「日経平均株価」が急騰 2025年10月27日に日経平均株価が 史上初めて5万円を突破 「キオクシアホールディングス」の時価総額が5兆円突破!

―日経平均株価が急騰―
2025年10月27日に東京株式市場で日経平均株価が史上初めて5万円を突破しました。終値は前週末比1212円67銭高(+2.46%)の5万512円32銭と最高値を更新しました。前週末のアメリカ市場でダウ平均株価などが最高値を更新したことや、就任から1週間経つ高市総理の政策への期待が追い風となりました。
日本株の上昇により時価総額が厚みを増しています。2025年10月27日終値時点の時価総額はプライム市場の時価総額の合計は普通株式ベースで11,362,324億円と1,100兆円を突破しています。2025年10月27日終値時点の時価総額は、10兆円超が23社、5兆円超が48社、3兆円超が84社、1兆円超が195社となっています。
● キオクシアの時価総額が5兆円突破!
各企業の時価総額が増加した事により見える景色もかなり変わってきました。目立つのが「イオン」が「セブン&アイ・ホールディングス」の時価総額が逆転、急騰が目立つのが電線御三家の一角である「フジクラ」、半導体メモリー事業の 「キオクシアホールディングス」、電子部品大手の「TDK」です。各社共に時価総額が5兆円を突破しています。
「キオクシア」の持ち株会社である「キオクシアホールディングス」は2024年12月18日に、東京証券取引所プライム市場に株式を上場しました。取引開始後の初値は1株1440円で、時価総額は7,762億円でした。2025年10月27日終値時点の時価総額は5,294,913百万円です。約10カ月で7倍近く上昇した事になります。
「キオクシア」は2018年6月に「東芝」から独立し、2019年10月に現在の社名となりました。何度も何度もアメリカの「ウエスタンデジタル」との経営統合の話が出ていました。経営統合合意のニュースまで出て、「遂にアメリカの会社になってしまうんだ・・・」と私はガッカリしていました。
ハードディスクドライブ大手の「ウエスタンデジタル」は、2025年2月24日に、半導体メモリー事業の「サンディスク」をナスダック市場にスピンオフ(分離・独立)上場させました。この事により「ウエスタンデジタル」との経営統合はほぼ無くなりました。先の事は分かりませんが、日本企業として存続して本当に良かったと思っています。
日本株の時価総額上位50社(2025年10月27日終値時点)
(01) トヨタ自動車-50,828,270百万円
(02) ソフトバンクグループ-37,440,779百万円
(03) 三菱UFJフィナンシャル・グループ-27,429,907百万円
(04) ソニーグループ-27,071,466百万円
(05) 日立製作所-21,707,436百万円
(06) ファーストリテイリング-18,017,671百万円
(07) 任天堂-16,947,905百万円
(08) 三井住友フィナンシャルグループ-15,811,514百万円
(09) 三菱商事-15,197,110百万円
(10) 三菱重工業-15,110,569百万円
-------------------------
(11) キーエンス-15,066,716百万円
(12) NTT-14,714,426百万円
(13) 東京エレクトロン-14,441,394百万円
(14) 伊藤忠商事-14,225,968百万円
(15) アドバンテスト-13,939,940百万円
(16) リクルートホールディングス-12,362,726百万円
(17) みずほフィナンシャルグループ-12,354,629百万円
(18) 東京海上ホールディングス-11,638,812百万円
(19) 中外製薬-11,395,764百万円
(20) 三井物産-11,207,445百万円
-------------------------
(21) ソフトバンク-10,549,400百万円
(22) KDDI-10,333,514百万円
(23) JT-10,020,000百万円
(24) 信越化学工業-9,379,105百万円
(25) 三菱電機-8,642,994百万円
(26) ホンダ-8,548,320百万円
(27) HOYA-8,353,320百万円
(28) 富士通-8,120,816百万円
(29) 第一三共-7,575,508百万円
(30) NEC-7,040,891百万円
-------------------------
(31) 武田薬品工業-6,951,017百万円
(32) デンソー-6,738,918百万円
(33) イオン-6,552,427百万円
(34) 丸紅-6,390,598百万円
(35) オリエンタルランド-6,287,174百万円
(36) キヤノン-6,204,668百万円
(37) ゆうちょ銀行-6,179,118百万円
(38) 村田製作所-5,969,489百万円
(39) ディスコ-5,883,224百万円
(40) 住友商事-5,740,951百万円
-------------------------
(41) フジクラ-5,726,437百万円
(42) コマツ-5,576,389百万円
(43) ダイキン工業-5,478,300百万円
(44) 豊田自動織機-5,472,494百万円
(45) MS&ADインシュアランスグループホールディングス-5,296,457百万円
(46) キオクシアホールディングス-5,294,913百万円
(47) セブン&アイ・ホールディングス-5,253,389百万円
(48) TDK-5,032,653百万円
(49) ファナック-4,885,393百万円
(50) ブリヂストン-4,885,264百万円
-------------------------
セブン VS イオン
ここ数年の「セブン&アイ・ホールディングス」は災難続きでした。海外の「アクティビスト(物言う株主)」にはずっと粘着され、更に2024年8月には、カナダのコンビニ大手の「アリマンタシォン・クシュタール」から買収提案を受けた事が判明しました。買収提案は2025年7月16日に撤回されましたが、ここ数年は防戦一方という感じでした。
買収提案の撤回を受けて「セブン&アイ・ホールディングス」の株価は急落しました。「セブン&アイ・ホールディングス」が迷走している間に「イオン」は株価を着実に上げていきました。2兆円台~3兆円台を行ったり来たりしていた時価総額が、2025年4月以降に上昇が始まりました。時価総額は4兆円台、5兆円台、そして遂に6兆円台になりました。
2025年10月27日終値時点の時価総額は、「イオン」が6,552,427百万円、 「セブン&アイ・ホールディングス」が5,253,389百万円です。「イオン」が「セブン&アイ・ホールディングス」の時価総額を追い抜きました。
| 固定リンク

