123 東京都・中央区

2023年3月 1日 (水)

中央区 地上54階、高さ約189mの超高層ツインタワーマンション「豊海地区第一種市街地再開発事業」 2023年1月4日に着工!

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-豊海地区第一種市街地再開発事業-
 東京の湾岸部は、巨大マンションの建設ラッシュになっています。中央区豊海町でも巨大な超高層ツインタワーマンションが計画されています。

 計画地は、清澄通り東側に位置する「豊海町(とよみちょう)2番」と「勝どき六丁目7番」の区域面積約19,820㎡を想定しています。再開発予定地には、集合住宅、豊海区民館、警視庁勝どき庁舎などが立地しています。

 東京都は、「豊海地区市街地再開発組合」の設立をに認可しています。市街地再開発事業の施行により、防災性・安全性と利便性向上に寄与する地区施設を整備するとともに、まちのにぎわいに資する土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新を図ります。

● 2023年1月4日に着工!
 「三井不動産レジデンシャル、東急不動産、東京建物、野村不動産、三菱地所レジデンス、清水建設」の6社は、東京都中央区豊海町にて権利者と推進していますが、「豊海地区第一種市街地再開発事業」が、2023年1月4日に着工しました。2027年の竣工を予定しています。

 引用資料 三井不動産レジデンシャル(PDF:2023/02/27)
 「豊海地区第一種市街地再開発事業」着工 都心大規模複合再開発プロジェクト、2027年竣工予定

豊海地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-東京都中央区豊海町41番(地番)
◆ 交通-都営大江戸線「勝どき」駅より徒歩10分
◆ 階数-地上54階、地下1階(西棟、東棟)
◆ 高さ-最高部189.0m(西棟、東棟)
◆ 敷地面積-15,901.57㎡(施設全体)
◆ 建築面積-6,379.52㎡(施設全体)
◆ 延床面積-230,010.03㎡(施設全体)
◆ 構造-鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 地震対策-制振構造
◆ 用途-共同住宅、区民館、店舗、診療所、保育所
◆ 総戸数-2,077戸(西棟+東棟)
◆ 建築主-豊海地区市街地再開発組合(参加組合員 三井不動産レジデンシャル、東急不動産、東京建物、野村不動産、三菱地所レジデンス、清水建設)
◆ 設計者-清水建設
◆ 監理者-安井建築設計事務所・清水建設 監理共同企業体
◆ 施工者-清水建設
◆ 解体工事-2021年09月
◆ 着工-2023年01月04日
◆ 竣工-2027年06月下旬予定


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「完成予想CG」です。


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「建物断面イメージ」です。


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「配置イメージイラスト」です。


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「防潮堤工事イメージ」です。

● 防潮堤整備による防災機能の向上
 現在、防潮堤の堤外地となっているエリアを堤内化するため、豊海小学校・豊海幼稚園敷地の南西側の防潮堤を整備する中央区、清澄通りのスロープと防潮堤を整備する東京都と連携し、「豊海地区第一種市街地再開発事業」の敷地内の防潮堤を整備することで、地域の防災性向上に寄与します。


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「位置図」です。



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2023年2月15日 (水)

国家戦略特区 「八重洲二丁目南地区」の概要が判明 地上39階、高さ約230m、延床面積約135,000㎡の超高層複合ビル!

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八重洲二丁目地区
 八重洲二丁目地区では、一番北側の「北地区」で、地上45階、塔屋2階、地下4階、高さ約240m、延床面積283,896.06㎡の「東京ミッドタウン八重洲」が建設され、2022年9月17日に先行オープンしました。

 中央の「中地区」では、地上43階、塔屋1階、地下3階、高さ約230m、延床面積約400,000㎡の「(仮称)八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」が計画中で、2028年度に竣工予定です。

 一番南側の「南地区」では、住友不動産が「八重洲富士屋ホテル」跡地の街区を中心とした大規模開発プロジェクト「八重洲二丁目南地区」を計画しています。「八重洲二丁目南地区」は、国家戦略特区に指定されています。

 「八重洲富士屋ホテル」跡地の航空法での高さ制限の制限高(標高)は約246mです。「北地区」も「中地区」も高さ200mを余裕で超えているので、「南地区」も高さ200mを超える大規模な再開発になる事が期待されています。

八重洲二丁目南地区は、地上39階、高さ約230m!
 
東京都中央区の八重洲二丁目南地区で計画する共同化事業の概要が明らかになりました。オフィス、店舗、ホテルなどで構成する地上39階、地下3階、高さ約230m、延床面積約135,000㎡の超高層複合ビルになるようです。

 建設通信新聞(2023/02/14)
 八重洲二丁目南地区共同化/8月都計決定目指す/約13.5万㎡の複合ビル

 外堀通り沿いの東側に北側から、高さ約217mの「八重洲一丁目北地区」、高さ約250mの「八重洲一丁目東B地区」、
高さ約240mの「東京ミッドタウン八重洲」、高さ約230mの「八重洲二丁目中地区」、高さ約230mの「八重洲二丁目南地区」と高さ200㎡超の超高層ビルが5棟並び立つ壮観な眺めになりそうです。


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「位置図」です。「東京高速道路(KK線)」の北側の区画を一体的に再開発します(引用:中央区)。


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「日東紡ビルディング」を中心とする北側の区画です。一番手前(西側)の「日東紡ビルディング」は、現在解体工事中です。


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「八重洲富士屋ホテル」があった中央の区画は、すべての建物が解体されています。奥に見える超高層ビルは「東京スクエアガーデン」です。


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「商工中金本店ビル」を中心とする南側の区画です。



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2023年2月 4日 (土)

国家戦略特区 地上43階、高さ約230mの「(仮称)八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」変更届の縦覧 規模が拡大!

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-(仮称)八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業-

 東京駅の八重洲口では、北側の「(仮称)東京駅前八重洲一丁目東地区第一種市街地再開発事業」、中央の「(仮称)八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業」、南側の「(仮称)八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」が計画されています。

 その中で、最も進んでいるのが「(仮称)八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業」です。地上45階、塔屋2階、地下4階、高さ約240mの巨大な超高層複合ビルが建設されます。2018年12月3日に起工式が執り行われました。「東京ミッドタウン八重洲」として2022年9月17日に先行オープンしました。

 3地区で最大規模なのが「(仮称)八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」です。当初計画では、2020年4月着工~2023年5月末竣工の予定でしたが、2022年度着工~2025年度竣工の予定に延期、更に延期されて、2024年度着工~2028年度竣工を想定しています。

 「東京都」は、都市再開発法第11条第1項の規定に基づき、八重洲二丁目中地区市街地再開発組合の設立を2021年10月19日に認可しました。市街地再開発事業の施行により、土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新を図り、国際都市東京の玄関口として高次な機能集積と都市基盤の強化を実現します。

 概要は、地上43階、塔屋3階、地下3階、高さ約226m、建築面積約388,330㎡です。当初計画の、地上46階、塔屋1階、地下4階、高さ約240m、延床面積約418,000㎡から規模が縮小されました。

● 変更届の縦覧!
 東京都環境局は、「八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」変更届の縦覧を行っています。2021年10月18日に公開された「イメージパース」と比べると少しデザインが変更になっています。

 引用資料 東京都環境局(2023/01/31)
 「八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」変更届

 概要は、2度目の変更ですが、階数が、地上43階、塔屋1階、地下3階、高さ約230m、延床面積約400,000㎡に変更されています。高さや延床面積が拡大されいます。

(仮称)八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-東京都中央区八重洲二丁目4番、5番、6番、7番
◆ 交通-JR「東京」駅、東京メトロ丸の内線「東京」駅、東京メトロ銀座線「京橋」駅、東京メトロ東西線・銀座線・都営浅草線「日本橋」駅
◆ 階数-地上43階、塔屋1階、地下3階(地上43階、塔屋3階、地下3階から変更)
◆ 高さ-最高部約230m(約226mから変更)
◆ 施行面積-約22,000㎡
◆ 敷地面積-約19,500㎡
◆ 建築面積-約15,700㎡
◆ 延床面積-約400,000㎡(約388,330㎡から変更)
◆ 構造-鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 用途-オフィス、店舗、劇場、居住・滞在施設(サービスアパートメント)、インターナショナルスクール、バスターミナル、駐車場 等車場
◆ 基礎工法-直接基礎(東京礫層を支持地盤とする)
◆ 建築主-八重洲二丁目中地区市街地再開発組合(参加組合員 三井不動産、鹿島建設、住友不動産、阪急阪神不動産、ヒューリック、UR都市機構)
◆ 基本設計-日建設計
◆ 施工者-(未定)
◆ 着工-2023年度予定
◆ 竣工-2028年度予定
◆ 開業-2028年度予定
◆ 総事業費-約3,172億円(調査設計計画費約84億円、土地整備費約123億円、補償費約723億円、工事費約2,062億円、事務費等約180億)


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変更前のイメージパース
 2021年10月18日に公開された「イメージパース」です。一番上の最新のイメージパースは、「東京ミッドタウン八重洲」に似せたデザインに変更になっています。「(仮称)八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」の名称は、「東京ミッドタウン八重洲 サウスタワー」になるかも?

 引用資料 東京都・報道発表資料(2021/10/18)
 八重洲二丁目中地区市街地再開発組合の設立を認可します


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「断面図(南北断面)」です。


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「断面図(東西断面)」です。


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「1階平面図」です(引用:東京都)。


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「地下1階平面図」です(引用:東京都)。


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「配置計画図」です。


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「位置図」です。


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「全体工事工程」です。

● 逆打ち工法+順打ち工法の複合工法!
 地下外周部を「逆打ち工法」、地下中央部を「順打ち工法」で行います。外周部は、1階先行床を構築し、「逆打ち工法」にて順次躯体を構築します。地下中央部は、最下層の基礎部を構築後、地下部の鉄骨建方を行い、1階先行床を構築し、地下3階より順次上階へ構築する「順打ち工法」を採用します。

 基礎工法は「直接基礎」です。全体工事工程に「杭工事」とありますが、逆打ち工法で「構真柱(こうしんちゅう)」を建込むための「場所打ちコンクリート杭」です。そのため基礎工法は、東京礫層を支持地盤とするとする「直接基礎」です。


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「(仮称)八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」の予定地を南西側から見た様子です。


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南東側から見た様子です。


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北東側から見た様子です。



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2023年1月17日 (火)

「東京ミッドタウン八重洲」のすぐ北側 八重洲の複合施設「YANMAR TOKYO」 2023年1月13日にグランドオープン!

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-ヤンマー東京ビル-
 「ヤンマー」は、2020年2月4日に関係者出席のもと旧ヤンマー東京ビル跡地にて「地鎮祭」を行い、2月5日より「(仮称)ヤンマー東京ビル」の新築工事に着手しました。

 「(仮称)ヤンマー東京ビル」は、環境性能に優れたヤンマーのバイオディーゼルコージェネレーションシステム等の最新環境技術の導入が予定されており、建築物の環境性能総合評価指標である「CASBEE(キャスビー)」において最高ランク(Sランク)を実現する計画です。また、「中間免震構造」を採用による災害対策の強化や東京駅から八重洲地下街等を通じての直通の立地を活かした高アクセスを実現します。

 正式名称は「ヤンマー東京ビル」で、概要は、 地上14階、塔屋1階、地下3階、高さ69.88mです。地下3階・地下2階が「駐車場」、地下1階~地上2階が「商業エリア」、3階~14階が「ヤンマーグループ、オフィステナントエリア」となる予定です。

● 2023年1月13日にグランドオープン!
 「ヤンマーホールディングス」は、東京・八重洲に複合施設「YANMAR TOKYO」を2023年1月13日(金)にグランドオープンしました。「YANMAR TOKYO」は、ヤンマーが創業から大切にしてきたヤンマーらしさの象徴である「HANASAKA(ハナサカ)」を体現する複合施設です。

 引用資料 ヤンマー(2022/12/14)
 東京・八重洲の複合施設「YANMAR TOKYO」が2023年1月13日にグランドオープン

 引用資料 ヤンマー(2023/01/12)
 人と未来を育む複合施設 「YANMAR TOKYO」に お米の魅力を発信するギャラリーや店舗がオープン

ヤンマー東京ビル
◆ 所在地-(仮称)ヤンマー東京ビル新築工事
◆ 所在地-東京都中央区八重洲二丁目1番1号(地番)
◆ 階数- 地上14階、塔屋1階、地下3階
◆ 高さ-最高部69.88m
◆ 敷地面積-1,483.79㎡
◆ 建築面積-1,360.00㎡
◆ 延床面積-21,834.74㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 地震対策-中間免震構造
◆ 用途-オフィス、店舗、駐車場
◆ 建築主-セイレイ興産(ヤンマーグループ)
◆ 設計者-日建設計
◆ 施工者-竹中工務店
◆ 着工-2020年02月04日(地鎮祭)、2020年02月05日(着工)
◆ 竣工-2022年08月20日
◆ 開業-2023年01月13日(グランドオープン)


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開業を記念して「YANMAR TOKYO」の外観に「HANASAKA」の装飾を2023年1月15日まで実施していました。


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「HANASAKA」のロゴマーク

 クリエイティブディレクター 佐藤可士和氏がデザインし、桜の花を表現した「HANASAKA」のロゴマークはヤンマーのブランドマーク「FLYING-Y」を組み合わせてできています。


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「YANMAR TOKYO」フロアです。


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「YANMAR TOKYO」所在地です。



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2023年1月14日 (土)

国家戦略特区 地上35階、 高さ約180mの「(仮称)京橋三丁目東地区市街地再開発事業」 都市計画決定のお知らせ!

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-京橋三丁目東地区第一種市街地再開発事業-

 2021年10月28日に国家戦略特区「東京圏(第35回)・関西圏(第28回)・福岡市・北九州市(第28回)合同区域会議」が開催されました。東京圏では、国家戦略特区に新たに2地区が追加提案されると発表されました。追加提案された2地区は、新宿区の「新宿駅南西口地区(京王電鉄、JR東日本)」と中央区の「京橋三丁目東地区(東京建物)」です。

 「京橋三丁目東地区(東京建物)」は、「東京スクエアガーデン」の東側の街区になります。すでに区画北西角が「相互館110タワー」として再開発が終わっているので、南側のみの街区になります。

● 都市計画決定のお知らせ!
 「東京建物」は、京橋三丁目東地区再開発準備組合の一員として、中央区京橋三丁目地内において「(仮称)京橋三丁目東地区市街地再開発事業」を推進しており、2022年5月、京橋三丁目東地区再開発準備組合と東京建物の連名にて、都市再生特別地区の都市計画提案を行いました。 

 今般、東京圏の国家戦略特別区域の特定事業として内閣総理大臣による認定がなされ、2023年1月13日付にて、東京都および中央区より都市計画決定の告示を受けました。

 引用資料 東京建物(PDF:2023/01/13)
 (仮称)京橋三丁目東地区市街地再開発事業 都市計画決定のお知らせ

(仮称)京橋三丁目東地区市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-東京都中央区京橋三丁目5番、6番
◆ 交通-東京メトロ銀座線「京橋」駅、東京メトロ有楽町線「銀座一丁目」駅、都営浅草線「宝町」駅、JR「有楽町」駅
◆ 階数-地上35階、地下4階
◆ 高さ-最高部約180m
◆ 敷地面積-約6,820㎡
◆ 建築面積-約5,710㎡
◆ 延床面積-約164,000㎡(容積対象面積約135,700㎡)
◆ 用途-オフィス、ホテル、店舗、駐車場等
◆ 建築主-京橋三丁目東地区再開発準備組合(事業協力者 東京建物)
◆ 着工-2025年度予定
◆ 竣工-2029年度予定


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「Tokyo Sky Corridor に面したにぎわい形成イメージ」です。


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「にぎわいを創出する歩行者滞留空間の整備イメージ」です。


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「立面イメージ」です。


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「断面図」です。


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「配置図」です。

● 南側に空中回廊を整備!
 計画地の南側を走るKK線は都心環状線の新ルート(新京橋連結路、延長1.1km)整備に伴い廃止される予定になっています。東京都はKK線の既存施設上部を活用し、緑化した歩行者空間などを備えた空中回廊として再整備する方針です。再開発ビルには空中回廊とつながる屋内広場などを設けます。


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「位置図」です。



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2023年1月13日 (金)

国家戦略特区 地上44階、高さ約217mの「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業」 「新呉服橋ビルディング」の石綿撤去が進む!

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-八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業

 「国家戦略特区」の「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業」は、南北2街区に分けて開発します。「永代通り」沿いの「南街区」には、地上45階、地下5階、高さ約235m、延床面積約180,500㎡の超高層複合ビル、「日本橋川」沿いの「北街区」には、地上2階、地下1階、延床面積約1,000㎡の施設を計画していました。

 「東京都環境局」は、2020年4月20日に「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業」の環境影響評価書の閲覧を行いました。2019年4月23日に公開された「国家戦略特区」の資料からは、階数が地上45階、地下5階から地上46階、塔屋2階、地下4階、最高部の高さが約235mから約233mに変更になりました。

  「東京都」は、都市再開発法第11条第1項の規定に基づき、「八重洲一丁目北地区市街地再開発組合」の設立を2021年11月30日に認可しました。

 引用資料 東京都・報道発表資料(2021/11/29)
 八重洲一丁目北地区市街地再開発組合の設立を認可します

 「北街区」の階数が、地上46階、塔屋2階、地下4階から地上44階、地下3階に変更、高さが約233mから約217mに変更、延床面積が約181,460㎡から約178,026㎡に変更されました。

● 新呉服橋ビルディングの石綿撤去進む!
 八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業で、再開発のために閉鎖している「新呉服橋ビルディング」のアスベスト撤去等工事を「大成建設」の施工で進めています。

 建設通信新聞(2023/01/13)
 八重洲一丁目北地区再開発/既存ビルの新呉服橋/大成で石綿撤去進む

八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 計画名-八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業
◆ 所在地-東京都中央区八重洲一丁目1番および2番
◆ 階数-(南街区)地上44階、地下3階、(北街区)地上2階、地下1階
◆ 高さ-(南街区)最高部約217m、(北街区)約12m
◆ 敷地面積-(南街区)約7,560㎡、(北街区)約1,700㎡
◆ 延床面積-(南街区)約178,026㎡、(北街区)約1,101㎡
◆ 構造-鉄骨造、鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 用途-オフィス、宿泊施設、店舗、寺院、高度金融人材サポート施設
◆ 建築主-八重洲一丁目北地区市街地再開発組合
◆ 事業協力者-東京建物、大成建設
◆ 特定業務代行者-東京建物、東京ガス不動産、明治安田生命保険、大成建設
◆ コンサルタント-日本設計
◆ 着工-(南街区)2024年度予定、(北街区)2031年度予定
◆ 竣工-(南街区)2029年度予定、(北街区)2032年度予定
◆ 総事業費-約1,582億円


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「下層階のイメージパース」です。


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「断面イメージ」です。最高部の高さが約217mです(引用:東京都)。


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「配置図」です(引用:東京都)。


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「2階平面図」です(引用:東京都)。


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「位置図」です(引用:東京都)。


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「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業」の2022年12月中旬の状況です(写真提供読者さん)。


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南街区の「新呉服橋ビルディング」の下層階の様子です。「新呉服橋ビルディング」は閉鎖されています(写真提供読者さん)。


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西側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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「日本橋川」沿いの北街区の「八重洲KTビル」です(写真提供読者さん)。


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「北街区」はまだ閉鎖されていません(写真提供読者さん)。



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2023年1月12日 (木)

「オリンピックの選手村」の跡地 地上50階、高さ約180mの超高層ツインタワー「HARUMI FLAG SKY DUO」 オフィシャルサイトにて公開!

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-HARUMI FLAG-

 東京都は、「晴海五丁目西地区第一種市街地再開発事業」を2016年4月に着手し、2021年夏に開催された「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会」の選手村の整備と大会後のレガシーとなるまちづくりに取り組んでいます。

 「晴海五丁目西地区第一種市街地再開発事業」の特定建築者11社(三井不動産レジデンシャル、三菱地所レジデンス、野村不動産、住友不動産、住友商事、東急不動産、東京建物、NTT都市開発、新日鉄興和不動産、大和ハウス工業、三井不動産)は、特定建築者による開発区域のタウンネームを「HARUMI FLAG」に決定しました。

● HARUMI FLAG SKY DUO
 「HARUMI FLAG」の住宅分譲街区の売主10社は、新たに登場する2棟の超高層50階建て、総戸数1,455戸のタワー棟「HARUMI FLAG SKY DUO」の物件概要をオフィシャルサイトにて公開しました。

 引用資料 三井不動産(PDF:2023/01/10)
 東京のどまんなかに24棟・5,632戸の約12,000人が暮らす街づくりを実現 街のランドマークとなるタワーがいよいよ登場 HARUMI FLAG SKY DUO 東京の最前列に登場する一対のシンボル 、地上50階建ての超高層免制震タワー

 2023年4月上旬にモデルルームの公開、第1期の販売を2023年6月下旬に予定しています。「HARUMI FLAG SKY DUO」は、開発の進む湾岸エリアの突端部、東京湾を挟んでレインボーブリッジに正対する希少な立地に登場し、都心を一望する圧倒的な眺望を享受できるという特長に加え、「HARUMI FLAG」という街の中心に位置することから、ランドマーク性やシンボリックな存在としての特性と、街の機能を自由に使いこなすことができる利便性の高さを兼ね備えています。

HARUMI FLAG SKY DUO SUN VILLAGEの概要
◆ 計画名-晴海五丁目西地区第一種市街地再開発事業 第5-5街区 T棟
◆ 所在地-東京都中央区晴海五丁目503番
◆ 交通-都営地下鉄大江戸線「勝どき」駅徒歩18分
◆ 階数-地上50階、地下1階
◆ 高さ-最高部179.60m、軒高171.90m
◆ 敷地面積-37,441.27㎡(SUN VILLAGE全体)
◆ 建築面積-2,361.12㎡
◆ 延床面積-84,289.84㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 地震対策-免制震構造(免震構造+制震構造)
◆ 用途-共同住宅、店舗
◆ 総戸数-733戸
◆ 建築主-三井不動産レジデンシャル、三菱地所レジデンス、野村不動産、住友不動産、東急不動産、東京建物、大和ハウス工業、住友商事、NTT都市開発、日鉄興和不動産
◆ 設計者-三菱地所設計、前田建設工業(SUN VILLAGE第二工区)
◆ 施工者-前田建設工業(SUN VILLAGE第二工区)
◆ 着工-2022年01月
◆ 竣工-2025年09月下旬予定

HARUMI FLAG SKY DUO PARK VILLAGEの概要
計画名-晴海五丁目西地区第一種市街地再開発事業 第5-6街区 T棟
◆ 所在地-東京都中央区晴海五丁目504番
◆ 交通-都営地下鉄大江戸線「勝どき」駅徒歩18分
◆ 階数-地上50階、地下1階
◆ 高さ-最高部179.60m、軒高171.90m
◆ 敷地面積-35,175.79㎡(PARK VILLAGE全体)
◆ 建築面積-2,424.34㎡
◆ 延床面積-86,532.36㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 地震対策-免制震構造(免震構造+制震構造)
◆ 用途-共同住宅、店舗
◆ 総戸数-722戸
◆ 建築主-三井不動産レジデンシャル、三菱地所レジデンス、野村不動産、住友不動産、東急不動産、東京建物、大和ハウス工業、住友商事、NTT都市開発、日鉄興和不動産
◆ 設計者-日建ハウジングシステム、三井住友建設(PARK VILLAGE第二工区)
◆ 施工者-三井住友建設(PARK VILLAGE第二工区)
◆ 着工-2022年01月
◆ 竣工-2025年09月下旬予定


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「外観完成予想CG」です。


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「外観完成予想CG」です。


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「エントランスホール完成予想CG(SUN VILLAGE)」です。


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「エントランスホール完成予想CG(PARK VILLAGE)」です。


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「位置図」です。



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2022年12月21日 (水)

地上51階、高さ約250mの「東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業」 「鉄骨建方」が始まる 2022年12月中旬の建設状況 

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-東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業-
 「東京駅前八重洲一丁目東地区」は、「A地区」と「B地区」に分かれていますが、「B地区」の概要は、地上51階、塔屋1階、地下4階、高さ約250mです。特定業務代行者は「東京建物、大林組」です。総事業費は約2,104億円の予定です。

 「東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業」では、大規模なバスターミナルや回遊性の高い歩行者ネットワークを整備するとともに、カンファレンスや外国語対応の医療施設等を整備することで、国際都市東京の国際競争力の向上を図ります。

 引用資料 東京建物(PDF:2020/07/01) 
 東京駅前八重洲一丁目東B地区市街地再開発事業権利変換認可のお知らせ

 引用資料 東京建物(PDF:2022/03/02)
 東京駅前八重洲一丁目東A地区市街地再開発組合設立のお知らせ

東京駅前八重洲一丁目東B地区の概要
◆ 計画名-東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業 施設建築物等新築工事
◆ 所在地-東京都中央区八重洲一丁目300番、205番6、205番7の一部(地名地番)
◆ 階数-地上51階、塔屋1階、地下4階
◆ 高さ-最高部249.72m
◆ 敷地面積-10,604.25㎡
◆ 建築面積-8,388.50㎡
◆ 延床面積-225,063.24㎡
◆ 容積対象面積-約186,500㎡(容積率約1,760%)
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート、鉄筋コンクリート造)
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 用途-オフィス、店舗、バスターミナル、カンファレンス、医療施設、駐車場等
◆ 建築主-東京駅前八重洲一丁目東B地区市街地再開発組合(特定業務代行者 東京建物、大林組)
◆ 設計者-(基本設計)日本設計、(実施設計)大林組
◆ 施工者-大林組・大成建設共同企業体(代表者 大林組)
◆ 解体工事-2020年04月01日~2021年09月末日予定
◆ 着工-2021年10月01日
◆ 竣工-2025年03月31日予定
◆ 総事業費-約2,104億円


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「外観イメージ中央通り方面から望む」です(引用:東京建物)。


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「さくら通り・八重洲仲通り沿いの低層部イメージ」です(引用:東京建物)。


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「概要図」です(引用:国土交通省)


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「配置図」です。再開発に参加しないビルがかなりあるため敷地の西側が凹んだ、いびつな形状になります(引用:東京都)。


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「東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業」の2022年12月中旬の建設状況です(写真提供読者さん)。


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敷地北側です(写真提供読者さん)。


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「質」の看板がある建物や「消費者金融」の看板がある建物は再開発には参画しません(写真提供読者さん)。


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1階床の「鉄骨建方」が始まっています。下のコンクリートは「捨てコンクリート」を打設して構築した「作業床」です。作業床は地下躯体の構築が本格化したら解体されます(写真提供読者さん)。

● 逆打ち工法
 この現場は「逆打ち工法」を採用しています。「逆打ち工法」では、地上躯体と地下躯体を同時に建設します。地下躯体は、地下1階→地下2階→地下3階→地下4階と下に向かって構築するので「逆打ち工法」と言います。


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1階床に「デッキプレート」が敷かれています(写真提供読者さん)。


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少し南側です(写真提供読者さん)。


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「掘削工事」が行われています。「構真柱(こうしんちゅう)」の頭部分を掘り出しています。掘削工事が行わった部分に「捨てコンクリート」が打設され、1階床の「鉄骨建方」を行います。「逆打ち工法」の工程がよく分かります (写真提供読者さん)。


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南西側の建物群は、再開発には参画しません(写真提供読者さん)。


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「東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業 施設建築物等新築工事」の建築計画のお知らせです(写真提供読者さん)。



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2022年12月19日 (月)

中央区 地上28階、高さ約165mの「(仮称)新TODAビル計画 新築工事」 2022年12月中旬の建設状況 

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-(仮称)新TODAビル計画 新築工事-

 「京橋一丁目東地区」は、旧ブリヂストン本社ビルや戸田建設の本社ビルのある約1.6haを対象に、都市再生特別地区、土地区画整理事業、日本橋・東京駅前地区地区計画を活用して開発します。「京橋一丁目東地区」の街区名称は「京橋彩区」に決定しています。

 先行して「A街区」に、地上23階、塔屋2階、地下2階、高さ149.56mの超高層ビル「ミュージアムタワー京橋(MUSEUM TOWER KYOBASHI)」が建設され、2019年7月5日に「竣工式」が執り行われました。

 引き続き、「戸田建設」の本社ビルが解体され跡地には、地上28階、地下3階、 高さ165.21mm、延床面積94,800.53㎡の「(仮称)新TODAビル計画 新築工事」が建設されます。

 「戸田建設」は2021年8月18日に「(仮称)新TODAビル計画 新築工事」の起工式を執り行いました。本社機能をはじめ、ミュージアムや飲食店舗などが入ります。

 引用資料 戸田建設
 (仮称)新TODAビル計画について

 地上1階~3階に「シェアオフィス、飲食店舗」、4階~5階に「カンファレンスホール」、6階に「ミュージアム」、8階~12階に「戸田建設本社」、13階~27階が「オフィスフロア」となります。

(仮称)新TODAビル計画 新築工事の概要
◆ 所在地-東京都中央区京橋一丁目7番1号ほか(地番)
◆ 交通-JR「東京」駅、東京メトロ「日本橋」駅、東京メトロ「京橋」駅
◆ 階数-地上28階、地下3階
◆ 高さ-最高部165.21m
◆ 敷地面積-6,147.44㎡
◆ 建築面積-4,679.32㎡
◆ 延床面積-94,779.32㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 地震対策-免震構造(1階床下に免震装置を設置)、コア部に配置した「ダブルH形コアウォール」に地震力の大半を負担させる
◆ 用途-オフィス、集会場、美術館、物販店舗、飲食店舗、自動車車庫、展示場
◆ 建築主-戸田建設
◆ 設計者-戸田建設
◆ 施工者-戸田建設
◆ 解体工事-2019年08月01日~2022年02月15日予定
◆ 着工-2021年08月18日(起工式)
◆ 竣工-2024年09月20日予定


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「新社屋完成イメージ」です。


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西側から見た下層階のイメージです。


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「6階屋上庭園イメージ」です。


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北西側から見た下層階のイメージです。


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(仮称)アートスクエア

 中央通りに対し解放された広場「(仮称)アートスクエア」です。「(仮称)アートスクエア」は敷地全体を免震化しています。


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共通ロビー

 広場から連続する共通ロビーは「(仮称)アートスクエア」として、芸術・文化を通して人と寄り添う空間となります。共通ロビーと広場は可動式の開口部を開け放つことで内外一体利用でき、さまざまなイベントに対応できます。


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ダブルH形コアウォール免震構造

 コア部に配置した「ダブルH形コアウォール」に地震力の大半を負担させることで外周部を鉄骨細柱架構とし、アルミカーテンウォールとの融合によるフレームレス化を図っています。

 コアウォール の変形を抑制するため、「RC-S複合梁」と「高強度Super-CFT柱」によるハイブリッドアウトリガー架構を構成し、低層階に設けた座屈拘束ブレース併用ベルトトラスにより大きな曲げ戻し効果も実現します。また、大きな変形差が生じるコアウォール間には、制振部材としてせん断降伏型制振梁を用いて効果的なエネルギー吸収を行っています。


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「京橋彩区(京橋一丁目東地区)」の配置図です。


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「街区再編前」と「街区再編後」です。街区再編により、纏まった3つの街区の形成や老朽化した建築物の機能更新、歩車分離を行い地区全体の防災性、交通の安全性の向上を図ります。


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「(仮称)新TODAビル計画 新築工事」の2022年12月中旬の建設状況です(写真提供読者さん)。


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南東側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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東側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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北東側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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まだ地上に躯体が姿を現していません(写真提供読者さん)。


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「(仮称)新TODAビル計画 新築工事」の建築計画のお知らせです。延床面積が94,800.53㎡から94,779.32㎡に変更されています(写真提供読者さん)。



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2022年12月17日 (土)

日本橋エリアで最高・最大級 地上52階、高さ約284mの「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 新築工事」 2022年12月中旬の建設状況

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日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業-
 
国家戦略特区の「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業」は、日本橋の日本橋川沿いで計画されている大規模再開発プロジェクトです。歴史的建造物の「日本橋野村ビル」を保存するほか、船着き場の増設などによって舟運の活性化と観光需要の受け入れを図ります。日本橋川上空を通る首都高速道路の地下化を視野に、水辺を生かした施設配置なども想定しています。

 「日本橋一丁目中地区市街地再開発組合」は、再開発施設の建設に向け、既存建物の解体工事を「清水建設」の施工で2020年11月10日に着工しました。解体する既存施設は27棟です。

 「三井不動産」と「野村不動産」は、日本橋一丁目中地区市街地再開発組合の一員として、「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業」を推進していますが、2021年12月6日に着工しました。竣工は2026年3月末の予定です。

 引用資料 三井不動産(PDF:2021/12/07)
 日本橋川沿い再開発第一弾、新たなランドマークとなる日本橋エリア最高・最大級のミクストユース開発 「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業」着工 ZEB/ZEH認証・DBJ Green Building認証の取得など、次世代の新たな街づくりが始動

 「三井不動産」と「ヒルトン」は、「ウォルドーフ・アストリア東京日本橋」のブランディング及びマネジメント契約を締結しました。ホテルは三井不動産が開発、ヒルトンが運営し、2026年の開業を目指します。

 「ウォルドーフ・アストリア東京日本橋」は、「C街区」の39階~47階までの9フロアに展開します。60㎡以上のゆったりとしたキングルーム含め全197室の客室に、3つのレストランとウォルドーフ・アストリアの象徴でもあるラウンジ&バー「ピーコック・アレー」のほか、屋内プール、スパ、フィットネスセンター、宴会場、チャペルを備える予定です。

日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 計画名-日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 新築工事
◆ 所在地-東京都中央区日本橋一丁目30番~32番(地番)
◆ 交通-東京メトロ銀座線・東西線「日本橋」駅直結、都営地下鉄浅草線「日本橋」駅直結、東京メトロ半蔵門線「三越前」駅徒歩3分、JR線「東京」駅徒歩10分
◆ 階数-(C街区)地上52階、塔屋2階、地下5階、(B街区)地上7階、地下2階、(A街区)地上4階、地下1階
◆ 高さ-(C街区)最高部283.96m、(B街区)最高部約31.62m、(A街区)最高部約32m
◆ 敷地面積-(C街区)15,564.16㎡、(B街区)2,064.74㎡、(A街区)約1,370㎡、
◆ 建築面積-(C街区)12,590.79㎡、(B街区)1,194.98㎡、(A街区)約1,100㎡
◆ 延床面積-(C街区)374,003.62㎡、(B街区)6,573.85㎡、(A街区)約5,100㎡
◆ 構造-(C街区)鉄骨造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造)、(B街区)鉄骨鉄筋コンクリート造、一部(鉄筋コンクリート造、鉄骨造)、(A街区)鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 基礎工法-杭基礎、直接基礎
◆ 用途-(C街区)オフィス、商業施設、ホテル、居住施設、MICE施設、ビジネス支援施設、駐車場等、(B街区)共同住宅、商業施設、(A街区)業務施設、商業施設
◆ 客室数-197室(ウォルドーフ・アストリア東京日本橋)
◆ 総戸数-約100戸(C街区)、約50戸(B街区)
◆ 建築主-日本橋一丁目中地区市街地再開発組合(参加組合員 三井不動産、野村不動産)
◆ 都市計画・事業コンサルタント・基本設計・実施設計・監理-日建設計
◆ デザインアーキテクト-日建設計、ペリ・クラーク・ペリ・アーキテクツ(PELLI CLARKE PELLI ARCHITECTS,INC.)
◆ 施工者-日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業建設共同企業体「(C街区)清水建設、(B街区)清水建設・錢高組JV、(A街区)大林組」
◆ 解体工事-2020年11月10日~2022年03月31日
◆ 着工-2021年12月06日
◆ 竣工-2026年03月末予定
◆ 開業-2026年予定(ホテル)
◆ 総事業費-約3,120億円


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「外観イメージパース(中央通り北西方向から)」です。デザインアーキテクトには、日本橋三井タワー、日本橋室町三井タワーをデザインした「ペリ・クラーク・ペリ・アーキテクツ(PELLI CLARKE PELLI ARCHITECTS,INC.)」を起用しています。


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「鳥瞰パース(夜景)」です。


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「日本橋川沿い低層部外観イメージ(右からA街区、B街区)」です。

A街区
 「日本橋野村ビル旧館」は、「自由様式」を標榜した建築家安井武雄により、1930年に竣工しました。三層構成を踏襲しながら柱型をなくし、東洋風の意匠を纏わせた折衷様式のデザインであり、貴重な近代建築物として中央区指定有形文化財に指定されています。「日本橋野村ビル旧館」の風格ある外観を保存活用する事で、日本橋の伝統と文化を受け継ぎつつ地域全体のさらなる賑わい形成を図ります。

B街区
 中央区指定有形文化財である「A街区」との一体感ある景観を醸成し、日本橋川の水辺空間にふさわしいヒューマンスケールな街並み形成を行います。「C街区」と地上3階レベルでデッキ接続しており、日本橋川沿いの賑わいにつながる商業空間の創出、および水辺の落ち着きを感じる多様なライフスタイルに対応可能な約50戸の住戸を予定しています。


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「中央通り側からの低層部外観イメージパース(夕景)」です。


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「用途断面図」です。


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「敷地配置図」です。


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「位置図」です。


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C街区

 北東側の歩道橋から見た「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 新築工事(C街区)」の2022年12月中旬の建設状況です(写真提供読者さん)。


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敷地東側です(写真提供読者さん)。


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何かのプラントです(写真提供読者さん)。


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「山留め壁」です(写真提供読者さん)。


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「乗入れ構台」が一部撤去されて本格的に掘削工事が始まっています(写真提供読者さん)。


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「テレスコピッククラムシェル」で、掘削土を「揚土」しています(写真提供読者さん)。


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「油圧ショベル」です(写真提供読者さん)。


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南西側から見た様子です(写真提供読者さん)。


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「C街区」と「日本橋一丁目三井ビルディング」の間です(写真提供読者さん)。


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「C街区」と「日本橋一丁目三井ビルディング」の間は、地上2階の「歩行者デッキ」と地下1階の「地下道」で結ばれます(写真提供読者さん)。


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B街区

 「B街区」です。地上躯体の解体工事はほぼ終わっているようです(写真提供読者さん)。


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A街区

 「A街区(日本橋野村ビル)」です。風格ある外観を保存活用します(写真提供読者さん)。


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「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業 新築工事(C街区)」の建築計画のお知らせです。正確な数値に修正されています(写真提供読者さん)。



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