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2024年12月

2024年12月31日 (火)

国家戦略特区 地上44階、高さ約218mの「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業」 2024年12月25日の建設状況

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-八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業

 いろいろあった2024年もあっという間に過ぎ、今日は大晦日です。今年1年、ホームページやブログを応援して頂いて本当にありがとうございました。

 「国家戦略特区」の「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業」は、南北2街区に分けて開発します。「永代通り」沿いの「南街区」には、地上45階、地下5階、高さ約235m、延床面積約180,500㎡の超高層複合ビル、「日本橋川」沿いの「北街区」には、地上2階、地下1階、延床面積約1,000㎡の施設を計画していました。

 「東京都環境局」は、2020年4月20日に「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業」の環境影響評価書の閲覧を行いました。2019年4月23日に公開された「国家戦略特区」の資料からは、階数が地上45階、地下5階から地上46階、塔屋2階、地下4階、最高部の高さが約235mから約233mに変更になりました。

 更に、「北街区」の階数が、地上46階、塔屋2階、地下4階から地上44階、地下3階に変更、高さが約233mから約217mに変更されました。「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業に伴う躯体解体工事」が、「大成建設」の施工で行われました。

● 2024年12月10日に起工式を挙行!
 「東京建物」は、八重洲一丁目北地区市街地再開発組合の一員として、地権者と共に推進している「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業」について、2024年11月19日に着工し、12月10日に起工式が執り行われました。

 引用資料 東京建物(2024/12/10)
 「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業」新築着工 東京駅直結、首都高地下化により生まれ変わる日本橋川沿岸に水辺空間が誕生

八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 計画名-八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業に伴う施設建築物等新築工事(南街区)
◆ 所在地-東京都中央区八重洲一丁目1番他
◆ 交通-JR「東京」駅、東京メトロ東西線・銀座線、都営浅草線「日本橋」駅
◆ 階数-(南街区)地上44階、塔屋2階、地下3階、(北街区)地上2階、地下1階
◆ 高さ-(南街区)最高部218.00m、(北街区)約12m
◆ 敷地面積-(南街区)7,557.67㎡、(北街区)約1,702㎡
◆ 建築面積-(南街区)6,395.79㎡、 (北街区)約883㎡
◆ 延床面積-(南街区)186,294.81㎡、(北街区)約1,036㎡
◆ 構造-(南街区)鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造、(北街区)鉄骨造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭、直接基礎
◆ 用途-オフィス、店舗、宿泊施設、駐車場等
◆ 客室数-92室(TOKYO by The Crest Collection)
◆ 建築主-八重洲一丁目北地区市街地再開発組合
◆ 特定業務代行者-東京建物、東京ガス不動産、明治安田生命保険、大成建設
◆ 設計者-(基本設計者)日本設計、(実施設計者)大成建設
◆ 施工-大成建設
◆ 解体工事-2023年05月08日
◆ 着工-2024年11月19日(着工)、2024年12月10日(起工式)
◆ 竣工-(南街区)2029年07月31日予定、(北街区)2032年度予定


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「日本橋川沿いの低層部イメージ(首都高地下化後)」です。


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「日本橋川沿いの低層部イメージ(首都高地下化後)」です。


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「区道272号線イメージ」です。


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「西側広場イメージ」です。


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センカ東京 by クレストコレクション

 シンガポールに拠点を置き、世界40ヵ国230都市以上で960以上のプロパティを展開するホスピタリティグループであるアスコットの最上位ラグジュアリーブランドである“The Crest Collection”を誘致、名称を「TOKYO by The Crest Collection(センカ東京 by クレストコレクション)」として2029年度下半期の開業を予定しています。


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「断面図」です。


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「敷地配置図」です。


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「位置図」です。


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「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業」の2024年12月25日の建設状況です。2024年11月19日に着工し、2024年12月10日に「起工式」が執り行われました。


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北西側から見た様子です。


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北東側から見た様子です。


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「三点式パイルドライバ」です。「ロックオーガ」で「地中障害物」の撤去を行っています。


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「三点式パイルドライバ」です。


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南東側から見た様子です。


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「三点式パイルドライバ」です。


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「三点式パイルドライバ」です。「ロックオーガ」で「地中障害物」の撤去を行っています。


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「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業に伴う施設建築物等新築工事(南街区)」の建築計画のお知らせです。「建築面積、延床面積」が正確な数値に修正されています。


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日本のビルベスト111(2024年12月25日発売)
 「日本のビルベスト111」は、2016年10月に発売した「日本のビルベスト100」の改訂版です。改訂版のお話は非常に名誉な事だったのですが、私は病気のリハビリ中のため、体力的に遠方に取材に行けません。

 そのため追加ビルの執筆は、超高層ビルマニア界のレジェンドである「なかやんさん(中谷幸司氏)」にお願いしました。私には「なかやんさん」といっしょに本を出版する長年の夢があったので夢が叶いました(@関西人)。



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2024年12月30日 (月)

国家戦略特区 地上43階、高さ約227m、延床面積約389,290㎡の「八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業施設建築物」 2024年12月25日の建設状況

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-(仮称)八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業-

 東京駅の八重洲口では、北側の「(仮称)東京駅前八重洲一丁目東地区第一種市街地再開発事業」、中央の「(仮称)八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業」、南側の「(仮称)八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」が計画されています。

 その中で、最も進んでいるのが「(仮称)八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業」です。地上45階、塔屋2階、地下4階、高さ約240mの巨大な超高層複合ビルが建設されます。2018年12月3日に起工式が執り行われました。「東京ミッドタウン八重洲」として2022年9月17日に先行オープンしました。

 3地区で最大規模なのが「(仮称)八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」です。当初計画では、2020年4月着工~2023年5月末竣工の予定でしたが、2022年度着工~2025年度竣工の予定に延期、更に延期されて、2024年度着工~2028年度竣工を想定しています。

 「東京都」は、都市再開発法第11条第1項の規定に基づき、八重洲二丁目中地区市街地再開発組合の設立を2021年10月19日に認可しました。市街地再開発事業の施行により、土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新を図り、国際都市東京の玄関口として高次な機能集積と都市基盤の強化を実現します。

 「八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業施設建築物」の建築計画のお知らせが掲示されています。概要は、階数が、地上43階、塔屋1階、地下3階、高さ223.42m、延床面積388,561.85㎡です。

● 2024年8月26日に起工式を挙行!
 「八重洲二丁目中地区市街地再開発組合」と「鹿島建設、住友不動産、UR都市機構(独立行政法人都市再生機構)、阪急阪神不動産、ヒューリック、三井不動産」の参加組合員6社で推進中の「八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」においては2024年8月8日に着工し、8月26日に起工式が執り行いました。2029年1月末に竣工予定です。

 引用資料 三井不動産(2024/08/26)
 「八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」着工 ~都心最大級「東京駅前3地区再開発」の集大成、ミクストユース型プロジェクトが始動~

 「建築計画のお知らせ」では、高さ223.42m、延床面積388,561.85㎡となっていますが、ニュースリリースでは、高さ約227m、延床面積約389,290㎡となっています。

八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 計画名-八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業施設建築物
◆ 所在地-東京都中央区八重洲二丁目4番、5番、6番、7番
◆ 交通-JR「東京」駅徒歩3分(地下直結)、東京メトロ銀座線「京橋」駅徒歩2分(地下直結)、東京メトロ銀座線・東西線・都営浅草線「日本橋」駅徒歩8分、東京メトロ有楽町線「銀座一丁目」駅徒歩5分
◆ 階数-地上43階、塔屋1階、地下3階
◆ 高さ-最高部約227m
◆ 敷地面積-19,562.71㎡
◆ 延床面積-約389,290㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 用途-オフィス、店舗、劇場、サービスアパートメント、インターナショナルスクール、バスターミナル、駐車場
◆ 基礎工法-直接基礎、一部杭基礎
◆ 建築主-八重洲二丁目中地区市街地再開発組合(参加組合員 鹿島建設、住友不動産、UR都市機構、阪急阪神不動産、ヒューリック、三井不動産)
◆ 設計者・監理者-(基本設計・実施設計監修・監理)日建設計、(実施設計・監理)鹿島建設
◆ 都市計画・再開発コンサルタント-日建設計
◆ 施工者-鹿島建設
◆ 解体工事-2023年04月26日~2024年07月31日予定
◆ 着工-2024年08月08日(着工)、2024年08月26日(起工式)
◆ 竣工-2029年01月31日予定
◆ 総事業費-約3,172億円(調査設計計画費約84億円、土地整備費約123億円、補償費約723億円、工事費約2,062億円、事務費等約180億)


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「外観イメージパース夜景(有楽町駅側)」です(引用:三井不動産)。


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「屋外広場イメージパース」です(引用:三井不動産)。


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「商業施設1階 屋内広場」です(引用:三井不動産)。


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「商業施設地下1階 通路」です(引用:三井不動産)。


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「用途断面図(東京駅側から)」です。最高高さ約227mとなっています(引用:三井不動産)。


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「1階平面図」です(引用:東京都)。


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「地下1階平面図」です(引用:東京都)。


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「地下通路イメージパース」です。3棟のビルでバスターミナルが21,000㎡(6,000㎡+7,000㎡+8,000㎡)です。合計20バース(のりば)です(引用:三井不動産)。


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「配置計画図」です(引用:三井不動産)。


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「配置図」です(引用:三井不動産)。


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「位置図」です(引用:三井不動産)。


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「八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業施設建築物」の2024年12月25日の建設状況です。


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北西側から見た様子です。


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逆打ち工法+順打ち工法の複合工法!
 地下外周部を「逆打ち工法」、地下中央部を「順打ち工法」で行います。外周部は、1階先行床を構築し、「逆打ち工法」にて順次躯体を構築します。地下中央部は、最下層の基礎部を構築後、地下部の鉄骨建方を行い、1階先行床を構築し、地下3階より順次上階へ構築する「順打ち工法」を採用します。

 基礎工法は「直接基礎」です。全体工事工程に「杭工事」とありますが、逆打ち工法で「構真柱(こうしんちゅう)」を建込むための「場所打ちコンクリート杭」です。そのため基礎工法は、東京礫層を支持地盤とするとする「直接基礎」です。


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「三点式パイルドライバ」です。


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「アースドリル掘削機」で「場所打ちコンクリート杭」を構築しています。逆打ち工法で「構真柱(こうしんちゅう)」を建込むための「場所打ちコンクリート杭」です。


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「安定液タンク」です。


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敷地北端です。


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西側から見た様子です。


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役目を終えた「実物大の外装モックアップ」を解体しています。


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稼働していた頃の「実物大の外装モックアップ」です。


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敷地南側です。


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南端部分です。


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南西側から見た様子です。「クローラークレーン」が林立しています。


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「八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業施設建築物」の建築計画のお知らせです。「建築計画のお知らせ」では、高さ223.42m、延床面積388,561.85㎡となっていますが、ニュースリリースでは、高さ約227m、延床面積約389,290㎡となっています。


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日本のビルベスト111(2024年12月25日発売)
 「日本のビルベスト111」は、2016年10月に発売した「日本のビルベスト100」の改訂版です。改訂版のお話は非常に名誉な事だったのですが、私は病気のリハビリ中のため、体力的に遠方に取材に行けません。

 そのため追加ビルの執筆は、超高層ビルマニア界のレジェンドである「なかやんさん(中谷幸司氏)」にお願いしました。私には「なかやんさん」といっしょに本を出版する長年の夢があったので夢が叶いました(@関西人)。



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2024年12月29日 (日)

TOKYO TORCH(トウキョウトーチ) 地上62階、 高さ約385mの「Torch Tower(トーチタワー)」 2024年12月25日の建設状況

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-TOKYO TORCH(トウキョウ トーチ)-
 「三菱地所」は、東京駅日本橋口前で関係権利者と共に開発を進めている「TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)」街区において、「日本を明るく、元気にする」をプロジェクトビジョンに掲げ、まちづくりを進めていますが、2021年6月末に竣工した「常盤橋タワー(A棟)」に続き、2022年3月末に「下水道局棟(D棟)」が竣工し、東京都下水道局への引渡しを完了しました。

 「下水道局棟(D棟)」の正式名称は「銭瓶町ビルディング」です。ちなみに「銭瓶町」は「ぜにがめちょう」と読みます。なお、建物は東京都下水道局の所有となり、地上階は主に下水道局の事務所となります。

 「三菱地所」は東京駅前で進める複合開発「TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)」で、国内最高となる地上62階、高さ約390mの超高層ビル「Torch Tower(トーチタワー)」の新築工事の優先交渉権者を「清水建設」に決定しました。

 「三菱地所」と「東京センチュリー」は、関係権利者と共に開発を進めている東京駅日本橋口前「TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)」街区において、日本一の高さとなる「Torch Tower」高層部のホテルにウルトララグジュアリーホテル「Dorchester Collection(ドーチェスター・コレクション)」を誘致することを決定しました。ホテルの開業は2028年度を予定しています。

● Torch Tower 2023年9月27日に起工式を挙行!
 「三菱地所」は、関係権利者と共に開発を進めている東京駅日本橋口前「TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)」街区において、日本一の高さとなる「Torch Tower(トーチタワー)」の新築工事に関し、2023年9月27日に起工式を執り行い、着工しました。高さが約390mから約385mと5m低くなりました。

 引用資料 三菱地所(2023/09/27)
 世界に誇る日本の新たなランドマーク「TOKYO TORCH」「Torch Tower」 新築工事着工 ~想いを繋ぎ、未来を灯すまち~ Weaving dreams, Illuminating the future

TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)の概要
◆ 計画名-大手町二丁目常盤橋地区第一種市街地再開発事業 新築工事(A棟・B棟・C棟・D棟)
◆ 所在地-東京都千代田区大手町二丁目8番1他、中央区八重洲一丁目2番1他
◆ 階数-地上62階、地下4階(B棟)
◆ 高さ-最高部約385m(B棟) *最高部約390mから変更
◆ 敷地面積-約31,400㎡(施設全体)
◆ 建築面積-約20,400㎡(施設全体)
◆ 延床面積-約740,000㎡(施設全体)、約553,000㎡(B棟)
◆ 容積対象面積-約584,000㎡(施設全体)
◆ 用途-オフィス、ホテル、 ホール、店舗、変電所、下水ポンプ場、駐車場等
◆ 客室数-110室(Dorchester Collection)
◆ 総戸数-約50戸(70㎡~400㎡)
◆ 建築主-事業権利者(三菱地所、東京都下水道局、大和証券グループ本社、三越伊勢丹、東京電力パワーグリッド、有限会社大手町開発、独立行政法人都市再生機構、他)
◆ 着工-2017年04月末(施設全体)、2023年09月27日(B棟の起工式)
◆ 竣工-2028年03月末予定(施設全体)


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「TOKYO TORCH 全体開業時外観イメージ(JR 東京駅丸の内側より)」です。


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「事業概要」です。「Torch Tower(トーチタワー)」である「B棟」の最高部の高さが約390mから約385mに変更になっています。


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「用途構成図」です。


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「街区南側から見た Torch Tower 低層部」です。


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「街区南側から見た TOKYO TORCH Park」です。


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「SKY HILL イメージ」です。


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「SKY HILL イメージ」です。


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「メインロビーイメージ、客室イメージ、エントランスイメージ」です。


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「TOKYO TORCH 開発ステップ図」です。


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「広域図及び配置図」です。


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「Torch Tower(トーチタワー)」の2024年12月25日の建設状況です。「東京ドーム」で行われた日向坂46「Happy Magical Tour 2024」に行った友人に撮影してもらいました。


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南側から見た様子です。工程は「地下解体工事、鉄骨工事、掘削工事」となっています。


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「乗入れ構台」です。


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「三点式パイルドライバ」です。


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東側から見た敷地南側です。


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アップです。この部分ではまだ「地下解体工事」が行われています。これより深い部分の地下躯体の解体は、「逆打ち工法」により地下階の構築時に行います。


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敷地中央です。


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「乗入れ構台」のアップです。


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「乗入れ構台」の北側です。


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「柱」と1階床の「梁」の「鉄骨建方」が行われています。

● 逆打ち工法
 「Torch Tower(トーチタワー)」は、「逆打ち工法」で建設されているので最初に1階床を構築します。その後は地上躯体は上に向かって、地下躯体は下に向かって同時に建設します。「Torch Tower(トーチタワー)」は、地下4階なので、既存建物の地下躯体を解体しながら、地下1階 → 地下2階 → 地下3階 → 地下4階と下に向かって構築します。


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敷地北側です。


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この鉄骨は、仮設の「構台」だと思われます。


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「東京ドーム」です。


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日向坂46「Happy Magical Tour 2024」

 2025年12月25日(水)・12月26日(木)に「東京ドーム」で日向坂46「Happy Magical Tour 2024」が行われました。


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2025年12月25日(水)には、加藤史帆「卒業セレモニー」も行われました。


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東京メトロ丸ノ内線「後楽園駅」の構内にあった
「日向坂46二期生」の「応援広告」です。メンバーの特徴をよくとらえています。「小坂菜緒、金村美玖」は似顔絵でも美人ですね。

● 応援広告(東京メトロ)
 ライブ会場の近くの「東京メトロ」の駅で、「推し」に想いを届ける広告をよく見かけます。このようにファン自ら出稿する広告を「応援広告」と呼びます。広告料金は「B0サイズ×1週間×1枚」で、34,000円~72,000円のようです。あくまでも「東京メトロ」の例で、「応援広告」はJR各社、私鉄各社、各都市地下鉄でもやっています。



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2024年12月28日 (土)

地上30階、高さ約155mの「(仮称)高輪三丁目品川駅前地区(品川駅西口地区C地区)第一種市街地再開発事業」 特定業務代行者選定が長期化!

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-品川駅西口地区C地区-
 「ドバイ」の大富豪はやはり半端ないですね。「サムライフラッグ」は私の好きなYouTubeチャンネルですが、欧米人が日本語で解説してくれるのでなんか不思議な感じがします。

 YouTube サムライフラッグ【SAMURAI CHANNEL】
 ドバイの大富豪がヤバ過ぎました

 本題に戻って、「SHINAGAWA GOOS(シナガワ グース)」の跡地では、高さ約T.P.160m(T.P.は東京湾平均海面)、延床面積約313,100㎡の超高層複合ビル「(仮称)品川駅西口地区A地区新築計画」が計画されています。

 「SHINAGAWA GOOS」のすぐ北側でも高さ約T.P.160m(T.P.は東京湾平均海面)、延床面積約194,000㎡の超高層複合ビル「(仮称)高輪三丁目品川駅前地区(品川駅西口地区C地区)第一種市街地再開発事業」が計画されています。

 港区は2024年1月21日から、 ”港区環境影響調査実施要綱に基づく「環境影響調査書」の縦覧【(仮称)高輪三丁目品川駅前地区(品川駅西口地区C地区)第一種市街地再開発事業】” を行いました。

 階数や高さの変更はありませんが、「C-1地区」の延床面積が約194,000㎡から約186,900㎡に変更になっています。デザインも少し変更になっています。

 工事の実施に際しては、C-1地区南側の高層棟は「逆打ち工法」、C-1地区北側の低層棟は「順打ち工法」を採用する計画としました。C-2地区はC-1地区北側の低層棟と合わせて施工する計画です。

● 特定業務代行者選定が長期化!
 「(仮称)高輪三丁目品川駅前地区(品川駅西口地区C地区)第一種市街地再開発事業」で、特定業務代行者の選定手続きが長引いています。工事価格の高騰などが影響し、組合内で協議が続いている状況です。

 日刊建設工業新聞(2024/12/27)
 高輪三丁目品川駅前地区再開発(東京都港区)、特定業務代行者選定が長期化/組合

 総事業費は2024年2月の本組合設立認可時で1,445億円を見込んでいましたが、増額の可能性があります。参加組合員として「大成建設、東京建物、野村不動産、三井不動産」が参画します。基本設計と事業コンサルタントは「アール・アイ・エー」が手掛けています。

 開発を巡っては、「トヨタ不動産」が地権者として関与していることも分かりました。再開発区域内にある自動車ディーラー「レクサス高輪」の権利者として参画します。

品川駅西口地区C地区の概要
◆ 計画名-(仮称)高輪三丁目品川駅前地区(品川駅西口地区C地区)第一種市街地再開発事業
◆ 所在地-東京都港区高輪三丁目13番の一部、22番の一部、23番
◆ 交通-JR線・東海道新幹線・京浜急行「品川」駅、都営地下鉄浅草線「高輪台」駅
◆ 階数-(C-1地区)地上30階、地下2階、(C-2地区)地上1階、地下0階
◆ 高さ-(C-1地区)約155m(T.P.+5.0mから)T.P.は東京湾平均海面、(C-2地区)約10m(T.P.+14.0mから)T.P.は東京湾平均海面
◆ 敷地面積-(C-1地区)約16,180㎡、(C-2地区)約580㎡
◆ 建築面積-(C-1地区)約12,940㎡、(C-2地区)約160㎡
◆ 延床面積-(C-1地区)約186,900㎡、(C-2地区)約170㎡
◆ 容積対象床面積-(C-1地区)約159,900㎡、(C-2地区)約160㎡
◆ 構造-鉄骨造、鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎、一部杭基礎
◆ 用途-オフィス、共同住宅、商業、産業支援(MICE)、駐車場等、(C-2地区)集会場
◆ 建築主-高輪三丁目品川駅前地区市街地再開発組合(参加組合員 大成建設、東京建物、野村不動産、三井不動産)
◆ 設計者-(基本設計)アール・アイ・エー
◆ 事業コンサルタント-アール・アイ・エー
◆ 着工-2026年度予定(当初計画)
◆ 竣工-2028年度予定(当初計画)


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「立面図(北側立面図)」です。


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「立面図(東側立面図)」です。


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「立面図(南側立面図)」です。


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「立面図(西側立面図)」です。


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「断面図(A-A’断面)」です。


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「断面図(B-B’断面)」です。


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「配置計画図」です。



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「計画地位置図(広域)」です。


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日本のビルベスト111(2024年12月25日発売)
 「日本のビルベスト111」は、2016年10月に発売した「日本のビルベスト100」の改訂版です。改訂版のお話は非常に名誉な事だったのですが、私は病気のリハビリ中のため、体力的に遠方に取材に行けません。

 そのため追加ビルの執筆は、超高層ビルマニア界のレジェンドである「なかやんさん(中谷幸司氏)」にお願いしました。私には「なかやんさん」といっしょに本を出版する長年の夢があったので夢が叶いました(@関西人)。



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2024年12月27日 (金)

JR東日本 海浜幕張駅の南東側に新改札口を設置 新改札口「公園改札」および「ペリエ海浜幕張」の新エリア 2025年3月22日(土)にオープン!

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-JR海浜幕張駅-

 千葉市では、「JR東日本、幕張新都心若葉住宅地区街づくりグループ(三井不動産レジデンシャル、野村不動産、三菱地所レジデンス、伊藤忠都市開発、東方地所、富士見地所、袖ヶ浦興業)」とともに、京葉線海浜幕張駅の蘇我方への改札口増設について、交通結節機能の強化や利用者の利便性向上が期待できることから設置に向けた検討を進めてきました。三者で協力して改札口を増設することとなり、基本協定を締結しました。

 新改札口の設計及び工事は「JR東日本」が行い、それに要する費用は「千葉市、JR東日本、幕張新都心若葉住宅地区街づくりグループ」の各者が3分の1を負担することを基本とします。

 「三井不動産レジデンシャル、野村不動産、三菱地所レジデンス、伊藤忠都市開発、東方地所、富士見地所、袖ヶ浦興業」は、「幕張ベイパーク 」を建設していますが、 JR海浜幕張駅には、東京方面にしか改札口が無いので遠回りする必要があります。

● 公園改札を2025年3月22日に使用開始!
 「千葉市」と「JR東日本千葉支社」は、京葉線海浜幕張駅における新改札口設置に関する基本協定(2021年1月締結)に基づき、海浜幕張駅の交通結節機能強化や利便性向上を目的として、駅の蘇我方に2023年4月より新たな改札口の工事を進めてきました。現在の工事の進捗状況等を踏まえ、2025年3月22日(土)7時00分より「公園改札」として使用を開始する運びとなりました。

 引用資料 JR東日本(PDF:2024/12/23)
 京葉線海浜幕張駅「公園改札」使用開始

● ペリエ海浜幕張の新エリアが2025年3月22日に開業!
 「千葉ステーションビル」と「JR東日本千葉支社」は、沿線の個性と魅力を高める「沿線くらしづくり構想」の一環として「ペリエ海浜幕張」の“新エリア”を開業します。店舗面積約1,800㎡、店舗数計4店舗です。2025年3月22日(土)より京葉線海浜幕張駅の新たな改札「公園改札」の使用開始にあわせて開業します。

 引用資料 JR東日本(PDF:2024/12/23)
 「ペリエ海浜幕張」 “新エリア” が開業します

公園改札の概要
◆ 計画名-京葉線海浜幕張駅新改札口(仮称)
◆ 所在地-千葉県千葉市美浜区ひび野二丁目108,109
◆ 施設面積-新改札口約550㎡
◆ 改札設備-(改札内)階段2箇所、エレベーター2基、改札口1箇所、(改札外)階段2箇所、エレベーター1基、スロープ1箇所
◆ 着工-2023年04月
◆ 竣工-2025年03月予定
◆ 開業-2025年03月22日予定


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「ペリエ海浜幕張」“新エリア”イメージです。


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「ペリエ海浜幕張」“新エリア”位置図です。


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「平面図」です。


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「位置図」です。南東側の蘇我方面に改札口を増設します。


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「JR海浜幕張駅」の空撮です。


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「既存改札口」です。現在は東京方面にしか改札口が無いので、「幕張ベイパーク 」方面には向かうには遠回りする必要があります。


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日本のビルベスト111(2024年12月25日発売)
 「日本のビルベスト111」は、2016年10月に発売した「日本のビルベスト100」の改訂版です。改訂版のお話は非常に名誉な事だったのですが、私は病気のリハビリ中のため、体力的に遠方に取材に行けません。

 そのため追加ビルの執筆は、超高層ビルマニア界のレジェンドである「なかやんさん(中谷幸司氏)」にお願いしました。私には「なかやんさん」といっしょに本を出版する長年の夢があったので夢が叶いました(@関西人)。



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2024年12月26日 (木)

東京都日野市 「三井不動産」が日野自動車日野工場跡地に大規模データセンター「日野DC計画」を建設 3棟・総延床面積16万2360㎡の規模!

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-日野自動車日野工場跡地-
 2025年2月12日に発売される乃木坂46の「与田祐希3rd写真集」のタイトルが「ヨーダ」に決定しました(笑)。私は「乃木坂46」も「スター・ウォーズ」も大好きなので感慨深いものがあります。「フォースと共にあらんことを(May The Force Be With You)」(Googleマップの衛星写真を引用)。

 本題に戻って、「三井不動産」は、東京都日野市日野台三丁目の日野自動車工場跡地に、総延床面積16万2360㎡規模のデータセンタ―「日野DC計画」を建設します。設計は「鹿島建設」、施工者は未定です。

 建設通信新聞(2024/10/03)
 【16万㎡、設計は鹿島】日野自工跡地にデータセンター/三井不

 施設は、データセンタ―は、地上5階(延床面積6万3620㎡)×2棟と地上3階(延床面積3万3620㎡)×1棟の合計3棟、および付属建物2棟で構成します。最高高さは72mとしています。敷地面積は11万4118㎡で建築面積は3万6300㎡です。受電容量は合計260メガワットの規模になる予定です。

日野自動車日野工場跡地を再び売却
 「日野自動車」は2022年12月に、日野工場の一部だった約11万4000㎡の土地をの譲渡を発表していました。土地は2023年9月に「三井不動産」に売却し、三井不動産はデータセンター「日野DC計画」を建設します。

 残る用地のうち約15万5000㎡を新たに譲渡することにしました。譲渡先、引き渡し日、譲渡価格、譲渡益はいずれも未定です。2025年2月の契約締結を目指します。

 「日野自動車」は、「三菱ふそうトラック・バス」と経営統合に向けた基本合意を行い、会社を再建中ですが、認証不正問題もあり、経営的には非常に厳しい状態が続いています。


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しかのこのこのここしたんたん

 東京都日野市つながりで、日野市が舞台のアニメ「しかのこのこのここしたんたん」では、「日野市」を「人知の及ばぬ人外魔境」のような扱いをしていましたが、実際は街を「鹿」は闊歩していません(笑)。

 私が2024年に一番ハマったアニメは「しかのこのこのここしたんたん」です。「公式アニメブック」まで買ってしまいました(笑)。YouTubeで2024年12月30日(月)まで 1週間の期間限定で全12話が公開されています。無茶苦茶なストーリーですが面白いですよ!

 YouTube フル☆アニメTV
 【全12話】しかのこのこのここしたんたん 2024年12月30日(月)まで 全12話 期間限定イッキ見!


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日本のビルベスト111(2024年12月25日発売)
 「日本のビルベスト111」は、2016年10月に発売した「日本のビルベスト100」の改訂版です。改訂版のお話は非常に名誉な事だったのですが、私は病気のリハビリ中のため、体力的に遠方に取材に行けません。

 そのため追加ビルの執筆は、超高層ビルマニア界のレジェンドである「なかやんさん(中谷幸司氏)」にお願いしました。私には「なかやんさん」といっしょに本を出版する長年の夢があったので夢が叶いました(@関西人)。



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2024年12月25日 (水)

「ホンダ(本田技研工業)」の新たな司令塔 Honda青山ビル建替え計画 新ビルの概要は、地上25階、高さ約150m、延床面積約53,000㎡

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-ホンダ青山ビルの建て替え―
 2024年12月23日に、「本田技研工業」と「日産自動車」および「三菱自動車工業」は、「本田技研工業」と「日産自動車」が基本合意した共同持株会社設立による経営統合に向けた検討に対して、「三菱自動車工業」が参画・関与およびシナジー享受する可能性について検討することに合意し、3社で覚書を締結しました。

 「本田技研工業」は、東京都港区南青山に所有する「ホンダ青山ビル(Honda青山ビル)」を、2030年度の完成を目標に新たなビルに建て替えます。社会や産業が急速に変革に向かう状況の中で、Hondaは将来にわたり人々や社会から「存在を期待される企業」であり続けることを目指しています。

 そのために、「イノベーションを生み出す変革と発信の拠点」となるグローバル本社機能を構築することが必要だと考え、それを実現できる新たなビルへの建て替えを決定しました。

● 地上25階、高さ約150m、延床面積約53,000㎡
 「本田技研工業」が、東京都港区で計画している「Honda青山ビル」建て替え計画の概要が明らかになりました。概要は、地上25階、塔屋2階、地下2階、高さ約150m、 延床面積約53,000㎡です。既存建物の解体工事は2025年春から着手します。本体工事は2026年10月頃に着手し、2030年度の完成を目指します。

 引用資料 港区・公式HP(2024/12/21)
 港区環境影響調査実施要綱に基づく環境影響調査計画書の縦覧【Honda青山ビル建替え計画】

 建設通信新聞(2024/12/24)
 本田技研工業/25階建て5.3万㎡に建替え/26年10月着工、完成は30年度

(建替え後)Honda青山ビル建替え計画の概要
◆ 所在地-東京都港区南青山二丁目1番1号
◆ 交通-東京メトロ銀座線・東京メトロ半蔵門線・都営大江戸線「青山一丁目」駅すぐ
◆ 階数-地上25階、塔屋2階、地下2階
◆ 高さ-約150m
◆ 敷地面積-約4,600㎡
◆ 建築面積-約2,300㎡
◆ 延床面積-約53,000㎡
◆ 用途-オフィス(本社)、ショールーム、集会場
◆ 建築主-本田技研工業
◆ 解体工事-2025年春予定
◆ 着工-2026年10月予定
◆ 竣工-2030年度予定
◆ 供用開始-2030年度予定

(既存ビル)ホンダ青山ビル(Honda青山ビル)の概要
◆ 所在地-東京都港区南青山二丁目1番1号
◆ 交通-東京メトロ銀座線・東京メトロ半蔵門線・都営大江戸線「青山一丁目」駅すぐ
◆ 階数-地上17階、塔屋1階、地下3階
◆ 高さ-72.12m
◆ 敷地面積-約4,756㎡
◆ 建築面積-約2,437㎡
◆ 延床面積-約40,224㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造)
◆ 用途-オフィス(本社)
◆ 建築主-ホンダ総合建物
◆ 設計者-椎名政夫建築設計事務所、石本建築事務所、間組
◆ 施工者-間組
◆ 竣工-1985年08月19日


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「計画地位置図(拡大)」です。


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「計画地位置図(広域)」です。


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ホンダ(本田技研工業)
 「本田技研工業(HONDA MOTOR CO.,LTD)」は、東京都港区南青山二丁目1番1号に本社を置く、世界的な輸送機器メーカーです。自動車、オートバイ、小型ジェット機(ビジネスジェット)、芝刈機、発電機、除雪機、小型耕うん機などの製造販売を行っています。

 「本田技研工業」は、1946年9月1日に、「本田宗一郎氏」が静岡県浜松市に「本田技術研究所」を開設、1948年9月24日に、「本田技研工業株」を設立、1953年には本社を東京に移転しました。

本田技研工業の連結決算(売上収益/営業利益)
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1995年3月     3,966,164百万円     107,916百万円
1996年3月     4,252,250百万円     143,633百万円
1997年3月     5,293,302百万円     401,447百万円
1998年3月     5,999,738百万円     462,313百万円
1999年3月     6,231,041百万円     548,698百万円
2000年3月     6,098,840百万円     426,230百万円
-----------------------------------------
2001年3月     6,463,830百万円     406,960百万円
2002年3月     7,362,438百万円     639,296百万円
2003年3月     7,971,499百万円     689,499百万円
2004年3月     8,162,600百万円     600,144百万円
2005年3月     8,650,105百万円     630,920百万円
2006年3月     9,907,996百万円     868,905百万円
2007年3月   11,087,140百万円     851,879百万円
2008年3月   12,002,834百万円     953,109百万円
2009年3月   10,011,241百万円     189,643百万円
2010年3月     8,579,174百万円     363,775百万円
-----------------------------------------
2011年3月     8,936,867百万円     569,775百万円
2012年3月     7,948,095百万円     231,364百万円
2013年3月     9,877,947百万円     544,810百万円
2014年3月   11,842,451百万円     750,281百万円
2015年3月   13,328,099百万円     670,603百万円
2016年3月   14,601,151百万円     503,376百万円
2017年3月   13,999,200百万円     840,711百万円
2018年3月   15,361,146百万円     833,558百万円
2019年3月   15,888,617百万円     726,370百万円
2020年3月   14,931,009百万円     633,637百万円
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2021年3月   13,170,519百万円     660,208百万円
2022年3月   14,552,696百万円     871,232百万円
2023年3月   16,907,725百万円     839,398百万円
2024年3月   20,428,802百万円  1,381,977百万円

2025年3月期予想
2025年3月   21,000,000百万円  1,420,000百万円(会)
2025年3月   21,492,345百万円  1,468,818百万円(コ)

(備考) (会)は会社予想、(コ)はアナリスト予想(コンセンサス)です。コンセンサスは頻繁に変更されます。上記のコンセンサスは2024年12月25日時点の数値です。


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日本のビルベスト111(2024年12月25日発売)
 「日本のビルベスト111」は、2016年10月に発売した「日本のビルベスト100」の改訂版です。改訂版のお話は非常に名誉な事だったのですが、私は病気のリハビリ中のため、体力的に遠方に取材に行けません。

 そのため追加ビルの執筆は、超高層ビルマニア界のレジェンドである「なかやんさん(中谷幸司氏)」にお願いしました。私には「なかやんさん」といっしょに本を出版する長年の夢があったので夢が叶いました(@関西人)。



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2024年12月24日 (火)

幕張新都心 「幕張ベイパーク」のすぐ北側 千葉市の新拠点病院「千葉市立新病院整備工事」 名称が「千葉市立幕張海浜病院」に決定!

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-千葉市立新病院整備事業-
 
「千葉市」は、「海浜病院」に代わる新病院の建設に向け、「千葉市立新病院整備事業」を進めています。建設予定地は、早期の着工が可能で、新病院の建設に必要な広さが確保でき、移転の影響も少なく、千葉市西部の医療ニーズに対応できる場所に建設することが望ましいと考えられるため、幕張新都心若葉住宅地区小学校・公益施設用地内を建設予定地とします。

 地震対策として「免震構造」を採用し、「液状化対策(地盤改良)」を行います。浸水対策として地盤のかさ上げを行います。災害時に傷病者を受け入れる防災ひろば、講堂などを設け、本体棟の北東側に将来の増築可能スペースと想定し、病院機能の拡張に対応できるようにします。

 千葉市の新拠点病院である「千葉市立新病院整備工事」は、「鹿島・鵜沢特定建設工事共同企業体」の施工で2023年12月19日に着工しました。契約金額は312億9500万円です。工事費の高騰は凄まじく、4度の値上げで、最終的には概算工事費約313.5億円(約220億円 → 約238億円 → 約266億円から変更)となりました。

 引用資料 千葉市・公式ホームページ

 千葉市立新病院整備事業

● 名称が「千葉市立幕張海浜病院」に決定!
 2026年秋に開院を予定している千葉市立新病院について、名称案を決定しました。名称は「千葉市立幕張海浜病院(ちばしりつまくはりかいひんびょういん:Chiba Makuhari Kaihin Municipal Hospital)」です。

 千葉市・公式ホームページ(2024/12/19)
 千葉市立新病院の名称案を決定しました!!

 新病院の名称には、幕張新都心に位置する他の多くの施設と同様に、施設名称に地域名である「幕張」を冠することにしました。また、ZOZOマリンスタジアムやJFA夢フィールド等が整備されている都市公園「県立幕張海浜公園」および「幕張海浜エリア」で用いられている「幕張海浜」を取り入れることで、施設の場所をわかりやすく示すとともに、新病院および周辺地域の知名度向上、イメージアップにつながることを期待しています。

千葉市立幕張海浜病院の概要
◆ 計画名-千葉市立新病院整備工事
◆ 所在地-千葉県千葉市美浜区若葉三丁目1番27、1番41の一部(地番)
◆ 交通-JR京葉線「海浜幕張」駅、JR京葉線「検見川浜」駅
◆ 階数-地上5階、塔屋1階、地下0階
◆ 高さ-最高部30.642m、軒高24.542m
◆ 敷地面積-34,992.47㎡
◆ 建築面積-(合計)11,843.73㎡、(病院部分)8,584.86㎡
◆ 延床面積-(合計)38,832.22㎡、(病院部分)33,637.15㎡
◆ 構造-(柱)鉄筋コンクリート造、(梁)鉄骨造 
◆ 基礎工法-直接基礎(管理人の推測)
◆ 地震対策-免震構造(基礎免震構造)
◆ 用途-病院、保育所、物販店舗、自動車駐車場
◆ 診療科-内科、消化器内科、循環器内科、呼吸器内科、小児科、新生児科、外科、消化器外科、呼吸器外科、心臓血管外科、整形外科、形成外科、脳神経外科、泌尿器科、産科、 婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、救急科、麻酔科、病理診断科、リハビリテーション科、 歯科口腔外科 等
◆ 病床数-349床(成人・高齢者病床222床、周産期・小児・移行期病床127床)
◆ 建築主-千葉市
◆ 設計者-(基本設計)日建設計・システム環境研究所JV、(実施設計)日建設計
◆ 監理者-日建設計
◆ 施工者-鹿島・鵜沢特定建設工事共同企業体(鹿島建設、鵜沢建設JV)
◆ 着工-2023年12月19日(着工)、2024年01月20日(起工式)
◆ 竣工-2026年03月18日予定
◆ 開院-2026年秋頃予定
◆ 概算工事費-約313.5億円(約220億円 → 約238億円 → 約266億円から変更)


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「外観イメージ(花見川通り側)」です。


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「外観イメージ(花見川通り側)」です。


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「外観イメージ(県立幕張総合高校側)」です。


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「内観イメージ(総合受付)」です。


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「内観イメージ(外来モール)」です。


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「断面構成図」です。地上5階、塔屋1階、地下0階、最高部の高さは30.642mです。


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「配置計画」です。


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「新病院建設予定地」です。「幕張ベイパーク」の北側で、「千葉県立幕張総合高等学校」の東隣に位置します。


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「事業スケジュール」です。概算工事費及び事業スケジュールの見直しが行われました。


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「千葉市立幕張海浜病院」の建設現場です(写真提供読者さん)。


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「千葉市立新病院整備工事」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。


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日本のビルベスト111(2024年12月25日発売)
 「日本のビルベスト111」は、2016年10月に発売した「日本のビルベスト100」の改訂版です。改訂版のお話は非常に名誉な事だったのですが、私は病気のリハビリ中のため、体力的に遠方に取材に行けません。

 そのため追加ビルの執筆は、超高層ビルマニア界のレジェンドである「なかやんさん(中谷幸司氏)」にお願いしました。私には「なかやんさん」といっしょに本を出版する長年の夢があったので夢が叶いました(@関西人)。



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2024年12月23日 (月)

みなとみらい21中央地区53街区 竣工した高さ約158mと高さ約90mの「横浜シンフォステージ(YOKOHAMA SYMPHOSTAGE)」

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-みなとみらい21中央地区53街区-

 「横浜市」が「みなとみらい21中央地区53街区」の開発事業者を公募しました。横浜高速鉄道みなとみらい線「新高島駅」に直結する好立地です。「横浜市」は「最後の重要街区」と位置付けていましたが、敷地面積が20,620.58㎡と広大なため、2015年、2016年、2017年と3度の公募を行いましたが、決まりませんでした。

 2019年3月に4度目正直で、「大林組、京浜急行電鉄、新日鉄興和不動産(現:日鉄興和不動産)、ヤマハ」の4社で構成する企業グループが、横浜市による開発事業者公募「みなとみらい21中央地区53街区」の事業予定者に選定されました。

 「大林組、京浜急行電鉄、日鉄興和不動産、ヤマハ、みなとみらい53EAST合同会社」の5社で共同開発する「みなとみらい21中央地区53街区開発事業」が2021年4月に着工しました。

● 横浜シンフォステージ(YOKOHAMA SYMPHOSTAGE)
 「大林組、京浜急行電鉄、日鉄興和不動産、ヤマハ、みなとみらい53EAST合同会社」の5社で共同開発し、2024年3月末の完成を予定している「みなとみらい21中央地区53街区開発事業」の街区名称を「横浜シンフォステージ(YOKOHAMA SYMPHOSTAGE)」に決定しました。

 「横浜シンフォステージ(YOKOHAMA SYMPHOSTAGE)」は、2024年3月31日に竣工しました。低層部商業ゾーンとオープンイノベーションオフィス「chilink WORKSITE MINATOMIRAI」は2024年5月9日、ヤマハの体験型ブランドショップ「ヤマハミュージック 横浜みなとみらい」は2024年6月6日、「京急EXホテル みなとみらい横浜」は2024年6月24日に開業しました。

 引用資料 大林組(2024/04/16)
 5月9日より商業ゾーン、6月よりヤマハ体験型「ブランドショップ」、ホテルが順次開業

横浜シンフォステージ(YOKOHAMA SYMPHOSTAGE)の概要
◆ 計画名-(仮称)MM53街区プロジェクト
◆ 所在地-神奈川県横浜市西区みなとみらい五丁目1番2号
◆ 交通-みなとみらい線「新高島」駅徒歩1分、JR・京急・東急・相鉄・みなとみらい線・市営地下鉄「横浜」駅徒歩8分
◆ 階数-(ウエストタワー)地上30階、塔屋2階、地下1階、(イーストタワー)地上16階、塔屋1階、地下1階
◆ 高さ-(ウエストタワー) 最高部約158m、(イーストタワー)約90m
◆ 敷地面積-20,620.58㎡(施設全体)
◆ 延床面積-182,937.70㎡(施設全体)
◆ 構造-鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造(ウエストタワー・イーストタワー)
◆ 地震対策-制振構造(ブレーキダンパー、オイルダンパー、アクティブマスダンパー)
◆ フロア構成-(ウエストタワー)26階~30階が「ホテル」、25階が「全体共用」、5階~24階が「オフィス」、4階が「全体共用」、2階・3階が「店舗」、1階が「駐車場、店舗、オープンアトリウム」、(イーストタワー)5階~15階が「オフィス」、4階が「全体共用」、3階が「オフィス、店舗、オープンイノベーションスペース」、2階が「店舗」、1階が「駐車場、店舗、オープンアトリウム」
◆ 客室数-150室(京急EXホテル みなとみらい横浜)
◆ 建築主-大林組、京浜急行電鉄、日鉄興和不動産、ヤマハ、みなとみらい53EAST合同会社(大林組が出資する特別目的会社)
◆ 設計者-大林組
◆ 施工者-大林組
◆ 着工-2021年04月01日
◆ 竣工-2024年03月31日
◆ 開業-2024年05月09日より順次開業


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「用途構成イメージ」です。

● ウエストタワー
 基準階専有面積3,360㎡(約1,016坪)を有するオフィスを主な用途とし、上層部は京急グループの新築では初出店となる「京急EXホテル」、低層部はヤマハのブランド発信拠点や店舗で構成される、新高島駅周辺の新たなシンボルとなる多機能交流拠点です。

● イーストタワー
 基準階専有面積2,796㎡(約845坪)を有し、さまざまな企業が本社、研究開発拠点として利用することを視野に入れたオフィスを主な用途とし、低層部にはオープンイノベー ションスペースや店舗を備えます。


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「<左>ウエストタワーのオフィス基準階(基準階専有面積3,360㎡)、<右>イーストタワーのオフィス基準階(基準階専有面積2,796㎡)」です。


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「配置図」です。


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横浜ランドマークタワーの69階展望フロア「スカイガーデン」から北側を見た様子です。


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「ウエストタワー」を北西側から見た様子です。最上部に「YAMAHA」のロゴが見えます。「YAMAHA」には、楽器の「ヤマハ」とバイクの「ヤマハ発動機」がありますが、楽器の「ヤマハ」の方です。

● ヤマハのブランド発信と新価値創造(R&D)の拠点!
 「ヤマハ」は、「横浜シンフォステージ(YOKOHAMA SYMPHOSTAGE)」に、ヤマハの体験型ブランドショップ「ヤマハミュージック 横浜みなとみらい」とともに、「首都圏R&D拠点」を設置しています。


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「ウエストタワー」を西側から見た様子です。


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「ウエストタワー」を南西側から引いて見た様子です。


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「ウエストタワー」を南西側から見た様子です。


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「ウエストタワー」を南西側から見上げた様子です。


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「ウエストタワー」を南東側から見上げた様子です。


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「ウエストタワー」を南東側から見た様子です。


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ウエストタワーとイーストタワーの間の
 「グランモールプラザ」です。


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ウエストタワーとイーストタワーの間の
 「グランモールプラザ」です。


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イーストタワー」を西側から見た様子です。


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「イーストタワー」を南西側から見た様子です。


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「イーストタワー」を南東側から見た様子です。



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2024年12月22日 (日)

横浜市 高さ約195m・約180m・約165mのトリプルタワー「(仮称)東高島駅北地区 C地区棟計画」 2024年10月~2025年3月の作業工程

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-(仮称)東高島駅北地区 C地区棟計画-
 「横浜市」は、神奈川区の東高島駅北地区の一部水域を埋め立てて、新たなまちづくりを検討しています。街区は「A地区」~「E地区」まで計画されています。当初計画では工期が2018年~2022年予定でした。

 当初計画より大幅に遅れていますが、超高層タワーマンションを建設する前の「運河埋⽴」などの基盤整備が本格的に行われています。現時点での工期は、着工が2025年度予定、 竣工が2029年度予定です。

 計画に変更が無ければ、(C-1地区)地上47階、塔屋2階、地下2階、最高高さ約180m、(C-2地区A棟)地上42階、塔屋2階、地下2階、最高高さ約165m、(C-2地区B棟)地上52階、塔屋2階、地下2階、最高高さ約195mのトリプル超高層タワーマンションが建設される予定です。

 引用資料 横浜市・公式HP(2023/06/20)
 第70回都市美対策審議会景観審査部会議事録(令和5年3月24日開催)  

(仮称)東高島駅北地区 C地区棟計の概要
◆ 所在地-横浜市神奈川区星野町及び神奈川一丁目地内
◆ 階数-(C-1地区)地上47階、塔屋2階、地下2階、(C-2地区A棟)地上42階、塔屋2階、地下2階、(C-2地区B棟)地上52階、塔屋2階、地下2階
◆ 高さ-(C-1地区)最高部約180m、軒高約165m、(C-2地区A棟)最高部約165m、軒高約150m、(C-2地区B棟)最高部約195m、軒高約180m
◆ 敷地面積-(C地区全体)約28,100㎡、(C-1地区)約11,000㎡、 (C-2地区)約17,100㎡
◆ 建築面積-(C地区全体)約11,600㎡、(C-1地区)約4,300㎡、(C-2地区)約7,300㎡
◆ 延床面積-(C地区全体)約225,000㎡、(C-1地区)約87,000㎡、(C-2地区)約138,000㎡
◆ 容積対象床面積-(C地区全体)約168,600㎡、(C-1地区)約66,000㎡、(C-2地区)約102,600㎡
◆ 用途-共同住宅、商業施設、公益的施設等
◆ 総戸数-2200戸程
◆ 建築主-日本貨物鉄道(JR貨物)、三井不動産レジデンシャル
◆ 着工-2025年度予定
◆ 竣工-2029年度予定


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完成イメージです(引用:横浜市)。


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「地区の概要」です(引用:横浜市)。


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「施設配置計画図」です。合計3棟の超高層タワーマンションが建設される予定です(引用:横浜市)。


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「断面図」です(引用:横浜市)。


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「2024年度工事説明【2024年10月~2025年3月】」です。

 引用資料 東高島駅北地区土地区画整理組合(PDF)
 東高島駅北地区土地区画整理事業


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横浜ランドマークタワーの69階展望フロア「スカイガーデン」から見た様子です。


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「(仮称)東高島駅北地区 C地区棟計画」の予定地です。


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「運河」の埋め立ては完了しています。



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2024年12月21日 (土)

明治大学 駿河台キャンパス総合施設整備計画「SURUGADAI 6.0」が始動! 中野キャンパスの全機関が約10年後に駿河台キャンパスに統合!

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-SURUGADAI 6.0-

 「明治大学」は2024年12月16日に、明治大学創立150周年記念事業の一環として駿河台キャンパス総合施設整備計画「SURUGADAI 6.0」を発表しました。

 中野キャンパスの「国際日本学部、総合数理学部」の両学部など全機関が10年後をめどに駿河台キャンパスへ移転します。山手線内に位置する駿河台へキャンパス機能を集約するのは、都心回帰を進めることで、優秀な学生を確保する狙いもあるとみられます。

 引用資料 明治大学・公式ホームページ
 SURUGADAI 6.0

 「学校法人明治大学」では、これまで駿河台キャンパスの老朽化した施設を順次建て替えするための「駿河台キャンパス総合施設整備計画」を検討してきました。このたび、計画の基本構想について決定し、今後は計画に基づく施設整備の具体化を進めていくこととなりました。

 2031年の創立150周年に向けて明治大学のあるべき姿を定めた「MEIJI VISION 150‐前へ‐」における施設整備計画の重点目標として位置付けられています。駿河台キャンパスの猿楽町地区(旧付属明治中学校・高等学校跡地)にある多数の老朽化した校舎を中心に、駿河台キャンパス全体に及ぶ施設の建て替えと改修を工事開始年度から14年の期間をかけて行う長期的な施設整備事業です。


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駿河台の可能性と未来を広げ、イノベーションを生み出す、新たな拠点が誕生します。


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「現況図」です。


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「最終的な施設配置図」です。


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2013年に開校した「中野キャンパス」です。中野キャンパスの「国際日本学部、総合数理学部」の両学部など全機関が10年後をめどに駿河台キャンパスへ移転します。

● 統合後の中野キャンパスはどうなる?
 統合後の中野キャンパスの利用については、社会における大学へのニーズを考慮し、理事会で検討される予定です。2013年に開校した「中野キャンパス」が約20年で役目を終えます。



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2024年12月20日 (金)

三井不動産 旧そごう川口店建物をリニューアル ライフスタイル型商業施設「三井ショッピングパーク ららテラス川口」 2025年5月開業!

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-閉館した旧そごう川口店建物をリニューアル-

 今からは想像も出来ませんが、バブルが崩壊するまでは「そごう」は一番勢いのある百貨店でした。カリスマ経営者の「水島廣雄氏」の元で、「交通のよい最適地に最大級の百貨店をつくる」ことを出店戦略の基本として、20店舗構想の「ダブルそごう」、30店舗構想の「トリプルそごう」とイケイケ状態でした。

 しかし、バブルの崩壊と共に逆回転が始まり、水島帝国は崩壊します。「セブン&アイ・ホールディングス」の傘下にあった「そごう川口店」も不採算店整理の一環で2021年2月28日に閉店しましょた。

 「三井不動産」は、埼玉県川口市にて旧そごう川口店建物のリニューアル計画として、「(仮称)川口駅前商業施設計画」を今般着工しました。開業は2025年春を予定しています。

 「そごう川口店」は、1991年11月に竣工した「川口駅前東口第三工区第一種市街地再開発事業」として開発された「川口駅前東口第三工区市街地再開発ビル」に入っていました。概要は、地上11階、塔屋1階、地下2階、高さ51.65mです。

 「(仮称)川口駅前商業施設計画」は、旧そごう川口店建物の株式会社そごう・西武持分等を当社が取得し、三井不動産ブランドの商業施設としてリニューアル・再開業を行うものです。

 旧そごう川口店の建物は、JR京浜東北線「川口」駅東口からペデストリアンデッキで接続されており、駅前交通広場のバス停留所には約30系統の路線バスが乗り入れ、多方面からもアクセスが可能な、交通利便性が優れた立地に位置します。

 長く地域に親しまれてきた旧そごう川口店の特徴である大時計や大理石などを残しながら、魅力あふれる商業環境を創出すると同時に、アパレル・コスメ・生活必需品や生鮮・スイーツ等のグルメ店舗などバラエティ豊かな約100店舗を揃えることにより、駅前地区の更なる利便性と賑わいを向上させ、活気ある街づくりに貢献いたします。また、各店舗と連携した環境施策の実施など、持続可能な社会の実現にも取り組みます。

● 三井ショッピングパーク ららテラス川口
 「三井不動産」は、埼玉県川口市にてリニューアル工事を推進中の「(仮称)川口駅前商業施設計画」について、施設名称を「三井ショッピングパーク ららテラス川口」に決定しました。開業は2025年5月を予定しています。

 引用資料 三井不動産(2024/12/17)
 旧そごう川口店建物をリニューアルしたライフスタイル型商業施設 三井ショッピングパーク ららテラス川口」2025年5月開業 川口エリアのお客様の生活を支える71店舗を先行発表

三井ショッピングパーク ららテラス川口の概要
◆ 計画名-(仮称)川口駅前商業施設計画
◆ 所在地-埼玉県川口市栄町三丁目5番1号
◆ 交通-JR京浜東北線「川口」駅からペデストリアンデッキにより直結
◆ 階数-地上11階、塔屋1階、地下2階
◆ 高さ-51.65m
◆ 敷地面積-約8,900㎡
◆ 延床面積-約68,800㎡
◆ 店舗面積-約21,500㎡
◆ 構造- 鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造
◆ 店舗数-約100店舗
◆ 事業主-三井不動産
◆ 設計者-大成建設
◆ 環境デザイン-スペース
◆ 施工者-大成建設
◆ 着工-2024年08月
◆ 開業-2025年05月予定


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「三井ショッピングパーク ららテラス川口」 エントランス イメージです。


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「フロア構成」です。


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営業していた頃の「そごう川口店」です。


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「位置図」です。



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2024年12月19日 (木)

「ホンダ(本田技研工業)」と「日産自動車」が経営統合へ協議 実現すれば世界販売台数で3位の自動車グループが誕生!

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-ホンダと日産が経営統合へ協議-
 このニュースには本当にビックリしました。前からウワサはありましたが、まさか現実にこのような協議が開始されるとは夢にも思っていませんでした。「ホンダ(本田技研工業)」と「日産自動車」が、経営統合に向けて協議していることが2024年12月18日に分かりました。

 両社が傘下に入る持ち株会社の設立を検討し、日産自動車が筆頭株主となっている「三菱自動車工業」の合流も視野に入れます。実現すれば世界販売台数で3位の自動車グループが誕生します。両社は近く覚書を結び、持ち株会社の設立時期や出資比率、首脳人事などの協議を進めます。

 2023年の世界販売台数は、本田技研工業が398万台、日産自動車がが337万台、三菱自動車工業が78万台で、合計すると813万台となります。1,123万台のトヨタ自動車グループ、923万台の独フォルクスワーゲン(VW)グループに次ぐ規模となります。

● 統合へのハードルはかなり高い!
 企業文化が全く違う2社の統合がそもそもうまくいくのか? 「ホンダ(本田技研工業)」に経営危機の「日産自動車」を救う体力があるのか? という統合後の問題もありますが、そもそも統合そのものにも大きなハードルが2つあります。

 1つ目が「日産自動車」とフランスの「ルノー」との関係です。両社は資本関係の見直しが行われ、ルノーの日産に対する出資比率を15%に引き下げ、相互に15%ずつを出資関係になっています。ルノーは保有する日産の株式(43.4%)のうち、28.4%をフランスの信託会社に移しました。2社の統合を「ルノー」や「フランス政府」が簡単に承認するとは思えません。

 2つ目が「独占禁止法」の観点です。最大の関門がアメリカ規制当局の承認です。2023年のアメリカ新車販売台数は、日本の自動車メーカー1位の「トヨタ自動車」が224万8477台、2位の本田技研工業が130万8186台、3位の日産自動車が89万8796台です。GMに次ぐ全米2位の「トヨタ自動車」に匹敵する新車販売台数を誇る自動車会社の出現をアメリカ規制当局が承認するか疑問です。中国の規制当局の承認も厳しそうです。

2023年(1月~12月)のグループ別世界販売台数(前年比)
01 トヨタグループ(日本)-1,123万台(+7%)
02 VWグループ(ドイツ)-923万台(+12%)
** ホンダ+日産+三菱(日本)-813万台
03 現代自動車グループ(韓国)-730万台(+7%)
04 ステランティス(欧州)-639万台(+7%)
05 GM(アメリカ)-618万台(+4%)
06 フォードモーター(アメリカ)-441万台(+4%)
07 ホンダ(日本)-398万台(+6%)
08 日産自動車(日本)-337万台(+5%)
09 スズキ(日本)-307万台(+4%)
10 BYD(中国)-302万台(+62%)


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ホンダ(本田技研工業)
 「本田技研工業(HONDA MOTOR CO.,LTD)」は、東京都港区南青山二丁目1番1号に本社を置く、世界的な輸送機器メーカーです。自動車、オートバイ、小型ジェット機(ビジネスジェット)、芝刈機、発電機、除雪機、小型耕うん機などの製造販売を行っています。

 「本田技研工業」は、1946年9月1日に、「本田宗一郎氏」が静岡県浜松市に「本田技術研究所」を開設、1948年9月24日に、「本田技研工業株」を設立、1953年には本社を東京に移転しました。

本田技研工業の連結決算(売上収益/営業利益)
-----------------------------------------
1995年3月     3,966,164百万円     107,916百万円
1996年3月     4,252,250百万円     143,633百万円
1997年3月     5,293,302百万円     401,447百万円
1998年3月     5,999,738百万円     462,313百万円
1999年3月     6,231,041百万円     548,698百万円
2000年3月     6,098,840百万円     426,230百万円
-----------------------------------------
2001年3月     6,463,830百万円     406,960百万円
2002年3月     7,362,438百万円     639,296百万円
2003年3月     7,971,499百万円     689,499百万円
2004年3月     8,162,600百万円     600,144百万円
2005年3月     8,650,105百万円     630,920百万円
2006年3月     9,907,996百万円     868,905百万円
2007年3月   11,087,140百万円     851,879百万円
2008年3月   12,002,834百万円     953,109百万円
2009年3月   10,011,241百万円     189,643百万円
2010年3月     8,579,174百万円     363,775百万円
-----------------------------------------
2011年3月     8,936,867百万円     569,775百万円
2012年3月     7,948,095百万円     231,364百万円
2013年3月     9,877,947百万円     544,810百万円
2014年3月   11,842,451百万円     750,281百万円
2015年3月   13,328,099百万円     670,603百万円
2016年3月   14,601,151百万円     503,376百万円
2017年3月   13,999,200百万円     840,711百万円
2018年3月   15,361,146百万円     833,558百万円
2019年3月   15,888,617百万円     726,370百万円
2020年3月   14,931,009百万円     633,637百万円
-----------------------------------------
2021年3月   13,170,519百万円     660,208百万円
2022年3月   14,552,696百万円     871,232百万円
2023年3月   16,907,725百万円     839,398百万円
2024年3月   20,428,802百万円  1,381,977百万円

2025年3月期予想
2025年3月   21,000,000百万円  1,420,000百万円(会)
2025年3月   21,519,283百万円  1,476,775百万円(コ)

(備考) (会)は会社予想、(コ)はアナリスト予想(コンセンサス)です。コンセンサスは頻繁に変更されます。上記のコンセンサスは2024年12月19日時点の数値です。


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日産自動車
 「日産自動車(NISSAN MOTOR CO.,LTD.)」は、神奈川県横浜市西区高島一丁目1番1号(日産自動車グローバル本社)に本社を置く、世界的な自動車メーカーです。「日産自動車」の筆頭株主であるルノー、三菱自動車工業の3社で「ルノー・日産・三菱アライアンス」を構成しています。

日産自動車の連結決算(売上高/営業利益)

----------------------------------------
1998年3月     6,564,637百万円       84,346百万円
1999年3月     6,580,001百万円     109,722百万円
(1999年3月27日にルノーと資本提携)
2000年3月     5,977,075百万円       82,565百万円
----------------------------------------
2001年3月     6,089,620百万円     290,314百万円
2002年3月     6,196,241百万円     489,215百万円
2003年3月     6,828,588百万円     737,230百万円
2004年3月     7,429,219百万円     824,855百万円
2005年3月     8,576,277百万円     861,160百万円
2006年3月     9,428,292百万円     871,841百万円
2007年3月   10,468,583百万円     776,939百万円
2008年3月   10,824,238百万円     790,830百万円
2009年3月     8,436,974百万円  △137,921百万円
2010年3月     7,517,277百万円     311,609百万円
----------------------------------------
2011年3月     8,773,093百万円     537,467百万円
2012年3月     9,409,026百万円     545,839百万円
2013年3月     8,737,320百万円     438,823百万円
2014年3月   10,482,520百万円     498,365百万円
2015年3月   11,375,207百万円     589,561百万円
2016年3月   12,189,519百万円     793,278百万円
2017年3月   11,720,041百万円     742,228百万円
2018年3月   11,951,169百万円     574,760百万円
2019年3月   11,574,247百万円     318,224百万円
2020年3月     9,878,866百万円   △40,469百万円
-----------------------------------------
2021年3月   7,862,572百万円  △150,651百万円
2022年3月   8,424,585百万円     247,307百万円
2023年3月   10,596,695百万円     377,109百万円
2024年3月   12,685,716百万円     568,718百万円

2025年3月期予想
2025年3月   12,700,000百万円     150,000百万円(会)
2025年3月   12,486,036百万円     168,645百万円(コ)

(備考) (会)は会社予想、(コ)はアナリスト予想(コンセンサス)です。コンセンサスは頻繁に変更されます。上記のコンセンサスは2024年12月19日時点の数値です。



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2024年12月18日 (水)

「三菱UFJ銀行本店ビル」の建て替え 地上28階、高さ約164m、延床面積約172,000㎡の「(仮称)M計画」 解体工事に2025年1月6日着手!

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-三菱UFJ銀行本店ビル-

 「三菱UFJ銀行本店ビル」と「東京ビルディング」は同じ街区に建っています。先に「三菱UFJ銀行本店ビル」が竣工しました。地上24階、塔屋3階、地下5階、高さ110.65mで、1980年6月に竣工しました。竣工当時は「三菱銀行本店」でした。その後の銀行再編により「東京三菱銀行本店」、更に「三菱東京UFJ銀行本店」を経て、現在は「三菱UFJ銀行本店」となっています。

 敷地の東側には、地上33階、塔屋1階、地下4階、高さ164.10mの「東京ビルディング」が、2005年10月17日に竣工しました。「東京ビルディング」は、容積率アップのためJR東日本の「東京駅丸の内駅舎」と、当時の「東京三菱銀行本店」の2棟の空中権を利用しての容積移転を行っています。

 2021年4月6日に、「三菱UFJ銀行」の半沢淳一頭取が、丸の内にある「三菱UFJ銀行本店」が入る本館ビルを約40年ぶりに建て替え、グループの銀行、信託銀行、証券会社の本社機能を集約する構想を表明しました。

 「三菱UFJフィナンシャル・グループ」は、2029年の竣工を目指し建設する「MUFG本館」のデザイン・設計概要をまとめました。概要は、地上28階、高さ約160m、延床面積約172,000㎡です。

 引用資料 三菱UFJフィナンシャル・グループ(PDF:2024/03/15)
 「MUFG 本館」のデザイン・設計概要について

 丸の内地区が築いてきた歴史を継承し、風格ある街並みとも調和するよう、現在の建物と同系色の石材などを用いた縦基調の外観デザインとし、低層部は街や訪れた人々に開かれた空間に、高層部はMUFGのオフィスエリアとして構成します。低層部には、屋内外広場や貫通通路、空中歩廊や開放的なテラスなどを設け、周辺の街並みと連続した賑わいを創出する計画です。

● 解体工事に2025年1月6日に着手!
 三菱UFJ銀行は、三菱UFJフィナンシャルグループ本社・三菱UFJ銀行本館建て替えの施工者を「大林組」に決定しました。既存建物の解体工事は、2025年1月6日から着手し、2029年5月末の完了を予定しています。本体工事には2024年4月初旬に着手し、2030年10月末の完成を目指します。計画名は「(仮称)M計画」です。

 建設通信新聞(2024/12/16)
 三菱UFJ銀行/本館建て替えは大林組/年明けから既存解体着手

(仮称)M計画の概要
◆ 所在地-東京都千代田区丸の内二丁目7番1他
◆ 階数-地上28階、塔屋2階、地下4階
◆ 高さ-最高部約164m
◆ 敷地面積-18,937.72㎡(施設全体)、10,846.96㎡(M計画)
◆ 敷地面積-約7,650㎡
◆ 延床面積-約172,000㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造)
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 用途-オフィス、駐車場、飲食物販店舗など  
◆ 建築主-三菱UFJフィナンシャル・グループ
◆ 設計者-三菱地所設計
◆ 施工者-大林組
◆ 解体工事-2025年01月06日~2029年05月31日予定
◆ 着工-2024年04月01日予定
◆ 竣工-2030年10月31日予定


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「建物構成」です。


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「外観イメージ」です。


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「外観イメージ」です。


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「4階 ラウンジスペース・共創空間」です。


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「27・28階 屋上テラス・ラウンジ」です。


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「屋外広場」です。


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「屋内広場」です。


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三菱UFJ銀行本店ビル
 解体が決まった「三菱UFJ銀行本店ビル」です。概要は、地上24階、塔屋3階、地下5階、高さ110.65m、延床面積約122,296㎡です。1980年6月に竣工しました。


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東京ビルディング

 概要は、地上33階、塔屋1階、地下4階、高さ164.10m、延床面積149,339.85㎡です。2005年10月17日に竣工、 商業施設「東京ビルTOKIA(トキア)」は、2005年11月11日にオープンしました。

東京ビルディングの概要

◆ 計画名-(仮称)東京ビル新築工事
◆ 所在地-東京都千代田区丸の内二丁目7番3号
◆ 階数-地上33階、塔屋1階、地下4階
◆ 高さ-最高部164.10m、軒高154.00m
◆ 敷地面積-18,937.72㎡(施設全体)、8,090.76㎡(東京ビルディング)
◆ 建築面積-11,555.07㎡(施設全体)、5,677.91㎡(東京ビルディング)
◆ 延床面積-272,730.47㎡(施設全体)、149,339.85㎡(東京ビルディング)
◆ 構造-(地上)鉄骨造、(地下)鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄骨造
◆ 用途-オフィス、店舗  
◆ 建築主-三菱地所、東日本旅客鉄道、東京三菱銀行
◆ 設計者・監理者-三菱地所設計
◆ 施工者-鹿島建設
◆ 着工-2003年10月01日
◆ 竣工-2005年10月04日(工事完了)、2005年10月17日(竣工)
◆ オープン-2005年11月11日



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2024年12月17日 (火)

地上29階、 高さ約155mの「(仮称)丸の内3-1プロジェクト(国際ビル・帝劇ビル建替計画)」 計画概要及び完成イメージを公開!

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-国際ビル・帝劇ビルの共同建替計画-
 2022年9月27日に「三菱地所、東宝」及び「公益財団法人出光美術館」は、東京都千代田区丸の内三丁目に位置する三菱地所所有の「国際ビル」と、東宝及び出光美術館所有の「帝劇ビル」について、共同で一体的に建替えることを発表しました。建替え後の建物内において、「帝国劇場・出光美術館」の再開を予定しています。

 帝劇ビルにある「帝国劇場」は、1911年に近代日本の文化芸術のフラッグシップとして開設された後、1966年に建替え竣工した2代目であり、日本を代表する演劇・ミュージカルの聖地として、長年の間、多くの観劇ファン・俳優から愛されてきました。

 帝劇ビルにある「出光美術館」は、出光興産の創業者である出光佐三氏が70余年の歳月をかけて蒐集した美術品を展示・公開するため開館され、現在では国宝2件・重要文化財57件を含む約1万件のコレクションを有する美術館として、国内外に知られています。

 国際ビル・帝劇ビルの竣工から約56年が経過し、防災対応機能の強化、ポストコロナ時代の新しい働き方をはじめとするテナントニーズの高度化や脱炭素社会の実現に向けた社会的要請への対応強化等、機能更新をはかると共に、有楽町エリアの上位計画で定められている魅力あるまちづくりに貢献すべく、三菱地所・東宝・出光美術館の3者で共同し一体的に建替えることを決定しました。

● (仮称)丸の内3-1プロジェクト
 「三菱地所、東宝」及び「公益財団法人出光美術館」は、3者が取り進める「(仮称)丸の内3-1プロジェクト(国際ビル・帝劇ビル建替計画)」について、東京圏国家戦略特別区域会議のもとに設置された東京都都市再生分科会が開催され、本計画を含む丸の内仲通り南周辺地区に関し都市計画手続きが開始され、計画概要を公表しました。

 引用資料 三菱地所(2024/12/16)
 (仮称)丸の内3-1プロジェクト(国際ビル・帝劇ビル建替計画)始動 ~有楽町エリアにおいて、歴史と伝統を未来につなぎ、輝きが出逢う舞台へ~

(仮称)丸の内3-1プロジェクト(国際ビル・帝劇ビル建替計画)の概要
◆ 所在地-東京都千代田区丸の内三丁目1番地1号他
◆ 交通-東京メトロ千代田線「二重橋前〈丸の内〉」駅直結、東京メトロ有楽町線「有楽町」駅直結、東京メトロ日比谷線・千代田線、都営三田線「日比谷」駅直結
◆ 階数-地上29階、地下4階
◆ 高さ-最高部約155m
◆ 区域面積-約14,000㎡
◆ 敷地面積-約9,900㎡
◆ 延床面積-約176,000㎡(容積率約1,500%)
◆ 用途-オフィス、商業施設、劇場、美術館、駐車場、DHCサブプラント(地域冷暖房)
◆ 建築主-三菱地所、東宝、公益財団法人出光美術館
◆ 設計者-三菱地所設計
◆ 着工-2025年度予定
◆ 竣工-2030年度予定


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「遠景イメージ(敷地北西側上空より)」です。百尺(31m)の軒線を継承します。高層部は一定のセットバックを施すことで低層部の既存の軒線との連続性を確保します。


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「遠景イメージ(敷地南西側より)」です。


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夜景イメージ(敷地南西側より)」です。


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「帝国劇場イメージ(南西より)」です。


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「帝国劇場イメージ(正面エントランス)」です。


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近景イメージ(南東角エントランス)」です。


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「眺望イメージ(低層屋上テラス)」です。


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「フロア構成図」です。


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「位置図」です。


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「(仮称)丸の内3-1プロジェクト(国際ビル・帝劇ビル建替計画)」の予定地です。


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「国際ビル・帝劇ビル」です。2棟のビルですが、境目が無いので一体的に建設されている事が分かります。

国際ビルの概要
◆ 所在地-東京都千代田区丸の内三丁目1番1号他
◆ 階数-地上9階、塔屋3階、地下6階
◆ 敷地面積-5,623.30㎡
◆ 延床面積-76,918.25㎡
◆ 構造-鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 所有者-三菱地所、一般社団法人日本倶楽部
◆ 竣工-1966年09月

帝劇ビルの概要
◆ 所在地-東京都千代田区丸の内三丁目1番1号
◆ 階数-地上9階、塔屋3階、地下6階
◆ 敷地面積-3,825.05㎡
◆ 延床面積-39,419.80㎡
◆ 構造-鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 所有者-東宝、公益財団法人出光美術館
◆ 竣工-1966年09月



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2024年12月16日 (月)

千歳市 次世代半導体の国産化を目指す「Rapidus(ラピダス)」 半導体製造に欠かせない「EUV露光装置」が新千歳空港に到着 1台で数百億円!

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-Rapidus(ラピダス)-

 国内主要企業が出資し次世代半導体の国産化を目指す新会社「Rapidus(ラピダス)」が、北海道千歳市の「千歳美々ワールド(千歳市工業団地)」に最初の工場を建設する事が決まりました。

 国内主要企業が、人工知能(AI)、スパコンなどに使う次世代半導体の国産化を目指す新会社「Rapidus(ラピダス)」を設立しました。出資企業は「キオクシア、ソニーグループ、ソフトバンク、デンソー、トヨタ自動車、NEC、NTT、三菱UFJ銀行」の計8社です。

 国の支援のもと、先端半導体の国産化を目指す「Rapidus(ラピダス)」は、北海道千歳市に建設する新工場の起工式を2023年9月1日に執り行いました。

 引用資料 Rapidus(2023/09/01)
 Rapidus、IIM-1の起工式を開催

 約65haでスタートしますが、最終的には、約100haの敷地に3棟~4棟の工場を建設し、研究開発を含めて5兆円規模の投資が見込まれています。

● EUV露光装置が新千歳空港に到着!
 先端半導体の国産化を目指す「Rapidus(ラピダス)」の半導体製造に欠かせない「EUV露光装置」を載せた貨物機の第1便が、2024年12月14日午後に、オランダから新千歳空港に到着しました。12月中に複数の大型貨物機に分けて新千歳空港に運ばれてきます。

 NHK(2024/12/14)
 ラピダスの先端半導体製造に不可欠なEUV露光装置 新千歳に

 「EUV露光装置」は最先端半導体の量産に欠かせず、「Rapidus(ラピダス)」は将来、複数台の稼働を想定しています。「EUV露光装置」を製造できるのは、世界でオランダの「ASMLホールディング」の1社のみです。

 「ASMLホールディング」は、価格を公表していませんが、「EUV露光装置」の価格は1台当たり200億~300億円と言われています。その中でも最先端の「高NA(開口数)EUV露光装置」は、特に高価で「インテル」に納入した初号機は500億円に近いと言われています。


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Rapidus IIM-1建設計画

 手前が最初に建設される「Rapidus IIM-1」です。計画名が「Rapidus IIM-1建設計画」、建築主が「Rapidus」、設計者が「鹿島建設」、施工者が「鹿島建設」、工期は、2023年9月~2025年1月(予定)となっています。ちなみに「IIM」は「イーム」と読みます。

 鹿島建設(2023/04/25)
 Rapidus IIM-1建設計画の設計施工者に選定

● 免震構造・屋上緑化
 半導体工場は振動に対して非常にセンシティブ(敏感)な機器がたくさんあり、大きな揺れがあったときに大きな被害が及ばないように、地震対策として先進的な「免震構造」を採用します。屋上は緑化され、環境保護や省エネに配慮した施設となります。


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「配置図」です。


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「計画地」です。


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「Rapidus IIM-1」の建設現場です。「新千歳空港」に近いのは大きなメリットです(Googleマップの衛星写真を引用)。



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2024年12月15日 (日)

仙台市 地上35階、高さ約180mと地上24階、高さ約135mの「(仮称)一番町三丁目七番地区第一種市街地再開発事業」 建築費の高騰で再開発に遅れ

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-(仮称)一番町三丁目七番地区第一種市街地再開発事業-

 「一番町三丁目七番地区市街地再開発準備組合」は、2023年3月31日に設立されました。宮城県仙台市青葉区一番町三丁目の一部他における街区一体の再開発計画の検討に着手しました。

  仙台137街区は、仙台市都心地区の主要幹線道路である東二番丁通りと広瀬通の交差点の南西側に位置し、多くのバス路線が停車するバス停留所「電力ビル前」と仙台市地下鉄南北線の「広瀬通駅」が近接する交通結節点です。

 また、百貨店やアーケード街、飲食街が集積する一番町エリアとして賑わい拠点の一面も併せ持ちます。仙台市の都心を代表する場所として、東北を支える多様な都市機能の集積を図ることが求められています。

 「(仮称)一番町三丁目七番地区第一種市街地再開発事業」の「事業計画書(案)の公表および意見募集」の縦覧が行われました。新ビルは、地上35階、高さ約180m、延床面積約118,000㎡と地上24階、高さ約135m、延床面積約54,000㎡の超高層ビル2棟を建設し、商業、オフィスなどの利用を含め、高機能化を目指します。

 引用資料 仙台市・公式HP(2023/04/10)
 (仮称)一番町三丁目七番地区第一種市街地再開発事業

● 建築費の高騰で再開発に遅れ
 「三菱地所」や「東北電力グループ」などが仙台市中心部で進める「電力ビル」を核とした再開発に遅れが生じる見込みとなったことが分かりました。資材高や人件費など建築費の高騰などが原因で、2024年度内に設立するとしていた再開発組合の設立が少なくとも1年ほど遅れる見通しです。

 日本経済新聞(2024/12/14)
 仙台・電力ビル一帯再開発に遅れ、建築費の高騰で

(仮称)仙台市青葉区一番町三丁目七番地区再開発計画の概要
◆ 所在地-宮城県仙台市青葉区一番町三丁目7番地内
◆ 交通-仙台市地下鉄南北線「広瀬通」駅、仙台市地下鉄東西線「青葉通一番町」駅
◆ 階数-(南街区)地上35階、(北街区)地上24階
◆ 高さ-(南街区)約180m、(北街区)約135m
◆ 敷地面積-(南街区)約7,740㎡、(北街区)約3,500㎡
◆ 延床面積-(南街区)約118,000㎡、(北街区)約54,000㎡
◆ 容積対象面積-(南街区)約96,800㎡、(北街区)約42,700㎡
◆ 用途-(南街区)オフィス、商業、ホール、駐車場等、(北街区)オフィス、商業、ホテル、駐車場等
◆ 事業者-一番町三丁目七番地区市街地再開発準備組合
◆ 準備組合参加者-東日本興業、明治安田生命保険、戸田建設、大一殖産、他
◆ 事業協力者-三菱地所、戸田建設
◆ 着工-(北街区)2026年予定、(南街区)2031年予定
◆ 竣工-(北街区)2029年予定、(南街区)2035年予定


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「計画配置図(断面)」です。


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「計画配置図(平面)」です。


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「事業の実施位置」です。


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当初の「事業工程」です。


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北東側から見た「(仮称)一番町三丁目七番地区第一種市街地再開発事業」の予定地です。


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一番北側の「明治安田生命仙台一番町ビル」です。


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「北街区」の予定地です。


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「NPC仙台一番町パーキング」です。


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南側部分です。


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「南街区」の予定地です。


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「電力ビル」です。


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「(仮称)一番町三丁目七番地区第一種市街地再開発事業」の予定地を南東側から見た様子です。



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2024年12月14日 (土)

西武ホールディングス 「東京ガーデンテラス紀尾井町」をアメリカの投資ファンド「ブラックストーン」に約4,000億円で売却 譲渡益は約2,604億円!

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-東京ガーデンテラス紀尾井町-

 「(仮称)紀尾井町計画」は、「赤プリ」の愛称で親しまれた「旧グランドプリンスホテル赤坂」の跡地に、ホテル・オフィス・商業施設の複合施設とマンションの計2棟を建設するプロジェクトです。

 「(仮称)紀尾井町計画」のタウンネーミングは、「東京ガーデンテラス紀尾井町」で、オフィス・ホテル棟の名称が「紀尾井タワー」、住宅棟の名称が「紀尾井レジデンス」となっています。

 「東京ガーデンテラス紀尾井町」は、2016年6月29日に「竣工式」が執り行われ、2016年7月27日にグランドオープンしました。総事業費は約980億円でした。

● 東京ガーデンテラス紀尾井町を約4,000億円で売却!
 「西武ホールディングス」は2024年12月12日に、「東京ガーデンテラス紀尾井町」をアメリカの投資ファンド「ブラックストーン」に約4,000億円で売却すると発表しました。

 引用資料 西武ホールディングス(PDF:2024/12/12)
 東京ガーデンテラス紀尾井町の流動化に関する基本協定書等締結のお知らせ

 帳簿価額約1,396億円、譲渡価額約4,000億円です。譲渡益は約2,604億円となっています。「東京ガーデンテラス紀尾井町」を流動化により取得した資金は、さらなるインバウンド需要の取り込み・値上げ継続のため、品川などの主要ホテルのバリューアップに充てます。

東京ガーデンテラス紀尾井町の概要
◆ 施設名-東京ガーデンテラス紀尾井町 紀尾井タワー(ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町)
◆ 計画名-(仮称)紀尾井町計画
◆ 所在地-東京都千代田区紀尾井町1番2ほか
◆ 交通-東京メトロ「永田町」駅直結、東京メトロ「赤坂見附」駅より徒歩1分
◆ 階数-地上33階、地下5階(オフィス・ホテル棟)、地上21階、地下2階(住宅棟)
◆ 高さ-177.65m(オフィス・ホテル棟)、約90m(住宅棟)
◆ 敷地面積-30,428.79㎡(施設全体)
◆ 建築面積-11,032.41㎡(施設全体)
◆ 延床面積-226,193.85㎡(施設全体)
◆ 構造-鉄骨造、鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎、杭基礎
◆ 地震対策-制振構造(オフィス・ホテル棟)、免震構造(住宅棟)
◆ 用途-オフィス(5階~28階)、ホテル(30階~36階)、店舗(1階~4階)、共同住宅
◆ 総戸数-135戸(紀尾井レジデンス)
◆ 客室数-250室(ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町)
◆ 建築主-西武プロパティーズ
◆ 設計者・監理者-日建設計
◆ 施工者-(オフィス・ホテル棟)鹿島建設、鉄建建設、熊谷組JV、(住宅棟)西武建設、大林組、前田建設工業JV
◆ 解体工事-2012年06月19日~2013年05月31日
◆ 着工-2013年01月31日(着工)、2013年02月20日(起工式)
◆ 竣工-2016年05月25日(工事完了)、2016年06月29日(竣工式) 
◆ 開業-2016年05月10日(第Ⅰ期開業)、2016年07月27日(グランドオープン)
◆ 総事業費-約980億円


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「東京ガーデンテラス紀尾井町」です。この大規模再開発が総事業費約980億円というのは驚きです。建設費が高騰している今なら軽く2,000億円を突破すると思います。


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現地に掲示しあった「東京ガーデンテラス紀尾井町」の配置図です。


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オフィス・ホテル棟の「紀尾井タワー(ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町)」です。「LINEヤフー」の本社はこのビルにあります。


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「紀尾井タワー」の下層階の様子です。


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住宅棟の「紀尾井レジデンス」です。総戸数135戸の高級レジデンスです。地震対策として「免震構造」を採用しています。


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「赤坂プリンスクラシックハウス(旧李王家東京邸)」です。「休館(旧李王家東京邸)」を元の場所から「曳き家(ひきや)」を行いました。曳き家とは、建物を解体せずにそのままの状態で移動させることです。



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2024年12月13日 (金)

日本橋エリアで最高・最大級 地上52階、高さ約284mの「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 新築工事」 2024年12月3日の建設状況

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日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業-
 
国家戦略特区の「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業」は、日本橋の日本橋川沿いで計画されている大規模再開発プロジェクトです。歴史的建造物の「日本橋野村ビル」を保存するほか、船着き場の増設などによって舟運の活性化と観光需要の受け入れを図ります。日本橋川上空を通る首都高速道路の地下化を視野に、水辺を生かした施設配置なども想定しています。

 「日本橋一丁目中地区市街地再開発組合」は、再開発施設の建設に向け、既存建物の解体工事を「清水建設」の施工で2020年11月10日に着工しました。解体する既存施設は27棟です。

 「三井不動産」と「野村不動産」は、日本橋一丁目中地区市街地再開発組合の一員として、「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業」を推進していますが、2021年12月6日に着工しました。竣工は2026年3月末の予定です。

 引用資料 三井不動産(PDF:2021/12/07)
 日本橋川沿い再開発第一弾、新たなランドマークとなる日本橋エリア最高・最大級のミクストユース開発 「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業」着工 ZEB/ZEH認証・DBJ Green Building認証の取得など、次世代の新たな街づくりが始動

 「三井不動産」と「ヒルトン」は、「ウォルドーフ・アストリア東京日本橋」のブランディング及びマネジメント契約を締結しました。ホテルは三井不動産が開発、ヒルトンが運営し、2026年の開業を目指します。

 「ウォルドーフ・アストリア東京日本橋」は、「C街区」の39階~47階までの9フロアに展開します。60㎡以上のゆったりとしたキングルーム含め全197室の客室に、3つのレストランとウォルドーフ・アストリアの象徴でもあるラウンジ&バー「ピーコック・アレー」のほか、屋内プール、スパ、フィットネスセンター、宴会場、チャペルを備える予定です。

日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 計画名-日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 新築工事
◆ 所在地-東京都中央区日本橋一丁目30番~32番(地番)
◆ 交通-東京メトロ銀座線・東西線「日本橋」駅直結、都営地下鉄浅草線「日本橋」駅直結、東京メトロ半蔵門線「三越前」駅徒歩3分、JR線「東京」駅徒歩10分
◆ 階数-(C街区)地上52階、塔屋2階、地下5階、(B街区)地上7階、地下2階、(A街区)地上4階、地下1階
◆ 高さ-(C街区)最高部283.96m、(B街区)最高部約31.62m、(A街区)最高部約32m
◆ 敷地面積-(C街区)15,564.16㎡、(B街区)2,064.74㎡、(A街区)約1,370㎡、
◆ 建築面積-(C街区)12,590.79㎡、(B街区)1,194.98㎡、(A街区)約1,100㎡
◆ 延床面積-(C街区)374,003.62㎡、(B街区)6,573.85㎡、(A街区)約5,100㎡
◆ 構造-(C街区)鉄骨造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造)、(B街区)鉄骨鉄筋コンクリート造、一部(鉄筋コンクリート造、鉄骨造)、(A街区)鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-杭基礎、直接基礎
◆ 用途-(C街区)オフィス、商業施設、ホテル、居住施設、MICE施設、ビジネス支援施設、駐車場等、(B街区)共同住宅、商業施設、(A街区)業務施設、商業施設
◆ 客室数-197室(ウォルドーフ・アストリア東京日本橋)
◆ 総戸数-約100戸(C街区)、約50戸(B街区)
◆ 建築主-日本橋一丁目中地区市街地再開発組合(参加組合員 三井不動産、野村不動産)
◆ 都市計画・事業コンサルタント・基本設計・実施設計・監理-日建設計
◆ デザインアーキテクト-日建設計、ペリ・クラーク・ペリ・アーキテクツ(PELLI CLARKE PELLI ARCHITECTS,INC.)
◆ 施工者-日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業建設共同企業体「(C街区)清水建設、(B街区)清水建設・錢高組JV、(A街区)大林組」
◆ 解体工事-2020年11月10日~2022年03月31日
◆ 着工-2021年12月06日
◆ 竣工-2026年03月末予定
◆ 開業-2026年予定(ホテル)
◆ 総事業費-約3,120億円


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「外観イメージパース(中央通り北西方向から)」です。デザインアーキテクトには、日本橋三井タワー、日本橋室町三井タワーをデザインした「ペリ・クラーク・ペリ・アーキテクツ(PELLI CLARKE PELLI ARCHITECTS,INC.)」を起用しています。


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「鳥瞰パース(夜景)」です。


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「日本橋川沿い低層部外観イメージ(右からA街区、B街区)」です。

A街区
 「日本橋野村ビル旧館」は、「自由様式」を標榜した建築家安井武雄により、1930年に竣工しました。三層構成を踏襲しながら柱型をなくし、東洋風の意匠を纏わせた折衷様式のデザインであり、貴重な近代建築物として中央区指定有形文化財に指定されています。「日本橋野村ビル旧館」の風格ある外観を保存活用する事で、日本橋の伝統と文化を受け継ぎつつ地域全体のさらなる賑わい形成を図ります。

B街区
 中央区指定有形文化財である「A街区」との一体感ある景観を醸成し、日本橋川の水辺空間にふさわしいヒューマンスケールな街並み形成を行います。「C街区」と地上3階レベルでデッキ接続しており、日本橋川沿いの賑わいにつながる商業空間の創出、および水辺の落ち着きを感じる多様なライフスタイルに対応可能な約50戸の住戸を予定しています。


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「中央通り側からの低層部外観イメージパース(夕景)」です。


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「用途断面図」です。


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「敷地配置図」です。


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「位置図」です。


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「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 新築工事」の2024年12月3日の建設状況です。

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かなり高くなりました。


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C街区

 「C街区」を北東側から見た様子です。


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少し角度を変えて見た様子です。


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東側から見た様子です。


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南東側から見た様子です。


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南南東側から見た様子です。南側のビルは「日鉄日本橋ビル」です。


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西側から見た様子です。


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北西側から見た様子です。


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少し角度を変えて見た様子です。


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A街区

 一番北側は「A街区(日本橋野村ビル)」です。風格ある外観を保存活用します。


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「A街区(日本橋野村ビル)」の東面を見た様子です。


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B街区

 「B街区」です。


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「B街区」の東側です。


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「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 新築工事(C街区)」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。



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2024年12月12日 (木)

国家戦略特区 地上44階、高さ約218mの「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業」 2024年12月10日に起工式を挙行!

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-八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業

 「国家戦略特区」の「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業」は、南北2街区に分けて開発します。「永代通り」沿いの「南街区」には、地上45階、地下5階、高さ約235m、延床面積約180,500㎡の超高層複合ビル、「日本橋川」沿いの「北街区」には、地上2階、地下1階、延床面積約1,000㎡の施設を計画していました。

 「東京都環境局」は、2020年4月20日に「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業」の環境影響評価書の閲覧を行いました。2019年4月23日に公開された「国家戦略特区」の資料からは、階数が地上45階、地下5階から地上46階、塔屋2階、地下4階、最高部の高さが約235mから約233mに変更になりました。

 更に、「北街区」の階数が、地上46階、塔屋2階、地下4階から地上44階、地下3階に変更、高さが約233mから約217mに変更されました。「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業に伴う躯体解体工事」が、「大成建設」の施工で行われました。

● 2024年12月10日に起工式を挙行!
 「東京建物」は、八重洲一丁目北地区市街地再開発組合の一員として、地権者と共に推進している「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業」について、2024年11月19日に着工し、12月10日に起工式が執り行われました。

 引用資料 東京建物(2024/12/10)
 「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業」新築着工 東京駅直結、首都高地下化により生まれ変わる日本橋川沿岸に水辺空間が誕生

八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 計画名-八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業に伴う施設建築物等新築工事(南街区)
◆ 所在地-東京都中央区八重洲一丁目1番他
◆ 交通-JR「東京」駅、東京メトロ東西線・銀座線、都営浅草線「日本橋」駅
◆ 階数-(南街区)地上44階、塔屋2階、地下3階、(北街区)地上2階、地下1階
◆ 高さ-(南街区)最高部218.00m、(北街区)約12m
◆ 敷地面積-(南街区)7,557.67㎡、(北街区)約1,702㎡
◆ 建築面積-(南街区)6,550.00㎡、 (北街区)約883㎡
◆ 延床面積-(南街区)185,600.00㎡、(北街区)約1,036㎡
◆ 構造-(南街区)鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造、(北街区)鉄骨造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭、直接基礎
◆ 用途-オフィス、店舗、宿泊施設、駐車場等
◆ 客室数-92室(TOKYO by The Crest Collection)
◆ 建築主-八重洲一丁目北地区市街地再開発組合
◆ 特定業務代行者-東京建物、東京ガス不動産、明治安田生命保険、大成建設
◆ 設計者-(基本設計者)日本設計、(実施設計者)大成建設
◆ 施工-大成建設
◆ 解体工事-2023年05月08日
◆ 着工-2024年11月19日(着工)、2024年12月10日(起工式)
◆ 竣工-(南街区)2028年09月30日予定、(北街区)2032年度予定


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「日本橋川沿いの低層部イメージ(首都高地下化後)」です。


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「日本橋川沿いの低層部イメージ(首都高地下化後)」です。


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「区道272号線イメージ」です。


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「西側広場イメージ」です。


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センカ東京 by クレストコレクション

 シンガポールに拠点を置き、世界40ヵ国230都市以上で960以上のプロパティを展開するホスピタリティグループであるアスコットの最上位ラグジュアリーブランドである“The Crest Collection”を誘致、名称を「TOKYO by The Crest Collection(センカ東京 by クレストコレクション)」として2029年度下半期の開業を予定しています。


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「断面図」です。


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「敷地配置図」です。


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「位置図」です。


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「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業」の建設予定地の2024年12月3日の状況です。2024年11月19日に着工となっているので、撮影時点ですでに着工しています。どの段階で着工とするのかは現場によって異なるので外から見てもよく分かりません。


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南西側から見た様子です。写真左側奥に見えるビル群は「北街区」の建設予定地です。


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「クラムシェル」が稼働しています。


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南西角です。


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南側から見た様子です。


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「三点式パイルドライバ」です。「ロックオーガ」で「地中障害物」の撤去を行っています。


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南東側から見た様子です。奥に見えるビル群は「北街区」の建設予定地です。


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「三点式パイルドライバ」です。


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「ロックオーガ」で「地中障害物」の撤去を行っています。


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「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業に伴う施設建築物等新築工事(南街区)」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。



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2024年12月11日 (水)

JR北海道 「北海道ボールパークFビレッジ」の新駅 ホームは、相対式2面4線(6両対応) 2024年11月2日に着工、2028年夏頃開業予定!

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-北海道ボールパークFビレッジの新駅-

 「JR北海道」は2019年12月11日に、プロ野球「日本ハムファイターズ」の新球場を含む北広島市の「ボールパーク」近くに建設する新駅の計画案を公表しました。「請願駅」のため80億~90億円と見積もる建設コストは地元負担を強調しました。2021年度から着手しても開業は2027年度末になります。

 2023年2月には、「北海道ボールパークFビレッジ」の隣接地に整備する新駅の総工費が当初試算より4割前後多い115億~125億円になるとの概算額を北広島市に伝えました。

 北海道日本ハムファイターズの新球場「エスコンフィールド北海道」に近接する新駅について、JR北海道は2023年9月13日に、当初計画より総工費を約3割抑えて85億~90億円とする新たな計画を発表しました。

 場所を従来の計画より北広島駅側に約200mずらし、一部工事を省略します。費用を負担する北広島市から工事費を抑えるよう計画の見直しを求められていました。

 「JR北海道」と「北広島市」は2024年7月11日に、北広島市の「北海道ボールパークFビレッジ」の最寄り駅として新設する駅舎のデザインを公表しました。Fビレッジの中核「エスコンフィールド北海道」のエントランスに使われている赤レンガを駅舎の内壁にも活用し、Fビレッジとの一体感を強調するなどの趣向を凝らしています。

 引用資料 JR北海道(PDF:2024/07/11)
 千歳線新駅設置工事の着手について

● 2024年11月2日に安全祈願祭を挙行!
 2024年11月2日に、北海道北広島市の北海道ボールパーク「北海道ボールパークFビレッジ」前に建設されるJRの新駅の「安全祈願祭」が執り行われました。

 北海道ニュースUHB(2024/11/02)
 北海道ボールパーク「Fビレッジ」前―JR新駅建設の“安全祈願” 球場まで徒歩4分の計画 2028年夏ごろの運用開始目指す 北海道北広島市HB

 新駅は千歳線の上野幌駅と北広島駅の間に置かれ、2028年夏の開業を予定しています。現在の最寄りの北広島駅と球場までは約2kmありますが、新駅が開業すれば約300mに短縮されます。球場まで徒歩4分となる計画です。

北海道ボールパークFビレッジの新駅の概要
◆ 工事位置-千歳線上野幌駅・北広島駅間(北広島市共栄)
◆ 新駅位置-札幌駅から約20km、北広島駅から約2km、エスコンフィールドHOKKAIDOまで約300m(徒歩約4分)
◆ 新駅構造等-(ホーム)相対式2面4線<6両対応>、(駅舎)地上3階<改札は3階>
◆ 協定工事費-約80億円(総工事費約90億円) ※総工事費は、協定工事費の他、北広島駅構内線路新設(JR北海道施策)、設計費(実施中)、用地取得費等を含んだ費用
◆ 着工-2024年11月02日(安全祈願祭)
◆ 竣工-2028年度まで
◆ 開業-2028年夏頃予定


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完成イメージです。


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完成イメージです。


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「新駅位置図」です。


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「北海道ボールパークFビレッジ」の新駅の建設予定地です(Googleマップの衛星写真を引用)。



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2024年12月10日 (火)

JR田町駅近く 地上20階、高さ約100mの超高層オフィスビル「田町駅前建替プロジェクト」 施設名称「ミタマチテラス」に決定!

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-(仮称)春日ビル建替計画-

 JR田町駅近くでは、中央日本土地建物により「(仮称)春日ビル建替計画」が計画されています。「清水建設」の施工により「春日ビル解体工事」が行われました。

 「(仮称)春日ビル建替計画」の計画地は、東京都港区芝五丁目に位置する区域です。最寄り駅として、JR京浜東北線・山手線田町駅、営地下鉄浅草線・三田線三田駅が、いずれも徒歩圏内にあります。

 「中央日本土地建物」は、「田町駅前建替プロジェクト」の開発計画を決定しました。「中央日本土地建物」と「独立行政法人都市再生機構」が区分所有する「春日ビル」を共同で建て替え、地上20階、延床面積約55,500㎡のオフィスビルを開発するものです。

● 施設名称 「ミタマチテラス」に決定!
 「中央日本土地建物」および「独立行政法人都市再生機構」が港区芝五丁目で推進している「田町駅前建替プロジェクト」について、施設名称を「ミタマチテラス」に決定しました。

 引用資料 中央日本土地建物(PDF:2024/12/06)
 田町駅前建替プロジェクトの施設名称 「ミタマチテラス」に決定

 引用資料 公式ホームページ
 ミタマチテラス(田町駅前建替プロジェクト)

 都市の国際競争力強化に向け発展を続ける田町・三田エリアにふさわしい、快適な執務空間と環境に配慮した設備を備えたスマートビルとして、オフィス、店舗、インキュベーションオフィス「SENQ」、カンファレンスのほか、周辺地域に貢献する子育て支援施設も整備します。

ミタマチテラスの概要
◆ 計画名-田町駅前建替プロジェクト、(仮称)春日ビル建替計画
◆ 所在地-東京都港区芝五丁目513番1他(地番)
◆ 交通-都営地下鉄浅草線・三田線「三田」駅直結、JR山手線・京浜東北線「田町」駅徒歩2分
◆ 階数-地上20階、塔屋1階、地下3階
◆ 高さ-99.76m
◆ 敷地面積-5,138.99㎡
◆ 建築面積-2,900.45㎡
◆ 延床面積-55,498.00㎡
◆ 構造-鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 地震対策-制振構造(オイルダンパー、粘弾性ダンパー)
◆ 用途-オフィス、店舗、インキュベーションオフィス、カンファレンス、子育て支援施設、駐車場等
◆ 建築主-中央日本土地建物、独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)
◆ 設計者-(基本設計)日本設計、(実施設計)清水建設
◆ 監理者-清水建設
◆ 施工者-清水建設
◆ 解体-2021年12月01日~2023年06月30日
◆ 着工-2023年11月20日(起工式)
◆ 竣工-2025年08月予定


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「ビル外観(低層部イメージ)」です。


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「エントランスホール(イメージ)」です。


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「エントランスホール(イメージ)」です。


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地震対策として「制振構造(オイルダンパー、粘弾性ダンパー)」を採用しています。


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「フロア構成図」です。


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「基準階平面図」です。


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「配置図」です。都営地下鉄浅草線・三田線「三田」駅直結、JR山手線・京浜東北線「田町」駅徒歩2分の好立地です。


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「位置図」です。



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2024年12月 9日 (月)

国家戦略特区 地上51階、高さ約250mの「東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業」 2024年12月3日の建設状況

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-東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業-
 「東京駅前八重洲一丁目東地区」は、「A地区」と「B地区」に分かれていますが、「B地区」の概要は、地上51階、塔屋1階、地下4階、高さ約250mです。特定業務代行者は「東京建物、大林組」です。総事業費は約2,104億円の予定です。

 「東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業」では、大規模なバスターミナルや回遊性の高い歩行者ネットワークを整備するとともに、カンファレンスや外国語対応の医療施設等を整備することで、国際都市東京の国際競争力の向上を図ります。

 引用資料 公式ホームページ
 東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業

● 劇場・カンファレンス施設
  「東京建物」は、東京建物が再開発組合の一員として参画し、2025年度の竣工を予定している「東京駅前八重洲一丁目東B地区市街地再開発事業」において整備する劇場・カンファレンス施設について、「ぴあ」および「コングレ」が運営を行うことが決定しました。

 引用資料 東京建物(PDF:2023/08/10)
 「東京駅前八重洲一丁目東B地区市街地再開発事業」劇場・カンファレンス施設 ぴあ株式会社・株式会社コングレによる運営が決定

東京駅前八重洲一丁目東B地区の概要
◆ 計画名-東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業 施設建築物等新築工事
◆ 所在地-東京都中央区八重洲一丁目300番、205番6、205番7の一部(地名地番)
◆ 階数-地上51階、塔屋1階、地下4階
◆ 高さ-最高部249.72m
◆ 敷地面積-10,604.25㎡
◆ 建築面積-8,388.50㎡
◆ 延床面積-225,063.24㎡
◆ 容積対象面積-約186,500㎡(容積率約1,760%)
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート、鉄筋コンクリート造)
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 地震対策-ハイブリッド制震構造(ブレーキダンパーとオイルダンパーを併用)
◆ 用途-オフィス、店舗、バスターミナル、カンファレンス、医療施設、駐車場等
◆ 建築主-東京駅前八重洲一丁目東B地区市街地再開発組合(特定業務代行者 東京建物、大林組)
◆ 設計者-(基本設計)日本設計、(実施設計)大林組
◆ 施工者-大林組・大成建設共同企業体(代表者 大林組)
◆ 解体工事-2020年04月01日~2021年09月末日
◆ 着工-2021年10月01日
◆ 竣工-2025年07月31日予定
◆ 総事業費-約2,104億円


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低層部イメージ(中央通り方面から望む)です。


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「大庇下広場完成予想CG」です。


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「オフィスロビー完成予想CG」です。


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「お祭り広場完成予想CG」です。


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「劇場完成予想CG」です。


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「カンファレンスホール完成予想CG」です。


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基準階17階平面図
 ワンフロア760坪以上、天井高2.9m、多様なニーズに応える整形無柱空間となっています。柱をすべて外周部に配置することで、フレキシブルなレイアウトが可能になっています。

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最高グレードの建物耐震性能
 「ブレーキダンパー」と「オイルダンパー」を併用するハイブリッド制震構造を採用しました。世界初の技術である手裏剣ダンパーと重なりダンパーの採用によって、大地震に対応可能なエネルギーの吸収能力を確保し、超高層建築物の構造計算基準で定められた地震動の1.5倍に耐える高い耐震性能を有しています。

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「概要図」です(引用:国土交通省)


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「配置図」です。再開発に参加しないビルがかなりあるため敷地の西側が凹んだ、いびつな形状になります(引用:東京都)。


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「位置図」です。


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「東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業」の2024年12月3日の建設状況です。


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塔屋も含め最高部に到達しているように見えます。


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北西側から見た様子です。


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西側の「外堀通り」沿いの雑居ビルは再開発に参画しません。


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北東側から見た様子です。


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南東側から見た様子です。


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南側の低層部を南東側から見た様子です。


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南側から見た様子です。


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南側の低層部を南西側から見た様子です。


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「A地区」を南西側から見た様子です。


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南西側から見た様子です。


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少し角度を変えて見た様子です。


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「東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業 施設建築物等新築工事」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。



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2024年12月 8日 (日)

足立区 総延床面積約230,000㎡、総戸数約2,100戸、超高層タワーマンション4棟を中心とするの大規模再開発「千住大川端地区」  

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-千住大川端地区-

 東京都と東京都足立区は、千住大川端地区地区計画の変更の原案を明らかにしました。対岸の白鬚西地区と南千住地区を一体として、隅田川沿いに住宅を中心とした商業・業務などの複合的な機能を有する新たな拠点形成を目指すことなどを追記しました。

 主要な公共施設・地区施設の概要なども示した。総延床面積約231,700㎡の施設建設が計画されています。足立区や都都市計画審議会などを経て、2025年6月頃に都市計画変更を告示します。

 事業区域は、隅田川沿川の工場跡地など約8.5haです。地権者は「東京製鉄、岡田商事、東武鉄道」です。総戸数約2,100戸の共同住宅や商業施設、子育て支援施設、高齢者向け住宅などを整備する計画が進んでいます。

 引用資料 建設通信新聞(2024/12/06)
 千住大川端地区都市計画変更案/総延べ23万㎡を段階整備/隅田川沿いに新たな拠点

 引用資料 足立区・公式ホームページ
 千住大川端地区のまちづくり

千住大川端地区の概要
◆ 所在地:東京都足立区関屋町
◆ 交通-京成本線「京成関屋」駅、東武伊勢崎線(東武スカイツリーライン)「牛田」駅
◆ 事業区域-約85,000㎡
◆ 総敷地面積-約42,300㎡
◆ 総延床面積-約231,700㎡
◆ 総戸数-約2,100戸
◆ 地権者-東京製鐵、岡田商事、東武鉄道
◆ 着工-2025年度予定(第1期)、2028年度予定(第2期)
◆ 竣工-2028年度予定(第1期)、2033年度予定(第2期)

B-1地区(第2期)の概要
◆ 階数-地上35階
◆ 高さ-最高部約123m
◆ 敷地面積-約9,000㎡
◆ 延床面積-約52,400㎡
◆ 用途-共同住宅、店舗
◆ 総戸数-約470戸

B-2地区(第1期)の概要
◆ 階数-地上10階
◆ 高さ-最高部約33m
◆ 敷地面積-約3,700㎡
◆ 延床面積-約7,600㎡
◆ 用途-サービス付き高齢者向け住宅、グループホーム、保育所、店舗(クリニック等)
◆ 総戸数-約90戸

B-3地区の概要
(第1期)
◆ 階数-地上2階、地下1階
◆ 高さ-最高部約15m
◆ 敷地面積-約13,600㎡(B-3地区全体)
◆ 延床面積-約6,800㎡
◆ 用途-店舗

(第2期)
◆ 階数-地上38階、地下1階
◆ 高さ-最高部約140m
◆ 敷地面積-約13,600㎡(B-3地区全体)
◆ 延床面積-約73,700㎡
◆ 用途-共同住宅、保育所、店舗
◆ 総戸数-約690戸

C-1地区(第1期)の概要
◆ 階数-地上29階
◆ 高さ-最高部約104m
◆ 敷地面積-約5,000㎡
◆ 延床面積-約30,000㎡
◆ 用途-共同住宅
◆ 総戸数-約270戸
◆ 建築主-旭化成不動産レジデンス

C-2地区(第1期)の概要
◆ 階数-地上34階、地下1階
◆ 高さ-最高部約127m
◆ 敷地面積-約11,000㎡
◆ 延床面積-約61,200㎡
◆ 用途-共同住宅、保育所、店舗
◆ 総戸数-約580戸
◆ 建築主-三井不動産レジデンシャル


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「千住大川端地区」の空撮です。


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「整備方針図」です(引用:建設通信新聞)。


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「開発検討エリア」です(引用:足立区HP)。



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2024年12月 7日 (土)

TOKYO TORCH(トウキョウトーチ) 地上62階、 高さ約385mの「Torch Tower(トーチタワー)」 遂に「鉄骨建方」が始まる! 2024年12月3日の建設状況

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-TOKYO TORCH(トウキョウ トーチ)-
 「三菱地所」は、東京駅日本橋口前で関係権利者と共に開発を進めている「TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)」街区において、「日本を明るく、元気にする」をプロジェクトビジョンに掲げ、まちづくりを進めていますが、2021年6月末に竣工した「常盤橋タワー(A棟)」に続き、2022年3月末に「下水道局棟(D棟)」が竣工し、東京都下水道局への引渡しを完了しました。

 「下水道局棟(D棟)」の正式名称は「銭瓶町ビルディング」です。ちなみに「銭瓶町」は「ぜにがめちょう」と読みます。なお、建物は東京都下水道局の所有となり、地上階は主に下水道局の事務所となります。

 「三菱地所」は東京駅前で進める複合開発「TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)」で、国内最高となる地上62階、高さ約390mの超高層ビル「Torch Tower(トーチタワー)」の新築工事の優先交渉権者を「清水建設」に決定しました。

 「三菱地所」と「東京センチュリー」は、関係権利者と共に開発を進めている東京駅日本橋口前「TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)」街区において、日本一の高さとなる「Torch Tower」高層部のホテルにウルトララグジュアリーホテル「Dorchester Collection(ドーチェスター・コレクション)」を誘致することを決定しました。ホテルの開業は2028年度を予定しています。

● Torch Tower 2023年9月27日に起工式を挙行!
 「三菱地所」は、関係権利者と共に開発を進めている東京駅日本橋口前「TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)」街区において、日本一の高さとなる「Torch Tower(トーチタワー)」の新築工事に関し、2023年9月27日に起工式を執り行い、着工しました。高さが約390mから約385mと5m低くなりました。

 引用資料 三菱地所(2023/09/27)
 世界に誇る日本の新たなランドマーク「TOKYO TORCH」「Torch Tower」 新築工事着工 ~想いを繋ぎ、未来を灯すまち~ Weaving dreams, Illuminating the future

TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)の概要
◆ 計画名-大手町二丁目常盤橋地区第一種市街地再開発事業 新築工事(A棟・B棟・C棟・D棟)
◆ 所在地-東京都千代田区大手町二丁目8番1他、中央区八重洲一丁目2番1他
◆ 階数-地上62階、地下4階(B棟)
◆ 高さ-最高部約385m(B棟) *最高部約390mから変更
◆ 敷地面積-約31,400㎡(施設全体)
◆ 建築面積-約20,400㎡(施設全体)
◆ 延床面積-約740,000㎡(施設全体)、約553,000㎡(B棟)
◆ 容積対象面積-約584,000㎡(施設全体)
◆ 用途-オフィス、ホテル、 ホール、店舗、変電所、下水ポンプ場、駐車場等
◆ 客室数-110室(Dorchester Collection)
◆ 総戸数-約50戸(70㎡~400㎡)
◆ 建築主-事業権利者(三菱地所、東京都下水道局、大和証券グループ本社、三越伊勢丹、東京電力パワーグリッド、有限会社大手町開発、独立行政法人都市再生機構、他)
◆ 着工-2017年04月末(施設全体)、2023年09月27日(B棟の起工式)
◆ 竣工-2028年03月末予定(施設全体)


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「TOKYO TORCH 全体開業時外観イメージ(JR 東京駅丸の内側より)」です。


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「事業概要」です。「Torch Tower(トーチタワー)」である「B棟」の最高部の高さが約390mから約385mに変更になっています。


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「用途構成図」です。


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「街区南側から見た Torch Tower 低層部」です。


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「街区南側から見た TOKYO TORCH Park」です。


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「SKY HILL イメージ」です。


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「SKY HILL イメージ」です。


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「メインロビーイメージ、客室イメージ、エントランスイメージ」です。


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「TOKYO TORCH 開発ステップ図」です。


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「広域図及び配置図」です。


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「Torch Tower(トーチタワー)」の2024年12月3日の建設状況です。


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南側から見た様子です。


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「乗入れ構台」です。


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「クラムシェル」です。


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東側から見た様子です。


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敷地南側です。


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「山留め壁」です。


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敷地中央です。


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「乗入れ構台」です。


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「乗入れ構台」のアップです。


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「乗入れ構台」の北側です。


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遂に地下躯体の「鉄骨建方」が始まりました。


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「柱」と1階床の「梁」の「鉄骨建方」が行われています。

● 逆打ち工法
 「Torch Tower(トーチタワー)」は、「逆打ち工法」で建設されているので最初に1階床を構築します。その後は地上躯体は上に向かって、地下躯体は下に向かって同時に建設します。「Torch Tower(トーチタワー)」は、地下4階なので、既存建物の地下躯体を解体しながら、地下1階 → 地下2階 → 地下3階 → 地下4階と下に向かって構築します。


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敷地北側です。



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2024年12月 6日 (金)

国家戦略特区 地上44階、高さ約218mの「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業」 2024年12月3日の状況

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-八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業

 「国家戦略特区」の「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業」は、南北2街区に分けて開発します。「永代通り」沿いの「南街区」には、地上45階、地下5階、高さ約235m、延床面積約180,500㎡の超高層複合ビル、「日本橋川」沿いの「北街区」には、地上2階、地下1階、延床面積約1,000㎡の施設を計画していました。

 「東京都環境局」は、2020年4月20日に「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業」の環境影響評価書の閲覧を行いました。2019年4月23日に公開された「国家戦略特区」の資料からは、階数が地上45階、地下5階から地上46階、塔屋2階、地下4階、最高部の高さが約235mから約233mに変更になりました。

 更に、「北街区」の階数が、地上46階、塔屋2階、地下4階から地上44階、地下3階に変更、高さが約233mから約217mに変更されました。「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業に伴う躯体解体工事」が、「大成建設」の施工で行われています。解体工事の工期は、2023年5月8日~2024年5月31日(予定)です。

● 権利変換認可!
 「東京建物」は、八重洲一丁目北地区市街地再開発組合の一員として、中央区八重洲一丁目1番他において、権利者や地域とともに「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業」を推進してきました。2023年9月15日付で、東京都知事より権利変換計画の認可を受けました。

 引用資料 東京建物(PDF:2023/09/15)
 東京駅至近の日本橋川沿いエリアに大規模複合施設を整備「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業」権利変換認可のお知らせ

 現場には「建築計画のお知らせ」が掲示されています。計画名は「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業に伴う施設建築物等新築工事(南街区)」です。高さは218.00mとなっています。

八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 計画名-八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業に伴う施設建築物等新築工事(南街区)
◆ 所在地-東京都中央区八重洲一丁目3番(地番)
◆ 交通-JR「東京」駅、東京メトロ東西線・銀座線、都営浅草線「日本橋」駅
◆ 階数-(南街区)地上44階、塔屋2階、地下3階、(北街区)地上2階、地下1階
◆ 高さ-(南街区)最高部218.00m、(北街区)約12m
◆ 敷地面積-(南街区)7,557.67㎡、(北街区)約1,702㎡
◆ 建築面積-(南街区)6,550.00㎡、 (北街区)約883㎡
◆ 延床面積-(南街区)185,600.00㎡、(北街区)約1,036㎡
◆ 構造-鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭、直接基礎
◆ 用途-オフィス、店舗、宿泊施設、駐車場等
◆ 建築主-八重洲一丁目北地区市街地再開発組合
◆ 特定業務代行者-東京建物、東京ガス不動産、明治安田生命保険、大成建設
◆ 設計者-(基本設計者)日本設計、(実施設計者)大成建設
◆ 施工-大成建設
◆ 解体工事-2023年05月08日~2024年05月31日予定
◆ 着工-2024年10月01日予定
◆ 竣工-(南街区)2028年09月30日予定、(北街区)2031年度予定


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「日本橋川沿いの低層部イメージ」です(引用:東京建物)。


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「断面イメージ」です(引用:東京都)。


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「配置図」です(引用:東京都)。


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「2階平面図」です(引用:東京都)。


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「位置図」です(引用:東京建物)。


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「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業」の建設予定地の2024年12月3日の状況です。


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南西側から見た様子です。写真左側奥に見えるビル群は「北街区」の建設予定地です。


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「クラムシェル」が稼働しています。


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南西角です。


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南側から見た様子です。


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「三点式パイルドライバ」です。「ロックオーガ」で「地中障害物」の撤去を行っています。


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南東側から見た様子です。奥に見えるビル群は「北街区」の建設予定地です。


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「三点式パイルドライバ」です。


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「ロックオーガ」で「地中障害物」の撤去を行っています。


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「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業に伴う施設建築物等新築工事(南街区)」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。



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2024年12月 5日 (木)

国家戦略特区 地上43階、高さ約227m、延床面積約389,290㎡の「八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業施設建築物」 2024年12月3日の建設状況

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-(仮称)八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業-

 東京駅の八重洲口では、北側の「(仮称)東京駅前八重洲一丁目東地区第一種市街地再開発事業」、中央の「(仮称)八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業」、南側の「(仮称)八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」が計画されています。

 その中で、最も進んでいるのが「(仮称)八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業」です。地上45階、塔屋2階、地下4階、高さ約240mの巨大な超高層複合ビルが建設されます。2018年12月3日に起工式が執り行われました。「東京ミッドタウン八重洲」として2022年9月17日に先行オープンしました。

 3地区で最大規模なのが「(仮称)八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」です。当初計画では、2020年4月着工~2023年5月末竣工の予定でしたが、2022年度着工~2025年度竣工の予定に延期、更に延期されて、2024年度着工~2028年度竣工を想定しています。

 「東京都」は、都市再開発法第11条第1項の規定に基づき、八重洲二丁目中地区市街地再開発組合の設立を2021年10月19日に認可しました。市街地再開発事業の施行により、土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新を図り、国際都市東京の玄関口として高次な機能集積と都市基盤の強化を実現します。

 「八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業施設建築物」の建築計画のお知らせが掲示されています。概要は、階数が、地上43階、塔屋1階、地下3階、高さ223.42m、延床面積388,561.85㎡です。

● 2024年8月26日に起工式を挙行!
 「八重洲二丁目中地区市街地再開発組合」と「鹿島建設、住友不動産、UR都市機構(独立行政法人都市再生機構)、阪急阪神不動産、ヒューリック、三井不動産」の参加組合員6社で推進中の「八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」においては2024年8月8日に着工し、8月26日に起工式が執り行いました。2029年1月末に竣工予定です。

 引用資料 三井不動産(2024/08/26)
 「八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」着工 ~都心最大級「東京駅前3地区再開発」の集大成、ミクストユース型プロジェクトが始動~

 「建築計画のお知らせ」では、高さ223.42m、延床面積388,561.85㎡となっていますが、ニュースリリースでは、高さ約227m、延床面積約389,290㎡となっています。

八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 計画名-八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業施設建築物
◆ 所在地-東京都中央区八重洲二丁目4番、5番、6番、7番
◆ 交通-JR「東京」駅徒歩3分(地下直結)、東京メトロ銀座線「京橋」駅徒歩2分(地下直結)、東京メトロ銀座線・東西線・都営浅草線「日本橋」駅徒歩8分、東京メトロ有楽町線「銀座一丁目」駅徒歩5分
◆ 階数-地上43階、塔屋1階、地下3階
◆ 高さ-最高部約227m
◆ 敷地面積-19,562.71㎡
◆ 延床面積-約389,290㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 用途-オフィス、店舗、劇場、サービスアパートメント、インターナショナルスクール、バスターミナル、駐車場
◆ 基礎工法-直接基礎、一部杭基礎
◆ 建築主-八重洲二丁目中地区市街地再開発組合(参加組合員 鹿島建設、住友不動産、UR都市機構、阪急阪神不動産、ヒューリック、三井不動産)
◆ 設計者・監理者-(基本設計・実施設計監修・監理)日建設計、(実施設計・監理)鹿島建設
◆ 都市計画・再開発コンサルタント-日建設計
◆ 施工者-鹿島建設
◆ 解体工事-2023年04月26日~2024年07月31日予定
◆ 着工-2024年08月08日(着工)、2024年08月26日(起工式)
◆ 竣工-2029年01月31日予定
◆ 総事業費-約3,172億円(調査設計計画費約84億円、土地整備費約123億円、補償費約723億円、工事費約2,062億円、事務費等約180億)


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「外観イメージパース夜景(有楽町駅側)」です(引用:三井不動産)。


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「屋外広場イメージパース」です(引用:三井不動産)。


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「商業施設1階 屋内広場」です(引用:三井不動産)。


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「商業施設地下1階 通路」です(引用:三井不動産)。


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「用途断面図(東京駅側から)」です。最高高さ約227mとなっています(引用:三井不動産)。


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「1階平面図」です(引用:東京都)。


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「地下1階平面図」です(引用:東京都)。


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「地下通路イメージパース」です。3棟のビルでバスターミナルが21,000㎡(6,000㎡+7,000㎡+8,000㎡)です。合計20バース(のりば)です(引用:三井不動産)。


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「配置計画図」です(引用:三井不動産)。


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「配置図」です(引用:三井不動産)。


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「位置図」です(引用:三井不動産)。


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「八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業施設建築物」の2024年12月3日の建設状況です。「幕張イベントホール」で行われた櫻坂46「10th Single BACKS LIVE!!」に行った友人に撮影してもらいました。


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北西側から見た様子です。

● 逆打ち工法+順打ち工法の複合工法!
 地下外周部を「逆打ち工法」、地下中央部を「順打ち工法」で行います。外周部は、1階先行床を構築し、「逆打ち工法」にて順次躯体を構築します。地下中央部は、最下層の基礎部を構築後、地下部の鉄骨建方を行い、1階先行床を構築し、地下3階より順次上階へ構築する「順打ち工法」を採用します。

 基礎工法は「直接基礎」です。全体工事工程に「杭工事」とありますが、逆打ち工法で「構真柱(こうしんちゅう)」を建込むための「場所打ちコンクリート杭」です。そのため基礎工法は、東京礫層を支持地盤とするとする「直接基礎」です。


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「三点式パイルドライバ」で「山留め壁」を構築しています。


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「アースドリル掘削機」で「場所打ちコンクリート杭」を構築しています。逆打ち工法で「構真柱(こうしんちゅう)」を建込むための「場所打ちコンクリート杭」です。「安定液タンク」が見えます。


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「スライムクリーナー」です。「スライムクリーナー」で「スライム処理」を行います。

● スライム処理
 スライム処理は掘削完了後に行う「一次スライム処理」と鉄筋かごを建込んでコンクリート打設する直前に行う「二次スライム処理」があります。
 
 掘削時に発生し、杭の底に沈殿したスライムをそのままにしておくとコンクリートと混ざり杭の支持力に深刻な悪影響を及ぼします。そのために徹底的に除去します。


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西側から見た様子です。


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更に南側です。


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「実物大の外装モックアップ」です。


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南端部分です。


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南西側から見た様子です。


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「三点式パイルドライバ」です。「三連型アースオーガ」が装着されています。三連型アースオーガで「山留め壁」の構築を行っています。


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「八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業施設建築物」の建築計画のお知らせです。「建築計画のお知らせ」では、高さ223.42m、延床面積388,561.85㎡となっていますが、ニュースリリースでは、高さ約227m、延床面積約389,290㎡となっています。


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櫻坂46「10th Single BACKS LIVE!!」

 「幕張イベントホール」で、2024年12月3日(火)~12月5日(木)の3日間、櫻坂46「10th Single BACKS LIVE!!」が行われました。

BACKS
 「BACKS」は、「櫻坂46」の選抜発表によって選抜メンバーに選ばれなかったメンバーによって構成されるユニットです。「3坂道(乃木坂46、櫻坂46、日向坂46)」は、選抜メンバーでなくても1万人クラスのアリーナが余裕で埋まる集客力があります。

3坂道のアンダーメンバーの呼称
◆ 乃木坂46-アンダー
◆ 櫻坂46-BACKS
◆ 日向坂46-ひなた坂46


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私は兵庫県に住んでいますが、兵庫県出身の「増本綺良(ますもときら)」の「祝花」です。



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2024年12月 4日 (水)

京急川崎駅隣接地 メインアリーナの収容人数最大15,000人 川崎新!アリーナシティ・プロジェクトの条例環境影響評価審査書の公告!

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-川崎新!アリーナシティ・プロジェクト-

 2023年3月3日に「DeNA(ディー・エヌ・エー)」は、2028年10月に京急川崎駅隣接エリアにて約10,000人が収容可能な新アリーナを含む複合エンターテインメント施設を開業することを目指し、「川崎新!アリーナシティ・プロジェクト」を始動する事を発表しました。

 「川崎新!アリーナシティ・プロジェクト」は、プロバスケットボール「B.LEAGUE」試合開催時に約10,000人を収容できる新アリーナおよび宿泊施設、飲食施設、公園機能等を備える商業施設を含む複合エンターテインメント施設の建設・開業を目指すもので、建設予定地である現「KANTOモータースクール川崎校(敷地約12,400㎡)」の所有者と「DeNA、京浜急行電鉄」の3者にて2023年2月24日に土地の賃貸借契約を締結しました。

 「ディー・エヌ・エー」および「京浜急行電鉄」は、共同で2028年10月の開業を目指す京急川崎駅隣接エリアでの新アリーナを含む複合エンターテインメント施設の共同開発プロジェクト「川崎新!アリーナシティ・プロジェクト」の建設予定地に隣接する敷地をプロジェクト対象地として追加することを決定しました。

 これにより建設予定地の面積約11,670㎡(KANTOモータースクール川崎校)に新たに約1,970㎡の敷地(KDX川崎駅前本町ビルの跡地)が加わり、計約13,640㎡へと拡張します。

 これを受け、複合エンターテインメント施設内のメインアリーナでのイベント興行時の最大想定収容人数は当初の10,000人から5,000人増加し、15,000人規模となり、DeNA傘下のプロバスケットボールクラブ「川崎ブレイブサンダース」がホームアリーナとして2028-29シーズン(2028年10月開幕)より使用する際の最大収容可能人数についても12,000人規模となる見込みです。

 引用資料 DeNA(2023/11/21)
 「川崎新!アリーナシティ・プロジェクト」建設予定地面積が拡張 -メインアリーナの収容規模は最大15,000人へ-

● 条例環境影響評価審査書の公告!
 「川崎新!アリーナシティ・プロジェクトの条例環境影響評価審査書の公告」が行われています。公告日は、2024年12月2日(月)です。 

 引用資料 川崎市・公式HP(2024/12/02)
 343 川崎新!アリーナシティ・プロジェクトに係る環境影響評価手続

 「DeNA(ディー・エヌ・エー)」は2024年10月1日に、「京浜急行電鉄」と共同で進めている京急川崎駅隣接地の新アリーナの開業が、2年程度遅れると発表しました。当初は2028年10月開業を目指すとしていましたが、2030年10月以降になります。建設業界の人員不足のほか、電気や空調設備などの専門工事業者の確保が難しいためです。

川崎新!アリーナシティ・プロジェクトの概要
◆ 所在地-神奈川県川崎市川崎区駅前本町25-4
◆ 交通-京浜急行電鉄「京急川崎」駅、JR「川崎」駅
◆ 階数-(アリーナ敷地)地上17階、地下0階、(三角地敷地)地上3階、地下0階
◆ 高さ-(アリーナ敷地)アリーナ棟約50m、商業棟約80m、(三角地敷地)約13m
◆ 敷地面積-(アリーナ敷地)約13,640㎡、(三角地敷地)約830㎡
◆ 建築面積-(アリーナ敷地)約12,340㎡、(三角地敷地)約790㎡
◆ 延床面積-(アリーナ敷地)約57,930㎡、(三角地敷地)約1,290㎡
◆ 容積対象面積-(アリーナ敷地)約56,200㎡、(三角地敷地)約1,180㎡
◆ 構造-(アリーナ敷地)鉄骨造、(三角地敷地)鉄骨造
◆ 用途-(アリーナ敷地)アリーナ、宿泊、商業、温浴等、(三角地敷地)商業
◆ 最大収容人数-約15,000人(メインアリーナ)、約2,000人(サブアリーナ)
◆ 客室数-約150室
◆ 建築主-DeNA(ディー・エヌ・エー)、京浜急行電鉄
◆ 基本設計-久米設計
◆ ボウルデザイン、UXデザイン-OVERLAND PARTNERS
◆ 外装デザイン-モロークスノキ建築設計
◆ 着工-2026年以降予定(2025年予定から変更)
◆ 竣工・開業-2030年10月以降予定(2028年10月予定から変更)


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「南北断面図」です。


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「断面構成イメージ」です。


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1階
 1階~2階は、「メインアリーナ」と「サブアリーナ兼ライブホール」になります。


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3階
 3階~8階は、「プラザ」と「フードホール」と「スパ(温浴施設)」となります。


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4階


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6階


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「土地利用計画図」です。


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「計画地位置図(広域)」です。



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2024年12月 3日 (火)

「埼玉スタジアム2002」の近く 順天堂大学医学部附属埼玉国際先進医療センター(仮称) 総事業費が当初の約2.6倍にあたる2,186億円に高騰 病院整備計画中止!

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-順天堂大学医学部附属埼玉国際先進医療センター(仮称)-
 「埼玉県」や「さいたま市」などがさいたま市美園地区に「順天堂大学医学部附属埼玉国際先進医療センター(仮称)」を誘致を進めています。埼玉県内の慢性的な医療人材不足を解消し、埼玉県北部などの医師が足りない地域を手当てする狙いがありました。

 新病院の建設予定地は、「埼玉スタジアム2002」の近くで、埼玉高速鉄道「浦和美園駅」から北へ約0.5km離れた場所で、さいたま市緑区と岩槻区にまたがる約7.3haです。

 当初は、2018年に着工、2021年に完成する予定でしたが、整備計画に大幅な遅れが発生しました。更にコロナ禍の影響もあって、開院が見通せない状況になっていました。

 「順天堂大学」は、病院、大学、大学院、陽子線治療施設、立体駐車場からなる巨大な施設を建設します。2025年4月の着工、2027年5月の竣工を目指します。新病院の供用開始は2027年内を予定しています。

 引用資料 埼玉県・公式ホームページ
 令和5年度埼玉県医療審議会
 
 新病院はAI(人工知能) や遠隔技術、 陽子線治療など最先端の医療テクノロジーを駆使した高機能な医療機関を目指します。国内外の幅広い人材が集まる大学院や研究施設を併設することで、 埼玉県で不足する医師を育成・派遣します。

● 総事業費の高騰により病院整備計画中止!
 「学校法人順天堂」は、「埼玉県」と共に浦和美園地区に開設を検討していた800床の大病院「(仮称)国際先進医療センター」の病院建設計画を断念し、2024年11月29日付で埼玉県に病院整備計画中止届を提出しました。

 引用資料 学校法人順天堂(2024/11/29)
 埼玉県浦和美園地区病院の整備計画中止について

 「学校法人順天堂」は、病院整備計画に関し、2025年4月の着工、2027年11月の開院を目指して全力で取り組んでいましたが、2024年7月に施工会社による設計の結果、建築業界の急激な需要増や資材の高騰に加え、深刻な人手不足などの要因も重なり建築費が大幅に高騰し、さらにその他の費用も上昇した結果、総事業費が2015年に予想した当初の834億円の2.6倍にあたる2,186億円に達することが明らかになりました。

<病院整備計画中止届を提出>
順天堂大学医学部附属埼玉国際先進医療センター(仮称)の概要
◆ 計画名-順天堂浦和美園キャンパス(仮称)等整備事業
◆ 所在地-埼玉県さいたま市緑区美園三丁目、岩槻区美園東二丁目
◆ 交通-埼玉高速鉄道「浦和美園」駅
◆ 階数-地上10階、地下0階
◆ 高さ-約59m
◆ 敷地面積-約73,000㎡
◆ 延床面積-(病院棟)約90,000㎡、(大学・大学院棟)約26,000㎡、(陽子線治療施設)約5,000㎡、(立体駐車場)約15,600㎡
◆ 地震対策-免震構造(病院本館)
◆ 用途-病院、大学・大学院、陽子線治療施設、駐車場 等
◆ 病床-800床
◆ 駐車場台数-約1,000台(外来用含む)
◆ 建築主-学校法人順天堂
◆ 着工-2025年04月予定
◆ 竣工-2027年05月予定
◆ 開院-2027年11月予定
◆ 病院整備計画中止届-2024年11月29日


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総事業費の推移

 凄まじい高騰に目がクラクラしそうです。1つの病院に総事業費2,186億円なんて到底採算が合いません。建築費の高騰も凄いですが、「機器・備品・システム」の高騰がもっと凄まじいです。

● 医療機器は欧米系が圧倒的に強い!
 医療機器は欧米系が圧倒的に強く現在の御三家は「メドトロニック(アイルランド)、ジョンソン&ジョンソン(アメリカ)、サーモ・フィッシャー・サイエンティフィック(アメリカ)」です。

 ちょっと前までは、「GE(アメリカ)、シーメンス(ドイツ)」などが医療機器の御三家の代表格でしたが、M&Aを繰り返して巨大化した会社に抜かれています。ちなみに日本の会社はベスト10に1社も入っていません。

 「機器・備品・システム」の高騰は、円安がもろに影響していると思われます。医療機器は欧米系が圧倒的に強いので、円安で輸入価格が高騰しています。それに付随する「備品・システム」も同じように高騰しています


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「アトリウム(2階患者レストランより中庭を見る)」です。


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「断面構成図」です。


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「全体配置図」です。「綾瀬川」を挟んで、さいたま市緑区美園三丁目とさいたま市岩槻区美園東二丁目に分かれています。


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「計画地位置図(航空写真)」です(引用:さいたま市)。


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「計画地位置図」です。「埼玉スタジアム2002」の少し東側に建設予定です(引用:さいたま市)。



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2024年12月 2日 (月)

地上32階、高さ約170m「関内駅前港町地区第一種市街地再開発事業」 & 地上21階、高さ約120m「関内駅前北口地区第一種市街地再開発事業」 環境影響評価書の縦覧!

Yokohamakannai240571
(仮称)関内駅前港町地区・(仮称)関内駅前北口地区-
 「関内駅前港町地区市街地再開発準備組合、関内駅前北口地区市街地再開発準備組合」および各準備組合の事業協力者である「三菱地所」を代表企業とするグループは、共同して推進する「関内駅前地区第一種市街地再開発事業」について、2024年5月24日付で横浜市による都市計画決定の告示がなされました。

 港町地区準備組合が推進する「(仮称)関内駅前港町地区第一種市街地再開発事業」と、北口地区準備組合が推進する「(仮称)関内駅前北口地区第一種市街地再開発事業」の2つの事業により構成される、合計約2.2haの区域を両事業が共同して整備する再開発事業です。

 また本事業では、「国際的な産学連携」、「観光・集客」、「都心居住」に資する機能導入や、周辺道路の歩行者空間化や交通広場の新設等、地域の回遊性向上に資する都市基盤整備を行うことで、国内外から多様な人財が集い賑わいを創出し、周辺地域へ人を促す駅前拠点としての機能強化を図ります。

● 環境影響評価書の縦覧!
 横浜市では、横浜市環境影響評価条例に基づき、「(仮称)関内駅前港町地区第一種市街地再開発事業 環境影響評価書」の縦覧を行っています。縦覧期間は、2024年11月15日(金)~12月16日(月)までです。

 引用資料 横浜市・公式HP(2024/11/15)
 100.(仮称)関内駅前港町地区第一種市街地再開発事業に係る環境影響評価書の縦覧について

(仮称)関内駅前港町地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-神奈川県横浜市中区尾上町二丁目、尾上町三丁目、真砂町二丁目、真砂町三丁目、港町二丁目、港町三丁目
◆ 交通-JR根岸線「関内」駅、横浜市営地下鉄ブルーライン「関内」駅、横浜高速鉄道みなとみらい線「日本大通り」駅
◆ 階数-地上32階、塔屋1階、地下2階
◆ 高さ-最高部約170m、建築物約170m
◆ 敷地面積-約7,700㎡
◆ 建築面積-約5,700㎡
◆ 延床面積-約97,200㎡(業務施設約66,200㎡、商業施設約9,700㎡、住宅施設約21,300㎡)
◆ 容積対象床面積-約83,600㎡
◆ 用途-オフィス、商業施設、住宅施設、観光・集客施設、交通広場
◆ 総戸数-約100戸
◆ 建築主-関内駅前港町地区市街地再開発準備組合
◆ 事業協力者-(代表企業)三菱地所、(構成企業)スターツコーポレーション、フジタ、ケン・コーポレーション、東急不動産
◆ 着工-2025年度予定
◆ 竣工-2029年度予定
◆ 供用開始-2029年度予定

(仮称)関内駅前北口地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-神奈川県横浜市中区真砂町三丁目、港町二丁目、港町三丁目、蓬莱町一丁目、万代町一丁目
◆ 交通-JR根岸線「関内」駅、横浜市営地下鉄ブルーライン「関内」駅、横浜高速鉄道みなとみらい線「日本大通り」駅
◆ 階数-地上21階、塔屋1階、地下1階
◆ 高さ-最高部約120m、建築物約120m
◆ 敷地面積-約2,800㎡
◆ 建築面積-約2,100㎡
◆ 延床面積-約34,500㎡(業務施設約14,100㎡、商業施設約3,900㎡、住宅施設約16,500㎡)
◆ 容積対象床面積-約27,000㎡
◆ 用途-業務施設、商業施設、住宅施設
◆ 総戸数-約170戸
◆ 建築主-関内駅前北口地区市街地再開発準備組合
◆ 事業協力者-(代表企業)三菱地所、(構成企業)スターツコーポレーション、鹿島建設、フジタ
◆ 着工-2025年度予定
◆ 竣工-2029年度予定
◆ 供用開始-2029年度予定


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「施設断面図(東西)」です。


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「施設計画図」です。


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「施設配置図」です。


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「対象事業実施区域位置図」です。


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「関内駅前港町地区第一種市街地再開発事業」の予定地を南側から見た様子です。


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「関内駅前港町地区第一種市街地再開発事業」の予定地を南西側から見た様子です。


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「関内駅前港町地区第一種市街地再開発事業」の予定地を西側から見た様子です。


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「(仮称)関内駅前北口地区第一種市街地再開発事業」の予定地を南側から見た様子です。


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「(仮称)関内駅前北口地区第一種市街地再開発事業」の予定地を南西側から見た様子です。


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「(仮称)関内駅前北口地区第一種市街地再開発事業」の予定地を西側から見た様子です。



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2024年12月 1日 (日)

「みなとみらい21地区」のラストピース 地上27階、高さ約100mの「みなとみらい21地区60・61街区」 2024年11月13日の状況

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-みなとみらい21地区60・61街区-
 私は「阪神タイガース」のファンですが、南場オーナーを筆頭に「横浜DeNAベイスターズ」のチーム運営は本当に素晴らしいと思っています。個人的にはチアリーディングチーム「Diana(ディアナ)」がお気に入りです(笑)。日本一 優勝パレードは素晴らしかったです。

 YouTube 横浜DeNAベイスターズ公式チャンネル
 【26年ぶり日本一】「横浜DeNAベイスターズ日本一 優勝パレード2024」30万人のファンの皆さまと祝う夢のようなひととき!選手からの感謝のコメントもお届け!

 「横浜市」は2023年4月17日に、「みなとみらい21中央地区60・61街区」を対象に開発事業者の公募手続きを開始しました。応募者は登録後に処分価格を含む事業提案を行います。

 「みなとみらい21地区」で最後の大規模市有地であり、横浜市は地区全体の開発の総仕上げとなる重要な街区と位置付けています。公募事務は横浜みなとみらい21が担当します。

 横浜市西区みなとみらい六丁目2番1ほか19筆の全体敷地面積は23,131.72㎡(東区画20,034.93㎡+西区画3,096.79㎡)です。東西2区画に分け、一体または2分割での提案を求めます。建ぺい率80%、容積率600%が上限です。建物高さの最高限度は100mです。

 「みなとみらい21中央地区60・61街区」は、林文子前市長が、世界トップレベルのオペラやバレエを上演できる新たな劇場の建設を計画していましたが、市長選で市長が交代したため白紙撤回されました。

● みなとみらい21地区の「ラストピース」
 Kアリーナ横浜などの「ミュージックテラス」の開発を主導した「ケン・コーポレーション」が、南側隣接地でホテルやオフィス、ミュージアム、専門学校などの大規模複合開発を手がける見通しとなりました。みなとみらい21地区の「ラストピース」と呼ばれるエリアの計画が固まり、用途が決まっていない土地は残り1%余りとなりました。

 引用資料 横浜市・公式HP(2024/02/05)
 みなとみらい21地区60・61街区の事業予定者決定について

 開発予定地の60、61街区を所有する横浜市が2024年2月5日に発表しましました。横浜市は一帯の機能を「観光・エンターテインメント」と位置付け、2023年4月に開発事業者の公募を開始していました。 

 敷地面積は23,131.72㎡で土地の売却価格は220億4163万7695円(公募価格は214億4310万4440円)となっています。「東区画」に建設される「東棟」は、地上27階、塔屋1階、地下1階、高さ約100m、延床面積約129,325㎡、「西区画」に建設される「西棟」は、地上13階、塔屋1階、地下1階、高さ64.25m、延床面積約25,835㎡です。

みなとみらい21地区60・61街区の概要
◆ 所在地-神奈川県横浜市西区みなとみらい六丁目2番1ほか(60・61街区の一部区画)
◆ 交通-みなとみらい線「新高島」駅、JR「横浜」駅
◆ 階数-(東棟)地上27階、塔屋1階、地下1階、(西棟)地上13階、塔屋1階、地下1階
◆ 高さ-(東棟)最高部約100m、(西棟)最高部64.25m
◆ 敷地面積-23,131.72㎡(東区画20,034.93㎡+西区画3,096.79㎡)
◆ 延床面積-(施設全体)約155,160㎡、(東棟)約129,325㎡、(西棟)約25,835㎡
◆ 用途-(東棟)オフィス、ホテル、ミュージアム、商業施設、(西棟)専門学校
◆ 事業予定者-(代表企業)ケン・コーポレーション、(構成企業)SMFLみらいパートナーズ、鹿島建設、岩崎学園
◆ 着工-2026年03月予定
◆ 竣工-(西棟)2028年08月予定、(東棟)2029年02月予定


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「対象街区詳細図」です。 敷地面積23,131.72㎡(東区画20,034.93㎡+西区画3,096.79㎡)です。


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「みなとみらい21地区全体図」です。


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用途が決まっていない土地は残り1%余り!

 横浜ランドマークタワーの69階展望フロア「スカイガーデン」から北側を見た2024年11月13日の様子です。みなとみらい21地区の「ラストピース」と呼ばれる「60・61街区」の計画が固まり、用途が決まっていない土地は残り1%余りとなりました。


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「みなとみらい21地区60・61街区」を南東側から見た様子です。「みなとみらい21中央地区60・61街区」は、林文子前市長が、世界トップレベルのオペラやバレエを上演できる新たな劇場の建設を計画していましたが、市長選で市長が交代したため白紙撤回されました。


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「東区画」の東端です。


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敷地東側です。


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「東区画」を斜めに貫く歩道です。


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敷地西側です。


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角度を変えて見た様子です。


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街区西側には「横浜アンパンマンこどもミュージアム」があります。「横浜アンパンマンこどもミュージアム」の北側は「西区画」です。西区画には「専門学校」が建設予定です。


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南側を見た様子です。



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