スーパーゼネコン5社(鹿島建設、大林組、大成建設、清水建設、竹中工務店) 2026年3月期第1四半期の決算が出揃う 「大成建設」が「東洋建設」を買収!
-ゼネコンの大型再編-
日本の少子高齢化による業界全体が市場縮小と資材・人件費高騰による収益圧迫に直面するなか、ゼネコンの再編機運が一段と高まっています。再編が遂にスーパーゼネコンにも飛び火しました。
◆ 大成建設+東洋建設
2025年8月8日にスーパーゼネコンの「大成建設」が、海洋土木分野に強みを持つ中堅ゼネコン(マリコン)の「東洋建設」を株式公開買い付け(TOB)などを通じて買収すると発表しました。「東洋建設」のすべての株式を取得し、年内に完全子会社化を目指すとしていて、買収総額は1,600億円規模になる見込みです。
「大成建設」の2025年3月期の売上高は2,154,223百万円です。「東洋建設」の2025年3月期の売上高は172,605百万円です。2,154,223百万円+172,605百万円=2,326,823百万円となります。売上高で業界2位の「大林組」に迫ることになります。
◆ インフロニア・ホールディングス+三井住友建設
準大手ゼネコンで「前田建設工業」を傘下に持つ「インフロニア・ホールディングス」は、2025年8月5日に、「三井住友建設」に対し、株式公開買い付け(TOB)を8月6日から開始すると発表しました。取得額は約940億円を見込みます。三井住友建設は「麻布台ヒルズレジデンスB」の建設で750億円損失を負って財務体質が悪化しています。
株式公開買い付け(TOB)が成功すると「インフロニア・ホールディングス」の2025年3月期の売上高847,548百万円+三井住友建設の2025年3月期の売上高462,982百万円=1,310,530百万円となり、売上高1兆3000億円を超えるゼネコンが誕生します。
● スーパーゼネコン5社
スーパーゼネコンは、「鹿島建設、大林組、大成建設、清水建設、竹中工務店(売上高順)」の5社を指します。「鹿島建設、大林組、大成建設、清水建設」は上場企業ですが、「竹中工務店」は非上場企業です。
非上場企業の「竹中工務店」を除く、スーパーゼネコン4社の2026年3月期第1四半期決算短信が出揃いました。2025年7月29日に「清水建設」」、8月6日に「鹿島建設」、8月8日に「大林組、大成建設」の決算発表がありました。
5社の2026年3月期連結決算予想(売上高/営業利益)
1位 鹿島建設-2,950,000百万円(159,000百万円)
2位 大林組-2,560,000百万円(122,000百万円)
3位 大成建設-1,960,000百万円(101,000百万円)
4位 清水建設-1,910,000百万円(78,000百万円)
5位 竹中工務店-1,522,000百万円(3,700百万円)
6位 長谷工コーポレーション-1,230,000百万円(92,000百万円)
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参考 大和ハウス工業-5,600,000百万円(470,000百万円)
参考 積水ハウス-4,500,000百万円(362,000百万円)
5社の2025年3月期連結決算(売上高/営業利益)
1位 鹿島建設-2,911,816百万円(151,882百万円)
2位 大林組-2,620,101百万円(143,442百万円)
3位 大成建設-2,154,223百万円(120,160百万円)
4位 清水建設-1,944,360百万円(71,030百万円)
5位 竹中工務店-1,600,100百万円(53,100百万円)
6位 長谷工コーポレーション-1,177,353百万円(84,701百万円)
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参考 大和ハウス工業-5,434,819百万円(546,279百万円)
参考 積水ハウス-4,058,583百万円(331,366百万円)
(備考)「鹿島建設、大林組、大成建設、清水建設、長谷工コーポレーション」は3月決算です。「竹中工務店」は12月決算です。「積水ハウス」は1月決算です。「竹中工務店」は非上場企業ですが、上場企業の「決算短信」に相当する「決算概要」を発表しています。
売上高1位 鹿島建設
「鹿島建設」の2026年3月期第1四半期(2025年4月1日~2025年6月30日)の連結業績は、売上高649,617百万円(前年比+5.9%)、営業利益37,574百万円(前年比+48.7%)です。
鹿島建設(PDF:2025/08/06)
2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
● 2026年3月期の連結業績予想
2026年3月期(2025年4月1日~2026年3月31日)の連結業績予想は、売上高2,950,000百万円(前年比+1.3%)、営業利益159,000百万円(前年比+4.7%)となっています。
売上高2位 大林組
「大林組」の2026年3月期第1四半期(2025年4月1日~2025年6月30日)の連結業績は、売上高523,763百万円(前年比△8.4%)、営業利益15,798百万円(前年比+3.1%)です。
大林組(PDF:2025/08/08)
2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
● 2026年3月期の連結業績予想
2026年3月期(2025年4月1日~2026年3月31日)の連結業績予想は、売上高2,560,000百万円(前年比△1.2%)、営業利益122,000百万円(前年比△14.4%)となっています。
売上高3位 大成建設
「大成建設」の2026年3月期第1四半期(2025年4月1日~2025年6月30日)の連結業績は、売上高440,339百万円(前年比△3.7%)、営業利益39,287百万円(前年比109.1%)です。
大成建設(PDF:2025/08/08)
2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
● 2026年3月期の連結業績予想
2026年3月期(2025年4月1日~2026年3月31日)の連結業績予想は、売上高1,960,000百万円(前年比△9.0%)、営業利益101,000百万円(前年比△15.9%)となっています。
売上高4位 清水建設
「清水建設」の2026年3月期第1四半期(2025年4月1日~2025年6月30日)の連結業績は、売上高441,799百万円(前年比+10.2%)、営業利益17,250百万円(前年比+874.7%)です。
清水建設(PDF:2025/07/29)
2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
● 2026年3月期の連結業績予想
2026年3月期(2025年4月1日~2026年3月31日)の連結業績予想は、売上高1,910,000百万円(前年比△1.8%)、営業利益78,000百万円(前年比+9.8%)となっています。
売上高5位 竹中工務店
「竹中工務店」は、非上場企業のため四半期ごとの決算は発表していません。
竹中工務店(2025/02/28)
2024年度(第87期)決算概要 及び 次期業績見通し
● 2025年12月期の連結業績予想
2025年12月期(2025年1月1日~2025年12月31日)の連結業績予想は、売上高1,522,000百万円(前年比△4.9%)、営業利益3,700百万円(前年比△93.0%)となっています。
売上高6位 長谷工コーポレーション
「長谷工コーポレーション」の2026年3月期第1四半期(2025年4月1日~2025年6月30日)の連結業績は、売上高285,906百万円(前年比+0.4%)、営業利益20,453百万円(前年比+54.2%)です。
長谷工コーポレーション(PDF:2025/08/07)
2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
● 2026年3月期の連結業績予想
2024年6月期(2025年4月1日~2026年3月31日)の連結業績予想は、売上高1,230,000百万円(前年比+4.5%)、営業利益92,000百万円(前年比+8.6%)となっています。
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