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2025年5月

2025年5月19日 (月)

ボールパークでつかまえて! 建て替え移転の方針が固まった「千葉ロッテマリーンズ」の本拠地である「ZOZOマリンスタジアム」

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-ZOZOマリンスタジアム-

 今年の4月から始まったTVアニメ「ボールパークでつかまえて!」が面白いです。明らかに「ZOZOマリンスタジアム」と「千葉ロッテマリーンズ」がモデルです。ちなみに私の推しは巨乳のビール売り子ギャル「ルリコ」です(笑)。

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 TVアニメ「ボールパークでつかまえて!」PV映像| 2025年4月1日(火)深夜24:00より放送・配信!

 老朽化が進んでいるプロ野球「千葉ロッテマリーンズ」の本拠地である「ZOZOマリンスタジアム」について改修か建て替えかを検討していましたが、施設所有者の「千葉市」とスタジアム近隣の幕張メッセ駐車場を所有する「千葉県」が、駐車場に移転・建て替える方針を固めたことが分かりました。メッセ駐車場は「ZOZOマリンスタジアム」から数百メートル北西側にあります。

 建て替え移転の方針が固まった「ZOZOマリンスタジアム」ですが、屋外型の球場となる見通しであことが分かりました。工事費と30年間の管理運営費、修繕費を合わせた概算事業費は、現在と同じ屋外型の場合約1,700億円、固定式ドームで約2,300億円、開閉式ドームで約2,500億円と試算していました。

 ちなみに巨大開閉式屋根の球場「エスコンフィールド HOKKAIDO」は総工費約600億円でした。ここ数年の建設費の高騰は本当に凄まじいです。建設費が高騰した今だったら軽く2倍以上の総工費になると思います。採算が合わなくて「エスコンフィールド HOKKAIDO」の建設は無かったと思います。「エスコンフィールド HOKKAIDO」の建設は、建設費高騰前のベストタイミングでした。


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ZOZOマリンスタジアム(千葉マリンスタジアム)

 「千葉マリンスタジアム」は、インターネット企業「ZOZO」が施設命名権を取得して、名称が「ZOZOマリンスタジアム」となっています。1990年3月24日に開場しました。グラウンドの広さは両翼99.5m、センター122.0mで、収容人数は30,118人です。


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「ZOZOマリンスタジアム」です。


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移転予定地の「メッセ駐車場」です(Googleマップの衛星写真を引用)。



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2025年5月18日 (日)

京浜急行本線(泉岳寺駅~新馬場駅間)連続立体交差事業 送り出し工法で建設している「八ツ山橋梁」の架け替え 2025年4月中旬の建設状況

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-京浜急行本線連続立体交差事業-
 「東京都、港区、品川区、京浜急行電鉄」の4者は、「京浜急行本線(泉岳寺駅~新馬場駅間)連続立体交差事業」を進めています。連続立体交差予定区間は、「泉岳寺駅」付近から「北品川」駅の「新馬場駅」付近までの約1.7km(都市計画区間約2.0km)です。予定区間には、「品川駅」と「北品川駅」の2駅があり、合計3ヶ所の踏切を解消し、道路交通を円滑化します。

 「京浜急行電鉄」と「JR東日本」は、東京都港区の品川駅高輪口を再整備する「(仮称)品川駅街区地区」の開発計画を明らかにしました。約33,500㎡の敷地を3分割し、駅施設や商業施設、オフィスなどで構成する総延床面積約374,300㎡の施設群を整備します。

 引用資料 京浜急行電鉄(2023/08/29)
 品川駅街区地区における開発計画について

 引用資料 内閣府(PDF:2023/08/25)
 都市再生特別地区(品川駅街区地区)都市計画(素案)の概要

 計画では、「京浜急行本線連続立体交差事業」で整備される、京急線品川駅の鉄道施設を建物内に配置します。駅と街をつなぐ一体的な都市基盤整備(東西・南北方向の歩行者ネットワーク強化等)や、国際交流拠点にふさわしい都市機能の導入、防災機能強化と先導的な環境都市づくりにより、国際交流拠点・品川の形成に寄与していきたいという考えのもと進められます。

● 国土交通省はな民間都市再生事業計画として認定!
 2025年2月14日に国土交通省は、国土交通大臣は、「(仮称)品川駅街区地区 南街区(南-a)・(南-b)」と「(仮称)品川駅街区地区 北街区新築計画」を優良な民間都市再生事業計画として認定しました。これにより、認定を受けた事業者は、民間都市開発推進機構による金融支援や税制上の特例措置を受けることができます。

 引用資料 国土交通省(2025/02/14)
 品川のえきとまちをつなぎ新たな交流と価値を生み出す空間を形成 ~(仮称)品川駅街区地区 南街区(南-a)・(南-b)を国土交通大臣が認定~

(仮称)品川駅街区地区 南街区(南-a)新築計画の概要
◆ 所在地-東京都港区港南二丁目10番250 他、東京都港区高輪三丁目464番1の一部 他
◆ 交通-JR線「品川」駅、京急本線「品川」駅
◆ 階数-(南-a)地上28階、地下2階、(南-b)地上9階、地下1階
◆ 高さ-(南-a)最高部約150m、(南-b)最高部約47m
◆ 敷地面積-(南-a)17,249.75㎡、(南-b)1,482.30㎡
◆ 建築面積-(南-a)14,700.00㎡、(南-b)1,036.73㎡
◆ 延床面積-(南-a)200,986.01㎡、(南-b)8,209.50㎡
◆ 容積対象床面積-(南-a)171,866.59㎡、(南-b)7,036.60㎡
◆ 構造-(南-a)鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-(南-a)直接基礎、一部杭基礎
◆ 用途-(南-a)オフィス、店舗、宿泊施設、集会場、駅施設、駐車場等、(南-b)店舗、 オフィス、駐車場、駐輪場等
◆ 建築主-京浜急行電鉄
◆ 設計者-日建設計
◆ 施工者-(未定)
◆ 着工-(南-a)2026年03月31日予定、(南-b)2030年度予定
◆ 竣工-(南-a)2037年03月31日予定、(南-b)2032年度予定


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「京急線」がビルの下を空母の「スキージャンプ」のように駆け上がっていく凄い構造になっています。


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「(参考)品川開発エリア周辺概要」です(引用:京浜急行電鉄)。


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「連続立体交差事業の概要図」です。連続立体交差予定区間は、「泉岳寺駅」付近から「北品川」駅の「新馬場駅」付近までの約1.7km(都市計画区間約2.0km)です。「京浜本線品川駅」のホームは、約130m北側に移動します。

 引用資料 東京都建設局
 京浜急行本線(泉岳寺駅~新馬場駅間)連続立体交差事業


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「(1)現況」と「(2)高架橋仮設化」です。現在の「京浜本線品川駅」のホームは、2面3線(単式ホーム+島式ホーム)です。現在は「高架橋仮設化」の工事が行われています。


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「(3)ホーム階構築」と「(4)上下線地平化切替」です。


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「(5)コンコース階構築」と「(6)完成」です。 現在の「京浜本線品川駅」のホームは、2面3線(単式ホーム+島式ホーム)ですが、島式2面4線に拡張して、地平化及び輸送力向上を行う予定です。


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「トラス橋」の2025年4月中旬の建設状況です。「トラス橋」は、京浜急行の「八ツ山橋梁」の架け替えに使用します(写真提供SOCIO34050氏)。


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送り出し工法

 新しい「八ツ山橋梁」は、「送り出し工法」で建設されます。長大なトラス橋を建設する場所が無いのでこのような工法が採用されました。トラス橋の全長は約203m(前方仮設トラス+本設トラス約100m+ 後方仮設トラス)です。

 新しい「八ツ山橋梁」は約100mです。「前方仮設トラス」と「後方仮設トラス」は、役目を終えると解体撤去されます。約半分のトラス橋が本設として使用されない事になります(写真提供SOCIO34050氏)。

 日本車輌製造株式会社 公式ホームページ
 送り出し工法


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「本設トラス」です(写真提供SOCIO34050氏)。


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「架設構台」 の上で組み立てています。「架設構台」は、長大なトラス橋を建設するために設置されています(写真提供SOCIO34050氏)。 


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「本設トラス」と「前方仮設トラス」の接続部です。「本設トラス」と「前方仮設トラス」は鉄骨の太さが全然違います(写真提供SOCIO34050氏)。


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「前方仮設トラス」です。役目を終えると解体撤去されます(写真提供SOCIO34050氏)。


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「前方仮設トラス」の先端部分です(写真提供SOCIO34050氏)。


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「品川第一踏切」です。「品川第一踏切」の手前に「八ツ山橋梁」の架け替えの「トラス橋」を受ける台座が設置されています(写真提供SOCIO34050氏)。


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「(仮称)品川駅街区地区 南街区(南-a)新築計画」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。



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2025年5月17日 (土)

地上28階、高さ約154mの「(仮称)品川駅西口地区A地区新築計画」 凄まじい建設工事費の高騰 総事業費が当初計画の約2,400億円から約1,100億円増の約3,500億円に! 

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-(仮称)品川駅西口地区A地区新築計画-

 「京浜急行電鉄」と「トヨタ自動車」は、品川駅西口地区における「SHINAGAWA GOOS(シナガワ グース)」の敷地を共同で再開発する事を発表しています。

 「SHINAGAWA GOOS(シナガワ グース)」は、2021年3月31日に閉館しました。跡地は、「京浜急行電鉄」と「トヨタ自動車」が共同開発しますが、既存施設の解体工事を「大成建設」の施工で行われました。

 「西武ホールディングス」の連結子会社である「西武プロパティーズ」が2022年3月18日に、「京浜急行電鉄、高輪三丁目品川駅前地区市街地再開発準備組合、独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)」とともに事業主体となる「品川駅西口地区の再開発等促進区を定める地区計画」について、 国家戦略特別区域会議の下に設置された東京都都市再生分科会が開催され、都市計画(素案)の概要が内閣府のホームページに公表されました。

 品川駅西口地区は、品川駅周辺の改良や国道整備と連携した、駅前広場や歩行者ネットワークの整備、豊かな緑を活かした景観の形成やMICE機能の充実、およびこれらを中心とした国際ビジネス拠点の形成を目指します。

● トヨタ自動車の新東京本社
 「トヨタ自動車」は、「京浜急行電鉄」と、2020年に結んだ品川駅西口地区の開発の共同事業者となる協定に関し、当該地区内の土地の一部譲渡および当該地区のまちづくり推進のために共同で計画建物を建設・運営することに関する新たな契約を締結します。新たなオフィス拠点として、2029年度に「新東京本社」を開業します。

 引用資料 トヨタ自動車(2024/03/22)
 トヨタは、2029年度東京・品川に、新東京本社を開業します

 総事業費約2,400億円で、地上28階、地下5階(建築基準法上)の超高層ビルを建設し、オフィス、高級ホテル、商業などを整備する計画となっています。2025年5月下旬に着工し、2029年1月下旬に竣工を予定しています。

 「トヨタ自動車」は、文京区・水道橋にある東京本社ビルを「トヨタ不動産、三井不動産」に売却しています。水道橋のオフィスは、売却した後に賃借する「リースバック」で利用を続けています。

● 総事業費が約2,400億円から約3,500億円に増額!
 「京浜急行電鉄」は、トヨタ自動車との共同事業で進めている「(仮称)品川駅西口地区A地区新築計画」)の総事業費を2024年3月22日の公表時から約1,100億円み増し、約3,500億円としました。建設工事費の高騰などが理由です。2025年5月12日に公表した「京急グループ第20次総合経営計画のアップデート」の中で明らかにしました。それにしてもここ数年の建設費の高騰は本当に凄まじいですね。

 引用資料 京浜急行電鉄(PDF:2025/05/12)
 京急グループ第20次総合経営計画のアップデートについて(2025年5月更新)

 ちなみに持分割合は、「京浜急行電鉄」が75%、「トヨタ自動車」が約25%です。「トヨタ自動車」が3分の1くらい出資していると思っていたのでちょっと意外でした。「京浜急行電鉄」の2025年3月期連結決算は、売上高293,860百万円(前年比4.7%増)、営業利益35,642百万円(前年比 27.1%増)です。売上高2,938億円の企業が、約3,500億円のビルを建設するのはなんか凄いですね。

(仮称)品川駅西口地区A地区新築計画の概要
◆ 所在地-東京都港区高輪三丁目417番31
◆ 交通-JR線・東海道新幹線・京浜急行「品川」駅、都営地下鉄浅草線「高輪台」駅
◆ 階数-地上28階、地下5階(建築基準法上)、地上29階、地下4階(運用上)
◆ 高さ-約154m
◆ 地区面積-約23,584㎡
◆ 敷地面積-約20,800㎡
◆ 延床面積-約313,100㎡
◆ 容積対象床面積-約235,500㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎、一部杭基礎
◆ 用途-オフィス、物販店舗、飲食店、集会場、ホテル、自動車車庫等
◆ 建築主-京浜急行電鉄、トヨタ自動車(持分割合 京浜急行電鉄約75%、トヨタ自動車約25%)
◆ 設計者-大成建設
◆ 解体工事-2021年11月01日~2024年09月30日
◆ 着工-2025年05月下旬予定
◆ 竣工-2029年01月下旬予定
◆ 総事業費-約3,500億円(2024年03月22日公表時の約2,400億円から増額)


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「品川駅方面から見た外観イメージ」です。上の外観イメージは「北西からのパース」ですが、見る方向が違いますが、とても同じビルには見えません。デザインんが変わった可能性もありますが、もう少し様子を見ないと分かりません。


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「オフィスロビーのイメージ」です。


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「低層フロアのイメージ」です。


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「断面図(A-A’断面)」です(引用:港区HP)。


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「断面図(B-B’断面)」です(引用:港区HP)。


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「立面図(北側立面図)」です(引用:港区HP)。


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「立面図(東側立面図)」です(引用:港区HP)。


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「立面図(南側立面図)」です(引用:港区HP)。


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「立面図(西側立面図)」です(引用:港区HP)。


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「配置計画図」です(引用:港区HP)。


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「計画地位置図(広域)」です(引用:港区HP)。


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「(仮称)品川駅西口地区A地区新築計画」の建設予定地の2025年4月中旬の状況です(写真提供SOCIO34050氏)。


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「(仮称)品川駅西口地区A地区新築計画」の予定地のほぼ全景です。「建築計画のお知らせ」では2025年5月下旬に着工予定となっています(写真提供SOCIO34050氏)。


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「(仮称)品川駅西口地区A地区新築計画」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。



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2025年5月16日 (金)

スーパーゼネコン5社(鹿島建設、大林組、大成建設、清水建設、竹中工務店) 2025年3月期連結決算が出揃う 「鹿島建設」はあと少しで売上高3兆円台!

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-建設費の高騰が凄まじい!-
 準大手ゼネコンで「前田建設工業」を傘下に持つ「インフロニア・ホールディングス」は、2025年3月14日に、「三井住友建設」に対し、株式公開買い付け(TOB)を実施し、完全子会社化すると発表しました。取得額は約940億円を見込みます。三井住友建設は「麻布台ヒルズレジデンスB」の建設で750億円損失を負って財務体質が悪化しています。

 株式公開買い付け(TOB)が成功すると「インフロニア・ホールディングス」の2025年3月期の売上高847,548百万円+三井住友建設の2025年3月期の売上高462,982百万円=1,310,530百万円となり、売上高1兆3000億円を超えるゼネコンが誕生します。

 建て替え移転の方針が固まった「千葉ロッテマリーンズ」の本拠地である「ZOZOマリンスタジアム」ですが、屋外型の球場となる見通しであことが分かりました。現在と同じ屋外型の場合約1,700億円、固定式ドームで約2,300億円、開閉式ドームで約2,500億円と試算していました。

 ちなみに巨大開閉式屋根の球場「エスコンフィールド HOKKAIDO」は総工費約600億円でした。ここ数年の建設費の高騰は本当に凄まじいです。仮に「エスコンフィールド HOKKAIDO」を今から建設したら1,500億円~2,000億円くらいかかると思います。

 ゼネコンを取り巻く環境は、建設費の高騰や人手不足で激変しています。少し前までは注文する「建築主」の方が立場が上で建設費が低く抑えられていましたが、今は利益が見込めない注文をゼネコンが受けなくなり、価格高騰がより激しくなりました。

● スーパーゼネコン5社
 スーパーゼネコンは、「鹿島建設、大林組、大成建設、清水建設、竹中工務店(売上高順)」の5社を指します。「鹿島建設、大林組、大成建設、清水建設」は上場企業ですが、「竹中工務店」は非上場企業です。

 非上場企業の「竹中工務店」を除く、スーパーゼネコン4社の2025年3月期決算短信が出揃いました。2025年5月13日に「大林組、大成建設」、5月14日に「鹿島建設、清水建設」の決算発表がありました。

 ここ数年は「鹿島建設」の強さが際立っていますが、「大林組」が猛烈に追い上げています。「鹿島建設」は売上高が2兆9000億円を突破して、あと少しで3兆円台になります。

5社の2026年3月期連結決算予想(売上高/営業利益)
1位 鹿島建設-2,950,000百万円(159,000百万円)
2位 大林組-2,560,000百万円(122,000百万円)
3位 大成建設-1,960,000百万円(101,000百万円)
4位 清水建設-1,910,000百万円(78,000百万円)
5位 竹中工務店-1,522,000百万円(3,700百万円)
6位 長谷工コーポレーション-1,230,000百万円(92,000百万円)
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参考 大和ハウス工業-5,600,000百万円(470,000百万円)
参考 積水ハウス-4,500,000百万円(362,000百万円)

5社の2025年3月期連結決算(売上高/営業利益)
1位 鹿島建設-2,911,816百万円(151,882百万円)
2位 大林組-2,620,101百万円(143,442百万円)
3位 大成建設-2,154,223百万円(120,160百万円)
4位 清水建設-1,944,360百万円(71,030百万円)
5位 竹中工務店-1,600,100百万円(53,100百万円)
6位 長谷工コーポレーション-1,177,353百万円(84,701百万円)
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参考 大和ハウス工業-5,434,819百万円(546,279百万円)
参考 積水ハウス-4,058,583百万円(331,366百万円)

(備考)「鹿島建設、大林組、大成建設、清水建設、長谷工コーポレーション」は3月決算です。「竹中工務店」は12月決算です。「積水ハウス」は1月決算です。「竹中工務店」は非上場企業ですが、上場企業の「決算短信」に相当する「決算概要」を発表しています。


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売上高1位 鹿島建設
 2025年3月期(2024年4月1日~2025年3月31日)の連結業績は、売上高2,911,816百万円(前年比+9.3%)、営業利益151,882百万円(前年比+11.5%)となりました。

 鹿島建設(PDF:2025/05/14)
 2025年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)


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売上高2位 大林組

 2025年3月期(2024年4月1日~2025年3月31日)の連結業績は、売上高2,620,101百万円(前年比+12.7%)、営業利益143,442百万円(前年比+80.7%)となりました。

 大林組(PDF:2025/05/13)
 2025年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)


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売上高3位 大成建設

 2025年3月期(2024年4月1日~2025年3月31日)の連結業績は、売上高2,154,223百万円(前年比+22.1%)、営業利益120,160百万円(前年比+353.8%)となりました。

 大成建設(PDF:2025/05/13) 
 2025年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)


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売上高4位 清水建設

 2025年3月期(2024年4月1日~2025年3月31日)の連結業績は、売上高1,944,360百万円(前年比△3.0%)、営業利益71,030百万円(前年比-)となりました。

 清水建設(PDF:2025/05/14)
 2025年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)


Generalcontractor220515
売上高5位 竹中工務店

 2024年12月期(2024年1月1日~2024年12月31日)の連結業績は、売上高1,600,100百万円(前年比△0.1%)、営業利益53,100百万円(前年比+16.3%)となりました。

 竹中工務店(2025/02/28)
 2024年度(第87期)決算概要 及び 次期業績見通し


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売上高6位 長谷工コーポレーション

 2025年3月期(2024年4月1日~2025年3月31日)の連結業績は、売上高1,177,353百万円(前年比+7.6%)、営業利益84,701百万円(前年比△1.2%)となりました。

 長谷工コーポレーション(PDF:2025/05/14)
 2025年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)



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2025年5月15日 (木)

「赤坂インターシティAIR」のすぐ東側 「三会堂ビル」の跡地 地上19階、高さ約94mの「三会堂ビル新築工事」が本格着工!

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-三会堂ビル新築工事-

 「鹿島建設」は、東京都港区赤坂一丁目で開発を進める「三会堂ビル新築工事」に本格着工しました。「三会堂ビル新築工事」は、1967年に竣工した「三会堂ビル」を、「鹿島建設」と「一般財団法人農林水産奨励会」が共同で建て替えるものです。

 引用資料 鹿島建設(2025/05/12)
 赤坂一丁目で「三会堂ビル新築工事」が本格着工

 国際ビジネス交流拠点として都市環境の整備が進む赤坂・虎ノ門エリアで、東京メトロ「溜池山王」駅をはじめ4駅5路線が徒歩圏内という希少性・利便性の高い立地に、「鹿島建設」の企画・開発・設計・施工により、オフィスビルを建設します。新築する建物は、地上19階、地下2階、オフィス基準床約390坪、総貸床面積約5,900坪で、2027年9月に竣工する予定です。

 同じ街区に地上38階、塔屋1階、地下3階、高さ205.08mの「赤坂インターシティ」が2017年9月29日にグランドオープンしました。「赤坂一丁目地区第一種市街地再開発事業 施設建築物新築工事」として再開発しましたが、「三会堂ビル」は再開発には参画しませんでした。

三会堂ビル新築工事の概要
◆ 所在地-東京都港区赤坂一丁目901番2(地番)
◆ 交通-東京メトロ銀座線・南北線「溜池山王」駅徒歩3分、東京メトロ銀座線「虎ノ門」駅徒歩6分、東京メトロ日比谷線「虎ノ門ヒルズ」駅徒歩7分、東京メトロ丸の内線・千代田線「国会議事堂前」駅徒歩7分
◆ 階数-地上19階、塔屋1階、地下2階
◆ 高さ-最高部94.00m
◆ 敷地面積-3,280.70㎡
◆ 建築面積-約2,000㎡
◆ 延床面積-約34,816㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造)
◆ 基礎工法-杭基礎
◆ 地震対策-制震構造
◆ 用途-オフィス、コンファレンス施設、店舗、飲食店、駐車場
◆ 建築主-鹿島建設、一般財団法人農林水産奨励会
◆ 設計者-鹿島建設
◆ 施工者-鹿島建設
◆ 着工-2025年05月
◆ 竣工-2027年09月予定


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「メインエントランス完成予想イメージ」です。

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「エントランスホール完成予想イメージ」です。


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「コンファレンス(ホール)完成予想イメージ」です。


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「フロア構成図」です。


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「位置図」です。


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解体前の「三会堂ビル」です。「赤坂インターシティAIR」のすぐ東側に立地していました。



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2025年5月14日 (水)

三越伊勢丹ホールディングス 2024年度(2025年3月期)の店舗別売上ランキングを発表 「伊勢丹新宿本店」は、売上高421,283百万円 遂に4,000億円突破!

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-三越伊勢丹ホールディングス-

 「三越伊勢丹ホールディングス」が2025年5月13日に「2025年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」を発表しました。それに付随して「2025年3月期 決算補足資料」も公開されました。その中に2024年4月1日~2025年3月31日までの「店別売上高」があります。

 引用資料 三越伊勢丹ホールディングス(PDF:2025/05/13)
 2025年3月期 決算補足資料

 「三越伊勢丹ホールディングス」には、売上高1,000億円以上の店舗が4店舗ありますが、3位の「岩田屋三越」は、「岩田屋本店(岩田屋久留米店も含むと思われる)」と「福岡三越」の合計のため、正確には「伊勢丹新宿本店、三越日本橋本店、三越銀座店」の3店舗です。

 1位の「伊勢丹新宿本店」は、売上高421,283百万円(前年比12.1%増)で、遂に4,000億円を突破しました。日本一の売上高を誇ります。ちなにに2位は 「阪急梅田本店」の売上高365,349百万円(前年比16.3%増)です。 

 ちなみに直営店は、「伊勢丹新宿本店、三越日本橋本店、三越銀座店、伊勢丹浦和店、伊勢丹立川店」の5店舗で、他の店舗は子会社が運営しています。

 ◆ 阪急阪神百貨店の舗別売上ランキング
 エイチ・ツー・オー リテイリング 阪急阪神百貨店 2024年度(2025年3月期)の店舗別売上ランキングを発表 「阪急梅田本店」は、売上高365,349百万円!
 
 ◆ 高島屋の店舗別売上高ランキング
 高島屋 2024年度(2025年2月期)の店舗別売上ランキングを発表 1,000億円以上が5店舗、「ジェイアール名古屋タカシマヤ」を含めると6店舗!

 ◆ 大丸松坂屋百貨店の店舗別売上ランキング
 J.フロント リテイリング 「大丸松坂屋百貨店」が2024年度(2025年2月期)の店舗別売上ランキングを発表 「心斎橋店」が久しぶりに売上高1,000億円を突破!

2024年度(2025年3月期)の三越伊勢丹店舗別売上ランキング
01位 伊勢丹新宿本店-421,283百万円(12.1%増)
02位 三越日本橋本店-161,653百万円(5.7%増)
03位 岩田屋三越-132,914百万円(6.7%増) *複数店舗計 
04位 三越銀座店-124,186百万円(18.5%増)
05位 名古屋三越-63,200百万円(2.5%増) 
06位 札幌丸井三越-62,764百万円(3.6%増) *複数店舗計
07位 伊勢丹浦和店-36,288百万円(6.7%減)
08位 新潟三越伊勢丹-33,995百万円(5.4%減)
09位 伊勢丹立川店-31,859百万円(1.2%減)
10位 仙台三越-26,347百万円(4.6%減)
11位 高松三越-22,458百万円(0.3%増)
12位 静岡伊勢丹-15,286百万円(2.5%減)
13位 広島三越-9,415万円(14.5%減)
14位 函館丸井今井-5,740百万円(6.4%減)
15位 松山三越-4,554百万円(8.5%減)

2023年度(2024年3月期)の三越伊勢丹店舗別売上ランキング
01位 伊勢丹新宿本店-375,895百万円(14.7%増)
02位 三越日本橋本店-152,866百万円(10.4%増)
03位 岩田屋三越-124,516百万円(13.6%増) *複数店舗計 
04位 三越銀座店-104,792百万円(35.6%増)
05位 名古屋三越-61,653百万円(6.9%増) 
06位 札幌丸井三越-60,569百万円(10.3%増) *複数店舗計
07位 伊勢丹浦和店-38,894百万円(3.8%増)
08位 新潟三越伊勢丹-35,939百万円(0.9%増)
09位 伊勢丹立川店-32,261百万円(6.5%増)
10位 仙台三越-27,627百万円(2.2%増)
11位 高松三越-22,386百万円(0.3%増)
12位 静岡伊勢丹-15,690百万円(2.9%減)
13位 広島三越-11,023百万円(3.1%減)
14位 函館丸井今井-6,139百万円(1.7%増)
15位 松山三越-4,981百万円(4.2%減)

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(1位)伊勢丹新宿本店(直営店)
 2024年度(2025年3月期)の売上高は、421,283百万円(前年比12.1%増)でした。遂に売上高が4,000億円を突破しました。日本一の売上高を誇ります。


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(2位)三越日本橋本店(直営店)
 2024年度(2025年3月期)の売上高は、161,653百万円(前年比5.7%増)でした。


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(3位)岩田屋本店(株式会社岩田屋三越)
 
「株式会社岩田屋三越」の2024年度(2025年3月期)の売上高は、132,914百万円(前年比6.7%増)でした。「株式会社岩田屋三越」は、「岩田屋本店、岩田屋久留米店」と「福岡三越」の合計だと思われます。1,329億円の中で、「岩田屋本店」の売上高は900億円超です。


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(3位)福岡三越(株式会社岩田屋三越)
 「福岡三越」は「株式会社岩田屋三越」に含まれます。


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(4位)三越銀座店(直営店)
 2024年度(2025年3月期)の売上高は、124,186百万円(前年比18.5%増)でした。


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(5位)名古屋三越(株式会社名古屋三越)
 「株式会社名古屋三越」の2024年度(2025年3月期)の売上高は、63,200百万円(前年比2.5%増)でした。



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2025年5月13日 (火)

地上29階、 高さ約155mの「(仮称)丸の内3-1プロジェクト(国際ビル・帝劇ビル建替計画)」 2025年4月末の解体状況

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-(仮称)丸の内3-1プロジェクト-
 2022年9月27日に「三菱地所、東宝」及び「公益財団法人出光美術館」は、東京都千代田区丸の内三丁目に位置する三菱地所所有の「国際ビル」と、東宝及び出光美術館所有の「帝劇ビル」について、共同で一体的に建替えることを発表しました。建替え後の建物内において、「帝国劇場・出光美術館」の再開を予定しています。

 帝劇ビルにある「帝国劇場」は、1911年に近代日本の文化芸術のフラッグシップとして開設された後、1966年に建替え竣工した2代目であり、日本を代表する演劇・ミュージカルの聖地として、長年の間、多くの観劇ファン・俳優から愛されてきました。

 帝劇ビルにある「出光美術館」は、出光興産の創業者である出光佐三氏が70余年の歳月をかけて蒐集した美術品を展示・公開するため開館され、現在では国宝2件・重要文化財57件を含む約1万件のコレクションを有する美術館として、国内外に知られています。

 国際ビル・帝劇ビルの竣工から約56年が経過し、防災対応機能の強化、ポストコロナ時代の新しい働き方をはじめとするテナントニーズの高度化や脱炭素社会の実現に向けた社会的要請への対応強化等、機能更新をはかると共に、有楽町エリアの上位計画で定められている魅力あるまちづくりに貢献すべく、三菱地所・東宝・出光美術館の3者で共同し一体的に建替えることを決定しました。

 「三菱地所、東宝」及び「公益財団法人出光美術館」は、3者が取り進める「(仮称)丸の内3-1プロジェクト(国際ビル・帝劇ビル建替計画)」について、東京圏国家戦略特別区域会議のもとに設置された東京都都市再生分科会が開催され、本計画を含む丸の内仲通り南周辺地区に関し都市計画手続きが開始され、計画概要を公表しました。

 引用資料 三菱地所(2024/12/16)
 (仮称)丸の内3-1プロジェクト(国際ビル・帝劇ビル建替計画)始動 ~有楽町エリアにおいて、歴史と伝統を未来につなぎ、輝きが出逢う舞台へ~

 「東宝」は2025年1月16日に、運営する観劇ホール「帝国劇場」の建て替え計画の概要を発表しました。新しい劇場は建築家の「小堀哲夫氏」が設計を担当し、2030年度の開館を見込みます。現在の劇場は2025年2月末で休館し、解体されます。

 引用資料 東宝(2025/01/16)
 新・帝国劇場 設計者決定のお知らせ

● 解体工事に2025年4月1日に着手!
 「三菱地所、東宝」及び「公益財団法人出光美術館」の3者が計画する、「国際ビル・帝劇ビル建て替え計画」について、既存施設の解体工事を「大林組」が施工で2025年4月1日に着手ます。

 解体工事の工事名は「(仮称)丸の内3-1プロジェクト既存建物解体工事」で、解体工事の工期は2025年4月1日~2027年3月31日を予定しています。

(仮称)丸の内3-1プロジェクト(国際ビル・帝劇ビル建替計画)の概要
◆ 所在地-東京都千代田区丸の内三丁目1番地1号他
◆ 交通-東京メトロ千代田線「二重橋前〈丸の内〉」駅直結、東京メトロ有楽町線「有楽町」駅直結、東京メトロ日比谷線・千代田線、都営三田線「日比谷」駅直結
◆ 階数-地上29階、地下4階
◆ 高さ-最高部約155m
◆ 区域面積-約14,000㎡
◆ 敷地面積-約9,900㎡
◆ 延床面積-約176,000㎡(容積率約1,500%)
◆ 用途-オフィス、商業施設、劇場、美術館、駐車場、DHCサブプラント(地域冷暖房)
◆ 建築主-三菱地所、東宝、公益財団法人出光美術館
◆ 設計者-三菱地所設計
◆ 解体工事-2025年04月01日~2027年03月31日予定
◆ 着工-2025年度予定
◆ 竣工-2030年度予定


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「遠景イメージ(敷地北西側上空より)」です。百尺(31m)の軒線を継承します。高層部は一定のセットバックを施すことで低層部の既存の軒線との連続性を確保します(引用:三菱地所)。


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「遠景イメージ(敷地南西側より)」です(引用:三菱地所)。


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夜景イメージ(敷地南西側より)」です(引用:三菱地所)。


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「眺望イメージ(低層屋上テラス)」です(引用:三菱地所)。


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「日比谷通り側から望む外観イメージパース」です(引用:東宝)。


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「日比谷通り側から望む外観イメージパース」です(引用:東宝)。


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「帝国劇場 エントランスイメージパース」です(引用:東宝)。


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「帝国劇場 エントランスイメージパース」です(引用:東宝)。


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「帝国劇場 劇場内イメージパース」です(引用:東宝)。


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「フロア構成図」です(引用:三菱地所)。


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「位置図」です(引用:三菱地所)。


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「国際ビル・帝劇ビル」です。2棟のビルですが、境目が無いので一体的に建設されている事が分かります。

国際ビルの概要
◆ 所在地-東京都千代田区丸の内三丁目1番1号他
◆ 階数-地上9階、塔屋3階、地下6階
◆ 敷地面積-5,623.30㎡
◆ 延床面積-76,918.25㎡
◆ 構造-鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 所有者-三菱地所、一般社団法人日本倶楽部
◆ 竣工-1966年09月

帝劇ビルの概要
◆ 所在地-東京都千代田区丸の内三丁目1番1号
◆ 階数-地上9階、塔屋3階、地下6階
◆ 敷地面積-3,825.05㎡
◆ 延床面積-39,419.80㎡
◆ 構造-鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 所有者-東宝、公益財団法人出光美術館
◆ 竣工-1966年09月


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北東側から見た「(仮称)丸の内3-1プロジェクト既存建物解体工事」の2025年4月末の状況です。「仮囲い」が設置されています(写真提供読者さん)。


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南東側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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南西側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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西側の「日比谷通」に面した駐車場入口が閉鎖されています(写真提供読者さん)。


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西側の「日比谷通」側の北端です(写真提供読者さん)。


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北側の通りです(写真提供読者さん)。



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2025年5月12日 (月)

国家戦略特区 地上44階、高さ約218mの「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業」 2025年4月30日の建設状況

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-八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業

 「国家戦略特区」の「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業」は、南北2街区に分けて開発します。「永代通り」沿いの「南街区」には、地上45階、地下5階、高さ約235m、延床面積約180,500㎡の超高層複合ビル、「日本橋川」沿いの「北街区」には、地上2階、地下1階、延床面積約1,000㎡の施設を計画していました。

 「東京都環境局」は、2020年4月20日に「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業」の環境影響評価書の閲覧を行いました。2019年4月23日に公開された「国家戦略特区」の資料からは、階数が地上45階、地下5階から地上46階、塔屋2階、地下4階、最高部の高さが約235mから約233mに変更になりました。

 更に、「北街区」の階数が、地上46階、塔屋2階、地下4階から地上44階、地下3階に変更、高さが約233mから約217mに変更されました。「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業に伴う躯体解体工事」が、「大成建設」の施工で行われました。

● 2024年12月10日に起工式を挙行!
 「東京建物」は、八重洲一丁目北地区市街地再開発組合の一員として、地権者と共に推進している「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業」について、2024年11月19日に着工し、12月10日に起工式が執り行われました。

 引用資料 東京建物(2024/12/10)
 「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業」新築着工 東京駅直結、首都高地下化により生まれ変わる日本橋川沿岸に水辺空間が誕生

八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 計画名-八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業に伴う施設建築物等新築工事(南街区)
◆ 所在地-東京都中央区八重洲一丁目1番他
◆ 交通-JR「東京」駅、東京メトロ東西線・銀座線、都営浅草線「日本橋」駅
◆ 階数-(南街区)地上44階、塔屋2階、地下3階、(北街区)地上2階、地下1階
◆ 高さ-(南街区)最高部218.00m、(北街区)約12m
◆ 敷地面積-(南街区)7,557.67㎡、(北街区)約1,702㎡
◆ 建築面積-(南街区)6,395.79㎡、 (北街区)約883㎡
◆ 延床面積-(南街区)186,294.81㎡、(北街区)約1,036㎡
◆ 構造-(南街区)鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造、(北街区)鉄骨造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭、直接基礎
◆ 用途-オフィス、店舗、宿泊施設、駐車場等
◆ 客室数-92室(TOKYO by The Crest Collection)
◆ 建築主-八重洲一丁目北地区市街地再開発組合
◆ 特定業務代行者-東京建物、東京ガス不動産、明治安田生命保険、大成建設
◆ 設計者-(基本設計者)日本設計、(実施設計者)大成建設
◆ 施工-大成建設
◆ 解体工事-2023年05月08日
◆ 着工-2024年11月19日(着工)、2024年12月10日(起工式)
◆ 竣工-(南街区)2029年07月31日予定、(北街区)2032年度予定


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「日本橋川沿いの低層部イメージ(首都高地下化後)」です。


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「日本橋川沿いの低層部イメージ(首都高地下化後)」です。


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「区道272号線イメージ」です。


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「西側広場イメージ」です。


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センカ東京 by クレストコレクション

 シンガポールに拠点を置き、世界40ヵ国230都市以上で960以上のプロパティを展開するホスピタリティグループであるアスコットの最上位ラグジュアリーブランドである“The Crest Collection”を誘致、名称を「TOKYO by The Crest Collection(センカ東京 by クレストコレクション)」として2029年度下半期の開業を予定しています。


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「断面図」です。


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「敷地配置図」です。


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「位置図」です。


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「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業」の2025年4月30日の建設状況です。


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南西側から見た様子です。作業工程は「地中障害撤去・流動化処理土打設・SMW」となっています。


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「オールケーシング掘削機」で「地中障害物」を撤去しています。


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南東側から見た様子です。


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奥に見えるのが「北街区」の建設予定地です。


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「三点式パイルドライバ」です。「三点式パイルドライバ」には、「三連型アースオーガ」が装着されています。三連型アースオーガで「山留め壁」の構築を行っています。


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北東側から見た様子です。


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北西側から見た様子です。


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「三点式パイルドライバ」です。「ロックオーガ」で「地中障害物」を撤去しています。


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「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業に伴う施設建築物等新築工事(南街区)」の建築計画のお知らせです。



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2025年5月11日 (日)

渋谷スクランブルスクエア 2025年5月に「渋谷スクランブルスクエア第Ⅱ期(中央棟・西棟)」の工事に着工 全体の完成は2034年度を予定!

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-渋谷スクランブルスクエア-
 
「渋谷駅地区 駅街区開発計画」は、JR渋谷駅の東側に地上47階、地下7階、高さ229.706mの「東棟」、西側に地上13階、地下5階、高さ約76mの「西棟」、東棟と西棟の間に、山手線・埼京線の線路とホームを覆う形で、地上10階、地下2階、高さ約61mの「中央棟」を建設します。施設の正式名称は「渋谷スクランブルスクエア」です。

 「渋谷スクランブルスクエア、東京急行電鉄、東日本旅客鉄道、東京地下鉄」は、「渋谷スクランブルスクエア第Ⅰ期(東棟)」を2019年11月1日に開業しました。「渋谷スクランブルスクエア第Ⅱ期(中央棟・西棟)」は、既存建物の解体完了後に本体工事に着手し、2027年度の完成を目指します。

 「東急東横店」は、2020年3月31日をもって営業を終了しました。この部分は「渋谷スクランブルスクエア第Ⅱ期(中央棟・西棟)」及び「渋谷駅橋上駅舎」の建設予定地となります。現在、「東急百貨店東横店西・南館解体工事」が行われています。

 JR渋谷駅においては、南側にあった埼京線ホームの移設(山手線ホームとの並列化)、山手線の1面2線化、駅コンコースの拡充およびバリアフリー設備の整備等を行い、人々が利用しやすい駅を目指します。2014年4月より駅改良の準備工事に着手し、2015年9月より本体工事に着手しています。

 「渋谷スクランブルスクエア第Ⅱ期(中央棟・西棟)」の建設に合わせて、JR渋谷駅が橋上駅舎化されます。新たにJR渋谷駅の3階に「改札口」が新設されます。

● 2025年5月に第Ⅱ期(中央棟・西棟)の工事に着工!
 「
東急、東日本旅客鉄道、東京地下鉄」が推進する渋谷駅街区計画は、渋谷スクランブルスクエア開発、渋谷駅改良、ハチ公広場や東口広場といった広場整備などを同時並行で進める100年に一度の大規模再開発です。

 2019年の「渋谷スクランブルスクエア第Ⅰ期(東棟)」の開業に引き続き、2025年5月に「渋谷スクランブルスクエア第Ⅱ期(中央棟・西棟)」の工事に着工します。ハチ公広場などを含めた全体の完成は2034年度を予定しています。

 引用資料 東急(PDF:2025/05/09)
 ~「100年に一度」の大規模再開発、渋谷駅街区計画、最終章へ~ 2030年度に渋谷駅および駅を中心とした歩行者ネットワークが概成を迎え翌年度、渋谷スクランブルスクエア第Ⅱ期(中央棟・西棟)が完成します

 「渋谷スクランブルスクエア第Ⅱ期(中央棟・西棟)」の完成が2031年度になります。当初の計画では2028年3月末の完成を予定していたので、4年後ろ倒しになります。まあ現場を見る限り解体工事に難航していて、2028年3月末の完成はどう見ても不可能な状態でした。建築資材高騰や人手不足も影響したと思われます。

渋谷スクランブルスクエアの概要
◆ 計画名-渋谷駅地区駅街区開発計画
◆ 所在地-東京都渋谷区渋谷二丁目24番1他
◆ 階数-地上47階、地下7階(東棟)、地上10階、地下2階(中央棟)、地上13階、地下4階(西棟)
◆ 高さ-最高部229.706m、建築物229.706m(東棟)、約61m(中央棟)、約76m(西棟)
◆ 敷地面積-15,275.55㎡(施設全体)
◆ 建築面積-18,216.49㎡(施設全体)
◆ 延床面積-約276,000㎡(施設全体)、約181,000㎡(東棟)、約95,000㎡(中央棟・西棟)
◆ 構造-鉄骨造、鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎、一部杭基礎
◆ 用途-物販店舗、飲食店舗、オフィス、駅施設、駐車場等
◆ 事業主体-東京急行電鉄、東日本旅客鉄道(JR東日本)、東京地下鉄(東京メトロ)
◆ 設計者-渋谷駅周辺整備計画共同企業体(日建設計、東急設計コンサルタント、ジェイアール東日本設計事務所、メトロ開発)
◆ デザインアーキテクト-日建設計、隈研吾建築都市設計事務所、SANAA事務所
◆ 施工者-東急建設、大成建設JV
◆ 着工-2014年06月10日(準備工事)、 2025年度予定(中央棟・西棟)
◆ 竣工-2019年07月末(東棟)、2031年度予定(中央棟・西棟) *2028年03月末予定から変更
◆ 開業-2019年11月01日(東棟)

(注意) 建築面積が敷地面積を上回るのは、西棟付近に設ける「西口アーバンコア」が道路上に架かっており、敷地面積には含まれないものの建築面積には含まれるためです。


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「宮益坂交差点方面からの視点」です。「中央棟・西棟」の北側外壁のデザインが直線に変更されています(引用:東急)。


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(変更前)「全体完成時イメージ」です(引用:JR東日本)。


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(変更前)変更前は、「中央棟・西棟」の北側外壁が波打っていました(引用:JR東日本)。


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「歩行者ネットワーク(スクランブル交差点方面からの視点)」です(引用:東急)。


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「歩行者ネットワーク(宮益坂交差点方面からの視点)」です(引用:東急)。


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「3階改札前コンコースのイメージ」です(引用:東急)。


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「自由通路のイメージ」です(引用:東急)。


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広場位置図イメージ

 中央棟・西棟完成後、2033年度には中央棟4階に最先端技術を活用したコンテンツを体感できる施設「4階パビリオン(仮称)」および中央棟4階とハチ公広場をつなぐ歩行者ネットワーク向上のための縦軸移動空間「アーバン・コア」が完成します。「4階パビリオン(仮称)」は、JR 山手線・埼京線のすぐ上に位置し、渋谷スクランブル交差点を至近で見渡すことが出来ます。

 2034年度までには、「ハチ公広場、東口地上広場、中央棟4階広場(JR線路上空)、西口3階上空施設、中央棟10階広場」の計約20,000㎡の5つの多様な広場空間も誕生します(引用:東急)。



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2025年5月10日 (土)

国家戦略特区 地上43階、高さ約227m、延床面積約389,290㎡の「八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業施設建築物」 2025年4年30日の建設状況

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-(仮称)八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業-

 東京駅の八重洲口では、北側の「(仮称)東京駅前八重洲一丁目東地区第一種市街地再開発事業」、中央の「(仮称)八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業」、南側の「(仮称)八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」が計画されています。

 その中で、最も進んでいるのが「(仮称)八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業」です。地上45階、塔屋2階、地下4階、高さ約240mの巨大な超高層複合ビルが建設されます。2018年12月3日に起工式が執り行われました。「東京ミッドタウン八重洲」として2022年9月17日に先行オープンしました。

 3地区で最大規模なのが「(仮称)八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」です。当初計画では、2020年4月着工~2023年5月末竣工の予定でしたが、2022年度着工~2025年度竣工の予定に延期、更に延期されて、2024年度着工~2028年度竣工を想定しています。

 「東京都」は、都市再開発法第11条第1項の規定に基づき、八重洲二丁目中地区市街地再開発組合の設立を2021年10月19日に認可しました。市街地再開発事業の施行により、土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新を図り、国際都市東京の玄関口として高次な機能集積と都市基盤の強化を実現します。

 「八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業施設建築物」の建築計画のお知らせが掲示されています。概要は、階数が、地上43階、塔屋1階、地下3階、高さ223.42m、延床面積388,561.85㎡です。

● 2024年8月26日に起工式を挙行!
 「八重洲二丁目中地区市街地再開発組合」と「鹿島建設、住友不動産、UR都市機構(独立行政法人都市再生機構)、阪急阪神不動産、ヒューリック、三井不動産」の参加組合員6社で推進中の「八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」においては2024年8月8日に着工し、8月26日に起工式が執り行いました。2029年1月末に竣工予定です。

 引用資料 三井不動産(2024/08/26)
 「八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」着工 ~都心最大級「東京駅前3地区再開発」の集大成、ミクストユース型プロジェクトが始動~

 「建築計画のお知らせ」では、高さ223.42m、延床面積388,561.85㎡となっていますが、ニュースリリースでは、高さ約227m、延床面積約389,290㎡となっています。

八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 計画名-八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業施設建築物
◆ 所在地-東京都中央区八重洲二丁目4番、5番、6番、7番
◆ 交通-JR「東京」駅徒歩3分(地下直結)、東京メトロ銀座線「京橋」駅徒歩2分(地下直結)、東京メトロ銀座線・東西線・都営浅草線「日本橋」駅徒歩8分、東京メトロ有楽町線「銀座一丁目」駅徒歩5分
◆ 階数-地上43階、塔屋1階、地下3階
◆ 高さ-最高部約227m
◆ 敷地面積-19,562.71㎡
◆ 延床面積-約389,290㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 用途-オフィス、店舗、劇場、サービスアパートメント、インターナショナルスクール、バスターミナル、駐車場
◆ 基礎工法-直接基礎、一部杭基礎
◆ 建築主-八重洲二丁目中地区市街地再開発組合(参加組合員 鹿島建設、住友不動産、UR都市機構、阪急阪神不動産、ヒューリック、三井不動産)
◆ 設計者・監理者-(基本設計・実施設計監修・監理)日建設計、(実施設計・監理)鹿島建設
◆ 都市計画・再開発コンサルタント-日建設計
◆ 施工者-鹿島建設
◆ 解体工事-2023年04月26日~2024年07月31日予定
◆ 着工-2024年08月08日(着工)、2024年08月26日(起工式)
◆ 竣工-2029年01月31日予定
◆ 総事業費-約3,172億円(調査設計計画費約84億円、土地整備費約123億円、補償費約723億円、工事費約2,062億円、事務費等約180億)


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「外観イメージパース夜景(有楽町駅側)」です(引用:三井不動産)。


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「屋外広場イメージパース」です(引用:三井不動産)。


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「商業施設1階 屋内広場」です(引用:三井不動産)。


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「商業施設地下1階 通路」です(引用:三井不動産)。


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「用途断面図(東京駅側から)」です。最高高さ約227mとなっています(引用:三井不動産)。


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「1階平面図」です(引用:東京都)。


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「地下1階平面図」です(引用:東京都)。


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「地下通路イメージパース」です。3棟のビルでバスターミナルが21,000㎡(6,000㎡+7,000㎡+8,000㎡)です。合計20バース(のりば)です(引用:三井不動産)。


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「配置計画図」です(引用:三井不動産)。


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「配置図」です(引用:三井不動産)。


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「位置図」です(引用:三井不動産)。


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「八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業施設建築物」の2025年4年30日の建設状況です。


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敷地北側です。


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逆打ち工法+順打ち工法の複合工法!
 「環境アセスメント」によると、地下外周部を「逆打ち工法」、地下中央部を「順打ち工法」で行います。外周部は、1階先行床を構築し、「逆打ち工法」にて順次躯体を構築します。地下中央部は、最下層の基礎部を構築後、地下部の鉄骨建方を行い、1階先行床を構築し、地下3階より順次上階へ構築する「順打ち工法」を採用します(環境アセスより)。


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敷地北東側で地下躯体の「鉄骨建方」が行われています。


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東側の外周部を「逆打ち工法」で建設しています。「環境アセス」通りの手順で建設しています。


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外周部は、「逆打ち工法」で最初に1階床を構築しています。


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西側から見た様子です。


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敷地南側です。


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敷地南側を西側から見た様子です。


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南西側から見た様子です。


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南側から見た様子です。


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「八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業施設建築物」の建築計画のお知らせです。「建築計画のお知らせ」では、高さ223.42m、延床面積388,561.85㎡となっていますが、ニュースリリースでは、高さ約227m、延床面積約389,290㎡となっています。



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2025年5月 9日 (金)

地上40階、高さ約150mの「(仮称)北仲通北地区B-1地区新築工事」 名称を「ハーバーステージ横浜北仲(ブランズタワー横浜北仲)」に決定!

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-(仮称)北仲通北地区B-1地区新築工事-
 「北仲通北地区」は、2000年代に高さ約220m×1棟、高さ約170m×3棟の超高層ビルが合計4棟林立する開発イメージが公開されました。「リーマンショック」の影響もあり、2010年代中頃に入ってから本格的に開発が始まりました。

 「A-4地区」は「ザ・タワー横浜北仲」、「B-2地区」は「アパホテル&リゾート〈横浜ベイタワー〉」として竣工済みです。「A-1・2地区」には、「大和地所、住友不動産」が、地上40階、塔屋2階、地下2階、高さ約150mの再開発ビルを建設予定です。

 「横浜市」は、 2021年9月3日に横浜市環境影響評価条例に基づき、(仮称)北仲通北地区B-1地区新築工事 計画段階配慮書の縦覧を行い、概要が判明しました。これで「北仲通北地区」の4棟の超高層ビルの概要が判明しました。

● ハーバーステージ横浜北仲
 「東急不動産、京浜急行電鉄」および「第一生命保険」は事業者として推進する「北仲通北地区B-1地区新築工事」の街区名称を「ハーバーステージ横浜北仲(HARBOR STAGE YOKOHAMA KITANAKA)」に決定しました。

 引用資料 東急不動産(PDF:2025/05/08)
 横浜北仲エリアのラストピースとなる住宅・商業・オフィス一体複合開発 北仲通北地区B-1地区の街区名称を「ハーバーステージ横浜北仲」に決定

● ブランズタワー横浜北仲
 「東急不動産」および「京浜急行電鉄」を事業者として推進する「北仲通北地区B-1地区新築工事」における住宅部分の名称を「ブランズタワー横浜北仲」に決定し、2025年5月9日(金)よりオフィシャルサイトを開設することになりました。

 引用資料 東急不動産(PDF:2025/05/08)
 環境先進マンション「BRANZ」のフラッグシップ物件「ブランズタワー横浜北仲」始動 みなとみらい線「馬車道」駅徒歩2分×総戸数704戸の超高層複合開発タワー 2025年5月9日(金)オフィシャルサイト開設

 引用資料 公式ホームページ
 ブランズタワー横浜北仲

ハーバーステージ横浜北仲(ブランズタワー横浜北仲)の概要
◆ 計画名-(仮称)北仲通北地区B-1地区新築工事
◆ 所在地-神奈川県横浜市中区海岸通五丁目25番1(地番)
◆ 交通-横浜高速鉄道みなとみらい線「馬車道」駅徒歩2分、JR京浜東北線・根岸線、横浜市営地下鉄ブルーライン「桜木町」駅徒歩9分
◆ 階数-(住宅棟)地上40階、塔屋2階、地下1階、(事務所・店舗棟)地上6階、地下0階、(店舗棟)地上2階、地下0階
◆ 高さ-(住宅棟)最高部約158m、建物高さ150.00m、(事務所・店舗棟)建物高さ約35m
◆ 敷地面積-12,345.18㎡
◆ 建築面積-7,447.93㎡
◆ 延床面積-109,221.34㎡(容積対象面積74,069.82㎡)
◆ 構造-(住宅棟)鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造、(事務所・店舗棟)鉄骨造
◆ 基礎工法-直接基礎(管理人の推測)
◆ 地震対策-中間免震構造
◆ 用途-共同住宅、事務所、店舗
◆ 総戸数-704戸(第二期以降販売予定住戸643戸)
◆ 建築主-東急不動産、京浜急行電鉄、第一生命保険(ブランズタワー横浜北仲の売主 東急不動産、京浜急行電鉄)
◆ 設計者・監理者-熊谷組・東急設計コンサルタント設計共同企業体
◆ 施工者-熊谷組
◆ 着工-2023年11月22日
◆ 竣工-2027年11月中旬予定
◆ 入居開始-2028年03月下旬予定


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「外観 CG パース」です。


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「外観 CG パース」です。


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「ランドスケープ CG パース」です。


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「外観・ランドスケープ CG パース」です。


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「用途構成図」です。


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「施設配置図」です。


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「位置図」です。


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横浜ランドマークタワーの69階展望フロア「スカイガーデン」から見た「北仲通北地区」です。


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「ハーバーステージ横浜北仲(ブランズタワー横浜北仲)」の2025年4月5日の建設状況です。


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「乗入れ構台」が設置されています。「えび茶色」の鉄骨は山留め壁や乗入れ構台を支える「支保工」で、建設が進むと撤去されます。


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地下躯体を構築中です。


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「コンクリート」が打設されています。


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「北仲通北地区B-1地区計画」の建築計画のお知らせです。


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「都市景観形成行為のお知らせ」の「立面図(南側・北側)」です。


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「都市景観形成行為のお知らせ」の「配置図」です。



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2025年5月 8日 (木)

「ホテルオークラ東京別館」の跡地 地上53階、高さ約232mの「六本木・虎ノ門地区D街区新築工事」 2025年4月末の状況

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-ホテルオークラ東京別館-

 「ホテルオークラ東京」の建て替え「The Okura Tokyo(オークラ東京)」が2019年9月12日のオープンしました。約1年後の2020年9月30日に「ホテルオークラ東京別館」が閉館しました。建物は、2020年10月~2021年9月末まで「東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会」に貸し出していました。

 2019年2月11日に、港区環境アセスメント「港区環境影響調査実施要綱に基づく環境影響調査計画書の縦覧【(仮称)六本木一丁目計画】」が行われました。「ホテルオークラ東京別館」が「野村不動産」により建て替えられます。

 計画名は「(仮称)六本木一丁目計画」で、敷地面積は約9,260㎡です。敷地の南側には、地上43階、地下2階、最高高さ約180m、延床面積約63,500㎡の「住宅棟」、敷地の北側には、地上21階、最高高さ約115m、延床面積約47,500㎡の「事務所棟」が建設される予定です。

 「ホテルオークラ」は、2020年9月30日に営業を終了した「ホテルオークラ東京別館」の解体工事の施工者を「鹿島建設」に決めました。2021年11月15日に解体工事に着手し、2022年12月31日の工事完了を目指します。跡地の活用方針は未定となっています。

 港区から2022年12月12日に、”港区環境影響調査実施要綱に基づく環境影響調査計画書の縦覧【(仮称)六本木一丁目北地区計画】” が行われました。建築主が「野村不動産」から「鹿島建設」に変更になりました。「野村不動産」の計画では、「住宅棟」と「事務所棟」の2棟で計画されていましたが、「鹿島建設」の計画では1棟に変更になっています。

 計画名は「(仮称)六本木一丁目北地区計画」です。地上50階、地下4階、高さ約225m、延床面積約140,000㎡、用途は、共同住宅、滞在施設、店舗、駐車場となっています。

● 六本木・虎ノ門地区D街区
 2024年5月22日に「港区議会建設常任委員会」から「六本木・虎ノ門地区D街区」の資料が公開されました。「六本木・虎ノ門地区D街区」は、「(仮称)六本木一丁目北地区計画」と全く同じ場所です。

 「(仮称)六本木一丁目北地区計画」の「港区環境影響調査実施要綱に基づく環境影響調査書案の縦覧」が行われました。縦覧期間は、2024年8月1日~9月13日までです。

 引用資料 港区・公式HP(2024/08/01) リンク切れ
 港区環境影響調査実施要綱に基づく環境影響調査書案の縦覧【(仮称)六本木一丁目北地区計画】

六本木・虎ノ門地区D街区新築工事の概要
◆ 所在地-東京都港区六本木一丁目131-1他(地番)
◆ 交通-東京メトロ日比谷線「虎ノ門ヒルズ」駅、東京メトロ日比谷線「神谷町」駅、東京メトロ南北線「六本木一丁目」駅
◆ 階数-地上53階、地下5階
◆ 高さ-最高部232.3m
◆ 敷地面積-約9,932㎡
◆ 建築面積-約5,500㎡
◆ 延床面積-約143,900㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 用途-共同住宅、ホテル、店舗、自動車車庫
◆ 建築主-鹿島建設
◆ 設計者-鹿島建設
◆ 施工者-鹿島建設
◆ 着工-2025年07月下旬予定
◆ 竣工-2031年03月下旬予定


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「鳥瞰パース」です。


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「バリアフリー動線のイメージ(広場外観パース)」です。


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「(アーバングリーンテラス)の整備イメージ」です。


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「断面図」です。


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「断面図」です。


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「立面図(北立面図)」です。


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「立面図(東立面図)」です。


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「立面図(南立面図)」です。


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「立面図(西立面図)」です。



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「計画概要」です。


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「地区幹線道路等の拡幅整備、線形改良」です。


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「配置図」です。


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「位置図」です。


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「六本木・虎ノ門地区D街区新築工事」の建設予定地の2025年4月末の状況です(写真提供読者さん)。


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「ゲート」です(写真提供読者さん)。


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南東角です(写真提供読者さん)。


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東面です(写真提供読者さん)。


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北東側です(写真提供読者さん)。



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2025年5月 7日 (水)

新宿の新たなランドマーク 地上48階、高さ約258mの「新宿駅西口地区開発計画」 「新宿ミロード」も閉館 2025年4月末の建設状況

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-新宿駅西口地区開発計画-

 「小田急電鉄」および「東京地下鉄」が事業主体となる新宿駅西口地区の開発計画について、国家戦略特別区域会議の下に設置された東京都都市再生分科会が開催され、計画概要が発表されています。

 小田急グループの流通業の中核企業である「小田急百貨店」は、「小田急電鉄」が「東京地下鉄(東京メトロ)」と共同して推進する、国家戦略特別区域の都市再生プロジェクトである新宿駅西口地区開発計画の進捗に伴い、2022年10月2日をもって、新宿店本館での営業を終了し、以降、新宿店は「新宿西口ハルク」にて営業を継続します。

 「小田急電鉄」は2022年2月9日に、「小田急電鉄」および「東京地下鉄(東京メトロ)」が推進している「新宿駅西口地区開発計画」において、「東急不動産」を共同事業者候補として選定したと発表しました。

 「小田急電鉄」と「東京地下鉄」は、新宿駅西口地区開発計画において、2022年10月3日以降順次、既存建物の解体工事に着手しました。解体の対象は、小田急百貨店新宿店本館とモザイク通りを含む新宿ミロードとして営業している建物で、10月3日に「小田急百貨店新宿店本館」の解体に着手し、その後順次「新宿ミロード」の解体を行います。

● 2024年3月25日に新築着工!
 「小田急電鉄」と「東京地下鉄、東急不動産」の3社が事業主体となる「新宿駅西口地区開発計画」では、2024年3月25日(月)に3社共同事業「A区」にて「安全祈願祭」を執り行い新築着工しました。

 引用資料 小田急電鉄(PDF:2024/03/25)
 3月25日「新宿駅西口地区開発計画」新築着工 

新宿駅西口地区開発計画の概要
◆ 所在地-東京都新宿区西新宿一丁目1-4,1-5,129-3,129-6及び新宿三丁目1000-4他
◆ 交通-JR・東京メトロ・都営地下鉄・京王電鉄・小田急電鉄「新宿」駅
◆ 階数-地上48階、塔屋1階、地下5階
◆ 高さ-最高部258.15m
◆ 敷地面積-15,718.96㎡
◆ 敷地面積-15,630.20㎡
◆ 延床面積-279,057.38㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造)
◆ 基礎工法-パイルドラフト基礎(地中連続壁、直接基礎と杭基礎を併用)
◆ 用途-商業施設、オフィス、駅施設 等
◆ 建築主-小田急電鉄、東京地下鉄(東京メトロ)、東急不動産
◆ 設計者-日本設計・大成建設設計共同体
◆ 施工者-大成建設
◆ 閉館-2022年10月02日
◆ 解体工事-2022年10月03日~2027年03月末日予定
◆ 着工-2024年03月25日(安全祈願祭)
◆ 竣工-2029年09月下旬予定


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「商業機能イメージ(地下1階・駅コンコース)」です。


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「ビジネス創発機能イメージ」です。


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「オフィス機能イメージ(ロビーエリア)」です。


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「用途断面図」です。


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「位置図」です。南北に細長い敷地で、「小田急百貨店・本館、モザイク通り、新宿ミロード」が再開発の対象になります。


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「新宿駅西口地区開発計画」の2025年4月末の建設状況です(写真提供読者さん)。


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北側です(写真提供読者さん)。


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「セメントミルクプラント」です(写真提供読者さん)。


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南側です(写真提供読者さん)。


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北端です(写真提供読者さん)。


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「実物大の外装モックアップ」です(写真提供読者さん)。


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新宿ミロードも閉館!

 「小田急SCディベロップメント」が運営する「新宿ミロード」が、再開発に伴い2025年3月16日 に閉館しました(写真提供読者さん)。


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「新宿駅西口地区開発計画」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。



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2025年5月 6日 (火)

(仮称)品川駅街区地区 JR側(北側) 地上28階、高さ約150mの「(仮称)品川駅街区地区 北街区新築計画」 2025年4月中旬の状況

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-(仮称)品川駅街区地区北街区新築計画-
 「東京都、港区、品川区、京浜急行電鉄」の4者は、「京浜急行本線(泉岳寺駅~新馬場駅間)連続立体交差事業」を進めています。連続立体交差予定区間は、「泉岳寺駅」付近から「北品川」駅の「新馬場駅」付近までの約1.7km(都市計画区間約2.0km)です。予定区間には、「品川駅」と「北品川駅」の2駅があり、合計3ヶ所の踏切を解消し、道路交通を円滑化します。

 現在の「京浜本線品川駅」のホームは、2面3線(単式ホーム+島式ホーム)ですが、島式2面4線に拡張して、地平化及び輸送力向上を行う予定です。

 「京浜急行電鉄」と「JR東日本」は、東京都港区の品川駅高輪口を再整備する「(仮称)品川駅街区地区」の開発計画を明らかにしました。約33,500㎡の敷地を3分割し、駅施設や商業施設、オフィスなどで構成する総延床面積約374,300㎡の施設群を整備します。

 北側のJR東日本が建築主となる「(仮称)品川駅街区地区 北街区新築計画」と南側の京浜急行が建築主となる「(仮称)品川駅街区地区 南街区新築計画」に分かれます。 

 引用資料 港区・公式HP(2024/10/01) リンク切れ
 港区環境影響調査実施要綱に基づく環境影響調査書の閲覧【(仮称)品川駅街区地区北街区新築計画】

(仮称)品川駅街区地区 北街区新築計画の概要
◆ 所在地-東京都港区港南二丁目及び高輪三丁目外
◆ 交通-JR線「品川」駅、京急本線「品川」駅
◆ 階数-地上28階、塔屋2階、地下3階
◆ 高さ-最高部約150m
◆ 敷地面積-14,682.58㎡
◆ 建築面積-10,553.64㎡
◆ 延床面積-162,465.80㎡(施設全体)、162,099.54㎡(高層棟)
◆ 容積対象床面積-145,446.79㎡(施設全体)、145,402.40㎡(高層棟)
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎、一部杭基礎
◆ 用途- オフィス、店舗、駅施設、駐車場等
◆ 建築主-JR東日本(東日本旅客鉄道)
◆ 設計者-(基本設計)JR東日本建築設計・日本設計・日建設計JV、(実施設計)JR東日本建築設計
◆ 施工者-(未定)
◆ 着工-2026年03月01日予定
◆ 竣工-2031年03月31日予定


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「計画建築物立面図(西側)」です(引用:港区)。


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「計画建築物立面図(南側)」です(引用:港区)。


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「計画建築物断面図(南北断面)」です(引用:港区)。


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「計画建築物断面図(東西断面)」です(引用:港区)。


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「計画建築物配置図」(引用:港区)。 


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「緑化計画図」です(引用:港区)。 


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全体の「配置図」です。北側のJR東日本が建築主となる「(仮称)品川駅街区地区 北街区新築計画」と南側の京浜急行が建築主となる「(仮称)品川駅街区地区 南街区新築計画」に分かれます。


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JR側の「(仮称)品川駅街区地区 北街区新築計画」の2025年4月中旬の状況です(写真提供SOCIO34050氏)。


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「(仮称)品川駅街区地区 北街区新築計画」の建設予定地を南側から見た様子です(写真提供SOCIO34050氏)。


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南側は「京急品川駅」です。「京浜本線品川駅」のホームは、約130m北側に移動します。この部分に京浜急行電鉄の地上28階、地下2階、高さ約150mの「(仮称)品川駅街区地区 南街区(南-a)新築計画」が建設されます(写真提供SOCIO34050氏)。


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JR品川駅西口の「駅前広場」があった場所です(写真提供SOCIO34050氏)。


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「高輪警察署 品川駅高輪口交番」はまだ残っています(写真提供SOCIO34050氏)。


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「京急第10ビル」などの跡地を北西側から見た様子です。東西の歩道橋が閉鎖されたので絶好の撮影ポイントが無くなりました(写真提供SOCIO34050氏)。


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更に北側です(写真提供SOCIO34050氏)。 

● 土地の所有権は?
 このあたりの道路沿いは京急グループの土地ですが、JR東日本のビルが建設されます。JR東日本グループと京急グループの土地が入り組んでいますが、「北街区」と「北街区」にスパっと分けています。土地の等価交換を行うのでしょうか? それとも土地の所有権はそのままでお互い他社所有の部分は借地扱いになるのでしょうか?


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「(仮称)品川駅街区地区 北街区新築計画」の建築計画のお知らせです (写真提供読者さん)。



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2025年5月 5日 (月)

TOKYO TORCH(トウキョウトーチ) 地上62階、 高さ約385mの「Torch Tower(トーチタワー)」 「ダイヤグリッド架構」の仕口が姿を現す 2025年4月30日の建設状況

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-TOKYO TORCH(トウキョウ トーチ)-
 「三菱地所」は、東京駅日本橋口前で関係権利者と共に開発を進めている「TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)」街区において、「日本を明るく、元気にする」をプロジェクトビジョンに掲げ、まちづくりを進めていますが、2021年6月末に竣工した「常盤橋タワー(A棟)」に続き、2022年3月末に「下水道局棟(D棟)」が竣工し、東京都下水道局への引渡しを完了しました。

 「下水道局棟(D棟)」の正式名称は「銭瓶町ビルディング」です。ちなみに「銭瓶町」は「ぜにがめちょう」と読みます。なお、建物は東京都下水道局の所有となり、地上階は主に下水道局の事務所となります。

 「三菱地所」は東京駅前で進める複合開発「TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)」で、国内最高となる地上62階、高さ約390mの超高層ビル「Torch Tower(トーチタワー)」の新築工事の優先交渉権者を「清水建設」に決定しました。

 「三菱地所」と「東京センチュリー」は、関係権利者と共に開発を進めている東京駅日本橋口前「TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)」街区において、日本一の高さとなる「Torch Tower」高層部のホテルにウルトララグジュアリーホテル「Dorchester Collection(ドーチェスター・コレクション)」を誘致することを決定しました。ホテルの開業は2028年度を予定しています。

● Torch Tower 2023年9月27日に起工式を挙行!
 「三菱地所」は、関係権利者と共に開発を進めている東京駅日本橋口前「TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)」街区において、日本一の高さとなる「Torch Tower(トーチタワー)」の新築工事に関し、2023年9月27日に起工式を執り行い、着工しました。高さが約390mから約385mと5m低くなりました。

 引用資料 三菱地所(2023/09/27)
 世界に誇る日本の新たなランドマーク「TOKYO TORCH」「Torch Tower」 新築工事着工 ~想いを繋ぎ、未来を灯すまち~ Weaving dreams, Illuminating the future

TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)の概要
◆ 計画名-大手町二丁目常盤橋地区第一種市街地再開発事業 新築工事(A棟・B棟・C棟・D棟)
◆ 所在地-東京都千代田区大手町二丁目8番1他、中央区八重洲一丁目2番1他
◆ 階数-地上62階、地下4階(B棟)
◆ 高さ-最高部約385m(B棟) *最高部約390mから変更
◆ 敷地面積-約31,400㎡(施設全体)
◆ 建築面積-約20,400㎡(施設全体)
◆ 延床面積-約740,000㎡(施設全体)、約553,000㎡(B棟)
◆ 容積対象面積-約584,000㎡(施設全体)
◆ 地震対策-外殻ブレース制振構造(地上1階~8階はダイヤグリッド架構)
◆ 用途-オフィス、ホテル、 ホール、店舗、変電所、下水ポンプ場、駐車場等
◆ 客室数-110室(Dorchester Collection)
◆ 総戸数-約50戸(70㎡~400㎡)
◆ 建築主-事業権利者(三菱地所、東京都下水道局、大和証券グループ本社、三越伊勢丹、東京電力パワーグリッド、有限会社大手町開発、独立行政法人都市再生機構、他)
◆ 着工-2017年04月末(施設全体)、2023年09月27日(B棟の起工式)
◆ 竣工-2028年03月末予定(施設全体)

(備考)B棟「Torch Tower(トーチタワー)」の設計者・監理者は「三菱地所設計」、施工者は「清水建設」となっています。


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「外殻ブレース制振構造」を採用!

 日本一の高さとなるため地震対策が最大の課題です。長周期地震動(南海トラフや相模トラフ)、首都直下地震など、多くの揺れの異なる地震に対応する必要があります。従来のように建物の中心に制振装置を集める手法では限界があります。そのため「外殻ブレース制振構造」を採用します。 

● ダイヤグリッド架構
 特に、地上1階~8階の外殻では柱を斜めのブレースだけで構成する「ダイヤグリッド架構」とする計画です。完成イメージを見ると「外殻(ビルの外側を包んでいる部分)」にたくさんの「ブレース」が確認できます。地上1階~8階の「ダイヤグリッド架構」の部分は特に密度が高いです。


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「TOKYO TORCH 全体開業時外観イメージ(JR 東京駅丸の内側より)」です。


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「事業概要」です。「Torch Tower(トーチタワー)」である「B棟」の最高部の高さが約390mから約385mに変更になっています。


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「用途構成図」です。


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「街区南側から見た Torch Tower 低層部」です。


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「街区南側から見た TOKYO TORCH Park」です。


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「SKY HILL イメージ」です。


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「SKY HILL イメージ」です。


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「メインロビーイメージ、客室イメージ、エントランスイメージ」です。


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「TOKYO TORCH 開発ステップ図」です。


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「広域図及び配置図」です。


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「Torch Tower(トーチタワー)」の2025年4月30日の建設状況です。「幕張メッセ 幕張イベントホール」で行われた「13th Single ひなた坂46 LIVE」に行った友人に撮影してもらいました。


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南側から見た様子です。


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「柱」と1階床の「梁」の「鉄骨建方」が行われています。「仕口(建築部材の接合部)」の柱の取り付け部分が斜めになっています。「ダイヤグリッド架構」が採用されているためです。

● ダイヤグリッド架構
 地震対策として「外殻ブレース制振構造」を採用します。特に、地上1階~8階の外殻では柱を斜めのブレースだけで構成する「ダイヤグリッド架構」とする計画です。工事が順調に進めば2025年7月から地上部分の「ダイヤグリッド架構」の構築が始まるようです。


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敷地東側です。


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東側から見た様子です。


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敷地南側です。


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「柱」と1階床の「梁」の「鉄骨建方」が行われています。

● 逆打ち工法
 「Torch Tower(トーチタワー)」は、「逆打ち工法」及び「順打ち工法」が採用されています。「逆打ち工法」で建設されている部分は最初に1階床を構築します。その後は地上躯体は上に向かって、地下躯体は下に向かって同時に建設します。「Torch Tower(トーチタワー)」は、地下4階なので、既存建物の地下躯体を解体しながら、地下1階 → 地下2階 → 地下3階 → 地下4階と下に向かって構築します。


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「仕口(建築部材の接合部)」の柱の取り付け部分が斜めになっています。「ダイヤグリッド架構」が採用されているためです。

● ダイヤグリッド架構
 地震対策として「外殻ブレース制振構造」を採用します。特に、地上1階~8階の外殻では柱を斜めのブレースだけで構成する「ダイヤグリッド架構」とする計画です。工事が順調に進めば2025年7月から地上部分の「ダイヤグリッド架構」の構築が始まるようです。


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敷地中央です。


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「乗入れ構台」の下で「鉄骨建方」が行われています。


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コンクリートポンプ車

 「コンクリートポンプ車」は、「コンクリートミキサー車」が運んでくる「生コンクリート」を、配管やホースを通じて、打設現場へ圧送(圧力をかけて送ること)するポンプを装備した建設機械です。「ブーム」を伸ばすとかなり離れた場所までコンクリートを打設することが出来ます。


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敷地北側です。「建設現場事務所」が設置されています。


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13th Single ひなた坂46 LIVE

 2025年4月30日(水)・5月1日(木)に「幕張メッセ 幕張イベントホール」で「13th Single ひなた坂46 LIVE」が行われました。「ひなた坂46」は、「日向坂46」の選抜発表によって選抜メンバーに選ばれなかったメンバーによって構成されるユニットです。


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2日目のライブでは、「日向坂46」として一期生最後のメンバーである「高瀬愛奈(まなふぃ)」の卒業セレモニーが開催されました。



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2025年5月 4日 (日)

日本橋に森をつくる 国内最大・最高層の木造賃貸オフィスビル「(仮称)日本橋本町一丁目3番計画」 2025年4月末の建設状況

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-国内最大・最高層の木造賃貸オフィスビル計画-

 「三井不動産」と「竹中工務店」は、東京都中央区日本橋本町一丁目において、木造高層建築物として国内最大・最高層となる賃貸オフィスビルの新築計画の検討に着手しました。

 想定規模は、地上17階、高さ約70m、延床面積約26,000㎡で、今後、詳細の検討を進め、2023年着工、2025年竣工を目指しています。主要な構造部材には、「竹中工務店」が開発した耐火集成材「燃エンウッド」など、最先端の耐火・木造技術を導入する予定です。

 また、木材は三井不動産グループが保有する森林のものをはじめ、国産材を積極的に使用していくことで、建築資材の自給自足および森林資源と地域経済の持続可能な好循環を実現させ、環境に優しくCO2排出の削減にも寄与するプロジェクトを目指していきます。

● (仮称)日本橋本町一丁目3番計画
 「三井不動産」は2024年1月4日に、完成すれば国内最大の木造混構造の賃貸オフィスビルになる「(仮称)日本橋本町一丁目3番計画」に着工しました。2026年9月30日に竣工予定です。概要は、地上18階、地下1階、 高さ約84m、延床面積27,452.22㎡です。

 引用資料 三井不動産(2024/01/11)
 国内最大・最高層の木造賃貸オフィスビル着工 「日本橋に森をつくる」 “終わらない森”創りを通じた持続可能な社会の実現に貢献

(仮称)日本橋本町一丁目3番計画の概要
◆ 所在地-東京都中央区日本橋本町一丁目3番地
◆ 交通-東京メトロ銀座線「三越前」駅、東京メトロ銀座線「日本橋」駅
◆ 階数-地上18階、地下1階
◆ 高さ-最高部約84m
◆ 敷地面積-2,502.95㎡
◆ 建築面積-1,547.69㎡
◆ 延床面積-27,452.22㎡
◆ 用途-オフィス、研究所、店舗
◆ 構造-木造、鉄骨造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 地震対策-CLTを用いた耐震壁・制震壁
◆ 建築主-三井不動産
◆ 設計者-竹中工務店
◆ 施工者-竹中工務店
◆ 着工-2024年01月04日
◆ 竣工-2027年01月06日予定(2026年09月30日予定から変更)


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「エントランスホール 完成予想パース」です。


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「オフィス専有部 イメージパース」です。


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「構造概要」です。


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「耐火・木造技術」です。


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「位置図」です。


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「(仮称)日本橋本町一丁目3番計画」の2025年4月末の建設状況です(写真提供読者さん)。


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「鉄骨建方」を行っています。国内最大・最高層の木造賃貸オフィスビルですが、地上1階~4階は「鉄骨造」です(写真提供読者さん)。


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側面です(写真提供読者さん)。


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少し角度を変えて見た様子です(写真提供読者さん)。


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「建入れ直し治具」で柱を仮に固定しています。溶接が完了すると「建入れ直し治具」は撤去されます(写真提供読者さん)。


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「(仮称)日本橋本町一丁目3番計画」の建築計画のお知らせです。竣工が2026年9月30日予定から2027年1月6日予定に変更されています(写真提供読者さん)。



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2025年5月 3日 (土)

「三菱UFJ銀行本店ビル」の建て替え 地上28階、高さ約160m、延床面積約172,000㎡の「(仮称)M計画」 2025年4月末の状況

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-三菱UFJ銀行本店ビル-

 「三菱UFJ銀行本店ビル」と「東京ビルディング」は同じ街区に建っています。先に「三菱UFJ銀行本店ビル」が竣工しました。地上24階、塔屋3階、地下5階、高さ110.65mで、1980年6月に竣工しました。竣工当時は「三菱銀行本店」でした。その後の銀行再編により「東京三菱銀行本店」、更に「三菱東京UFJ銀行本店」を経て、現在は「三菱UFJ銀行本店」となっています。

 敷地の東側には、地上33階、塔屋1階、地下4階、高さ164.10mの「東京ビルディング」が、2005年10月17日に竣工しました。「東京ビルディング」は、容積率アップのためJR東日本の「東京駅丸の内駅舎」と、当時の「東京三菱銀行本店」の2棟の空中権を利用しての容積移転を行っています。

 2021年4月6日に、「三菱UFJ銀行」の半沢淳一頭取が、丸の内にある「三菱UFJ銀行本店」が入る本館ビルを約40年ぶりに建て替え、グループの銀行、信託銀行、証券会社の本社機能を集約する構想を表明しました。

 「三菱UFJフィナンシャル・グループ」は、2029年の竣工を目指し建設する「MUFG本館」のデザイン・設計概要をまとめました。概要は、地上28階、高さ約160m、延床面積約172,000㎡です。

 引用資料 三菱UFJフィナンシャル・グループ(PDF:2024/03/15)
 「MUFG 本館」のデザイン・設計概要について

 丸の内地区が築いてきた歴史を継承し、風格ある街並みとも調和するよう、現在の建物と同系色の石材などを用いた縦基調の外観デザインとし、低層部は街や訪れた人々に開かれた空間に、高層部はMUFGのオフィスエリアとして構成します。低層部には、屋内外広場や貫通通路、空中歩廊や開放的なテラスなどを設け、周辺の街並みと連続した賑わいを創出する計画です。

● 解体工事に2025年1月6日に着手!
 三菱UFJ銀行は、三菱UFJフィナンシャルグループ本社・三菱UFJ銀行本館建て替えの施工者を「大林組」に決定しました。既存建物の解体工事の工事名は、「(仮称)M計画のうち解体工事」で、工期は2025年1月6日から着手し、2029年5月31日の完了を予定しています。本体工事には2024年4月初旬に着手し、2030年10月末の完成を目指します。計画名は「(仮称)M計画」です。

(仮称)M計画の概要
◆ 所在地-東京都千代田区丸の内二丁目7番1他
◆ 交通-JR「東京」駅すぐ、JR「有楽町」駅より徒歩5分、東京メトロ丸ノ内線「東京」駅より徒歩3分、東京メトロ有楽町線「有楽町」駅より徒歩5分
◆ 階数-地上28階、塔屋2階、地下4階
◆ 高さ-最高部159.90m(約164mから変更)
◆ 敷地面積-18,937.72㎡(施設全体)、10,846.96㎡(M計画)
◆ 敷地面積-13,327.91㎡(施設全体)、7,650.00㎡(M計画)
◆ 延床面積-321,351.04㎡(施設全体)、171,934.03㎡(M計画)
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造)
◆ 基礎工法-直接基礎、杭基礎(一部併用)
◆ 用途-オフィス、飲食店舗、物販店舗、集会場、駐車場  
◆ 建築主-三菱UFJ銀行
◆ 設計者-三菱地所設計
◆ 施工者-大林組
◆ 解体工事-2025年01月06日~2029年05月31日予定
◆ 着工-2024年04月01日予定
◆ 竣工-2030年10月31日予定


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「建物構成」です。


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「外観イメージ」です。


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「外観イメージ」です。


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「4階 ラウンジスペース・共創空間」です。


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「27・28階 屋上テラス・ラウンジ」です。


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「屋外広場」です。


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「屋内広場」です。


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三菱UFJ銀行本店ビル
 解体工事が行われている「三菱UFJ銀行本店ビル」の2025年4月末の状況です。概要は、地上24階、塔屋3階、地下5階、高さ110.65m、延床面積約122,296㎡です。1980年6月に竣工しました(写真提供読者さん)。


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「仮囲い」が設置されています(写真提供読者さん)。


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一部で「足場」と「防音壁」が設置されました(写真提供読者さん)。


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北西側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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「(仮称)M計画のうち解体工事」の解体工事のお知らせです。解体工事の工期は、2025年1月6日~2029年5月31日(予定)です(写真提供読者さん)。


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「(仮称)M計画」の建築計画のお知らせです。正確な数値に修正されています。高さが約164mから159.90mに変更されています(写真提供読者さん)。


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東京ビルディング

 概要は、地上33階、塔屋1階、地下4階、高さ164.10m、延床面積149,339.85㎡です。2005年10月17日に竣工、 商業施設「東京ビルTOKIA(トキア)」は、2005年11月11日にオープンしました。

東京ビルディングの概要

◆ 計画名-(仮称)東京ビル新築工事
◆ 所在地-東京都千代田区丸の内二丁目7番3号
◆ 交通-JR「東京」駅すぐ、JR「有楽町」駅より徒歩5分、東京メトロ丸ノ内線「東京」駅より徒歩3分、東京メトロ有楽町線「有楽町」駅より徒歩5分
◆ 階数-地上33階、塔屋1階、地下4階
◆ 高さ-最高部164.10m、軒高154.00m
◆ 敷地面積-18,937.72㎡(施設全体)、8,090.76㎡(東京ビルディング)
◆ 建築面積-11,555.07㎡(施設全体)、5,677.91㎡(東京ビルディング)
◆ 延床面積-272,730.47㎡(施設全体)、149,339.85㎡(東京ビルディング)
◆ 構造-(地上)鉄骨造、(地下)鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄骨造
◆ 用途-オフィス、店舗  
◆ 建築主-三菱地所、東日本旅客鉄道、東京三菱銀行
◆ 設計者・監理者-三菱地所設計
◆ 施工者-鹿島建設
◆ 着工-2003年10月01日
◆ 竣工-2005年10月04日(工事完了)、2005年10月17日(竣工)
◆ オープン-2005年11月11日



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2025年5月 2日 (金)

三菱地所 有楽町エリア再構築 「有楽町ビル」と「新有楽町ビル」の2区画を一体的に再開発 2025年4月末の解体状況

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-有楽町ビル・新有楽町ビル-

 「三菱地所」は、東京都千代田区有楽町一丁目に所有する「有楽町ビル」及び「新有楽町ビル」について、建替に着手することを決定しました。「有楽町ビル」及び「新有楽町ビル」はJR有楽町駅前という好立地に位置しています。

 引用資料 三菱地所(PDF:2021/07/28)
 有楽町エリア再構築本格始動「有楽町ビル」・「新有楽町ビル」建替計画着手 ~JR有楽町駅前ビルの建替により、有楽町エリアの更なる発展に寄与~ 

 「有楽町ビル」は1966年の竣工から約55年が経過、また「新有楽町ビル」は1967年の竣工から約54年が経過しており、テナントニーズの高度化や脱炭素社会の実現に向けた社会的要請への対応強化、災害時における事業継続性を意識した防災機能の強化等の機能更新を図ると共に、有楽町エリアの上位計画で定められている魅力あるまちづくりに貢献すべく、建替計画に着手することとしました。

 「三菱地所」は、2020年以降の丸の内エリア(大手町・丸の内・有楽町)におけるまちづくりを「丸の内 NEXTステージ」と位置付、“人・企業が集まり交わることで新たな「価値」を生み出す舞台”を目指しています。

 また、三菱地所グループ「長期経営計画2030」では、有楽町エリアを重点更新エリアの一つと定め、「文化芸術・MICE を核とした “まちづくりのショーケース”」の実現を目指しています。

● 解体工事を2024年12月1日に着工!
 「三菱地所」が計画する「有楽町ビル」と「新有楽町ビル」の解体工事を「大成建設」の施工で2024年12月1日に着工しています。工事名は「有楽町ビル既存建物地上解体工事」と「新有楽町ビル既存建物地上解体工事」で、工期は2024年12月1日~2026年8月31日までの予定です。

有楽町ビルの概要
◆ 所在地-東京都千代田区有楽町一丁目10番1号
◆ 階数-地上11階、塔屋2階、地下5階
◆ 敷地面積-3,551.46㎡
◆ 延床面積-42,159.08㎡
◆ 構造-鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 所有者-三菱地所
◆ 竣工-1966年05月
◆ 閉館-2023年10月31日

新有楽町ビルの概要
◆ 所在地-東京都千代田区有楽町一丁目12番1号
◆ 階数-地上14階、塔屋1階、地下4階
◆ 敷地面積-7,233.26㎡
◆ 延床面積-83,023.27㎡
◆ 構造-鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 所有者-三菱地所
◆ 竣工-1967年01月
◆ 閉館-2023年10月31日


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JR有楽町駅側から見た「有楽町ビル」と「新有楽町ビル」です。


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「位置図」です。


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「有楽町ビル」の敷地面積は3,551.46㎡、「新有楽町ビル」の敷地面積は7,233.26㎡です。3,551.46㎡+7,233.26㎡=合計10,784.72㎡です。間に道路がありますが、道路は廃道もしくはビル内貫通の歩道を確保して2区画を一体的に再開発すると思われます。


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手前の「有楽町ビル」と奥の「新有楽町ビル」の2025年4月末の解体状況です。「足場」と「防音壁」が設置されています(写真提供読者さん)。


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写真右側が「有楽町ビル」、写真左側が「新有楽町ビル」の解体現場です(写真提供読者さん)。


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「有楽町ビル既存建物地上解体工事」の現場です(写真提供読者さん)。


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「有楽町ビル既存建物地上解体工事」の現場です(写真提供読者さん)。


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「新有楽町ビル既存建物地上解体工事」の現場です(写真提供読者さん)。


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「新有楽町ビル既存建物地上解体工事」の現場です(写真提供読者さん)。


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「有楽町ビル既存建物地上解体工事」の解体工事のお知らせです。工期は2024年12月1日~2026年8月31日までの予定です(写真提供読者さん)。


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「新有楽町ビル既存建物地上解体工事」の解体工事のお知らせです。工期は2024年12月1日~2026年8月31日までの予定です(写真提供読者さん)。



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2025年5月 1日 (木)

地上23階、高さ約129mの「(仮称)西新宿一丁目地区プロジェクト」及び「小田急明治安田生命ビル地上部解体工事」 2025年4月末の状況

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-(仮称)西新宿一丁目地区プロジェクト-
 「明治安田生命」は、新宿駅西口に近接する「明治安田生命新宿ビル」などの解体工事に2020年4月1日に着手しました。「明治安田生命新宿ビル」と隣接する6棟を一体的に解体します。

 解体区域の敷地面積は約6,300㎡とかなり広いです。解体工事の施工は「大成建設」が担当します。解体工事の工期は2022年8月31日までを予定しています。

 解体されるビルは、「(1)明治安田生命新宿ビル、(2)明治安田生命新宿ビル別館、(3)第一スカイビル、(4)高倉第二ビル、(5)明治安田生命新宿第三ビル跡地、(6)永和ビル跡地」の合計6棟です。「(7)KSビル跡地」の解体工事は、鉄道弘済会が発注しました。

 跡地に建設される「(仮称)西新宿一丁目地区プロジェクト」の概要は、地上23階、地下4階、高さ(最高部128.71m(設備突出部)、建築部125.71m)、延床面積96,901.94㎡です。オフィス、商業、ホール、駐車場などで構成する予定です。

 引用資料 新宿区景観まちづくり審議会(2020/07/17)
 第69回新宿区景観まちづくり審議会

 「明治安田生命保険」が推進し、「森ビル」がプロジェクトマネジメントに参画する「(仮称)西新宿一丁目地区プロジェクト」が、2021年8月1日に着工しました。

(仮称)西新宿一丁目地区プロジェクト
◆ 所在地-東京都新宿区西新宿一丁目9番1~12
◆ 交通-JR「新宿」駅徒歩2分、東京メトロ丸の内線「新宿」駅徒歩4分、小田急線「新宿」駅徒歩4分、京王線「新宿」駅徒歩4分、京王新線(都営新宿線)「新宿」駅徒歩5分、都営大江戸線「新宿」駅徒歩5分
◆ 階数-地上23階、地下4階
◆ 高さ-最高部128.71m(設備突出部)、建築部125.71m
◆ 敷地面積-6,294.72㎡
◆ 建築面積-3,819.26㎡
◆ 延床面積-96,901.94㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造)
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 用途-オフィス、店舗、ホール、子育て支援施設、駐車場
◆ 建築主-明治安田生命保険
◆ プロジェクトマネジメント-森ビル
◆ 設計者・監理者-日建設計
◆ 施工者-大成・竹中建設共同企業体(大成建設、竹中工務店JV)
◆ 解体工事-2020年04月01日~2022年08月31日
◆ 着工-2021年08月01日
◆ 竣工-2026年08月31日予定(2025年11月30日から変更)


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「駅前広場を取り囲む光の演出」です。低層部の柱や壁面をライトアップして、駅前広場を取り囲むような夜間景観を演出する計画です。


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「(仮称)西新宿一丁目地区プロジェクト」のイメージパースです。建物は暖色系の「PCカーテンウォール」を外装に使い、駅前のランドマークを形成する外観を目指します。

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「断面図」です。


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「配置図」です。


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「位置図」です。


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「(仮称)西新宿一丁目地区プロジェクト」の2025年4月末の建設状況です。やっと地上部分の「鉄骨建方」が始まりました(写真提供読者さん)。


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「タワークレーン」です(写真提供読者さん)。


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「鉄骨建方」の様子です(写真提供読者さん)。


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「鉄骨建方」の様子です(写真提供読者さん)。


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角度を変えて見た様子です(写真提供読者さん)。


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側面です(写真提供読者さん)。


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「(仮称)西新宿一丁目地区プロジェクト」の建築計画のお知らせです。

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小田急明治安田生命ビル

 「(仮称)西新宿一丁目地区プロジェクト」の建設現場の西側のブロックに「小田急明治安田生命ビル」がありました。2023年8月まで小田急の「新宿本社」はこのビルにありました。現在の新宿本社は「小田急第一生命ビル」にあります(写真提供読者さん)。

 「小田急電鉄」は、2022年4月28日開催の取締役会において、現本社の土地建物(小田急電鉄保有分)の譲渡に係る基本合意書を締結することについて決議しました。

 「小田急明治安田生命ビル」は、敷地面積2,002.54㎡。延床面積22,144.39㎡です。この街区には複数のビルがあります。街区を一体的に再開発するのでしょうか?


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小田急明治安田生命ビル地上部解体工事

 解体工事の工事名は「小田急明治安田生命ビル地上部解体工事」です。解体工事の注文者は「明治安田生命保険相互会社」、解体工事の施工者は「竹中工務店」、解体工事の工期は、2024年6月1日~2025年8月31日(予定)となっています。



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