱地所設計
◆ 施工者-竹中工務店、大林組、清水建設、鹿島建設、大成建設、戸田建設による共同企業体
◆ 解体(地上躯体解体)-2022年10月01日~2024年02月15日
◆ 解体(地下躯体解体)-2023年12月01日~2025年05月31日予定
◆ 着工-2025年03月予定
◆ 竣工-2028年08月予定


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立ち並ぶ力強い大木が人々にを与えるデザイン

 新・本店ビルでは、ビルを支える柱の多くに木材を使用すると共に、床の構造材としてCLT(直交集成板)を用いることなどにより、可能な限り多くの木材を使用する予定です。

● Renzo Piano Building Workshop
 新・本店ビルのデザインは、1998年にプリツカー賞を受賞した世界的な建築家であるレンゾ・ピアノ氏が主宰する設計事務所、Renzo Piano Building Workshop(RPBW)が担当しました。日本においては「関西国際空港ターミナルビル」などの実績があります。


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完成イメージです。


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完成イメージです。


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「東京海上ホールディングス」および「東京海上日動火災保険」の新本店ビルの建設予定地です(写真提供読者さん)。


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「解体工事のお知らせ(地下解体工事)」です。解体工事の工期は2023年12月1日~2025年5月31日(予定)です(写真提供読者さん)。


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(解体前)東京海上日動ビル 本館
 
「東京海上日動ビル 本館(旧:東京海上ビルディング)」を北東側から見た様子です。「本館」は、丸の内の超高層ビルの黎明期の1974年2月に竣工しました。概要は、地上25階、塔屋2階、地下4階、高さ108.1m、延床面積約63,120㎡です。当初は、地上30階、高さ約128mで計画されていましたが、皇居の美観を損ねるとして、軒高が約100mに変更されました。


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(解体前)東京海上日動ビル 新館
 
「東京海上日動ビル 新館」を南東側から見た様子です。「新館」は、1986年12月に竣工しました。概要は、地上16階、地下4階、延床面積約52,620㎡です。



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2024年10月 3日 (木)

JR東日本「(仮称)品川駅街区地区北街区新築計画」環境影響調査書の閲覧 「高層部、北口歩行者広場」の詳細な配置図・緑化計画図が公開!

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-(仮称)品川駅街区地区北街区新築計画-
 「東京都、港区、品川区、京浜急行電鉄」の4者は、「京浜急行本線(泉岳寺駅~新馬場駅間)連続立体交差事業」を進めています。連続立体交差予定区間は、「泉岳寺駅」付近から「北品川」駅の「新馬場駅」付近までの約1.7km(都市計画区間約2.0km)です。予定区間には、「品川駅」と「北品川駅」の2駅があり、合計3ヶ所の踏切を解消し、道路交通を円滑化します。

 現在の「京浜本線品川駅」のホームは、2面3線(単式ホーム+島式ホーム)ですが、島式2面4線に拡張して、地平化及び輸送力向上を行う予定です。

 「京浜急行電鉄」と「JR東日本」は、東京都港区の品川駅高輪口を再整備する「(仮称)品川駅街区地区」の開発計画を明らかにしました。約33,500㎡の敷地を3分割し、駅施設や商業施設、オフィスなどで構成する総延床面積約374,300㎡の施設群を整備します。

 引用資料 内閣府(PDF:2023/08/25)
 都市再生特別地区(品川駅街区地区)都市計画(素案)の概要

 計画では、「京浜急行本線連続立体交差事業」で整備される、京急線品川駅の鉄道施設を建物内に配置します。駅と街をつなぐ一体的な都市基盤整備(東西・南北方向の歩行者ネットワーク強化等)や、国際交流拠点にふさわしい都市機能の導入、防災機能強化と先導的な環境都市づくりにより、国際交流拠点・品川の形成に寄与していきたいという考えのもと進められます。

● 環境影響調査書の閲覧!
 「(仮称)品川駅街区地区北街区新築計画」の港区環境影響調査実施要綱に基づく環境影響調査書の閲覧が行われています。閲覧期間は、2024年10月1日(火)~11月1日(金)までです。

 引用資料 港区・公式HP(
2024/10/01)
 港区環境影響調査実施要綱に基づく環境影響調査書の閲覧【(仮称)品川駅街区地区北街区新築計画】

 今までは大雑把な「配置図」が公開されていましたが、今回「高層部、北口歩行者広場」の詳細な配置図・緑化計画図が公開されました。これにより、「国道上空デッキ、品川駅北口駅改良・駅ビル整備、品川駅北口駅駅前広場」との配置がよりイメージしやすくなりました。

(仮称)品川駅街区地区の概要
◆ 所在地-東京都港区港南二丁目及び高輪三丁目外
◆ 交通-JR線「品川」駅、京急本線「品川」駅
◆ 敷地面積-約33,500㎡
◆ 延床面積-約374,300㎡
◆ 容積対象床面積-約326,500㎡(計画容積率980%)

(仮称)品川駅街区地区 北街区新築計画の概要
◆ 階数-地上28階、地下3階
◆ 高さ-最高部約150m
◆ 敷地面積-約14,700㎡
◆ 建築面積-約11,000㎡
◆ 延床面積-約165,000㎡
◆ 容積対象床面積-約147,000㎡(計画容積率1,000%)
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎、一部杭基礎
◆ 用途- オフィス、店舗、駅施設、駐車場等
◆ 建築主-JR東日本(東日本旅客鉄道)
◆ 設計者-(基本設計)JR東日本建築設計・日本設計・日建設計JV、(実施設計)JR東日本建築設計
◆ 施工者-(未定)
◆ 着工-2026年03月上旬予定
◆ 竣工-2031年03月下旬予定


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「計画建築物立面図(西側)」です。


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「計画建築物立面図(南側)」です。


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「計画建築物断面図(南北断面)」です。


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「計画建築物断面図(東西断面)」です。


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「計画建築物配置図」です。


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「緑化計画図」です。


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(仮称)品川駅街区地区
 「(仮称)品川駅街区地区」の完成イメージです。左側がJR東日本の「(仮称)品川駅街区地区 北街区新築計画」、右側が京浜急行電鉄の「(仮称)品川駅街区地区 南街区新築計画」です。


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「配置図」です。


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JR側の「(仮称)品川駅街区地区 北街区新築計画」の建設予定地です(写真提供読者さん)。


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「(仮称)品川駅街区地区 北街区新築計画」の建築計画のお知らせです (写真提供読者さん)。


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品川駅北口駅改良・駅ビル整備

 JR東日本が品川駅の直上に、商業施設や駅事務室などが入る和風なデザインの地上10階、地下1階の駅ビルを建設中です。1番線の山手線から15番線の横須賀線までのホームをまたぐ広大な構造で、延床面積50,780.24㎡(合計61,111.28㎡)です。

 品川駅のビルは地上に線路があり、2階に当たる部分が改札、3階~6階が商業施設、7階~10階は駅事務室などが占めます。品川駅のビル完成に先立つ2027年度には新たに「北口」の改札も新設、「UR都市機構」が整備する高速バスやタクシーの乗り場とつながります。

品川駅北口駅改良・駅ビル整備の概要
◆ 所在地-東京都港区港南二丁目66番、港区高輪三丁目464番
◆ 交通-JR「品川」駅直結
◆ 階数-地上10階、地下1階
◆ 高さ-最高部58.21m、軒高55.41m
◆ 敷地面積-34,805.09㎡
◆ 建築面積-11,819.55㎡(合計18,918.54㎡)
◆ 延床面積-50,780.24㎡(合計61,111.28㎡)
◆ 構造-鉄骨造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート杭
◆ 用途-駅施設、店舗、オフィス、荷捌き駐車場等
◆ 建築主-JR東日本
◆ 設計者-JR東日本
◆ 施工者-品川駅北口駅改良・駅ビル整備共同企業体(代表 大林組)
◆ 着工-2022年08月上旬
◆ 竣工-2031年11月下旬予定



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2024年10月 2日 (水)

JR原宿駅 地域に親しまれてきた西洋風建物「旧駅舎」の外観を再現 原宿駅旧駅舎跡地開発 2024年9月末の建設状況!

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-原宿駅-
 前にも書きましたが、私は、旅系YouTuberの「しげ旅」と「散歩するアンドロイド」の動画はすべて観ています。黒海東岸の「ジョージア(旧:グルジア)」ですが、ロシアの介入で大変なイメージがありましたが、リゾート地の「バトゥミ」がメチャメチャ発展していて驚きました。脳内の昔のイメージと違い発展している国が多くて旅系の動画は本当に勉強になります。

 YouTube しげ旅
 バトゥミ旅🇬🇪ジョージアのリゾート地で暮らす様に酒を飲むおじさんの1週間【アジア#31】2024年6月27日〜7月4日

 本題に戻って、渋谷区にある「原宿駅」は、線路及びホーム上に、2層の「橋上駅舎」を新設して、2020年3月21日より新しい駅舎を供用開始しました。新しい駅舎の供用開始により、地域に親しまれてきた西洋風建物の旧原宿駅舎は役目を終えて閉鎖されました。

 貴重な文化財として保存を望む声も多かったのですが、「JR東日本」は、駅舎の老朽化が進んでいること、原宿駅周辺が防火地区に指定されており、旧駅舎は耐火基準を満たさないことなどから、安全面を理由に旧駅舎の解体します。

 旧駅舎建物は、尖塔を載せたハーフティンバー様式のデザインが、街のシンボルとして親しまれてきました。新駅舎の隣に、旧駅舎建物の外観を可能な限り再現して建替えます。

 防火地域に適した材料を用いて、地域に親しまれてきた西洋風建物の外観を可能な限り再現して建替えを行います。新たな建物では、まちの個性を活かしたにぎわい集う拠点づくりを進めます。

 旧駅舎は、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会終了後に解体を行う予定としていましたが、大会の延期に伴い、防火等の安全性を考慮して、2020年8月下旬より解体工事に着手しました。

● 旧駅舎建物の外観を可能な限り再現して建替え!
 
JR東日本は2024年4月23日に、渋谷区の原宿駅の旧駅舎跡地の開発を2024年5月末頃に着手すると発表しました。旧駅舎が持つモダンな外観を再現した商業施設を整備します。

 引用資料 JR東日本(PDF:2024/04/23)
 原宿駅旧駅舎跡地開発の工事着手について

 設計は「JR東日本建築設計」、デザイン監修を「平田晃久建築設計事務所」、施工を「東急建設」が担当します。2026年12月の完成を目指します。

 概要は、地上4階、地下1階、延床面積約1,170㎡です。「時とつながる」「まちとつながる」「文化とつながる」という3つの「つながる」をコンセプトとし、旧駅舎の外観を再現しながら商業施設として整備します。

原宿駅旧駅舎跡地開発の概要
◆ 所在地-東京都渋谷区神宮前一丁目18-20
◆ 階数-地上4階、地下1階(旧駅舎外観再現含む)
◆ 高さ-約16m
◆ 敷地面積-約760㎡(再現駅舎含む)
◆ 延床面積-約1,170㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造
◆ 用途-商業施設
◆ 建築主-JR東日本
◆ 設計者・監理者-JR東日本建築設計
◆ デザイン監修-平田晃久建築設計事務所
◆ 施工者-東急建設
◆ 着工-2024年05月末頃
◆ 竣工-2026年12月予定
◆ 開業-2026年度冬予定


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「位置図」です。


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地上4階、地下1階の「商業施設」です。


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「旧駅舎外観再現」部分です。


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「原宿駅旧駅舎跡地開発」の2024年9月末の建設状況です(写真提供読者さん)。


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本格的に工事が行われています(写真提供読者さん)。


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角度を変えて見た様子です(写真提供読者さん)。


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内部の様子です(写真提供読者さん)。


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現役だった頃の旧原宿駅舎

 旧原宿駅舎は、1924年に建設された駅舎です。役目を終えるまでは木造駅舎としては東京都内最古で、関東の駅百選に認定されていました。駅舎の老朽化が進んでいること、原宿駅周辺が防火地区に指定されており、旧駅舎は耐火基準を満たさないことなどから、安全面を理由に旧駅舎は解体されました。



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2024年10月 1日 (火)

「ホテルオークラ東京別館」の跡地 地上54階、高さ約225mの「六本木・虎ノ門地区D街区」 2024年9月末の状況

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-ホテルオークラ東京別館-

 「ホテルオークラ東京」の建て替え「The Okura Tokyo(オークラ東京)」が2019年9月12日のオープンしました。約1年後の2020年9月30日に「ホテルオークラ東京別館」が閉館しました。建物は、2020年10月~2021年9月末まで「東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会」に貸し出していました。

 2019年2月11日に、港区環境アセスメント「港区環境影響調査実施要綱に基づく環境影響調査計画書の縦覧【(仮称)六本木一丁目計画】」が行われました。「ホテルオークラ東京別館」が「野村不動産」により建て替えられます。

 計画名は「(仮称)六本木一丁目計画」で、敷地面積は約9,260㎡です。敷地の南側には、地上43階、地下2階、最高高さ約180m、延床面積約63,500㎡の「住宅棟」、敷地の北側には、地上21階、最高高さ約115m、延床面積約47,500㎡の「事務所棟」が建設される予定です。

 「ホテルオークラ」は、2020年9月30日に営業を終了した「ホテルオークラ東京別館」の解体工事の施工者を「鹿島建設」に決めました。2021年11月15日に解体工事に着手し、2022年12月31日の工事完了を目指します。跡地の活用方針は未定となっています。

 港区から2022年12月12日に、”港区環境影響調査実施要綱に基づく環境影響調査計画書の縦覧【(仮称)六本木一丁目北地区計画】” が行われました。建築主が「野村不動産」から「鹿島建設」に変更になりました。「野村不動産」の計画では、「住宅棟」と「事務所棟」の2棟で計画されていましたが、「鹿島建設」の計画では1棟に変更になっています。

 計画名は「(仮称)六本木一丁目北地区計画」です。地上50階、地下4階、高さ約225m、延床面積約140,000㎡、用途は、共同住宅、滞在施設、店舗、駐車場となっています。

● 六本木・虎ノ門地区D街区
 2024年5月22日に「港区議会建設常任委員会」から「六本木・虎ノ門地区D街区」の資料が公開されました。「六本木・虎ノ門地区D街区」は、「(仮称)六本木一丁目北地区計画」と全く同じ場所です。

 階数は地上50階、地下4階から地上54階、地下5階に変更、高さは最高部約225mで変更無し、延床面積は約140,000㎡から約147,500㎡と少し拡大しています。

 「(仮称)六本木一丁目北地区計画」の「港区環境影響調査実施要綱に基づく環境影響調査書案の縦覧」が行われました。縦覧期間は、2024年8月1日~9月13日までです。

 引用資料 港区・公式HP(2024/08/01) リンク切れ
 港区環境影響調査実施要綱に基づく環境影響調査書案の縦覧【(仮称)六本木一丁目北地区計画】

六本木・虎ノ門地区D街区の概要
◆ 所在地-東京都港区六本木一丁目
◆ 交通-東京メトロ日比谷線「虎ノ門ヒルズ」駅、東京メトロ日比谷線「神谷町」駅、東京メトロ南北線「六本木一丁目」駅
◆ 階数-地上54階、地下5階
◆ 高さ-最高部約225m(T.P.+29.3m)
◆ 敷地面積-約9,940㎡
◆ 建築面積-約6,000㎡
◆ 延床面積-約147,500㎡
◆ 用途-共同住宅、宿泊施設、店舗、駐車場
◆ 事業者-鹿島建設
◆ 解体工事-2021年11月15日~2025年03月31日予定
◆ 着工-2025年度予定
◆ 竣工-2030年度以降予定


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「鳥瞰パース」です。


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「バリアフリー動線のイメージ(広場外観パース)」です。


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「(アーバングリーンテラス)の整備イメージ」です。


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「断面図」です。


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「断面図」です。


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「立面図(北立面図)」です。


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「立面図(東立面図)」です。


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「立面図(南立面図)」です。


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「立面図(西立面図)」です。



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「計画概要」です。


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「地区幹線道路等の拡幅整備、線形改良」です。


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「配置図」です。


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「位置図」です。


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「六本木・虎ノ門地区D街区」の建設予定地の2024年9月末の状況です(写真提供読者さん)。


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「三点式パイルドライバ」です(写真提供読者さん)。


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南西側を見た様子です(写真提供読者さん)。


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地上躯体がまだ残っています(写真提供読者さん)。


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地上躯体がまだ残っています(写真提供読者さん)。


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北東側を見た様子です(写真提供読者さん)。


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樹木に囲まれた部分です(写真提供読者さん)。


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北東側です(写真提供読者さん)。


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「解体工事のお知らせ」です。工事名は「ホテルオークラ東京別館解体工事」で、「鹿島建設」の施工により行われています。解体工事の工期は、2021年11月15日~2025年03月31日(予定)です(写真提供読者さん)。



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