阪神なんば線 尼崎駅改良工事
-阪神なんば線 尼崎駅改良工事-
2009年春の「阪神なんば線」開通により阪神尼崎駅は乗り替えのジャンクション的な拠点駅になります。難波方面から近鉄の10両編成の電車がガンガン入ってくるようになるので現在大規模な改良工事を行っています。
工事の内容は、改良前は3つの島に5本の線だったものが、4つの島に6本の線に変更になります。また従来は6両編成分しかホームの長さがなかったのですが、近鉄奈良線が10両編成のため3・4番線はホームが延長されます。大まかにはこの2つの工事ですが、付随する工事も含め駅を作りかえるような大規模な工事が行われています。
阪神尼崎駅の配線はこのように変更になります。
尼崎駅配線計画概要図
阪神なんば線・公式ホームページ
改良後は
◆ 1番線-本線上り(野田・福島・梅田方面)
◆ 2番線-本線上り(野田・福島・梅田方面)
◆ 3番線-阪神なんば線上り(西九条・近鉄難波・近鉄奈良方面)
◆ 4番線-阪神なんば線下り(甲子園・西宮・芦屋・神戸方面)
◆ 5番線-本線下り(甲子園・西宮・芦屋・神戸・明石・姫路方面)
◆ 6番線-本線下り(甲子園・西宮・芦屋・神戸・明石・姫路方面)
となります。2番線は本線上りホームと阪神なんば線上りホーム、5番線は本線下りホームと阪神なんば線下りホームではさまれる形となるので、本線と阪神なんば線の同一平面上での乗換えが出来るようになります。
いずれにしても東大阪や奈良方面から甲子園球場へのアクセスは飛躍的に良くなります。タイガースファンには甲子園球場の大改修工事とともに完成が待ち遠しいです。
旧1・2番線ホームは解体され新たにホームが作られています。10両編成対応の3番線ホームとして生まれ変わります。
近鉄の10両編成に対応する必要があるため3番線ホームは、従来のホームよりかなり長さが必要です。川の手前の30m幅の道路を軽く超えて、庄下川約40mの端まで行っています。これは4番線ホームも同じ条件になります。
先に完成した「新1・2番線ホーム」です。旧1・2番線ホームの北側に拡幅されました。旧1・2番線ホームと北側のペデストリアンデッキの間にはかなり隙間があったのですが、ギリギリまで拡幅されています。今後他のホームもこのようなイメージになると思います。
ちなみに新1・2番線ホームは、本線上りで野田・福島・大阪(梅田)方面行です。ちなみに尼崎駅は直通特急(姫路)、特急、快速急行、急行、普通がすべて停車するので乗り換えによく利用されます。
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