三菱重工業 ガスタービンの世界市場でトップシェア 株価がこの2年(2023年8月~2025年8月)で約5倍 時価総額は13兆円超!
-三菱重工業-
「三菱重工業」の本社は、東京都千代田区丸の内三丁目2番3号の「丸の内二重橋ビル」にあります。東京都港区芝五丁目33番11号の「田町タワー」も本社です。
「三菱重工業」の創立は1884年です。創業から140年以上経過しました。ものづくりとエンジニアリングのグローバルリーダーとして、民間航空、輸送、発電所、ガスタービン、機械、インフラから、防衛・宇宙システムにいたるまで、陸・海・空、そして宇宙という幅広いフィールドをステージに活躍する企業です。
重工業大手3社(三菱重工業、IHI、川崎重工)の業績が急回復しています。業績拡大をけん引しているのは「防衛産業」です。2022年末に日本政府がGDP(国内総生産)比2%の防衛費を打ち出し、防衛力整備事業費が急増しているためです。少し前まで「重工業」はオワコンと言われていたのがウソのようです。
「三菱重工業」の時価総額はこの2年(2023年8月中旬~2025年8月中旬)で約5倍となっています。2025年8月15日終値時点の時価総額は13,076,259百万円となっています。「三菱重工業」の時価総額が13兆円を超える時代がやってくるなんて私は想像もしていませんでした。
● 三菱重工業はガスタービン世界市場でトップシェア!
二酸化炭素(CO2)排出量が比較的少ない天然ガスの需要が高まり、世界でガスタービンが奪い合いになっています。世界的なインフレに加え、ウクライナ危機以降、現実的な脱炭素戦略に転換した欧州各国がガス火力発電所を大量導入し、タービンの価格が上昇しています。各国のデータセンター増設による電力需要の増大も拍車をかけています。
「三菱重工業」は、2023年におけるガスタービン世界市場(出力ベース)で、トップシェアとなる36%を獲得しました。最新モデルであるJAC(J-Series Air-Cooled)形ガスタービンを含む大型のハイエンド機種(G形・H形・J形)ガスタービン市場では56%のシェアを獲得するに至っています。
2012年11月に「三菱重工業」と「日立製作所」が火力発電システム分野での事業統合に基本合意しました。「三菱日立パワーシステムズ(出資比率は三菱重工業65%、日立製作所35%)」として2014年2月に設立しました。2020年9月には「三菱重工業」の完全子会社となり、社名を「三菱パワー」に変更しました。
ガスタービンの世界シェアは、「三菱日立パワーシステムズ」が設立された頃は、1位がアメリカの「ゼネラル・エレクトリック(現:GEベルノバ)」、2位がドイツの「シーメンス(現:シーメンス・エナジー)」でしたが、「三菱重工業」が猛追して遂にガスタービン世界市場でシェア1位となりました。
三菱重工業の連結決算
「三菱重工業」の2026年3月期第1四半期(2025年4月1日~2025年6月30日)の連結業績は、売上収益1,193,652百万円(前年比+7.4%)、事業利益104,162百万円(前年比+24.7%)です。
三菱重工業(PDF:2025/08/05)
2026年3月期 第1四半期決算短信〔IFRS〕(連結)
● 2026年3月期の連結業績予想
2026年3月期(2025年4月1日~2026年3月31日)の連結業績予想は、売上収益5,400,000百万円(前年比+7.4%)、事業利益420,000百万円(前年比+9.6%)となっています。
三菱重工業の連結決算(売上高/営業利益)
-----------------------------------------
2001年3月 3,045,023百万円 74,889百万円
2002年3月 2,863,984百万円 78,655百万円
2003年3月 2,593,894百万円 115,308百万円
2004年3月 2,373,440百万円 66,630百万円
2005年3月 2,590,733百万円 14,772百万円
2006年3月 2,792,108百万円 70,912百万円
2007年3月 3,068,504百万円 108,912百万円
2008年3月 3,203,085百万円 136,030百万円
2009年3月 3,375,674百万円 105,859百万円
2010年3月 2,940,887百万円 65,660百万円
-----------------------------------------
2011年3月 2,903,770百万円 101,219百万円
2012年3月 2,820,932百万円 111,961百万円
2013年3月 2,817,893百万円 163,520百万円
2014年3月 3,349,598百万円 206,118百万円
2015年3月 3,992,110百万円 296,140百万円
2016年3月 4,046,810百万円 309,506百万円
2017年3月 3,914,018百万円 150,543百万円
2018年3月 4,110,816百万円 126,530百万円
三菱重工業の連結決算(売上収益/事業利益)
2019年3月 4,078,344百万円 186,724百万円
2020年3月 4,041,376百万円 △29,538百万円
-----------------------------------------
2021年3月 3,699,946百万円 54,081百万円
2022年3月 3,860,283百万円 160,240百万円
2023年3月 4,202,797百万円 193,324百万円
2024年3月 4,657,147百万円 282,541百万円
2025年3月 5,027,176百万円 383,198百万円
2026年3月予想
2026年3月 5,400,000百万円 420,000百万円(会)
2026年3月 5,482,097百万円 ------(コ)
(備考) (会)は会社予想、(コ)はアナリスト予想(コンセンサス)です。コンセンサスは頻繁に変更されます。上記のコンセンサスは2025年8月15日時点の数値です。
| 固定リンク
« 三菱地所 有楽町エリア再構築 「有楽町ビル」と「新有楽町ビル」の2区画を一体的に再開発 暫定利用施設「YURAKUCHO PARK」を2026年度後半に開設! | トップページ | 南池袋二丁目C地区第一種市街地再開発事業 地上52階、 高さ約190mの「グランドシティタワー池袋」 2025年8月中旬の建設状況 »
「121 東京都・千代田区②」カテゴリの記事
- 総延床約110万㎡ 地上45階、高さ約232mの(仮称)サウスタワー「内幸町一丁目街区南地区第一種市街地再開発事業 A棟」 2025年12月上旬の建設状況(2025.12.17)
- 地上29階、 高さ約155mの「(仮称)丸の内3-1プロジェクト(国際ビル・帝劇ビル建替計画)」 解体工事が本格化、2025年4月末の解体状況(2025.12.14)
- 「東京海上ホールディングス」などの新本店ビル 地上20階、高さ約110mの世界最大規模となる「(仮称)東京海上ビルディング計画」 2025年12月上旬の建設状況(2025.12.11)
- 都心最大級総延床約110万㎡ 地上48階、高さ約233mの内幸町一丁目街区中地区「NTT日比谷タワー」 2025年12月1日に新築工事着工!(2025.12.10)
- 「三菱UFJ銀行本店ビル」の建て替え 地上28階、高さ約160m、延床面積約169,000㎡の「(仮称)M計画」 2025年12月上旬の状況(2025.12.08)

