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2025年2月10日 (月)

千代田区 九段南一丁目地区まちづくり 「北街区」に高さ約170mの超高層ビル、「中街区」に高さ約82mの高層ビル 完成イメージ!

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-九段南一丁目地区-

 東京都千代田区の九段南一丁目地区で、新たなまちづくりの機運が高まっています。靖国通りと内堀通り、日本橋川に囲まれた地区を北・中・南の三つの街区に分けて整備するため、勉強会などが開催されています。各街区が連携した一体的なまちづくりに向け、千代田区は「九段南一丁目地区まちづくりガイドライン」を策定しました。

 「九段南一丁目地区」は、エリアを「北街区・中街区・南街区」の三つの街区に分け、それぞれで市街地再開発事業と土地区画整理事業、ビルの個別建て替えを促進します。各街区がアトリウムでつながります。一体的な施設群として供用したい考えです。地区計画では建物の最高高さは170m以下に設定しています。

 引用資料 千代田区・公式ホームページ
 九段南一丁目地区のまちづくりについて

● (仮称)SMBC九段プロジェクト既存地下躯体解体工事
 「三井住友銀行」は、千代田区の九段南一丁目地区中地区の一部で、「(仮称)SMBC九段プロジェクト既存地下躯体解体工事」に着手します。施工者は「鹿島建設」です。工期は2025年3月4日~2026年12月31日までです。

 引用資料 建設通信新聞(2025/02/10)
 鹿島で既存解体着手/九段南一丁目中地区/三井住友銀行


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「3地区一体の整備イメージ」です。

◆ 北街区(高さ約170m)
 九段下駅に直結する「北街区」は、2017年に準備組合が発足しました。事業協力者は住友不動産、コンサルタントとして日建設計が参画しています。敷地内には区営九段住宅や九段生涯学習館などがあります。

 高さ約170m、延床面積約82,000㎡の超高層複合ビルを計画しています。主な用途はオフィス、店舗、貸し会議室、千代田区の施設などです。2025年度に権利変換計画認可の取得、2025年度~2027年度に解体すると共に、2026年度に新築工事に着手し、2029年度以降の完成を見込みます。

◆ 中街区(高さ約82m)
 「中街区」は三井住友銀行が所有します。千代田区は「九段下まちかど広場」と「くだんしたこどもひろば」として暫定利用していますが、土地の借用期間満了に伴い広場を既に閉鎖しました。

 計画地の一部では、鹿島建設が「埋蔵文化財調査のための旧九段ビル別館土間コン・基礎など解体工事」を実施しました。地上21階、高さ約82m、延床面積約42,700㎡の複合施設を計画しています。主な用途はオフィス、店舗、貸し会議室などです。

 1階に帰宅困難者受け入れスペースやにぎわい施設、3階にオフィス、4階・5階に貸し会議室など、6階以上にオフィスを設置します。2028年度の完成を目指します。設計は「日建設計」が担当しています。

◆ 南街区
 「南街区」は東京堂が所有しており、現在は「東京堂千代田ビルディング」があります。中・南街区は土地区画整理事業と合わせて個別での建て替えなどを検討しています。


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「位置図」です。


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北街区の「りそな九段ビル」です(写真提供読者さん)。


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北街区の「九段サウスサイドスクエア」です(写真提供読者さん)。


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奥が「北街区」、手前が「中街区」です(写真提供読者さん)。


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「中街区」です。「中街区」は解体工事が終わっています(写真提供読者さん)。


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「中街区」は、「仮囲い」で囲われています(写真提供読者さん)。


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「仮囲い」の内部です(写真提供読者さん)。


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「南街区」です。白い大きなビルは「東京堂千代田ビルディング」です(写真提供読者さん)。



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