JR原宿駅 地域に親しまれてきた西洋風建物「旧駅舎」の外観を再現 原宿駅旧駅舎跡地開発 2024年9月末の建設状況!
-原宿駅-
前にも書きましたが、私は、旅系YouTuberの「しげ旅」と「散歩するアンドロイド」の動画はすべて観ています。黒海東岸の「ジョージア(旧:グルジア)」ですが、ロシアの介入で大変なイメージがありましたが、リゾート地の「バトゥミ」がメチャメチャ発展していて驚きました。脳内の昔のイメージと違い発展している国が多くて旅系の動画は本当に勉強になります。
YouTube しげ旅
バトゥミ旅🇬🇪ジョージアのリゾート地で暮らす様に酒を飲むおじさんの1週間【アジア#31】2024年6月27日〜7月4日
本題に戻って、渋谷区にある「原宿駅」は、線路及びホーム上に、2層の「橋上駅舎」を新設して、2020年3月21日より新しい駅舎を供用開始しました。新しい駅舎の供用開始により、地域に親しまれてきた西洋風建物の旧原宿駅舎は役目を終えて閉鎖されました。
貴重な文化財として保存を望む声も多かったのですが、「JR東日本」は、駅舎の老朽化が進んでいること、原宿駅周辺が防火地区に指定されており、旧駅舎は耐火基準を満たさないことなどから、安全面を理由に旧駅舎の解体します。
旧駅舎建物は、尖塔を載せたハーフティンバー様式のデザインが、街のシンボルとして親しまれてきました。新駅舎の隣に、旧駅舎建物の外観を可能な限り再現して建替えます。
防火地域に適した材料を用いて、地域に親しまれてきた西洋風建物の外観を可能な限り再現して建替えを行います。新たな建物では、まちの個性を活かしたにぎわい集う拠点づくりを進めます。
旧駅舎は、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会終了後に解体を行う予定としていましたが、大会の延期に伴い、防火等の安全性を考慮して、2020年8月下旬より解体工事に着手しました。
● 旧駅舎建物の外観を可能な限り再現して建替え!
JR東日本は2024年4月23日に、渋谷区の原宿駅の旧駅舎跡地の開発を2024年5月末頃に着手すると発表しました。旧駅舎が持つモダンな外観を再現した商業施設を整備します。
引用資料 JR東日本(PDF:2024/04/23)
原宿駅旧駅舎跡地開発の工事着手について
設計は「JR東日本建築設計」、デザイン監修を「平田晃久建築設計事務所」、施工を「東急建設」が担当します。2026年12月の完成を目指します。
概要は、地上4階、地下1階、延床面積約1,170㎡です。「時とつながる」「まちとつながる」「文化とつながる」という3つの「つながる」をコンセプトとし、旧駅舎の外観を再現しながら商業施設として整備します。
原宿駅旧駅舎跡地開発の概要
◆ 所在地-東京都渋谷区神宮前一丁目18-20
◆ 階数-地上4階、地下1階(旧駅舎外観再現含む)
◆ 高さ-約16m
◆ 敷地面積-約760㎡(再現駅舎含む)
◆ 延床面積-約1,170㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造
◆ 用途-商業施設
◆ 建築主-JR東日本
◆ 設計者・監理者-JR東日本建築設計
◆ デザイン監修-平田晃久建築設計事務所
◆ 施工者-東急建設
◆ 着工-2024年05月末頃
◆ 竣工-2026年12月予定
◆ 開業-2026年度冬予定
「位置図」です。
地上4階、地下1階の「商業施設」です。
「旧駅舎外観再現」部分です。
「原宿駅旧駅舎跡地開発」の2024年9月末の建設状況です(写真提供読者さん)。
本格的に工事が行われています(写真提供読者さん)。
角度を変えて見た様子です(写真提供読者さん)。
内部の様子です(写真提供読者さん)。
現役だった頃の旧原宿駅舎
旧原宿駅舎は、1924年に建設された駅舎です。役目を終えるまでは木造駅舎としては東京都内最古で、関東の駅百選に認定されていました。駅舎の老朽化が進んでいること、原宿駅周辺が防火地区に指定されており、旧駅舎は耐火基準を満たさないことなどから、安全面を理由に旧駅舎は解体されました。
| 固定リンク
« 「ホテルオークラ東京別館」の跡地 地上54階、高さ約225mの「六本木・虎ノ門地区D街区」 2024年9月末の状況 | トップページ | JR東日本「(仮称)品川駅街区地区北街区新築計画」環境影響調査書の閲覧 「高層部、北口歩行者広場」の詳細な配置図・緑化計画図が公開! »
「125 東京都・渋谷区」カテゴリの記事
- 原宿駅前の新たなランドマークとして、表参道のケヤキ並木を彩る (仮称)原宿クエスト建替え計画新築工事 2024年9月末の建設状況(2024.10.07)
- 渋谷区 都市再生ステップアップ・プロジェクト「(渋谷地区)渋谷一丁目地区共同開発事業」 2024年9月末の建設状況(2024.10.05)
- JR原宿駅 地域に親しまれてきた西洋風建物「旧駅舎」の外観を再現 原宿駅旧駅舎跡地開発 2024年9月末の建設状況!(2024.10.02)
- 国家戦略特区 総事業費約1,800億円 地上41階、高さ約208mの「渋谷二丁目西地区第一種市街地再開発事業」 2025年2月以降に解体工事が始まる!(2024.09.25)
- 都市再生ステップアップ・プロジェクト(渋谷地区)渋谷一丁目地区共同開発事業 国土交通省が優良な民間都市再生事業計画として認定!(2024.08.28)
「104 鉄道(新線・高架化・複々線化、その他)」カテゴリの記事
- JR中野駅の駅ビル 中野駅西側南北通路・橋上駅舎等事業「(仮称)中野駅西口開発」 2024年9月末の建設状況(2024.10.06)
- JR東日本「(仮称)品川駅街区地区北街区新築計画」環境影響調査書の閲覧 「高層部、北口歩行者広場」の詳細な配置図・緑化計画図が公開!(2024.10.03)
- JR原宿駅 地域に親しまれてきた西洋風建物「旧駅舎」の外観を再現 原宿駅旧駅舎跡地開発 2024年9月末の建設状況!(2024.10.02)
- 東京地下鉄(東京メトロ) 2024年10月下旬にも株式上場 詳細を9月20日に発表する見通し 時価総額は7,000億円規模!(2024.09.19)
- 川崎市 JR東日本南武線連続立体交差事業(矢向駅~武蔵小杉駅間) 都市計画変更について告示 「高架化」へ向けて前進!(2024.09.09)