61 京都府

2023年3月12日 (日)

京都駅の周辺エリア 京都市立芸術大学新キャンパス隣接地(将来活用地)の活用に係る公募の実施!

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-京都市立芸術大学新キャンパス隣接地(将来活用地)-

 「京都市」では、京都の玄関口であり、悠久の歴史と暮らしが今なお息づく京都駅の周辺エリアにおいて、「京都市立芸術大学・京都市立銅駝美術工芸高等学校(京都市立美術工芸高等学校に改称予定)」の移転・開校を控えて、「文化芸術都市・京都」の新たなシンボルゾーンを創出する取組を進めています。

 この京都市立芸術大学新キャンパスに隣接する約4,000㎡の市有地(将来活用地)を活用し、SDGsの理念の下、京都市民や企業と共に、京都の未来を創造し、日本・世界に発信する新たな拠点を生み出すプロジェクトを始動します。

● 契約候補事業者の公募!
 「京都市」では、京都市立芸術大学新キャンパスに隣接する約4,000㎡の市有地において、SDGsの理念の下、民間の知恵と活力を最大限発揮してもらい、京都の未来を創造し、日本・世界に発信する新たな拠点を生み出すプロジェクトに取り組んでいます。

 「SDGsの実現と文化芸術都市・京都の未来を共に創造・発信する交流共創拠点」の整備・運営事業者を広く募集するため、京都市と優先的に交渉する契約候補事業者の公募を実施します。

 引用資料 京都市情報館(2023/03/08)
 京都市立芸術大学新キャンパス隣接地(将来活用地)の活用に係る公募の実施について


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正確な面積は、4,002.10㎡(仮換地地積)です。


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「将来活用地」です。京都市立芸術大学「C地区」の南側に隣接する約4,000㎡の市有地です。


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「エリアの広域図」です。


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京都市立芸術大学の移転
 「京都市立芸術大学」は、1880年に日本初の公立の絵画専門学校として創設された「京都府画学校」を起源とし、今日まで自由で独創的な研究を行うとともに、次世代の芸術文化を先導する創造的な人物を生み出し、国内外の芸術文化の発展に寄与してきました。

 1980年には、それまで別々の地にあった美術学部と音楽学部を一つのキャンパスとして、洛西ニュータウン付近の京都市西京区大枝沓掛に移転し、教育研究活動に取り組んできました。

 しかし、移転から歳月が経過する中で、立地条件や建物の耐震性、バリアフリーの問題など各種の課題が顕在化したことから、これらの課題を解消するため、京都市に対し、「崇仁地域への移転・整備に関する要望書」を提出しました。

 これを受け、京都市では、芸術大学として一層飛躍するため、京都の玄関口・京都駅の東に位置する崇仁地域へ移転整備する方針を決定し、移転整備の基本的な方向性を明らかにする「京都市立芸術大学移転整備基本構想」が策定されました。

 現在は移転新築工事が本格的に行われており、「京都市立美術工芸高等学校(京都市立銅駝美術工芸高等学校から改称予定)」が2023年4月に開校予定、「京都市立芸術大学」がが2023年10月に開校予定です。



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2023年2月16日 (木)

パナソニックホールディングス 「関西文化学術研究都市」にある研究開発拠点を売却 門真市の本社エリアに集約!

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-パナソニック・関西文化学術研究都市-

 「パナソニックホールディングス」が関西文化学術研究都市にある研究開発拠点を海外企業に売却していたことが分かりました。売却額は数十億円規模とみられます。研究開発拠点の集約による経営合理化の取り組みの一環となります(Googleマップの衛星写真を引用)。

 産経新聞(2023/02/15)
 パナソニックHD けいはんなの研究開発拠点 海外企業に売却

 けいはんなの研究開発拠点は、半導体やバイオテクノロジーなどを中心とした技術の研究開発を目的に1993年に開設されました。敷地面積は約53,000㎡で、直近は研究者ら約100人が勤務していました。拠点は2022年11月30日に譲渡し、研究者らは大阪府門真市のビルや守口市の拠点に移りました。

 パナソニックは、大阪城公園北側の「大阪ビジネスパーク」にある営業部門などの拠点も、本社エリアへの移転を決定、さまざまな分野の拠点を本社の近くに集約させることで、経営の合理化を進め、成長分野へ投資するとしています。


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稼働していた頃の「パナソニック 株式会社 イノベーション推進部門 京阪奈地区」です。


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入口付近です。


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東隣は「けいはんなプラザ(KEIHANNA PLAZA)」です。


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西隣は「情報通信研究機構 ユニバーサルコミュニケーション研究所」です。


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更に西隣は「京セラ けいはんなリサーチセンター」です。



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2023年1月15日 (日)

「龍谷大学」と付属平安中高の施設設備整備事業を一体的に実施 七条大宮のランドマーク「黎明館」龍谷大学大宮キャンパスに誕生!

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-龍谷大学-

 「龍谷大学」は、構想400実現に向けた「龍谷大学キャンパスブランド構想」を推進するため、大宮キャンパスの施設設備の再整備を行います。ちなみに「龍谷大学 大宮キャンパス」は、世界文化遺産「西本願寺」のすぐ南側にあります。1639年に西本願寺13代宗主良如が、僧侶の教育機関として設立した学寮を起源としているためです。

 引用資料 龍谷大学(2023/01/11)
 キャンパスを特色化、機能・学びを充実させる 『キャンパスブランド構想』を推進 “つどい、つながり、つむぐ”七条大宮のランドマーク「黎明館」龍谷大学大宮キャンパスに誕生 龍谷大学と付属平安中高の施設設備整備事業を一体的に実施

 「龍谷大学」は2023年4月に心理学部を新設し、2025年4月には同学部1期生が大宮キャンパスで学び始めます。従来、文学部(3・4回生)のみであった大宮キャンパスは、心理学部(3・4回生)が加わることを機に、学び舎としての一層の充実を図ることになりました。
 一方、1876年創立の付属平安中高は、2026年に記念すべき創立150周年を迎えます。それに合わせて、大宮キャンパスの施設設備を再整備することになりました。

 今回、大学と付属平安中高の施設設備整備事業を一体的に行なうにあたり、重要な意義を担うのは、2025年4月に竣工予定の新校舎「黎明館(れいめいかん)」です。「黎明」とは夜明けのことであり、ものごとの始まりを意味します。


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「2025年4月竣工予定の黎明館」です。


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「黎明館」は、「七条通」沿いの一番南側に建設されます。


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「龍谷大学付属 平安高等学校・中学校キャンパスマップ」です。


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「大宮キャンパス キャンパスマップ」です。世界文化遺産「西本願寺」のすぐ南側にあります。



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2022年12月18日 (日)

JR京都線 向日町駅自由通路整備・橋上化事業 概要・デザインが公開 2025年夏頃に一部供用開始予定、2026年冬頃に全面供用開始予定!

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-JR向日町駅-
 「日本電産(2023年4月1日よりニデックに社名変更)」は、本社に隣接するJR向日町駅東側の農地約60,000㎡を取得し、第二本社やグループ企業の新拠点計4棟を2030年までに建設する構想を正式発表しています。

 最終的には、現本社を含めて一帯で最大5,000人が働く見込みです。最寄りの駅は「JR向日町駅」ですが、日本電産側の駅の東側に改札口がありません。そこで、駅の東側に「東口」を整備する計画が進んでいます。

 駅前広場、自由通路などの駅周辺施設の整備や市街地再開発事業を行い、東口の開設を図るとともに、駅周辺のにぎわいの創出を目指しています。また、駅への利便性・安全性の向上を図るため、京都市と連携し、都市計画道路の新設や、市道の拡幅整備を進めています。

● JR京都線 向日町駅自由通路整備・橋上化事業
 JR京都線の向日町駅自由通路整備・橋上化事業においては、駅東側エリアからのアクセス改善と駅の交通結節点としての機能強化ならびにサービスの向上を図るとともに、まちの活性化や駅周辺のにぎわい創出を目指して、2022年2月に向日市とJR西日本間で協定を締結のうえ事業を進めており、2022年12月より工事に着手しています。この度、自由通路および駅舎の設備の概要・デザインが決まりました。

 引用資料 JR西日本(PDF:2022/12/16)
 JR京都線 向日町駅自由通路整備・橋上化事業の概要について


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「整備計画概要図」です。2025年夏頃に一部供用開始予定、2026年冬頃に全面供用開始予定です(引用:JR西日本)。

設備の概要
(1)自由通路
◆ 通路-幅員5m、延長約60mの歩行者専用通路
◆ 西口-エレベーター1基、階段(幅員2m)、エスカレーター(昇り降り各1基)
◆ 東口-別途市街地再開発事業で整備予定
(2)橋上駅舎
◆ エレベーター2基(各ホーム1基)、エスカレーター2基(各ホーム昇り1基)
◆ 階段2箇所(各ホーム1箇所、幅員1.8m)
◆ 自動改札×4通路
◆ 券売機×3台
◆ お客様トイレ
◆ 店舗(計画中)


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JR向日町駅周辺地区第一種市街地再開発事業

 「JR向日町駅周辺地区市街地再開発準備組合」は、「JR向日町駅周辺地区第一種市街地再開発事業」を計画しています。「駅ビル棟」は、地上5階、「住宅棟」は、地上36階、最高高さ128.5m、総戸数約330戸です。最高高さ128.5mは、完成すると京都府で一番高い超高層ビルになります。

 引用資料 向日市・公式ホームページ
 JR向日町駅周辺のまちづくり

JR向日町駅周辺地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-京都府向日市寺戸町久々相
◆ 交通-JR京都線「向日」駅直結
◆ 階数-(住宅棟)地上36階、地下0階、(駅ビル棟)地上5階、地下0階
◆ 高さ-最高部128.5m
◆ 敷地面積-約5,060㎡
◆ 延床面積-約46,300㎡
◆ 構造-(住宅棟)鉄筋コンクリート造、(駅ビル棟)鉄骨造
◆ 用途-共同住宅、業務施設、店舗、駐車場、駐輪場
◆ 総戸数-約330戸
◆ 建築主-JR向日町駅周辺地区市街地再開発組合
◆ 事業協力者-JR西日本不動産開発
◆ 特定業務代行者-大林組・大鉄工業JV
◆ 着工-2025年度予定
◆ 竣工-2028年度予定


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「現況図」と「計画図」です(引用:向日市・公式HP)。


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「JR向日町駅」です。


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「JR向日町駅周辺地区第一種市街地再開発事業」の予定地です。奥に「日本電産本社・中央開発技術研究所」が一部見えます。



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2022年12月13日 (火)

JR向日町駅東口 地上36階、高さ128.5mの「JR向日町駅周辺地区第一種市街地再開発事業」 特定業務代行者を「大林組・大鉄工業JV」に決定!

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-JR向日町駅周辺地区第一種市街地再開発事業-

 日本電産」は、本社に隣接するJR向日町駅東側の農地約60,000㎡を取得し、第二本社やグループ企業の新拠点計4棟を2030年までに建設する構想を正式発表しています。

 最終的には、現本社を含めて一帯で最大5,000人が働く見込みです。最寄りの駅は「JR向日町駅」ですが、日本電産側の駅の東側に改札口がありません。そこで、駅の東側に「東口」を整備する計画が進んでいます。

 駅前広場、自由通路などの駅周辺施設の整備や市街地再開発事業を行い、東口の開設を図るとともに、駅周辺のにぎわいの創出を目指しています。また、駅への利便性・安全性の向上を図るため、京都市と連携し、都市計画道路の新設や、市道の拡幅整備を進めています。

 「JR向日町駅周辺地区市街地再開発準備組合」は、「JR向日町駅周辺地区第一種市街地再開発事業」を計画しています。「駅ビル棟」は、地上5階、「住宅棟」は、地上36階、最高高さ128.5m、総戸数約330戸です。最高高さ128.5mは、完成すると京都府で一番高い超高層ビルになります。

 引用資料 向日市・公式ホームページ
 JR向日町駅周辺のまちづくり

● 大林組・大鉄工業JVに決定!
 「JR向日町駅周辺地区市街地再開発組合」は、「JR向日町駅周辺地区第1種市街地再開発事業」の特定業務代行者を公募し、大林組・大鉄工業JVに決定しました。

 建設ニュース(2022/12/12)
 大林組・大鉄工業JVに決まる/特定業務代行者の公募/JR向日町駅周辺地区市街地再開発組合

JR向日町駅周辺地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-京都府向日市寺戸町久々相
◆ 交通-JR京都線「向日」駅直結
◆ 階数-(住宅棟)地上36階、地下0階、(駅ビル棟)地上5階、地下0階
◆ 高さ-最高部128.5m
◆ 敷地面積-約5,060㎡
◆ 延床面積-約46,300㎡
◆ 構造-(住宅棟)鉄筋コンクリート造、(駅ビル棟)鉄骨造
◆ 用途-共同住宅、業務施設、店舗、駐車場、駐輪場
◆ 総戸数-約330戸
◆ 建築主-JR向日町駅周辺地区市街地再開発組合
◆ 事業協力者-JR西日本不動産開発
◆ 特定業務代行者-大林組・大鉄工業JV
◆ 着工-2025年度予定
◆ 竣工-2028年度予定


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「現況図」と「計画図」です。


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「計画図(拡大図)」です。


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「JR向日町駅」です。


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「JR向日町駅周辺地区第一種市街地再開発事業」の予定地です。奥に「日本電産本社・中央開発技術研究所」が一部見えます。



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2022年12月 6日 (火)

京都の名宿「四季十楽」がリブランド 「Rinn 四季十楽(りん しきじゅうらく)」が2022年12月21日がリブランドオープン!

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-Rinn 四季十楽(りん しきじゅうらく)-

 「京阪電鉄不動産」と「レアル」は共同事業として、10軒の京町家を改装した先鋭的な名宿として知られる「四季十楽」をレアルが運営する Rinn ブランドの町家型ホテルとして2022年12月21日(水)にリブランドオープンします。

 引用資料 京阪電鉄不動産(PDF:2022/12/02)
 京都の名宿「四季十楽」が12月21日(水)リブランドオープン 京阪電鉄不動産株式会社×株式会社レアルの共同事業

 築約100年の歴史やこれまで関わった方々の想いを受け継ぎながら、京町家の歴史とホテルの快適さを兼ね備えた宿泊施設として次の時代へ繋ぎます。客室数は10室です。


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「完成イメージ」です。


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「完成イメージ」です。


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「完成イメージ」です。


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「完成イメージ」です。


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「完成イメージ」です。


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「完成イメージ」です。


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「位置図」です。



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2022年11月29日 (火)

京都市上京区 相国寺北側の「京都相国寺門前町計画」が上質宿泊施設候補として選定 最高級の「ローズウッド ホテルズ&リゾーツ」が進出!

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ローズウッド ホテルズ&リゾーツ

 同志社大学の北側に「相国寺」があります。「相国寺」は今ではそんなに知名度はありませんが、かつては大寺院で、足利義満によって1399年に建てられた「七重大塔」は、1403年に落雷で焼失しましたが、全高109.1mを誇り、史上最も高かった日本様式の仏塔でした。

 ちなみに世界遺産として大人気の「鹿苑寺(金閣寺)」と「慈照寺(銀閣寺)」は、相国寺の山外塔頭です。分かりやすく言えばに世界遺産の「金閣寺、銀閣寺」は、「相国寺」の子院です。

 その相国寺の北側に「旧:京都産業大学附属中学校・高等学校」の跡地があります。全世界でウルトラ ラグジュアリー ホテルを運営する「ローズウッド ホテルズ&リゾーツ(Rosewood Hotels&Resortsは)」は、日本では2024年の宮古島に続き、京都に進出する予定です。

● 京都相国寺門前町計画
 京都市では、地域の魅力を活かした宿泊施設を開業しようとする事業者から相談を受け、地域住民の生活との調和を前提として、地域貢献や活性化に寄与するとともに、そこでしか味わえない奥深い京都の魅力が体験できる宿泊施設計画となるよう支援する「上質宿泊施設誘致制度」を運用しています。

 この度、同制度に基づき、上質宿泊施設計画者から上質宿泊施設計画書の提出があったため、京都市において、外部有識者の意見を聴取しつつ、計画書の内容を確認し、上質宿泊施設候補として選定しました。

 引用資料 京都情報館(2022/11/14)
 京都相国寺門前町計画

 建築主は「三菱地所」、ホテルブランドは「ローズウッドホテルグループ」です。客室数は135室(最低面積約50㎡、最高面積約225㎡)、付帯設備として「レストラン、バー、フィットネスルーム、スパ、プール、宴会場」を設けます。

京都相国寺門前町計画の概要
◆ 所在地-京都府京都市上京区相国寺門前町709番1,2
◆ 交通-京都市営地下鉄烏丸線「鞍馬口」駅
◆ 階数-地上3階、地下1階
◆ 高さ-約12m
◆ 敷地面積-12,216.25㎡
◆ 建築面積-6,403.22㎡
◆ 延床面積-20,553.63㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 用途-ホテル(付帯設備 レストラン、バー、フィットネスルーム、スパ、プール、宴会場)
◆ 客室数-135室(最低面積約50㎡、最高面積約225㎡)
◆ 建築主-三菱地所(ホテルブランド ローズウッドホテルグループ)
◆ 設計者-三菱地所設計、大成建設
◆ 施工者-大成建設
◆ 開業-2026年度中予定


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「計画地北西側から」です。


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「隅部をガラスに変更・軒天の素材変更スリットの追加」および「中層域の植栽の充実」です。


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「1階平面図・断面図」です。


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「位置図」です。相国寺北側の「旧:京都産業大学附属中学校・高等学校」の跡地の敷地面積12,216.25㎡です。



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2022年10月12日 (水)

高島屋京都店(京都タカシマヤ) 増床区画に専門店ゾーン(営業面積が約65,000㎡に拡大) 2023年秋に「京都髙島屋 S.C.」が誕生!

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-高島屋京都店(京都タカシマヤ)-
 「高島屋京都店(京都タカシマヤ)」が本格的な増床に乗り出しています。「四条通」に面した一区画をくぼませるようにして建つ複数のビルのうち、3棟を取り壊し建物を新築しています。高島屋の「高」は、正確には「髙(はしごだか)」です。

● 京都髙島屋 S.C.
 「髙島屋」および連結子会社である「東神開発」は、2023年秋に、髙島屋京都店の隣接地で増床工事中の区画を専門店ゾーンとしてオープンすることにしました。これにより、百貨店と専門店からなる商業施設「京都髙島屋 S.C.」が誕生します。

 引用資料 高島屋(PDF:2022/10/11)
 2023 年秋、増床区画に専門店ゾーンがオープン 「京都髙島屋 S.C.」が誕生します

 髙島屋は1831年に京都烏丸松原上ルで創業しました。現在の四条河原町には1946年に小規模のマーケットセンターとしてスタートし、1950年の増築時に髙島屋京都店が開業しました。以後、時代に合わせて増築や改装を繰り返しながら今日を迎えています。

 髙島屋グループは「まちづくり戦略」のもと、百貨店を中核にグループの総合力を発揮した商業施設の開発や運営を行っています。髙島屋京都店においては、2015年から2016年にかけて食料品売場や化粧品売場の改装を実施するなど、国内外から増加するお客様のニーズに応えるよう努めてきました。

 そしてこの度、地域社会や顧客のニーズにより幅広く対応していけるよう、髙島屋京都店の増床区画に新しい機能やサービスを有する専門店ゾーンを導入することとしました。これにより、中核となる髙島屋京都店と専門店ゾーンからなる商業施設「京都髙島屋 S.C.」が誕生します。

京都髙島屋 S.C.の概要
◆ 所在地-京都府京都市下京区四条通河原町西入真町52
◆ 交通-阪急電鉄京都本線「京都河原町」駅直結
◆ 営業フロア営業面積-合計約65,000㎡(<百貨店>地下1階~地上7階、約52,000㎡、<専門店>地下1階~地上7階、約13,000㎡)
◆ オープン-2023年秋


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「京都髙島屋 S.C. 専門店ゾーン正面」です。


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「京都 蔦屋書店」です。


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「京都髙島屋 S.C.」の構成です。「京都髙島屋 S.C.」は、百貨店と専門店ゾーンが全フロアで接続する一つの建物となります。新設される専門店ゾーンは、「玉川髙島屋 S・C」や「日本橋髙島屋 S.C.」など、商業施設に新しい魅力を創り続ける東神開発がテナントリーシングおよび管理・運営を担います。


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着工前の「高島屋京都店(京都タカシマヤ)」です。


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「髙島屋京都店 既存建物解体工事」の様子です。3棟のビルの解体工事が、2019年11月11日~2020年4月30日に行われました。


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「(仮称)髙島屋京都店増築計画」の建築計画の概要です。



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2022年10月 2日 (日)

関西学術研究都市 NTTコミュニケーション科学基礎研究所の敷地内 総額約400億円を投じて「京阪奈データセンター(仮称)」を建設!

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-京阪奈データセンター(仮称)-

 「関西文化学術研究都市(けいはんな学研都市)」や「
千葉ニュータウン」は、長期停滞が続いていましたが、近年は企業進出が相次いでいます。両地区共に地盤が強固、丘陵地で浸水の心配が無い、都心からのアクセスが良好という強味があります。

 「関西文化学術研究都市」には、「三菱UFJ銀行 関西ビジネスセンター」や「日本郵政 事務センター」が進出、千葉ニュータウン」は、「データセンター」の建設が相次ぎデータセンター銀座となっています。

 「NTT(日本電信電話)」は、「NTTグローバルデータセンター」を通じ、総額約400億円を投じて京都府内に「京阪奈データセンター(仮称)」を建設します。なお、京阪奈データセンター(仮称)において、NTTコミュニケーションズが2025年度下半期よりサービスを開始する予定です。

 引用資料 日本電信電話(2022/09/29)
 関西圏における新データセンターの建設について

 大阪を中心とした関西圏は、データセンター事業としては、アジア・パシフィック最大規模である首都圏に次いで急速に成長している市場です。企業のDX(デジタル・トランスフォーメーション)が進む中、IoTやソフトウェアの開発検証の拠点の拡大や、XaaS等の事業者のサービス拠点の設置など、地元企業だけでなく、国内外企業から幅広い需要があります。

 さらに、グローバルで大規模クラウドビジネスなどを展開するハイパースケーラーからも、中部・西日本の顧客を対象としたビジネスを拡大する上で、関西圏へのサービス拠点の拡大が求められています。
 これらの需要の高まりにより、関西圏の市場規模は2026年に電力容量で約500MWにまで拡大する見込みです。これらの需要に応じるため、NTT GDCは、京都府内に本データセンターを新設し、NTT Comがデータセンター関連サービスを提供する予定です。


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「データセンターの概要」です。

立地
 「京阪奈データセンター(仮称)」は、京都府相楽郡の災害リスクが低い海抜約94mの平地で、大阪市、京都市、奈良市の中心からいずれも車で1時間以内にアクセスできるエリアに建設されます。

建物
 建物は地上4階の「免震構造」で、合計30MW(当初6MWから順次拡大)のIT機器向け電力容量を10,900m2(4,800ラック相当)のサーバルームに安定供給します。データセンターの国際標準Tier III基準相当の電力・空調・通信設備の冗長化、災害対策、充実したセキュリティを備えるほか、省エネ型の設備の充実により、サステナブルで安全なサービスを提供します。


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「京阪奈データセンター(仮称)」の建設予定地です。京都府相楽郡精華町光台二丁目4の「NTTコミュニケーション科学基礎研究所」の敷地内に建設されます(Googleマップの衛星写真の3Dモードを引用)。


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「京阪奈データセンター(仮称)」の建設予定地のすぐ北側には電気通信分野における基礎的・独創的研究の一大拠点として有名な「ART(国際電気通信基礎技術研究所)」があります。



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2022年8月26日 (金)

京都市東山区 「(仮称)元新道小学校跡地活用計画」着工 宮川町歌舞練場の大屋根デザインを継承 2025年「カペラ京都」が開業予定! 

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-元新道小学校跡地活用-

 京都市東山区の元新道小学校跡地について、地域からの要望を踏まえ、「花街文化の発展と新たな賑わいづくりを通して、更なる地域の活性化と魅力あるまちづくりに貢献する施設」としての活用に向け、契約候補事業者を選定するためのプロポーザルを実施しました。選定委員会における審査を経て、「NTT都市開発」が契約候補事業者に選定されました。

 「NTT都市開発」の提案は、元新道小学校敷地及び隣接する宮川町歌舞練場敷地に、宿泊施設、地域施設、宮川町歌舞練場等の施設を整備するとともに、東西の新しい歩行者導線を設け、回遊性のある一体的なまちづくりを推進するものであり、事業計画を市民生活の豊かさと地域の活性化、さらには文化の継承・創造につなげるなど、市民生活との調和を最重要視した持続可能な観光都市の実現に寄与するものと期待されます。

● 「(仮称)元新道小学校跡地活用計画」着工!
 「NTT都市開発」は、京都市東山区における「(仮称)元新道小学校跡地活用計画」について、新築工事に着手し、2022年8月24日に現地で地鎮祭が開かれました。竣工は歌舞練場棟が2025年1月、ホテル棟が2025年3月(2025年夏開業)を予定しています。

 引用資料 NTT都市開発(2022/08/24)
 「(仮称)元新道(しんみち)小学校跡地活用計画」着工 宮川町歌舞練場の大屋根デザインを継承、2025 年「カペラ京都」開業予定

 敷地は12mの高さ制限があり、旧歌舞練場に存在していた18mの大屋根と同じ高さ・形状で新歌舞練場の大屋根を計画する特例許可を得るため、京都市と協議を行ってきました。その結果、特例許可を取得し、保存できる瓦や部材を活用しながら、大屋根デザインを継承することとなりました。

(仮称)元新道小学校跡地活用計画の概要
◆ 所在地-京都府京都市東山区大和大路通四条下る四丁目小松町130番、125番1、京都府京都市東山区新道通団栗下る二丁目下柳町165番、京都府京都市東山区宮川筋四条下る宮川筋四丁目306番他15 筆
◆ 交通-京阪本線「祇園四条」駅徒歩4分、阪急電鉄京都線「京都河原町」駅徒歩8分
◆ 階数-<ホテル棟>地上4階、地下2階(一部地域施設を含む)、<歌舞練場棟>地上3階、地下2階(一部地域施設を含む)
◆ 高さ-<ホテル棟>建築物14.9m、<歌舞練場棟>約18m
◆ 敷地面積-<ホテル棟>4,014.15㎡(一部地域施設を含む)、<歌舞練場棟>2,257.06㎡ (一部地域施設を含む)
◆ 延床面積-<ホテル棟>15,702.07㎡(ホテル15,467.39㎡、地域施設234.68㎡)、<歌舞練場棟>5,106.17㎡(歌舞練場3,686.70㎡、地域施設1,419.47㎡)
◆ 用途-宿泊施設、劇場、地域施設等
◆ 客室数-92室(予定)
◆ 事業主-NTT都市開発
◆ 設計者・監理者-大建設計
◆ 施工者-熊谷組・古瀬組特定建設工事共同企業体(構成員 熊谷組、古瀬組)
◆ 着工-2022年07月(着工)、2022年08月24日(地鎮祭)
◆ 竣工-<歌舞練場棟>2025年01月予定、<ホテル棟>2025年03月予定


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「新歌舞練場舞台」です。


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ラグジュアリーホテル「カペラ」日本初進出!
 「NTT都市開発」は、京都市東山区で開発を進めている「元新道小学校跡地活用計画」について、カペラホテルグループとホテル運営委託契約を締結し、ホテルブランドを「カペラホテルズ&リゾーツ」、ホテル名称を「カペラ京都」に決定しました。カペラホテルグループは日本初進出となり、「カペラ京都」は2025年夏の開業を予定しています。

 引用資料 NTT都市開発(2022/07/05)
 京都にシンガポール発ラグジュアリーホテル「カペラ」日本初進出 、ホテル名称は「カペラ京都」に決定

 上記の「NTT都市開発」のリリースでは、 ”カペラホテルグループは日本初進出” となっていますが、大阪城公園の南側に、カペラホテルグループの新ブランド「パティナ」の進出が決定しています。


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「(仮称)元新道小学校跡地活用計画」の完成予想イメージです。


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「配置図」です。


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「位置図」です。



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