「春日部駅付近連続立体交差事業」と一体的に整備 中央一丁目地区第一種市街地再開発事業 4つの街区に地上27階×3棟、地上20階×1棟を想定!
-中央一丁目地区第一種市街地再開発事業-
埼玉県春日部市の「中央一丁目地区」では、鉄道の高架化(春日部駅付近連続立体交差事業)と一体となった魅力あるまちづくりに向けて、地元権利者が主体となり、にぎわいのある新たな拠点の創出、快適で利便性のある空間づくりの促進、安心・安全と環境に配慮した市街地再開発事業を目指しています。
「中央一丁目地区」のまちづくりが、新しい事業として再起動する兆しを見せています。事業計画区域約2.6haを4つの街区に分け、各街区で準備組合を立ち上げ直す案が浮上しました。ある地権者は「本年度内に設立できるだろう」とみます。それぞれの街区に2万㎡程度のビルを段階的に整備する青写真を描いており、新しい駅前の顔となる再開発が進みそうです。
日刊建設工業新聞(2024/04/12)
中央一丁目地区(埼玉県春日部市)/4街区に分けまちづくり再起動
春日部市 公式ホームページ
中央一丁目地区第一種市街地再開発事業
「第1街区、第2街区、第3街区、第4街区」の4つの街区に分けて再開発しますが、地権者間では「第1街区、第3街区、第4街区」を先行して整備する可能性が高い」との見立てがあります。
中央一丁目地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 第1街区-地上27階(延床面積約20,790㎡)、地上4階(延床面積約3,400㎡)
◆ 第2街区-地上20階(延床面積約22,400㎡)、地上4階(延床面積約2,800㎡)
◆ 第3街区-地上27階(延床面積約19,980㎡)、地上3階(延床面積約1,860㎡)×2棟
◆ 第4街区-地上27階(延床面積約19,980㎡)
再開発が想定されているのは、高架化が予定されている東武伊勢崎線(スカイツリーライン)春日部駅前の事業計画区域約2.6haです。
春日部駅付近連続立体交差事業
春日部駅周辺は、鉄道交通の要衝として発展してきました。しかし、中心市街地が鉄道で分断されているまちの構造は、人や物の往来が妨げられるだけでなく、商業などの活性化の妨げともなっています。
そこで、「春日部市」では、これらの問題を解決し、埼玉県東部地域の拠点として発展していくために、鉄道の高架化による「春日部駅付近連続立体交差事業」を「埼玉県」および「東武鉄道」とともに計画しました。
引用資料 春日部市・公式HP
春日部駅付近連続立体交差事業の概要
高架化区間は約2.9kmです。「東武伊勢崎線(スカイツリーライン)」の 内谷陸橋~古隅田川の約1.4km、「東武野田線(アーバンパークライン)」の内谷陸橋~八木崎駅手前の約1.5kmを高架化します。除却踏切数は10カ所です。春日部駅は、現在の3面5線から4面8線に拡充されます。2路線上下線で追い越しができる複線を設け、輸送力の増強を見込みます。
● 2021年3月30日に着工記念式典を開催!
2021年3月30日に、「春日部駅付近連続立体交差事業」の着工記念式典を開催しました。事業は2031年の完成を目指します。全体の事業費約650億円のうち「埼玉県(国・春日部市の負担を含む)」が約510億円、「東武鉄道」が約140億円を負担します。
春日部駅の「駅舎イメージ」です。春日部市は「クレヨンしんちゃん」が誕生した街です。
「春日部駅部 概略図」です。春日部駅は、現在の3面5線から4面8線に拡充されます。私鉄でこんなにホームと線路の数が多い駅は極めて珍しいです。
「春日部駅付近連続立体交差事業の概要」です。
「縦断図」です。
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