61 京都府

2026年8月12日 (水)

ファーストリテイリング 京都随一の繁華街「河原町通り」 国内5カ所のグローバル旗艦店「ユニクロ 京都」が2026年11月6日(金)オープン!

Kyotouniqlo260811
-ユニクロ 京都-

 「ファーストリテイリング」傘下の「ユニクロ」は2026年11月6日(金)に、京都市の「河原町通り」にグローバル旗艦店「ユニクロ 京都」をオープンします。この店舗は、京都最大の店舗である「ユニクロ 京都河原町店」をリニューアルオープンするものです。世界中から多くの人々が訪れる京都に、初めてユニクロの「グローバル旗艦店」が誕生します。

 引用資料 ユニクロ(2026/08/07)
 京都随一の繁華街・河原町通りに、グローバル旗艦店「ユニクロ 京都」が11月6日(金)オープン

 「京都市」の中心部を南北に通る「河原町通り」は、大型商業施設や話題の店舗が立ち並ぶ、京都市を代表するメインストリートです。近くに住んでいる人々、国内外から京都を訪れる観光客が行き交う、京都随一の繁華街として知られています。その河原町通りに、LifeWearのコンセプトを体現する、「グローバル旗艦店」が登場します。

 「ユニクロ 京都」では、あらゆる顧客に楽しんでもらえる、最新の売場、最旬の品揃え、最高のサービスを用意します。受け継がれる伝統や文化とともに、進化を続ける京都の魅力を、店舗から世界中に発信し、長く愛される店舗を目指します。

● 国内5カ所目となるグローバル旗艦店!
 2026年11月6日(金)に開業する「ユニクロ 京都」は、河原町通りの商業施設「ミーナ京都(京都府京都市中京区河原町通三条下ル大黒町58番地)」の地下1階〜地上3階の4フロアに入居していた「ユニクロ京都河原町店」の一部増床による改装で、売り場面積が約3,100㎡に拡大し、1階フロア全てがユニクロとなります。

 現在「ユニクロ」には、日本国内4カ所の「グローバル旗艦店」があります。「①ユニクロ 銀座店(東京・銀座)、②ユニクロ TOKYO(東京・銀座)、③ユニクロ 新宿本店(東京・新宿)、④UNIQLO UMEDA(大阪・梅田)」の4店舗です。「ユニクロ 京都」は、国内5カ所目となるグローバル旗艦店となります。

● 世界2位の売上高がほぼ確実に!
 世界のアパレル企業の売上高ランキングは、1位が「ザラ(ZARA)」を運営するスペインの「インディテックス」、2位がスウェーデンの「H&M(ヘネス・アンド・マウリッツ)」、3位が「ファーストリテイリング」、4位がアメリカの「ギャップ(GAP)」です。

 2位の「H&M」の成長率が大幅に鈍化する一方、3位の「ファーストリテイリング」の勢いは増しています。「ファーストリテイリング」が、2026年7月9日に2026年8月期の売上高見通しを3兆9700億円に上方修正しました。それにより、スウェーデンの「H&M」を上回る見込みです。

アパレル企業の売上高ランキング
1位 インディテックス(スペイン)-約7兆3350億円(398億6400万ユーロ)
2位 ファーストリテイリング(日本)-約3兆9700億円(予想)
3位 H&M(スウェーデン)-約3兆8352億円(2282億8500万スウェーデンクローナ)
4位 ギャップ(アメリカ)-約2兆4432億円(153億6600万ドル

(備考)「インディテックス」は2026年1月期の売上高(1ユーロ=184円で計算)、「H&M」は2025年11月期の売上高(1スウェーデンクローナ=16.8円で計算)、「ファーストリテイリング」は2026年8月期の売上高予想、「ギャップ(GAP)」は2026年1月期の売上高(1ドル=159円で計算)です。


Kyotouniqlo260812
グローバル旗艦店「ユニクロ 京都」イメージです。

● かつて「京都宝塚会館」があった場所
 現在の「ミーナ京都」がある場所には、かつて「京都宝塚会館」がありました。1階の「駸々堂書店(しんしんどうしょてん)」には学生の頃によく通っていました。「京都宝塚会館」は再開発に伴い閉館し、2008年4月25日に複合商業ビル「ミーナ京都」がオープンしました。


Tokyouniqlo231013
ファーストリテイリング連結決算
 「ファーストリテイリング」の2026年8月期第3四半期(2025年9月1日~2026年5月31日)の連結業績は、売上収益3,065,182百万円(前年比+17.1%)、営業利益614,389百万円(前年比+36.2%)となっています。

 ファーストリテイリング(PDF:2026/07/09)
 2026年8月期 第3四半期決算短信〔IFRS会計基準〕(連結)

● 2026年8月期の連結業績予想
 2026年8月期(2025年9月1日~2026年8月31日)の連結業績予想は、売上収益3,970,000百万円 (前年比+16.7%)、営業利益730,000百万円(前年比+29.4%)となっています。

ファーストリテイリング連結決算(売上高/営業利益)

-----------------------------------------
(日本基準)
1995年8月        48,692百万円      4,164百万円
1996年8月        59,959百万円      4,441百万円
1997年8月        75,020百万円      5,263百万円
1998年8月        83,120百万円      6,011百万円
1999年8月      111,081百万円     14,343百万円
2000年8月      228,985百万円     60,627百万円
-----------------------------------------
2001年8月      418,561百万円   102,081百万円
2002年8月      344,170百万円     50,418百万円
2003年8月      309,789百万円     41,308百万円
2004年8月      339,999百万円     63,954百万円
2005年8月      383,973百万円     56,692百万円
2006年8月      448,819百万円     70,355百万円
2007年8月      525,203百万円     64,963百万円
2008年8月      586,451百万円     87,493百万円
2009年8月      685,043百万円   108,639百万円
2010年8月      814,811百万円   132,378百万円
-----------------------------------------
2011年8月      820,349百万円   116,365百万円
2012年8月      928,669百万円   126,450百万円
2013年8月   1,142,971百万円   134,101百万円

ファーストリテイリング連結決算(売上収益/営業利益)
----------------------------------------
(IFRS)

2014年8月   1,382,935百万円   130,402百万円
2015年8月   1,681,781百万円   164,463百万円
2016年8月   1,786,473百万円   127,292百万円
2017年8月   1,861,917百万円   176,414百万円
2018年8月   2,130,060百万円   236,212百万円
2019年8月   2,290,548百万円   257,636百万円
2020年8月   2,008,846百万円   149,347百万円
-----------------------------------------
2021年8月   2,132,992百万円   249,011百万円
2022年8月   2,301,122百万円   297,325百万円
2023年8月   2,766,557百万円   381,090百万円
2024年8月   3,103,836百万円   500,904百万円
2025年8月   3,400,539百万円   564,265百万円

2026年8月期予想
2026年8月   3,970,000百万円   730,000百万円(会)
2026年8月   3,938,311百万円   722,437百万円(コ)

(備考) (会)は会社予想、(コ)はアナリスト予想(コンセンサス)です。コンセンサスは頻繁に変更されます。上記のコンセンサスは2026年8月12日時点の数値です。



|

2026年8月 3日 (月)

村田製作所 生成 AIブームで世界シェアNo1の「MLCC(積層セラミックコンデンサ)」が活況 2027年3月期連結決算予想を発表 大幅な上方修正!

Kyotomurata260511
-村田製作所-
 「村田製作所」の本社は、JR長岡京駅前の京都府長岡京市東神足一丁目10番1号にあります。電子部品大手で、世界トップのセラミックコンデンサーが柱です。原料からのセラミック技術に強みを持っています。

 「村田製作所」は2026年7月31日に、「2027年3月期 第1四半期決算短信〔IFRS〕(連結)」を発表しました。2027年3月期の売上高に当たる売上収益は前​年比15.2%増の2兆1100億円、営業利益は前​年比52.6%増​の4300億円にそれぞれ大幅に上方修正され、過去最高を更新する見通しです。世界的にデータセンターの建設が増えるなか、人工知能(AI)サーバー向け電子部品の販売増が寄与します。

● MLCC(積層セラミックコンデンサ)
 「MLCC(積層セラミックコンデンサ)」における「村田製作所」の世界シェアは40%であり、今後成長が見込まれる自動車市場においては50%と高いシェアを有しています。

 「MLCC」は「Multilayer Ceramic Capacitor」の略です。電気回路に使われている素子の一つで、半導体集積回路の働きをサポートするものです。セラミック製の誘電体層と電極層を交互に複数積み重ねた構造からなり、電気を一時的に蓄えたり、貯め込んだ電流を放出したりと電流を制御するために使われます。積層数は数10~数100層、多いものでは1,000層以上にも及びます。

 「村田製作所」に求められる製品は、まずは最先端で製造難易度の高い「MLCC」です。アメリカの半導体メーカー「NVIDIA(エヌビディア)」や「Broadcom(ブロードコム)」が開発するGPUやTPU(Tensor Processing Unit<テンソル・プロセッシング・ユニット>)は、世代が進むごとにトランジスタの集積度が上がって、周辺のMLCCの容量もより大きいものが求められるので、小型かつ大容量のMLCCが非常に重要となります。

 世界では、「GAFAM」や「オラクル」、「ChatGPT(チャットGPT)」の「OpenAI(オープンエーアイ)」や「Claude(クロード)」の「Anthropic(アンソロピック)」などが、AI(人工知能)データセンターの建設に国家予算並みの莫大な投資を行っています。「村田製作所」の「MLCC」もその恩恵を享受しています。


Kyotomurata260811
大幅な上方修正!
 「村田製作所」は2026年7月29日に、「2027年3月期 第1四半期決算短信〔IFRS〕(連結)」を発表しました。それに付随して「通期連結業績予想数値の修正に関するお知らせ」を発表しました。

 村田製作所(PDF:2026/07/31)
 通期連結業績予想数値の修正に関するお知らせ


Kyotomurata260512
村田製作所の連結決算
 「村田製作所」の2027年3月期第1四半期(2026年4月1日~2026年6月30日)の連結業績は、売上高502,264百万円(前年比+20.7%)、営業利益98,454百万円(前年比+59.8%)です。

 村田製作所(PDF:2026/07/31)
 2027年3月期 第1四半期決算短信〔IFRS〕(連結)
 
● 2027年3月期の連結業績予想
 2027年3月期(2026年4月1日~2027年3月31日)の連結業績予想は、売上高2,110,000百万円(前年比15.2%増)、営業利益430,000百万円(前年比52.6%増)の予想をしています。

村田製作所の連結決算(売上高/営業利益)

-----------------------------------------
1998年3月       362,252百万円     67,618百万円
1999年3月       367,048百万円     57,061百万円
2000年3月       459,125百万円    100,767百万円
-----------------------------------------
2001年3月       584,011百万円    174,248百万円
2002年3月       394,775百万円     51,001百万円
2003年3月       394,955百万円     59,187百万円
2004年3月       414,247百万円     74,210百万円
2005年3月       424,468百万円     69,515百万円
2006年3月       490,784百万円     89,839百万円
2007年3月       566,805百万円    113,365百万円
2008年3月       631,655百万円    115,752百万円
2009年3月       523,946百万円  ▲16,287百万円
2010年3月       530,819百万円     26,730百万円
-----------------------------------------
2011年3月       617,954百万円     77,485百万円
2012年3月       584,662百万円     44,973百万円
2013年3月       681,021百万円     58,636百万円
2014年3月       846,716百万円    125,891百万円
2015年3月    1,043,542百万円    214,535百万円
2016年3月    1,210,841百万円    275,406百万円
2017年3月    1,135,524百万円    201,215百万円
2018年3月    1,371,842百万円    163,254百万円
2019年3月    1,575,026百万円    266,807百万円
2020年3月    1,534,045百万円    253,247百万円
-----------------------------------------
2021年3月    1,630,193百万円    313,240百万円
2022年3月    1,812,521百万円    424,060百万円
2023年3月    1,686,796百万円    297,887百万円
2025年3月    1,743,352百万円    279,702百万円
2026年3月    1,830,856百万円    281,835百万円

2027年3月期予想
2027年3月    2,110,000百万円    430,000百万円(会)
2027年3月    2,000,000百万円    425,000百万円(コ)

(備考) (会)は会社予想、(コ)はアナリスト予想(コンセンサス)です。コンセンサスは頻繁に変更されます。上記のコンセンサスは2026年8月3日時点の数値です。



|

2026年7月22日 (水)

日本電気硝子 滋賀県大津市にある本社をJR京都駅前に移転 (仮称)京都駅東部複合型拠点整備プロジェクト 2026年10月に着工!

Kyotoneg250111
-日本電気硝子-

 「日本電気硝子」には社名に「日本電気」がついています。社名から分かるように、1944年に「日本電気」などが出資して発足しました。2010年には「日本電気(NEC)」が保有する株式を売却して、日本電気の持分法適用関連会社から外れました。

 「日本電気硝子」は、滋賀県大津市に本社をおくガラス製造事業者です。液晶用ガラス基板を供給するほか、フラットパネルディスプレイ (FPD) 用ガラスをアメリカの「コーニング」、「AGC(旧:旭硝子)」と3社で市場を寡占しています。

 FPD用ガラスと共に「自動車用ガラス繊維」が2本柱です。「自動車用ガラス繊維」とは、「自動車の進化を加速させる多種多様な特殊ガラス」の事です。自動車には、電子部品や構造部材に多種多様なガラスが使用されています。ちなみに2025年12月期の連結決算では、売上高311,402百万円、営業利益34,131百万円です。

● JR京都駅前に本社移転!
 「日本電気硝子」は2025年1月22日に、2028年に大津市にある本社を京都市に移転すると発表しました。JR東海グループの不動産子会社「ジェイアール東海関西開発」と共同で複合施設を開発し、ビル内に本社を構えます。新社屋への移転を通じて、人材育成や採用を強化するほか、企業認知度の向上などにつなげたい考えです。

 引用資料 日本電気硝子(2025/01/22)
 京都市市有地活用の公募型プロポーザルの結果 契約候補事業者に選定されました

 京都駅付近の市営住宅跡の更地に複合施設を完成させ、本社機能を移転します。2028年1〜3月に順次移転し、4月から新オフィスでの業務を始める予定です。本社と大阪営業所で勤務する約500人の社員が京都市の新本社に移動します。

● 入居テナントが決定!
 新たに入居テナントが決定しました。「TKPガーデンシティPREMIUM京都八条口(仮)」(貸会議室)と「フレスコ八条口店(仮)」(総合食品スーパーマーケット)です。

 引用資料 ジェイアール東海関西開発(PDF:2025/02/11)
 「コートヤード・バイ・マリオット京都駅」の 2026 年秋開業 および「(仮称)京都駅東部複合型拠点整備プロジェクト」における一部テナント決定について 

● 2026年10月に着工予定!
 「(仮称)京都駅東部複合型拠点整備プロジェクト」は、「大末建設」の施工で2026年10月に着工予定です。設計者は「ジェイアール東海コンサルタンツ、山下設計」となっています。

 建設通信新聞(2026/07/17 )
 JR東海不ら/大末で10月着工/駅東部複合拠点の整備

(仮称)京都駅東部複合型拠点整備プロジェクトの概要
◆ 所在地-京都府京都市下京区西之町 36-7、161-1、161-3、161-5、284-1、285、289
◆ 交通-JR「京都」駅より徒歩約4分
◆ 階数-地上8階、地下0階
◆ 高さ-約45m
◆ 敷地面積-3,256.9㎡
◆ 延床面積-約13,500㎡
◆ 構造-鉄骨造
◆ 建築主-日本電気硝子、ジェイアール東海関西開発
◆ 設計者-ジェイアール東海コンサルタンツ、山下設計
◆ 施工者-大末建設
◆ 着工-2026年10月予定
◆ 竣工・事業開始-2028年予定


Kyotoneg250112
「外観イメージ」です。高さは約45mです。

フロア構成
◆ 1階- 賑わいスペース(多目的スペース(仮称)、カフェ、交流広場(ピロティ))、「フレスコ八条口店(仮)」(総合食品スーパーマーケット)(24時間営業予定)
◆ 2階・3階(一部)-「TKPガーデンシティPREMIUM京都八条口(仮)」
 ◇ 大ホール(500㎡以上)×1
 ◇ 大会議室(300㎡以上)×2
 ◇ 中会議室(300㎡未満)×2
 ◇ 小会議室(100㎡未満)×2
◆ 4階-日本電気硝子のメインエントランス共創空間(展示・交流スペース)
◆ 5階~8階-日本電気硝子のオフィス(3階一部も日本電気硝子のオフィス)


Kyotoneg250114
「詳細図」です。


Kyotoneg250115
「位置図」です。



|

2026年7月15日 (水)

京都市に本社を置くグローバルニッチ企業「TOWA」 半導体チップを樹脂で保護・封止する「モールディング装置」で世界シェアトップ!

Kyototowa260711
-グローバルニッチ戦略-

 グローバルニッチ市場とは、世界市場の中で高い技術力が必要ですが大企業が参入するほど市場は大きくなく、一方で中小企業には経験や技術の点で参入が極めて困難な市場です(引用:Googleマップの衛星写真3Dモード)。

 日本で「グローバルニッチ戦略」を採用している代表的な企業と言えば、新幹線の新横浜駅近くに本社を置く「レーザーテック」が有名です。「レーザーテック」は、半導体製造装置の中でも「マスクブランクス(半導体デバイスを製造する元となるガラス基板)」と「マスク」の検査装置に特化して、EUV向け装置を供給する世界唯一のオンリーワン企業となっています。

● TOWA
 関西で「グローバルニッチ戦略」を採用している代表的な企業と言えば、京都市に本社を置く「TOWA」が有名です。「TOWA」の本社は、京都府京都市南区上鳥羽上調子町5番地にあります。近くには「任天堂」や「村田機械」の本社があります。

 「TOWA」は、「半導体樹脂封止用の金型&全自動装置」の独自性や市場性などが高く評価されています。「樹脂有効使用率100%、 樹脂流動レス量産向け半導体圧縮成形樹脂封止装置」といった金型・装置を市場へ投入し、 今やマルチプランジャー・モジュール構造は全自動半導体樹脂封止金型・装置のデファクトスタンダードとなっています。

 「TOWA」の最大の強みは、半導体チップを樹脂で保護・封止する「モールディング装置」です。世界シェア約60〜66%を誇る圧倒的なトップシェアを誇っています。特に先端半導体向けのコンプレッション(圧縮)成形技術に秀でており、製造プロセスの効率化とコスト削減に貢献しています。世界中の半導体メーカーから高い信頼を得ており、海外売上比率80%以上のグローバル企業です。

 TOWA 公式HP → 製品紹介

Kyototowa260712
TOWAの連結決算
 2026年3月期の連結業績(2025年4月1日~2026年3月31日)は、売上高54,365百万円(前年同期比1.7%増)、営業利益6,917百万円(前年同期比22.1%減)でした。

 TOWA(PDF:2026/05/11)
 2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結) 

● 2027年3月期の連結業績予想
 2027年3月期(2026年4月1日~2027年3月31日)の連結業績予想は、売上高64,000百万円(前年比17.7%増)、営業利益10,240百万円(前年比48.0%増)の予想をしています。

TOWA(売上高/営業利益)

-----------------------------------------
(日本基準)
1999年3月   18,850百万円          96百万円
2000年3月   21,154百万円        892百万円
-----------------------------------------
2001年3月   31,757百万円     3,831百万円
2002年3月   13,687百万円  △2,625百万円
2003年3月   14,442百万円  △3,093百万円
2004年3月   18,101百万円        449百万円
2005年3月   24,111百万円        402百万円
2006年3月   19,641百万円  △3,012百万円
2007年3月   25,159百万円     1,224百万円
2008年3月   25,753百万円     2,381百万円
2009年3月   11,577百万円  △3,337百万円
2010年3月   14,274百万円     △338百万円
-----------------------------------------
2011年3月   22,592百万円     4,067百万円
2012年3月   17,140百万円     1,476百万円
2013年3月   16,454百万円     △439百万円
2014年3月   17,165百万円        457百万円
2015年3月   21,150百万円     1,979百万円
2016年3月   22,186百万円     1,940百万円
2017年3月   27,632百万円     3,831百万円
2018年3月   31,010百万円     3,682百万円
2019年3月   28,272百万円        937百万円
2020年3月   25,255百万円        812百万円
-----------------------------------------
2021年3月   29,706百万円     3,618百万円
2022年3月   50,666百万円   11,505百万円
2023年3月   53,822百万円   10,037百万円
2024年3月   50,471百万円     8,661百万円
2025年3月   53,479百万円     8,880百万円
2026年3月   54,365百万円     6,917百万円

2027年3月期予想
2027年3月   64,000百万円   10,240百万円(会)
2027年3月   66,600百万円   11,871百万円(コ)

(備考) (会)は会社予想、(コ)はアナリスト予想(コンセンサス)です。コンセンサスは頻繁に変更されます。上記のコンセンサスは2026年7月15日時点の数値です。



|

2026年7月14日 (火)

日本血液製剤機構 新たに北海道千歳市に新工場を建設 既存の「千歳工場、京都工場」の再整備 製造能力拡大に2,000億円投資!

Kyotofukuchiyama260611
-日本血液製剤機構-

 「免疫グロブリン製剤」をはじめとする血漿分画製剤は、感染症、免疫関連疾患、出血性疾患など様々な疾患の治療に欠かせない医薬品であり、その製造設備は多くの患者の生命と健康を支える重要な医療インフラとなっています。

 しかしながら、免疫グロブリン製剤については、近年、医療需要が増加するとともに海外製剤への依存度が高まった結果、2015年度には100%に近かった国内自給率が 2025年度では59.4%まで低下しており、また、今後の需要増大や供給責任の更なる高まりを見据える中で、従来の供給体制の延長線上による対応だけでは十分といえないため、国内自給の維持・向上と安定供給体制の確立による健康医療安全保障の強化に向け、生産能力の増強と供給体制の更なる強化を図っていくこととしました。

 「日本血液製剤機構」が新たな工場建設と既存工場の再整備に2,000億円を投資します。新工場は北海道千歳市に建設します。用地取得で千歳市と協議に入りました。既存工場は北海道千歳市と京都府福知山市にあります。工場の新設と再整備で血液製剤の製造能力を現在の2倍に引き上げます。新設工場を含め3工場が連携することで、血液製剤の安定供給を目指します。

 引用資料 日刊建設工業新聞(2026/07/13)
 血液製剤機構/千歳市に新工場建設/製造能力拡大で2000億円投資

 一般社団法人 日本血液製剤機構(PDF:2026/07/07)
 血漿分画製剤の安定供給の確保と国内自給率向上に向けた生産基盤強化に関する事業構想について

 「日本血液製剤機構」は献血された血液に含まれる「血漿(けっしょう)」から有用なタンパク質を分離・精製し、「血漿分画製剤」を製造しています。2012年6月1日に「日本赤十字社」が設立しました。本社は、東京都港区芝浦三丁目1番1号の「田町ステーションタワーN」にあります。

 今後2032年度までに血漿分画製剤の一種「免疫グロブリン製剤」などの生産能力を2026年度比で1.2倍に拡大、2035年度までに2倍に引き上げる計画を示しています。


Kyotofukuchiyama260612
京都府福知山市長田野町二丁目11にある「日本血液製剤機構 京都工場」です。工場の再整備で血液製剤の製造能力を引き上げます(Googleマップの衛星写真を引用)。



|

2026年7月 7日 (火)

村田製作所 生成 AIブームで世界シェアNo1の「MLCC(積層セラミックコンデンサ)」が活況 時価総額が一時25兆円を突破!

Kyotomurata260511
-村田製作所-
 「村田製作所」の本社は、JR長岡京駅前の京都府長岡京市東神足一丁目10番1号にあります。電子部品大手で、世界トップのセラミックコンデンサーが柱です。原料からのセラミック技術に強みを持っています。

 「村田製作所」は2026年4月30日に、「2026年3月期 決算短信〔IFRS〕(連結)」を発表しました。2027年3月期の営業利益は、前年比34.8%増の380,000百万円の予想をしています。世界的にデータセンターの建設が増えるなか、人工知能(AI)サーバー向け電子部品の販売増が寄与します。

● MLCC(積層セラミックコンデンサ)
 「MLCC(積層セラミックコンデンサ)」における「村田製作所」の世界シェアは40%であり、今後成長が見込まれる自動車市場においては50%と高いシェアを有しています。

 「MLCC」は「Multilayer Ceramic Capacitor」の略です。電気回路に使われている素子の一つで、半導体集積回路の働きをサポートするものです。セラミック製の誘電体層と電極層を交互に複数積み重ねた構造からなり、電気を一時的に蓄えたり、貯め込んだ電流を放出したりと電流を制御するために使われます。積層数は数10~数100層、多いものでは1,000層以上にも及びます。

 「村田製作所」に求められる製品は、まずは最先端で製造難易度の高い「MLCC」です。アメリカの半導体メーカー「NVIDIA(エヌビディア)」や「Broadcom(ブロードコム)」が開発するGPUやTPU(Tensor Processing Unit<テンソル・プロセッシング・ユニット>)は、世代が進むごとにトランジスタの集積度が上がって、周辺のMLCCの容量もより大きいものが求められるので、小型かつ大容量のMLCCが非常に重要となります。

 世界では、「GAFAM」や「オラクル」、「ChatGPT(チャットGPT)」の「OpenAI(オープンエーアイ)」や「Claude(クロード)」の「Anthropic(アンソロピック)」などが、AI(人工知能)データセンターの建設に国家予算並みの莫大な投資を行っています。「村田製作所」の「MLCC」もその恩恵を享受しています。
 
● 時価総額が一時25兆円を突破!
 「村田製作所」は株価が急伸しています。2026年6月22日(月)には、一時12,895円を記録し、株式分割調整後ベースでの上場来高値を更新しました。上場来高値の時の時価総額は、12,895円×1,963,001,843株=25,312,908百万円で25兆円を突破していました。その後少し株価が値下がりしており、2026年7月6日(月)終値時点の時価総額は20,120,769百万円、これは日本企業全体で11位に位置します。

 「京都企業時価総額ランキング」ですが、2026年7月6日(月) 終値時点の時価総額1兆円を超える企業が11社あります。「任天堂」は、2025年夏以降は株価が冴えず時価総額が10兆円を割っています。

京都企業時価総額ランキング(2026年7月6日終値時点)
(01)村田製作所-20,120,769百万円
(02)任天堂-9,053,300百万円
(03)京セラ-5,497,597百万円
(04)SCREENホールディングス-3,406,973百万円
(05)ニデック-3,229,477百万円
(06)ローム-2,334,540百万円
(07)京都フィナンシャルグループ-1,448,048百万円
(08)オムロン-1,273,356百万円
(09)島津製作所-1,214,184百万円
(10)堀場製作所-1,167,749百万円
(11)SGホールディングス-1,027,513百万円
(12)ジーエス・ユアサ コーポレーション-668,572百万円


Kyotomurata260512
村田製作所の連結決算
 2026年3月期の連結業績(2025年4月1日~2026年3月31日)は、売上高1,830,856百万円(前年同期比5.0%増)、営業利益281,835百万円(前年同期比0.8%増)なり、売上高が過去最高を更新しました。

 村田製作所(PDF:2026/04/30)
 2026年3月期 決算短信〔IFRS〕(連結)
 
● 2027年3月期の連結業績予想
 2027年3月期(2026年4月1日~2027年3月31日)の連結業績予想は、売上高1,960,000百万円(前年比7.1%増)、営業利益380,000百万円(前年比34.8%増)の予想をしています。

村田製作所の連結決算(売上高/営業利益)

-----------------------------------------
1998年3月       362,252百万円     67,618百万円
1999年3月       367,048百万円     57,061百万円
2000年3月       459,125百万円    100,767百万円
-----------------------------------------
2001年3月       584,011百万円    174,248百万円
2002年3月       394,775百万円     51,001百万円
2003年3月       394,955百万円     59,187百万円
2004年3月       414,247百万円     74,210百万円
2005年3月       424,468百万円     69,515百万円
2006年3月       490,784百万円     89,839百万円
2007年3月       566,805百万円    113,365百万円
2008年3月       631,655百万円    115,752百万円
2009年3月       523,946百万円  ▲16,287百万円
2010年3月       530,819百万円     26,730百万円
-----------------------------------------
2011年3月       617,954百万円     77,485百万円
2012年3月       584,662百万円     44,973百万円
2013年3月       681,021百万円     58,636百万円
2014年3月       846,716百万円    125,891百万円
2015年3月    1,043,542百万円    214,535百万円
2016年3月    1,210,841百万円    275,406百万円
2017年3月    1,135,524百万円    201,215百万円
2018年3月    1,371,842百万円    163,254百万円
2019年3月    1,575,026百万円    266,807百万円
2020年3月    1,534,045百万円    253,247百万円
-----------------------------------------
2021年3月    1,630,193百万円    313,240百万円
2022年3月    1,812,521百万円    424,060百万円
2023年3月    1,686,796百万円    297,887百万円
2025年3月    1,743,352百万円    279,702百万円
2026年3月    1,830,856百万円    281,835百万円

2027年3月期予想
2027年3月    1,960,000百万円    380,000百万円(会)
2027年3月    2,024,499百万円    429,100百万円(コ)

(備考) (会)は会社予想、(コ)はアナリスト予想(コンセンサス)です。コンセンサスは頻繁に変更されます。上記のコンセンサスは2026年7月7日時点の数値です。

|

2026年7月 5日 (日)

京都の「ジーエス・ユアサコーポレーション」 AIデータセンター向けのバックアップ電源需要が追い風 海上自衛隊の最新鋭潜水艦も採用!

Kyotoyuasa200114
-ジーエス・ユアサコーポレーション-
 「ジーエス・ユアサコーポレーション」および「GSユアサ」の本社は、京都府京都市南区吉祥院西ノ庄猪之馬場町1番地にあります。JR京都線(東海道本線)の「西大路駅」より徒歩7分に場所にあります。

 「ジーエス・ユアサコーポレーション」は、「旧:日本電池(GS)」と「旧:ユアサコーポレーション(YUASA)」が2004年4月1日に経営統合して誕生しました。「ジーエス・ユアサコーポレーション」は純粋な持株会社で「GSユアサ」の親会社です。

 自動車用鉛蓄電池を主力とする国内最大級の電池メーカーで、現在は「自動車電池、産業電池電源、車載用リチウムイオン電池、特殊電池」等を生産しています。日本国内の自動車用鉛蓄電池市場では約7割のシェアを持ち、販売店や自動車メーカーとの強固な関係を築いています。

 近年のAIブームで、データセンター向けのバックアップ電源需要が拡大しており、非常用電池電源事業には追い風となっています。非常用電池電源は一度導入されると定期的な交換需要が発生します。そのため利益率が高く収益の安定性も見込めます。

● 「たいげい」型潜水艦にリチウムイオン蓄電池を搭載!
 海上自衛隊の最新鋭潜水艦「たいげい」型には、「リチウムイオン蓄電池」が搭載されています。「ジーエス・ユアサコーポレーション」のグループ会社の「ジーエス・ユアサ テクノロジー」が開発した大容量リチウムイオン蓄電池が標準搭載されています。

 「リチウムイオン蓄電池」は、従来の「鉛電池」の2倍以上のエネルギー密度を持ち、水中での航続力と作戦能力を大幅に向上させます。リチウムイオン電池技術を採用し、ディーゼルエンジンを使う通常動力型潜水艦は、日本が世界で初めて実用化し、現時点では、世界で日本が唯一の採用国となっています。


Kyotoyuasa230411
GSユアサの連結決算

 2026年3月期の連結業績(2025年4月1日~2026年3月31日)は、売上高608,995百万円(前年同期比4.9%増)、営業利益60,172百万円(前年同期比20.3%増)なり、売上高が過去最高を更新しました。

 ジーエス・ユアサコーポレーション(PDF:2026/05/13)
 2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
 
● 2027年3月期の連結業績予想
 2027年3月期(2026年4月1日~2027年3月31日)の連結業績予想は、売上高660,000百万円(前年比8.4%増)、営業利益60,000百万円(前年比0.3%減)の予想をしています。

GSユアサの連結決算(売上高/営業利益)
-----------------------------------------
(日本基準)
(2004年4月1日に経営統合)
2005年3月   239,696百万円     1,191百万円
2006年3月   243,428百万円     5,652百万円
2007年3月   260,732百万円     6,789百万円
2008年3月   303,727百万円   11,891百万円
2009年3月   283,421百万円   14,276百万円
2010年3月   247,224百万円   11,521百万円
-----------------------------------------
2011年3月   272,514百万円   17,589百万円
2012年3月   285,434百万円   16,030百万円
2013年3月   274,509百万円     9,775百万円
2014年3月   347,995百万円   18,197百万円
2015年3月   369,760百万円   20,914百万円
2016年3月   365,610百万円   21,909百万円
2017年3月   359,605百万円   23,106百万円
2018年3月   410,951百万円   21,920百万円
2019年3月   413,089百万円   22,654百万円
2020年3月   395,553百万円   21,676百万円
-----------------------------------------
2021年3月   386,511百万円   24,810百万円
2022年3月   432,133百万円   22,664百万円
2023年3月   517,735百万円   31,500百万円
2024年3月   562,897百万円   41,595百万円
2025年3月   580,340百万円   50,028百万円
2026年3月   608,995百万円   60,172百万円

2027年3月期予想
2027年3月   660,000百万円   60,000百万円(会)
2027年3月   649,438百万円   65,038百万円(コ)

(備考) (会)は会社予想、(コ)はアナリスト予想(コンセンサス)です。コンセンサスは頻繁に変更されます。上記のコンセンサスは2026年7月5日時点の数値です。



|

2026年7月 4日 (土)

文部科学省 京都大学を「国際卓越研究大学」に認定 2026年度分として200億円程度を助成する見込み 世界から多様な研究人材が集うハブに!

Lawschool220911
-国際卓越研究大学-
 「国際卓越研究大学」とは、世界トップレベルの研究を行い、イノベーション創出や経済社会の変革を牽引する大学を国が認定し、10兆円規模の大学ファンドの運用益を活用して長期・大規模に支援する日本の制度です。選ばれた大学は、最大25年間、年間数百億円規模の助成を受け、研究力、人材育成、国際競争力を強化し、世界と伍する大学を目指します。「東北大学」が1期目に認定されました。

 「文部科学省」は2025年12月19日に、10兆円規模の大学ファンドによる支援対象として「東京科学大学(東京工業大学と東京医科歯科大学が統合)」が認定基準を満たしたと発表しました。2025年度内に正式に認定し、百数十億円を助成する見込みです。「京都大学」は認定候補とされ、研究力強化に向けた計画を最長1年かけて改善した後に認定します。巨額の支援で世界最高水準の研究大学をつくる試みが加速します。

● 京都大学を「国際卓越研究大学」に認定
 「文部科学省」は2026年7月3日に、10兆円規模の大学ファンドの運用益で支援する「国際卓越研究大学」について、「京都大学」が認定基準を満たしたと発表しました。2026年夏に正式に認定し、2026年度分として200億円程度を助成する見込みです。

 京都大学・公式HP(2026/07/03)
 国際卓越研究大学の認定等に関する審査結果が公表されました

 日本経済新聞(2026/07/03)
 京都大学が「国際卓越研究大学」第3号に 26年度は200億円支援

 「国際卓越研究大学」は、巨額支援によって世界最高水準の研究大学を目指す制度です。支援期間は最長25年に及びます。「文部科学省」は2024年11月に「東北大学」を第1号に認定しました。第2回の公募では2026年1月に「東京科学大学」を認定、「京都大学」は認定候補となり、審査が続いていました。

 「京都大学」は基礎研究に強く、再生医療やがん免疫、マテリアルサイエンスといった分野で国内外の研究をリードしています。卒業生からは国内最多10人のノーベル賞受賞者を生んでいます。

 「京都大学」は「国際卓越研究大学」の認定に向けて、教育研究や経営について25年間の「体制強化計画」を策定しました。若手が活躍しやすい研究組織への再編を掲げました。教授を頂点に准教授や助教らが連なる約1,000の「小講座」を解体し、研究領域ごとに約20に分けた大きな組織「デパートメント」に再編します。2029年4月に全学的に移行します。実力があれば年齢に関係なく評価し、若手の研究リーダーを25年後に550人へと倍増させる予定です。


Kyotouniversity200612
京都大学 iPS細胞研究所(CiRA:サイラ)

 山中伸弥教授が理事長を務める「京都大学 iPS細胞研究所(CiRA:サイラ)」です。「本館、第2研究棟、第3研究棟」の3棟で構成されています。世界最先端の「iPS細胞研究」を行っている正に日本の至宝と言ってもいい研究拠点です。

● 山中伸弥教授
 「山中伸弥教授」と言えば「京都大学」のイメージがありますが、大学は「神戸大学医学部」卒です。大学卒業後、臨床研修医を経て1993年に大阪市立大学大学院医学研究科博士課程修了。その後、米国グラッドストーン研究所博士研究員、奈良先端科学技術大学院大学教授、京都大学再生医科学研究所教授などを歴任し、2010年4月から2022年3月までiPS細胞研究所長を務めました。現在は、同名誉所長。2007年より 米国グラッドストーン研究所上席研究員を、2020年より公益財団法人京都大学iPS細胞研究財団理事長を兼務しています。


Kyotouniversity191015
「京都大学医学部附属病院」は、旧病棟の老朽化に伴う施設整備の一環として、玉突きのように病棟の建て替えを行いました。


Kyotouniversity200613
「京都大学医学部附属病院」を南東側から見た様子です。「大阪大学医学部附属病院」と共に日本の医療を牽引する関西の宝です。



|

2026年6月28日 (日)

オリックス不動産 「ハイアット リージェンシー 京都」が営業終了 跡地に建設される「(仮称)東山七条ホテル」の外観イメージが公開!

Kyotoorix260611
-ハイアット リージェンシー 京都-

 「オリックス不動産」は、京都府京都市東山区三十三間堂廻り644番地2で経営する「ハイアット リージェンシー 京都」について、2027年5月9日(日)に営業を終了します。客室数は全187室です。

 オリックス不動産(PDF:2026/04/09)
 「ハイアット リージェンシー 京都」営業終了のお知らせ

 「ハイアット リージェンシー 京都」は2006年に開業、京阪電車の七条駅から徒歩10分弱の場所にあり、「三十三間堂(蓮華王院本堂)」や「京都国立博物館」に近いです。施設の運営はアメリカのホテルチェーンの「ハイアット・ホテルズ・コーポレーション」に委託しています。建物自体は1980年に完成しました。

● (仮称)東山七条ホテル
 「オリックス不動産」が計画している「(仮称)東山七条ホテル」の外観イメージが明らかになりました。2026年6月17日に京都市役所で開かれた「令和8年度第3回京都市美観風致審議会景観専門小委員会」の資料で示されました。建設地周辺は歴史的な建築群が立ち並ぶことから、金属横葺き屋根や漆喰塗装などを取り入れ、京都御所の紫宸殿をイメージしたとしています。

 引用資料 建設通信新聞 公式ブログ(2026/06/26)
 【オリックス不】紫宸殿をイメージ、東山七条ホテル

 「令和8年度第3回京都市美観風致審議会景観専門小委員会」の資料によると、2026年内に事業者が風致許可を申請し、順調に進めば2027年2月の委員会での諮問を目指すという事です。

 「(仮称)東山七条ホテル」は、「ハイアットリージェンシー京都」を解体し、西側隣接地を合わせた敷地面積約13,790㎡に新たなホテルを建設します。地上4階、塔屋1階、地下2階、延床面積約25,500㎡です。設計は「日建設計」が担当しています。西側隣接地とは「京都府赤十字血液センター」跡地だと思われます。

 外観イメージから推測すると最高級のラグジュアリーホテルのようです。すぐ近くには最高級の「フォーシーズンズホテル京都」や「シックスセンシズ 京都」などが立地しています。 

(仮称)東山七条ホテル
◆ 所在地-京都府京都市東山区三十三間堂廻り644番地2、644番地7(西側隣接地)
◆ 交通-京阪電気鉄道京阪本線「七条」駅から徒歩7分
◆ 階数-地上4階、塔屋1階、地下2階
◆ 敷地面積-約13,790㎡
◆ 延床面積-約25,500㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 用途-ホテル
◆ 建築主-オリックス不動産
◆ 設計者-日建設計
◆ 解体工事-2027年度以降予定


Kyotoorix260612
「ハイアット リージェンシー 京都」です(引用:Googleマップの衛星写真3Dモード)。



|

2026年6月26日 (金)

任天堂 研究開発機能の強化 建物建設費は1,210億円 延床面積49,305.87㎡の「任天堂株式会社 技術開発棟」 完成イメージや概要を公表!

Kyotonintendo260611
-任天堂株式会社 技術開発棟-

 「京都市」では、市有地(元創業支援工場及び元資器材・防災センター西側用地)について、企業の事業用地として有効活用を図るため、公募型プロポーザルにより有効活用事業者の募集を行ったところ、4社から申し込みがありました。

 「京都市市民等提案制度による市有地有効活用事業者選定委員会」における審査を経て、2022年4月12日に有効活用事業者を「任天堂」に選定しました。入札額は50億円でした。

 引用資料 任天堂(2022/04/12)
 本社隣接市有地の取得について

 「任天堂」が本社の隣に2027年に完成を予定しているゲーム開発向けビルについて、規模の拡大を検討しています。従来の計画では地上12階、高さ約72m、延床面積約38,000㎡でしたが、長期的な開発人員の増加を見越して計画を拡張します。

● 技術開発棟の完成イメージや概要を公表!
 「
任天堂」は2026年6月25日に、2022年に京都市より取得した土地に建築を進めている「技術開発棟」について完成イメージや概要を公表しました。建物建設費は1,210億円(有価証券報告書に記載の現時点の概算)です。また、「本社第二開発棟(仮称)」と呼称していた社屋の名称を変更しました。

 引用資料 任天堂(2026/06/25)
 技術開発棟の建築について

 「技術開発棟」は、任天堂のソフトウェアおよびハードウェアの新たな研究開発拠点として、開発者が従事するオフィスのほか、開発用のサーバー設備など、今後の研究開発に必要となる機能・設備を設置し、継続的に投資を行っていく予定です。

技術開発棟の概要
◆ 施設名-任天堂株式会社 技術開発棟(Nintendo Co., Ltd. Technology Development Center)
◆ 所在地-京都府京都市南区上鳥羽鉾立町11番地1
◆ 交通-京都市営地下鉄烏丸線「十条駅」と近鉄京都線「十条駅」もしくは「上鳥羽口駅」
◆ 階数-地上9階、地下1階(地上12階、塔屋2階、地下0階から変更)
◆ 高さ-67.570m<塔屋を含まない>(約72mから変更)
◆ 敷地面積-10,028.55㎡(元創業支援工場3,110.91㎡、元資器材・防災センター西側用地6,917.64㎡)
◆ 建築面積-6,084.00㎡
◆ 延床面積-49,305.87㎡(約38,000㎡から変更)
◆ 構造-鉄骨造
◆ 用途-オフィス(研究開発施設)
◆ 建築主-任天堂
◆ 設計者・監理者-NTTファシリティーズ・竹中工務店設計共同体
◆ 施工者-竹中工務店
◆ 着工-2025年12月中旬
◆ 竣工-2029年03月末予定(2027年12月予定から変更)
◆ 建物建設費-1,210億円(有価証券報告書に記載の現時点の概算)


Kyotonintendo220411
変更前の完成イメージ図

 変更前の「完成イメージ図」です。大幅にデザインが変更されています。


Kyotonintendo220412
任天堂村
 「位置図」です。南側から「任天堂本社、任天堂株式会社 技術開発棟、任天堂本社開発棟」が連続する事になります。正に「任天堂村」が誕生する事になります。ちなみに2022年4月に竣工した「京都市上下水道局 総合庁舎(本館の延床面積33,648.20㎡)」のテナント部分にも「任天堂」が入居しています。


Kyotonintendo220413
任天堂本社開発棟
 
「任天堂」の研究開発の総本山は、「任天堂本社開発棟」です。本社のすぐ北西側の元ゴルフ練習場跡地に建設され、2014年6月18日から業務を開始しています。

 地上7階、地下1階、延床面積約50,229㎡、総工費約190億円で、本社の開発部門の全社員約1,000人と東山区のソフト開発拠点「京都リサーチセンター」の約100人を集約しました。

 約4haの広大な敷地の中で、北西側に建物を配置し、南側、東側にまとまった空地を確保し、外構面積のおよそ50%を緑化することで周辺環境に緑の潤いをもたらしています。本社との景観的な関係に配慮し、シンプルで深みのある外観としています。

任天堂本社開発棟の概要
◆ 所在地-京都府京都市南区東九条南松田町2番地1
◆ 所在地-京都市営地下鉄烏丸線「十条駅」と近鉄京都線「十条駅」もしくは「上鳥羽口駅」
◆ 階数-地上7階、地下1階
◆ 敷地面積-約40,000㎡
◆ 延床面積-約50,229㎡
◆ 構造-鉄骨鉄筋コンクリート造+鉄骨造
◆ 地震対策-基礎免震構造
◆ 用途-オフィス(研究開発施設)
◆ 建築主-任天堂
◆ 設計者-日本設計
◆ 施工者-戸田建設
◆ 着工-2012年01月
◆ 竣工-2014年01月
◆ 業務開始-2014年06月18日
◆ 総工費-約190億円


Kyotonintendo210511
任天堂の連結決算(売上高/営業利益)
-----------------------------------------
1998年3月       431,806百万円    100.217百万円  
1999年3月       467,109百万円    131,616百万円
2000年3月       530,665百万円    145,030百万円
-----------------------------------------
2001年3月       462,502百万円     84,697百万円  
2002年3月       554,868百万円    119,151百万円
2003年3月       504,135百万円    100,120百万円  
2004年3月       514,805百万円    107,683百万円
2005年3月       515,292百万円    111,522百万円
2006年3月       509,249百万円     90,349百万円
2007年3月       966,534百万円    226,024百万円
2008年3月    1,672,423百万円    487,220百万円
2009年3月    1,838,622百万円    555,263百万円
2010年3月    1,434,365百万円    356.567百万円
-----------------------------------------
2011年3月    1,014,345百万円    171,076百万円
2012年3月       647,652百万円   △37,320百万円
2013年3月       635,422百万円   △36,410百万円
2014年3月       571,726百万円   △46,425百万円
2015年3月       549.780百万円     24,770百万円
2016年3月       504,459百万円     32,881百万円
2017年3月       489,095百万円     29,362百万円
2018年3月    1,055,682百万円    177,557百万円
2019年3月    1,200,560百万円    249,701百万円
2020年3月    1,308,519百万円    352,370百万円
-----------------------------------------
2021年3月    1,758,910百万円    640,634百万円
2022年3月    1,695,344百万円    592,760百万円
2023年3月    1,601,677百万円    504,375百万円
2024年3月    1,671,865百万円    528,941百万円
2025年3月    1,164,922百万円    282,553百万円
2026年3月    2,313,051百万円    360,117百万円

2027年3月予想
2027年3月    2,050,000百万円    370,000百万円(会)
2027年3月    2,388,258百万円    450,699百万円(コ)

(備考) (会)は会社予想、(コ)はアナリスト予想(コンセンサス)です。コンセンサスは頻繁に変更されます。上記のコンセンサスは2026年6月26日時点の数値です。



|

より以前の記事一覧

その他のカテゴリー

01 大阪梅田ツインタワーズ・サウス 02 大阪ステーションシティ① 02 大阪ステーションシティ② 03 グランフロント大阪(うめきた) 04 中之島フェスティバルタワー 08 JPタワー大阪 31 大阪市・北部② 32 大阪市・中部② 33 大阪市・南部① 33 大阪市・南部② 34 大阪市・湾岸部 41 大阪府・堺市 42 大阪府・高槻市 43 大阪府・豊中市 44 大阪府・守口市 49 大阪府・その他 51 兵庫県・神戸市① 51 兵庫県・神戸市② 55 兵庫県・姫路市 56 兵庫県・尼崎市 57 兵庫県・西宮市 58 兵庫県・宝塚市 59 兵庫県・その他 61 京都府 66 滋賀県 68 奈良県 69 和歌山県 71 愛知県 72 岐阜県 73 三重県 74 静岡県(浜松市) 75 富山県・石川県・福井県 77 岡山県・鳥取県 78 広島県・島根県 79 山口県 81 福岡県 82 熊本県 83 長崎県・佐賀県 84 鹿児島県 85 大分県・宮崎県 88 沖縄県 89 四国 91 鉄道編・JR 92 鉄道編・私鉄 93 鉄道編・阪神電鉄(山陽電鉄含む) 96 大学編 97 アーティストのライブ日記 グルメ・クッキング ニュース 心と体 旅行・地域 竣工済-The Kitahama(北浜タワー) 竣工済-あべのハルカス(阿部野橋ターミナルビル タワー館) 竣工済-シティタワー神戸三宮 竣工済-メガシティタワーズ 竣工済-大阪フクシマタワー 竣工済-御影タワーレジデンス 竣工済-新・大阪富国生命ビル 竣工済-梅田阪急ビル① 竣工済-梅田阪急ビル② 竣工済-水都・OSAKAαプロジェクト 竣工済-阿倍野地区再開発事業 竣工済-IPSアルファテクノロジ姫路工場 経済・政治・国際