« 2025年5月 | トップページ

2025年6月

2025年6月21日 (土)

「エスコンフィールド北海道」の隣接地 地上36階、高さ約130m、総戸数約500戸の超高層タワーマンションの建設予定地 2025年6月4日の状況

Kitahiroshima250631
-北海道ボールパークFビレッジ-

 「日本ハム、北海道日本ハムファイターズ」は、北海道北広島市に新球場「ES CON FIELD HOKKAIDO(エスコンフィールド北海道)」を核とする「北海道ボールパークFビレッジ」を整備しています。

 「北海道日本ハムファイターズ」は、本拠地を「札幌ドーム」から「エスコンフィールド北海道」に移転しました。「エスコンフィールド北海道」は2023年3月にオープンしました。

● 北海道ボールパークFビレッジの新駅
  2024年11月2日に、北海道北広島市の北海道ボールパーク「北海道ボールパークFビレッジ」前に建設されるJRの新駅の「安全祈願祭」が執り行われました。

 新駅は千歳線の上野幌駅と北広島駅の間に置かれ、2028年夏の開業を予定しています。現在の最寄りの北広島駅と球場までは約2kmありますが、新駅が開業すれば約300mに短縮されます。球場まで徒歩4分となる計画です。

● 「北海道医療大学」が全面移転!
 「北海道ボールパークFビレッジ」内の敷地において、学校法人東日本学園 北海道医療大学のキャンパス・病院等の新設に向けた計画を推進しています。

 「北海道医療大学」は3つの建物で構成されるようです。敷地面積約17,700㎡、延床面積約65,000㎡、すべての学部と札幌市北区の大学病院などを、約420億円かけてボールパーク内に移転させる計画です。

● 地上36階、高さ約130mの超高層タワーマンション!
 「エスコンフィールドHOKKAIDO」の隣接地に、「大林組」により、地上36階、高さ約130m、総戸数約500戸の超高層タワーマンションの建設が計画されている事が、北広島市の都市計画審議会で示されました。

 引用資料 北広島市・北広島市都市計画審議会(PDF)
 報告案件第1号「札幌圏都市計画運動公園地区地区計画」のただし書の規定に基づく建築物の建築許可について


Kitahiroshima250632
「施設配置イメージ」です(引用:北広島市)。


Kitahiroshima250633
地上36階、高さ約130m、総戸数約500戸の超高層タワーマンションの建設予定地の2025年6月4日の状況です。


Kitahiroshima250634
タワークレーンは関係ありません。タワークレーンはJR線の北側にある工場に設置されているクレーンです。


Kitahiroshima250635
JR千歳線線の電車が見えますが、手前の「アンビシャス通り」と「JR線」の間に超高層タワーマンションを建設予定です。


Kitahiroshima250636
敷地東側です。


Kitahiroshima250637
「エスコンフィールド北海道」の隣接地なので帰りの電車の時間を気にする必要がありません。「日ハム」のファンには最高の立地ですね!


Kitahiroshima241211
「北海道ボールパークFビレッジ」です(Googleマップの衛星写真を引用)。



|

2025年6月20日 (金)

JR北海道 「エスコンフィールド北海道」の玄関口 「北海道ボールパークFビレッジ」の新駅 2025年6月4日の建設状況

Kitahiroshima240711
-北海道ボールパークFビレッジの新駅-

 「JR北海道」は2019年12月11日に、プロ野球「日本ハムファイターズ」の新球場を含む北広島市の「ボールパーク」近くに建設する新駅の計画案を公表しました。「請願駅」のため80億~90億円と見積もる建設コストは地元負担を強調しました。2021年度から着手しても開業は2027年度末になります。

 2023年2月には、「北海道ボールパークFビレッジ」の隣接地に整備する新駅の総工費が当初試算より4割前後多い115億~125億円になるとの概算額を北広島市に伝えました。

 北海道日本ハムファイターズの新球場「エスコンフィールド北海道」に近接する新駅について、JR北海道は2023年9月13日に、当初計画より総工費を約3割抑えて85億~90億円とする新たな計画を発表しました。

 場所を従来の計画より北広島駅側に約200mずらし、一部工事を省略します。費用を負担する北広島市から工事費を抑えるよう計画の見直しを求められていました。

 「JR北海道」と「北広島市」は2024年7月11日に、北広島市の「北海道ボールパークFビレッジ」の最寄り駅として新設する駅舎のデザインを公表しました。Fビレッジの中核「エスコンフィールド北海道」のエントランスに使われている赤レンガを駅舎の内壁にも活用し、Fビレッジとの一体感を強調するなどの趣向を凝らしています。

 引用資料 JR北海道(PDF:2024/07/11)
 千歳線新駅設置工事の着手について

● 2024年11月2日に安全祈願祭を挙行!
 2024年11月2日に、北海道北広島市の北海道ボールパーク「北海道ボールパークFビレッジ」前に建設されるJRの新駅の「安全祈願祭」が執り行われました。

 新駅は千歳線の上野幌駅と北広島駅の間に置かれ、2028年夏の開業を予定しています。現在の最寄りの北広島駅と球場までは約2kmありますが、新駅が開業すれば約300mに短縮されます。球場まで徒歩4分となる計画です。

北海道ボールパークFビレッジの新駅の概要
◆ 工事位置-千歳線上野幌駅・北広島駅間(北広島市共栄)
◆ 新駅位置-札幌駅から約20km、北広島駅から約2km、エスコンフィールドHOKKAIDOまで約300m(徒歩約4分)
◆ 新駅構造等-(ホーム)相対式2面4線<6両対応>、(駅舎)地上3階<改札は3階>
◆ 協定工事費-約80億円(総工事費約90億円) ※総工事費は、協定工事費の他、北広島駅構内線路新設(JR北海道施策)、設計費(実施中)、用地取得費等を含んだ費用
◆ 着工-2024年11月02日(安全祈願祭)
◆ 竣工-2028年度まで
◆ 開業-2028年夏頃予定


Kitahiroshima240712
完成イメージです。


Kitahiroshima240713
完成イメージです。


Kitahiroshima240714
「新駅位置図」です。


Kitahiroshima250611
「北海道ボールパークFビレッジ」の新駅の2025年6月4日の建設状況です。


Kitahiroshima250612
このあたりに新駅の「駅舎」が建設されます。


Kitahiroshima250613
歩行者用デッキの新設
 北海道ボールパークFビレッジの新駅とエスコンフィールド北海道の間には、「アンビシャス通り」という道路がありますが、この部分に「北広島市」が歩行者用デッキを整備します。


Kitahiroshima250614
東側です。


Kitahiroshima250615
「仮囲い」が設置されています。


Kitahiroshima250616
西側です。


Kitahiroshima250617
更に西側です。タワークレーンはJR線の北側にある工場に設置されているクレーンです。


Kitahiroshima250618
「エスコンフィールド北海道」の北側部分です。この部分と新駅が結ばれます。


Kitahiroshima250619
「エスコンフィールド北海道」の南側部分です。テレビ等でよく見るのは南側部分です。


Kitahiroshima250620
スタジアムツアー

 「エスコンフィールド北海道」ではスタジアムツアーが行われています。「エスコンフィールド北海道」を「ファイターズガール」が案内してくれます。今回内してくれたのはファイターズガールの「橋本莉々花さん」です。元ハロプロ研修生だそうです。

 YouTube(2025/06/15)
 ファイターズガール 橋本莉々花さん きつねダンス(特別衣装)


Kitahiroshima241211
「北海道ボールパークFビレッジ」の新駅の建設予定地です(Googleマップの衛星写真を引用)。



|

2025年6月19日 (木)

幕張新都心 「幕張ベイパーク」のすぐ北側 千葉市の新拠点病院「千葉市立新病院整備工事」 2025年6月中旬の建設状況

Chibamakuhari231211
-千葉市立新病院整備事業-
 
「千葉市」は、「海浜病院」に代わる新病院の建設に向け、「千葉市立新病院整備事業」を進めています。建設予定地は、早期の着工が可能で、新病院の建設に必要な広さが確保でき、移転の影響も少なく、千葉市西部の医療ニーズに対応できる場所に建設することが望ましいと考えられるため、幕張新都心若葉住宅地区小学校・公益施設用地内を建設予定地とします。

 地震対策として「免震構造」を採用し、「液状化対策(地盤改良)」を行います。浸水対策として地盤のかさ上げを行います。災害時に傷病者を受け入れる防災ひろば、講堂などを設け、本体棟の北東側に将来の増築可能スペースと想定し、病院機能の拡張に対応できるようにします。

 千葉市の新拠点病院である「千葉市立新病院整備工事」は、「鹿島・鵜沢特定建設工事共同企業体」の施工で2023年12月19日に着工しました。契約金額は312億9500万円です。工事費の高騰は凄まじく、4度の値上げで、最終的には概算工事費約313.5億円(約220億円 → 約238億円 → 約266億円から変更)となりました。

 引用資料 千葉市・公式ホームページ

 千葉市立新病院整備事業

千葉市立新病院整備事業の概要
◆ 計画名-千葉市立新病院整備工事
◆ 所在地-千葉県千葉市美浜区若葉三丁目1番27、1番41の一部(地番)
◆ 交通-JR京葉線「海浜幕張」駅、JR京葉線「検見川浜」駅
◆ 階数-地上5階、塔屋1階、地下0階
◆ 高さ-最高部30.642m、軒高24.542m
◆ 敷地面積-34,992.47㎡
◆ 建築面積-(合計)11,843.73㎡、(病院部分)8,584.86㎡
◆ 延床面積-(合計)38,832.22㎡、(病院部分)33,637.15㎡
◆ 構造-(柱)鉄筋コンクリート造、(梁)鉄骨造 
◆ 基礎工法-直接基礎(管理人の推測)
◆ 地震対策-免震構造(基礎免震構造)
◆ 用途-病院、保育所、物販店舗、自動車駐車場
◆ 診療科-内科、消化器内科、循環器内科、呼吸器内科、小児科、新生児科、外科、消化器外科、呼吸器外科、心臓血管外科、整形外科、形成外科、脳神経外科、泌尿器科、産科、 婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、救急科、麻酔科、病理診断科、リハビリテーション科、 歯科口腔外科 等
◆ 病床数-349床(成人・高齢者病床222床、周産期・小児・移行期病床127床)
◆ 建築主-千葉市
◆ 設計者-(基本設計)日建設計・システム環境研究所JV、(実施設計)日建設計
◆ 監理者-日建設計
◆ 施工者-鹿島・鵜沢特定建設工事共同企業体(鹿島建設、鵜沢建設JV)
◆ 着工-2023年12月19日(着工)、2024年01月20日(起工式)
◆ 竣工-2026年03月18日予定
◆ 開院-2026年秋頃予定
◆ 概算工事費-約313.5億円(約220億円 → 約238億円 → 約266億円から変更)


Chibamakuhari231212
「外観イメージ(花見川通り側)」です。


Chibamakuhari231213
「外観イメージ(花見川通り側)」です。


Chibamakuhari231214
「外観イメージ(県立幕張総合高校側)」です。


Chibamakuhari231215
「内観イメージ(総合受付)」です。


Chibamakuhari231216
「内観イメージ(外来モール)」です。


Chibamakuhari231217
「断面構成図」です。地上5階、塔屋1階、地下0階、最高部の高さは30.642mです。


Chibamakuhari231218
「配置計画」です。


Chibamakuhari221016
「新病院建設予定地」です。「幕張ベイパーク」の北側で、「千葉県立幕張総合高等学校」の東隣に位置します。


Chibamakuhari231219
「事業スケジュール」です。概算工事費及び事業スケジュールの見直しが行われました。


Chibamakuhari250631
「千葉市立新病院整備事業」の2025年6月中旬の建設状況です(写真提供読者さん)。


Chibamakuhari250632
「千葉市立新病院整備事業」の建設現場です(写真提供読者さん)。


Chibamakuhari250633
「建設現場事務所」です(写真提供読者さん)。


Chibamakuhari250634
「柱」が鉄筋コンクリート造、「梁」が鉄骨造です(写真提供読者さん)。


Chibamakuhari250635
「柱」は「プレキャストコンクリート」です(写真提供読者さん)。


Chibamakuhari250636
「千葉市立新病院整備事業」は、地上5階です(写真提供読者さん)。


Chibamakuhari250637
「ゲート」です(写真提供読者さん)。


Chibamakuhari250638
内部の様子です(写真提供読者さん)。


Chibamakuhari240156
「千葉市立新病院整備工事」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。



|

2025年6月18日 (水)

船橋市 東葉高速線の東海神駅と飯山満駅の中間に新駅「海老川新駅(仮称)」を整備 2025年6月中旬の建設状況

Chibafunabashi250511
-海老川上流地区のまちづくり-
 「(ホンダ(本田技研工業)」がこんな凄い開発をしているなんて私は全く知りませんでした。「再使用型ロケット」はアメリカの「スペースX」の独走状態ですが、日本のロケット発射場から「再使用型ロケット」が宇宙に旅立つ日が待ち遠しいです!

 YouTube テレ東BIZ(2025/06/18)
 ホンダ ロケット離着陸成功 「再使用型」商用化を視野【WBS】

 本題に戻って、海老川上流地区は、「船橋市」の中央部、中心市街地の近くに位置しています。地区内には「東葉高速線」が東西に走り、海老川が南北に流れる自然環境の豊かな地区(市街化調整区域)でもあります。

 「海老川上流地区」は、昭和30年代に農業環境整備を目的に土地改良事業が実施されましたが、現在は休耕地が目立ち、資材置き場や作業場も点在しているほか、幹線道路沿いには沿道サービス施設が立地しており、一部では小規模な宅地開発(戸建て住宅)、墓地の造成が行われています。

 「東葉高速線」は、千葉県船橋市の西船橋駅と千葉県八千代市の東葉勝田台駅を結ぶ「東葉高速鉄道」が運営する鉄道路線です。ほぼすべての列車が西船橋から東京メトロ東西線と相互直通運転しています。1996年4月27日に開通しました。海老川上流地区に「東葉高速線」の新駅を誘致しています。新駅は東葉高速線の東海神駅~飯山満駅間の海老川上流地区内に設置される予定です。

 「東葉高速鉄道」と「船橋市」は2024年4月8日に、新駅整備工事の施行に関する基本協定を締結しました。概算工事費は71億4334万5500円です。請願駅のため工事費は船橋市が負担します。高架となっている既存線路の南北に、上り線と下り線のホームを構築します。10両編成に対応したホーム長とします。

● 新駅「海老川新駅(仮称)」の起工式を2025年5月23日に挙行!
 「東葉高速鉄道」は、2024年4月8日に船橋市と締結した「東葉高速線における海老川新駅(仮称)整備工事に関する基本協定」に基づき、医療や健康をテーマとした「ふなばしメディカルタウン構想」の実現を目指した新たなまちづくりを行う海老川上流地区において、まちの核となる新駅の整備工事に向けた準備を進めてきました。準備が整ったことから、2025年5月23日に「起工式」を執り行い、今後新駅整備の本工事に着手します。

 引用資料 東葉高速鉄道(PDF:2025/05/23)
 海老川新駅(仮称)の整備工事着手について

海老川新駅(仮称)の概要
◆ 所在地-千葉県船橋市東町及び米ケ崎町地先
◆ 新駅位置-東葉高速線の東海神駅~飯山満駅間(東海神駅から約2.0㎞、飯山満駅から約2.0㎞)
◆ 駅構造等-<ホーム>2面2線10両対応、可動式ホーム柵、<駅舎>高架相対式(1階改札階、2階ホーム階)
◆ 事業主体-東葉高速鉄道
◆ 設計者-中央復建コンサルタンツ
◆ 施工者-大林組
◆ 開業-2029年03月末予定


Chibafunabashi250512
「新駅ホーム」です。


Chibafunabashi250513
「新駅改札口」です。


Chibafunabashi250514
「新駅改札外休憩スペース」です。


Chibafunabashi240613
「新駅の位置」です。東葉高速線の東海神駅と飯山満駅の中間に整備します。


Chibafunabashi240517
「広域配置図」です。


Chibafunabashi250611_20250617110601
新駅「海老川新駅(仮称)」の2025年6月中旬の建設状況です(写真提供読者さん)。


Chibafunabashi250612_20250617110601
東葉高速線の東海神駅と飯山満駅の中間に新駅を建設します(写真提供読者さん)。


Chibafunabashi250613_20250617110601
高架橋を再整備して新駅を建設します(写真提供読者さん)。


Chibafunabashi250614_20250617110701
2025年5月23日に起工式を挙行しました(写真提供読者さん)。


Chibafunabashi250615_20250617110701
「セメントミルクプラント」です(写真提供読者さん)。


Chibafunabashi250616_20250617110701
重機が稼働しています(写真提供読者さん)。



|

2025年6月17日 (火)

「西武船橋店」の跡地 地上51階、高さ約193mの「(仮称)船橋市本町1丁目計画 新築工事」 2025年6月中旬の建設状況

Chibafunabashi240461
-西武船橋店の跡地 -

 千葉県の「船橋駅」の南口に「西武船橋店」がありましたが、2018年2月28日に閉店しました。「本館」と道路を挟んだ「LOFT館」で構成していました。

 「セブン&アイ・ホールディングス」の商業施設ディベロッパー「セブン&アイ・クリエイトリンク」が「西武船橋店」跡に計画する再開発の検討状況が明らかになり、地上48階、地下2階、高さ約150mの商業施設付きの超高層タワーマンション、船橋市には低層階に「船橋市民文化ホール」を移転することを提案していました。

 その後、計画が大きく見直されました。開発主体が「セブン&アイ・ホールディングス」から「大和ハウス工業」に変更になりました。「大和ハウス工業」は、LOFT館・駐車場館跡地と既存建物を2020年3月に取得、本館跡地と既存建物を「セブン&アイホールディングス」と「ユアサ・フナショク」から2021年5月19日に取得しました。

 「西武船橋店LOFT館」跡地には、「大和ハウス工業」により2棟のオフィスビル「(仮称)船橋駅前プロジェクトノース棟」と「(仮称)船橋駅前プロジェクトサウス棟」が建設されました。ノース棟は「大和ハウス工業東関東支社」、サウス棟は「グラノード船橋(GRANODE FUNABASHI)」となっています。

 2023年2月6日に「第146回船橋市都市計画審議会」が開かれ、船橋都市計画本町1丁目特定街区の変更案が報告されました。 旧西武百貨店船橋店本館跡地の開発にあわせて特定街区を変更しました。高さの最高限度が高層部200mとなりました。

 引用資料 船橋市・公式HP(2023/02/08)
 第146回船橋市都市計画審議会の会議概要

 旧西武百貨店船橋店本館跡地は、計画名が「(仮称)船橋市本町1丁目計画新築工事」で、概要は地上51階、地下1階、高さ193.00m、延床面積89,897.69㎡、総戸数677戸です。

(仮称)船橋市本町1丁目計画 新築工事の概要
◆ 所在地-千葉県船橋市本町一丁目115番6、七丁目1150番4
◆ 交通-JR総武本線「船橋」駅、東武野田線(東武アーバンパークライン)「船橋」駅、京成電鉄本線「京成船橋」駅
◆ 階数-地上51階、地下1階
◆ 高さ-193.00m
◆ 敷地面積-6,668.16㎡
◆ 建築面積-5,309.89㎡
◆ 延床面積-89,897.69㎡(施設全体)、59,997.85㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリー造、鉄骨造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 用途-共同住宅、商業施設、駐車場等 
◆ 総戸数-677戸
◆ 建築主-大和ハウス工業、東京建物、京成電鉄
◆ 設計者-長谷工コーポレーション
◆ 施工者-長谷工コーポレーション
◆ 解体工事-2021年09月02日~2024年12月31日
◆ 着工-2024年10月
◆ 竣工-2028年03月予定


Chibafunabashi230231
「断面時」です。


Chibafunabashi230232
「南面の鳥瞰図」です。


Chibafunabashi230233
「立面イメージ」です。


Chibafunabashi230234
「平⾯図」です。


Chibafunabashi230235
「船橋都市計画特定街区」です。


Chibafunabashi230236
「位置図」です。


Chibafunabashi250611
「(仮称)船橋市本町1丁目計画 新築工事」の2025年6月中旬の建設状況です(写真提供読者さん)。


Chibafunabashi250612
作業工程は「杭頭処理、残土搬出」となっています。「杭頭処理」となっているので、「場所打ちコンクリート拡底杭」の構築が終わっています(写真提供読者さん)。


Chibafunabashi250613
角度を変えて見た様子です(写真提供読者さん)。


Chibafunabashi250614
角度を変えて見た様子です(写真提供読者さん)。


Chibafunabashi250615
重機が稼働しています(写真提供読者さん)。


Chibafunabashi250616
「乗入れ構台」です(写真提供読者さん)。


Chibafunabashi250617
「(仮称)船橋市本町1丁目計画 新築工事」の建築計画のお知らせです。建築主に「東京建物、京成電鉄」が追加されています(写真提供読者さん)。


Chibafunabashi220111
営業していた頃の「西武船橋店」です。



|

2025年6月16日 (月)

国家戦略特区 地上51階、高さ約250mの「TOFROM YAESU TOWER(トフロム ヤエス タワー)」 2025年5月27日の建設状況

Tokyoyaesu230811
-東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業-
 「東京駅前八重洲一丁目東地区」は、「A地区」と「B地区」に分かれていますが、「B地区」の概要は、地上51階、塔屋1階、地下4階、高さ約250mです。特定業務代行者は「東京建物、大林組」です。総事業費は約2,104億円の予定です。

 「東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業」では、大規模なバスターミナルや回遊性の高い歩行者ネットワークを整備するとともに、カンファレンスや外国語対応の医療施設等を整備することで、国際都市東京の国際競争力の向上を図ります。

● 街区名称を「TOFROM YAESU(トフロム ヤエス)」に決定!
 「東京建物」は、再開発組合の一員として、「東京駅前八重洲一丁目東地区第一種市街地再開発事業(A地区・B地区)」を推進しています。事業の街区名称を「TOFROM YAESU(トフロム ヤエス)」に決定しました。

 また、建物名称は、A地区を「TOFROM YAESU THE FRONT(トフロム ヤエス ザ フロント)」、B地区を「TOFROM YAESU TOWER(トフロム ヤエス タワー)」と決定しました。竣工は2026年7月予定です。

 引用資料 東京建物(2025/03/03)
 東京駅直結、国家戦略特区の大規模複合再開発 東京駅前八重洲一丁目東地区第一種市街地再開発事業(A地区・B地区) 街区名称を「TOFROM YAESU」に決定

 引用資料 公式ホームページ
 TOFROM YAESU(トフロム ヤエス)

TOFROM YAESU TOWER(トフロム ヤエス タワー)の概要
◆ 計画名-東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業 施設建築物等新築工事
◆ 所在地-東京都中央区八重洲一丁目300番、205番6、205番7の一部(地名地番)
◆ 階数-地上51階、塔屋1階、地下4階
◆ 高さ-最高部249.72m
◆ 敷地面積-10,604.25㎡
◆ 建築面積-8,388.50㎡
◆ 延床面積-225,063.24㎡
◆ 容積対象面積-約186,500㎡(容積率約1,760%)
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート、鉄筋コンクリート造)
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 地震対策-ハイブリッド制震構造(ブレーキダンパーとオイルダンパーを併用)
◆ 用途-オフィス、店舗、バスターミナル、カンファレンス、医療施設、駐車場等
◆ 建築主-東京駅前八重洲一丁目東B地区市街地再開発組合(特定業務代行者 東京建物、大林組)
◆ 設計者-(基本設計)日本設計、(実施設計)大林組
◆ 施工者-大林組・大成建設共同企業体(代表者 大林組)
◆ 解体工事-2020年04月01日~2021年09月末日
◆ 着工-2021年10月01日
◆ 竣工-2026年07月予定(2025年07月31日予定から変更)
◆ 総事業費-約2,104億円


Tokyoyaesu230812
低層部イメージ(中央通り方面から望む)です。


Tokyoyaesu250311
「Rooftop Terrace イメージ」です。


Tokyoyaesu230813
「大庇下広場完成予想CG」です。


Tokyoyaesu230814
「オフィスロビー完成予想CG」です。


Tokyoyaesu230815
「お祭り広場完成予想CG」です。


Tokyoyaesu230816
「劇場完成予想CG」です。


Tokyoyaesu230817
「カンファレンスホール完成予想CG」です。


Tokyoyaesu230818
基準階17階平面図
 ワンフロア760坪以上、天井高2.9m、多様なニーズに応える整形無柱空間となっています。柱をすべて外周部に配置することで、フレキシブルなレイアウトが可能になっています。

Tokyoyaesu230819
最高グレードの建物耐震性能
 「ブレーキダンパー」と「オイルダンパー」を併用するハイブリッド制震構造を採用しました。世界初の技術である手裏剣ダンパーと重なりダンパーの採用によって、大地震に対応可能なエネルギーの吸収能力を確保し、超高層建築物の構造計算基準で定められた地震動の1.5倍に耐える高い耐震性能を有しています。


Tokyoyaesu250312
「断面図」です。


Tokyoyaesu190113
「配置図」です。再開発に参加しないビルがかなりあるため敷地の西側が凹んだ、いびつな形状になります。


Tokyoyaesu250313
「位置図」です。


Tokyoyaesu250661
「TOFROM YAESU TOWER(トフロム ヤエス タワー)」の2025年5月27日の建設状況です。


Tokyoyaesu250662
北東側から見た様子です。


Tokyoyaesu250663
北東側から見た低層部の様子です。


Tokyoyaesu250664
東面です。


Tokyoyaesu250665
南東側から見た様子です。


Tokyoyaesu250666
南東側から見た低層部の様子です。


Tokyoyaesu250667
南西側から見た低層部の様子です。


Tokyoyaesu250668
南西側から見た様子です。


Tokyoyaesu250669
少し角度を変えて見た様子です。


Tokyoyaesu250670
西側から見た様子です。


Tokyoyaesu250671
A地区の「TOFROM YAESU THE FRONT(トフロム ヤエス ザ フロント)」の2025年5月27日の建設状況です。


Tokyoyaesu250672
「TOFROM YAESU THE FRONT(トフロム ヤエス ザ フロント)」の建設現場を南側から見た様子です。


Tokyoyaesu230517
「東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業 施設建築物等新築工事」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。



|

2025年6月15日 (日)

日本製鉄 奇跡の逆転劇 日本製鉄のUSスチール買収計画をトランプ大統領が承認 買収が実現すると売上高10兆円超の鉄鋼メーカーに!

Tokyonipponsteel250611
-日本製鉄-

 日本最大の鉄鋼メーカー(高炉メーカー)である 「日本製鉄」の本社は、東京都千代田区丸の内二丁目6番1号の「丸の内パークビルディング」にあります。

 2023年12月18日に、日本製鉄が米鉄鋼大手「USスチール」を買収すると発表しました。私はアメリカ国内で大きな政治問題化して買収は実現しないだろうと予想していました。予想通り、アメリかで政治問題となり、バイデン大統領とトランプ氏は共に買収に反対を表明していました。

 今までの日本企業でしたらこの時点で諦めますが、「日本製鉄」は「トヨタ」と「三井物産」への特許訴訟を行うなど武闘派の要素も持つ争いを恐れない異色の日本企業です。アメリカに対しても、何を言われても100%子会社化を条件として一貫して譲りませんでした。私は「肝が据わっている」なあ!と思って見ていました。

 バイデン大統領は2025年1月3日に買収中止命令を出しました。直後に「日本製鉄」はバイデン氏などを訴えた裁判をに起こしました。「やられたらやり返す凄えよ日本製鉄」と思いました。その後、トランプ大統領が2025年5月23日に一転して承認しました。ほぼ絶望と思われた「USスチール」の買収の可能性が出てきました。

● USスチールへの買収計画をトランプ大統領が承認!
 「日本製鉄」はUSスチールへの買収計画をアメリカのトランプ大統領が承認したと発表しました。日本製鉄によると、トランプ大統領は2025年6月13日に、USスチールの買収計画について両社のパートナーシップを承認したということです。

 日本製鉄(PDF:2025/06/14) 
 日本製鉄とUSスチールのパートナーシップに関するトランプ大統領の承認について

 「日本製鉄」はUSスチールの普通株100%を141億ドル(約2兆円)で取得して、完全子会社化が実現する予定です。アメリカ政府がUSスチールの経営の重要事項について拒否権を行使できる特殊な株「黄金株」を持つことも盛り込まれています。子会社化が実現すれば、2028年までにおよそ110億ドル、日本円で1兆6000億円を投資するほか、国内の生産や通商に関しても取り決めが行われました。

 「日本製鉄」の執念が実ったという感じですが、私が心配しているのは、トランプ大統領の「ちゃぶ台返し」です。関税に関しても発言がコロコロ変わるので、USスチールへの買収計画の承認も「ちゃぶ台返し」がありそうで心配です・・・


Tokyonipponsteel250612
日本製鉄の連結決算
 日本製鉄の「2025年3月期決算短信〔IFRS〕(連結)」は、売上高8,695,526百万円、営業利益547,960百万円です。USスチールの2024年12月期の売上高は15,640百万ドルです。1ドル=144円で計算するとUSスチールの2024年12月期の売上高は約2兆2521億円です。買収が実現すると8,695,526百万円+2,252,160百万円=10,947,686百万円となり、売上高が10兆円を突破します。

日本製鉄の連結決算(売上高/営業利益)
-----------------------------------------
1995年03月   2,881,097百万円     92,269百万円
1996年03月   2,954,869百万円   193,429百万円
1997年03月   3,061,288百万円   142,090百万円
1998年03月   3,076,531百万円   181,640百万円
1999年03月   2,759,409百万円     92,396百万円
2000年03月   2,680,611百万円   120,296百万円
-----------------------------------------
2001年03月   2,750,418百万円   162,644百万円
2002年03月   2,581,399百万円     73,044百万円
2003年03月   2,749,306百万円   142,961百万円
2004年03月   2,925,878百万円   224,475百万円
2005年03月   3,389,356百万円   429,948百万円
2006年03月   3,906,301百万円   576,319百万円
2007年03月   4,302,145百万円   580,097百万円
2008年03月   4,826,974百万円   545,580百万円
2009年03月   4,769,821百万円   342,930百万円
2010年03月   3,487,714百万円     32,005百万円
-----------------------------------------
2011年03月   4,109,774百万円   165,605百万円
2012年03月   4,090,936百万円     79,364百万円
2013年03月   4,389,922百万円     20,110百万円
2014年03月   5,516,180百万円   298,390百万円
2015年03月   5,610,030百万円   349,510百万円
2016年03月   4,907,429百万円   167,731百万円
2017年03月   4,632,890百万円   114,202百万円
2018年03月   5,712,965百万円   288,700百万円
2019年03月   6,177,947百万円   265,111百万円
2020年03月   5,921,525百万円 △406,119百万円
-----------------------------------------
2021年03月   4,829,272百万円    11,381百万円
2022年03月   6,808,890百万円   840,901百万円
2023年03月   7,975,586百万円   883,646百万円
2024年03月   8,868,097百万円   778,662百万円
2025年03月   8,695,526百万円   547,960百万円

2026年03月期予想
2026年03月   (未発表)  (会)
2026年03月   8,446,450百万円   732,240百万円(コ)

(備考) (会)は会社予想、(コ)はアナリスト予想(コンセンサス)です。コンセンサスは頻繁に変更されます。上記のコンセンサスは2025年6月15日時点の数値です。



|

2025年6月14日 (土)

「有明アリーナ」の対岸 延床面積約149,000㎡のマルチテナント型物流施設「(仮称)DLP東雲」 2025年6月12日の建設状況

Tokyoshinonome240611
-(仮称)DLP東雲-

 「大和ハウス工業」は2024年1月16日に、東京都江東区にマルチテナント型物流施設「(仮称)DLP東雲」を着工したと発表しました。地上6階、敷地面積41,451.55㎡、延床面積149,149.18㎡の大型施設となります。

 引用資料 大和ハウス工業(2024/01/16)
 大型マルチテナント型物流施設「(仮称)DPL東雲」着工

 「(仮称)DLP東雲」は、東京の湾岸エリアに位置し、「東京駅」や「銀座・日本橋エリア」の東京都心から5km圏内という好立地です。首都高速晴海線「豊洲IC」から約1.5kmと首都高速道路に至近で、東名高速道路や常磐自動車道など複数の幹線道路にもアクセスしやすいため、広域配送にも適しています。

 外観は、圧迫感を軽減するグラデーションの外壁パネルや都市のオフィスビルなどでも多く用いられるカーテンウォールを採用します。車路やランプウェイを防音壁で囲むなど、周辺環境にも配慮した設計となっています。

 従業員の働き方改革の支援として、施設内にテナント企業の従業員専用の保育施設を設置します。また施設の西側が「東雲運河」に面していることから、最上階にはラウンジを設置、大開口のガラス窓からは東京臨海副都心などの眺望が楽しめます。

(仮称)DLP東雲
◆ 所在地-東京都江東区東雲一丁目7-30
◆ 交通-首都高速晴海線「豊洲IC」から約1.5km
◆ 階数-地上6階、地下0階
◆ 高さ-45.16m
◆ 敷地面積-41,451.55㎡
◆ 建築面積-26,786.66㎡
◆ 延床面積-149,149.18㎡
◆ 賃貸面積-119,722.59㎡(最大12テナント、1区画の面積8,722.42㎡から入居可能)
◆ 構造-プレキャスト・プレストレストコンクリート造、一部鉄骨造
◆ 地震対策-免震構造
◆ 用途-マルチテナント型物流施設
◆ 建築主-東雲特定目的会社(大和ハウス工業100%出資特定目的会社)
◆ 設計者-フクダ・アンド・パートナーズ
◆ 施工者-西松建設
◆ 着工-2024年01月15日
◆ 竣工-2026年03月31日予定
◆ 入居開始-2026年04月01日予定


Tokyoshinonome240612
東雲運河の対岸から見た「(仮称)DLP東雲」です。


Tokyoshinonome240613
「広域地図」と「詳細地図」です。


Tokyoshinonome250611
「有明アリーナ」の対岸に「(仮称)DLP東雲」が建設中です。


Tokyoshinonome250612
「(仮称)DLP東雲」の2025年6月12日の建設状況です。


Tokyoshinonome250613
工事がかなり進んでいます。


Tokyoshinonome240615
(約1年前)「(仮称)DLP東雲」の2024年6月7日の建設状況です。


Tokyoshinonome250614
「有明アリーナ」です。


Tokyoshinonome250615
櫻坂46四期生「First Showcase」が2025年6月12日(木)に「有明アリーナ」で行われました。



|

2025年6月13日 (金)

北海道新幹線「新函館北斗~札幌」間 「札幌駅」の建設工事 & 「札幌車両基地」の建設工事 2025年6月3日の建設状況

Sapporojr250611
-北海道新幹線-
 
1973年11月13日に、日本政府は「全国新幹線鉄道整備法」に基づき、新幹線鉄道の建設に関する整備計画を決定しました。その中に「北海道新幹線(青森~札幌)」があります。

 2005年4月27日に「新青森~新函館(仮称)」間の工事の実施計画が認可され、2005年5月22日に着工しました。2016年3月26日に「新青森~新函館北斗」間が開業しました。

 2012年6月29日に「新函館(仮称)~札幌」間の工事の実施計画が認可された時点では、2035年度開業を予定していましたが、札幌市への冬季オリンピックの招致などもあり、2015年1月14日には「新函館北斗~札幌」間の開業5年前倒しが決定し、2030年度末の完成・開業を目指すこととなりました。

● 札幌開業の時期について2038年度末になる見通し!
 北海道新幹線「新函館北斗駅-札幌駅間(211.5km」のトンネル工事が難航している問題で、「国土交通省」が札幌開業の時期について2038年度末になる見通しだと明らかになりました。

 建設主体の「鉄道建設・運輸施設整備支援機構(鉄道・運輸機構)」が2024年5月に、これまで目指してきた2030年度末の開業は困難だと国土交通省に報告していました。「国土交通省」が有識者会議で新たな開業時期の見通しを検討してきました。2025年3月13日の会合で開業見通しを示した報告書案を示し、大筋で了承されました。


Sapporojr230312
「北海道新幹線の概要」です。2016年3月26日に開業した「新青森駅-新函館北斗駅間」は148.8km、2030年度末に開業目標の「新函館北斗駅-札幌駅間」は211.5kmです。2030年度末の開業目標は幻となりました。


Sapporojr210312
「札幌駅周辺イメージ図」です。

● 大東案
 北海道新幹線札幌駅部の建設については、(1)ホームを西側に設置する案、(2)1・2番ホームを転用して設置する案、(3)東側に設置する案(大東案)が検討されていましたが、2018年3月に「大東案」で決着しています。


Sapporojr210317
「パセオ付近拡大図」です。


Sapporojr230311
札幌車両基地事業

 鉄道建設・運輸施設整備支援機構北海道新幹線建設局は、北海道新幹線札幌車両基地の事業概要を明らかにしました。車両基地は札幌駅~苗穂駅間に延長約1.3kmの高架橋型で整備し、雪対策として高架橋に防雪上屋を建設します。

 鉄道建設・運輸施設整備支援機構(PDF:2023/02)
 北海道新幹線 札幌車両基地事業概要説明

 車両基地は、札幌駅側から車両を留置する「着発収容庫」、車両の検査や融雪作業などを行う「仕業検査庫」、保守用車両を整備・留置する「保守基地」で構成し、札幌駅~苗穂駅間の在来線南側に高架橋で整備します。

 高架橋の延長は約1.3km、地上からの高さは7.5~8.9mで、防雪上屋を含む最高高さは約22mを想定。幅は札幌駅に近い着発収容庫手前で13.2m、最も広い仕業検査庫の札幌駅側付近で30.0mを見込みます。


Sapporojr230313
「位置関係(札幌駅から苗穂駅方を望む)」です。


Sapporojr230314
「完成予想パース(全体イメージ図)」です。


Sapporojr230315
「札幌車両基地の各施設」です。


Sapporojr230316
「高架橋・上家の構造①」です。


Sapporojr230317
「高架橋・上家の構造②」です。


Sapporojr230318
「高架下建物の配置計画」です。


Sapporojr250612
北海道新幹線「札幌駅」の2025年6月3日の建設状況です。空いている部分にJR北海道の超高層の駅ビル「(仮称)札幌駅交流拠点北5西1・西2地区」が建設される予定ですが、計画は大幅に遅れています。


Sapporojr250613
北海道新幹線「札幌駅」の高架橋が姿を現しています。


Sapporojr250614
東側です。


Sapporojr250615
更に東側では、延々と「北海道新幹線札幌車両基地」の工事が行われています。


Sapporojr250616
「北海道新幹線札幌車両基地」の工事の様子です。


Sapporojr250617
「北海道新幹線」は、札幌駅の西側の都市部では地下を走りますが、「札幌駅」の手前の「石山通」を過ぎたあたりで地上に姿を現します。


Sapporojr250618
在来線の高架橋の南側で、「北海道新幹線」の工事が行われています。



|

2025年6月12日 (木)

日本橋リバーウォーク 地上52階、高さ約284mの「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 新築工事」 2025年5月27日の建設状況

Tokyonihonbashi211211
日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業-
 
国家戦略特区の「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業」は、日本橋の日本橋川沿いで計画されている大規模再開発プロジェクトです。歴史的建造物の「日本橋野村ビル」を保存するほか、船着き場の増設などによって舟運の活性化と観光需要の受け入れを図ります。日本橋川上空を通る首都高速道路の地下化を視野に、水辺を生かした施設配置なども想定しています。

 「日本橋一丁目中地区市街地再開発組合」は、再開発施設の建設に向け、既存建物の解体工事を「清水建設」の施工で2020年11月10日に着工しました。解体する既存施設は27棟です。

 「三井不動産」と「野村不動産」は、日本橋一丁目中地区市街地再開発組合の一員として、「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業」を推進していますが、2021年12月6日に着工しました。竣工は2026年3月末の予定です。

 引用資料 三井不動産(PDF:2021/12/07)
 日本橋川沿い再開発第一弾、新たなランドマークとなる日本橋エリア最高・最大級のミクストユース開発 「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業」着工 ZEB/ZEH認証・DBJ Green Building認証の取得など、次世代の新たな街づくりが始動

 「三井不動産」と「ヒルトン」は、「ウォルドーフ・アストリア東京日本橋」のブランディング及びマネジメント契約を締結しました。ホテルは三井不動産が開発、ヒルトンが運営し、2026年の開業を目指します。

 「ウォルドーフ・アストリア東京日本橋」は、「C街区」の39階~47階までの9フロアに展開します。60㎡以上のゆったりとしたキングルーム含め全197室の客室に、3つのレストランとウォルドーフ・アストリアの象徴でもあるラウンジ&バー「ピーコック・アレー」のほか、屋内プール、スパ、フィットネスセンター、宴会場、チャペルを備える予定です。

● 日本橋リバーウォーク
 日本橋エリア一帯の再開発計画の概要が明らかになりました。「首都高速都心環状線」を地下に移し、日本橋川の水辺空間を生かした街づくりを目指します。

 引用資料 三井不動産(2025/06/11)
 官民地域一体となり、“水都”としての東京の新しい顔の創出へ日本橋川を中心とした5つの再開発区域とその周辺一帯エリア『日本橋リバーウォーク』の情報発信を開始

 公式ホームページ → 日本橋リバーウォーク

日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 計画名-日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 新築工事
◆ 所在地-東京都中央区日本橋一丁目30番~32番(地番)
◆ 交通-東京メトロ銀座線・東西線「日本橋」駅直結、都営地下鉄浅草線「日本橋」駅直結、東京メトロ半蔵門線「三越前」駅徒歩3分、JR線「東京」駅徒歩10分
◆ 階数-(C街区)地上52階、塔屋2階、地下5階、(B街区)地上7階、地下2階、(A街区)地上4階、地下1階
◆ 高さ-(C街区)最高部283.96m、(B街区)最高部約31.62m、(A街区)最高部約32m
◆ 敷地面積-(C街区)15,564.16㎡、(B街区)2,064.74㎡、(A街区)約1,370㎡、
◆ 建築面積-(C街区)12,590.79㎡、(B街区)1,162.00㎡、(A街区)約1,100㎡
◆ 延床面積-(C街区)374,003.62㎡、(B街区)6,573.72㎡、(A街区)約5,100㎡
◆ 構造-(C街区)鉄骨造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造)、(B街区)鉄骨鉄筋コンクリート造、一部(鉄筋コンクリート造、鉄骨造)、(A街区)鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-杭基礎、直接基礎
◆ 用途-(C街区)オフィス、商業施設、ホテル、居住施設、MICE施設、ビジネス支援施設、駐車場等、(B街区)共同住宅、商業施設、(A街区)業務施設、商業施設
◆ 客室数-197室(ウォルドーフ・アストリア東京日本橋)
◆ 総戸数-約100戸(C街区)、約50戸(B街区)
◆ 建築主-日本橋一丁目中地区市街地再開発組合(参加組合員 三井不動産、野村不動産)
◆ 都市計画・事業コンサルタント・基本設計・実施設計・監理-日建設計
◆ デザインアーキテクト-日建設計、ペリ・クラーク・ペリ・アーキテクツ(PELLI CLARKE PELLI ARCHITECTS,INC.)
◆ 施工者-日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業建設共同企業体「(C街区)清水建設、(B街区)清水建設・錢高組JV、(A街区)大林組」
◆ 解体工事-2020年11月10日~2022年03月31日
◆ 着工-2021年12月06日
◆ 竣工-2026年03月末予定
◆ 開業-2026年予定(ホテル)
◆ 総事業費-約3,120億円


Tokyonihonbashi211212
「外観イメージパース(中央通り北西方向から)」です。デザインアーキテクトには、日本橋三井タワー、日本橋室町三井タワーをデザインした「ペリ・クラーク・ペリ・アーキテクツ(PELLI CLARKE PELLI ARCHITECTS,INC.)」を起用しています。


Tokyonihonbashi211213
「鳥瞰パース(夜景)」です。


Tokyonihonbashi211214
「日本橋川沿い低層部外観イメージ(右からA街区、B街区)」です。

A街区
 「日本橋野村ビル旧館」は、「自由様式」を標榜した建築家安井武雄により、1930年に竣工しました。三層構成を踏襲しながら柱型をなくし、東洋風の意匠を纏わせた折衷様式のデザインであり、貴重な近代建築物として中央区指定有形文化財に指定されています。「日本橋野村ビル旧館」の風格ある外観を保存活用する事で、日本橋の伝統と文化を受け継ぎつつ地域全体のさらなる賑わい形成を図ります。

B街区
 中央区指定有形文化財である「A街区」との一体感ある景観を醸成し、日本橋川の水辺空間にふさわしいヒューマンスケールな街並み形成を行います。「C街区」と地上3階レベルでデッキ接続しており、日本橋川沿いの賑わいにつながる商業空間の創出、および水辺の落ち着きを感じる多様なライフスタイルに対応可能な約50戸の住戸を予定しています。


Tokyonihonbashi211215
「中央通り側からの低層部外観イメージパース(夕景)」です。


Tokyonihonbashi211216
「用途断面図」です。


Tokyonihonbashi211217
「敷地配置図」です。


Tokyonihonbashi211218
「位置図」です。


Tokyoyaesu250631
奥に見えるのが「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 新築工事」の建設現場です。最高部に到達しているように見えます。


Tokyonihonbashi250611
C街区
 「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 新築工事(C街区)」の2025年5月27日の建設状況です。


Tokyonihonbashi250612
「C街区」を北東側から見た様子です。


Tokyonihonbashi250613
少し角度変えて見た様子です。


Tokyonihonbashi250614
東側から見た様子です。


Tokyonihonbashi250615
南東側から見た様子です。


Tokyonihonbashi250616
南側から見た様子です。


Tokyonihonbashi250617
北西側から見た様子です。


Tokyonihonbashi250618
北西側から見た低層階の様子です。


Tokyonihonbashi250619
西側から見た様子です。


Tokyonihonbashi250620
A街区

 一番北側は「A街区(日本橋野村ビル)」です。風格ある外観を保存活用します。


Tokyonihonbashi250621
「A街区(日本橋野村ビル)」を南東側から見た様子です。


Tokyonihonbashi250622
B街区

 「B街区」を南西側から見た様子です。


Tokyonihonbashi250623
「B街区」を南東側から見た様子です。


Tokyonihonbashi221223
「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 新築工事(C街区)」の建築計画のお知らせです。



|

2025年6月11日 (水)

幕張ベイパークの第六弾 地上42階、高さ約158mの「幕張新都心若葉住宅地区計画(B-6街区)」 2025年6月上旬の建設状況

Chibamakuhari250621
-幕張ベイパーク-
 「千葉県企業庁」は、千葉市美浜区若葉三丁目の「幕張新都心若葉住宅地区」の総面積17.5ha(正確には175,808.59㎡)に共同住宅などを建設する事業予定者を総合評価方式で選定した結果、「三井不動産レジデンシャル」を代表企業とする「(仮称)幕張新都心若葉住宅地区街づくり検討グループ」を特定しています。

 最終的には、「A区画、B-1街区、B-2街区、B-3街区、B-4街区、B-5街区、B-6街区、B-7街区」の8区画が開発され、約4,500戸の住宅機能を整備し、約1万人が暮らす街が整備される予定です。

 第一弾の「幕張ベイパーク クロスタワー&レジデンス」、第二弾の「幕張ベイパーク スカイグランドタワー」、第三弾の「幕張ベイパーク  ミッドスクエアタワー」、第四弾の超高層シニアレジデンス「パークウェルステイト幕張ベイパーク」は竣工済です。現在は、第五弾の超高層シニアレジデンス「幕張ベイパーク ライズゲートタワー」が建設中です。

● 幕張新都心若葉住宅地区計画(B-6街区)
 幕張ベイパークの第六弾として「幕張新都心若葉住宅地区計画(B-6街区)」が建設中です。地上42階、地下0階、高さ158.000m、延床面積72,473.79㎡、総戸数650戸の超高層タワーマンションになります。

 引用資料 千葉市・公式HP(令和6年9月20日開催)
 令和6年度第6回千葉市建築審査会 議案第5号 幕張新都心若葉住宅地区(B-6街区)計画

幕張新都心若葉住宅地区計画(B-6街区)の概要
◆ 所在地-千葉県千葉市美浜区若葉三丁目1番21(地番)
◆ 交通-JR京葉線「海浜幕張」駅
◆ 階数-地上42階、地下0階
◆ 高さ-最高部158.000m、建築物150.300m、軒高149.600m
◆ 敷地面積-17,409.40㎡
◆ 建築面積-6,983.95㎡
◆ 延床面積-72,473.79㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、鉄骨造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭、既製コンクリート杭
◆ 地震対策-中間免震構造(1階と2階の間に積層ゴム等を設置)
◆ 用途-共同住宅、駐車場、店舗
◆ 総戸数-650戸
◆ 建築主-三井不動産レジデンシャル、野村不動産、三菱地所レジデンス、伊藤忠都市開発、東方地所、富士見地所、袖ヶ浦興業
◆ 設計者・監理者-熊谷組
◆ 施工者-熊谷組
◆ 着工-2024年11月11日(労災保険関係成立票)
◆ 竣工-2028年03月31日予定


Chibamakuhari241172
「高層棟 立面図・断面図」です。


Chibamakuhari241173
「建築計画のお知らせ」では高さは159mとなっていますが、「立面図・断面図」では、最高部158.000m、建築物150.300m、軒高149.600mとなっています。


Chibamakuhari241174
「全体配置図」です。


Chibamakuhari241175
「街区図」です。これで超高層の「B-2街区、B-3街区、B-4街区、B-5街区、B-6街区、B-7街区」の6区画がすべて着工しました。計画が発表された時は規模が大きいので「本当に完成するのかな?」と思っていたので、ちょっと感動ですね!


Chibamakuhari250622
「幕張新都心若葉住宅地区計画(B-6街区)」の2025年6月上旬の建設状況です(写真提供読者さん)。


Chibamakuhari250623
作業工程は「土工事、杭頭処理」となっています。「杭頭処理」となっているので、「場所打ちコンクリート拡底杭」の構築が終わっています(写真提供読者さん)。


Chibamakuhari250624
「建設現場事務所」です(写真提供読者さん)。


Chibamakuhari241179
「幕張新都心若葉住宅地区計画(B-6街区)」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。



|

2025年6月10日 (火)

幕張ベイパークの第五弾 地上38階、高さ約142mの「幕張ベイパーク ライズゲートタワー」 2025年6月上旬の建設状況

Chibamakuhari231021
-幕張ベイパーク-
 「千葉県企業庁」は、千葉市美浜区若葉三丁目の「幕張新都心若葉住宅地区」の総面積17.5ha(正確には175,808.59㎡)に共同住宅などを建設する事業予定者を総合評価方式で選定した結果、「三井不動産レジデンシャル」を代表企業とする「(仮称)幕張新都心若葉住宅地区街づくり検討グループ」を特定しています。

 最終的には、「A区画、B-1街区、B-2街区、B-3街区、B-4街区、B-5街区、B-6街区、B-7街区」の8区画が開発され、約4,500戸の住宅機能を整備し、約1万人が暮らす街が整備される予定です。

 第一弾の「幕張ベイパーク クロスタワー&レジデンス」、第二弾の「幕張ベイパーク スカイグランドタワー」、第三弾の「幕張ベイパーク  ミッドスクエアタワー」、第四弾の超高層シニアレジデンス「パークウェルステイト幕張ベイパーク」が竣工済です。

● 幕張ベイパーク ライズゲートタワー
 幕張ベイパークの第五弾として「(仮称)幕張新都心若葉住宅地区計画(B-4街区)」が建設中です。地上38階、地下0階、高さ141.60m、延床面積85,023.00㎡、総戸数768戸の超高層タワーマンションになります。

 「(仮称)幕張新都心若葉住宅地区計画(B-4街区)」の正式名称が「幕張ベイパーク ライズゲートタワー」に決定し、公式ホームページがオープンしています。

 引用資料 公式ホームページ
 幕張ベイパーク ライズゲートタワー

幕張ベイパーク ライズゲートタワーの概要
◆ 所在地-(仮称)幕張新都心若葉住宅地区計画(B-4街区)
◆ 所在地-千葉県千葉市美浜区若葉三丁目1番13(地番)
◆ 交通-JR京葉線「海浜幕張」駅徒歩16分
◆ 階数-地上38階、地下0階
◆ 高さ-最高部141.60m、建築物132.90m
◆ 敷地面積-17,911.69㎡
◆ 建築面積-6,950.11㎡
◆ 延床面積-85,023.00㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造、木造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭、既製コンクリート杭
◆ 地震対策-中間免震構造(1階と2階の間に積層ゴム等を設置)
◆ 用途-共同住宅、駐車場、店舗
◆ 総戸数-768戸
◆ 建築主-三井不動産レジデンシャル、野村不動産、三菱地所レジデンス、伊藤忠都市開発、東方地所、富士見地所、袖ヶ浦興業
◆ 設計者・監理者-熊谷組
◆ 施工者-熊谷組
◆ 着工-2022年11月01日
◆ 竣工-2025年10月下旬予定
◆ 入居開始-2026年03月下旬予定


Chibamakuhari240111
「ランドスケープ完成予想CG」です。


Chibamakuhari240112
「ビオガーデン完成予想CG」です。


Chibamakuhari240113
「ブロッサムゲート完成予想CG」です。


Chibamakuhari231023
免震構造

 建物1階と2階の間に設置した積層ゴム等の免震層が揺れを吸収・分散し、地震エネルギーを建物に伝わりにくくする「中間免震構造」を採用しています。地震の激しい横揺れを低減し、建物の倒壊につながるゆがみや変形から守るとともに、家具の転倒などによる室内での二次災害防止にも効果的です。


Chibamakuhari230711
「街区完成予想CG」です。

 
Chibamakuhari230713
「敷地配置概念イラスト」です。


Chibamakuhari230714
「位置図」です。


Chibamakuhari250611
「幕張ベイパーク」にはすでに5棟の超高層タワーマンションが姿を現しています(写真提供読者さん)。


Chibamakuhari250612
「幕張ベイパーク ライズゲートタワー」の2025年6月上旬の建設状況です(写真提供読者さん)。


Chibamakuhari250613
タワークレーンが2基から1基に減っています(写真提供読者さん)。


Chibamakuhari250614
最高部に到達しているようです(写真提供読者さん)。


Chibamakuhari250615
角度を変えて見た様子です(写真提供読者さん)。


Chibamakuhari250616
敷地内部の様子です(写真提供読者さん)。


Chibamakuhari231029
  「(仮称)幕張新都心若葉住宅地区計画(B-4街区)」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。



|

2025年6月 9日 (月)

品川駅西口地区 高さ約140mの超高層ツインタワーと高さ約135mの超高層タワーマンション 合計3棟のイメージパースを公開!

Tokyoseibu250611
-品川駅西口地区-

 「品川駅」は、羽田空港の国際化やリニア中央新幹線の開業で「東京の玄関口」として期待が高まっています。今後の品川地区を大きく左右するのが、大家さんである「JR東日本、西武ホールディングス、京浜急行グループ」の3社です。

 鉄道・ホテル・不動産の事業を手掛ける「西武ホールディングス」は、品川・高輪エリアで創業以来最大規模となる再開発プロジェクトを検討しています。

 JR品川駅の西口には「プリンスホテル村」と言っていいくらいプリンスホテル系列のホテルがあります。北側のブロックには、最高級の「ザ・プリンス さくらタワー東京」、次のランクの「グランドプリンスホテル高輪」と「グランドプリンスホテル新高輪」があります。それらの敷地内には、「大宴会場 飛天」や「国際館パミール」などの巨大な宴会場や庭園を配置しています。

 「港区」は2025年3月21日から、”港区環境影響調査実施要綱に基づく環境影響調査計画書の縦覧【(仮称)品川駅西口地区B-1-2地区新築計画】" を行いました。

 「(仮称)品川駅西口地区B-1-2地区新築計画」の予定地には、「グランドプリンスホテル新高輪」や「大宴会場 飛天」などがあります。高さ約140m、延床面積約268,000㎡の超高層複合ビルを建設する予定です。

● 都市計画手続きが開始!
 「西武ホールディングス」の連結子会社である「西武不動産」が、「京浜急行電鉄、高輪三丁目品川駅前地区市街地再開発組合、独立行政法人都市再生機構、東急不動産」とともに事業主体となる「品川駅西口地区の再開発等促進区を定める地区計画」について、東京圏国家戦略特別区域会議のもとに設置された東京都都市再生分科会が開催され、今後、計画に関する都市計画手続きが開始されることとなりました。

 引用資料 西武ホールディングス(PDF:2025/06/06)
 品川駅西口地区(高輪三丁目)における都市計画について B-1 地区に関する都市計画手続きが開始されます 

(仮称)品川駅西口地区B-1-2地区新築計画の概要
◆ 所在地-東京都港区高輪三丁目の一部
◆ 交通-東海道新幹線「品川」駅、JR各線「品川」駅、京急本線「品川」駅、都営浅草線「高輪台」駅
◆ 階数-地上31階、地下4階
◆ 高さ-約140m
◆ 敷地面積-約27,500㎡
◆ 延床面積-約268,000㎡
◆ 容積対象床面積-約203,500㎡
◆ 用途-オフィス、商業、ホテル、共同住宅、MICE、駐車場等
◆ 事業者-京浜急行電鉄、西武不動産、高輪三丁目品川駅前地区市街地再開発組合、都市再生機構、東急不動産
◆ 着工-2028年度予定
◆ 竣工-2032年度予定

(仮称)品川駅西口地区D地区新築計画の概要
◆ 所在地-東京都港区高輪三丁目の一部
◆ 交通-東海道新幹線「品川」駅、JR各線「品川」駅、京急本線「品川」駅、都営浅草線「高輪台」駅
◆ 階数-地上34階、地下2階
◆ 高さ-約135m
◆ 敷地面積-約4,180㎡
◆ 延床面積-約46,100㎡
◆ 容積対象床面積-約33,400㎡
◆ 用途-共同住宅、商業
◆ 事業者-京浜急行電鉄、西武不動産、高輪三丁目品川駅前地区市街地再開発組合、都市再生機構、東急不動産
◆ 着工-2026年度予定
◆ 竣工-2030年度予定


Tokyoseibu250612
(仮称)品川駅西口地区D地区新築計画
 
「(仮称)品川駅西口地区D地区新築計画」のイメージパースです。地上34階、地下2階、高さ約135m、延床面積約46,100㎡です。高輪衆議院議員宿舎跡地の再開発です。「高輪衆議院議員宿舎」は解体されて更地になっているために、着工2026年度予定と早いです。


Tokyoseibu250613
「遠景」です。品川駅周辺には、現時点で判明しているだけで新たに7棟の超高層ビルが建設される予定です。


Tokyoseibu250614
「中景」です。


Tokyoseibu250615
「近景」です。


Tokyoseibu250616
「フロア構成」です。


Tokyoseibu250617
「配置イメージ」です。「グランドプリンスホテル新高輪」や「大宴会場 飛天」の跡地には超高層ツインタワーが建設されます。


Tokyoseibu250618
「位置図」です。


Tokyoseibu250314
「計画地位置図(広域)」です。


Tokyoseibu250311
「(仮称)品川駅西口地区B-1-2地区新築計画」と「(仮称)品川駅西口地区D地区新築計画」の予定地です。写真左下に解体前の「高輪衆議院議員宿舎」が見えます。



|

2025年6月 8日 (日)

ヨドバシホールディングス 地上33階、高さ約158mの「札幌駅南口北4西3地区第一種市街地再開発事業」 2025年6月3日の建設状況

Sapporoyodobashi240111
-札幌駅南口北4西3地区第一種市街地再開発事業-
 「札幌駅南口北4西3地区第一種市街地再開発事業」は、JR札幌駅南口、北5条・手稲通と札幌駅前通の交差部に位置し、延床面積約203,290㎡の第一種市街地再開発事業です。2024年1月26日には札幌市より組合設立の認可を受け、「札幌駅南口北4西3地区市街地再開発組合」を設立しました。

 「平和不動産」は、JR札幌駅前において、参加組合員として権利者とともに進めている「札幌駅南口北4西3地区第一種市街地再開発事業」について、2024年7⽉25⽇付で札幌市⻑より権利変換計画の認可を受けました。

 「建築工事期間(予定)」によると、工期は2024年8月~2028年7月となっています。2024年8月から既存建物の解体工事が始まり、2025年3月に本体工事に着工予定、2028年7月に竣工予定となっています。支出金166,691百万円(内工事費135,215百万円)となっています。総事業費は約1,667億円のようです。

 引用資料 札幌市・公式HP(2024/07/25)
 北4西3地区

 引用資料 平和不動産(2024/08/09)
 JR 札幌駅前に位置する「北 4 ⻄ 3 地区第⼀種市街地再開発事業」権利変換計画認可のお知らせ

● 2025年3月3日に起工式を挙行!
 札幌駅前の旧西武跡地に建設される再開発ビル「札幌駅南口北4西3地区第一種市街地再開発事業」の起工式が2025年3月3日に執り行われました。地上9階と地上33階の2棟で構成され、地下3階~地上8階は「ヨドバシホールディングス」が運営する商業施設となり、100店舗以上のテナントが入居する予定です。

札幌駅南口北4西3地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-北海道札幌市中央区北4条西3丁目
◆ 交通-JR「札幌」駅、札幌市営地下鉄南北線・東豊線「さっぽろ」駅
◆ 階数-(南棟)地上33階、地下5階、(北棟)地上9階、塔屋1階、地下7階
◆ 高さ-(南棟)最高部158.57m、(北棟)最高部56.97m
◆ 敷地面積-(南棟)5,328.28㎡、(北棟)5,328.28㎡
◆ 建築面積-(南棟)4,755.39㎡、(北棟)4,814.42㎡
◆ 延床面積-(南棟)128,270.28㎡、(北棟)74,507.83㎡
◆ 構造-(南棟)鉄骨造 一部鉄骨鉄筋コンクリート造、(北棟)鉄骨造 一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 用途-オフィス、商業、駐車場等
◆ 建築主-札幌駅南口北4西3地区市街地再開発組合(参加組合員 ヨドバシホールディングス<代表者>、平和不動産、中央日本土地建物、ダイビル)
◆ 設計者-鹿島建設
◆ 施工者-鹿島・五洋・東急・伊藤・岩田地崎・田中・中山特定業務代行共同企業体
◆ 解体工事-2024年08月
◆ 着工-2025年03月03日(起工式)
◆ 竣工-2028年07月31日予定
◆ 総事業費-166,691百万円(内工事費135,215百万円)


Sapporoyodobashi240112
「断面イメージ」です(引用:平和不動産)。


Sapporoyodobashi240811
「断面図」です(引用:札幌市)。


Sapporoyodobashi240814
「配置図」です(引用:札幌市)。


Sapporoyodobashi240117
「位置図」です(引用:平和不動産)。


Sapporoyodobashi250611
「JRタワー展望室 タワー・スリーエイト」から見た様子です。展望室の入場料金が大人740円とめちゃめちゃ良心的ですね。「エスコンフィールドHOKKAIDO」で行われた「日本生命セ・パ交流戦」の日本ハム×阪神に行った友人に撮影してもらいました。


Sapporoyodobashi250612
「札幌駅南口北4西3地区第一種市街地再開発事業」の2025年6月3日の建設状況です。


Sapporoyodobashi250613
少し角度を変えて見た様子です。


Sapporoyodobashi250614 
「バケット式掘削機」が2台稼働しています。

● MHL掘削機
 「バケット式掘削機」です。似たような形状に「MHL掘削機:Masago Hydraulic Long-bucket」と「MEH掘削機:Masago Electro-Hydraulic」がありますが、このタイプは「MHL掘削機」だと思います。


Sapporoyodobashi250615
CRM-W工法(掘削土再利用連続壁工法)

 「CRM工法」は掘削土砂を壁体材料として再利用する「掘削土再利用連続壁工法」です。「CRM工法」には「RC地中連続壁」と同様の手順で施工する「CRM-W(ウォール)」と「CRM-P(パイル)」の2種類の工法がありますが、この現場は「CRM-W工法」となります。山留め壁の芯材の「H形鋼」が見えます。


Sapporoyodobashi250616
2台目の「MHL掘削機」です。


Sapporoyodobashi250617
「安定液タンク」です。


Sapporoyodobashi250618
敷地の南西側です。掘削して「山留め壁」が見えるようになっています。


Sapporoyodobashi250619
3基の「オールケーシング掘削機」が稼働しています。「地中障害物」を撤去しています。


Sapporoyodobashi250620
北東側から見た様子です。


Sapporoyodobashi250621
北西側から見た様子です。


Sapporoyodobashi250623
JR線北側にある現在の「ヨドバシカメラマルチメディア札幌」です。「札幌駅南口北4西3地区第一種市街地再開発事業」が完成すると移転して、跡地は再開発されると思われます。


Sapporoyodobashi250622
おまけの癒しショットです(笑)。北海道ボールパークFビレッジの「ファイターズガール」です。



|

2025年6月 7日 (土)

JR中野駅の駅ビル 中野駅西側南北通路・橋上駅舎等事業「(仮称)中野駅西口開発」 工事が進んでクレーン類がすべて姿を消す!

Tokyonakano191031
中野駅西側南北通路・橋上駅舎等事業- 
 再開発が進む中野駅周辺では、JR中央線の南側と北側をつなぐ通路と新たな西口を整備する中野駅西側南北通路・橋上駅舎等事業を進めています。あわせて新北口駅前広場や西口広場は、新規整備、南口駅前広場は、拡張整備を進めていく予定です。

 街の核となるのが「JR中野駅」です。「JR中野駅」は、島式4面8線の大規模な駅ですが、駅ビルなどの駅の顔となる部分が存在ませんでした。そこで、「中野区」と「JR東日本」は、「中野駅西側南北通路・橋上駅舎等事業」を進めています。

 新駅ビルは「駅施設、店舗」で構成する建物のほか、ラチ内コンコース約1,100㎡、南北通路約1,400㎡を確保します。2026年12月頃の南北通路・橋上駅舎開業を目指します。

 引用資料 中野区・公式ホームページ
 中野駅西側南北通路・橋上駅舎等事業について

中野駅西側南北通路・橋上駅舎等事業の概要
◆ 計画名-(仮称)中野駅西口開発
◆ 所在地-東京都中野区中野五丁目241‐2、四丁目84‐1 他(地名地番)
◆ 交通-JR中央線・総武線・東京メトロ東西線「中野」駅直結
◆ 階数-地上5階、塔屋1階、地下0階
◆ 高さ-最高部31.824m、軒高28.269m
◆ 敷地面積-7,693.42㎡
◆ 建築面積-6,337.25㎡
◆ 延床面積-18,354.51㎡(別に、ラチ内コンコース約1,100㎡、南北通路約1,400㎡)
◆ 構造-鉄骨造、一部CFT造
◆ 基礎工法-杭基礎
◆ 用途-駅施設、物販店舗、飲食店舗
◆ 建築主-JR東日本
◆ 設計者-JR東日本
◆ 施工者-鹿島建設
◆ 着工-2020年03月01日
◆ 竣工-2028年03月31日予定
◆ 開業-2026年12月頃予定(南北通路・橋上駅舎開業)

駐車場棟の概要
◆ 計画名-(仮称)中野駅西口開発 駐車場棟
◆ 所在地-東京都中野区中野四丁目2番51の一部(地名地番)
◆ 交通-JR中央線・総武線・東京メトロ東西線「中野」駅
◆ 階数-地上3階、地下1階
◆ 高さ-最高部18.427m
◆ 敷地面積-0㎡(敷地面積は0㎡)
◆ 建築面積-169.45㎡
◆ 延床面積-1,457.48㎡
◆ 構造-鉄骨造
◆ 基礎工法-直接基礎(べた基礎)
◆ 用途-自動車駐車施設、EV昇降路
◆ 建築主-JR東日本
◆ 設計者-JR東日本
◆ 施工者-鹿島建設
◆ 着工-2023年10月01日予定
◆ 竣工-2028年03月31日予定


Tokyonakano191032
西口広場側の外観完成イメージです。新駅ビルは駅の西側のホーム上空に建設されます。


Tokyonakano191033
「西口広場」のイメージです。


Tokyonakano191034
「南北通路」のイメージです。


Tokyonakano250611
西側から見た中野駅西側南北通路・橋上駅舎等事業である「(仮称)中野駅西口開発」の建設状況です(写真提供読者さん)。


Tokyonakano250612
クレーン類がすべて姿を消しています(写真提供読者さん)。


Tokyonakano250613
JR線の線路上に建設しています(写真提供読者さん)。


Tokyonakano250614
「atre(アトレ)」のロゴが姿を現しています(写真提供読者さん)。


Tokyonakano250615
北側か見た様子です。クレーン類がすべて姿を消しています(写真提供読者さん)。。


Tokyonakano250616
JR線上に新駅ビルを建設しています(写真提供読者さん)。


Tokyonakano250617
この開口部は歩道でしょうか? 地下のように見えますが、1階床面の高さです(写真提供読者さん)。


Tokyonakano240258
「(仮称)中野駅西口開発」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。



|

2025年6月 6日 (金)

国の有形文化財「学士会館」の再開発 東側隣接地の「SC神田錦町三丁目ビル」と一体的に開発 「学士会館」の旧館は曳家(ひきや)で移設!

Tokyogakushikaikan250611
-学士会館-

 千代田区の国の有形文化財に登録されている「学士会館」は再開発のために2024年12月29日に閉館しました。今後、「新館」の解体工事、「旧館」の曳家(ひきや)保存工事、新規ビルの建設などを経て、2030年中の再開を予定しています。

 「学士会館」は1928年開業しました。関東大震災後に建てられた「震災復興建築」で、旧館は日本橋高島屋や帝国ホテル新本館を手がけた高橋貞太郎氏によって設計されました。旧七帝大の卒業生の交流の場としてつくられましたが、その後はレストラン、結婚式場などとして一般利用されていました。

 耐震性を含め老朽化が進んでいるため、全面改修することになりました。しかし、学士会単独での事業が難しいため、東側隣接地を所有する「住友商事」との共同で再開発することになりました。

 再開発に当たっては、事業協力者に「鹿島建設」、総合企画に「イム都市設計」が担当します。歴史的建造物である「学士会館」を保存するとともに、会館との親和性を図った地域の拠点施設を整備します。

● SC神田錦町三丁目ビルおよび学士会館・新館の解体工事
 「住友商事」は、「学士会館」の再開発計画に伴い、東側に隣接する「SC神田錦町三丁目ビル」の解体工事を行っています。解体工事の工事名は「(仮称)SC神田錦町三丁目ビル解体工事」で、解体工事の工期は、2024年6月7日~2025年12月27日の予定です。「SC神田錦町三丁目ビル」は、地上11階、地下3階、敷地面積3,124,58㎡、延床面積21,848,86㎡です。

 「学士会館」はすべてが保存される訳ではありません。「旧館」は曳家(ひきや)により保存されますが、「新館」は解体されます。「新館」の解体工事には、2025年7月初旬に着手する予定です。


Tokyogakushikaikan250612
「学士会館・旧館」です。「曳家(ひきや)」により移設・保存されます(写真提供読者さん)。


Tokyogakushikaikan250613
「学士会館・旧館」を南側から見た様子です(写真提供読者さん)。


Tokyogakushikaikan250614
(仮称)SC神田錦町三丁目ビル解体工事

 「SC神田錦町三丁目ビル」の解体工事の工期は、2024年6月7日~2025年12月27日の予定です。「SC神田錦町三丁目ビル」は、地上11階、地下3階、敷地面積3,124,58㎡、延床面積21,848,86㎡です(写真提供読者さん)。


Tokyogakushikaikan250615
「解体工事のお知らせ」です(写真提供読者さん)。



|

2025年6月 5日 (木)

富士通「川崎工場」の跡地 4つのまちをテーマにした敷地内の再開発 「Fujitsu Technology Parkの再開発プロジェクト」を開始! 

Kawasakifujitsu250611
-富士通・川崎工場-

 「富士通」は、創立当初からの主要拠点である「川崎工場(現:Fujitsu Technology Park)」について、富士通の研究開発の主要拠点に相応しい環境に整備していくため、2011年に再開発計画を開始しましたが、2015年に計画見直しのため一時中断し、現在は老朽化した建物の解体などを進めています。

 その間、「富士通」は、創業の地である川崎市の持続可能な未来都市実現に向けた取り組みなどを推進し、川崎市との連携を強化してきました。また、2024年度上期には、研究開発機能やコーポレート機能をFujitsu Technology Parkに集約し、本社機能を移転しました。

 2025年1月には、量子コンピューティングの研究開発戦略の一環として、世界最大規模の1000量子ビットの超伝導量子コンピュータ展示施設となる量子棟の建設を開始し、2026年度の完成を目指して推進しています。

● Fujitsu Technology Parkの再開発プロジェクト
 「富士通」は、このたび、2025年6月に創立90周年を迎えるにあたり、川崎市と連携し、「Fujitsu Technology Parkの再開発プロジェクト」を開始します。

 引用資料 富士通(2025/06/02)
 Fujitsu Technology Parkの再開発プロジェクトを開始

 「Fujitsu Technology Parkの再開発プロジェクト」は、「Open Innovation&Technology Park」をコンセプトに、自治体、地域社会、研究・教育機関をはじめとする様々なステークホルダーをつなぎ、4つのまちをテーマにした敷地内の再開発を通じて、マテリアリティへの取り組みやイノベーションが創発される地域に開かれたまちづくりを推進するものです。

 Fujitsu Technology Parkは富士通創業の精神を継承しつつ、最先端のテクノロジーの実証実験や、環境への取り組み、スポーツ・健康の体験価値の提供などのエリアを段階的に拡充していくことで、2035年の創立100周年に向けて再開発を進めていきます。


Kawasakifujitsu250612
「Fujitsu Arena(仮称)イメージ図」です。


Kawasakifujitsu250613
「Fujitsu Arena(仮称)イメージ図」です。


Kawasakifujitsu250614
「Fujitsu Museum/Open Innovation(仮称)イメージ図」です。


Kawasakifujitsu250615
「Fujitsu Museum/Open Innovation(仮称)イメージ図」です。



|

2025年6月 4日 (水)

築地市場跡地の再開発事業 「築地地区まちづくり事業」に係る環境影響評価調査計画書の縦覧 総延床面積約1,260,700㎡、最高高さ約210m!

Tokyotsukij240412
-築地市場跡地の再開発事業-
 
築地地区では、都心の大規模な土地、歴史・文化資源などのポテンシャルを生かしながら、民間の力を最大限に活用して、東京の持続的な成⾧につながるまちづくりを進めていくこととしています。

 2018年5月に外部の有識者から成る築地再開発検討会議により取りまとめられた「築地まちづくりの大きな視点」を踏まえ、2019年3月、東京都として築地のまちづくりの将来像や方向性、進め方を示した「築地まちづくり方針」を策定しました。

 また、築地地区まちづくり事業については、2022年3月事業実施方針を策定し、2022年11月には、2023年度内の事業予定者決定に向け事業者募集要項等を公表しました。

 2023年8月30日に「築地市場跡地の再開発事業」について、「三井不動産」を中心とする企業連合が提出した案の概要を日本経済新聞の電子版が報じました。再開発への参加意思が判明したのは三井不動産連合が初めてとなります。

● 三井不動産を中心としたグループに決定!
 
東京都は2024年4月19日に、事業社を「三井不動産」を中心とする「トヨタ不動産、読売新聞グループ本社、鹿島建設、清水建設、大成建設、竹中工務店、日建設計、パシフィックコンサルタンツ、朝日新聞社、トヨタ自動車」の計11社のグループに決定しました。企業体のグループ名は「ONE PARK×ONE TOWN」です。

 引用資料 東京都都市整備局(PDF:2024/04/19)
 ONE PARK×ONE TOWN

● 環境影響評価調査計画書の縦覧!
 東京都環境局から ”「築地地区まちづくり事業」に係る環境影響評価調査計画書の縦覧” が行われています。縦覧期間は、2025年6月2日(月)~6月11日(水)までです。

 引用資料 東京都環境局(2025/06/02)
 「築地地区まちづくり事業」環境影響評価調査計画書

 合計9棟の施設で構成されます。用途は「オフィス、店舗、共同住宅、ホテル、観覧場、ホール、舟運利便施設、その他(研究所)、エネルギーセンター、駐車場、ヘリポート、船着場」です。総延床面積は約1,260,700㎡(2024年4月19日時点の約1,170,000mから拡大)です。建物の最高高さは約210mです。

築地地区まちづくり事業の概要
◆ 所在地-東京都中央区築地五丁目及び築地六丁目各地内
◆ 活用都有地面積-194,679.11㎡
◆ 総延床面積-約1,260,700㎡(約1,170,000mから拡大)
◆ 高さ-最高部約210m
◆ 用途-オフィス、店舗、共同住宅、ホテル、観覧場、ホール、舟運利便施設、その他(研究所)、エネルギーセンター、駐車場、ヘリポート、船着場
◆ 事業者-築地まちづくり株式会社「三井不動産(代表企業)、トヨタ不動産、読売新聞グループ本社、鹿島建設、清水建設、竹中工務店、日建設計、パシフィックコンサルタンツ、朝日新聞社、トヨタ自動車」
◆ 協力者-朝日新聞社、トヨタ自動車
◆ 設計者-日建設計、パシフィックコンサルタンツ
◆ 施工者-鹿島建設、清水建設、大成建設、竹中工務店
◆ 着工-(1期工事)2026年度予定、(2期工事)2033年度予定
◆ 竣工-(1期工事)2032年度予定、(2期工事)2038年度予定
◆ 供用開始-(1期工事)2032年度予定、(2期工事)2038年度予定
◆ 総事業費-約9,000億円(2024年04月19日時点のため大幅な増加が予想されます)


Tokyotsukij240421
超可変性の全天候型スタジアム(2万席~5万7000席)!
 再開発の目玉となるのが「超可変性の全天候型スタジアム」です。約5万人収容を基本にしながら、可動席や仮設席を活用することで目的に応じてフィールドと客席を移動させることが可能です。

 可動席と仮設席を活用し、2万席~5万7000席の中で、用途に応じてフィールドと客席が形を変え、スタジアム、アリーナ、劇場、展示場へと専用化する超多機能施設となります。想定イベントは「ラグビー、野球、サッカー、バスケットボール、eスポーツ、MICE、音楽ライブ、コンサート、演劇等」です。

 場面転換によって最適な観戦・体験環境を整え、最先端のデジタル 技術と音響・演出装置によって、最高の臨場感、高揚感、没入感を提供します。


Tokyotsukij240415
「多彩なスポーツ・文化・芸術イベント、大規模展示を開催可能な収容人数約5万人の全天候・超多機能型施設」です。世界選手権をはじめとした各種スポーツ大会、コンサート、大規模展示会等の開催を想定しています。プロ野球「巨人」の新たな本拠地となる可能性が高いです。

● 目的に応じて2万席~5万7000席に変形!
 約5万人収容を基本にしながら、可動席や仮設席を活用することで目的に応じてフィールドと客席を移動させることが可能です。2万席~5万7000席の中で、観客にとってベストの観戦体験と環境を生み出すことを目指します。スポーツだけでなく、音楽ライブ、演劇、大規模な展示会での使用も視野に入れます。最先端のデジタル技術、音響・演出装置などの導入も予定しています。


Tokyotsukij250611
「建築計画の概要」です。総延床面積は約1,260,700㎡(2024年4月19日時点の約1,170,000mから拡大)です。建築物の最高高さは約210mです。高さ100m以上の棟が7棟、その中で高さ200m以上の棟が3棟となっています。

建築計画の概要(総延床面積約1,260,700㎡)
① ライフサイエンス・商業複合棟-地上33階、地下2階、高さ約190m、延床面積約385,100㎡
② オフィス・レジデンス棟-地上45階、地下1階、高さ約210m、延床面積約142,600㎡
③ レジデンス棟-地上38階、地下2階、高さ約180m、延床面積約89,800㎡
④・⑤ ホテル棟-地上28階、地下2階、高さ約150m、延床面積約56,400㎡
⑥ 大規模集客・交流施設-地上8階、地下1階、高さ約110m、延床面積約178,300㎡
⑦ MICE・ホテル・レジデンス棟-地上46階、地下2階、高さ約210m、延床面積約146,000㎡
⑧ 舟運・シアターホール複合棟-地上7階、地下1階、高さ約50m、延床面積約31,600㎡
⑨ オフィス棟-地上42階、地下1階、高さ約210m、延床面積約230,900㎡


Tokyotsukij250612
「施設配置計画図」です。


Tokyotsukij250613
「主な工事工程」です。ほとんどの施設が、「1期工事(2026年度予定~2032年度予定)」で完成します。


Tokyotsukiji231012
「築地市場跡地の再開発事業」の予定地です。活用都有地面積194,679.11㎡です。面積約19haと広大です。


Tokyotsukij250614
敷地北側の2025年4月末の状況です(写真提供読者さん)。


Tokyotsukij250615
敷地中央です(写真提供読者さん)。


Tokyotsukij250616
敷地南側です(写真提供読者さん)。


Tokyotsukij250617
敷地南端です(写真提供読者さん)。


Tokyotsukij250618
「ザ 豊海タワー マリン&スカイ」です。かなり高くなっています(写真提供読者さん)。



|

2025年6月 3日 (火)

国家戦略特区 八重洲地区で5棟目の高さ200m超の超高層ビル 地上39階、高さ約230mの「八重洲二丁目南特定街区」 2025年5月27日の状況

Tokyoyaesu230481
-八重洲二丁目南特定街区-

 八重洲二丁目地区では、一番北側の「北地区」で、地上45階、塔屋2階、地下4階、高さ約240m、延床面積283,896.06㎡の「東京ミッドタウン八重洲概要 八重洲セントラルタワー」が建設され、2022年9月17日に先行オープンしました。

 中央の「中地区」では、地上43階、塔屋1階、地下3階、高さ223.42m、延床面積388,561.85㎡の「八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業施設建築物」が建設中で、2029年1月31日に竣工予定です。

 一番南側の「南地区」では、住友不動産が「八重洲富士屋ホテル」跡地の街区を中心とした大規模開発プロジェクト「八重洲二丁目南地区」を計画しています。「八重洲二丁目南地区」は、国家戦略特区に指定されています。

 2023年4月14日に「東京圏国家戦略特別区域会議東京都都市再生分科会」で、「八重洲二丁目南特定街区」の詳細な資料が公開されました。延床面積約135,200㎡と小さい理由が判明しました。以前公開されていた資料と比べて街区の範囲が大幅に縮小していました。

 引用資料 内閣府(PDF:2023/04/14)
 八重洲二丁目南特定街区 都市計画(素案)の概要

 以前公開されていた資料と比べて、「商工組合中央金庫本店」を中心とする南側の区画が再開発に不参加、北側も東端のビル群が不参加となっています。

● 第42回東京圏国家戦略特別区域会議 
 2023年10月11日に「東京圏(第42回)・福岡市・北九州市(第35回)合同区域会議」が開催されました。「第42回東京圏国家戦略特別区域会議」が開かれ、「八重洲二丁目南特定街区」の資料が公開されました。

 引用資料 内閣府(2023/10/11)
 東京圏(第42回)・福岡市・北九州市(第35回)合同区域会議

 外堀通り沿いの東側に北側から、高さ約217mの「八重洲一丁目北地区」、高さ約250mの「TOFROM YAESU TOWER(トフロム ヤエス タワー)」、高さ約240mの「東京ミッドタウン八重洲概要 八重洲セントラルタワー」、高さ約223mの「八重洲二丁目中地区」、高さ約230mの「八重洲二丁目南地区」と高さ200㎡超の超高層ビルが5棟並び立つ壮観な眺めになります。

八重洲二丁目南特定街区の概要
◆ 所在地-東京都中央区八重洲二丁目8番の一部、9番
◆ 階数-地上39階、地下3階
◆ 高さ-最高部約230m
◆ 敷地面積-約8,830㎡
◆ 延床面積-約135,200㎡
◆ 容積対象面積-約114,800㎡(計画容積率1,300%)
◆ 用途-オフィス、店舗、多目的スペース、ホテル
◆ 建築主-住友不動産
◆ 着工-2024年度予定(当初計画)
◆ 開業-2028年度予定(当初計画)


Tokyoyaesu231061
「東西の断面図」です。


Tokyoyaesu231062
「南北の断面図」です。


Tokyoyaesu230483
「配置図」です。


Tokyoyaesu230484
街区の範囲が大幅に縮小

 以前公開されていた「位置図」と比べると街区の範囲が大幅に縮小されています。「商工組合中央金庫本店」を中心とする南側の区画が再開発に不参加、北側も東端のビル群が不参加となっています。


Tokyoyaesu230485
「位置図」です。



Tokyokyobashi220416
以前公開されていた「位置図」です。街区の範囲が3区画となっています。


Tokyoyaesu250651
北側から見た「八重洲二丁目南特定街区」の2025年5月27日の状況です。


Tokyoyaesu250652
現在は「福岡ビル」の解体工事が行われています。


Tokyoyaesu250653
北西側から見た様子です


Tokyoyaesu250654
西側から見た様子です。


Tokyoyaesu250335
当初は再開発区域に含まれていた「商工中金本店ビル」を中心とする南側の区画は再開発には参画しません。

● 商工中金の本部機能が一部移転!
 「商工中金」は、2025年春(2025年5月1日に稼働)に、「東京ミッドタウン八重洲 八重洲セントラルタワー」の26階へ本部機能の一部を移転しました。



|

2025年6月 2日 (月)

国家戦略特区 地上44階、高さ約218mの「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業」 2025年5月27日の建設状況

Tokyoyaesu241291
-八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業

 「国家戦略特区」の「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業」は、南北2街区に分けて開発します。「永代通り」沿いの「南街区」には、地上45階、地下5階、高さ約235m、延床面積約180,500㎡の超高層複合ビル、「日本橋川」沿いの「北街区」には、地上2階、地下1階、延床面積約1,000㎡の施設を計画していました。

 「東京都環境局」は、2020年4月20日に「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業」の環境影響評価書の閲覧を行いました。2019年4月23日に公開された「国家戦略特区」の資料からは、階数が地上45階、地下5階から地上46階、塔屋2階、地下4階、最高部の高さが約235mから約233mに変更になりました。

 更に、「北街区」の階数が、地上46階、塔屋2階、地下4階から地上44階、地下3階に変更、高さが約233mから約217mに変更されました。「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業に伴う躯体解体工事」が、「大成建設」の施工で行われました。

● 2024年12月10日に起工式を挙行!
 「東京建物」は、八重洲一丁目北地区市街地再開発組合の一員として、地権者と共に推進している「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業」について、2024年11月19日に着工し、12月10日に起工式が執り行われました。

 引用資料 東京建物(2024/12/10)
 「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業」新築着工 東京駅直結、首都高地下化により生まれ変わる日本橋川沿岸に水辺空間が誕生

八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 計画名-八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業に伴う施設建築物等新築工事(南街区)
◆ 所在地-東京都中央区八重洲一丁目1番他
◆ 交通-JR「東京」駅、東京メトロ東西線・銀座線、都営浅草線「日本橋」駅
◆ 階数-(南街区)地上44階、塔屋2階、地下3階、(北街区)地上2階、地下1階
◆ 高さ-(南街区)最高部218.00m、(北街区)約12m
◆ 敷地面積-(南街区)7,557.67㎡、(北街区)約1,702㎡
◆ 建築面積-(南街区)6,395.79㎡、 (北街区)約883㎡
◆ 延床面積-(南街区)186,294.81㎡、(北街区)約1,036㎡
◆ 構造-(南街区)鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造、(北街区)鉄骨造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭、直接基礎
◆ 用途-オフィス、店舗、宿泊施設、駐車場等
◆ 客室数-92室(TOKYO by The Crest Collection)
◆ 建築主-八重洲一丁目北地区市街地再開発組合
◆ 特定業務代行者-東京建物、東京ガス不動産、明治安田生命保険、大成建設
◆ 設計者-(基本設計者)日本設計、(実施設計者)大成建設
◆ 施工-大成建設
◆ 解体工事-2023年05月08日
◆ 着工-2024年11月19日(着工)、2024年12月10日(起工式)
◆ 竣工-(南街区)2029年07月31日予定、(北街区)2032年度予定


Tokyoyaesu241292
「日本橋川沿いの低層部イメージ(首都高地下化後)」です。


Tokyoyaesu241293
「日本橋川沿いの低層部イメージ(首都高地下化後)」です。


Tokyoyaesu241294
「区道272号線イメージ」です。


Tokyoyaesu241295
「西側広場イメージ」です。


Tokyoyaesu241296
センカ東京 by クレストコレクション

 シンガポールに拠点を置き、世界40ヵ国230都市以上で960以上のプロパティを展開するホスピタリティグループであるアスコットの最上位ラグジュアリーブランドである“The Crest Collection”を誘致、名称を「TOKYO by The Crest Collection(センカ東京 by クレストコレクション)」として2029年度下半期の開業を予定しています。


Tokyoyaesu241297
「断面図」です。


Tokyoyaesu241298
「敷地配置図」です。


Tokyoyaesu241299
「位置図」です。


Tokyoyaesu250631
「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業」の2025年5月27日の建設状況です。奥に見える地上52階、高さ約284mの「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 新築工事」ですが、最高部に到達しているように見えます。


Tokyoyaesu250632
南西側から見た様子です。


Tokyoyaesu250633
南東側から見た様子です。奥に見えるのが「北街区」の建設予定地です。


Tokyoyaesu250634
「三点式パイルドライバ」です。「三点式パイルドライバ」には、「三連型アースオーガ」が装着されています。三連型アースオーガで「山留め壁」の構築を行っています。


Tokyoyaesu250635
北東側から見た様子です。


Tokyoyaesu250636
北面です。


Tokyoyaesu250637
「三点式パイルドライバ」です。「ロックオーガ」で「地中障害物」を撤去しています。


Tokyoyaesu250638
北西側から見た様子です。


Tokyoyaesu250639
「三点式パイルドライバ」です。


Tokyoyaesu2412139
「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業に伴う施設建築物等新築工事(南街区)」の建築計画のお知らせです。



|

2025年6月 1日 (日)

東京メトロ日比谷線「築地」駅直結 地上21階、高さ約110mの「築地二丁目地区第一種市街地再開発事業」 既存建築物の解体工事が進む!

Tokyotsukiji240715
-築地二丁目地区第一種市街地再開発事業-

 2022年9月1日に東京都中央区は「築地地区まちづくり協議会」を開催しました。中央区は、 ”中央区まちづくり基本条例に基づく区と区民との協議 「築地二丁目地区」” の資料を公開しました。

 東京都中央区築地二丁目に新たな超高層ビルの建設計画が判明しました。概要は、地上20階、地下2階、高さ約110m、延床面積約57,000㎡です。用途は、オフィスと店舗となっています。

 再開発予定地は、東京メトロ日比谷線「築地」駅直結の好立地で、敷地内には「NTTデータ築地ビル、アーバンネット築地第2ビル」などのNTTグループのビルやその他のビルが建っています。

● 市街地再開発事業の施行を認可!
 東京都は、都市再開発法第7条の9第1項の規定に基づき、「築地二丁目地区第一種市街地再開発事業」の個人施行を2024年7月31日(水)に認可しました。土地の合理的かつ健全な土地利用と都市機能の更新を図り、まちの回遊性を高める地下鉄駅を中心とした歩行者ネットワークの形成と、駅前にふさわしいにぎわい、安全・安心で質の高い都市機能の整備を図ります。

 引用資料 東京都・報道発表資料(2024/07/30)
 築地二丁目地区第一種市街地再開発事業の施行を認可します

 引用資料 日鉄興和不動産(PDF:2024/07/31)
 築地二丁目地区第一種市街地再開発事業 施行認可のお知らせ

 地上20階、地下2階、高さ約110m、延床面積約57,000㎡で計画されていましたが、地上21階、地下2階、高さ約110m、延床面積約57,300㎡に変更されています。

築地二丁目地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-東京都中央区築地二丁目11番の一部
◆ 交通-東京メトロ日比谷線「築地」駅直結、東京メトロ有楽町線「新富町」駅、都営浅草線「東銀座」駅
◆ 階数-地上21階、地下2階
◆ 高さ-約110m
◆ 建築面積-約5,050㎡
◆ 延床面積-約57,300㎡
◆ 用途-オフィス、店舗、駐車場等
◆ 建築主-日鉄興和不動産、NTT都市開発
◆ 設計者-日本設計
◆ 解体工事-2025年度予定
◆ 着工-2026年予定
◆ 竣工-2029年予定
◆ 総事業費-約432億円


Tokyotsukiji240716
「新大橋通り沿い地下鉄出入口・駅前広場のイメージ」です(引用:日鉄興和不動産)。


Tokyotsukiji240717
「平成通り沿い広場空間のイメージ」です(引用:日鉄興和不動産)。


Tokyotsukiji240712
「断面イメージ」です(引用:東京都)。


Tokyotsukiji240713
「配置図」です(引用:東京都)。


Tokyotsukiji240714
「位置図」です(引用:東京都)。


Tokyotsukiji250611
西側の「平成通り」沿いの「第29興和ビル」の解体工事の様子です(写真提供読者さん)。


Tokyotsukiji250612
西側の「平成通り」沿いの「NTTデータ 築地ビル」の解体工事の様子です(写真提供読者さん)。


Tokyotsukiji250613
西側角です(写真提供読者さん)。


Tokyotsukiji250614
「NTTデータ 築地ビル」の南側部分です(写真提供読者さん)。


Tokyotsukiji250615
「アーバンネット築地第1ビル」の南側部分です(写真提供読者さん)。


Tokyotsukiji250616
「アーバンネット築地第1ビル」の解体工事の様子です(写真提供読者さん)。


Tokyotsukiji250617
東側の「新大橋通り」沿いです。写真中央の「アーバンネット築地第1ビル」のみ再開発に参画します(写真提供読者さん)。



|

« 2025年5月 | トップページ