半導体検査装置 半導体テスタでは世界第1位の「アドバンテスト」 2026年3月期決算を発表 売上高1兆円突破! 時価総額が一時23兆円超え!
-アドバンテスト-
「アドバンテスト」は、1954年に東京都板橋区に「タケダ理研工業」として創業しました。1985年に社名を「アドバンテスト」に変更、半導体試験装置市場におけるトップ・シェアを獲得、世界のトップメーカーになりました。
「アドバンテスト(Advantest Corporation)」 は、半導体テスタ(半導体を自動で電気試験し、品質や性能、信頼性を評価する装置)では、現在世界第1位で、アメリカの「テラダイン(Teradyne Inc)」と世界シェアを二分しています。東証プライムに上場、本社は東京都千代田区丸の内一丁目6番2号の「新丸の内センタービルディング」にあります。
世界では爆発的に「AI半導体」の需要が増えています。「AI半導体」のテストには、万全を期すために高性能の「SoCテスタ」が使用されますが、その多くが「アドバンテスト」製だと言われています。「AI半導体」の生産が増えると必然的に「アドバンテスト」の売上高が増えるという好循環にあります。
● 売上高1兆円突破!
2026年4月27日に東京株式市場で日経平均株価の終値で史上初めて6万円を突破しました。終値で5万円を突破したのが2025年10月27日なのでわずか半年で記録更新です。ちなみに終値で4万円を突破したのは2024年3月4日なので、約2年で2万円上昇したことになります。だた日本株の真の実力を示す「TOPIX(東証株価指数)」は伸び悩み気味です・・・
「アドバンテスト」は2026年4月27日に、「2026年3月期 決算短信〔IFRS〕(連結)」を発表しました。2026年3月期の連結業績(2025年4月1日~2026年3月31日)は、売上高1兆1286億円(前年同期比44.7%増)、営業利益4,991億円(前年同期比118.8%増)と、売上高・営業利益共に過去最高の業績でした。売上高が遂に1兆円を超えました。
2027年3月期(2026年4月1日~2027年3月31日)の連結業績予想は、売上高1兆4200億円(前年比25.8%増)、営業利益6,275億円(前年比25.7%増)になる見通しです。旺盛な人工知能(AI)向け半導体の需要を追い風に、試験装置の販売が伸びる見通しです。
世界のテック大手が昨秋以降にAI向けのデータセンターへの投資を増やしており、高性能な半導体の需要が急増しています。最先端の半導体が正常に動くかを試験するアドバンテストの高性能試験装置の販売に追い風になっています。
市場の追い風を受け、「アドバンテスト」の市場シェアも高まっています。2026年3月期の試験装置市場でのシェアは65%と前年から7ポイント上昇しました。
● 時価総額が一時23兆円超え!
私は「アドバンテスト」がこんな凄い会社になるとは夢にも思っていませんでした。シリコンサイクルに振り回され業績の上下のブレが凄まじく、リーマンショック後には売上が激減して存続の危機とも言える状態でした。
それでも半導体テスタの研究開発に邁進し、今回の人工知能(AI)向け半導体の需要急増という大波に乗る事が出来ました。2010年3月の売上高532億円の時に2026年3月期の売上高1兆1286億円という夢のような数字を誰が想像できたでしょうか?
好決算により株価も急上昇しています。株価は2026年4月27日に最高値32,400円を付けました。この時の時価総額は、32,400円×732,000,000株(発行済株式数)=23,716,800百万円で23兆円を突破していました。ちなみに2026年4月28日終値時点の時価総額は21,777,000百万円です。これは日本企業全体で6位に位置します。
「四半期売上高 地域(出荷先)別」です。圧倒的に「TSMC(台湾積体電路製造)」がある「Taiwan(台湾)」が1位です。
引用資料 アドバンテスト(PDF:2026/04/27)
2025年度(2026年3月期) 決算説明会
「テスタ市場シェアの状況」です。2025年のシェアは65%となっています。残り35%のほとんどがアメリカの「テラダイン(Teradyne Inc)」だと思われます。
アドバンテストの連結決算
2026年3月期の連結業績(2025年4月1日~2026年3月31日)は、売上高1,128,610百万円(前年同期比44.7%増)、営業利益499,120百万円(前年同期比118.8%増)と、売上高・営業利益共に過去最高の業績でした。
アドバンテスト(PDF:2026/04/27)
2026年3月期 決算短信〔IFRS〕(連結)
● 2027年3月期の連結業績予想
2027年3月期(2026年4月1日~2027年3月31日)の連結業績予想は、売上高1,420,000百万円(前年比25.8%増)、営業利益627,500百万円(前年比25.7%増)となっています。
アドバンテストの連結決算(売上高/営業利益)
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1998年3月 257,418百万円 86,616百万円
1999年3月 141,714百万円 30,170百万円
2000年3月 167,123百万円 41,672百万円
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2001年3月 262,214百万円 72,613百万円
2002年3月 95,244百万円 △36,552百万円
2003年3月 97,740百万円 △16,743百万円
2004年3月 174,218百万円 30,960百万円
2005年3月 239,439百万円 60,719百万円
2006年3月 253,922百万円 64,458百万円
2007年3月 235,012百万円 56,792百万円
2008年3月 182,767百万円 22,716百万円
2009年3月 76,652百万円 △49,547百万円
2010年3月 53,225百万円 △11,639百万円
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2011年3月 99,634百万円 6,111百万円
2012年3月 141,048百万円 837百万円
2013年3月 132,903百万円 80百万円
2014年3月 111,878百万円 △36,369百万円
2015年3月 163,329百万円 14,619百万円
2016年3月 162,111百万円 12,597百万円
2017年3月 155,916百万円 13,905百万円
2018年3月 207,223百万円 24,487百万円
2019年3月 282,456百万円 64,662百万円
2020年3月 275,894百万円 58,708百万円
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2021年3月 312,789百万円 70,726百万円
2022年3月 416,901百万円 114,734百万円
2023年3月 560,191百万円 167,687百万円
2024年3月 486,507百万円 81,628百万円
2025年3月 779,707百万円 228,161百万円
2026年3月 1,128,610百万円 499,120百万円
2027年3月期予想
2027年3月 1,420,000百万円 627,500百万円(会)
2027年3月 1,429,325百万円 652,000百万円(コ)
(備考) (会)は会社予想、(コ)はアナリスト予想(コンセンサス)です。コンセンサスは頻繁に変更されます。上記のコンセンサスは2026年4月29日時点の数値です。
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