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2025年7月15日 (火)

TOKYO TORCH(トウキョウトーチ) 地上62階、 高さ約385mの「Torch Tower(トーチタワー)」 1本当たり約1万トンの支持を可能にする基礎杭「花びら拡底杭」を導入!

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-TOKYO TORCH(トウキョウ トーチ)-
 「三菱地所」は、東京駅日本橋口前で関係権利者と共に開発を進めている「TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)」街区において、「日本を明るく、元気にする」をプロジェクトビジョンに掲げ、まちづくりを進めていますが、2021年6月末に竣工した「常盤橋タワー(A棟)」に続き、2022年3月末に「下水道局棟(D棟)」が竣工し、東京都下水道局への引渡しを完了しました。

 「下水道局棟(D棟)」の正式名称は「銭瓶町ビルディング」です。ちなみに「銭瓶町」は「ぜにがめちょう」と読みます。なお、建物は東京都下水道局の所有となり、地上階は主に下水道局の事務所となります。

 「三菱地所」は東京駅前で進める複合開発「TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)」で、国内最高となる地上62階、高さ約390mの超高層ビル「Torch Tower(トーチタワー)」の新築工事の優先交渉権者を「清水建設」に決定しました。

 「三菱地所」と「東京センチュリー」は、関係権利者と共に開発を進めている東京駅日本橋口前「TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)」街区において、日本一の高さとなる「Torch Tower」高層部のホテルにウルトララグジュアリーホテル「Dorchester Collection(ドーチェスター・コレクション)」を誘致することを決定しました。ホテルの開業は2028年度を予定しています。

● Torch Tower 2023年9月27日に起工式を挙行!
 「三菱地所」は、関係権利者と共に開発を進めている東京駅日本橋口前「TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)」街区において、日本一の高さとなる「Torch Tower(トーチタワー)」の新築工事に関し、2023年9月27日に起工式を執り行い、着工しました。高さが約390mから約385mと5m低くなりました。

 引用資料 三菱地所(2023/09/27)
 世界に誇る日本の新たなランドマーク「TOKYO TORCH」「Torch Tower」 新築工事着工 ~想いを繋ぎ、未来を灯すまち~ Weaving dreams, Illuminating the future

TOKYO TORCH(トウキョウトーチ)の概要
◆ 計画名-大手町二丁目常盤橋地区第一種市街地再開発事業 新築工事(A棟・B棟・C棟・D棟)
◆ 所在地-東京都千代田区大手町二丁目8番1他、中央区八重洲一丁目2番1他
◆ 階数-地上62階、地下4階(B棟)
◆ 高さ-最高部約385m(B棟) *最高部約390mから変更
◆ 敷地面積-約31,400㎡(施設全体)
◆ 建築面積-約20,400㎡(施設全体)
◆ 延床面積-約740,000㎡(施設全体)、約553,000㎡(B棟)
◆ 容積対象面積-約584,000㎡(施設全体)
◆ 地震対策-外殻ブレース制振構造(地上1階~8階はダイヤグリッド架構)
◆ 用途-オフィス、ホテル、 ホール、店舗、変電所、下水ポンプ場、駐車場等
◆ 客室数-110室(Dorchester Collection)
◆ 総戸数-約50戸(70㎡~400㎡)
◆ 建築主-事業権利者(三菱地所、東京都下水道局、大和証券グループ本社、三越伊勢丹、東京電力パワーグリッド、有限会社大手町開発、独立行政法人都市再生機構、他)
◆ 着工-2017年04月末(施設全体)、2023年09月27日(B棟の起工式)
◆ 竣工-2028年05月末予定 *2028年03月末予定(施設全体)から変更

(備考)B棟「Torch Tower(トーチタワー)」の設計者・監理者は「三菱地所設計」、施工者は「清水建設」となっています。


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「外殻ブレース制振構造」を採用!

 日本一の高さとなるため地震対策が最大の課題です。長周期地震動(南海トラフや相模トラフ)、首都直下地震など、多くの揺れの異なる地震に対応する必要があります。従来のように建物の中心に制振装置を集める手法では限界があります。そのため「外殻ブレース制振構造」を採用します。 

● 低層ダイヤグリッド(DG)構造
 特に、地上1階~9階の外殻では柱を斜めのブレースだけで構成する「ダイヤグリッド架構」とする計画です。完成イメージを見ると「外殻(ビルの外側を包んでいる部分)」にたくさんの「ブレース」が確認できます。地上1階~9階の「ダイヤグリッド架構」の部分は特に密度が高いです。


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「花びら拡底杭」を採用!
 「清水建設」は、400mクラスの超高層ビルを杭基礎で経済的に建設することを目的に、非常に高い支持力を備えた場所打ちコンクリート拡底杭「花びら拡底杭」を「丸五基礎工業」の協力を得て開発しました。

 この杭の特徴は、従来の拡底杭の2倍近い底面積を確保することで、1本あたり100MN(約10,000トン)という非常に高い支持力を発揮することです。すでに、日本建築センターより、「花びら杭底杭」の施工法の有効性を証する評定を取得しています。

 引用資料 清水建設(2020/06/08)
 杭基礎で400mクラスの超高層ビルに対応

 「花びら杭底杭」の(設計有効)底面積は1本あたり最大33.5㎡(直径≒6.7m)となり、高強度コンクリートを使用することで最大100MNもの支持力を得ることができます。

 極大化を可能にしたのが、杭下端部の新たな拡底掘削方法です。従来通り拡底掘削機を用いて杭底部中心で1回拡底掘削した後、拡底掘削機を杭底部中心から水平方向かつ同心円上に移動させては拡底掘削を2~8回繰り返し、花びらのような底面形状を有する拡底杭を構築します。一連の杭底掘削作業には、従来の拡底掘削機の先端に突起(スタビライザー)を装備するだけで対応できます。

● Torch Tower(トーチタワー)の基礎杭に導入!
 断面が円形の一般的な「場所打ちコンクリート拡底杭」では、「Torch Tower(トーチタワー)」の荷重を支えるのが困難です。そこで「清水建設」と「丸五基礎工業」が共同開発した「花びら拡底杭」を導入します。円の中心を4方向にずらし、断面が花びら形になった杭を打設して断面積を広げ、1本当たり約1万トンの支持を可能にします。


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「花びら拡底杭の底部形状例」です。「拡底2方向、拡底4方向、拡底8方向」が選択できます。


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「花びら拡底杭の規模(左)と試験施工杭の検証状況」です。花びら杭底杭の施工法の有効性、杭体コンクリートの品質については、実物大の花びら拡底杭3体を試験施工し、うち最大拡底幅6.7mの杭1本を築造後に掘り出して調査し、検証済みです。


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南側から「Torch Tower(トーチタワー)」の2025年7月9日の建設状況です。


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東側から「Torch Tower(トーチタワー)」の2025年7月9日の建設状況です。



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