福岡市 伊都土地区画整理事業&JR九大学研都市駅
-伊都土地区画整理事業-
今回、福岡市を訪ねた目的は超高層ビルの撮影はもちろんですが、大学のキャンパスめぐり大好き人間としては「九州大学の新キャンパス」を見るのも大きな目的でした。私個人の勝手な基準として都市の格を決めるのは
(1)都市圏内に拠点空港があること
(2)新幹線の駅があること(札幌市を除く)
(3)旧帝大クラスの大学があること
(4)地下鉄があること
(5)都市高速道路があること
それプラス プロ野球チームとJリーグのチームがあること、巨大スタジアムがあること
と考えています。いろいろな本を読んでもだいたい同じ意見の方が多いです。福岡市にとっても九州大学は宝物なので、老朽化のため医学部・歯学部・薬学部以外の全面移転が決まった時も福岡市内への立地を死守しました。北九州市は福岡市と北九州市の中間あたりへの移転を提言していたためかなり対立しました。
旧帝大クラスの移転となると広大な敷地が必要になります。福岡市にはそのような広大な開発が可能な土地がありません。なんとか見つけ出したのが福岡市の西の端、前原市や志摩町との境の伊都の丘陵地帯です。現在、空前の規模で移転が行われています。規模の大きさから東京教育大学が筑波大学として筑波研究学園都市に移転したのと、広島大学が東広島市に移転したのに匹敵するか、それ以上だと思われます。
ただしこのあたりは何もなく、見渡す限りの田園地帯です。一番近い交通アクセスはJR筑肥線の周船寺駅でした。そこで福岡市は周辺一帯を大規模開発し副都心にするプロジェクトを立ち上げました。それが「伊都土地区画整理事業」です。かなりの広範囲で区画整理が行われています。その中核として高架の「九大学研都市駅」を新設しました。九大学研都市駅のホームです。島式ホームの1面2線です。JR筑肥線は地下鉄空港線と相互乗り入れしています。姪浜駅(めいのはま)以西がJRになりますが、姪浜駅以東はホームドア式の近代的な駅ですが、姪浜駅以西はローカル線的な雰囲気が漂っています。その中で唯一「九大学研都市駅」だけは近代的な駅です。
高架になっているのは「九大学研都市駅」だけで両側の駅は地上にあり、駅舎もかなり小さいです
駅の北西側です。先の丘陵地帯に九州大学の新キャンパスが建設中です。駅前はまだ見渡す限りの更地です。
駅の北東側です。駅前はまだ見渡す限りの更地です。
北口の駅前広場です。九州大学にはここからバスで行きます。
南口です。巨大な「イオンショッピングセンター」があります。その西側にもかなり大きい家電量販店エディオンの「デオデオ」があります。
場所はlここです。
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