皇居に面した一等地に立地する「パレスサイドビル」 「毎日新聞」が再開発計画を提案するよう複数の不動産会社に打診、最大2,000億円規模!
-パレスサイドビル―
「パレスサイドビル」は、皇居の北の丸濠端に位置しています。皇居に面して全長150mの直方体ビル2棟が雁行して並び、白い円筒コア2棟が東西端にそびえる独創的な外観が特徴で、「モダニズム建築20選」にも選ばれた名建築として知られます。
「パレスサイドビル」の建築主は「パレスサイド・ビルディング(毎日新聞社、リーダーズダイジェスト社、東洋不動産)」です。テナントには毎日新聞東京本社並びに毎日新聞社と資本関係のある企業が多数入居しています。
● 「パレスサイドビル」の再開発を複数社に打診!
「毎日新聞グループホールディングス」が保有する「パレスサイドビル」について、再開発計画を提案するよう複数の不動産会社などに打診していることが分かりました。
引用資料 東洋経済(2025/04/18)
毎日新聞、保有する「パレスサイドビル」の再開発を複数社に打診、最大2000億円規模
「三井不動産、三菱地所、住友不動産、住友商事、NTT都市開発、森ビル」のデベロッパー6社に2025年度内に再開発プランなどを提案するよう打診しました。パレスサイドビルの売却も含めた不動産活用策を検討しています。事業規模は1,500億~2,000億円に上ると推定されています。
パレスサイドビルの概要
◆ 所在地-東京都千代田区一ツ橋一丁目1番1号
◆ 交通-東京メトロ東西線「竹橋」駅直結
◆ 階数-地上9階、塔屋3階、地下6階
◆ 高さ-最高部50.20m
◆ 敷地面積-約11,275㎡
◆ 建築面積-約8,596㎡
◆ 延床面積-約119,625㎡
◆ 構造-鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 用途-オフィス、商業施設、駐車場
◆ 建築主-パレスサイド・ビルディング(毎日新聞社、リーダーズダイジェスト社、東洋不動産)
◆ 設計者・監理者-日建設計工務(現:日建設計)
◆ 施工者-パレスサイド・ビル新築工事共同企業体(大林組、竹中工務店)
◆ 着工-1964年07月
◆ 竣工-1966年10月
「パレスサイドビル」を南東側から見た様子です。東西に細長いビルです。
いつか再開発されるだろうと予想して前もって撮影しておいて良かったです。
「パレスサイドビル」の位置図です。皇居に面した都内屈指の一等地に立地しています(引用:パレスサイドビル公式HP)。
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