新空港線(蒲蒲線)整備促進事業 2025年4月4日に「国土交通省」から都市鉄道等利便増進法に基づく営業構想について認定!
-新空港線(蒲蒲線)整備促進事業-
「新空港線(蒲蒲線)整備促進事業」は、JR・東急蒲田駅と京急蒲田駅の約800mを鉄道で結ぶことにより、大田区内の東西交通の移動利便性が向上するとともに、沿線まちづくりを併せて進めることで地域の活性化に寄与します。
また、東急東横線や東京メトロ副都心線などとの相互直通運転が可能となることで、羽田空港が渋谷・新宿・池袋の都市や和光・所沢・川越などの東京圏北西部と繋がり、広域的な鉄道ネットワークが形成され、東京の国際競争力が強化されるなどの効果が期待されています。
引用資料 大田区・公式ホームページ
新空港線(蒲蒲線) メインページ
東急多摩川線矢口渡駅付近から多摩川線を地下化し、東急蒲田地下駅、京急蒲田地下駅を通り、大鳥居駅の手前で京急空港線に乗り入れる計画です。事業完成時期は未定ですが、関係者合意の後、速やかに整備主体を設立できるよう準備を進めています。
国の答申第198号を受け、まずは蒲田駅と京急蒲田駅の未接続の解消を第一に考え、東急多摩川線を矢口渡付近から地下化・延伸し、京急蒲田駅までつなぐ区間を「一期整備」とし、京急蒲田駅から大鳥居駅の手前で京急空港線に接続する区間を「二期整備」としています。
新空港線は、「都市鉄道等利便増進法」という補助制度を活用して整備することを想定しています。この「都市鉄道等利便増進法」の特徴は、線路や駅施設などのインフラを整備する整備主体(下部)と、列車を運行・運営する営業主体(上部)に組織を分離して行う上下分離方式を採用しています。計画としては、整備主体には大田区が主な出資者となる「公的第三セクター」を、営業主体には「東急電鉄」を想定しています。
● 国土交通省から新空港線整備に向けた営業構想の認定!
「東急電鉄」は2025年4月4日に、「国土交通省」から、都市鉄道等利便増進法に基づく営業構想(2025年1月17日に認定を申請)について認定を受けました。
引用資料 東急電鉄(2025/04/04)
国土交通省から新空港線整備に向けた営業構想の認定を受けました
営業構想は、東急多摩川線を矢口渡駅付近から蒲田駅まで地下化するとともに、蒲田駅と京浜急行電鉄本線・空港線京急蒲田駅付近までの区間に新設される連絡線(新空港線)を活用し、東急多摩川線と新空港線の直通運転を実施しようとするものです。なお、一部列車については多摩川駅から東横線に乗り入れを想定しています。
レール幅が違う問題をどう解決するのか?
東急線は狭軌の1067mmです。京急線は標準軌の1435mmです。一期整備では、「東急多摩川線」の狭軌の1067mmで、京急蒲田駅の地下に乗り入れます。二期整備では、京急蒲田駅から大鳥居駅の手前で「京急空港線」に接続する予定です。
「京急空港線」にどのように乗り入れるかは具体的には決まっていません。線路を3本にする「三線軌条」もしくは「フリーゲージトレイン」にすれば相互直通運転は実現可能ですが、容易ではありません。
「計画の全体像」です。
「第一期整備」です。
| 固定リンク
« Kアリーナ横浜 混雑解消の切り札となる橋長130.4m×有効幅員6.0mの「高島水際線デッキ」 祝!2025年3月27日(木)に暫定開通! | トップページ | 成田空港の更なる機能強化 「B滑走路」を3,500mに延伸、3本目の「C滑走路(3,500m)」を新設 2025年5月から本格的な工事開始! »
「136 東京都・大田区」カテゴリの記事
- 新空港線(蒲蒲線)整備促進事業 2025年4月4日に「国土交通省」から都市鉄道等利便増進法に基づく営業構想について認定!(2025.04.07)
- 「羽田空港」へのアクセス 新空港線(蒲蒲線)整備促進事業 「国土交通省」が2025年度予算案の概算要求で、調査や設計にあたるための補助金を計上!(2024.09.05)
- JR東日本 羽田空港アクセス線(仮称)整備事業 京葉線と接続する「臨海部ルート(新木場駅ルート)」 2031年度開業で調整!(2024.07.25)
- 「羽田空港旅客ターミナル」の機能を強化 木造・鉄骨ハイブリッド構造採用の第1ターミナル北側サテライト施設 2024年5月7日に着工!(2024.05.13)
- JR東日本 羽田空港アクセス線(仮称)整備事業 羽田空港において「羽田空港アクセス線(仮称)」 2023年12月7日に工事に着手!(2023.12.18)
「104 鉄道(新線・高架化・複々線化、その他)」カテゴリの記事
- 新空港線(蒲蒲線)整備促進事業 2025年4月4日に「国土交通省」から都市鉄道等利便増進法に基づく営業構想について認定!(2025.04.07)
- 整備中の「品川駅北口」の北側 東西の道路交通が劇的に改善 JR線上空に「環状第4号線(港南・高輪)」を整備 2025年3月11日の建設状況(2025.03.16)
- JR東日本 東北新幹線 2030年度に新型車両「E10系新幹線電車」を導入 外装に「津軽グリーン」と桜の花弁モチーフ!(2025.03.06)
- 高崎市 信越本線の北高崎駅~群馬八幡駅間に新駅を設置 豊岡だるま(とよおかだるま)駅 2025年2月22日に安全祈願祭と着工記念式典を挙行!(2025.02.27)
- 整備中の「品川駅北口」の北側 JR線上空に「環状第4号線(港南・高輪)」を整備 東西の道路交通(自動車・自転車・歩行者)が劇的に改善!(2025.02.17)