233 千葉県・成田市(成田空港)

2017年1月31日 (火)

成田空港の更なる機能強化 C滑走路(第3滑走路)の新設 & B滑走路の延伸 環境影響評価方法書を公表!

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-成田空港の更なる機能強化-

 「成田国際空港株式会社(NAA)」は、首都圏の航空需要に対応していくため、成田空港の「第3滑走路」の整備と「第2滑走路」の延伸について検討を行っています。

 2016年6月13日に公表した「計画段階環境配慮書」に続き、更に一歩進んだ「環境影響評価方法書」を2017年1月26日に公表しました。縦覧期間は、2017年1月27日(金)~2月27日(月)となっています。

 引用資料 成田国際空港株式会社(2017/01/26)
 成田空港の更なる機能強化にむけ、環境影響評価方法書を公表しました。 

 「想定した複数案」から1つに絞られ、夢物語と思っていた計画がどんどん具体化しつつあります。これらがすべて完成すると滑走路が4,000m×1本、3,500m×2本となり本格的な国際空港らしくなります。

成田空港の更なる機能強化の概要
◆ 事業予定者の名称-成田国際空港株式会社
◆ 主たる事務所の所在地-千葉県成田市成田国際空港内(成田市古込字古込1-1)
◆ 事業の名称-成田空港の更なる機能強化
◆ 事業の種類-滑走路の新設を伴う飛行場及びその施設の変更の事業、滑走路の延長を伴う飛行場及びその施設の変更の事業
◆ 事業の規模-C滑走路の新設(3,500m)、B滑走路の延長(延長する長さ1,000m、延長後の滑走路長3,500m)
◆ 事業の目的-成田空港の更なる機能強化を図ることにより、2020年代前半にはほぼ限界に達すると見込まれる首都圏空港の航空需要に対応し、首都圏の国際競争力の強化、訪日外国人旅行者の更なる増加への対応、国内各地への経済効果の波及等につなげることを目的とする


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滑⾛路の配置

 「滑⾛路の配置」です。(1)「B滑⾛路」を北側へ1,000m延伸します。(2)「B滑⾛路の進⼊復⾏区域が、「C滑⾛路」と重複しないようにします(両滑⾛路の南北⽅向の離隔3,325m)。(3)「B⾛路」と「C滑⾛路」の中⼼線間隔は420mです。


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対象事業実施区域の施設規模

 「対象事業実施区域の施設規模」です。空港規模を現在の約1,400haから1,000ha拡大し、約2,400ha規模の確保を目指しています。


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拡張想定区域(1) 「C滑⾛路」の整備

 「B滑⾛路」の南側に、3,500mの「C滑⾛路」を整備します。拡張想定区域内は、Googleマップの空撮写真を見ると、民家が少なく、森林、水田、畑、ゴルフ場などが占めています。


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拡張想定区域(2) 「B滑⾛路」の延長

 「B滑⾛路」を北側に1,000m延長して、現在の2,500mから3,500mにします。滑走路が高速道路の「東関東自動車道」をオーバーパスします。

 「東関東自動車道」は、高さを低くするため「切土構造」となっているため問題はありません。現在もB滑⾛路の「進入灯」が東関東自動車道の上を横切っています。


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拡張想定区域(3)

 「A滑⾛路」の北東側も「拡張想定区域」となっています。空港関連施設を整備すると思われます。Googleマップの空撮写真を見てもほとんどが森林です。



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2016年6月14日 (火)

成田空港の更なる機能強化 C滑走路(第3滑走路)の新設 & B滑走路の延伸 環境アセスメント「計画段階環境配慮書」を公表!

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-成田空港の更なる機能強化-

 「成田空港」の第3滑走路を第2滑走路の延伸と一体整備する原案が、千葉県と国、地元9市町、成田国際空港会社(NAA)が2015年11月27日開いた4者協議会で示され、具体策の検討に入ることが決まりました。

 「成田国際空港会社」は、成田空港の機能強化に向けた計画段階環境配慮書をまとめ、2016年6月13日から縦覧を開始しました。

 引用資料 成田国際空港株式会社(2016/06/13)
 環境アセスメント「計画段階環境配慮書」を公表しました 。 

 「C滑走路(第3滑走路)」を新設し、既存の「B滑走路」を延長2500mから3500mに1000m延伸する計画です。

 今回の「計画段階環境配慮書」では、周辺への影響が大きい「C滑走路」の新設について集中的に調査・比較するため、「B滑走路」の延伸方向は不問としています。

成田空港の更なる機能強化の概要
◆ 事業予定者の名称-成田国際空港株式会社
◆ 主たる事務所の所在地-千葉県成田市成田国際空港内(成田市古込字古込1-1)
◆ 事業の名称-成田空港の更なる機能強化
◆ 事業の種類-滑走路の新設を伴う飛行場及びその施設の変更の事業、滑走路の延長を伴う飛行場及びその施設の変更の事業
◆ 事業の規模-滑走路の新設(2,700mまたは3,500m)、滑走路の延長(延長する長さ1,000m、延長後の滑走路長3,500m)
◆ 事業の目的-成田空港の更なる機能強化を図ることにより、2020年代前半にはほぼ限界に達すると見込まれる首都圏空港の航空需要に対応し、首都圏の国際競争力の強化、訪日外国人旅行者の更なる増加への対応、国内各地への経済効果の波及等につなげることを目的とする


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想定した複数案

 「想定した複数案」です。「案1-1、案1-2、案2」の3案の中で、「案1-1」は拡大効果が小さいと判断され、計画段階環境配慮書では対象としませんでした。


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案1-2の配置
 「案1-2の配置」です。「B滑走路」との滑走路間隔760m以上とした「セミオープンパラレル」です。C滑走路の長さは2,700mで、「B滑走路」を出発専用、「C滑走路」を到着専用とします。


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案2の配置
 「案2の配置」です。「B滑走路」との滑走路間隔300m以上とした「セミオープンパラレル」です。C滑走路の長さは3,500mで、「B滑走路」を出発用(北風時)、到着用(南風時)、「C滑走路」を到着用(北風時)、出発用(南風時)とします。


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2015年11月29日 (日)

成田空港の空港機能強化 「第3滑走路(3,500m)」の整備 & 「第2滑走路(B滑走路)」を3,500mに延伸 一体整備する原案が明らかに!

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-成田空港の空港機能強化-

 「成田空港」の第3滑走路を第2滑走路の延伸と一体整備する原案が明らかになりました。千葉県と国、地元9市町、成田国際空港会社(NAA)が11月27日開いた4者協議会で滑走路整備の原案が示され、具体策の検討に入ることが決まりました。

 日本経済新聞(2015/11/28)
 成田空港会社、3500メートル第3滑走路提案

 毎日新聞(2015/11/27) 整備案の図面あり
 <成田空港>第3滑走路、3500m整備案を提示 

 「成田国際空港会社(NAA)」は、現在長さ2,500mの「第2滑走路(B滑走路)」を「東関東自動車道」が通る北側方面へ3,500mまで延伸することを提案しました。
 「第2滑走路」の延伸後に、第2滑走路から南側の圏央道に近い場所に、長さ3,500mの「第3滑走路(C滑走路)」を建設することも提示しました。

 NAAの提案が実現すれば、成田空港の年間発着容量を現在より16万回多い50万回まで引き上げが可能となります。
 さらに現行の滑走ルートに比べて航空機が地上を走行する距離を短縮できるため、航空会社の燃料費削減や騒音軽減にもつながります。

 両滑走路を提案通り整備する場合、NAAの所有地を除いて、新たに約127万㎡の敷地を取得する必要が生じるようです。
 用地取得も含めて整備にかかる費用は約1000億~1200億円程度の見込みだと言う事ですが、今までの空港整備の例から見てどう考えても5,000億円以上かかりますよね(笑)。


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第3滑走路(C滑走路)

 「第3滑走路(C滑走路)」の最有力案は、「第2滑走路(B滑走路)」の南側に、長さ3,500mの滑走路を建設する事となっています。空撮写真を見ると予定地は、ほとんどが山林や田畑で、民家は少ないように見えます。

 「第2滑走路(B滑走路)」との間隔は、「セミオープンパラレル」が提案されていますが、「クロースパラレル」になる可能性もあります。

 ちなみに、滑走路間隔の基準は、①クロースパラレル(間隔760m未満)、②セミオープンパラレル(間隔760m~1310m未満)、③オープンパラレル(間隔1310m以上、条件によってはオープンパラレルの間隔1525m以上)となっています。


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第2滑走路(B滑走路)を北側に延長

 「成田国際空港会社(NAA)」は、現在長さ2,500mの「第2滑走路(B滑走路)」を「東関東自動車道」が通る北側方面へ3,500mまで延伸することを提案しました。

 「東関東自動車道」の上を「第2滑走路(B滑走路)」が横断する事になります。滑走路が延長される部分の東関東自動車道は、「切土構造」となっており高さ的には問題ないように見えますが、場合によっては「東関東自動車道」を掘り下げないといけないかも知れません。


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第2滑走路(B滑走路)の南側延長は無くなった
 
「国土交通省」は2014年7月8日に、交通政策審議会航空分科会基本政策部会内の首都圏空港機能強化技術検討小委員会中間とりまとめを発表し、「第2滑走路(B滑走路)」を現状2,500mから3,500mに延長する案が盛り込まれました。

 その時にブログに、 ”「B滑走路」北側への延長は考えられないので、「B滑走路」南側の未買収部分を想定していると思われます。この部分を延長すると、「B滑走路」は約3500mになります。” と書きましたが大ハズレでした・・・

 この未買収部分に関しては皆さんが知っているように、「成田闘争」のいろいろな経緯があります。部外者の私が軽々しく書く問題ではないのですが、南側への延長は諦めたという事ですね。

第3滑走路(C滑走路)の誘導路
 
「第2滑走路(B滑走路)」の南側延長は無くなりましたが、「第3滑走路(C滑走路)」を第2滑走路の南側のに建設すると、この部分は「第3滑走路(C滑走路)」の誘導路を整備する上で、非常に重要な場所となります。

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2014年9月18日 (木)

成田国際空港 東京オリンピックの開催を見据え 第2ターミナル到着口をリニューアル!

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-成田国際空港・第2ターミナル-
 「成田国際空港」は、2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催を見据え、第2旅客ターミナルビル「到着口」をリニューアルし、日本到着時における第一印象向上及び空港イメージの刷新を図ります。

 引用資料 成田国際空港株式会社(PDF:2014/09/12)
 第2旅客ターミナルビル「到着ロビー」リニューアル ー日本の玄関としてふさわしい「和の抽象美」―

 日本の玄関としてふさわい「和抽象美」を彷彿せるモチーフ取り入れ、日本の品格や繊細さ、華美ではない上質感を演出します。

 今回のリニューアルでは、第2旅客ターミナルビルの1階、2階の壁、床の色調、天井のモチーフを見直します。
 また、地下1階エレベーターホール、立体駐車場連絡通路も同様にリニューアルし、明るさと落ち着きを兼ね備えた空間を提供します。

リニューアル概要
◆ 着工時期-2014年11月
◆ 完了時期
 ○ 2015年06月頃-到着階北側(Bゾーン)吹き抜け部、2階、地下ほか
 ○ 2016年03月頃-到着階南側(Aゾーン)吹き抜け部、1階ほか
◆ 内容
 ○ 天井-雪白色塗装(約10,000㎡)
 ○ 吹き抜け部-障子をイメージした幕材による天井演出(約1,600㎡)
 ○ 壁・床-上質感を演出する色への変更(壁約17,000㎡、床約12,000㎡)
 ○ 照明-LED照明による演色性の向上(約1,300台)

● 2014年8月の訪日外客数
 昨日、「日本政府観光局(JNTO)」から2014年8月の訪日外客数の速報がありました。2014年8月も前年同月比 22.4%増の111万人と順調に伸びています。1月~8月の累計では、前年同期比25.8%増の863万8千人となりました。

 日本政府観光局(JNTO) PDF:2014/09/17
 8月の訪日外客数は前年同月比22.4%増の111万人! 

 市場別では、中国、台湾、香港、タイ、ベトナム、インド、米国、カナダ、フランス、ドイツが8月として過去最高を記録しました。


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「到着ロビー」のリニューアル後のイメージです。

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2014年7月13日 (日)

成田空港 B滑走路を3500mに延長案・新滑走路の新設案

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-成田空港の空港機能強化-

 「国土交通省」は2014年7月8日に、交通政策審議会航空分科会基本政策部会内の首都圏空港機能強化技術検討小委員会中間とりまとめを発表しました。
 2020年東京オリンピック前後の羽田空港や成田空港の拡大策(選択肢)を明らかにしました。

 引用資料 国土交通省(2014/07/08)
 首都圏空港機能強化技術検討小委員会の中間取りまとめについて

 「成田空港」では、管制機能の高度化(WAM)と高速離脱誘導路(A滑走路・B滑走路)の整備で、年間約4万回の空港処理能力拡大効果が期待されるとし、東京オリンピックまでに、これに対応する駐機場の整備などが必要と示しました。

● B滑走路の延長および滑走路増設の検討
 東京オリンピック以降の方策として、「B滑走路」を現状2,500mから3,500mに延長する案が盛り込まれました。

 空港処理能力拡大効果はないとしながらも、「B滑走路の潜在能力を有効に発揮させ、運用実績を増加させるためには、B滑走路の延長は有効な方策」としています。

 更に、滑走路の増設も検討されました。「B滑走路」と平行する滑走路を増設する案(クロースパラレルまたはセミオープンパラレル)と「新C滑走路」の位置を南側へずらす案(セミオープンパラレル)が提案されています。


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高速離脱誘導路の整備による時間値の向上
 管制機能の高度化(WAM)と高速離脱誘導路(A滑走路・B滑走路)の整備で、年間約4万回の空港処理能力拡大効果が期待されるとしています。


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B滑走路を3500mに延長する案

 東京オリンピック以降の方策として、「B滑走路」を現状2,500mから3,500mに延長する案が盛り込まれました。

 空港処理能力拡大効果はないとしながらも、「B滑走路の潜在能力を有効に発揮させ、運用実績を増加させるためには、B滑走路の延長は有効な方策」としています。

 「首都圏空港機能強化技術検討小委員会」は具体的にどの部分を延長するかは記述していません。微妙な問題が山積しているので具体的には書けないのだと思われます。

 「B滑走路」北側への延長は考えられないので、「B滑走路」南側の未買収部分を想定していると思われます。この部分を延長すると、「B滑走路」は約3500mになります。

 この未買収部分に関しては皆さんが知っているように、「成田闘争」のいろいろな経緯があります。部外者の私が軽々しく書く問題ではないので、これ以上書はきません。


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新滑走路配置条件
 東京オリンピック以降の方策として、滑走路を増設する案が盛り込まれました。新滑走路配置条件として3つ上げられています。

① 市街地への配置を避ける。
② 羽田空域との競合を避ける。
③ 整備中の圏央道の計画との整合性を確保する。

 「圏央道(首都圏中央連絡自動車道)」をなぜもう少し東側に計画しなかったのでしょうね? 日本のプロジェクトは近視眼的のが多くて、後で後悔することが多いです。


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滑走路の配置案
 新滑走路の配置案は2つ提案されています。1つ目は「B滑走路」と平行する滑走路を増設する案(クロースパラレル又はセミオープンパラレル)です。この案は以前から出ていました。

 もう一つの案が、地上走行距離を短縮する観点から、風向きによる運用方法を工夫するため、「新C滑走路」の位置を南側へずらす案(セミオープンパラレル)です。この案が具体的に出たのは初めてだと思います。


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空撮写真に2案を描いてみました。東京オリンピック以降の方策ですが、地域との合意や膨大な面積の用地交渉&用地買収が必要になるので、実現するとしてもかなり先です。

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2014年5月18日 (日)

国土交通省 「成田国際空港」に3本目の滑走路整備を検討

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-成田国際空港-

 2014年5月17日(土)に日経新聞が1面で、東京オリンピック以降に「東京国際空港(羽田空港)」が5本目の滑走路、「成田国際空港」が3本目の滑走路の整備を検討していると報じました。
 
 記事は、「羽田空港」について東京上空の飛行解禁案などより詳しく書いていましたが、今回は「成田国際空港」の方を特集してみたいと思います。
 
 政府は、2030年までに外国人旅客を現在の3倍の3000万人に増やす目標を掲げています。空の玄関口となる成田国際空港には現在、「A滑走路(16R/34L) 4,000m×60m」と「B滑走路(16L/34R) 2,500m×60m」があります。

 「成田国際空港」は、当面は誘導路の新設や航空管制の高度化で発着枠を増やします。それでも東京オリンピック以降は許容量が逼迫するので3本目の滑走路の増設を検討します。
 
● 既存のB滑走路の東側に新滑走路を整備
 
日経新聞の図面には、既存の「B滑走路」の東側に新滑走路が描かれています。「B滑走路」とは距離的にかなり接近しています。滑走路は滑走路間隔が狭い「クロースパラレル方式」になるようです。
 
 並行滑走路は、「オープンパラレル方式(ICAOの規定では間隔1,525m以上)」では、並行滑走路への同時進入・出発を行うといった効率的な運用が可能です。
 それより狭い「クロースパラレル方式」では、同時に離着陸は出来ませんが、一方の滑走路で着陸、もう一方の滑走路で離陸に備えて待機、などの運用が可能です。
 
 成田国際空港に新たな「オープンパラレル方式」の新滑走路を建設するのは用地買収の点から到底不可能です。
 滑走路間隔が狭い「クロースパラレル方式」になるのは当然ですが、「クロースパラレル方式」でも敷地東側でかなりの面積の用地買収が必要になります。
 
 Googleマップの航空写真を見ても分かりますが、「ロサンゼルス国際空港」も「サンフランシスコ国際空港」もそれぞれ滑走路が4本ありますが、2本ずつの滑走路間隔が200mを少し超えるくらいしか離れていません。
 
 滑走路間隔が非常に狭い「クロースパラレル方式」の滑走路を持つ国際空港は世界的に見ても決して珍しくはありません。
 
 
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既存のC滑走路案は実質的に消滅?
 成田国際空港には、横風用滑走路の「C滑走路(第3滑走路) 3,200m×60m」の整備計画が開港前からありました。
 
 しかし、「C滑走路」の予定地の一部に空港反対派の所有地があるため、暫定的に誘導路や駐機スポットが次々と整備されています。
 新たに滑走路として再整備を行う際は、誘導路や駐機スポットを撤去した上に、駐機スポットの代替地を確保する必要があります。
 
 更に大幅に飛行コースが変更になるので、新たな騒音問題が発生します。運用的にも成田国際空港で横風により離着陸が中止になる事は極めて稀なので横風用滑走路の必要性はあまり高くありません。そのため既存のC滑走路案は実質的にほぼ消滅したと考えていいと思います。

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2014年4月29日 (火)

国土交通省 成田国際空港「LCC専用ターミナル」の新たなエプロン整備を許可!

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-成田国際空港-

 「
成田国際空港」は、2013年度の旅客数が過去最多の3604万1779人でした。円安や東南アジア5か国への観光ビザ(査証)発給要件の緩和などで、外国人旅客数が増加したことや、国内線で格安航空会社(LCC)の就航や増便が相次いだ事が要因です。 
 
● LCC専用ターミナル整備
 「成田国際空港」では 2015年3月末の完成を目指して「LCC専用ターミナル」を建設中です。総事業費は約200億円、年5万回の発着、約750万人の利用客を見込んでします。
 
 更に、LCC専用ターミナルサテライト北側にエプロンを整備する申請を2014年1月31日付けで「国土交通省」に提出していました。
 
 「
国土交通省」は、2014年4月25日に空港の変更許可申請について審査基準に適合しているとして許可すると発表しました。
 
 国土交通省・報道発表資料(2014/04/25)
 成田国際空港の施設変更の許可について
  
● 日本は出来る事をコツコツとやるしかない
 中国の「北京首都国際空港」はめちゃめちゃ巨大ですが、更に2番目のハブ空港となる「北京大興国際空港」の建設が始まろうとしています。
 最終的には、敷地面積55キロ平方メートル、滑走路8本、
年間乗客1億3000万人を受け入れることができる超巨大空港となる予定です。
 
 アメリカや中国の超巨大空港を見ていると羨ましくてため息が出るばかりですが、国土が狭い日本では絶対に無理です。
 
 日本は出来る事をコツコツと既存の空港の機能を強化していくしかありません。絶対に敵わないと最初から諦めて努力しないのが一番ダメです。
 日本と同じく、国土が狭くて騒音問題に悩んでいるイギリスの「ヒースロー空港」も、空港容量不足の解消にため、「第3滑走路」の新設を目指して懸命に努力しています。
 
 
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LCC専用ターミナルサテライト北側にエプロン整備

 拡張する敷地の形状を見ると土地買収の涙ぐましい努力の跡がうかがえます。工事の完成予定期日は、2017年3月3日としています。
 
 日本はアメリカのように広大な土地がある訳でも、中国のように国のトップダウンで土地が買収出来る訳でも無いので、涙ぐましい努力を続けてコツコツと空港用地を拡張するしかありません。
 
空港の変更許可申請の概要
(1) LCCエプロンの整備
 LCC専用ターミナルサテライト北側に新たにエプロンを整備(新設するエプロンの面積約22,600㎡、新設するスポットの数5スポット)
 
(2) 誘導路の整備
 新たに整備するLCC専用ターミナルサテライト北側エプロンと既存誘導路を結ぶ新たな誘導路を整備(新設する誘導路の長さ約46m)
 
(3) 空港の敷地範囲を拡大
 LCC専用ターミナルサテライト北側のエプロン整備や誘導路等整備を行うため、空港の敷地範囲を約60,000㎡拡大

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2013年11月 7日 (木)

成田市 JR成田駅東口第二種市街地再開発事業(A街区、B街区)

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-JR成田駅東口第二種市街地再開発事業-

 JR成田駅及び京成成田駅周辺は、成田山新勝寺の表玄関として、また成田国際空港を擁する成田市の顔として中心的な役割を担っています。 

 しかし、JR成田駅及び京成成田駅周辺は、幹線道路や駅前広場といった道路交通機能が脆弱で、成田市の中心部であるにもかかわらず、土地の高度利用が図られていないため、地区の魅力が低下しています。

 そのためJR成田駅及び京成成田駅周辺(JR・京成成田駅中央口地区)の約5haで再開発事業の検討を行っています。
 「JR・京成成田駅中央口地区」のうちJR成田駅東口地区で先行して「JR成田駅東口第二種市街地再開発事業」が行われています。
 
 成田市 → JR・京成成田駅中央口地区整備事業
 
 成田市 → JR成田駅東口第二種市街地再開発事業 
 
 「JR成田駅東口第二種市街地再開発事業」は、「A街区」と「B街区」に分かれ、「A街区」に建設する「A棟」の安全祈願祭が2012年12月27日に行われ着工しています。
 
JR成田駅東口第二種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-千葉県成田市花崎町の一部
◆ 階数-地上15階、地下1階(A街区)、地上6階、地下1階(B街区)
◆ 高さ-約60m(A街区)、約30m(B街区)
◆ 施行区域-約14,000㎡
◆ 敷地面積-約4,310㎡(A街区)、約1,000㎡(B街区)
◆ 建築面積-約3,610㎡(A街区)、約800㎡(B街区)
◆ 延床面積-約26,300㎡(A街区)、約4,970㎡(B街区)
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造(A街区)、鉄骨造(B街区)
◆ 用途-共同住宅、店舗、公益施設(A街区)、店舗(B街区)
◆ 総戸数-70戸(A街区)
◆ 建築主-成田市(A街区、B街区)
◆ 設計・監理-アール・アイ・エー(A街区、B街区)
◆ 施工者-五洋建設(A街区)、京成建設・国井建設JV(B街区)
◆ 着工-2012年12月27日(A街区A棟の安全祈願祭)
◆ 竣工-2014年09月末予定(A街区)、2014年07月末予定(B街区)
 
 
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「JR成田駅東口第二種市街地再開発事業」の完成予想図です。

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2012年4月 7日 (土)

成田国際空港株式会社 成田空港にLCC専用ターミナルを整備!

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-成田空港にLCC専用ターミナル整備-

 「成田国際空港株式会社」は、ロー・コスト・キャリアー(LCC=格安航空会社)専用ターミナルビルを成田空港第2ターミナルビル北側の敷地約26,000㎡に建設すると発表しました。

  
 成田国際空港株式会社・ニュースリリース(2012/04/05)
 LCC受け入れについて 
 
 計画では、国内線と国際線を合わせて年間5万回発着、750万人が利用する専用ビルを建設します。
 地上3階、延床面積5万~6万㎡の規模を想定しています。2012年度に設計および準備工事に着手、2014年度中の完成を目指します。
 新たに整備するビルは、LCCの特性を考慮し、コストを出来るだけ下げられるよう、設備面でもシンプルなものを採用していく予定です。
 
 
専用ターミナルビルの候補地は、南側の「整備地区&南部貨物地区」あたりも有力と言われていました。
 今回の発表では、第2ターミナルビル北側の「第5貨物ビル」の一部およびエプロン付近となっています。南側の「整備地区&南部貨物地区」は遠くてアクセス等に問題があったのでしょうね。
 
 2012年度から設計作業を進めながら「第5貨物ビル」の移転先の整備など準備工事行う予定です。
 空撮写真を見ても分かりますが、成田空港は滑走路・誘導路・エプロンを除くとすき間無く建物がビッシリ建てられています。「第5貨物ビル」の移転先確保はかなり大変だと思います。
 
 成田空港は、
今後の発着枠30万回への空港容量の拡大に向けて、LCCやビジネスジェットといった多様な航空ニーズへの対応力の強化を通じた「マルチ・ファンクション・エアポート」の実現を目指しています。
 LCCについては今年の夏に、「ジェットスタージャパン」と「エアアジアジャパン」の2社が成田空港を拠点に就航を開始します。
 
 
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「LCC専用ターミナル」の候補地です。「第5貨物ビル」の一部とエプロン(駐機場)付近になります。

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2011年5月 7日 (土)

成田スカイアクセス 開業した「成田湯川駅」の空撮 38番分岐器に萌え!  

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-成田スカイアクセス・成田湯川駅-
 
京成電鉄成田空港線(成田スカイアクセス)は、2010年7月17日に開業しました。一部区間は在来線で最速の時速160km運転します。
 
 「成田湯川駅」も新たに開業しました。駅番号は「KS43」です。「成田湯川駅」は、3層構造で、相対式2面4線(中線2線は通過線)の高架駅で、ホームの長さは149mです。
 エレベーター3基、エスカレーター6基が設けられ、改札口は1ヶ所です。駅前には駅前広場が設けらました。
  
 
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「成田湯川駅」までは複線ですが、駅を過ぎると
単線になります。合流部分には「新型スカイライナー」の高速通過に対応できるように、38番分岐器が設置されています。
 
 この38番分岐器は、クロッシング角1.3度、全長約135mで時速160Kmの速度で減速する事なく全速力で通過出来ます。
 38番分岐器は、上越新幹線の高崎駅北側で、長野新幹線との分岐にも使用された高規格の分岐器です。

 
 
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日暮里駅で撮影した「新型スカイライナー」です。「新型スカイライナー」は、「成田湯川駅」には停車しません。
 
 
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在来線で最速の時速160km運転が可能な軌道です。「弾性枕木直結軌道」を採用しています。
  
 
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「成田湯川駅」のホーム東端から東側を見た様子です。この先に38番分岐器が設置されています。
 
 
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「成田湯川駅」のホーム東端から西側を見た様子です。
 
 
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「成田湯川駅」のホーム中央くらいです。「新型スカイライナー」の通過に遭遇しましたが、時速160kmで通過するので速すぎて撮影出来ませんでした。通過線を走りますが、新幹線と同じくらいの風圧を感じました。
 
 
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「成田湯川駅」のホーム西端から東側を見た様子です。
 
 
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「成田湯川駅」のホーム西端から西側を見た様子です。先に見えるトンネルが「松崎トンネル」です。地下鉄の建設でよく採用されている「開削工法」で建設されました。
 
 
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2階コンコースです。
 
 
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1階部分です。
 
 
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改札口です。
 
 
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時刻表です。運行本数が少なく「成田湯川駅」から東京都心への通勤は難しいですね。
 
 
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駅の南側に設けられた駅前広場です。
 
 
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成田スカイアクセスと並走するように線路の北側に「北千葉道路」が建設されています。
 
 
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「北千葉道路」の橋脚です。先に見える線路は「JR成田線(我孫子支線)」です。

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