広島駅南口再開発 Aブロック・Bブロック・Cブロック
-広島駅南口Aブロック-
なかなか進まない広島駅南口の再開発ですが、唯一完成しているのがAブロックです。
福屋がAブロックのテナントに決定したのは1987年12月です。福屋、三越、広島そごうの三つ巴の中で福屋に決定しました。しかしバブル崩壊の後遺症でなかなか着工されませんでした。
その後なんとか着工にこぎつけ1999年3月に竣工しました。地上13階、地下1階、延床面積63,748㎡の複合施設です。主要テナントとして広島の老舗百貨店「福屋」が入居しています。「エールエールA館」という名称で親しまれています。
場所はここ → Yahoo!地図情報
-広島駅南口Bブロック-
3度目の正直というか、今度こそ具体的に再開発が動きそうです。
手元に、日経新聞の1987年12月2日の切り抜きがあります。要約すると「Bブロックの核テナントとして、西武百貨店、東急百貨店、ニチイ、丸井の中から西武百貨店に絞った。またホテルの核テナントとして藤田観光(ホテルフジタ)に内定した。」とあります。
しかしバブル崩壊の後遺症で、1994年5月に西武百貨店は、出店計画を断念します。
その後、JALホテルズを中心とした再開発計画が持ち上がりましたが、JALホテルズも計画を撤回し、Bブロックの再開発は完全に行き詰ります。
しかし景気回復が鮮明になり、Bブロックも息を吹き返してきました。今度の計画はかなり具体的なので「3度目の正直」というか、経済状況が激変しない限り着工されると思われます。
広島駅南口Bブロック 第一種市街地再開発事業(PDF:2007/04)
まだまだ変更の可能性はありますが、PDFファイルを見る限り、地上52階、塔屋2階、地下2階の超高層タワーマンションになります。高さは約190mですが、ヘリポートを含めた最高部は195m以上ありそうです。これが完成すると広島駅前は一気にイメージが変わりそうです。
(追記)その後少し規模が大きくなり、地上54階、塔屋2階、地下2階になりました。
Bブロックの概要
◆階数-地上54階、塔屋2階、地下2階
◆高さ-最高部200.0m、軒高190.0m
◆敷地面積-8,362㎡
◆建築面積-約7,400㎡
◆延床面積-約128,900㎡
◆構造-鉄筋コンクリート造、鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆用途-共同住宅、店舗、オフィス、ホテル
断面図・完成イメージ図等(PDF)
広島駅南口Bブロック・環境影響評価書のあらまし
川越しにBブロックを見たらこんな感じです。
-広島駅南口Cブロック-
Bブロックの北東側に隣接するCブロックです。再開発する方向で動いています。
中国新聞のニュース等を見ているといろいろ案があるようですが、再開発準備組合のホームページを見ているとまだ具体的に決まっていないようです。
広島駅南口Cブロック市街地再開発準備組合
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