「みなとみらい21地区」のラストピース 地上26階、高さ約100mの「みなとみらい21地区60・61街区」 国土交通省が民間都市再生事業計画として認定!
-みなとみらい21地区60・61街区-
「横浜市」は2023年4月17日に、「みなとみらい21中央地区60・61街区」を対象に開発事業者の公募手続きを開始しました。応募者は登録後に処分価格を含む事業提案を行います。
「みなとみらい21地区」で最後の大規模市有地であり、横浜市は地区全体の開発の総仕上げとなる重要な街区と位置付けています。公募事務は横浜みなとみらい21が担当します。
横浜市西区みなとみらい六丁目2番1ほか19筆の全体敷地面積は23,131.72㎡(東区画20,034.93㎡+西区画3,096.79㎡)です。東西2区画に分け、一体または2分割での提案を求めます。建ぺい率80%、容積率600%が上限です。建物高さの最高限度は100mです。
「みなとみらい21中央地区60・61街区」は、林文子前市長が、世界トップレベルのオペラやバレエを上演できる新たな劇場の建設を計画していましたが、市長選で市長が交代したため白紙撤回されました。
Kアリーナ横浜などの「ミュージックテラス」の開発を主導した「ケン・コーポレーション」が、南側隣接地でホテルやオフィス、ミュージアム、専門学校などの大規模複合開発を手がける見通しとなりました。みなとみらい21地区の「ラストピース」と呼ばれるエリアの計画が固まり、用途が決まっていない土地は残り1%余りとなりました。
引用資料 横浜市・公式HP(2024/02/05)
みなとみらい21地区60・61街区の事業予定者決定について
開発予定地の60、61街区を所有する横浜市が2024年2月5日に発表しましました。横浜市は一帯の機能を「観光・エンターテインメント」と位置付け、2023年4月に開発事業者の公募を開始していました。
● 国土交通省が民間都市再生事業計画として認定!
2025年2月19日に国土交通省は、国土交通大臣は、「MM60・61プロジェクト」を優良な民間都市再生事業計画として認定しました。これにより、認定を受けた事業者は、民間都市開発推進機構による金融支援や税制上の特例措置を受けることができます。資料により正確な「敷地面積、建築面積、延床面積(容積対象床面積)」が判明しました。
引用資料 国土交通省(2025/02/19)
みなとみらい21地区においてエンターテインメント街区の完成 ~MM60・61プロジェクトを国土交通大臣が認定~
みなとみらい21地区60・61街区の概要
◆ 所在地-神奈川県横浜市西区みなとみらい六丁目2番1ほか(60・61街区の一部区画)
◆ 交通-みなとみらい線「新高島」駅、JR「横浜」駅
◆ 階数-(東街区)地上26階、塔屋3階、地下1階、(西街区)地上13階、塔屋1階、地下1階
◆ 高さ-(東街区)最高部約100m、(西街区)最高部64.25m
◆ 敷地面積-(施設全体)23,129.30㎡、(東街区)19,120.00㎡、(西街区)4,009.30㎡
◆ 建築面積-(施設全体)14,632.24㎡、(東街区)12,500.00㎡、(西街区)2,132.24㎡
◆ 延床面積-(施設全体)156,804.88㎡、(東街区)128,054.21㎡+713.45㎡+2,700.16㎡、(西街区)25,337.06㎡
◆ 容積対象面積-(施設全体)138,205.66㎡、(東街区)111,197.74㎡+704.05㎡+2,677.83㎡、(西街区)23,626.04㎡
◆ 構造-(東棟)鉄骨造、(西棟)鉄骨造
◆ 用途-(東棟)オフィス、ホテル、ミュージアム、商業施設、(西棟)専門学校
◆ 事業予定者-(代表企業)ケン・コーポレーション、(構成企業)SMFLみらいパートナーズ、鹿島建設、岩崎学園
◆ 着工-2026年03月01日予定
◆ 竣工-(西棟)2028年08月予定、(東棟)2029年02月28日予定
「イメージ図」です。「西街区」のデザインが2024年2月5日の資料と比べて変更になっています(引用:国土交通省)。
「施設概要図」です(引用:国土交通省)。
「対象街区詳細図」です(引用:横浜市)。
「みなとみらい21地区全体図」です(引用:横浜市)。
「事業スケジュール(予定)」です。着工は2026年3月1日予定、竣工は2029年2月28日予定となっています(引用:国土交通省)。
横浜ランドマークタワーの69階展望フロア「スカイガーデン」
横浜ランドマークタワーの69階展望フロア「スカイガーデン」から北側を見た様子です。みなとみらい21地区の「ラストピース」と呼ばれる「60・61街区」の計画が固まり、用途が決まっていない土地は残り1%余りとなりました。
● 「スカイガーデン」が年内(2025年内)で一時休業へ!
横浜ランドマークタワーの69階展望フロア「スカイガーデン」が、年内(2025年内)いっぱいで一時的に休業します。ビルに入居する「横浜ロイヤルパークホテル」の大規模修繕工事に伴う対応です。
1993年7月16日の開業から30年以上「みなとみらい21地区」を見守ってきた69階展望フロア「スカイガーデン」ですが、「みなとみらい21地区」のほぼ完成まで撮影ポイントを提供してくれたのは感謝しかありません。
営業再開は大規模修繕工事の完工予定の2028年以降になる見込です。「スカイガーデン」も大規模修繕工事が行われると思います。入場料が大人1,000円(18~64歳)と非常に良心的な価格設定でしたが、再開時には大幅に値上げされると思われます。
「みなとみらい21地区60・61街区」を南東側から見た様子です。「みなとみらい21中央地区60・61街区」は、林文子前市長が、世界トップレベルのオペラやバレエを上演できる新たな劇場の建設を計画していましたが、市長選で市長が交代したため白紙撤回されました。
「東街区」の東端です。
敷地東側です。
「東街区」を斜めに貫く歩道です。
敷地西側です。
角度を変えて見た様子です。
街区西側には「横浜アンパンマンこどもミュージアム」があります。「横浜アンパンマンこどもミュージアム」の北側は「西街区」です。西街区には「専門学校」が建設予定です。
南側を見た様子です。
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