国家戦略特区 地上25階、高さ約135mの「日本橋一丁目1・2番地区第一種市街地再開発事業」 2024年10月18日(金)に市街地再開発組合の設立を認可!
-日本橋一丁目1・2番地区第一種市街地再開発事業-
「三井不動産」は、日本橋一丁目1・2番地区都市計画素案をまとめました。東京都中央区日本橋の区域面積約8,000㎡を4街区に分け、4棟総延床面積約87,540㎡の再開発施設を整備します。2027年度~2034年度にかけて整備する予定です。
「第22回 東京都都市再生分科会 配布資料」に提出した素案概要によると、「A街区」には文化体験施設や店舗・オフィスなどを備えた地上27階、地下3階、高さ約140m、延床面積約85,300㎡を想定しています。規模は小さいですが、「B街区、C街区、D街区」も整備します。
引用資料 内閣府(PDF:2022/04/07)
都市再生特別地区(日本橋一丁目1・2番地区)都市計画(素案)の概要
2024年7月24日に中央区は、日本橋一丁目1・2番地区市街地再開発組合設立認可申請に係る事業計画の縦覧を行いました。2022年4月時点と比べると規模が縮小されています。「A街区」は、地上27階、地下3階、高さ約140m、延床面積約85,300㎡から、地上25階、地下3階、高さ約135m、延床面積約78,330㎡に変更されています。
● 市街地再開発組合の設立を認可!
「東京都」は、都市再開発法第11条第1項の規定に基づき、「日本橋一丁目1・2番地区市街地再開発組合」の設立を2024年10月18日(金)に認可しました。土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新を図り、日本橋川沿いの連続的な水辺空間と歩行者基盤の整備、都心型複合MICE拠点形成を支える都市機能の導入により日本橋川交流拠点に相応しい賑わい創出を行います。
引用資料 東京都報道発表資料(2024/10/17)
日本橋一丁目1・2番地区市街地再開発組合の設立を認可します
日本橋一丁目1・2番地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-東京都中央区日本橋一丁目地内
◆ 区域面積-約8,000㎡(街区全体)
◆ 延床面積-約80,5650㎡(街区全体)
◆ 建築主-日本橋一丁目1・2番地区市街地再開発組合
◆ 参加組合員-三井不動産、細田協佑社
◆ 設計者-(基本設計・実施設計)日本設計
◆ コンサルタント-都市ぷろ計画事務所
◆ 関係権利者-清水建設
◆ 総事業費-1077億8300万円
A街区の概要
◆ 階数-地上25階、地下3階
◆ 高さ-約135m
◆ 敷地面積-約3,591㎡
◆ 延床面積-約78,330㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造)
◆ 用途-オフィス、店舗、文化体験施設、駐車場等
◆ 着工-2027年04月予定
◆ 竣工-2032年03月予定
B街区の概要
◆ 階数-地上7階、地下0階
◆ 高さ-約31m
◆ 敷地面積-約134㎡
◆ 延床面積-約700㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄筋コンクリート造
◆ 用途-情報発信・交流施設、店舗等
◆ 着工-2027年04月予定
◆ 竣工-2032年03月予定
C街区の概要
◆ 階数-地上5階、地下0階
◆ 高さ-約20m
◆ 敷地面積-約380㎡
◆ 延床面積-約1,500㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄筋コンクリート造
◆ 用途-オフィス、店舗等
◆ 着工-2027年04月予定
◆ 竣工-2034年09月予定
D街区の概要
◆ 階数-地上1階(平屋)、地下0階
◆ 高さ-約10m
◆ 敷地面積-約178㎡
◆ 延床面積-約35㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄筋コンクリート造
◆ 用途-店舗等
◆ 着工-2027年04月予定
◆ 竣工-2034年09月予定
「イメージパース(西河岸橋方面から計画地を望む)」です。
「賑わいが連続する街並みの整備(区道272号線)」です。
「日本橋川沿いのにぎわい創出のイメージ」です。
「断面図イメージ」です。
「配置図」です。区道272号線南側の「黒江屋国分ビル、東洋ビルディング」は参加しないようです。区道272号線北側の「国分ビルディング」は街区に入っていませんが、首都高速都心環状線地下化のために解体されます。
「配置図」です。
「日本橋一丁目1・2番地区第一種市街地再開発事業」の予定地を北東側から見た様子です。
「日本橋一丁目1・2番地区第一種市街地再開発事業」の区道272号線の北側部分を東側から見た様子です。
● 国分グループ本社移転
「K&K」で有名な「国分グループ本社(国分ビルディング)」です。国分グループは、300年の歴史を誇る食品・酒類の総合問屋です。「国分ビルディング」は街区に入っていませんが、首都高速都心環状線地下化のために解体されます。
国分グループ(2023/03/02)
国分グループ本社一時移転のお知らせ
計画を鑑み、国分グループでは近隣に用地を取得し、新たな拠点として「国分第二本社ビル(仮称)」を建築し、一時移転します。首都高地下化工事完了後は、現本社ビル敷地に「国分第一本社ビル(仮称)」を再建築し、両ビルの新たな活用を検討します。
「国分第二本社ビル(仮称)」の建設場所は、「東京都中央区八重洲一丁目103番2(地番)」です。概要は、地上14階、地下1階、敷地面積約912㎡、延床面積約8,233㎡の免震構造となります。
スケジュール
◆ 2023年夏 「国分第二本社ビル(仮称)」建築工事開始
◆ 2026年春 「現本社ビル」から「国分第二本社ビル(仮称)」へ引越移転
◆ 2027年春 「現本社ビル」解体後、首都高地下化工事開始
「日本橋一丁目1・2番地区第一種市街地再開発事業」の区道272号線の南側部分を北東側から見た様子です。角の「ニホンバシビル」はB街区として参加しますが、ニホンバシビル両側の「黒江屋国分ビル」、ニホンバシビル南側の「東洋ビルディング」は参加しないようです。
「日本橋一丁目1・2番地区第一種市街地再開発事業」の北側を流れている「日本橋川」の上には、高架の「首都高速都心環状線」が走っています。このあたりの「首都高速都心環状線」は、地下化される予定です。
「日本橋一丁目1・2番地区第一種市街地再開発事業」の道路の北側部分を北西側から見た様子です。
「日本橋一丁目1・2番地区第一種市街地再開発事業」の中間を東西に「区道272号線」が貫いています。
「日本橋一丁目1・2番地区第一種市街地再開発事業」の道路の南側部分を北西側から見た様子です。
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