123 東京都・中央区

2024年12月 9日 (月)

国家戦略特区 地上51階、高さ約250mの「東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業」 2024年12月3日の建設状況

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-東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業-
 「東京駅前八重洲一丁目東地区」は、「A地区」と「B地区」に分かれていますが、「B地区」の概要は、地上51階、塔屋1階、地下4階、高さ約250mです。特定業務代行者は「東京建物、大林組」です。総事業費は約2,104億円の予定です。

 「東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業」では、大規模なバスターミナルや回遊性の高い歩行者ネットワークを整備するとともに、カンファレンスや外国語対応の医療施設等を整備することで、国際都市東京の国際競争力の向上を図ります。

 引用資料 公式ホームページ
 東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業

● 劇場・カンファレンス施設
  「東京建物」は、東京建物が再開発組合の一員として参画し、2025年度の竣工を予定している「東京駅前八重洲一丁目東B地区市街地再開発事業」において整備する劇場・カンファレンス施設について、「ぴあ」および「コングレ」が運営を行うことが決定しました。

 引用資料 東京建物(PDF:2023/08/10)
 「東京駅前八重洲一丁目東B地区市街地再開発事業」劇場・カンファレンス施設 ぴあ株式会社・株式会社コングレによる運営が決定

東京駅前八重洲一丁目東B地区の概要
◆ 計画名-東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業 施設建築物等新築工事
◆ 所在地-東京都中央区八重洲一丁目300番、205番6、205番7の一部(地名地番)
◆ 階数-地上51階、塔屋1階、地下4階
◆ 高さ-最高部249.72m
◆ 敷地面積-10,604.25㎡
◆ 建築面積-8,388.50㎡
◆ 延床面積-225,063.24㎡
◆ 容積対象面積-約186,500㎡(容積率約1,760%)
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート、鉄筋コンクリート造)
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 地震対策-ハイブリッド制震構造(ブレーキダンパーとオイルダンパーを併用)
◆ 用途-オフィス、店舗、バスターミナル、カンファレンス、医療施設、駐車場等
◆ 建築主-東京駅前八重洲一丁目東B地区市街地再開発組合(特定業務代行者 東京建物、大林組)
◆ 設計者-(基本設計)日本設計、(実施設計)大林組
◆ 施工者-大林組・大成建設共同企業体(代表者 大林組)
◆ 解体工事-2020年04月01日~2021年09月末日
◆ 着工-2021年10月01日
◆ 竣工-2025年07月31日予定
◆ 総事業費-約2,104億円


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低層部イメージ(中央通り方面から望む)です。


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「大庇下広場完成予想CG」です。


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「オフィスロビー完成予想CG」です。


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「お祭り広場完成予想CG」です。


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「劇場完成予想CG」です。


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「カンファレンスホール完成予想CG」です。


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基準階17階平面図
 ワンフロア760坪以上、天井高2.9m、多様なニーズに応える整形無柱空間となっています。柱をすべて外周部に配置することで、フレキシブルなレイアウトが可能になっています。

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最高グレードの建物耐震性能
 「ブレーキダンパー」と「オイルダンパー」を併用するハイブリッド制震構造を採用しました。世界初の技術である手裏剣ダンパーと重なりダンパーの採用によって、大地震に対応可能なエネルギーの吸収能力を確保し、超高層建築物の構造計算基準で定められた地震動の1.5倍に耐える高い耐震性能を有しています。

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「概要図」です(引用:国土交通省)


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「配置図」です。再開発に参加しないビルがかなりあるため敷地の西側が凹んだ、いびつな形状になります(引用:東京都)。


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「位置図」です。


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「東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業」の2024年12月3日の建設状況です。


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塔屋も含め最高部に到達しているように見えます。


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北西側から見た様子です。


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西側の「外堀通り」沿いの雑居ビルは再開発に参画しません。


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北東側から見た様子です。


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南東側から見た様子です。


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南側の低層部を南東側から見た様子です。


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南側から見た様子です。


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南側の低層部を南西側から見た様子です。


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「A地区」を南西側から見た様子です。


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南西側から見た様子です。


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少し角度を変えて見た様子です。


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「東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業 施設建築物等新築工事」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。



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2024年12月 6日 (金)

国家戦略特区 地上44階、高さ約218mの「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業」 2024年12月3日の状況

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-八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業

 「国家戦略特区」の「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業」は、南北2街区に分けて開発します。「永代通り」沿いの「南街区」には、地上45階、地下5階、高さ約235m、延床面積約180,500㎡の超高層複合ビル、「日本橋川」沿いの「北街区」には、地上2階、地下1階、延床面積約1,000㎡の施設を計画していました。

 「東京都環境局」は、2020年4月20日に「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業」の環境影響評価書の閲覧を行いました。2019年4月23日に公開された「国家戦略特区」の資料からは、階数が地上45階、地下5階から地上46階、塔屋2階、地下4階、最高部の高さが約235mから約233mに変更になりました。

 更に、「北街区」の階数が、地上46階、塔屋2階、地下4階から地上44階、地下3階に変更、高さが約233mから約217mに変更されました。「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業に伴う躯体解体工事」が、「大成建設」の施工で行われています。解体工事の工期は、2023年5月8日~2024年5月31日(予定)です。

● 権利変換認可!
 「東京建物」は、八重洲一丁目北地区市街地再開発組合の一員として、中央区八重洲一丁目1番他において、権利者や地域とともに「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業」を推進してきました。2023年9月15日付で、東京都知事より権利変換計画の認可を受けました。

 引用資料 東京建物(PDF:2023/09/15)
 東京駅至近の日本橋川沿いエリアに大規模複合施設を整備「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業」権利変換認可のお知らせ

 現場には「建築計画のお知らせ」が掲示されています。計画名は「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業に伴う施設建築物等新築工事(南街区)」です。高さは218.00mとなっています。

八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 計画名-八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業に伴う施設建築物等新築工事(南街区)
◆ 所在地-東京都中央区八重洲一丁目3番(地番)
◆ 交通-JR「東京」駅、東京メトロ東西線・銀座線、都営浅草線「日本橋」駅
◆ 階数-(南街区)地上44階、塔屋2階、地下3階、(北街区)地上2階、地下1階
◆ 高さ-(南街区)最高部218.00m、(北街区)約12m
◆ 敷地面積-(南街区)7,557.67㎡、(北街区)約1,702㎡
◆ 建築面積-(南街区)6,550.00㎡、 (北街区)約883㎡
◆ 延床面積-(南街区)185,600.00㎡、(北街区)約1,036㎡
◆ 構造-鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭、直接基礎
◆ 用途-オフィス、店舗、宿泊施設、駐車場等
◆ 建築主-八重洲一丁目北地区市街地再開発組合
◆ 特定業務代行者-東京建物、東京ガス不動産、明治安田生命保険、大成建設
◆ 設計者-(基本設計者)日本設計、(実施設計者)大成建設
◆ 施工-大成建設
◆ 解体工事-2023年05月08日~2024年05月31日予定
◆ 着工-2024年10月01日予定
◆ 竣工-(南街区)2028年09月30日予定、(北街区)2031年度予定


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「日本橋川沿いの低層部イメージ」です(引用:東京建物)。


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「断面イメージ」です(引用:東京都)。


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「配置図」です(引用:東京都)。


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「2階平面図」です(引用:東京都)。


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「位置図」です(引用:東京建物)。


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「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業」の建設予定地の2024年12月3日の状況です。


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南西側から見た様子です。写真左側奥に見えるビル群は「北街区」の建設予定地です。


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「クラムシェル」が稼働しています。


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南西角です。


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南側から見た様子です。


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「三点式パイルドライバ」です。「ロックオーガ」で「地中障害物」の撤去を行っています。


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南東側から見た様子です。奥に見えるビル群は「北街区」の建設予定地です。


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「三点式パイルドライバ」です。


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「ロックオーガ」で「地中障害物」の撤去を行っています。


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「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業に伴う施設建築物等新築工事(南街区)」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。



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2024年10月24日 (木)

築地市場跡地の再開発事業 約5万人を収容可能な屋根付きスタジアムなど 旧築地市場(3)勝どき門駐車場ほか解体工事 2024年9月末の状況

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-築地市場跡地の再開発事業-
 
築地地区では、都心の大規模な土地、歴史・文化資源などのポテンシャルを生かしながら、民間の力を最大限に活用して、東京の持続的な成⾧につながるまちづくりを進めていくこととしています。

 2018年5月に外部の有識者から成る築地再開発検討会議により取りまとめられた「築地まちづくりの大きな視点」を踏まえ、2019年3月、東京都として築地のまちづくりの将来像や方向性、進め方を示した「築地まちづくり方針」を策定しました。

 また、築地地区まちづくり事業については、2022年3月事業実施方針を策定し、2022年11月には、2023年度内の事業予定者決定に向け事業者募集要項等を公表しました。

 2023年8月30日に「築地市場跡地の再開発事業」について、「三井不動産」を中心とする企業連合が提出した案の概要を日本経済新聞の電子版が報じました。再開発への参加意思が判明したのは三井不動産連合が初めてとなります。

● 三井不動産を中心としたグループに決定!
 
東京都は2024年4月19日に、事業社を「三井不動産」を中心とする「トヨタ不動産、読売新聞グループ本社、鹿島建設、清水建設、大成建設、竹中工務店、日建設計、パシフィックコンサルタンツ、朝日新聞社、トヨタ自動車」の計11社のグループに決定しました。企業体のグループ名は「ONE PARK×ONE TOWN」です。

 引用資料 東京都都市整備局(PDF:2024/04/19)
 ONE PARK×ONE TOWN

 再開発区域は、隅田川に面した194,679.11㎡の都有地です。一般定期借地権で事業者に70年間貸し付けます。計画案によると、スタジアムは全天候・超多機能型施設で、コンサートや大規模展示会の開催も想定しています。空飛ぶ自動車の発着場やオフィス棟、ホテル棟などを設ける予定です。2025年度に着工予定で、オフィス棟などを除いて大半の施設は2032年度にも完成予定、2038年度までの全面開業を目指します。


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超可変性の全天候型スタジアム(2万席~5万7000席)!
 再開発の目玉となるのが「超可変性の全天候型スタジアム」です。約5万人収容を基本にしながら、可動席や仮設席を活用することで目的に応じてフィールドと客席を移動させることが可能です。

 可動席と仮設席を活用し、2万席~5万7000席の中で、用途に応じてフィールドと客席が形を変え、スタジアム、アリーナ、劇場、展示場へと専用化する超多機能施設となります。想定イベントは「ラグビー、野球、サッカー、バスケットボール、eスポーツ、MICE、音楽ライブ、コンサート、演劇等」です。

 場面転換によって最適な観戦・体験環境を整え、最先端のデジタル 技術と音響・演出装置によって、最高の臨場感、高揚感、没入感を提供します。

● 総延床面積はなんと驚異の約117万㎡!
 2024年4月22日に「三井不動産」から追加情報が発表されました。総延床面積はなんと驚異の約117万㎡です。「内幸町一丁目街区」の約110万㎡、第2六本木ヒルズと言われている「(仮称)六本木五丁目西地区」の約109万㎡より総延床面積が広くなります。

 引用資料 三井不動産(2024/04/22)
 東京都が募集する「築地地区まちづくり事業」の事業予定者に選定

築地地区まちづくり事業の概要
◆ 所在地-東京都中央区築地五丁目及び築地六丁目各地内
◆ 活用都有地面積-194,679.11㎡
◆ 総延床面積-約1,170,000m
◆ 主要建物-大規模集客・交流施設(マルチスタジアム)、ライフサイエンス・商業複合棟、MICE・ホテル・レジデンス棟、舟運・シアターホール複合棟など合計9棟
◆ 事業者-三井不動産(代表企業)、トヨタ不動産、読売新聞グループ本社
◆ 協力者-朝日新聞社、トヨタ自動車
◆ 設計者-日建設計、パシフィックコンサルタンツ
◆ 施工者-鹿島建設、清水建設、大成建設、竹中工務店
◆ 着工-2025年度予定
◆ 竣工-2032年度予定(第一期建築工事:大半の施設が完成予定)、2038年度予定(第二期建築工事)
◆ 総事業費-約9,000億円


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「都民の主体的な活動の舞台となる広場・緑イメージ」です。


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「景観イメージ」です。


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「多彩なスポーツ・文化・芸術イベント、大規模展示を開催可能な収容人数約5万人の全天候・超多機能型施設」です。世界選手権をはじめとした各種スポーツ大会、コンサート、大規模展示会等の開催を想定しています。プロ野球「巨人」の新たな本拠地となる可能性が高いです。

● 目的に応じて2万席~5万7000席に変形!
 約5万人収容を基本にしながら、可動席や仮設席を活用することで目的に応じてフィールドと客席を移動させることが可能です。2万席~5万7000席の中で、観客にとってベストの観戦体験と環境を生み出すことを目指します。スポーツだけでなく、音楽ライブ、演劇、大規模な展示会での使用も視野に入れます。最先端のデジタル技術、音響・演出装置などの導入も予定しています。


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「今後の予定」です。2032年度の第一期建築工事の完了で、大半の施設が完成予定です。


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「築地市場跡地の再開発事業」の予定地です。活用都有地面積194,679.11㎡です。面積約19haと広大です。


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敷地北側の2024年9月末の状況です(写真提供読者さん)。


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解体工事が行われています(写真提供読者さん)。


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「油圧ショベル」です(写真提供読者さん)。


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解体工事が行われています(写真提供読者さん)。

旧築地市場(3)勝どき門駐車場ほか解体工事の概要
◆ 地上部と地下部の建物解体(2棟・約48,000㎥)
◆ 地上部解体済の地下部の建物解体(13棟)
◆ 埋設物、外構工作物の解体
◆ 工期-2022年02月07日~2025年02月28日予定


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敷地中央です(写真提供読者さん)。


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「油圧ショベル」で掘削しています(写真提供読者さん)。


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敷地南側です(写真提供読者さん)。


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アップです(写真提供読者さん)。


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「油圧ショベル」で掘削しています(写真提供読者さん)。



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2024年10月23日 (水)

銀座のシンボル「ソニービル」の建て替え 竣工した「Ginza Sony Park(銀座ソニーパーク)」 2025年1月にグランドオープン予定!

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-Ginza Sony Park(銀座ソニーパーク)-

 「Ginza Sony Park」は、1966年に建てられたソニービルの建て替えにおいて、建物の解体途中を公園にするという全く新しい発想で、2018年に、都会の中にある「変わり続ける実験的な公園」として開園しました。

 2018年8月から2021年9月までの期間に様々なアクティビティを実施し、854万人もの多くの人々が来園しました。現在は、2024年に完成予定の新しい「Ginza Sony Park」に向けた建設工事期間中です。

 2024年の新しい「Ginza Sony Park」に向けて、アーティスト・クリエイターと共に新たなクリエイティブを生み出す実験的な活動を続々と展開していく予定です。

● 2025年1月にグランドオープン予定!
 ソニービルのリニューアルとして2024年8月15日に竣工した新しい「Ginza Sony Park」は、地上5階、地下4階の建物で、銀座の標準的な建物の半分ほどの高さにあえて低く構えることで、集積率の高い都会の中に余白と新しい景観を生み出しています。

 また、ソニービルが大切にしてきた「街に開かれた施設」という設計思想と、「ジャンクション建築」「縦のプロムナード」といったユニークな建築的な要素はGinza Sony Parkにも継承されています。

 引用資料 ソニー企業(2024/08/21)
 「銀座の庭」から「銀座の公園」へ 新しい「Ginza Sony Park」が竣工

Ginza Sony Park(銀座ソニーパーク)の概要
◆ 計画名-(仮称)新 Ginza Sony Park 新築工事
◆ 所在地-東京都中央区銀座五丁目3番1号
◆ 交通-東京メトロ「銀座」駅直結、JR「有楽町」駅徒歩約5分
◆ 階数-地上5階、地下4階(地下4階は機械室など)
◆ 高さ-最高部33.863m
◆ 敷地面積-707.42㎡
◆ 建築面積-585.25㎡
◆ 延床面積-4,390.39㎡
◆ 構造-鉄骨鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 用途-物販店舗、飲食店舗、駐車場
◆ 建築主-ソニー
◆ 設計者-竹中工務店
◆ 施工者-竹中工務店
◆ 着工-2022年10月16日
◆ 竣工-2024年08月15日
◆ 開業-2025年01月予定(グランドオープン)


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完成イメージです。


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「Ginza Sony Park(銀座ソニーパーク)」を北西側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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西側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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下層階の様子です(写真提供読者さん)。


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北東側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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外壁は「コンクリート打ちっぱなし」となっています(写真提供読者さん)。


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少し角度を変えて見た様子です(写真提供読者さん)。

● 東急プラザ銀座
 すぐ西側は「東急プラザ銀座」です。東京・銀座の数寄屋橋交差点に建っていた「銀座TSビル(旧銀座東芝ビル)」跡地に東急不動産が出資する「合同会社スペードハウス」により「(仮称)銀座5丁目プロジェクト」として建設されました。

 銀座エリア最大級の商業施設「東急プラザ銀座」として2016年3月31日に華々しくグランドオープンしましょた。ネットでは「高級ブランド店の相次ぐ撤退で廃墟化している。」と話題になっています。

 「東急不動産ホールディングス」は、「東急プラザ銀座」を「三井住友トラスト・パナソニックファイナンス」に売却し、2023年3月期に211億円の減損損失を計上しました。



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2024年10月19日 (土)

国家戦略特区 地上25階、高さ約135mの「日本橋一丁目1・2番地区第一種市街地再開発事業」 2024年10月18日(金)に市街地再開発組合の設立を認可!

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-日本橋一丁目1・2番地区第一種市街地再開発事業-
 「三井不動産」は、日本橋一丁目1・2番地区都市計画素案をまとめました。東京都中央区日本橋の区域面積約8,000㎡を4街区に分け、4棟総延床面積約87,540㎡の再開発施設を整備します。2027年度~2034年度にかけて整備する予定です。

 「第22回 東京都都市再生分科会 配布資料」に提出した素案概要によると、「A街区」には文化体験施設や店舗・オフィスなどを備えた地上27階、地下3階、高さ約140m、延床面積約85,300㎡を想定しています。規模は小さいですが、「B街区、C街区、D街区」も整備します。

 引用資料 内閣府(PDF:2022/04/07)
 都市再生特別地区(日本橋一丁目1・2番地区)都市計画(素案)の概要

 2024年7月24日に中央区は、日本橋一丁目1・2番地区市街地再開発組合設立認可申請に係る事業計画の縦覧を行いました。2022年4月時点と比べると規模が縮小されています。「A街区」は、地上27階、地下3階、高さ約140m、延床面積約85,300㎡から、地上25階、地下3階、高さ約135m、延床面積約78,330㎡に変更されています。

● 市街地再開発組合の設立を認可!
 「東京都」は、都市再開発法第11条第1項の規定に基づき、「日本橋一丁目1・2番地区市街地再開発組合」の設立を2024年10月18日(金)に認可しました。土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新を図り、日本橋川沿いの連続的な水辺空間と歩行者基盤の整備、都心型複合MICE拠点形成を支える都市機能の導入により日本橋川交流拠点に相応しい賑わい創出を行います。

 引用資料 東京都報道発表資料(2024/10/17)
 日本橋一丁目1・2番地区市街地再開発組合の設立を認可します

日本橋一丁目1・2番地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-東京都中央区日本橋一丁目地内
◆ 区域面積-約8,000㎡(街区全体)
◆ 延床面積-約80,5650㎡(街区全体)
◆ 建築主-日本橋一丁目1・2番地区市街地再開発組合
◆ 参加組合員-三井不動産、細田協佑社
◆ 設計者-(基本設計・実施設計)日本設計
◆ コンサルタント-都市ぷろ計画事務所
◆ 関係権利者-清水建設
◆ 総事業費-1077億8300万円

A街区の概要
◆ 階数-地上25階、地下3階
◆ 高さ-約135m
◆ 敷地面積-約3,591㎡
◆ 延床面積-約78,330㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造)
◆ 用途-オフィス、店舗、文化体験施設、駐車場等
◆ 着工-2027年04月予定
◆ 竣工-2032年03月予定

B街区の概要
◆ 階数-地上7階、地下0階
◆ 高さ-約31m
◆ 敷地面積-約134㎡
◆ 延床面積-約700㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄筋コンクリート造

◆ 用途-情報発信・交流施設、店舗等
◆ 着工-2027年04月予定
◆ 竣工-2032年03月予定

C街区の概要
◆ 階数-地上5階、地下0階
◆ 高さ-約20m
◆ 敷地面積-約380㎡
◆ 延床面積-約1,500㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄筋コンクリート造
◆ 用途-オフィス、店舗等
◆ 着工-2027年04月予定
◆ 竣工-2034年09月予定

D街区の概要
◆ 階数-地上1階(平屋)、地下0階
◆ 高さ-約10m
◆ 敷地面積-約178㎡
◆ 延床面積-約35㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄筋コンクリート造
◆ 用途-店舗等
◆ 着工-2027年04月予定
◆ 竣工-2034年09月予定


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「イメージパース(西河岸橋方面から計画地を望む)」です。


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「賑わいが連続する街並みの整備(区道272号線)」です。


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「日本橋川沿いのにぎわい創出のイメージ」です。


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「断面図イメージ」です。


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「配置図」です。区道272号線南側の「黒江屋国分ビル、東洋ビルディング」は参加しないようです。区道272号線北側の「国分ビルディング」は街区に入っていませんが、首都高速都心環状線地下化のために解体されます。


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「配置図」です。


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「日本橋一丁目1・2番地区第一種市街地再開発事業」の予定地を北東側から見た様子です。


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「日本橋一丁目1・2番地区第一種市街地再開発事業」の区道272号線の北側部分を東側から見た様子です。

● 国分グループ本社移転
 「K&K」で有名な「国分グループ本社(国分ビルディング)」です。国分グループは、300年の歴史を誇る食品・酒類の総合問屋です。「国分ビルディング」は街区に入っていませんが、首都高速都心環状線地下化のために解体されます。

 国分グループ(2023/03/02)
 国分グループ本社一時移転のお知らせ

 計画を鑑み、国分グループでは近隣に用地を取得し、新たな拠点として「国分第二本社ビル(仮称)」を建築し、一時移転します。首都高地下化工事完了後は、現本社ビル敷地に「国分第一本社ビル(仮称)」を再建築し、両ビルの新たな活用を検討します。

 「国分第二本社ビル(仮称)」の建設場所は、「東京都中央区八重洲一丁目103番2(地番)」です。概要は、地上14階、地下1階、敷地面積約912㎡、延床面積約8,233㎡の免震構造となります。

スケジュール
◆ 2023年夏 「国分第二本社ビル(仮称)」建築工事開始
◆ 2026年春 「現本社ビル」から「国分第二本社ビル(仮称)」へ引越移転
◆ 2027年春 「現本社ビル」解体後、首都高地下化工事開始


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「日本橋一丁目1・2番地区第一種市街地再開発事業」の区道272号線の南側部分を北東側から見た様子です。角の「ニホンバシビル」はB街区として参加しますが、ニホンバシビル両側の「黒江屋国分ビル」、ニホンバシビル南側の「東洋ビルディング」は参加しないようです。


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「日本橋一丁目1・2番地区第一種市街地再開発事業」の北側を流れている「日本橋川」の上には、高架の「首都高速都心環状線」が走っています。このあたりの「首都高速都心環状線」は、地下化される予定です。


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「日本橋一丁目1・2番地区第一種市街地再開発事業」の道路の北側部分を北西側から見た様子です。


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「日本橋一丁目1・2番地区第一種市街地再開発事業」の中間を東西に「区道272号線」が貫いています。


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「日本橋一丁目1・2番地区第一種市街地再開発事業」の道路の南側部分を北西側から見た様子です。



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2024年10月17日 (木)

東京メトロ日比谷線「築地」駅直結 地上21階、高さ約110mの「築地二丁目地区第一種市街地再開発事業」 2024年9月末の状況

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-築地二丁目地区第一種市街地再開発事業-

 2022年9月1日に東京都中央区は「築地地区まちづくり協議会」を開催しました。中央区は、 ”中央区まちづくり基本条例に基づく区と区民との協議 「築地二丁目地区」” の資料を公開しました。

 東京都中央区築地二丁目に新たな超高層ビルの建設計画が判明しました。概要は、地上20階、地下2階、高さ約110m、延床面積約57,000㎡です。用途は、オフィスと店舗となっています。

 再開発予定地は、東京メトロ日比谷線「築地」駅直結の好立地で、敷地内には「NTTデータ築地ビル、アーバンネット築地第2ビル」などのNTTグループのビルやその他のビルが建っています。

● 市街地再開発事業の施行を認可!
 東京都は、都市再開発法第7条の9第1項の規定に基づき、「築地二丁目地区第一種市街地再開発事業」の個人施行を2024年7月31日(水)に認可しました。土地の合理的かつ健全な土地利用と都市機能の更新を図り、まちの回遊性を高める地下鉄駅を中心とした歩行者ネットワークの形成と、駅前にふさわしいにぎわい、安全・安心で質の高い都市機能の整備を図ります。

 引用資料 東京都・報道発表資料(2024/07/30)
 築地二丁目地区第一種市街地再開発事業の施行を認可します

 引用資料 日鉄興和不動産(PDF:2024/07/31)
 築地二丁目地区第一種市街地再開発事業 施行認可のお知らせ

 地上20階、地下2階、高さ約110m、延床面積約57,000㎡で計画されていましたが、地上21階、地下2階、高さ約110m、延床面積約57,300㎡に変更されています。

築地二丁目地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-東京都中央区築地二丁目11番の一部
◆ 交通-東京メトロ日比谷線「築地」駅直結、東京メトロ有楽町線「新富町」駅、都営浅草線「東銀座」駅
◆ 階数-地上21階、地下2階
◆ 高さ-約110m
◆ 建築面積-約5,050㎡
◆ 延床面積-約57,300㎡
◆ 用途-オフィス、店舗、駐車場等
◆ 建築主-日鉄興和不動産、NTT都市開発
◆ 設計者-日本設計
◆ 解体工事-2025年度予定
◆ 着工-2026年予定
◆ 竣工-2029年予定
◆ 総事業費-約432億円


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「新大橋通り沿い地下鉄出入口・駅前広場のイメージ」です(引用:日鉄興和不動産)。


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「平成通り沿い広場空間のイメージ」です(引用:日鉄興和不動産)。


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「断面イメージ」です(引用:東京都)。


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「配置図」です(引用:東京都)。


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「位置図」です(引用:東京都)。


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西側の「平成通り」沿いの「NTTデータ 築地ビル」です(写真提供読者さん)。


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下層階の様子です(写真提供読者さん)。 


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テナントの「みずほ銀行築地支店」は移転済です(写真提供読者さん)。 


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「NTTデータ 築地ビル」の南側です(写真提供読者さん)。


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東側の「新大橋通り」沿いです。写真中央の「アーバンネット築地第1ビル」のみ再開発に参画します(写真提供読者さん)。


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「アーバンネット築地第1ビル」の下層階の様子です。テナントの「ミニストップ 築地2丁目店」は退去しています(写真提供読者さん)。



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2024年10月16日 (水)

中央区 地上27階、高さ約140mの「日本橋茅場町一丁目6地区第一種市街地再開発事業」 2024年9月末の状況

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-日本橋茅場町一丁目6地区第一種市街地再開発事業-

 「東京証券取引所ビル」の南側、「KABUTO ONE(カブトワン)」の東側の「日本橋茅場町一丁目6地区」で再開発が計画されています。街区内には「共同ビルデイング、日幸茅場町ビル、十字屋証券ビル、日本橋日枝神社」などがあります。

 事業手法は「第一種市街地再開発事業」、概要は、地上27階、地下3階、高さ約140m、約41,650㎡の超高層オフィスビルです。「日本橋日枝神社」は、敷地内に残します。

 引用資料 中央区・公式HP(PDF)
 日本橋茅場町一丁目6地区 開発計画/計画概要

日本橋茅場町一丁目6地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-東京都中央区日本橋茅場町一丁目6番の一部
◆ 交通-東京メトロ東西線「茅場町」駅直結、JR線・東京メトロ丸の内線「東京」駅、東京メトロ銀座線・東西線、都営浅草線「日本橋」駅
◆ 階数-地上27階、地下3階
◆ 高さ-約140m
◆ 敷地面積-約3,715㎡
◆ 延床面積-約41,650㎡
◆ 用途-オフィス、店舗、神社、駐車場等
◆ 着工-2027年度予定
◆ 竣工-2030年度予定


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日本橋日枝神社

 「日本橋日枝神社」のイメージです。永田町の「日枝神社」と日本橋茅場町の「日本橋日枝神社」で行われる「山王祭」は、江戸三大祭の筆頭として、さらに京都の「祇園祭」、大阪の「天神祭」と共に、日本三大祭に数えられているお祭りです。


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「断面イメージ図」です。


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「平面イメージ図」です。


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「開発前」と「開発後」です。「日本橋日枝神社」の「社務所、社殿」の建物には変更はないようですが、神社境内は拡張され、緑豊かな空間となります。


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「位置図」です。「東京証券取引所ビル」の南側、「KABUTO ONE(カブトワン)」の東側です。


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「日本橋茅場町一丁目6地区第一種市街地再開発事業」の予定地を南東側から見た2024年9月末の状況です。奥に「KABUTO ONE(カブトワン)」が見えます(写真提供読者さん)。


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南側の「永代通り」沿いです(写真提供読者さん)。 


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「共同ビルデイング」です(写真提供読者さん)。


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「共同ビルデイング」のテナントはすべて退去しているようです(写真提供読者さん)。


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「永代通り」沿いの歩道です(写真提供読者さん)。 


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東京メトロ東西線・日比谷線「茅場町」駅の9番出入口は閉鎖されています(写真提供読者さん)。



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2024年10月 8日 (火)

日本橋に森をつくる 国内最大・最高層の木造賃貸オフィスビル「(仮称)日本橋本町一丁目3番計画」 2024年9月末の建設状況

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-国内最大・最高層の木造賃貸オフィスビル計画-

 「三井不動産」と「竹中工務店」は、東京都中央区日本橋本町一丁目において、木造高層建築物として国内最大・最高層となる賃貸オフィスビルの新築計画の検討に着手しました。

 想定規模は、地上17階、高さ約70m、延床面積約26,000㎡で、今後、詳細の検討を進め、2023年着工、2025年竣工を目指しています。主要な構造部材には、「竹中工務店」が開発した耐火集成材「燃エンウッド」など、最先端の耐火・木造技術を導入する予定です。

 また、木材は三井不動産グループが保有する森林のものをはじめ、国産材を積極的に使用していくことで、建築資材の自給自足および森林資源と地域経済の持続可能な好循環を実現させ、環境に優しくCO2排出の削減にも寄与するプロジェクトを目指していきます。

● (仮称)日本橋本町一丁目3番計画
 「三井不動産」は2024年1月4日に、完成すれば国内最大の木造混構造の賃貸オフィスビルになる「(仮称)日本橋本町一丁目3番計画」に着工しました。2026年9月30日に竣工予定です。概要は、地上18階、地下1階、 高さ約84m、延床面積27,452.22㎡です。

 引用資料 三井不動産(2024/01/11)
 国内最大・最高層の木造賃貸オフィスビル着工 「日本橋に森をつくる」 “終わらない森”創りを通じた持続可能な社会の実現に貢献

(仮称)日本橋本町一丁目3番計画の概要
◆ 所在地-東京都中央区日本橋本町一丁目3番地
◆ 交通-東京メトロ銀座線「三越前」駅、東京メトロ銀座線「日本橋」駅
◆ 階数-地上18階、地下1階
◆ 高さ-最高部約84m
◆ 敷地面積-2,502.95㎡
◆ 建築面積-1,547.69㎡
◆ 延床面積-27,452.22㎡
◆ 用途-オフィス、研究所、店舗
◆ 構造-木造、鉄骨造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 地震対策-CLTを用いた耐震壁・制震壁
◆ 建築主-三井不動産
◆ 設計者-竹中工務店
◆ 施工者-竹中工務店
◆ 着工-2024年01月04日
◆ 竣工-2026年9月30日予定


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「エントランスホール 完成予想パース」です。


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「オフィス専有部 イメージパース」です。


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「構造概要」です。


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「耐火・木造技術」です。


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「位置図」です。


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「(仮称)日本橋本町一丁目3番計画」の2024年9月末の建設状況です(写真提供読者さん)。


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内部の様子です(写真提供読者さん)。


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少し角度を変えた様子です(写真提供読者さん)。


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週間の「作業工程」です。「掘削工事、解体工事」を行っています(写真提供読者さん)。


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「(仮称)日本橋本町一丁目3番計画」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。



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2024年9月 8日 (日)

国家戦略特区 地上43階、高さ約227m、延床面積約389,290㎡の「八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業施設建築物」 2024年8月27日の建設状況

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-(仮称)八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業-

 東京駅の八重洲口では、北側の「(仮称)東京駅前八重洲一丁目東地区第一種市街地再開発事業」、中央の「(仮称)八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業」、南側の「(仮称)八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」が計画されています。

 その中で、最も進んでいるのが「(仮称)八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業」です。地上45階、塔屋2階、地下4階、高さ約240mの巨大な超高層複合ビルが建設されます。2018年12月3日に起工式が執り行われました。「東京ミッドタウン八重洲」として2022年9月17日に先行オープンしました。

 3地区で最大規模なのが「(仮称)八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」です。当初計画では、2020年4月着工~2023年5月末竣工の予定でしたが、2022年度着工~2025年度竣工の予定に延期、更に延期されて、2024年度着工~2028年度竣工を想定しています。

 「東京都」は、都市再開発法第11条第1項の規定に基づき、八重洲二丁目中地区市街地再開発組合の設立を2021年10月19日に認可しました。市街地再開発事業の施行により、土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新を図り、国際都市東京の玄関口として高次な機能集積と都市基盤の強化を実現します。

 「八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業施設建築物」の建築計画のお知らせが掲示されています。概要は、階数が、地上43階、塔屋1階、地下3階、高さ223.42m、延床面積388,561.85㎡です。

● 2024年8月26日に起工式を挙行!
 「八重洲二丁目中地区市街地再開発組合」と「鹿島建設、住友不動産、UR都市機構(独立行政法人都市再生機構)、阪急阪神不動産、ヒューリック、三井不動産」の参加組合員6社で推進中の「八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」においては2024年8月8日に着工し、8月26日に起工式が執り行いました。2029年1月末に竣工予定です。

 引用資料 三井不動産(2024/08/26)
 「八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」着工 ~都心最大級「東京駅前3地区再開発」の集大成、ミクストユース型プロジェクトが始動~

 「建築計画のお知らせ」では、高さ223.42m、延床面積388,561.85㎡となっていますが、ニュースリリースでは、高さ約227m、延床面積約389,290㎡となっています。

八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 計画名-八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業施設建築物
◆ 所在地-東京都中央区八重洲二丁目4番、5番、6番、7番
◆ 交通-JR「東京」駅徒歩3分(地下直結)、東京メトロ銀座線「京橋」駅徒歩2分(地下直結)、東京メトロ銀座線・東西線・都営浅草線「日本橋」駅徒歩8分、東京メトロ有楽町線「銀座一丁目」駅徒歩5分
◆ 階数-地上43階、塔屋1階、地下3階
◆ 高さ-最高部約227m
◆ 敷地面積-19,562.71㎡
◆ 延床面積-約389,290㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 用途-オフィス、店舗、劇場、サービスアパートメント、インターナショナルスクール、バスターミナル、駐車場
◆ 基礎工法-直接基礎、一部杭基礎
◆ 建築主-八重洲二丁目中地区市街地再開発組合(参加組合員 鹿島建設、住友不動産、UR都市機構、阪急阪神不動産、ヒューリック、三井不動産)
◆ 設計者・監理者-(基本設計・実施設計監修・監理)日建設計、(実施設計・監理)鹿島建設
◆ 都市計画・再開発コンサルタント-日建設計
◆ 施工者-鹿島建設
◆ 解体工事-2023年04月26日~2024年07月31日予定
◆ 着工-2024年08月08日(着工)、2024年08月26日(起工式)
◆ 竣工-2029年01月31日予定
◆ 総事業費-約3,172億円(調査設計計画費約84億円、土地整備費約123億円、補償費約723億円、工事費約2,062億円、事務費等約180億)


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「外観イメージパース夜景(有楽町駅側)」です(引用:三井不動産)。


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「屋外広場イメージパース」です(引用:三井不動産)。


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「商業施設1階 屋内広場」です(引用:三井不動産)。


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「商業施設地下1階 通路」です(引用:三井不動産)。


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「用途断面図(東京駅側から)」です。最高高さ約227mとなっています(引用:三井不動産)。


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「1階平面図」です(引用:東京都)。


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「地下1階平面図」です(引用:東京都)。


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「地下通路イメージパース」です。3棟のビルでバスターミナルが21,000㎡(6,000㎡+7,000㎡+8,000㎡)です。合計20バース(のりば)です(引用:三井不動産)。


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「配置計画図」です(引用:三井不動産)。


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「配置図」です(引用:三井不動産)。


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「位置図」です(引用:三井不動産)。


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「八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業施設建築物」の2024年8月27日の建設状況です。2024年8月8日に着工し、8月26日に起工式が執り行いました。


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北西側から見た様子です。


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「クローラークレーン」です。


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北側に振り返った様子です。


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重機がたくさん稼働しています。

● 逆打ち工法+順打ち工法の複合工法!
 地下外周部を「逆打ち工法」、地下中央部を「順打ち工法」で行います。外周部は、1階先行床を構築し、「逆打ち工法」にて順次躯体を構築します。地下中央部は、最下層の基礎部を構築後、地下部の鉄骨建方を行い、1階先行床を構築し、地下3階より順次上階へ構築する「順打ち工法」を採用します。

 基礎工法は「直接基礎」です。全体工事工程に「杭工事」とありますが、逆打ち工法で「構真柱(こうしんちゅう)」を建込むための「場所打ちコンクリート杭」です。そのため基礎工法は、東京礫層を支持地盤とするとする「直接基礎」です。


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敷地南側です。


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南西側から見た様子です。


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敷地南端です。


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BG掘削機

 ドイツのバウアー(BAUER)社製の「BG掘削機」です。「BG掘削機」を使用する工法を「BG工法」と言います。円筒状の「ケーシング」を回転させながら圧入し、地中障害物を撤去します。


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「三点式パイルドライバ」です。


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「八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業施設建築物」の建築計画のお知らせです。「建築計画のお知らせ」では、高さ223.42m、延床面積388,561.85㎡となっていますが、ニュースリリースでは、高さ約227m、延床面積約389,290㎡となっています(写真提供読者さん)。



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2024年9月 6日 (金)

国家戦略特区 地上44階、高さ約218mの「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業」 既存建物解体工事 2024年8月27日の状況

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-八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業

 「国家戦略特区」の「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業」は、南北2街区に分けて開発します。「永代通り」沿いの「南街区」には、地上45階、地下5階、高さ約235m、延床面積約180,500㎡の超高層複合ビル、「日本橋川」沿いの「北街区」には、地上2階、地下1階、延床面積約1,000㎡の施設を計画していました。

 「東京都環境局」は、2020年4月20日に「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業」の環境影響評価書の閲覧を行いました。2019年4月23日に公開された「国家戦略特区」の資料からは、階数が地上45階、地下5階から地上46階、塔屋2階、地下4階、最高部の高さが約235mから約233mに変更になりました。

 更に、「北街区」の階数が、地上46階、塔屋2階、地下4階から地上44階、地下3階に変更、高さが約233mから約217mに変更されました。「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業に伴う躯体解体工事」が、「大成建設」の施工で行われています。解体工事の工期は、2023年5月8日~2024年5月31日(予定)です。

● 権利変換認可!
 「東京建物」は、八重洲一丁目北地区市街地再開発組合の一員として、中央区八重洲一丁目1番他において、権利者や地域とともに「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業」を推進してきました。2023年9月15日付で、東京都知事より権利変換計画の認可を受けました。

 引用資料 東京建物(PDF:2023/09/15)
 東京駅至近の日本橋川沿いエリアに大規模複合施設を整備「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業」権利変換認可のお知らせ

 現場には「建築計画のお知らせ」が掲示されています。計画名は「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業に伴う施設建築物等新築工事(南街区)」です。高さは218.00mとなっています。

八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 計画名-八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業に伴う施設建築物等新築工事(南街区)
◆ 所在地-東京都中央区八重洲一丁目3番(地番)
◆ 交通-JR「東京」駅、東京メトロ東西線・銀座線、都営浅草線「日本橋」駅
◆ 階数-(南街区)地上44階、塔屋2階、地下3階、(北街区)地上2階、地下1階
◆ 高さ-(南街区)最高部218.00m、(北街区)約12m
◆ 敷地面積-(南街区)7,557.67㎡、(北街区)約1,702㎡
◆ 建築面積-(南街区)6,550.00㎡、 (北街区)約883㎡
◆ 延床面積-(南街区)185,600.00㎡、(北街区)約1,036㎡
◆ 構造-鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭、直接基礎
◆ 用途-オフィス、店舗、宿泊施設、駐車場等
◆ 建築主-八重洲一丁目北地区市街地再開発組合
◆ 特定業務代行者-東京建物、東京ガス不動産、明治安田生命保険、大成建設
◆ 設計者-(基本設計者)日本設計、(実施設計者)大成建設
◆ 施工-大成建設
◆ 解体工事-2023年05月08日~2024年05月31日予定
◆ 着工-2024年10月01日予定
◆ 竣工-(南街区)2028年09月30日予定、(北街区)2031年度予定


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「日本橋川沿いの低層部イメージ」です(引用:東京建物)。


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「断面イメージ」です(引用:東京都)。


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「配置図」です(引用:東京都)。


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「2階平面図」です(引用:東京都)。


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「位置図」です(引用:東京建物)。


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「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業に伴う躯体解体工事」の2024年8月27日の状況です。


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敷地西側です。超高層ビル「新呉服橋ビルディング」の地上躯体は完全に姿を消しています。


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東側です。


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「三点式パイルドライバ」です。


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「ロックオーガ」で「地中障害物」の撤去を行っています。


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敷地東側です。「TGビルディング(本館)」と「TGビルディング(別館)」の跡地です。


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奥に見えるビル群は「北街区」の建設予定地です。


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「三点式パイルドライバ」です。


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「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業に伴う施設建築物等新築工事(南街区)」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。



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