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2024年10月 3日 (木)

JR東日本「(仮称)品川駅街区地区北街区新築計画」環境影響調査書の閲覧 「高層部、北口歩行者広場」の詳細な配置図・緑化計画図が公開!

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-(仮称)品川駅街区地区北街区新築計画-
 「東京都、港区、品川区、京浜急行電鉄」の4者は、「京浜急行本線(泉岳寺駅~新馬場駅間)連続立体交差事業」を進めています。連続立体交差予定区間は、「泉岳寺駅」付近から「北品川」駅の「新馬場駅」付近までの約1.7km(都市計画区間約2.0km)です。予定区間には、「品川駅」と「北品川駅」の2駅があり、合計3ヶ所の踏切を解消し、道路交通を円滑化します。

 現在の「京浜本線品川駅」のホームは、2面3線(単式ホーム+島式ホーム)ですが、島式2面4線に拡張して、地平化及び輸送力向上を行う予定です。

 「京浜急行電鉄」と「JR東日本」は、東京都港区の品川駅高輪口を再整備する「(仮称)品川駅街区地区」の開発計画を明らかにしました。約33,500㎡の敷地を3分割し、駅施設や商業施設、オフィスなどで構成する総延床面積約374,300㎡の施設群を整備します。

 引用資料 内閣府(PDF:2023/08/25)
 都市再生特別地区(品川駅街区地区)都市計画(素案)の概要

 計画では、「京浜急行本線連続立体交差事業」で整備される、京急線品川駅の鉄道施設を建物内に配置します。駅と街をつなぐ一体的な都市基盤整備(東西・南北方向の歩行者ネットワーク強化等)や、国際交流拠点にふさわしい都市機能の導入、防災機能強化と先導的な環境都市づくりにより、国際交流拠点・品川の形成に寄与していきたいという考えのもと進められます。

● 環境影響調査書の閲覧!
 「(仮称)品川駅街区地区北街区新築計画」の港区環境影響調査実施要綱に基づく環境影響調査書の閲覧が行われています。閲覧期間は、2024年10月1日(火)~11月1日(金)までです。

 引用資料 港区・公式HP(
2024/10/01)
 港区環境影響調査実施要綱に基づく環境影響調査書の閲覧【(仮称)品川駅街区地区北街区新築計画】

 今までは大雑把な「配置図」が公開されていましたが、今回「高層部、北口歩行者広場」の詳細な配置図・緑化計画図が公開されました。これにより、「国道上空デッキ、品川駅北口駅改良・駅ビル整備、品川駅北口駅駅前広場」との配置がよりイメージしやすくなりました。

(仮称)品川駅街区地区の概要
◆ 所在地-東京都港区港南二丁目及び高輪三丁目外
◆ 交通-JR線「品川」駅、京急本線「品川」駅
◆ 敷地面積-約33,500㎡
◆ 延床面積-約374,300㎡
◆ 容積対象床面積-約326,500㎡(計画容積率980%)

(仮称)品川駅街区地区 北街区新築計画の概要
◆ 階数-地上28階、地下3階
◆ 高さ-最高部約150m
◆ 敷地面積-約14,700㎡
◆ 建築面積-約11,000㎡
◆ 延床面積-約165,000㎡
◆ 容積対象床面積-約147,000㎡(計画容積率1,000%)
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎、一部杭基礎
◆ 用途- オフィス、店舗、駅施設、駐車場等
◆ 建築主-JR東日本(東日本旅客鉄道)
◆ 設計者-(基本設計)JR東日本建築設計・日本設計・日建設計JV、(実施設計)JR東日本建築設計
◆ 施工者-(未定)
◆ 着工-2026年03月上旬予定
◆ 竣工-2031年03月下旬予定


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「計画建築物立面図(西側)」です。


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「計画建築物立面図(南側)」です。


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「計画建築物断面図(南北断面)」です。


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「計画建築物断面図(東西断面)」です。


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「計画建築物配置図」です。


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「緑化計画図」です。


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(仮称)品川駅街区地区
 「(仮称)品川駅街区地区」の完成イメージです。左側がJR東日本の「(仮称)品川駅街区地区 北街区新築計画」、右側が京浜急行電鉄の「(仮称)品川駅街区地区 南街区新築計画」です。


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「配置図」です。


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JR側の「(仮称)品川駅街区地区 北街区新築計画」の建設予定地です(写真提供読者さん)。


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「(仮称)品川駅街区地区 北街区新築計画」の建築計画のお知らせです (写真提供読者さん)。


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品川駅北口駅改良・駅ビル整備

 JR東日本が品川駅の直上に、商業施設や駅事務室などが入る和風なデザインの地上10階、地下1階の駅ビルを建設中です。1番線の山手線から15番線の横須賀線までのホームをまたぐ広大な構造で、延床面積50,780.24㎡(合計61,111.28㎡)です。

 品川駅のビルは地上に線路があり、2階に当たる部分が改札、3階~6階が商業施設、7階~10階は駅事務室などが占めます。品川駅のビル完成に先立つ2027年度には新たに「北口」の改札も新設、「UR都市機構」が整備する高速バスやタクシーの乗り場とつながります。

品川駅北口駅改良・駅ビル整備の概要
◆ 所在地-東京都港区港南二丁目66番、港区高輪三丁目464番
◆ 交通-JR「品川」駅直結
◆ 階数-地上10階、地下1階
◆ 高さ-最高部58.21m、軒高55.41m
◆ 敷地面積-34,805.09㎡
◆ 建築面積-11,819.55㎡(合計18,918.54㎡)
◆ 延床面積-50,780.24㎡(合計61,111.28㎡)
◆ 構造-鉄骨造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート杭
◆ 用途-駅施設、店舗、オフィス、荷捌き駐車場等
◆ 建築主-JR東日本
◆ 設計者-JR東日本
◆ 施工者-品川駅北口駅改良・駅ビル整備共同企業体(代表 大林組)
◆ 着工-2022年08月上旬
◆ 竣工-2031年11月下旬予定



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