Kアリーナ横浜 混雑解消の切り札となる「(仮称)高島水際線デッキ整備事業」の供用開始は2025年3月末頃予定 2024年11月13日の建設状況
-Kアリーナ横浜-
「横浜市」は2017年11月8日に、「みなとみらい21地区60・61街区(一部)」の市有地で公募していた開発事業予定者を、「ケン・コーポレーション」に決定しました。
「ケン・コーポレーション」は、横浜みなとみらい21地区で計画を進めている「Kアリーナプロジェクト」を2020年8月1日に着工しました。2万席を誇る世界最大級の音楽アリーナの名称を「Kアリーナ横浜」に決定、併設するツインタワーのホテル棟は、ヒルトン初の横浜進出となる「ヒルトン横浜」に、オフィス棟の名称を「Kタワー横浜」に、開発街区全体の名称を「ミュージックテラス」に決定しました。
「ケン・コーポレーション」と「Kアリーナマネジメント」は、横浜みなとみらい21地区で大規模複合開発「Kアリーナプロジェクト(街区名称ミュージックテラス)」を推進していますが、2023年7月31日に竣工しました。
引用資料 ケン・コーポレーション(PDF:2023/08/01)
世界最大級、2万席の音楽アリーナ「Kアリーナ横浜」が竣工
横浜みなとみらい21地区で大規模複合開発 「Kアリーナプロジェクト(街区名称:ミュージックテラス)」の開発の核となる「Kアリーナ横浜」を2023年9月29日に開業しました。2023年9月29日に横浜出身の2人組アーティスト ゆず による「YUZU SPECIAL LIVE 2023 in K-Arena Yokohama」を開催しました。
退場に際して周辺が混雑!
ライブ終了時に「Kアリーナ横浜」の退場に際し、周辺の歩道が混雑して問題になっています。混雑の大きな原因は、現時点で図にある北側のルートが使用出来ないためです。
● (仮称)高島水際線デッキの供用開始は2025年3月末頃予定
「横浜駅」からの「Kアリーナ横浜」への来街者の増加に対応すべく、横浜市が「(仮称)高島水際線デッキ整備事業」を進めています。新設デッキが完成すると横浜駅方面へのルートが新たに確保できることになるで、退場時の混雑はかなり解消されると思われます。
現時点では、供用開始は2025年3月末頃予定です。当初は2023年10月の供用開始を予定していましたが、2024年6月末の供用開始に延期されました。しかし、設計ミスなどのため再度延期されました。
事業者が「横浜市」、発注者が「JR東日本コンサルタンツ」、施工者が「鹿島建設」となっています。「不具合があった梁(はり)を支える柱を増築し、補強に当たっている」そうですが、大手企業がどうして普通の歩行者デッキの工事を2度も延期するのか? 私は不思議でたまりません。
(仮称)高島水際線デッキ整備事業
「みなとみらい21」によく行かれる方も「横浜みなとみらい21地区」をJR線が走っているのを知らない方が結構多いと思います。「横浜みなとみらい21地区」の北端を東海道本線の貨物支線である「高島線」が走っています。JR鶴見駅-JR桜木町駅を結ぶ、全長約8.5kmの貨物線です。「Kアリーナ横浜」の北側の歩行者ネットワークが、「高島線」により分断されています。
「(仮称)高島水際線デッキ整備事業」は、近年みなとみらい21中央地区新高島駅周辺の街区開発の進展により、来街者の急増が見込まれていることから、主要駅である横浜駅とみなとみらい21中央地区を結ぶ新たな歩行者動線を整備することで、来街者の安全で快適な歩行環境を確保するものです。デッキは幅約6m、延長約130mです。
引用資料 横浜市・公式HP(PDF)
(仮称)高島水際線デッキ整備事業
「みなとみらい大橋(みなとみらい大通り)」との接続部です。
「ミュージックテラス(60・61街区)」との接続部です。
「(仮称)高島水際線デッキ整備事業(航空写真)」です。
「(仮称)高島水際線デッキ整備事業」の2024年11月13日の建設状況です。
デッキの工期は2025年3月31日までとなっています。事業者が「横浜市」、発注者が「JR東日本コンサルタンツ」、施工者が「鹿島建設」となっています。
デッキは大きく弧を描いています。
貨物線「高島線」をオーバーパスしています。「不具合があった梁(はり)を支える柱を増築し、補強に当たっている」そうですが、パッと見では工事を行っている様子はありません。
貨物線「高島線」をオーバーパスしています。
「ミュージックテラス」から見た様子です。
引いて見た様子です。
「ミュージックテラス」との接続部です。
「Kアリーナ横浜」では2024年11月13日は、Official髭男dismの「Official髭男dism Arena Tour 2024 – Rejoice –」が行われていました。
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