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2025年6月 6日 (金)

国の有形文化財「学士会館」の再開発 東側隣接地の「SC神田錦町三丁目ビル」と一体的に開発 「学士会館」の旧館は曳家(ひきや)で移設!

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-学士会館-

 千代田区の国の有形文化財に登録されている「学士会館」は再開発のために2024年12月29日に閉館しました。今後、「新館」の解体工事、「旧館」の曳家(ひきや)保存工事、新規ビルの建設などを経て、2030年中の再開を予定しています。

 「学士会館」は1928年開業しました。関東大震災後に建てられた「震災復興建築」で、旧館は日本橋高島屋や帝国ホテル新本館を手がけた高橋貞太郎氏によって設計されました。旧七帝大の卒業生の交流の場としてつくられましたが、その後はレストラン、結婚式場などとして一般利用されていました。

 耐震性を含め老朽化が進んでいるため、全面改修することになりました。しかし、学士会単独での事業が難しいため、東側隣接地を所有する「住友商事」との共同で再開発することになりました。

 再開発に当たっては、事業協力者に「鹿島建設」、総合企画に「イム都市設計」が担当します。歴史的建造物である「学士会館」を保存するとともに、会館との親和性を図った地域の拠点施設を整備します。

● SC神田錦町三丁目ビルおよび学士会館・新館の解体工事
 「住友商事」は、「学士会館」の再開発計画に伴い、東側に隣接する「SC神田錦町三丁目ビル」の解体工事を行っています。解体工事の工事名は「(仮称)SC神田錦町三丁目ビル解体工事」で、解体工事の工期は、2024年6月7日~2025年12月27日の予定です。「SC神田錦町三丁目ビル」は、地上11階、地下3階、敷地面積3,124,58㎡、延床面積21,848,86㎡です。

 「学士会館」はすべてが保存される訳ではありません。「旧館」は曳家(ひきや)により保存されますが、「新館」は解体されます。「新館」の解体工事には、2025年7月初旬に着手する予定です。


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「学士会館・旧館」です。「曳家(ひきや)」により移設・保存されます(写真提供読者さん)。


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「学士会館・旧館」を南側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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(仮称)SC神田錦町三丁目ビル解体工事

 「SC神田錦町三丁目ビル」の解体工事の工期は、2024年6月7日~2025年12月27日の予定です。「SC神田錦町三丁目ビル」は、地上11階、地下3階、敷地面積3,124,58㎡、延床面積21,848,86㎡です(写真提供読者さん)。


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「解体工事のお知らせ」です(写真提供読者さん)。



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