「ホンダ(本田技研工業)」の新たな司令塔 Honda青山ビル建替え計画 新ビルの概要は、地上25階、高さ約150m、延床面積約53,000㎡
-ホンダ青山ビルの建て替え―
2024年12月23日に、「本田技研工業」と「日産自動車」および「三菱自動車工業」は、「本田技研工業」と「日産自動車」が基本合意した共同持株会社設立による経営統合に向けた検討に対して、「三菱自動車工業」が参画・関与およびシナジー享受する可能性について検討することに合意し、3社で覚書を締結しました。
「本田技研工業」は、東京都港区南青山に所有する「ホンダ青山ビル(Honda青山ビル)」を、2030年度の完成を目標に新たなビルに建て替えます。社会や産業が急速に変革に向かう状況の中で、Hondaは将来にわたり人々や社会から「存在を期待される企業」であり続けることを目指しています。
そのために、「イノベーションを生み出す変革と発信の拠点」となるグローバル本社機能を構築することが必要だと考え、それを実現できる新たなビルへの建て替えを決定しました。
● 地上25階、高さ約150m、延床面積約53,000㎡
「本田技研工業」が、東京都港区で計画している「Honda青山ビル」建て替え計画の概要が明らかになりました。概要は、地上25階、塔屋2階、地下2階、高さ約150m、 延床面積約53,000㎡です。既存建物の解体工事は2025年春から着手します。本体工事は2026年10月頃に着手し、2030年度の完成を目指します。
引用資料 港区・公式HP(2024/12/21)
港区環境影響調査実施要綱に基づく環境影響調査計画書の縦覧【Honda青山ビル建替え計画】
建設通信新聞(2024/12/24)
本田技研工業/25階建て5.3万㎡に建替え/26年10月着工、完成は30年度
(建替え後)Honda青山ビル建替え計画の概要
◆ 所在地-東京都港区南青山二丁目1番1号
◆ 交通-東京メトロ銀座線・東京メトロ半蔵門線・都営大江戸線「青山一丁目」駅すぐ
◆ 階数-地上25階、塔屋2階、地下2階
◆ 高さ-約150m
◆ 敷地面積-約4,600㎡
◆ 建築面積-約2,300㎡
◆ 延床面積-約53,000㎡
◆ 用途-オフィス(本社)、ショールーム、集会場
◆ 建築主-本田技研工業
◆ 解体工事-2025年春予定
◆ 着工-2026年10月予定
◆ 竣工-2030年度予定
◆ 供用開始-2030年度予定
(既存ビル)ホンダ青山ビル(Honda青山ビル)の概要
◆ 所在地-東京都港区南青山二丁目1番1号
◆ 交通-東京メトロ銀座線・東京メトロ半蔵門線・都営大江戸線「青山一丁目」駅すぐ
◆ 階数-地上17階、塔屋1階、地下3階
◆ 高さ-72.12m
◆ 敷地面積-約4,756㎡
◆ 建築面積-約2,437㎡
◆ 延床面積-約40,224㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造)
◆ 用途-オフィス(本社)
◆ 建築主-ホンダ総合建物
◆ 設計者-椎名政夫建築設計事務所、石本建築事務所、間組
◆ 施工者-間組
◆ 竣工-1985年08月19日
「計画地位置図(拡大)」です。
「計画地位置図(広域)」です。
ホンダ(本田技研工業)
「本田技研工業(HONDA MOTOR CO.,LTD)」は、東京都港区南青山二丁目1番1号に本社を置く、世界的な輸送機器メーカーです。自動車、オートバイ、小型ジェット機(ビジネスジェット)、芝刈機、発電機、除雪機、小型耕うん機などの製造販売を行っています。
「本田技研工業」は、1946年9月1日に、「本田宗一郎氏」が静岡県浜松市に「本田技術研究所」を開設、1948年9月24日に、「本田技研工業株」を設立、1953年には本社を東京に移転しました。
本田技研工業の連結決算(売上収益/営業利益)
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1995年3月 3,966,164百万円 107,916百万円
1996年3月 4,252,250百万円 143,633百万円
1997年3月 5,293,302百万円 401,447百万円
1998年3月 5,999,738百万円 462,313百万円
1999年3月 6,231,041百万円 548,698百万円
2000年3月 6,098,840百万円 426,230百万円
-----------------------------------------
2001年3月 6,463,830百万円 406,960百万円
2002年3月 7,362,438百万円 639,296百万円
2003年3月 7,971,499百万円 689,499百万円
2004年3月 8,162,600百万円 600,144百万円
2005年3月 8,650,105百万円 630,920百万円
2006年3月 9,907,996百万円 868,905百万円
2007年3月 11,087,140百万円 851,879百万円
2008年3月 12,002,834百万円 953,109百万円
2009年3月 10,011,241百万円 189,643百万円
2010年3月 8,579,174百万円 363,775百万円
-----------------------------------------
2011年3月 8,936,867百万円 569,775百万円
2012年3月 7,948,095百万円 231,364百万円
2013年3月 9,877,947百万円 544,810百万円
2014年3月 11,842,451百万円 750,281百万円
2015年3月 13,328,099百万円 670,603百万円
2016年3月 14,601,151百万円 503,376百万円
2017年3月 13,999,200百万円 840,711百万円
2018年3月 15,361,146百万円 833,558百万円
2019年3月 15,888,617百万円 726,370百万円
2020年3月 14,931,009百万円 633,637百万円
-----------------------------------------
2021年3月 13,170,519百万円 660,208百万円
2022年3月 14,552,696百万円 871,232百万円
2023年3月 16,907,725百万円 839,398百万円
2024年3月 20,428,802百万円 1,381,977百万円
2025年3月期予想
2025年3月 21,000,000百万円 1,420,000百万円(会)
2025年3月 21,492,345百万円 1,468,818百万円(コ)
(備考) (会)は会社予想、(コ)はアナリスト予想(コンセンサス)です。コンセンサスは頻繁に変更されます。上記のコンセンサスは2024年12月25日時点の数値です。
日本のビルベスト111(2024年12月25日発売)
「日本のビルベスト111」は、2016年10月に発売した「日本のビルベスト100」の改訂版です。改訂版のお話は非常に名誉な事だったのですが、私は病気のリハビリ中のため、体力的に遠方に取材に行けません。
そのため追加ビルの執筆は、超高層ビルマニア界のレジェンドである「なかやんさん(中谷幸司氏)」にお願いしました。私には「なかやんさん」といっしょに本を出版する長年の夢があったので夢が叶いました(@関西人)。
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