233 千葉県・成田市(成田空港)

2024年6月 7日 (金)

成田空港の更なる機能強化 「B滑走路」を3,500mに延伸 「C滑走路(3,500m)を新設 構想中の「第4ターミナル(T4)」のイメージを発表!

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-成田空港の更なる機能強化-
 「成田国際空港会社(NAA)」は、3,500mの「C滑走路」の新設、2,500mの「B滑走路」を1,000m北側延伸などを計画しています。現在の空港区域の面積は約1,400haです。50万回の発着容量に対応するため、空港の敷地を新たに約1,000ha拡張することが必要となります。既存区域と合わせて約2,400haとなります。道路整備など関連工事の区域の約200haも含めると、空港敷地の面積は約2,600haとなります。

 引用資料 成田国際空港株式会社(2024/04)
 成田空港の更なる機能強化 滑走路整備計画の概要について

● 構想中の第4ターミナル(T4)のイメージを発表!
 「成田国際空港会社(NAA)」は2024年6月6日に、成田空港のさらなる機能強化に向けた「『新しい成田空港』構想検討会」の第9回を東京都内で開催しました。その中で、新旅客ターミナルと新貨物地区の配置イメージも明らかにしました。

 引用資料 トラベル Watch(2024/06/06)
 成田空港が構想中の第4ターミナル(T4)のイメージを発表

 旅客施設・貨物施設などを含めた事業費は8,000億円を想定しています。新ターミナル(T4)は2030年代前半に東部分を共用開始し、残りの西側部分も順次施工を進めて共用を開始していく予定です。


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「滑走路工事計画の概要」です。


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「B滑走路地区(空港整備計画)」です。東側の「B滑走路」を北側に延長2,500mから3,500m(幅員60m)に延伸します。「東関東自動車道」を超えて更に北側に伸びます。大規模に「盛土」と「切土」を行うので、雨水対策として大規模な「調整池」を整備します。


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B滑走路の「滑走路縦断図」です。

● 東関東自動車道の上に滑走路を延伸!
 現在のB滑走路付近の「東関東自動車道」は、「切土構造」で道路全体が地上に露出しています。新たに大規模な「地下函体構造物」のトンネルを構築し、その上を「盛土」で埋めてB滑走路を延伸します。

● 北総VOR/DMEも移転!
 現在のB滑走路の北側(16L)の「進入灯」の延長上に「北総VOR/DME」がありますが、B滑走路が延伸されると「北総VOR/DME」を移転する必要があります。

 「VOR(VHF Omnidirectional Range):超短波全方向式無線標識」は、放射状に広がる方位信号を発信する地上無線局のことです。航空機がどの方向にいるかを知ることが出来ます。
 「DME(Distance Measuring Equipment):距離情報提供装置」は、航空機と地上局との距離を測定する事が出来ます。多くの場合「VOR」と「DME」は併設されています。


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B滑走路の「滑走路横断図」です。「B滑走路」は幅員60mなので、延伸部分も幅員60mとなります。B滑走路の延伸予定地をGoogleマップの衛星写真で見てもあまり高低差が分かりませんが、実際は物凄い高低差があり、大規模な「盛土」を行う事が分かります。


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「B滑走路地区(付替・補償道路計画)」です。


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「今後の工事の進め方(B滑走路地区)」です。


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「C滑走路地区(空港整備計画)」です。東側の「B滑走路」を南側に延長3,500m(幅員45m)の「C滑走路」を新設します。「誘導路」は北側の一部にしか整備しません。そのため「C滑走路」の運用は、南側からの着陸と北側からの離陸となります。

 万一のために滑走路南端に航空機がUターン出来るスペースを設けています。Uターンした航空機は滑走路を誘導路として使用して北側に移動する事になります。「C滑走路」の東側にはかなりのスペースがあるので、将来的には「C滑走路」の運用が軌道に乗るとの「誘導路」を整備すると思われます。

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C滑走路の「縦断計画図」です。

● 滑走路縦断はV字型
 滑走路は、両端や中央の標高がほぼ同じの場合が多いですが、C滑走路の 滑走路縦断は「V字型」となっています。北端が標高約33m、中央が標高約20m、南端が標高約27mです。最大約13mの高低差があります。

 「C滑走路」の建設予定地は、高低差がある丘陵や沢です。C滑走路を水平にするには、膨大な「盛土」と「切土」が発生します。建設費が莫大になるので、現状の地形を生かし、盛土と切土を最小限にした「V字型」としました。


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C滑走路の「横断計画図」です。

● 滑走路幅員45m
 既存の大規模な空港では、大型航空機の就航や航空機が滑走路から逸脱する可能性をより少なくすることを目的として、滑走路の幅員を60mとしていました。そのため成田空港の「A滑走路」と「B滑走路」は、幅員60mです。

 滑走路の幅(最小値)に関するICAO(国際民間航空機関)基準が、最大幅60m以上を45m以上に改正されました。そのため世界最大の旅客機「エアバスA380」の離着陸も滑走路幅員45mで可能になりました。滑走路幅員を45mにすることで大幅に建設コストを抑える事が出来ます。


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「C滑走路地区(付替・補償道路計画)」です。


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「今後の工事の進め方(C滑走路地区)」です。



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2024年5月12日 (日)

「成田空港」の近く 総延床面積約38万㎡ 観光と産業のゲートウェイ「GATEWAY NARITA(ゲートウェイ成田)」 マスタープランを公開!

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-GATEWAY NARITA(ゲートウェイ成田)-

 「共生バンク」は2024年5月9日に、千葉県成田市に計画する複合開発プロジェクト「GATEWAY NARITA(ゲートウェイ成田)」のマスタープランを公開しました。

 日本版フードバレーの実現を目指した商業施設のほか、ランドマークとなる客席数5,000席超のアリーナ「デジドーム」、ホテルなど総延べ約38万㎡の複合施設を整備します。2027年3月末以降、順次開業する方針です。

 引用資料 公式ホームページ
 GATEWAY NARITA

 引用資料 共生バンク(2024/05/09)
 世界中から、NARITAを目指して人々が集まる、観光と産業のゲートウェイ「GATEWAY NARITA」マスタープランを公開

GATEWAY NARITA(ゲートウェイ成田)の概要
◆ 所在地-千葉県成田市小菅
◆ 敷地面積-約456,000㎡
◆ 総延床面積-約380,000㎡(予定)
◆ 用途-商業複合施設、ランニングトラック、デジタルドーム、ホテル、冷凍冷蔵貯蔵倉庫、フードテック、R&D複合施設(国際展示場、国際会議場、キッチンスタジオを含む)、バスターミナル、駐車場棟等
◆ 着工-2025年秋予定
◆ 竣工-2026年12月予定(一部竣工)
◆ 開業-2027年03月予定(一部開業)


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「GATEWAY NARITA(ゲートウェイ成田)」の完成イメージです。


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「GATEWAY NARITA(ゲートウェイ成田)」の完成イメージです。


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「GATEWAY NARITA(ゲートウェイ成田)」の完成イメージです。


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「位置図」です。



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2023年9月11日 (月)

成田市 成田国際空港の近く 「ヒューリック」が約45haを開発 国際航空貨物対応の大型物流施設(国際航空貨物コンビナート)の建設!

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-成田市に大型物流施設-

 「ヒューリック」は、千葉県成田市下福田地区において、国際航空貨物対応の大型物流施設(国際航空貨物コンビナート)の開発を計画しています。成田国際空港C滑走路の完成時期(2029年3月末予定)に合わせての稼働を目指しています。

 引用資料 ヒューリック(PDF:2023/08/31)
 千葉県成田市下福田地区における大型物流施設開発 ~成田空港の機能と一体的利用となる国際航空物流拠点~

 経済安全保障上の観点からもサプライチェーンの国内回帰が見込まれる中、半導体関連の精密機器・自動車部品・医薬品・高級食材等の輸出や成長著しい国際eコマースの拠点としての役割を担い、我が国の経済活動の活性化に寄与する施設とすべく計画を進めています。

 既に取得済みである開発予定地(約45ha)は、一般国道464号(北千葉道路)の整備により、成田国際空港とのアクセス性向上が見込まれており、基本計画が見据える「成田空港の機能と一体的利用が必要となる物流施設」に適する区域であると判断しました。なお、開発予定地には一部農地が含まれるため、地域未来投資促進法の弾力的活用により、諸手続きの早期完了を目指していきます。


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「施設イメージ図」です。合計5棟の大型物流施設が建設されるようです。


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開発予定地です(Googleマップの衛星写真を引用)。


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「位置図」です。



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2021年12月31日 (金)

成田空港の機能強化の計画概要をまとめ  延長3,500m(幅員45m)の「C滑走路」を新設 2023年度ころ準備工事に着手!

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-成田空港の更なる機能強化-
 いろいろあった2021年もあっという間に過ぎ、今日は大晦日です。今年1年、ホームページやブログを応援して頂いて本当にありがとうございました。

 「成田国際空港会社(NAA)」は、3,500mの「C滑走路」の新設、2,500mの「B滑走路」を1,000m北側延伸などを計画しています。B滑走路延伸とC滑走路新設を柱とする成田空港機能強化に向けた工事について、2029年3月31日の完成を目指します。

 現在の空港区域の面積は約1,400haです。50万回の発着容量に対応するため、空港の敷地を新たに約1,000ha拡張することが必要となります。既存区域と合わせて約2,400haとなります。道路整備など関連工事の区域の約200haも含めると、空港敷地の面積は約2,600haとなります。

● 成田空港の機能強化の計画概要をまとめ
 「成田国際空港会社」は、滑走路を新増設する成田空港の機能強化の計画概要をまとめました。延伸する「B滑走路」の準備工事となる「東関東自動車道」の切り回しを2022年秋ころに開始する予定です。新設する「C滑走路」は準備工事となる高谷川排水整備工事に2023年度ころ着手します。

 引用資料 成田国際空港株式会社(2021/12/23)
 成田空港の更なる機能強化に関する滑走路整備計画のパンフレットを作成しました


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「C滑走路地区(空港整備計画)」です。東側の「B滑走路」を南側に延長3,500m(幅員45m)の「C滑走路」を新設します。「誘導路」は北側の一部にしか整備しません。そのため「C滑走路」の運用は、南側からの着陸と北側からの離陸となります。

 万一のために滑走路南端に航空機がUターン出来るスペースを設けています。Uターンした航空機は滑走路を誘導路として使用して北側に移動する事になります。「C滑走路」の東側にはかなりのスペースがあるので、将来的には「C滑走路」の運用が軌道に乗るとの「誘導路」を整備すると思われます。

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C滑走路の「縦断計画図」です。

● 滑走路縦断はV字型
 滑走路は、両端や中央の標高がほぼ同じの場合が多いですが、C滑走路の 滑走路縦断は「V字型」となっています。北端が標高約33m、中央が標高約20m、南端が標高約27mです。最大約13mの高低差があります。

 「C滑走路」の建設予定地は、高低差がある丘陵や沢です。C滑走路を水平にするには、膨大な「盛土」と「切土」が発生します。建設費が莫大になるので、現状の地形を生かし、盛土と切土を最小限にした「V字型」としました。


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C滑走路の「横断計画図」です。

● 滑走路幅員45m
 既存の大規模な空港では、大型航空機の就航や航空機が滑走路から逸脱する可能性をより少なくすることを目的として、滑走路の幅員を60mとしていました。そのため成田空港の「A滑走路」と「B滑走路」は、幅員60mです。

 滑走路の幅(最小値)に関するICAO(国際民間航空機関)基準が、最大幅60m以上を45m以上に改正されました。そのため世界最大の旅客機「エアバスA380」の離着陸も滑走路幅員45mで可能になりました。滑走路幅員を45mにすることで大幅に建設コストを抑える事が出来ます。


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「C滑走路地区(付替・補償道路計画)」です。


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「今後の工事の進め方(C滑走路地区)」です。



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2021年12月29日 (水)

成田空港の機能強化の計画概要をまとめ  「B滑走路」を延長2,500mから3,500m(幅員60m)に延伸 2022年秋頃から準備工事に着手!

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-成田空港の更なる機能強化-

 「成田国際空港会社(NAA)」は、3,500mの「C滑走路」の新設、2,500mの「B滑走路」を1,000m北側延伸などを計画しています。B滑走路延伸とC滑走路新設を柱とする成田空港機能強化に向けた工事について、2029年3月31日の完成を目指します。

 現在の空港区域の面積は約1,400haです。50万回の発着容量に対応するため、空港の敷地を新たに約1,000ha拡張することが必要となります。既存区域と合わせて約2,400haとなります。道路整備など関連工事の区域の約200haも含めると、空港敷地の面積は約2,600haとなります。

● 成田空港の機能強化の計画概要をまとめ
 「成田国際空港会社」は、滑走路を新増設する成田空港の機能強化の計画概要をまとめました。延伸する「B滑走路」の準備工事となる「東関東自動車道」の切り回しを2022年秋ころに開始する予定です。新設する「C滑走路」は準備工事となる高谷川排水整備工事に2023年度ころ着手します。

 引用資料 成田国際空港株式会社(2021/12/23)
 成田空港の更なる機能強化に関する滑走路整備計画のパンフレットを作成しました


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「B滑走路地区(空港整備計画)」です。東側の「B滑走路」を北側に延長2,500mから3,500m(幅員60m)に延伸します。「東関東自動車道」を超えて更に北側に伸びます。大規模に「盛土」と「切土」を行うので、雨水対策として大規模な「調整池」を整備します。


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B滑走路の「滑走路縦断図」です。

● 東関東自動車道の上に滑走路を延伸!
 現在のB滑走路付近の「東関東自動車道」は、「切土構造」で道路全体が地上に露出しています。新たに大規模な「地下函体構造物」のトンネルを構築し、その上を「盛土」で埋めてB滑走路を延伸します。

 最初から「東関東自動車道」を「地下函体構造物」のトンネルにしておけば良かったのに・・・ と思いますが、その頃はこのような延伸構想が無かったのでしかたがありません。

● 北総VOR/DMEも移転!
 現在のB滑走路の北側(16L)の「進入灯」の延長上に「北総VOR/DME」がありますが、B滑走路が延伸されると「北総VOR/DME」を移転する必要があります。

 「VOR(VHF Omnidirectional Range):超短波全方向式無線標識」は、放射状に広がる方位信号を発信する地上無線局のことです。航空機がどの方向にいるかを知ることが出来ます。
 「DME(Distance Measuring Equipment):距離情報提供装置」は、航空機と地上局との距離を測定する事が出来ます。多くの場合「VOR」と「DME」は併設されています。


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B滑走路の「滑走路横断図」です。「B滑走路」は幅員60mなので、延伸部分も幅員60mとなります。B滑走路の延伸予定地をGoogleマップの衛星写真で見てもあまり高低差が分かりませんが、実際は物凄い高低差があり、大規模な「盛土」を行う事が分かります。


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「B滑走路地区(付替・補償道路計画)」です。


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「今後の工事の進め方(B滑走路地区)」です。



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2020年5月26日 (火)

国家戦略特区 成田国際空港近くにアジアを代表する世界的なハブ病院となる「国際医療福祉大学成田病院」が開院!

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-国際医療福祉大学成田病院-

 栃木県大田原市に本部を置く「国際医療福祉大学」は、国家戦略特区における規制緩和により、2015年11月に「医学部」の 新設が例外的に認められ、2017年4月に「医学部」を開学しました。

 千葉県成田市の「成田国際空港」の近くに「国際医療福祉大学成田病院」が計画され、土地は成田市がすべて取得した上で、無償貸与されました。2017年9月29日には、「国際医療福祉大学成田病院」の起工式・安全祈願祭を執り行われました。

 千葉県 公式ホームページ(PDF)
 国際医療福祉大学成田病院の概要

● 開院を2020年3月16日に前倒し!
 「国際医療福祉大学成田病院」は、2020年2月28日に竣工しました。当初は2020年4月1日に開院を予定していましたが、「新型コロナウィルス」の感染拡大により逼迫した国内の医療状況を鑑みて、開院を3月16日に前倒ししました。

 3月中は内科の外来診療を予約制で行い、入院が必要な場合は個室病床46室で対応し、4月1日からは94床で41診療科の外来がスタート、さらに5月1日からは322床とし、充実した診療体制を整えます。同時に予防医学センター(人間ドック)も開設します。

 最高水準の先進医療機器を導入して、あらゆる疾患に対応するとともに、ゲノム解析に基づく遺伝子診断センターや先進的な診断・治療を行うがん放射線治療センター、成田国際空港至近の感染症対策として水際を守る国際臨床感染症センターといったこれまでにないセンターを開設します。

 建設通信新聞(2020/05/26)
 特集・国際医療福祉大学成田病院竣工

 日刊建設工業新聞(2020/05/26)
 国際医療福祉大学成田病院 開院

国際医療福祉大学成田病院の概要
◆ 計画名-国際医療福祉大学成田病院新築工事
◆ 所在地-千葉県成田市畑ケ田852番地
◆ 交通-JR「成田駅」東口から路線バスで約15分「国際医療福祉大学成田病院」下車
◆ 階数-(病院棟)地上8階、地下0階、(健診棟)地上4階、地下0階、(教育研修センター)地上8階、地下0階
◆ 敷地面積-81,291.05㎡
◆ 建築面積-21,055.44㎡
◆ 延床面積-105,678.81㎡
◆ 構造-(病院棟)鉄筋コンクリート造、(健診棟)鉄骨造、(教育研修センター)鉄骨造
◆ 基礎工法-直接基礎、既成コンクリート杭(進捗状況の写真から管理人の推測)
◆ 地震対策-(病院棟)免震構造、(健診棟)耐震構造、(教育研修センター)耐震構造
◆ 用途-病院
◆ 病床数-642床(一般病床600床、精神病床40床、感染症2床)
◆ 診療科-循環器内科、心臓外科、血管外科、呼吸器内科、呼吸器外科、消化器内科、消化器外科、脳神経内科、脳神経外科、整形外科、リハビリテーション科、腎臓内科、腎泌尿器外科、糖尿病・代謝・内分泌内科、アレルギー・膠原病内科、感染症科、産科・婦人科、総合診療科、腫瘍内科、血液内科、心療内科、精神科、小児外科、乳腺外科、形成外科、皮膚科、眼科、耳鼻咽喉科・頭頸部外科、歯科口腔外科、麻酔科、病理診断科、臨床検査科、放射線科、救急科
◆ 建築主-一般社団法人成田国際医療都市機構(事業主体 学校法人国際医療福祉大学)
◆ 設計者・監理者-戸田建設
◆ 施工者-戸田建設
◆ 着工-2017年09月29日(起工式・安全祈願祭)、2017年10月01日(着工)
◆ 竣工-2020年02月28日
◆ 開院-2020年03月16日(2020年04月01日に予定していた開院を前倒し)


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「国際医療福祉大学成田病院」です。

 引用資料 国際医療福祉大学成田病院 
 成田病院について(進捗状況の写真あり)


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「国際医療福祉大学成田病院」は、成田国際空港近くに開院しました。


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「施設配置図」です。


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「医学部校舎」と「医学部附属病院」は別の場所に分かれています。



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2020年3月15日 (日)

京成電鉄の「成田空港駅」 ホームドアを2020年5月から順次使用開始  一部に大開口を確保できる「伸縮式のホームドア」を設置!

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-成田空港駅-

 日本の空の玄関口となる「成田空港駅」において、バリアフリーの観点に加え、多くの荷物を持つ国内外の乗降客の安全確保と利便性向上のため、「成田空港高速鉄道」が国及び成田市より補助を受けて伸縮式ホームドアの新設を行ってきました。「京成電鉄」は、2020年5月より、順次使用開始します。

 引用資料 京成電鉄(PDF:2020/02/27)
 京成電鉄・成田空港高速鉄道≫成田空港駅のホームドアを2020年5月から順次使用開始します

 「京成電鉄」におけるホームドアは、「日暮里駅、空港第2ビル駅」に続いて3駅目となります。成田空港駅ではスカイライナー車両と一般列車車両とで扉位置が異なる箇所があるため、一部に大開口を確保できる「伸縮式のホームドア」を設置します。

成田空港駅におけるホームドア整備
◆ 設置場所-成田空港駅の全ホーム(1番線~5番線)
◆ 供給開始日
 ① 3番線、5番線ホーム-2020年05月17日(日)始発より
 ② 2番線、4番線ホーム-2020年06月21日(日)始発より
 ③ 1番線ホーム-2020年06月28(日)始発より


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「京成電鉄の ホームドアの整備状況について」です。


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「ホームドアイメージ(日暮里駅)」です。一部に大開口を確保できる「伸縮式のホームドア」を設置ています。


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「ホームドアイメージ(空港第2ビル駅)」です。一部に大開口を確保できる「伸縮式のホームドア」を設置ています。



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2019年11月 8日 (金)

成田空港の更なる機能強化  3,500mの「C滑走路」を新設、「B滑走路」の1,000m延伸 2029年3月31日の完成予定に前倒し!

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-成田空港の更なる機能強化-

 「成田国際空港会社(NAA)」は9月27日に、「成田空港」の機能強化に関する環境影響評価(環境アセス)書の公告・縦覧を開始しました。3,500mの「C滑走路」の新設、2,500mの「B滑走路」を1,000m北側延伸などを計画しています。

 引用資料 成田国際空港株式会社(2019/09/27)
 環境アセスメント「環境影響評価書」を公表しました。

● 2029年3月31日の完成に前倒し!
 「成田国際空港会社(NAA)」は、2019年11月5日に国土交通省が成田国際空港株式会社法第3条第1項に規定する基本計画を改定したことを踏まえ、11月7日に「成田空港の更なる機能強化」について、航空法に基づく空港等の変更許可申請等を国土交通省に行いました。

 引用資料 国土交通省(2019/11/05)
 成田国際空港の基本計画を改定します~成田国際空港の更なる機能強化に向けて~

 引用資料 成田国際空港株式会社(PDF:2019/11/07)
 「成田空港の更なる機能強化」にかかる航空法の変更許可申請について

 「成田国際空港会社(NAA)」は、B滑走路延伸とC滑走路新設を柱とする成田空港機能強化に向けた工事について、2029年3月31日の完成を目指します。国土交通省が改定基本計画で定めた「2030年めど」を前倒しします。

 現在の空港区域の面積は約1,400haです。50万回の発着容量に対応するため、空港の敷地を新たに約1,000ha拡張することが必要となります。既存区域と合わせて約2,400haとなります。道路整備など関連工事の区域の約200haも含めると、空港敷地の面積は約2,600haとなります。


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旧計画と新計画
 「旧計画」と「新計画」です。横風用の「C滑走路(3,200m)」 の計画を廃止します。開港当時と違って、航空機の性能が劇的に向上して「横風用滑走路」の必要性は急速に低下しています。

 「C滑走路(3,200m)」の予定地には、「エプロン(駐機場)」が次々と建設されていて、かなり前から計画自体が形骸化していました。「旧計画」が今まで生きていた事に逆に驚きです(笑)。


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変更許可申請の主な内容

● 標点
 飛行場の「標点」は、着陸帯の幾何学的重心(着陸帯が2以上あるときはそれぞれの重心から計算して得られる1個の重心)です。空港の基準となり、航空法の高さ制限のうち「水平表面、円錐表面、外側水平表面」は、「標点」からの距離で決まります。


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2029年3月31日(予定)の「供用開始時」と「発着回数50万回時」の配置図です。



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2019年9月28日 (土)

成田空港の更なる機能強化  3,500mの「C滑走路」を新設、「B滑走路」の1,000m延伸 環境アセスメント「環境影響評価書」を公表!

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-成田空港の更なる機能強化-

 「成田国際空港会社(NAA)」は9月27日に、「成田空港」の機能強化に関する環境影響評価(環境アセス)書の公告・縦覧を開始しました。3,500mの「C滑走路」の新設、2,500mの「B滑走路」を1,000m北側延伸などを計画しています。

 引用資料 成田国際空港株式会社(2019/09/27)
 環境アセスメント「環境影響評価書」を公表しました。 

 現在の空港区域の面積は約1,400haです。50万回の発着容量に対応するため、空港の敷地を新たに約1,000ha拡張することが必要となります。約1,000haのうち民有地が約730haあり、うち677haは土地取得の同意を得ています。社有地と公有地の約270haを合わせると、9月24日時点で95%の同意を得たことになるようです。


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「成田闘争」の影響で、現時点でも買収できていない部分は、「発着回数50万回時」も買収できていない前提で「滑走路、誘導路、ターミナル」を配置しています。


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「供用開始時」と「発着回数50万回時」の配置図です。


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「現在及び将来の発着回数」です。


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将来の滑走路の運用イメージ(北風運用時、南風運用時)です。


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北京大興国際空港(衛星写真引用Googleマップ)
 2019年9月25日に中国の北京に世界最大級の巨大空港「大興国際空港」がオープンしました。総工費は1200億元(約1兆9000億円)、鉄道路線や道路など周辺の整備費用も含めると総額4000億元(約6兆3000億円)にも上る桁違いの国家プロジェクトです。

 滑走路4本で開港しました。当面は7,200万人程度の利用者数を想定していますが、最終完成時には滑走路は7本もしくは8本になって1億人規模の収容能力を備えるとされています。

 イラク出身の建築家ザハ・ハディッド設計による空港ターミナルビルは、まるで「巨大なヒトデ」で、異次元のレベルの巨大さです。もう笑うしかありません。日本にはそんな巨大空港を整備する土地も予算も無いので、既存の空港を少しずつ改良していくしかありません。他国の事を羨ましがってもしかたがありません。



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2018年3月18日 (日)

成田空港に関する四者協議会 3500mの「C滑走路」を新設、「B滑走路」の1000m延伸、発着時間の延長で合意!

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-成田空港の更なる機能強化-

 「国土交通省、成田国際空港会社(NAA)、千葉県、空港周辺9市町」は、2018年3月13日に、成田空港の機能強化に関する四者協議会を千葉市内で開きました。

 引用資料 成田国際空港株式会社(2018/03/13)
 2018年3月13日に四者協議会が開催されました。

 「国土交通省」などが提案した「第3滑走路(C滑走路)」」の新設や発着時間の延長に関し、9市町などは了承しました。将来の「C滑走路」の運用開始に合わせ、空港全体の発着時間を現在の1日17時間から19時間半に段階的に拡大します。

 「C滑走路」の供用開始後は、それぞれの滑走路でスライド運用(早番5時~22時、遅番7時30分~翌0時30分)を行ないます。静音時間を現行と同じ7時間確保します。
 このため、空港全体での発着時間は5時~翌0時30分まで拡大します。さらに、すべての滑走路で22時以降の便数制限を撤廃し、弾力的運用は0時30分~1時に限定します。

 「訪日外国人(インバウンド)」が増加し、成田空港の発着回数が年々増えているのに対応します。発着時間の延長や「C滑走路」の稼働を通して、成田空港の発着枠は年間50万回と現在の約1.7倍に広がる見通しです。

● 成田空港のライバルであるアジア主要空港
 「成田空港」のライバルであるアジア主要空港においては、2017年~2019年にかけて大規模な施設整備が予定されています。

 中国の「北京首都国際空港」は今でもメチャメチャ巨大な空港ですが、更に超巨大な「北京大興国際空港(北京首都第二空港)」を建設中で、2019年に滑走路4本で開港予定です。最終的には7本の滑走路を整備するとも言われています。

 完成予想図を見るとまるで「巨大なヒトデ」で、異次元のレベルの巨大さです。もう笑うしかありません。日本にはそんな土地も予算も無いので、既存の空港を少しずつ改良していくしかありません。他国の事を羨ましがってもしかたがありません。私はそれでいいと思います。


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滑走路の配置

 「滑走路の配置」です。(1)「B滑⾛路」を北側へ1,000m延伸します。(2)「B滑⾛路の進⼊復⾏区域が、「C滑⾛路」と重複しないようにします(両滑⾛路の南北⽅向の離隔3,325m)。(3)「B⾛路」と「C滑⾛路」の中⼼線間隔は420mです。

 開港時に計画していた「横風用滑走路」は整備を取り止めます。実際には「横風用滑走路」の場所は、「エプロン(駐機場)」などに次々と転用されているので、かなり前から取り止めは既成事実でした。


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空港敷地規模

 「50万回時に必要となる施設規模」です。空港規模を現在の約1,400haから1,000ha拡大し、約2,400ha規模の確保を目指しています。


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A滑走路北側誘導路(ホールディングベイ)

 手始めとして、「A滑走路北側誘導路(ホールディングベイ)」を整備します。これにより、時間当たりの空港処理能力が、現行の68回から72回へ向上します。

 引用資料 成田国際空港株式会社(PDF:2018/03/15)
 A滑走路北側誘導路(ホールディングベイ)整備に関する空港の変更許可申請について

 「ホールディングベイ」とは、離陸機が待機するための滑走路端部の誘導路であり、離陸機の離陸順の入れ替え等に用いることができます。



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