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2023年8月27日 (日)

アメリカの半導体大手「エヌビディア(NVIDIA)」が驚異的な好決算! 来期には圧倒的王者だった「インテル」を売上高で抜くかも?

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-エヌビディア(NVIDIA)-
 アメリカの半導体大手「エヌビディア(NVIDIA)」の本社所在地は「2788 San Tomas Expressway Santa Clara, CA 95051 USA」です。「シリコンバレー」のど真ん中であるカリフォルニア州サンタクララにあります。「ノーマン・Y・ミネタ・サンノゼ国際空港」のすぐ西側です。「アップル」の本社とも比較的近いです(Googleマップの衛星写真を引用)。

 2023年8月23日に2024年1月第2四半期決算(2023年5~7月)を発表しましたが、超絶に凄い好決算だったので大変話題になっています。売上高が前年同期比101.5%増の135.1億ドル(1$=145円と仮定して1兆9589億円)となり、過去最高を更新しました。第3四半期決算(8月~10月)の売上高はさらに増加して前年同期比169.8%増の160.0億ドル(2兆3200億円)の見込みです。

● 急成長を牽引する超高性能GPU「H100」
 エヌビディアが得意とする「GPU(Graphics Processing Unit)」は、画像処理に特化した演算装置あるいはプロセッサです。最近は、生成AIのプロセッサとして注目されています。生成AIは文章や画像などを生成できる技術で、「ChatGPT(チャットGPT)」などの話題の技術の基礎となっています。

 元々「GPU」は、ゲーミング市場が中心でしたが、今は「データセンター」向けが圧倒的に多いです。「データセンター」のサーバーに大量の「GPU」が採用されています。

 成長を牽引するのが超高性能GPU「H100」です。エヌビディアはファブレス企業(自社で製造せず、半導体の開発・設計に特化)です。「H100」は、台湾の「TSMC」の4ナノラインで製造されています。「H100」は非常に高価ですが、各社が競って購入しています。

 エヌビディア
 NVIDIA H100 Tensor コア GPU


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エヌビディアの連結決算
 「エヌビディア」は、1993年4月5日に設立されました。設立から約30年で、「(1)アップル、(2)マイクロソフト、(3)サウジアラムコ、(4)アルファベット、(5)アマゾン・ドット・コム、(6)エヌビディア」と世界6位の時価総額を誇る超優良企業に成長しました。2023年8月25日の終値時点での時価総額は1,136,644,600.00千ドルです。1$=145円と仮定して約165兆円です。凄すぎる・・・

エヌビディアの連結決算(売上高/営業利益) 
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2011年1月     3,543,309千ドル      255,747千ドル
2012年1月     3,997,930千ドル      648,299千ドル
2013年1月     4,280,159千ドル      648,239千ドル
2014年1月     4,130,162千ドル      496,227千ドル
2015年1月     4,681,507千ドル      758,989千ドル
2016年1月     5,010,000千ドル      747,000千ドル
2017年1月     6,910,000千ドル    1,934,000千ドル  
2018年1月     9,714,000千ドル    3,210,000千ドル
2019年1月   11,716,000千ドル    3,896,000千ドル
2020年1月   10,918,000千ドル    2,846,000千ドル
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2021年1月   16,675,000千ドル    4,532,000千ドル
2022年1月   26,914,000千ドル   10,041,000千ドル
2023年1月   26,974,000千ドル    4,224,000千ドル 

2024年1月期予想
2024年1月   55,000,000千ドル   27,300,000千ドル
(楽天証券の予想値)

2024年1月四半期別の売上高
第1四半期(02月~04月)     71.9億ドル
第2四半期(05月~07月)   135.1億ドル
第3四半期(08月~10月)   160.0億ドル(予想)
第4四半期(11月~01月)   未発表

● 来期には王者インテルの売上高を抜くかも?
 仮に第4四半期の売上高も160億ドルと仮定すると通期の売上高が527億ドル(1$=145円と仮定して7兆6415億円)となります。ちなみに「楽天証券」の予想は売上高550億ドル(7兆9750億円)、営業利益273億ドル(3兆9585億円)です。「インテル」の2022年12月期の売上高が630億ドル(正確には63,054,000千ドル)です。早ければ来期に売上高の逆転が起きそうです。

 アメリカで半導体の王者であるインテルの売上高を抜く企業が現れるなんて夢にも思っていませんでした。そういえば1960年代~1980年代まで圧倒的な強さを誇っていた「IBM」も今はあまり目立ちません。凄い企業が次々と現れて既存の序列をあっという間に変えていくのがアメリカの強さの根源だと思います。

インテルの連結決算(売上高/営業利益) 
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2018年12月   70,848,000千ドル   23,316,000千ドル
2019年12月   71,965,000千ドル   22,035,000千ドル
2020年12月   77,867,000千ドル   23,678,000千ドル
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2021年12月   79,024,000千ドル   19,456,000千ドル
2022年12月   63,054,000千ドル     2,334,000千ドル



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2023年7月30日 (日)

「三菱地所」と「大成建設」 人口増加・経済成長が著しいアトランタ市における大規模複合開発 地上60階、高さ約210mの「1072 West Peachtree」に参画!

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-1072 West Peachtree-

 「三菱地所」と「大成建設」は、三菱地所の米国子会社である「Rockefeller Group International, Inc.(RGII社)」を通じ、米国南東部ジョージア州アトランタ市において、賃貸住宅を中心とした大規模複合開発事業「1072 West Peachtree(敷地面積約4,700㎡、総延床面積約105,300㎡、地上60階、高さ約210m)に参画しました。

 引用資料 三菱地所(PDF:2023/07/27)
 人口増加・経済成長が著しいアトランタ市における大規模複合開発 「1072 West Peachtree」参画

 三菱地所ニューヨーク社(MENY社)、大成建設の子会社大成USA社として、人口増加・経済成長が著しいサンベルト地帯において初めての開発事業で、高さ約210mの住宅タワーはアトランタ市で最高層建築物となります。総事業費約525億円、竣工は2026年を予定しています。

1072 West Peachtreeの概要
◆ 所在地-1072 W Peachtree St NW, Atlanta, GA
◆ 交通-地下鉄のMidtown駅とArts Center駅へ各徒歩約5分
◆ 階数-地上60階
◆ 高さ-約210m
◆ 敷地面積-約4,700㎡
◆ 延床面積-約105,300㎡
◆ 貸付面積-<賃貸住宅>(2階~9階、20階~60階)、約29,900㎡(357戸)、<オフィス>(11階~18階)、約20,800㎡
◆ 用途-賃貸住宅、オフィス、商業店舗
◆ 建築主-RGII社、大成USA社、MENY社
◆ 設計者-TVS design
◆ 施工者-Turner Construction
◆ 着工-2023年04月
◆ 竣工-2026年予定
◆ 総事業費-約525億円


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「10階共用屋外テラス」です。


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「高層階住戸からの眺望」です。


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「オフィス基準階」です。


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「広域図/狭域図」です。

● サンベルト(Sunbelt)
 アメリカ南部の、カリフォルニア州からノースカロライナ州に至る、北緯37度線以南の温暖な地域です。1970年代以降、航空機・エレクトロニクスなどの諸産業が発達し、人口も増大しています。

 「ノースカロライナ州、サウスカロライナ州、ジョージア州、フロリダ州、アラバマ州、ミシシッピ州、ルイジアナ州、テキサス州、ニューメキシコ州、ネバダ州、ユタ州、アリゾナ州、カリフォルニア州」が含まれます。



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2022年12月 8日 (木)

台湾における初のららぽーと 三井ショッピングパーク ららぽーと台中 2023年春グランドオープン決定!

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-三井ショッピングパーク ららぽーと台中-

 「三井不動産」は、プロジェクト会社「三中東区啦啦寶都股份有限公司」を通じ、台湾において初となるららぽーと「三井ショッピングパーク ららぽーと台中」の開発を推進してきました。

 「三井ショッピングパーク ららぽーと台中」のグランドオープンが2023年春に決定しました。なお、施設全体のグランドオープンに先駆け、南館(約40店舗)は2023年1月17日にプレオープンします。

 引用資料 三井不動産(2022/12/06)
 台湾における初のららぽーと「三井ショッピングパーク ららぽーと台中」 2023年春グランドオープン決定 南館は2023年1月17日にプレオープン 海外初出店の日系スーパーマーケット「LOPIA」などを含む約300店舗が出店

 「三井ショッピングパーク ららぽーと台中」は約300店舗の規模で構成され、出店店舗には日本国外第1号店となるスーパーマーケット「LOPIA」や、「UNIQLO」「GU」の2ブランド共同の大型店舗など日系店舗も多く含まれます。

三井ショッピングパーク ららぽーと台中の概要
◆ 所在地-台湾台中市東区進德路700號(南館) ※北館は未定
◆ 交通-台鉄(在来線)「台中」駅徒歩6分
◆ 階数-(北館)地上7階、地下1階、(南館)地上4階、地下1階
◆ 敷地面積-約43,000㎡
◆ 延床面積-合計約198,000㎡(北館約148,000㎡、南館約50,000㎡) ※立体駐車場面積含む
◆ 店舗面積-合計約68,000㎡(北館約47,000㎡、南館約21,000㎡)
◆ 用途-リージョナル型ショッピングセンター
◆ 店舗数-合計約300店舗(北館約260店舗、南館約40店舗)
◆ 事業主体-三中東区啦啦寶都股份有限公司
◆ 設計会社-大壯聯合建築師事務所
◆ 環境デザイン-(外装・ランドスケープ)石本建築事務所、Buchan、FORMium LANDSCAPE ARCHITECTS、(内装)ランドアートラボ
◆ 施工会社-大成建設(日商華大成営造工程股份有限公司台湾分公司)


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「南館エントランス イメージパース」です。


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「南館館内 イメージパース」です。


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「フロア構成図」です。


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「中域図」です。


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「広域図」です。



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2022年8月28日 (日)

大林組 オーストラリアで木造ハイブリッド構造として世界で最も高い地上39階、高さ約182mの「アトラシアン・セントラル新築工事」を受注!

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-アトラシアン・セントラル新築工事-

 「大林組」は、オーストラリアの「Built Pty Ltd」との共同企業体にて、木造ハイブリッド構造として世界最高となる高さ182m(地上39階建て)の「アトラシアン・セントラル新築工事」を、オーストラリアの大手不動産会社であるDexusから受注しました。

 「アトラシアン・セントラル新築工事」は、ニューサウスウェールズ州シドニー市にて、イノベーションと技術の街区、Tech Centralの象徴となるオフィス、宿泊および店舗エリアを含む複合施設の建築工事で、7階から上階が鉄骨と「CLT」を採用した木造ハイブリッド構造となります。

 引用資料 大林組(2022/08/24)
 オーストラリアにて木造ハイブリッド構造として世界で最も高い「アトラシアン・セントラル新築工事」を受注

 一般社団法人 日本CLT協会 → CLTとは

 「大林組」は、地上の構造部材を全て木材とした高層純木造耐火建築「Port Plus」を建設するなど、建物の木造・木質化に積極的に取り組むことで、循環型資源である木材利用の拡大、促進による持続可能な社会の実現をめざしています。

 純木造建築で得た知見を木造ハイブリッド構造に活かすことで、さらなる木造建築の普及と、温室効果ガスの削減および快適な生活環境の提供により、カーボンニュートラルやウェルビーイングなどの社会課題の解決に取り組みます。

アトラシアン・セントラル新築工事の概要
◆ 所在地-オーストラリア連邦ニューサウスウェールズ州シドニー市
◆ 階数-地上39階、地下階あり
◆ 高さ-約182m
◆ 敷地面積-約3,500㎡
◆ 延床面積-約75,000㎡
◆ 構造-(地下~7階)鉄筋コンクリート造、(7階以上)鉄骨造・木造
◆ 用途-(高層部)オフィス、(低層部)宿泊・店舗施設
◆ 発注者-Dexus
◆ 設計者-SHoP Architects社(アメリカ)、BVN Architecture Pty Ltd社(オーストラリア)ほか
◆ JV構成会社-Built Pty Ltd、大林組
◆ 着工-2022年08月
◆ 竣工-2026年予定


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「完成イメージ」です。


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「完成イメージ」です。


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「完成イメージ」です。

● CLTとは?
 「CLT」とは、「Cross Laminated Timber(クロス・ラミネイティド・ティンバー)」の略で、欧州で開発された工法となります。CLTは板の層を各層で互いに直交するように積層接着した厚型パネルのことを呼びます。

 一般的によく知られている集成材は、張り合わせる板の繊維方向が並行方向に張り合わせるのに対して、CLTは、繊維方向が直交するように交互に張り合わせていきます。



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2022年6月30日 (木)

台湾・台北駅前 高さ約368mと高さ約288mの超高層ツインタワー「台北雙子星大楼新築工事」 「熊谷組」が受注!

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-台北雙子星大楼新築工事-
 「熊谷組」の100%子会社である華熊營造股份有限公司は、台湾台北市(台北駅前)において、台北雙星股份有限公司から「台北雙子星大楼(台北ツインタワーC1.D1)新築工事」を受注しました。

 引用資料 熊谷組(2022/06/29)
 台湾・台北駅前に生まれる新たなランドマーク 超高層ツインタワー「台北雙子星大楼新築工事」を受注

 「台北雙子星大楼(台北ツインタワーC1.D1)新築工事」は、台湾の投資会社大手の藍天電脳股份有限公司と不動産開発会社の宏匯股份有限公司の合弁会社である台北雙星股份有限公司が台北市で進める開発計画のうち、二棟からなる超高層事務所棟と大規模商業施設が一体化した大型複合ビルを建設するものです。

 建物は地上56階、高さ約288mの超高層事務所からなる「C1 TOWER棟」と、地上74階、高さ約367.7mの超高層事務所・ホテルからなる「D1 TOWER棟」で構成されています。

 これまでも熊谷組と華熊營造股份有限公司は台湾において数多くの施工実績があり、なかでも2004年には完成時に世界一の高さを誇った「TAIPEI 101」(高さ508m)を施工、さらにその実績と技術力が高く評価され2018年には台北市にてDNAの螺旋構造の様な外観が特徴的な高層芸術住宅「陶朱隠園」の受注、施工に繋がりました。

台北雙子星大楼(台北ツインタワーC1.D1)新築工事の概要
◆ 所在地-台北市中正区公園段-小段
◆ 階数-(C1棟)地上56階、地下4階、(D1棟)地上74階、地下4階
◆ 高さ-(C1棟)約288m、(D1棟)約367.7m
◆ 延床面積-(C1棟)約203,154㎡、(D1棟)約319,532㎡
◆ 用途-(C1棟)オフィス、(D1棟)オフィス、ホテル、商業施設、駅舎、駐車場
◆ 建築主-台北雙星股份有限公司
◆ 設計者-(基本設計)SOM建築設計事務所、(詳細設計)三大聯合建築師事務所、(構造設計)永峻工程顧問(TAIPEI 101構造設計)
◆ 施工者-共同企業体 (SP)華熊營造股份有限公司、(SB)中華工程股份有限公司、(SB)久年營造股份有限公司
◆ 着工-2022年10月着工予定
◆ 竣工-全体工期は非公表
◆ 総事業費-約2,665億円


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完成予想図(左側がD1 TOWER棟、右側がC1 TOWER棟)です。


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「フロア構成図」です。


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低層部分の完成予想図です。



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2021年8月13日 (金)

フィリピン首都マニラ 野村不動産・三越伊勢丹HD・フェデラルランドの4棟の超高層コンドミニアムプロジェクト「ザ・シーズンズレジデンス」

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-ザ・シーズンズレジデンス-

 「野村不動産」は、野村不動産が「三越伊勢丹ホールディングス」とフィリピン大手不動産会社「フェデラルランド(Federal Land Incorporated)」の3社で共同推進するフィリピン・マニラにおける分譲住宅「ザ・シーズンズレジデンス」が、世界の優れた不動産プロジェクトを表彰する「International Property Award」の Residential High-rise Development 分野に於いて、フィリピンの最優秀賞ならびにアジア・パシフィック地域における FIVE STAR(最優秀賞候補)に選ばれました。

 引用資料 野村不動産(PDF:2021/08/04)
 フィリピン、マニラにおける分譲住宅「ザ・シーズンズレジデンス」 優れた不動産プロジェクトを表彰する「International Property Award」にてフィリピンの最優秀賞を受賞、アジア・パシフィック地域のFIVE STARに選定 -日本国内の分譲住宅事業で培った商品企画力、堅牢な構造設計等が高く評価-

 引用資料 公式ホームページ
 ザ シーズンズ レジデンス

 「ザ・シーズンズレジデンス」は、マニラ首都圏の新ビジネス地区(CBD)として開発が進むボニファシオ・グローバル・シティ(BGC)に開発中の大規模複合開発における住宅棟であり、分譲タワー型コンドミニアム4棟と下層階の商業施設を組み合わせたフィリピンでは初の日系のデベロッパーと小売企業の共同参画による複合開発です。

 日建設計等日本の設計会社と協業した外装計画や、ゲストルームなどに於いて日本の四季を感じさせる空間を創出する“JAPAN CONCEPT”の各種取り組みや、各タワーに制震ダンパーを設置した地震や台風などの自然災害に強い建物設計などの点が評価され、受賞に至りました。

ザ・シーズンズレジデンスの概要
◆ 所在地-8th Avenue,1630,Bonifacio Global City,Taguig City,Metro Manila
◆ 敷地面積-約15,000㎡
◆ 階数-地下3 階~最高棟地上54階×4棟 住宅部分(地上3階~最高棟54階)、(商業施設部分)地下1階~地上3階
◆ 延床面積-(住宅部分)約120,000㎡、(商業施設部分)約28,000㎡
◆ 地震・台風対策-制震ダンパー
◆ 総戸数-約1,400戸(施設全体)
◆ スケジュール-2027年全体竣工予定


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「ザ・シーズンズレジデンス」は、マニラ首都圏の新ビジネス地区(CBD)として開発が進む「ボニファシオ・グローバル・シティ(BGC)」に開発中です。


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下層階の商業施設には「三越」が出店します。


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屋上庭園のイメージです。


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日本の四季を感じさせる空間となっています。


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日本の四季をイメージした「HARU TOWER(ハルタワー)、NATSU TOWER(ナツタワー)、AKI TOWER(アキタワー)、FUYU TOWER(フユタワー)」の4棟で構成されます。



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2021年7月 1日 (木)

「三菱地所」が首都ジャカルタで最大規模の再開発 地上75階、高さ約340m、総延床面積約307,000㎡の「Oasis Central Sudirman」に参画!

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-三菱地所がジャカルタで最大規模の再開発-

 「三菱地所」は、インドネシアの公務員年金基金運用会社である国営企業「PT Taspen (Persero)」の不動産部門子会社である「PT Taspen Properti Indonesia」と共同で、首都ジャカルタ特別州中心部における大規模複合開発事業「Oasis Central Sudirman」に参画します。

 「三菱地所」は、これまでインドネシアにおいて複数の開発に参画していますが、「Oasis Central Sudirman」はインドネシアにおける「三菱地所」が参画する最大規模のプロジェクトとなります。

 引用資料 三菱地所(PDF:2021/06/30)
 三菱地所 首都ジャカルタ特別州で最大規模の再開発へ 大規模複合開発事業「Oasis Central Sudirman」に参画

 「Oasis Central Sudirman」は、Taspen 社の本社ビルであるMenara Taspenを含む一帯土地の大規模複合再開発計画であり、公務員年金基金運用会社であるTaspen社の更なる運用効率の向上を目的とした限定競争入札を経て、三菱地所及びローカルデベロッパーのPT Benhil Propertyとのコンソーシアムが、共同事業者として選定されました。

 「Oasis Central Sudirman」は、地上75階、高さ約340mの「オフィス・サービスアパート棟(A棟)」、地上65階、高さ約200mの「分譲住宅棟(B棟)」の超高層ツインタワーから構成され、「A棟」はインドネシア国内でも有数の超高層建築物となる予定です。着工は2024年初旬、竣工は 2028年頃を予定しています。

Oasis Central Sudirmanの概要
◆ 所在地-インドネシア ジャカルタ CBD 中心部、幹線道路 Sudirman 通り沿い
◆ 階数-(A棟)地上75階、地下3階、(B棟)地上65階、地下3階
◆ 高さ-(A棟)約340m、(B棟)約200m
◆ 敷地面積-約33,000㎡
◆ 延床面積-約307,000㎡(オフィス約108,000㎡、住宅約84,000㎡、SA約31,000㎡、商業施設約30,000㎡等)
◆ 貸付面積-約124,000㎡(オフィス約82,000㎡、SA約23,000㎡、商業施設約19,000㎡)
◆ 分譲面積-約72,000㎡(分譲住宅)
◆ 用途-オフィス、分譲住宅、賃貸SA、商業施設等
◆ 出資比率-三菱地所・BP 社コンソーシアム70%(三菱地所85%、BP社15%)、Taspro社30%
◆ 着工-2024年初旬予定
◆ 竣工-2028年予定
◆ 総事業費-約521億円


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総事業費約521億円は衝撃!
 日本から見るとこの規模で総事業費約521億円というのがなんとも衝撃的です。東京なら総事業費2,000億円を余裕で超えると思います。海外の超高層ビルは、ほとんどが「鉄筋コンクリート造」で、「鉄骨造」が多い日本はコスト的に非常に不利ですが、それにしても海外の超高層ビルの建設コストの安さにはいつも驚かされます(アメリカとヨーロッパは除く)。


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「Oasis Central Sudirman」外観完成イメージです。


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「狭域MAP」です。


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「中域 MAP」です。



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2020年11月21日 (土)

中国初の「ららぽーと」 「三井ショッピングパーク ららぽーと上海金橋」が2021年春から順次開業 海外初となる実物大ガンダム立像も!

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-三井ショッピングパーク ららぽーと上海金橋-

 「三井不動産」は、上海井橋商業管理有限公司(事業を推進するため三井不動産が100%出資で設立したプロジェクト会社)を通し中国上海においてリージョナル型ショッピングセンター「三井ショッピングパーク ららぽーと上海金橋」の開発を推進しています。共同事業者である上海金橋出口加工区連合発展有限公司とともに、建物引渡式典を開催しました。

 引用資料 三井不動産(2020/11/19)
 中国初進出となるリージョナル型ショッピングセンター「三井ショッピングパーク ららぽーと上海金橋」 引渡式典開催 2021年春開業予定

 「三井ショッピングパーク ららぽーと上海金橋」は、計画地周辺に住むファミリー層や周辺オフィスワーカー等を主なターゲットとし、ファッション性の高い注目ブランド、デイリーユースに便利な店舗から飲食ゾーンや体験型アミューズメント店舗まで幅広い楽しみ方を提供する、約220店舗で構成される中国初の「ららぽーと」として、2021年春から順次開業し、2021年秋に全体開業となる予定です。

三井ショッピングパーク ららぽーと上海金橋の概要
◆ 所在地-上海市浦東新区新金橋路738号
◆ 交通-地下鉄9号線「台児庄路」駅徒歩約7分
◆ 階数-地上11階、地下2階(7階~11階のオフィスは三井不動産の事業外)
◆ 敷地面積-約43,000㎡
◆ 延床面積-約146,000㎡ (うち商業部分約129,000㎡、オフィス部分約17,000㎡)
◆ 店舗面積-約60,000㎡
◆ 店舗数-約220店舗
◆ 開業-2021年春予定、2021年秋予定(全体開業)


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実物大フリーダムガンダム立像

 「バンダイナムコグループ」の「サンライズ、創通」と共同で、海外初となる実物大ガンダム立像として、「フリーダムガンダム」を設置します。「フリーダムガンダム」は、2002年にTV 放送された『機動戦士ガンダム SEED』に登場するモビルスーツで、海外のガンダムファンの間でも高い人気を誇っています。


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「完成予想図(夜)」です。


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「屋内イベントスペース CG」です。


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「日本食レストランゾーン CG」です。


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「広域図」です。上海の新都心「浦東新区(ほとうしんく)」に位置します。



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2008年5月 3日 (土)

マカオ(澳門)もめちゃめちゃ凄かった! Part1

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-マカオ(澳門)-

 昨年末に、ホンコンとマカオに行ったのですが、マカオタワーから撮影した写真が、ガラスの反射と急速な経済成長のためかガラスが汚れていたのできれいに撮影出来なかったのでアップするのは控えていました。

 今週号の週刊ダイヤモンドが「中国&ロシア」、週刊東洋経済が「中国と世界経済」といずれも中国の大特集を組んでいます。週刊ダイヤモンドの方にマカオの特集があったので、せっかく撮影したのに載せないのはもったいない思い載せることにしました。

 香港も凄いですがマカオの成長ぶりはまさに驚異的です。入管での観光客の多さにまず圧倒されました。「ここは新宿駅か!」と思うほどの観光客の長蛇の列でなかなか入国出来ませんでした。

 経済を究極までの自由化するとこのように猛烈に経済成長する事を肌をもって感じました。
 別の記事の中で森ビルの社長のコメントが印象に残ったので引用させてもらいます。「東京に国際金融センターをつくるという構想がありますが、規制しておいて(外資が)来るわけないじゃないですか。(規制緩和なんて)やればできることばかり。(上海のように)とにかく自由にやらしてくれればいいのにね。」
 まさにその通りだと思います。お隣に巨大な美味しい市場があるのに、何事にも規制だらけの日本に外資がわざわざ来るわけがないです。なんで日本はこんなに規制が好きなんですかね・・・
 今後もドバイ・上海・マカオ・香港などの驚異的な発展を指をくわえて見ているだけでしょうか?このままでは志を持つ優秀な日本人、優良企業が日本を見捨てそうで心配です。

 カジノは東京や大阪でやるのは無理としても、沖縄の一部をカジノ特区にして開くことは出来ないのでしょうか?
 沖縄には基地問題などで大変苦労をかけています。沖縄にお詫びの意味でも例外的に特区を設けても多くの日本人は文句を言わないと思います。沖縄に世界各国から観光客が訪れる光景を想像するだけで楽しいですよね!


Macau08052
-リスボア-

 「リスボア」の名前は有名なので聞いたことがあると思います。外資に開放されるまでカジノを独占していた「スタンレー・ホー」経営するカジノです。「リスボア」の隣接地に更に大規模なカジノとホテルで構成される「グランド・リスボア」が完成しています。

 マカオの一人あたりのGDPはすでに日本を上回っています。マカオのカジノ収入は「ラスベガス」を抜いて世界一です。
 昨年はカジノ収入が1兆円を超えたそうです。税率は40%だそうで約4000億円が国庫に転がり込んでくるそうです。

 マカオは、「澳門半島」、「タイパ島」、「コロアン島」の3ブロックで構成されています。面積が極端に狭いので猛烈な勢いで埋め立てが進んでおり、「タイパ島」と「コロアン島」はすでに一体化しています。
 埋立地に猛烈な勢いでカジノやタワーマンションが建設されています。特にカジノが外資に解放されてからは、ラスベガスの有名なカジノが怒涛の勢いで進出しています。
 
 
拡大して見てください。どんどん埋立られ、怒涛の建設ラッシュであることが分かります。衛星写真は撮影時期が古いので、現在これより遙かにパワーアップしています。
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