半導体メモリー大手の「キオクシアホールディングス」 2024年12月の上場からわずか約16カ月で時価総額が約19倍の16兆4462億円!
-キオクシアホールディングス―
半導体メモリー大手の「キオクシアホールディングス」の本社は、「東京都港区芝浦三丁目1-21 田町ステーションタワーS」にあります。社名の「キオクシア」は、日本語の「記憶(Kioku)」と、ギリシャ語で「価値」を意味する「axia(アクシア)」を組み合わせたものです。
「東芝」の経営危機は、2015年の不正会計発覚に始まり、アメリカの「ウェスチングハウス社」の巨額損失が決定打となって債務超過に転落したことで深刻化しました。それにより次々と事業を売却しました。
「東芝」の虎の子であった半導体メモリ事業は、2017年4月1日に「東芝メモリ」が承継しました。2018年6月1日に、アメリカの投資ファンドの「ベインキャピタル」を中心としたコンソーシアムは約2兆円でを買収しました。
2019年10月1日には、「東芝メモリホールディングス」を「キオクシアホールディングス」に、「東芝メモリ」を「キオクシア」に、それぞれ社名変更しました。
● ウエスタンデジタルによる買収攻勢
2015年10月21日に、ハードディスクドライブを製造するアメリカのストレージ企業である「ウエスタンデジタル」がフラッシュメモリー製品を中心に製造を行う半導体メーカーであるアメリカの「サンディスク」を190億ドルで買収すると発表しました。当時の「東芝」と「サンディスク」は提携関係にありました。
その頃から「ウエスタンデジタル」による「東芝メモリ」に対して、経営統合や買収攻勢が始まります。「キオクシア」の時代になると経営統合目前という報道が何度もありました。もう経営統合は避けられない雰囲気でした。
2023年10月30日に、「ウエスタンデジタル」はHDD事業とフラッシュメモリ・SSD事業の分割を発表しました。2025年2月24日には、「ウエスタンデジタル」と「サンディスク」の分社化が完了しました。
これにより「ウエスタンデジタル」による「キオクシア」の経営統合や買収される可能性が無くなりました。「キオクシア」がアメリカの企業になってしまう危機から脱する事が出来ました。当時の報道を随時追っていた私は、日本企業として生き残ったのは正に奇跡だったと思っています。
● 2024年12月18日に東証プライム市場に上場!
2024年12月18日に「キオクシアホールディングス」は、東証プライム市場に上場しました。公開価格の1,455円を15円下回る1,440円で初値を付けました。その後、一時1,689円まで上昇し、1,601円で引けました。終値ベースの時価総額は8,630億円となりました。
その後、AI特需によりメモリー市況の激変しました。生成AI普及に伴うデータセンター向け「SSD(NAND型フラッシュメモリー)」の需要爆発です。データセンター向けの高速・大容量NANDメモリー需要が旺盛で、販売単価大きくが上昇し、それに伴い時価総額も急上昇しています。
2026年4月10日(金)の終値時点の時価総額は日本企業全体で13位、16兆円超えの16,446,239百万円です。2024年12月18日の終値時点の時価総額と比べるとわずか約16カ月で約19倍になりました。時価総額がここまで大きくなると外国企業からの買収の心配もほぼ無くなりました。
キオクシアホールディングスの連結決算(売上高/営業利益)
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2018年3月 1,229,400百万円 456,800百万円
(2018年6月1日に東芝から独立)
2019年3月 1,263,900百万円 116,300百万円
(2019年10月1日にキオクシアホールディングスに社名変更)
2020年3月 987,200百万円 △173,100百万円
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2021年3月 1,178,500百万円 6,600百万円
2022年3月 1,526,500百万円 216,200百万円
2023年3月 1,282,100百万円 △99,000百万円
2024年3月 1,076,584百万円 △252,698百万円
(2024年12月18日に東証プライム市場に上場)
2025年3月 1,706,460百万円 451,748百万円
2026年3月予想
2026年3月 2,179,776百万円 709,574百万円(会)
2026年3月 2,244,188百万円 786,820百万円(コ)
(備考) (会)は会社予想、(コ)はアナリスト予想(コンセンサス)です。コンセンサスは頻繁に変更されます。上記のコンセンサスは2026年4月11日時点の数値です。
キオクシアの主力工場である「キオクシア 四日市工場」です(Googleマップの衛星写真を引用)。
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