阪神なんば線 Part2 西九条駅周辺
-阪神西九条駅-
阪神西九条駅はいかにも「工事の途中です!」という構造になっています。話はさかのぼりますが、始まりは戦後すぐの阪神電鉄の伝法線西九条延伸計画と近鉄の難波線の近鉄難波駅まで延伸する計画から始まります。
1964年に阪神電鉄は「西大阪線」として西九条駅まで開業し、近鉄は1970年の万博開幕前に近鉄難波線として開業しました。
その後、阪神電鉄は西九条~近鉄難波間も用地買収に取りかかりました。しかしいろいろな事情により計画は自然消滅していきます(このあたりの諸事情はネットで検索してください)。
しかし最近になって急速に機運が高まり「西大阪高速鉄道」が設立されました。2003年1月23日に工事施行認可が下り、そして遂に2003年10月7月に着工しました。
阪神尼崎駅~西九条駅の間も、近鉄の10両編成に対応するため路盤を強化する必要があり一部を単線にして現在工事が行われていますが、最初から近鉄と相互乗り入れを想定して建設してあるためそれほど大規模な工事ではありません。
写真は阪神西九条駅の先端です。行き止まりになっています。西九条駅は2面2線のホームを持つ高架駅ですが、現在は西側のホームしか使用されていません。かなりさみしい駅ですが、なんば線が開通すると鉄道交通の要所になるので激変すると思います。
窓ガラスの網目が邪魔ですが、窓越しにJR西九条駅を見た様子です。JRの先の部分はかなり完成していて、JRの線路の上を阪神なんば線は通ることになります。JRの電車はひっきりなしに通過するので、どのような工法で工事を行うのか今から楽しみです。
ホーム(JR西九条駅)から見た阪神西九条駅の様子です。こうやって見ると高さ的にほぼギリギリのようです。架線を考えると阪神の高架との間の隙間は大丈夫かなあ?と心配するくらいギリギリですね・・・
ホーム(JR西九条駅)から見た南側の建設状況です。かなり工事が進んでいます。
地上から見た南側の様子です。本当に高さ的にギリギリですね。JRの線路の架線は支柱を解体して阪神の高架橋から吊下げる構造にするのでしょうか?それとも支柱を新たに作り直すのでしょうか?
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